説明

ゲーム機の入力装置

【課題】回転つまみに大きな外力が加えられたとしても検出器の破損を防止できるゲーム機の入力装置を提供する。
【解決手段】回転つまみ4の回転による力を軸3を介して可変抵抗器2に伝達する入力装置1において、回転つまみ4及び軸3を回転可能に支持し、かつ軸3の軸線AX方向に対し一定範囲で変位可能とした第1の支持部材5と、可変抵抗器2を支持する第2の支持部材6と、を備え、第2の支持部材6は、第1の支持部材1に対して、軸線AX方向に一定範囲よりも大きい範囲で変位可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム機の入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器等の検出器の回転つまみが周知である。一例として、ロータリエンコーダの回転軸に取り付けられたつまみに操作パネルの縁部と係合する係合部材が設けることで、つまみの半径方向から外力が加えられた場合に、係合部材により操作パネルへ外力を分散させ、ロータリエンコーダの破損や狂いを防止したものが知られている(特許文献1参照)。また、回転式スイッチの回転軸に取り付けられたつまみとスイッチケースとの間にゴムからなるグロメットを設け、軸線方向に隙間をあけて回転軸につまみを取り付けることでグロメットがつまみに対し軸線方向にかかる力を吸収し、スイッチの破壊を防止したものも知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−100269号公報
【特許文献2】特開2004−39276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
音楽ゲーム機にて、音を調整する回転つまみを入力装置として設けた場合、ラフなプレイにより、つまみと連結される検出器にまで力が伝達し破損するおそれがある。上述のつまみでは検出器の回転軸につまみが取り付けられ、かつ検出器が固定されているので、ラフなプレイによる大きな外力がつまみにかかると回転軸から外力が伝達されて検出器が破損するおそれが依然としてある。
【0005】
そこで、本発明は回転つまみに大きな外力が加えられたとしても検出器の破損を防止できるゲーム機の入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のゲーム機の入力装置は、回転つまみ(4)の回転による力を軸(3、3A)を介して検出器(2)に伝達する入力装置(1、1A)において、前記回転つまみ及び軸を回転可能に支持し、かつ前記軸の軸線方向に対し一定範囲で変位可能とした第1の支持部材(5、5A)と、前記検出器を支持する第2の支持部材(6、6A)と、を備え、前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材に対して、前記軸線方向に前記一定範囲よりも大きい範囲で変位可能とすることにより上記課題を解決する。
【0007】
本発明のゲーム機の入力装置によれば、回転つまみに加わる力は軸を介して検出器に伝達されるが、検出器を支持する第2の支持部材は、回転つまみ及び軸を支持する第1の支持部材に対して、回転つまみから受ける力により軸が変位する一定範囲よりも大きい範囲で変位可能に構成されている。これにより、回転つまみから受ける力は、検出器が変位することにより吸収される。従って、回転つまみに大きな外力が加えられても検出器の破損を防止できる。この形態において、前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材に取り付けられ、前記回転つまみが設けられている方向から前記検出器を支持してもよい。
【0008】
本発明の入力装置の一形態において、前記第1の支持部材には、前記軸に対し、前記軸線方向と交差する方向から前記軸の外周面(3d)を支持する支持面(5a、5c)が設けられていてもよい。この形態によれば、第1の支持部材の支持面が軸の外周面を支持することで回転つまみから受ける力のうち径方向の力を吸収する。これにより、検出器への径方向の力の伝達を遮り、検出器の破損を防止している。
【0009】
第1の支持部材に支持面が設けられた形態において、前記支持面には、前記第2の支持部材を支持する凸部(11)が設けられ、前記第2の支持部材には、前記凸部と隙間を有した状態で嵌め合わされる開口部(6a)が形成されていてもよい。この形態によれば、検出器が変位可能に支持されるとともに、軸から検出器が脱落することを防止できる。
【0010】
第1の支持部材に支持面が設けられた形態において、前記軸の外周面には、径方向に突出する突出部材(10)が設けられ、前記支持面には、前記突出部材と接触することにより、前記軸の回転移動を制限する制限部材(9)が設けられていてもよい。この形態によれば、制限部材が軸の回転方向の移動を制限し、検出器にかかる回転方向の過度な力を防止して破損を防止できる。また、この形態において、前記凸部が、前記制限部材に設けられていてもよい。これによれば、凸部と制限部材とを一つの部材で兼ねることができる。
【0011】
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0012】
以上、説明したように、本発明のゲーム機の入力装置においては、回転つまみに加わる力は軸を介して検出器に伝達されるが、検出器を支持する第2の支持部材は、回転つまみ及び軸を支持する第1の支持部材に対して、回転つまみから受ける力により軸が変位する一定範囲よりも大きい範囲で変位可能に構成されている。これにより、回転つまみから受ける力は、検出器が変位することにより吸収される。従って、回転つまみに大きな外力が加えられても検出器の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一形態に係るゲーム機の入力装置の斜視図。
【図2】図1の分解図。
【図3】連結軸の回転可能角度を説明する図。
【図4】本発明の変形例に係るゲーム機の入力装置の分解図。
【図5】図4のV−V線に沿った組立時における断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1に、本発明の一形態に係るゲーム機の入力装置の斜視図を示す。入力装置1が取り付けられたゲーム機(図示せず)は、商業施設等に設置され、所定量の遊技価値の消費と引き換えにプレイヤに遊技機会を提供する商用のゲーム機として構成されている。入力装置1は、ゲーム機で実行されるゲームにおいて、プレイ設定の入力や、ゲームプレイ時の操作をプレイヤが行うためのものである。図1に示す入力装置1は、音楽ゲームにおいて、音を調整するための回転つまみである。なお、音楽ゲームの入力装置として回転つまみの他、音楽のテンポやエフェクトを調整するフェーダー、ターンテーブル、ボタン等その他の操作部材が設けられていてもよい。
【0015】
入力装置1は、検出器としての可変抵抗器2と、可変抵抗器2と軸3を介して連結された回転つまみ4と、回転つまみ4及び軸3を回転可能に支持し、かつ軸3の軸線AX方向に対し一定範囲で変位可能とする第1の支持部材5と、可変抵抗器2を支持する第2の支持部材6とを備えている。可変抵抗器2は、軸3を回転させることで抵抗値を変更できる周知の抵抗器である。回転つまみ4は、プレイヤが回転操作できるようにゲーム機の操作パネルに突出して設けられている。図1において操作パネルは図示していないが、回転つまみ4の直下に設けられる。軸3の下端部3aは、可変抵抗器2の回転軸2aと連結し、上端部3bは回転つまみ4と連結されて、回転つまみ4からの回転による力を可変抵抗器2へ伝達する。
【0016】
図2に入力装置1の分解図を示す。回転つまみ4と連結する軸3の上端部3aは断面D字状に形成され、嵌合可能に断面D字状に形成された回転つまみ4の嵌合穴と嵌め合わされる。回転つまみ4はねじ止めされて固定されることで空転を防止し、回転による力を回転つまみ4から軸3へ伝達する。同様に、可変抵抗器2の回転軸2aも断面D字状に形成されて軸3の下端部3aの嵌合穴と嵌め合わされ、ねじ止めされて固定されている。軸3の下端部3aには、段差3cが形成され、最下端の外周面3dが、軸線AX方向と交差する方向、例えば水平方向に延びる第1の支持部材5の支持面5aに設けられた貫通孔にシール部材7aを介して回転可能に接触して保持される。軸3の段差3cは、シール部材7aを介して第1の支持部材5に支持される。これにより、回転つまみ4及び軸3は、第1の支持部材5に回転可能に支持される。また、回転つまみ4及び軸3は、軸線AX方向に対し一定範囲で変位可能に第1の支持部材5に支持されている。第1の支持部材5は、その上方に位置する固定部材8に固定される。固定部材8の貫通孔8aには軸3が貫通し、上端部3bに隣接する外周面3eがシール部材7bを介して貫通孔8aに取り付けられている。第1の支持部材5及び固定部材8が図示しない操作パネル等に固定されることで、入力装置1がゲーム機に固定される。
【0017】
第1の支持部材5の支持面5aには、軸3の回転移動を制限する制限部材9が設けられている。軸3の最大半径を有する中央付近の中央部の外周面3fには、軸3の径方向に突出する突出部材10が設けられている。制限部材9の材質は、一例としてウレタン樹脂等の各種樹脂が用いられる。突出部材10が制限部材9に接触することで軸3の回転移動が制限される。図3は、軸3の回転可能角度を説明する図である。具体例をあげて説明すると、本形態の可変抵抗器2の操作可能角度は、300°であるが、制限部材9は、回転不可角度αを140°で制限している。突出部材10が制限部材9に接触する位置を調整することにより、回転不可角度αを設定することができる。
【0018】
制限部材9には、第2の支持部材6を支持する凸部11が設けられている。また、第2の支持部材6には、凸部11と隙間を有した状態で嵌め合わされる開口部6aが形成されている。凸部11と開口部6aとが嵌め合わされることで回転つまみ4が設けられている方向から可変抵抗器2が支持される。第1の支持部材5の支持面5aには、開口部6aを凸部11に取り付けるため第2の支持部材6を通す取付孔5bが設けられている。凸部11と開口部6aとがぴったりと嵌め合わされるのでなく、開口部6aが凸部11の外周よりも大きい形状とすることで、多少の隙間を有して嵌め合わされ、開口部6aと凸部11との間に遊びができる。第1の支持部材5が回転つまみ4及び軸3を軸線AX方向に対し一定範囲で変位可能に支持しているが、この遊びにより第2の支持部材6は、第1の支持部材5に対し、軸線AX方向にその一定範囲よりも大きい範囲で変位できる。特に、開口部6aの形状が、凸部11に対して軸線AX方向に大きくなるようにしてもよい。
【0019】
入力装置1の作用を説明する。回転つまみ4を回転させると軸3を介して回転による力が可変抵抗器2に伝達される。これにより、可変抵抗器2の抵抗値が変更される。回転つまみ4に加えられる外力としては、プレイヤが回転つまみ4を叩いたり、引っ張ったりするときにかかる軸線AX方向の力や、回転つまみ4を曲げたり、捩じったりするときにかかる径方向の力、回転つまみ4を回転させることにより生じる回転方向の力がある。これらのうち、軸線AX方向の力に対しては、軸3にて荷重を支え、可変抵抗器2へ力が伝達されない構成としている。回転つまみ4と可変抵抗器2とは、軸3を介して連結されているものの、可変抵抗器2は、回転つまみ4から受ける力により第1の支持部材5に対して軸3が変位する一定の範囲よりも大きい範囲で変位可能なように第2支持部材6に支持されている。第2の支持部材6を変位可能とすることで、回転つまみ4から受ける力に応じて可変抵抗器2が変位するので、受ける力を逃がすことができる。従って、回転つまみ4に大きな外力が加えられても可変抵抗器2の破損を防止できる。また、凸部11と開口部6aとが嵌り合うことにより、可変抵抗器2が軸3から脱落することを防止している。
【0020】
径方向にかかる力は第1の支持部材5の支持面5aに設けられた貫通孔と軸3の外周面3dとが接していることで第1の支持部材5により吸収され、可変抵抗器2までは外力が伝わらないようになっている。さらに、軸3の段差3cとシール部材7aとの間には、軸線AX方向に隙間が設けられているので、軸線AX方向の力及び径方向の力により軸3と第1の支持部材5とが不必要に接触あるいは衝突したりすることを防止する。
【0021】
回転方向の力に対しては、突出部材10が制限部材9に接して回転移動が制限されることで軸3の回転不可角度αを規定し、可変抵抗器2に負荷のかかる角度、つまり回転軸2aの回転が許容される角度以上に回転させることを防止している。これにより、可変抵抗器2にかかる回転方向の過度な力を防止できる。従って、プレイヤがラフなプレイをして通常の使用状態よりも大きい力が回転つまみ4にかかったとしても軸3による荷重の支持と可変抵抗器2の変位可能な構成とにより軸線AX方向及び径方向にかかる力が可変抵抗器2に影響を及ぼすのを防止するとともに、制限部材9により軸3の回転方向の移動を制限して可変抵抗器2の操作可能角度を超えて回転軸2aが回転することを防止することができる。
【0022】
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本形態では、制限部材9の回転不可角度αは可変抵抗器2の操作可能角度に応じて適宜の変更が可能である。また、凸部11と開口部6aとの大きさの設定については、開口部6aが凸部11に対し全方向で大きく形成されていてもよいし、軸線AX方向あるいは軸線AX方向と交差する方向の一方向に対して大きく形成されていてもよい。可変抵抗器2の種類や制限部材9の形状等に応じて適宜の変更が可能である。凸部11は、制限部材9に設けられている例で説明したがこれに限られず、第1の支持部材5に設けられていてもよい。制限部材9とは別個に凸部11が設けられた部材を第1の支持部材5に設けるようにしてもよい。第2の支持部材6は、第1の支持部材5に取り付けられる形態で説明したが、これに限られない。例えば、第2の支持部材6が、第1の支持部材5以外の入力装置1を構成する部材に支持されるようにしてもよい。また、第2の支持部材6が、可変抵抗器2の下側からばねやゴム等の弾性部材を介して支持するようにしてもよい。第1の支持部材5が回転つまみ4及び軸3に許容する軸線AX方向の一定範囲の変位よりも大きい範囲の第2の支持部材6の変位が可能であれば、第2の支持部材6は、適宜の構成が可能である。
【0023】
一例として、本発明の変形例に係る入力装置1Aを図4及び図5に示す。図4は変形例に係る入力装置1Aの分解図、図5は図4のV−V線に沿った組立時における入力装置1Aの断面図をそれぞれ示す。この変形例では、主に第2の支持部材6Aの構成が上述した形態と異なる。なお、変形例の説明において、上述した形態と同様の構成については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。入力装置1Aは、可変抵抗器2と、可変抵抗器2と軸3Aを介して連結された回転つまみ4と、回転つまみ4及び軸3Aを回転可能に支持し、かつ軸3Aの軸線方向に対し一定範囲で変位可能とする第1の支持部材5Aと、可変抵抗器2を支持する第2の支持部材6Aとを備えている。軸3Aの下端部3aは、可変抵抗器2の回転軸2aと連結し、上端部3bは回転つまみ4と連結されて、回転つまみ4からの回転による力を可変抵抗器2へ伝達する。入力装置1Aにおいて、軸3Aの外周面3gには、突出部材10が設けられておらず、第1の支持部材5の支持面5cには、制限部材9が設けられていない。これにより、軸3Aは、360°の両方向への回転を可能としている。なお、軸3Aは、突出部材10が設けられていない以外には、軸3と同様の構成である。一方で、第2の支持部材6Aには、制限部材9の凸部11に嵌り合う開口部6aに代えて、ねじ21を取り付けるためのねじ穴6bが形成されている。可変抵抗器2の回転軸2aと軸3Aの下端部3aの嵌合穴とを嵌め合わせる際に、第1の支持部材5Aの支持面5cに形成された取付孔5dに第2の支持部材6を通す。ねじ穴6bには、ねじ21を取り付け固定する。図5に示すように、このねじ21は、第2の支持部材6Aにのみ取り付けられている。軸3Aから可変抵抗器2が外れた場合には、ねじ21が取付孔5dに引っかかり、入力装置1Aから可変抵抗器2が脱落することを防止する。
【0024】
第2の支持部材6Aは、第1の支持部材5Aに対して軸線AX方向に軸3A及び回転つまみ4の変位可能な範囲よりも大きい範囲で変位可能である点では、上述した形態と同様である。軸線方向の力に対しては、軸3Aにて荷重を支え、可変抵抗器2へ力が伝達されない構成としている。つまり、回転つまみ4と可変抵抗器2とは軸3Aを介して連結されているものの、可変抵抗器2は回転つまみ4から受ける力により第1の支持部材5Aに対して軸3Aが変位する一定の範囲よりも大きい範囲で変位可能に第2支持部材6Aに支持されている。第2の支持部材6Aを変位可能とすることで、回転つまみ4から受ける力に応じて可変抵抗器2が変位するので、受ける力を逃がすことができる。従って、回転つまみ4に大きな外力が加えられても可変抵抗器2の破損を防止できる。径方向にかかる力は第1の支持部材5Aの支持面5cに設けられた貫通孔と軸3Aの外周面3dとが接していることで第1の支持部材5Aにより吸収され、可変抵抗器2までは外力が伝わらないようになっている。さらに、軸3Aの段差3cとシール部材7aとの間には、軸線方向に隙間が設けられているので、軸線方向の力及び径方向の力により軸3Aと第1の支持部材5Aとが不必要に接触あるいは衝突したりすることを防止する。よって、プレイヤがラフなプレイをして通常の使用状態よりも大きい力が回転つまみ4にかかったとしても軸3Aによる荷重の支持と可変抵抗器2の変位可能な構成とにより軸線方向及び径方向にかかる力が可変抵抗器2に影響を及ぼすことを防止する。
【0025】
なお、変形例においても、第2の支持部材6Aは、第1の支持部材5Aに取り付けられ、可変抵抗器2が軸3Aから外れた場合には、第1の支持部材5Aにより第2の支持部材6Aが支持される。また、回転軸2aへの回転力を検出するために可変抵抗器2を固定させる必要があるが、第2の支持部材6Aが取付孔5dに挿入されることにより、回転方向に対しても可変抵抗部2が固定される。これは、第2の支持部材6が第1の支持部材5の取付孔5bに挿入される構成を有する上述した形態でも同様である。
【符号の説明】
【0026】
1、1A 入力装置
2 可変抵抗器(検出器)
3、3A 軸
4 回転つまみ
5、5A 第1の支持部材
5a、5c 支持面
6、6A 第2の支持部材
6a 開口部
9 制限部材
10 突出部材
11 凸部
AX 軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転つまみの回転による力を軸を介して検出器に伝達する入力装置において、
前記回転つまみ及び軸を回転可能に支持し、かつ前記軸の軸線方向に対し一定範囲で変位可能とした第1の支持部材と、
前記検出器を支持する第2の支持部材と、
を備え、
前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材に対して、前記軸線方向に前記一定範囲よりも大きい範囲で変位可能とする、ゲーム機の入力装置。
【請求項2】
前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材に取り付けられ、前記回転つまみが設けられている方向から前記検出器を支持する請求項1に記載の入力装置。
【請求項3】
前記第1の支持部材には、前記軸に対し、前記軸線方向と交差する方向から前記軸の外周面を支持する支持面が設けられている請求項1又は2に記載の入力装置。
【請求項4】
前記支持面には、前記第2の支持部材を支持する凸部が設けられ、前記第2の支持部材には、前記凸部と隙間を有した状態で嵌め合わされる開口部が形成されている請求項3に記載の入力装置。
【請求項5】
前記軸の外周面には、径方向に突出する突出部材が設けられ、
前記支持面には、前記突出部材と接触することにより、前記軸の回転移動を制限する制限部材が設けられている請求項3又は4に記載の入力装置。
【請求項6】
前記凸部が、前記制限部材に設けられている請求項5に記載の入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−25865(P2013−25865A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156029(P2011−156029)
【出願日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(506113602)株式会社コナミデジタルエンタテインメント (1,441)
【Fターム(参考)】