説明

ゲーム装置、ゲーム更新方法、ゲーム更新プログラム及びゲームシステム

【課題】 ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることを抑制する。
【解決手段】 RAM162は、インストールされているゲームプログラムとは相違するゲームプログラムを格納されているプログラム記憶部162aを備え、CPU161は、更新日時においてゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定部161bと、第1判定部161bによってゲームが実行中ではないと判定された場合に、RAM162のプログラム記憶部162aに格納されたゲームプログラムのインストールを行うインストール部161eとを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置、ゲーム更新方法、ゲーム更新プログラム及びゲームシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のプレイヤ間で行うビデオゲーム装置として種々のものが提案され、あるいは既に使用されている。また、アーケードゲーム用として、同一機種のビデオゲーム装置(ゲーム端末装置)がゲームセンタ等に複数台配設され、LAN及びインターネット等のネットワーク(及びサーバ装置)を介して複数のビデオゲーム装置が接続され、複数のプレイヤが同一のゲーム空間でゲームを行うことの可能なビデオゲーム装置が知られている。このようなビデオゲーム装置では、麻雀、将棋等のテーブルゲームやスポーツ、格闘技等のゲームが行われている。
【0003】
上述のビデオゲーム装置にインストールされ、ゲームを実行するプログラムであるゲームプログラムは、プログラムのバグ等の修正、機能の改変等の目的でバージョンアップが行われる。ビデオゲーム装置がネットワークを介してサーバ装置に接続されている場合には、サーバ装置からバージョンアップされたゲームプログラムをネットワークを介してダウンロードして、そのゲームプログラムをインストールすることによって、ゲームプログラムのバージョンアップを行うことができる(特許文献1)。また、バージョンアップに限らず、他のゲームプログラムをサーバ装置からダウンロードしてインストールすることも可能である。
【特許文献1】特開2003−288225号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、ビデオゲーム装置が配設されるゲームセンタ等の遊戯場は、利用者の利便性の観点から24時間営業をするものが増加しており、このような遊戯場において、ゲームプログラムのバージョンアップ等の新たなゲームプログラムのインストールを行うためには、所定期間ゲームプログラムの動作を停止する必要があり、この期間中は、ゲームを実行できないため、利用者の利便性を損なう場合があるという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることを抑制するゲーム装置、ゲーム更新方法、ゲーム更新プログラム及びゲームシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載のゲーム装置は、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置であって、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納するプログラム記憶手段と、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記第2プログラムのインストールを行うインストール手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
請求項11に記載のゲーム更新方法は、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新方法であって、前記ゲーム装置のプログラム記憶手段が、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納し、前記ゲーム装置の日時記憶手段が、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納し、前記ゲーム装置の第1判定手段が、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定し、前記ゲーム装置のインストール手段が、前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記第2プログラムのインストールを行うことを特徴としている。
【0008】
請求項12に記載のゲーム更新プログラムは、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新プログラムであって、前記ゲーム装置を、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納するプログラム記憶手段と、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行うインストール手段として機能させることを特徴としている。
【0009】
上記の発明によれば、プログラム記憶手段に、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納されており、日時記憶手段に、第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報が格納されている。
【0010】
そして、第1判定手段によって、日時記憶手段に格納された更新日時に、ゲームが実行中であるか否かが判定され、第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストール手段によって、プログラム記憶手段に格納されている第2プログラムのインストールが行われる。
【0011】
従って、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが行われるため、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることが抑制される。
【0012】
請求項2に記載のゲーム装置は、前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段とを備えることを特徴としている。
【0013】
上記の構成によれば、第2判定手段によって、プログラム記憶手段に第2プログラムが格納されているか否かが判定され、第2判定手段によって第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、動作禁止手段によって、第1判定手段及びインストール手段の動作が禁止される。
【0014】
従って、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、第1判定手段及びインストール手段の動作が禁止されるため、CPUの負荷が軽減される。
【0015】
請求項3に記載のゲーム装置は、前記インストール手段が、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去することを特徴としている。
【0016】
上記の構成によれば、インストール手段によって、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムがプログラム記憶手段から消去される。
【0017】
従って、インストールされた第2プログラムは、プログラム記憶手段から消去されるため、インストールされた第2プログラムを再度インストールすることが確実に防止され、CPUの負荷が更に軽減される。
【0018】
請求項4に記載のゲーム装置は、前記更新日時前の所定期間に、前記更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報を前記モニタ上に表示する警告表示手段を備えることを特徴としている。
【0019】
上記の構成によれば、警告表示手段によって、更新日時前の所定期間に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ上に表示される。
【0020】
従って、更新日時前の所定期間に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ上に表示されるため、プレイヤは更新日時にゲームの継続が不可となることを予め知ることができ、利便性が向上される。
【0021】
請求項5に記載のゲーム装置は、所定のゲーム状況において、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可する継続許可手段と、前記更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コインの受付を禁止する受付禁止手段とを備えることを特徴としている。
【0022】
上記の構成によれば、継続許可手段によって、所定のゲーム状況において、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可される。そして、受付禁止手段によって、更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コインの受付が禁止される。
【0023】
そこで、更新日時からの所定期間である禁止期間内でコインが受け付けられないため、所定のゲーム状況になると、ゲームの継続が許可されないことになる。
【0024】
従って、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可されるゲーム状況になると、確実にゲームが終了されるため、第2プログラムのインストールが確実に行われる。
【0025】
請求項6に記載のゲーム装置は、前記禁止期間が、前記更新日時から少なくとも前記インストール手段によってインストールが完了するまでの期間を含むことを特徴としている。
【0026】
上記の構成によれば、禁止期間が、更新日時から少なくともインストール手段によってインストールが完了するまでの期間を含む。
【0027】
従って、更新日時から少なくとも第2プログラムのインストールが完了するまでの期間は、コインが受け付けられないため、第2プログラムによるゲームの実行が可能な状態となるまで、コインの受け付けが確実に防止される。
【0028】
請求項7に記載のゲーム装置は、前記第1プログラムと前記サーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとを比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記サーバ装置から前記第3プログラムを取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段とを備えることを特徴としている。
【0029】
上記の構成によれば、比較手段によって、第1プログラムとサーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとが比較されて、両者が相違するか否かが判定される。そして、比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、プログラム取得手段によって、サーバ装置から第3プログラムが取得され、第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納される。
【0030】
従って、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムがサーバ装置に格納されている場合に、このゲームプログラムがサーバ装置から取得されて、インストールの対象となる第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納されるため、インストールの対象となるプログラムが確実に取得される。
【0031】
請求項8に記載のゲーム装置は、前記第1プログラムのバージョン情報を格納するバージョン記憶手段を備え、前記インストール手段が、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納し、前記比較手段が、前記バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報と、前記第3プログラムのバージョン情報とを比較することによって判定することを特徴としている。
【0032】
上記の構成によれば、バージョン記憶手段に、第1プログラムのバージョン情報が格納されており、インストール手段によって、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納される。そして、比較手段によって、バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報と、第3プログラムのバージョン情報とを比較することによって判定される。
【0033】
そこで、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納されるため、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納される。
【0034】
従って、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報とサーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムのバージョン情報とが比較されて、両ゲームプログラムが相違するか否かの判定が行われるため、判定が容易に行われる。
【0035】
請求項9に記載のゲーム装置は、外部からの操作に基づいて前記更新日時を受け付けて、受け付けた更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴としている。
【0036】
上記の構成によれば、日時設定手段によって、外部からの操作に基づいて更新日時が受け付けられて、受け付けられた更新日時が日時記憶手段に格納される。
【0037】
従って、外部からの操作に基づいて更新日時が設定されるため、オペレータ等が所望する更新日時を設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制され得る。
【0038】
例えば、店舗内に8台のゲーム装置が配設されている場合に、4台の更新日時を所定の日の午前5時に、残りの4台の更新日時を同日の午前6時に設定することにより、プレイするゲーム装置を代わる(他のゲーム装置に移動する)ことでインストール中もゲームを行うことが可能となるため、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制される。
【0039】
請求項10に記載のゲーム装置は、前記サーバ装置から前記更新日時情報を取得して、取得した更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴としている。
【0040】
上記の構成によれば、日時設定手段によって、サーバ装置から更新日時情報が取得されて、取得された更新日時が日時記憶手段に格納される。
【0041】
従って、サーバ装置からの更新日時情報に基づいて更新日時が設定されるため、サーバ装置に接続されているゲーム装置の更新日時を一括して設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制され得る。
【0042】
例えば、異なるバージョンのゲームプログラム間ではゲームの実行が不可能である場合にも、サーバ装置に接続されているゲーム装置の更新日時を同一の日時に設定することによって、全てのサーバ装置にインストールされているゲームプログラムのバージョンが同一にされるため、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制される。
【0043】
請求項13に記載のゲームシステムは、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続される複数のゲーム装置と、前記複数のゲーム装置と通信回線を介して通信可能に接続されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、前記サーバ装置が、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第3プログラムを格納するプログラム記憶手段を備え、前記ゲーム装置が、前記第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納するプログラム記憶手段と、前記第3プログラムを前記サーバ装置から取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段と、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記第2プログラムのインストールを行うインストール手段とを備えることを特徴としている。
【0044】
上記の構成によれば、サーバ装置のプログラム記憶手段には、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラム相違するゲームプログラムである第3プログラムが格納されている。
【0045】
そして、ゲーム装置においては、プログラム記憶手段に、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納されている。また、プログラム取得手段によって、サーバ装置から第3プログラムが取得され、第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納される。
【0046】
更に、日時記憶手段には、第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報が格納されており、第1判定手段によって、更新日時に、ゲームが実行中であるか否かが判定され、第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストール手段によって、第2プログラムのインストールが行われる。
【0047】
そこで、第3プログラムがサーバ装置から取得され、第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納され、更新日時に、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストール手段によって、第2プログラムのインストールが行われる。
【0048】
従って、第3プログラムがサーバ装置から取得され、第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納され、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが行われるため、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることが抑制される。
【0049】
請求項14に記載のゲームシステムは、前記サーバ装置のプログラム記憶手段が、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムのバージョン情報に対応付けて、インストールするべきバージョンのゲームプログラムである第3プログラムを格納し、前記ゲーム装置が、前記第1プログラムのバージョン情報を格納するバージョン記憶手段を備え、前記プログラム取得手段が、前記バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報に対応する第3プログラムを前記サーバ装置から取得することを特徴としている。
【0050】
上記の構成によれば、サーバ装置のプログラム記憶手段に、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムのバージョン情報に対応付けて、インストールするべきバージョンのゲームプログラムである第3プログラムが格納されている。そして、ゲーム装置のバージョン記憶手段に、第1プログラムのバージョン情報が格納されており、プログラム取得手段によって、バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報に対応する第3プログラムがサーバ装置から取得される。
【0051】
従って、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラム(第3プログラム)がサーバ装置から取得されて、インストールが行われるため、インストールするべきバージョンのゲームプログラムが確実にインストールされる。
【0052】
請求項15に記載のゲームシステムは、前記ゲーム装置のインストール手段が、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納することを特徴としている。
【0053】
上記の構成によれば、ゲーム装置のインストール手段によって、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納される。
【0054】
そこで、インストール手段によって、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納されるため、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納される。そして、プログラム取得手段によって、バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報に対応するインストールするべきゲームプログラムである第3プログラムがサーバ装置から取得され、第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納され、更新日時に、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストール手段によって、第2プログラムのインストールが行われる。
【0055】
従って、インストール手段によって、バージョン情報が更新されるため、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラムが更に確実にインストールされる。
【発明の効果】
【0056】
請求項1、11、12に記載の発明によれば、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが行われるため、利用者の利便性が損なわれることを抑制できる。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、第1判定手段及びインストール手段の動作が禁止されるため、CPUの負荷を軽減できる。
【0058】
請求項3に記載の発明によれば、インストールされた第2プログラムは、プログラム記憶手段から消去されるため、インストールされた第2プログラムを再度インストールすることが確実に防止され、CPUの負荷を更に軽減できる。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、更新日時前の所定期間に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ上に表示されるため、プレイヤは更新日時にゲームの継続が不可となることを予め知ることができ、利便性を向上できる。
【0060】
請求項5に記載の発明によれば、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可されるゲーム状況になると、確実にゲームが終了されるため、第2プログラムのインストールを確実に行うことができる。
【0061】
請求項6に記載の発明によれば、更新日時から少なくとも第2プログラムのインストールが完了するまでの期間は、コインが受け付けられないため、第2プログラムによるゲームの実行が可能な状態となるまで、コインの受け付けを確実に防止できる。
【0062】
請求項7に記載の発明によれば、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムがサーバ装置に格納されている場合に、このゲームプログラムがサーバ装置から取得されて、インストールの対象となる第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納されるため、インストールの対象となるプログラムを確実に取得できる。
【0063】
請求項8に記載の発明によれば、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報とサーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムのバージョン情報とが比較されて、両ゲームプログラムが相違するか否かの判定が行われるため、判定を容易に行うことができる。
【0064】
請求項9に記載の発明によれば、外部からの操作に基づいて更新日時が設定されるため、オペレータ等が所望する更新日時を設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることを更に抑制できる。
【0065】
請求項10に記載の発明によれば、サーバ装置からの更新日時情報に基づいて更新日時が設定されるため、サーバ装置に接続されているゲーム装置の更新日時を一括して設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることを更に抑制できる。
【0066】
請求項13に記載の発明によれば、第3プログラムがサーバ装置から取得され、第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納され、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが行われるため、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることを抑制できる。
【0067】
請求項14に記載の発明によれば、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラム(第3プログラム)がサーバ装置から取得されて、インストールが行われるため、インストールするべきバージョンのゲームプログラムを確実にインストールすることができる。
【0068】
請求項15に記載の発明によれば、インストール手段によって、バージョン情報が更新されるため、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラムを更に確実にインストールすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0069】
図1は、本発明に係るゲームシステムの一例を示す構成図である。ゲームシステムは、それぞれ識別情報が対応付けされたクライアント端末装置(ゲーム装置に相当する)1と、複数の(ここでは8台の)クライアント端末装置1と専用線5を介して通信可能に接続されたハブ(HUB)2と、HUB2、通信回線4及びWWW等からなるネットワークを介してクライアント端末装置1と通信可能に接続され、複数のプレイヤがクライアント端末装置1を用いて行うゲームを管理するセンターサーバ装置3(サーバ装置に相当する)とを備えている。
【0070】
クライアント端末装置1は、プレイヤがモニタに表示されるゲーム画面を参照して行う所定の操作を受け付けると共に、センターサーバ装置3から送信される指示情報、他のクライアント端末装置1からの操作信号等に基づいて、ゲームを進行するものである。
【0071】
なお、クライアント端末装置1に対応付けされる識別情報は、クライアント端末装置1が配設されている店舗の識別情報とクライアント端末装置1が配設されている店舗内でのクライアント端末装置1毎の識別情報(端末番号という)とを含んでいる。例えば、店舗A内でのクライアント端末装置1の識別情報が4である場合には、当該クライアント端末装置1の識別情報はa4である。
【0072】
ハブ2は、それぞれ複数(ここでは8台)のクライアント端末装置1及びセンターサーバ装置3と通信可能に接続され、クライアント端末装置1とセンターサーバ装置3との間でデータの送受信を行うものである。また、ハブ2は、店舗毎に配設されており、店舗Aに配設されたハブ2の識別情報はハブAである。
【0073】
センターサーバ装置3は、プレイヤからの操作を受け付けるクライアント端末装置1が通信回線4(及びハブ2)を介してゲームの進行に必要な操作信号を互いに通信可能に接続されて、対戦ゲームの進行を管理するものである。
【0074】
図2は、クライアント端末装置1の一実施形態の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明では、クライアント端末装置の一例としてモニタが一体に構成された業務用ビデオゲーム装置について説明するが、本発明はこの例に特に限定されず、家庭用ビデオゲーム機を家庭用テレビジョンに接続することによって構成される家庭用ビデオゲーム装置、ビデオゲームプログラムを実行することによってビデオゲーム装置として機能するパーソナルコンピュータ等にも同様に適用することができる。
【0075】
また、本実施形態において、本発明に係るクライアント端末装置1を用いて行なわれるゲームは、麻雀を模擬した麻雀ゲームであって、クライアント端末装置1を操作するプレイヤと、他のクライアント端末装置1を操作するプレイヤまたはCPUプレイヤとが対戦するものである。他のクライアント端末装置1を操作するプレイヤと対戦する場合には、ハブ2等を介して、クライアント端末装置1間のデータの送受信が行われる。
【0076】
クライアント端末装置1は、ゲーム画面を表示するモニタ11と、モニタ11のゲーム画面に表示される選択などを促すボタンのアドレスとプレイヤによる押圧位置とからいずれのボタンが指示されたかを判定するタッチパネル11aと、音声を出力するスピーカ12と、個人カードに記憶されたユーザID等の情報を読み込むカードリーダ13と、プレイヤが投入するコインを受け付けるコイン受付部15とを備えている。
【0077】
モニタ11は画像を表示する例えば薄形の液晶表示器である。スピーカ12は所定のメッセージやBGMを出力するものである。コイン受付部15は、投入されたコインが不良コイン等であった場合に排出するコイン排出口151を備えている。また、個人カードは、ユーザID等の個人情報が記憶された磁気カードやICカード等で、図では示していないが、カードリーダ13は差し込まれた個人カードから個人情報を読み出し可能にするものである。クライアント端末装置1の適所には、後述する所定の画像情報及びゲームプログラム等が予め記憶されたHDD(Hard Disk Drive)14、及び、各部からの検出信号や、各部への制御信号を出力するマイクロコンピュータなどで構成される制御部16(図3参照)が配設されている。
【0078】
図3は、クライアント端末装置1の一実施形態を示すハードウェア構成図である。制御部16はクライアント端末装置1の全体の動作を制御するもので、情報処理部(CPU)161と、処理途中の情報等を一時的に格納するRAM162とを備える。
【0079】
外部入出力制御部171は、制御部16とカードリーダ13、タッチパネル11a、及び、コイン受付部15を含む検出部の間で、検出信号を処理用のディジタル信号に変換し、また指令情報を検出部の各機器に対して制御信号に変換して出力するもので、かかる信号処理と入出力処理とを例えば時分割的に行うものである。外部機器制御部172はそれぞれの時分割期間内に検出部の各機器への制御信号の出力動作と、検出部の各機器からの検出信号の入力動作とを行うものである。
【0080】
描画処理部111は制御部16からの画像表示指示に従って所要の画像をモニタ11に表示させるもので、ビデオRAM等を備える。音声再生部121は制御部16からの指示に従って所定のメッセージやBGM等をスピーカ12に出力するものである。
【0081】
タッチパネル11aは長方形状をした薄層体で、縦横にそれぞれ所定ピッチで線状の透明材からなる感圧素材を配列したものを透明カバーで被覆する等により構成されたもので、モニタ11の画面上に貼付されている。このタッチパネル11aは公知の物が採用可能である。そして、タッチパネル11aはモニタ11画面に表示される選択などを促すボタンのアドレスと押圧位置とからいずれのボタンが指示されたかが判定し得るようにしている。
【0082】
HDD14には、麻雀牌オブジェクト、背景画像、各種画面の画像等が記憶されている。麻雀牌オブジェクト等は3次元描画が可能なように、それを構成する所要数のポリゴンで構成されており、描画処理部111はCPU161からの描画指示に基づいて、3次元空間上での位置から擬似3次元空間上での位置への変換のための計算、光源計算処理等を行うと共に、上記計算結果に基づいてビデオRAMに対して描画すべき画像データの書き込み処理、例えば、ポリゴンで指定されるビデオRAMのエリアに対するテクスチャデータの書き込み(貼り付け)処理を行う。
【0083】
ここで、CPU161の動作と描画処理部111の動作との関係を説明する。CPU161は、HDD14に記録されているオペレーティングシステム(OS)に基づいて、HDD14から画像、音声及び制御プログラムデータ、ゲームプログラムデータを読み出す。読み出された画像、音声及び制御プログラムデータ等の一部若しくは全部は、RAM162上に保持される。以降、CPU161は、RAM162上に記憶されている制御プログラム、各種データ(表示物体のポリゴンやテクスチャ等その他の文字画像を含む画像データ、音声データ)、並びに検出部からの検出信号等に基づいて、処理が進行される。
【0084】
HDD14に記憶された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に記憶され得るデータは、例えば光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
【0085】
ネットワーク通信部18は、麻雀ゲームの実行中に発生する各種イベント情報等をネットワーク等を介してセンターサーバ装置3と送受信するためのものである。なお、本発明のゲーム更新プログラムは、HDD14上に記録されており、RAM162上にロードされ、CPU161によりRAM162上のゲーム更新プログラムが順次実行されることによって、後述する第1判定部161b、プログラム記憶部162a等のそれぞれの機能が実現される。
【0086】
ここで、クライアント端末装置1における個人認証方法の一例について説明する。個人認証は、クライアント端末装置1(または、ネットワーク通信部18及びネットワークを介して接続されているセンターサーバ装置3)が認識しているプレイヤと実際にプレイしているプレイヤとが同一であることを確認するものである。プレイヤが初めてクライアント端末装置1でプレイする場合は、カードリーダ13によって差し込まれた個人カードからユーザIDデータ(識別情報)が読み出される。そして、ユーザIDデータがネットワーク通信部18及びネットワークを介して接続されているHUB2へ伝送され、HUB2から通信回線を介してセンターサーバ装置3に伝送されて後述するプレイヤ情報記憶部362aに格納される。このようにしてプレイヤのセンターサーバ装置3への登録が行なわれる。
【0087】
センターサーバ装置3に登録済みのプレイヤがクライアント端末装置1でプレイする場合は、カードリーダ13によって差し込まれた個人カードからユーザIDデータが読み出される。そして、ユーザIDデータがネットワーク通信部18及びネットワーク等を介して接続されているセンターサーバ装置3へ伝送されて、センターサーバ装置3によって、ユーザIDデータが後述するプレイヤ情報記憶部362aに格納されているユーザIDのいずれかと一致するか否かの判定が行なわれ、この判定が肯定された場合には、プレイヤにプレイが許可され、この判定が否定された場合にはプレイが拒否される(例えば、クライアント端末装置1のモニタ11にエラーメッセージが表示されて、プレイヤに登録を行うように促す)ものである。
【0088】
図4は、クライアント端末装置1の制御部16の一例を示す機能構成図である。制御部16のCPU161は、プレイヤからの操作を受け付けると共にセンターサーバ装置3からの指示及び麻雀ルールに従ってゲームの進行を制御するゲーム進行制御部161aと、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定部161b(第1判定手段に相当する)と、後述するプログラム記憶部162aにゲームプログラムが格納されているか否かを判定する第2判定部161c(第2判定手段に相当する)と、第1判定部161b及び後述するインストール部161eの動作を禁止する動作禁止部161d(動作禁止手段に相当する)と、後述するプログラム記憶部162aに格納されたゲームプログラムのインストールを行うインストール部161e(インストール手段に相当する)とを備えている。
【0089】
更に、制御部16のCPU161は、警告情報をモニタ11上に表示する警告表示部161f(警告表示手段に相当する)と、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可する継続許可部161g(継続許可手段に相当する)と、コインの受付を禁止する受付禁止部161h(受付禁止手段に相当する)と、センターサーバ装置3に取得するべきプログラムがあるか否かを判定する比較部161i(比較手段に相当する)と、センターサーバ装置3からゲームプログラムを取得し、後述するプログラム記憶部162aに格納するプログラム取得部161j(プログラム取得手段に相当する)と、センターサーバ装置3から更新日時情報を取得して、取得した更新日時情報を後述する日時記憶部162cに格納する日時設定部161k(日時設定手段に相当する)とを備えている。
【0090】
また、制御部16のRAM162は、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムを格納するプログラム記憶部162a(プログラム記憶手段)と、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報を格納するバージョン記憶部162b(バージョン記憶手段に相当する)と、インストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶部162c(日時記憶手段に相当する)とを備えている。
【0091】
以下の説明において、クライアント端末装置1の制御部16にインストールされており、ゲーム進行制御部161aとして機能しているゲームプログラムを「第1プログラム」といい、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラムを「第2プログラム」といい、センターサーバ装置3に格納されているゲームプログラムを「第3プログラム」という。
【0092】
ゲーム進行制御部161aは、プレイヤからの操作をタッチパネル11a等を介して受け付けると共にセンターサーバ装置3からの指示及び麻雀ルールに従ってゲームの進行を制御するものである。
【0093】
ここで、ゲーム進行制御部161aによって実行される麻雀ゲームは、東場の4局からなるゲームであって、コイン受付部15に3枚のコインを投入するとゲームを開始することができ、ゲーム開始時の持ち点(配牌原点)が20000点である。そして、東4局終了時の持ち点が、35000点以上である場合には、コインを投入しなくてもゲームを継続することができ、25000点以上35000点未満である場合には、コイン受付部15に1枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、15000点以上25000点未満である場合には、コイン受付部15に2枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、15000点未満である場合には、コイン受付部15に3枚のコインを投入するとゲームを継続することができるものとする。
【0094】
第1判定部161bは、日時記憶部162cに格納されている更新日時において、ゲーム進行制御部161aからゲームの実行状況を取得してゲームが実行中であるか否かを判定するものである。
【0095】
具体的には、対戦中に限らず、ゲーム進行制御部161aが、個人カードの受付から対戦終了情報のセンターサーバ装置3への送信までの処理(後述する図8に示すフローチャートのステップS11〜ステップS33のいずれかの処理)を実行中である場合に、第1判定部161bは、「ゲームが実行中である」と判定するものである。
【0096】
第2判定部161cは、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラム(第2プログラム)が有るか否かを判定するものである。
【0097】
本実施形態においては、後述するように、プログラム取得部161jによって、センターサーバ装置3に格納されているゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム:第3プログラム)がプログラム記憶部162aに第2プログラムとして格納されてから、インストール部161eによって、プログラム記憶部162aからこのプログラムが消去されるまでの間は、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラム(第2プログラム)が有る状態となる。
【0098】
また、インストール部161eによって、プログラム記憶部162aからゲームプログラム(第2プログラム)が消去されてから、プログラム取得部161jによって、センターサーバ装置3に格納されているゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム:第3プログラム)がプログラム記憶部162aに第2プログラムとして格納されるまでの間は、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラム(第2プログラム)が無い状態となる。
【0099】
動作禁止部161dは、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aに第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、第1判定部161b及びインストール部161eの動作を禁止するものである。
【0100】
インストール部161eは、第1判定部161bによって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、モニタ11に図17に示すカウントダウン画面を所定期間(ここでは1分間)表示した後、プログラム記憶部162aに格納されている第2プログラムのインストールを行うと共に、第2プログラムのインストールの際に(ここでは、インストールが完了した後に)、この第2プログラムをプログラム記憶部162aから消去するものである。また、インストール部161eは、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報をバージョン記憶部162bに格納するものである(すなわち、バージョン記憶部162bに格納されたバージョン情報を更新するものである)。
【0101】
ここでは、便宜上、第2プログラムのインストールとは、プログラム記憶部162a(ここでは、テンポラリディレクトリ)に格納されている第2プログラムを、別の領域(以下、実行ディレクトリという:図示省略)にコピーすることを意味するものとする。すなわち、実行ディレクトリに格納されているゲームプログラムは、実行可能なファイル形式(例えば、EXEファイル等)で実行ディレクトリに格納されており、オペレーティングシステム(OS)によって、起動時に実行されるものである。
【0102】
警告表示部161fは、更新日時(ここでは、所定の日の午前6時)前の所定期間(ここでは、30分間、すなわち、午前5時30分〜午前6時)に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報をモニタ11上に表示するものである(図13、14参照)。
【0103】
継続許可部161gは、所定のゲーム状況(ここでは、東4局終了時に持ち点が35000点未満であるという状況)において、コイン受付部15を介してコインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可するものである。
【0104】
受付禁止部161hは、更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コイン受付部15に対してコインの受付を禁止する(コインブロッカをONする)ものである。具体的には、コイン受付部15に投入されたコインを受け付けず、全てコイン排出口151(図2参照)に排出するものである。ただし、禁止期間は、更新日時からインストール部161eによる第2プログラムのインストールが完了するまでの期間を含む期間であり、ここでは、更新日時からインストールされた第2プログラムが起動されるまでの期間である(図11、12参照)。
【0105】
加えて、受付禁止部161hは、更新日時からの所定期間である禁止期間内で、ゲーム進行制御部161aに対して、持ち点及びコインの投入枚数に関係なくゲームの継続及び開始を不可とするべくゲーム継続条件及び開始条件を変更させるものである。
【0106】
比較部161iは、第1プログラムと相違するゲームプログラム(第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されているか否かを判定するものである。具体的には、バージョン記憶部162bに格納された第1プログラムのバージョン情報をセンターサーバ装置3へ送信し、センターサーバ装置3からゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム)のファイル名が受信されるか否かによって、判定するものである。
【0107】
すなわち、後述するアップデートプログラムのファイル名が受信された場合には、第1プログラムと相違するゲームプログラムがセンターサーバ装置3に格納されていると判定し、後述するアップデートプログラムのファイル名が受信されない場合には、第1プログラムと相違するゲームプログラムがセンターサーバ装置3に格納されていないと判定するものである。
【0108】
プログラム取得部161jは、第2判定部161cによってプログラム記憶部162aに第2プログラムが格納されていないと判定され、且つ、比較部161iによって、第1プログラムと相違するゲームプログラム(第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されていると判定された場合に、センターサーバ装置3(後述するプログラム記憶部362c)に格納された第3プログラムの内、第1プログラムのバージョン情報に対応するプログラム(ここでは、アップデートプログラム)を取得し、第2プログラムとしてプログラム記憶部162aに格納するものである。
【0109】
日時設定部161kは、センターサーバ装置3(後述する日時記憶部362d)から更新日時情報を取得して、取得した更新日時を日時記憶部162cに格納するものである。ここでは、プログラム取得部161jが第3プログラムを取得する際に、日時設定部161kが、更新日時情報を取得して、プログラム取得部161jが第3プログラムをプログラム記憶部162aに格納する際に、日時設定部161kが、更新日時情報を日時記憶部162cに格納するものである。
【0110】
プログラム記憶部162aは、プログラム取得部161jによってセンターサーバ装置3(後述するプログラム記憶部362c)から取得された第3プログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム)を、第2プログラムとして格納するものである。また、上述のように、プログラム記憶部162aに格納された第2プログラムは、インストール部161eによって、インストール完了後に消去されるものである。
【0111】
バージョン記憶部162bは、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョン情報を格納するものである。また、上述のように、インストール部161eによって、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報に更新されるものである。
【0112】
日時記憶部162cは、日時設定部161kによって、センターサーバ装置3(後述する日時記憶部362d)から取得された更新日時情報を、更新的に格納するものである。
【0113】
図5は、センターサーバ装置3の一実施形態を示すハードウェア構成図である。制御部36はセンターサーバ装置3の全体の動作を制御するもので、情報処理部(CPU)361と、処理途中の情報等を一時的に格納するRAM362とを備える。
【0114】
HDD34に記憶された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に記憶され得るデータは、例えば光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
【0115】
ネットワーク通信部38は、各種データをWWW等からなるネットワークを介して複数のクライアント端末装置1と送受信するためのものである。
【0116】
図6は、センターサーバ装置3の制御部36の一例を示す機能構成図である。制御部36のCPU361は、クライアント端末装置1から対戦ゲームへの参加を受け付ける参加受付部361aと、クライアント端末装置1との間でデータの送受信を行うデータ通信部361bとを備えている。
【0117】
制御部36のRAM362は、プレイヤ毎の段位等をプレイヤの識別情報(ユーザIDデータ)に対応付けて格納するプレイヤ情報記憶部362aと、第1プログラムのバージョン毎に、インストールするべきアップデートファイル名情報等を格納するアドレス記憶部362bと、クライアント端末装置1にインストールする対象のゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム:第3プログラム)を格納するプログラム記憶部362c(プログラム記憶手段に相当する)と、更新日時情報を格納する日時記憶部362dとを備えている。
【0118】
参加受付部361aは、クライアント端末装置1から対戦ゲームへの参加を受け付けるものであって、具体的には、クライアント端末装置1から個人認証に必要なプレイヤの識別情報を受け付けて、個人認証を行うものである。また、参加受付部361aは、参加が受け付けられたクライアント端末装置1に対して、対戦相手となる他のクライアント端末装置1を選定して対戦相手のプレイヤ情報を送信するものである。
【0119】
データ通信部361bは、クライアント端末装置1との間でデータの送受信を行うものであって、具体的には、クライアント端末装置1から第1プログラムのバージョン情報を受信して、受信されたバージョン情報に対応するゲームプログラムである第3プログラム(ここでは、アップデートプログラム)のファイル名情報及びアドレス情報をアドレス記憶部362bから読み出して、クライアント端末装置1に送信し、クライアント端末装置1からアップデートプログラムの送信要求が受信されると、対応するアップデートプログラムをプログラム記憶部362cから読み出して、クライアント端末装置1に対して送信するものである。
【0120】
プレイヤ情報記憶部362aは、プレイヤ毎の段位等をプレイヤの識別情報(ユーザIDデータ)に対応付けて格納するものである。
【0121】
アドレス記憶部362bは、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョン毎に、インストールするべきアップデートファイル名情報と、そのアップデートファイルの格納されているアドレス情報とを対応付けて格納するものである。
【0122】
プログラム記憶部362cは、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムのバージョン情報に対応付けて、インストールするべきバージョンのゲームプログラムである第3プログラム(ここでは、アップデートプログラム)を格納するものである。
【0123】
図7は、センターサーバ装置3のアドレス記憶部362bに格納されているデータの一例を説明する図である。左欄には、各クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョンVERが表示されており、中央欄には、バージョンVER毎にクライアント端末装置1にインストールするべきアップデートプログラム(第3プログラム)のファイル名PGMが表示され、右欄にはアップデートプログラムが格納されているプログラム記憶部362c内のアドレスADRが表示されている。
【0124】
ここでは、プログラム記憶部362cに格納されているアップデートプログラムは、プログラム記憶部362bに格納されている最新のゲームプログラムと、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムとの差分データをアップデートするものである。すなわち、アップデートプログラムPGMを、クライアント端末装置1のテンポラリディレクトリから実行ディレクトリにコピーすることにより、最新のゲームプログラムがクライアント端末装置1にインストールされることになる。
【0125】
例えば、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムのバージョンVERが「1.1」である場合には、インストールするべきアップデートプログラムのファイル名PGMが「PGM11」であって、このアップデートプログラムはプログラム記憶部362c内のアドレスADRが「ADR11」の領域に格納されているのである。
【0126】
また、例えば、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムが最新のゲームプログラムのバージョンVERの「3.0」である場合には、インストールするべきアップデートプログラムが無いため、ここでは、アップデートプログラムのファイル名PGM、及び、アップデートプログラムはプログラム記憶部362c内のアドレスADRには「ブランク」が格納されている(すなわち、ファイル名PGMが格納されていない)。
【0127】
日時記憶部362dは、プログラム記憶部362cに格納されているゲームプログラム(ここでは、アップデートプログラム:第3プログラム)の更新日時情報を格納するものである。なお、ここでは、図示しないキーボード等の入力手段を介して、外部からの操作が受け付けられて、日時記憶部362dに、ゲームプログラムの更新日時情報が設定及び更新されるものとする。
【0128】
図8は、クライアント端末装置1によって行われるゲーム処理の一例を示すフローチャートである。なお、特に明記しない限り、以下の処理はゲーム進行制御部161aによって行われる。まず、コイン受付部15を介してコインが受け付けられたか否かの判定が行われる(ステップS10)。そして、カードリーダ13によって差し込まれた個人カードからユーザIDデータ等の個人情報が読み出され(ステップS11)、センターサーバ装置3に送信される(ステップS13)。つぎに、センターサーバ装置3から同一ゲーム空間でゲームを行う他のプレイヤ(対戦者)の名称、段位及び称号等の対戦者情報が受信される(ステップS15)。ついで、センターサーバ装置3からゲームを実行する旨の指示情報を受け付けて、ゲームが開始され、場及び親が決定される(ステップS17)。そして、対戦が開始される(ステップS19)。
【0129】
そして、対戦が終了したか否かの判定が行われる(ステップS21)。対戦が終了していないと判定された場合(ステップS21でNO)には、処理がステップS19に戻り、対戦が継続される。対戦が終了したと判定された場合(ステップS21でYES)には、受付禁止部161hによって、更新日時を経過しているか否かの判定が行われる(ステップS22)。更新日時を経過していると判定された場合(ステップS22でYES)には、図16に示すゲームオーバ画面がモニタ11に表示された後、処理がステップS33に進められる。
【0130】
更新日時を経過していないと判定された場合(ステップS22でNO)には、次のゲームへの継続参加を確認する画面(図示せず)がモニタ11に表示され、操作入力が受け付けられて、プレイヤが次のゲームに継続して参加するか否かの判定が行われる(ステップS23)。継続して参加しないと判定された場合(ステップS23でNO)には、処理がステップS33に進められる。継続して参加すると判定された場合(ステップST23でYES)には、操作入力が受け付けられて、プレイヤのゲーム終了時の持ち点が求められる(ステップS25)。
【0131】
次に、求められた持ち点の点数に基づいて次のゲームへのプレイヤの継続条件の設定が行われる(ステップS27)。プレイヤのゲーム終了後の持ち点が所定の点数SL(ここでは35000点)以上か否かが判定される(ステップS29)。点数SL以上であると判定された場合(ステップS29でYES)、処理がステップS13に戻され、ステップS13以降の処理が繰り返し実行される。また、点数SL以上ではない(点数SL未満である)と判定された場合(ステップS29でNO)、プレイヤのゲーム終了時の持ち点の点数の値に対応した継続条件に基づく枚数のコインがコイン受付部15に受け付けられたか否かが判定される(ステップS31)。
【0132】
コインが受け付けられたと判定された場合(ステップS31でYES)、処理がステップS13に戻され、ステップS13以降の処理が繰り返し実行される。コインが受け付けられないと判定された場合(ステップS31でNO)、ゲームが終了されたことを表わす対戦終了情報がセンターサーバ装置3に送信され(ステップS33)、処理が終了される。
【0133】
図9は、クライアント端末装置1におけるゲームプログラム取得処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、クライアント端末装置1によって、所定時間毎(例えば、10分毎)に強制的に実行される割り込み処理として行われる。まず、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aに格納されている第2プログラムが有るか否かの判定が行われる(ステップS101)。第2プログラムが有ると判定された場合(ステップS101でYES)には、処理が終了される。第2プログラムが無いと判定された場合(ステップS101でNO)には、比較部161iによって、バージョン記憶部162bから第1プログラムのバージョン情報が読み出されて、センターサーバ装置3へ送信される(ステップS103)。
【0134】
そして、比較部161iによって、センターサーバ装置3からアップデートプログラムのファイル名及びアドレスが受信されたか否かの判定が行われる(ステップS104)。受信されていないと判定された場合(ステップS104でNO)には、処理が待機状態とされる。受信されたと判定された場合(ステップS104でYES)には、比較部161iによって、アップデートプログラムのファイル名が「ブランク」であるか否かにより、アップデートプログラムが有るか否かの判定が行われる(ステップS105)。すなわち、アップデートプログラムのファイル名が「ブランク」ではない場合には、アップデートプログラムが有ると判定される。
【0135】
アップデートプログラムが無いと判定された場合(ステップS105でNO)には、処理が終了される。アップデートプログラムが有ると判定された場合(ステップS105でYES)には、プログラム取得部161jによって、アップデートプログラム及び更新日時の送信を要求する旨の情報がセンターサーバ装置3(データ通信部361b)に送信される(ステップS107)。
【0136】
そして、プログラム取得部161jによって、センターサーバ装置3からアップデートプログラム及び更新日時が受信されたか否かの判定が行われる(ステップS109)。受信されていないと判定された場合(ステップS109でNO)には、処理が待機状態とされる。受信されたと判定された場合(ステップS109でYES)には、プログラム取得部161jによって、アップデートプログラム及び更新日時が、それぞれプログラム記憶部162a及び日時記憶部162cに格納され(ステップS111)、処理が終了される。
【0137】
図10は、図9に示すプログラム取得処理に対応して行われるセンターサーバ装置3側の処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、全てデータ通信部361bによって行われる。まず、クライアント端末装置1から第1プログラムのバージョン情報が受信されたか否かの判定が行われる(ステップS301)。受信されていないと判定された場合(ステップS301でNO)には、処理が待機状態とされる。受信されたと判定された場合(ステップS301でYES)には、アドレス記憶部362bからバージョン情報に対応するアップデートファイルのファイル名及びアドレスが読み出される(ステップS303)。そして、アップデートファイルのファイル名及びアドレスがクライアント端末装置1へ送信される(ステップS305)。
【0138】
つぎに、クライアント端末装置1からアップデートプログラム及び更新日時の送信を要求する旨の情報が受信されたか否かの判定が行われる(ステップS307)。送信を要求する旨の情報が受信されていないと判定された場合(ステップS307でNO)には、処理が待機状態とされる。送信を要求する旨の情報が受信されたと判定された場合(ステップS307でYES)には、第1プログラムのバージョン情報に対応するアップデートプログラムがプログラム記憶部362cから読み出され、日時記憶部362dから更新日時情報が読み出される(ステップS309)。次いで、アップデートプログラム及び更新日時情報がクライアント端末装置1に送信され(ステップS311)、処理が終了される。
【0139】
図11、12は、クライアント端末装置1におけるプログラム更新処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、クライアント端末装置1によって、所定時間毎(例えば、5分毎)に強制的に実行される割り込み処理として行われる。まず、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aにゲームプログラムが格納されているか否かの判定が行われる(ステップS201)。ゲームプログラムが格納されていないと判定された場合(ステップS201でNO)には、処理が終了される。ゲームプログラムが格納されていると判定された場合(ステップS201でYES)には、警告表示部161fによって、更新日時情報が日時記憶部162cから読み出され、現在日時が更新日時の所定時間ΔT(ここでは、30分)前を経過したか否かの判定が行われる(ステップS203)。
【0140】
更新日時の所定時間ΔT前を経過していない(すなわち、更新日時の所定時間ΔT前に達していない)と判定された場合(ステップS203でNO)には、処理が終了される。更新日時の所定時間ΔT前を経過したと判定された場合(ステップS203でYES)には、第1判定部161bによって、ゲーム中であるか否かの判定が行われる(ステップS205)。ゲーム中であると判定された場合(ステップS205でYES)には、警告表示部161fによって、図13に示すようにゲーム画面に警告情報が表示され(ステップS207)、ゲーム中ではないと判定された場合(ステップS205でNO)には、警告表示部161fによって、図14に示すようにデモ画面に警告情報が表示される(ステップS209)。
【0141】
そして、受付禁止部161hによって、現在日時が、更新日時になったか否かの判定が行われる(ステップS211)。更新日時になっていないと判定された場合(ステップS211でNO)には、処理がステップS205に戻され、ステップS205以降の処理が繰り返し実行される。更新日時となったと判定された場合(ステップS211でYES)には、受付禁止部161hによる指示に基づいて、コイン受付部15によって、コインの受付が禁止されると共に、ゲーム進行制御部161aによって、ゲームの継続及び開始を不可とするべくゲーム継続条件及び開始条件が変更される(ステップS213)。
【0142】
つぎに、第1判定部161bによって、ゲーム中であるか否かの判定が行われる(ステップS215)。ゲーム中であると判定された場合(ステップS215でYES)には、ゲーム進行制御部161aによって、図15に示すゲーム画面がモニタに表示され、ゲームが終了されたか否かの判定が行われる(ステップS217)。ゲームが終了されていないと判定された場合(ステップS217でNO)には、処理が待機状態とされる。ゲームが終了されたと判定された場合(ステップS217でYES)には、ゲーム進行制御部161aによって、図16に示すゲーム終了画面がモニタ11に表示される。(ステップS219)。
【0143】
ステップS219の処理が完了した場合、及び、ステップS215でNOの場合には、インストール部161eによって、モニタ11に図17に示すカウントダウン画面が表示され、カウントダウンが開始される(ステップS221)。そして、インストール部161eによって、カウントダウンが終了したか否かの判定が行われる(ステップS223)。カウントダウンが終了していないと判定された場合(ステップS223でNO)には、処理が待機状態とされる。カウントダウンが終了したと判定された場合(ステップS223でYES)には、図12に示すように、インストール部161eによって、再起動が実行され(ステップS225)、プログラム記憶部162aの第2プログラムのインストールが開始される(ステップS227)。
【0144】
つぎに、インストール部161eによって、第2プログラムのインストールが完了したか否かの判定が行われる(ステップS229)。インストールが完了していないと判定された場合(ステップS229でNO)には、処理が待機状態とされる。インストールが完了したと判定された場合(ステップS229でYES)には、インストール部161eによって、バージョン記憶部162bのバージョン情報がインストールされた第2プログラムのバージョン情報に更新されると共に、第2プログラムがプログラム記憶部162aから消去される(ステップS231)。そして、OSによって、インストールされたゲームプログラムが起動される(ステップS233)。そして、受付禁止部161hによる指示に基づいて、コイン受付部15によって、コインの受付の禁止が解除されると共に、ゲーム進行制御部161aによって、ゲームの継続及び開始を可能とするべくゲーム継続条件及び開始条件が通常の条件に戻され(ステップS235)、処理が終了される。
【0145】
図13は、図11に示すフローチャートのステップS207でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。ゲーム画面600には、画面下側にプレイヤの手牌601が牌の種類が見えるように表示され、画面上側及び左右両側に対戦者の手稗602が牌の種類が見えないように表示され、画面略中央にドラ表示稗を含む山603と、山603の周囲に捨て稗604が表示され、画面下側にプレイヤによって押下される種々のボタン605が表示されている。プレイヤがゲーム画面600を見ながらボタン605を適宜押下することによってゲームが進行される。
【0146】
また、ゲーム画面600には、画面上側に、ゲームの継続が不可となる旨の警告情報の詳細情報を表示する第1警告表示部606と、画面左上部に、ゲームの継続が不可となる旨の警告情報の概要情報を表示する第2警告表示部607と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部608とが表示されている。
【0147】
第1警告表示部606は、予め設定された所定の文字列の内、所定文字数(ここでは、約25文字)の文字列(表示文字列という)が図の右側から左側に所定の速度でスクロール表示されるもので、ここでは、「まもなくシステムメンテナンスのため、6:00からコンティニューが出来なくなります。<ご注意>投入されているコインでのプレイが出来なくなります。コインの追加投入はお控え頂きますようお願いいたします。」との警告情報の詳細情報が繰り返し表示される。この表示により、更新日時として6時00分が設定されていること等がわかる。
【0148】
第2警告表示部607には、「まもなくシステムメンテナンス コンティニューができなくなります」との警告情報の概要情報が表示されている。また、時刻表示部608には、「5:50」と表示され、現在の時刻が、5時50分であることがわかる。
【0149】
図14は、図11に示すフローチャートのステップS209でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるデモ画面の一例を示す画面図である。デモ画面610には、画面中央部に、ゲームの継続が不可となる旨の警告情報を表示する警告表示部611と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部612とが表示されている。
【0150】
警告表示部611には、「まもなくシステムメンテナンスのため、麻雀ABCD4は、6:00に自動再起動を行います。<ご注意>投入されているコインでのプレイができなくなります。コインの追加投入はお控え頂きますよう、お願いいたします。」との表示がされ、更新日時として6時00分が設定されていること等がわかる。また、時刻表示部612には、「5:52」と表示され、現在の時刻が、5時52分であることがわかる。
【0151】
図15は、図11に示すフローチャートのステップS217でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。ゲーム画面620には、図13に示すゲーム画面600と同様に、プレイヤの手牌621、対戦者の手稗622、山623、捨て稗624及びボタン625が表示されている。
【0152】
また、ゲーム画面620には、画面上側に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の詳細情報を表示する第1警告表示部626と、画面左上部に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の概要情報を表示する第2警告表示部627と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部628とが表示されている。
【0153】
第1警告表示部626は、予め設定された所定の文字列の内、所定文字数(ここでは、約25文字)の文字列(表示文字列という)が図の右側から左側に所定の速度でスクロール表示されるもので、ここでは、「システムメンテナンスのため、この対局で終了とさせて頂きます。麻雀ABCD4をご愛顧頂き、誠にありがとうございました。」との警告情報の詳細情報が繰り返し表示される。この表示により、更新日時である6時00分が経過していること等がわかる。
【0154】
第2警告表示部627には、「システムメンテナンス中・・・コンティニューはできません」との警告情報の概要情報が表示されている。また、時刻表示部628には、「6:00」と表示され、現在の時刻が、6時00分(=更新日時)であることがわかる。
【0155】
図16は、図11に示すフローチャートのステップS219でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるゲーム終了画面の一例を示す画面図である。ゲーム終了画面630には、画面上側に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の詳細情報を表示する警告表示部631と、画面左上部に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の概要情報を表示する第2警告表示部632と、画面左側に、対戦終了時の持ち点を表示する持ち点表示部633と、画面右側に、プレイを継続するために必要なコイン枚数等をプレイヤに通知するための継続条件を表示する継続条件表示部634と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部635とが表示されている。。
【0156】
第1警告表示部631には、図15に示すゲーム画面620の第1警告表示部626と同様に、警告情報の詳細情報が繰り返し表示される。また、第2警告表示部632には、図15に示すゲーム画面620の第2警告表示部627と同様に、警告情報の概要情報が表示されている。時刻表示部635には、「6:06」と表示され、現在の時刻が、6時06分である(=更新日時を経過している)ことがわかる。
【0157】
継続条件表示部634には、持ち点数が35000点以上である場合の継続条件を表示する第1継続条件表示部634aと、持ち点数が25000点以上35000点未満である場合の継続条件を表示する第2継続条件表示部634bと、持ち点数が15000点以上25000点未満である場合の継続条件を表示する第3継続条件表示部634cと、持ち点数が15000点未満である場合の継続条件を表示する第4継続条件表示部634dとが表示されている。
【0158】
第1継続条件表示部634a〜第4継続条件表示部634dには、全て「GAME OVER」と表示され、更新日時を経過しているために、コインを投入してもゲームを継続することができないことがわかる。なお、更新日時となるまでは、第1継続条件表示部634aには、コインを投入しなくてもゲームを継続することができ、第2継続条件表示部634bには、コイン受付部15に1枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、第3継続条件表示部634cには、コイン受付部15に2枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、第4継続条件表示部634dには、コイン受付部15に3枚のコインを投入するとゲームを継続することができる旨の表示がされている。
【0159】
図17は、図11に示すフローチャートのステップS221でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるカウントダウン画面の一例を示す画面図である。カウントダウンゲーム画面640には、画面中央部に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報を表示する警告表示部641と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部642とが表示されている。また、警告表示部641には、残りカウントダウン秒数を表示するが表示されている。時刻表示部642には、「6:07」と表示され、現在の時刻が、6時07分である(=更新日時を経過している)ことがわかる。
【0160】
警告表示部641には、「システムメンテナンスのため、麻雀ABCD4は、運営を終了いたしました。52秒後に自動的に再起動します。<ご注意>コインの投入はできません」との表示がされ、52秒後に再起動が開始されること等がわかる。
【0161】
上述のように、第1判定部161bによって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが、インストール部161eによって行われるため、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることが抑制される。
【0162】
また、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aに第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、動作禁止部161dによって、第1判定部161b及びインストール部161eの動作が禁止されるため、CPUの負荷が軽減される。
【0163】
更に、インストール部161eによって、インストールされた第2プログラムは、プログラム記憶部162aから消去されるため、インストールされた第2プログラムを再度インストールすることが確実に防止され、CPUの負荷が更に軽減される。
【0164】
加えて、警告表示部161fによって、更新日時前の所定期間(ここでは、30分間)に、図13、14に示すように、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ11上に表示されるため、プレイヤは更新日時にゲームの継続が不可となることを予め知ることができ、利便性が向上される。
【0165】
また、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可されるゲーム状況(ここでは、東4局が終了し、持ち点が35000点未満である状態)になると、受付禁止部161hによって、確実にゲームが終了されるため、第2プログラムのインストールが確実に行われる。
【0166】
更に、受付禁止部161hによって、更新日時から第2プログラムのインストールが完了するまでの期間は、コインが受け付けられないため、第2プログラムによるゲームの実行が可能な状態となるまで、コインの受け付けが確実に防止される。
【0167】
加えて、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムがサーバ装置に格納されている場合に、プログラム取得部161jによって、このゲームプログラムがセンターサーバ装置3から取得されて、インストールの対象となる第2プログラムとしてプログラム記憶部162aに格納されるため、インストールの対象となるプログラムが確実に取得される。
【0168】
また、比較部161iによって、センターサーバ装置3からアップデートプログラムのファイル名が受信されるか否かに基づいて、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)と相違するゲームプログラム(ここでは、アップデートプログラム:第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されているか否かが判定されるため、判定が容易に行われる。
【0169】
加えて、日時設定部161kによって、センターサーバ装置3からの更新日時情報に基づいて更新日時が設定されるため、センターサーバ装置3に接続されているクライアント端末装置1の更新日時を一括して設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制され得る。
【0170】
また、プログラム取得部161jによって、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラムがセンターサーバ装置3のプログラム記憶部362cから取得されて、インストールが行われるため、インストールするべきバージョンのゲームプログラムが確実にインストールされる。
【0171】
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
【0172】
(A)本実施態様においては、ゲームが麻雀ゲームである場合について説明したが、その他のゲームである形態でもよい。例えば、囲碁を模擬した囲碁ゲーム、将棋を模擬した将棋ゲーム、チェスを模したチェスゲーム、トランプ、カルタ、花札を模したカードゲーム、テニス、野球、卓球、バレー、バドミントンを模したスポーツゲーム等である形態でもよい。
【0173】
(B)本実施態様においては、クライアント端末装置1で動作するゲームプログラムが1つである場合について説明したが、複数のゲームプログラムが動作可能な形態でもよい。例えば、1台のクライアント端末装置1で、麻雀ゲームと囲碁ゲームとを選択してプレイできる形態でもよい。
【0174】
この場合には、インストール部161eは、インストール済みのプログラムの内のいずれかを更新する形態でもよいし、新たに別のゲームのゲームプログラムを追加する形態でもよい(この場合には、プログラム記憶部162aには、別のゲームのゲームプログラムが格納されていることになる)。
【0175】
(C)本実施態様においては、第1判定部161bが更新日時からゲームが終了されるまでの間、ゲームが実行中であるか否かを判定する場合について説明したが、少なくとも更新日時に判定する形態であればよい。例えば、更新日時に1回だけゲームが実行中であるか否かを判定する形態でもよい。この場合には、処理が簡略化される。
【0176】
(D)本実施態様においては、第2プログラム(プログラム記憶部162aに格納されるゲームプログラム)がセンターサーバ装置3から取得(ダウンロード)される場合について説明したが、CD、DVD等の記録媒体から読み込まれる形態でもよい。
【0177】
(E)本実施態様においては、警告表示部161fが、更新日時前の所定期間(ここでは、30分間)継続して警告情報をモニタ11上に表示する場合について説明したが、少なくとも、更新日時前の所定時間前(例えば、30分前)に1回以上警告情報をモニタ11上に表示する形態でもよい。また、警告情報をモニタ11上に表示することに換えて(又は、加えて)音声により報知する形態でもよい。
【0178】
(F)本実施態様においては、日時設定部161kが、センターサーバ装置3から更新日時情報を取得して更新日時を設定する場合について説明したが、外部からの操作入力に基づいて設定される形態でもよい。この場合には、クライアント端末装置1が配設されている店舗毎に自由に更新日時が設定され、自由度が高められる。
【0179】
(G)本実施態様においては、比較部161iが、センターサーバ装置3からアップデートプログラムのファイル名が受信されるか否かに基づいて、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)と相違するゲームプログラム(ここでは、アップデートプログラム:第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されているか否かが判定される場合について説明したが、センターサーバ装置3から第3プログラムのバージョン情報を取得して、第1プログラムのバージョン情報と相違するか否かに基づいて判定する形態でもよい。
【0180】
(H)本実施態様においては、インストール部161eがアップデートプログラムをインストールする場合について説明したが、ゲームプログラム、ゲームに使用される画像ファイル、音声ファイル等をインストールする形態でもよい。
【0181】
(I)本実施態様においては、センターサーバ装置3のプログラム記憶部362cにアップデートプログラムが格納されている場合について説明したが、ゲームプログラム自体が格納されている形態でもよい。この場合には、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムのバージョンに関わらず、プログラム記憶部362cに格納されたゲームプログラムを取得してインストールすればよいため、処理が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【0182】
【図1】本発明に係るゲームシステムの一例を示す構成図である。
【図2】クライアント端末装置の一実施形態の外観を示す斜視図である。
【図3】クライアント端末装置の一実施形態を示すハードウェア構成図である。
【図4】クライアント端末装置の制御部の一例を示す機能構成図である。
【図5】センターサーバ装置の一実施形態を示すハードウェア構成図である。
【図6】センターサーバ装置の制御部の一例を示す機能構成図である。
【図7】センターサーバ装置のプログラム記憶部に格納されているデータの一例を説明する図である。
【図8】クライアント端末装置によって行われるゲーム処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】クライアント端末装置におけるゲームプログラム取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】図9に示すプログラム取得処理に対応して行われるセンターサーバ装置側の処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】クライアント端末装置におけるプログラム更新処理の一例を示すフローチャートである(前半部)。
【図12】クライアント端末装置におけるプログラム更新処理の一例を示すフローチャートである(後半部)。
【図13】図11に示すフローチャートのステップS207でクライアント端末装置のモニタに表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。
【図14】図11に示すフローチャートのステップS209でクライアント端末装置のモニタに表示されるデモ画面の一例を示す画面図である。
【図15】図11に示すフローチャートのステップS217でクライアント端末装置のモニタに表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。
【図16】図11に示すフローチャートのステップS219でクライアント端末装置のモニタに表示されるゲーム終了画面の一例を示す画面図である。
【図17】図11に示すフローチャートのステップS221でクライアント端末装置のモニタに表示されるカウントダウン画面の一例を示す画面図である。
【符号の説明】
【0183】
1 クライアント端末装置
15 コイン受付部
16 制御部
161 CPU
161a ゲーム進行制御部
161b 第1判定部(第1判定手段)
161c 第2判定部(第2判定手段)
161d 動作禁止部(動作禁止手段)
161e インストール部(インストール手段)
161f 警告表示部(警告表示手段)
161g 継続許可部(継続許可手段)
161h 受付禁止部(受付禁止手段)
161i 比較部(比較手段)
161j プログラム取得部(プログラム取得手段)
161k 日時設定部(日時設定手段)
162 RAM
162a プログラム記憶部(プログラム記憶手段)
162b バージョン記憶部(バージョン記憶手段)
162c 日時記憶部(日時記憶手段)
3 センターサーバ装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置、ゲーム更新方法、ゲーム更新プログラム及びゲームシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のプレイヤ間で行うビデオゲーム装置として種々のものが提案され、あるいは既に使用されている。また、アーケードゲーム用として、同一機種のビデオゲーム装置(ゲーム端末装置)がゲームセンタ等に複数台配設され、LAN及びインターネット等のネットワーク(及びサーバ装置)を介して複数のビデオゲーム装置が接続され、複数のプレイヤが同一のゲーム空間でゲームを行うことの可能なビデオゲーム装置が知られている。このようなビデオゲーム装置では、麻雀、将棋等のテーブルゲームやスポーツ、格闘技等のゲームが行われている。
【0003】
上述のビデオゲーム装置にインストールされ、ゲームを実行するプログラムであるゲームプログラムは、プログラムのバグ等の修正、機能の改変等の目的でバージョンアップが行われる。ビデオゲーム装置がネットワークを介してサーバ装置に接続されている場合には、サーバ装置からバージョンアップされたゲームプログラムをネットワークを介してダウンロードして、そのゲームプログラムをインストールすることによって、ゲームプログラムのバージョンアップを行うことができる(特許文献1)。また、バージョンアップに限らず、他のゲームプログラムをサーバ装置からダウンロードしてインストールすることも可能である。
【特許文献1】特開2003−288225号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、ビデオゲーム装置が配設されるゲームセンタ等の遊戯場は、利用者の利便性の観点から24時間営業をするものが増加しており、このような遊戯場において、ゲームプログラムのバージョンアップ等の新たなゲームプログラムのインストールを行うためには、所定期間ゲームプログラムの動作を停止する必要があり、この期間中は、ゲームを実行できないため、利用者の利便性を損なう場合があるという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることを抑制するゲーム装置、ゲーム更新方法、ゲーム更新プログラム及びゲームシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載のゲーム装置は、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置であって、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラム格納可能なプログラム記憶手段と、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去するインストール手段と、前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合には、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
請求項に記載のゲーム更新方法は、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新方法であって、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納可能なプログラム記憶手段を備えてなり、前記ゲーム装置の日時記憶手段が、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納し、前記ゲーム装置の第1判定手段が、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定し、前記ゲーム装置の第2判定手段が、前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定し、前記ゲーム装置のインストール手段が、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去する一方、前記ゲーム装置の動作禁止手段が、前記第2判定手段によって第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止することを特徴としている。
【0008】
請求項10に記載のゲーム更新プログラムは、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新プログラムであって、前記ゲーム装置を、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納可能なプログラム記憶手段と、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去するインストール手段と、前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段として機能させることを特徴としている。
【0009】
上記の発明によれば、プログラム記憶手段に、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納されており、日時記憶手段に、第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報が格納されている。
【0010】
そして、第1判定手段によって、日時記憶手段に格納された更新日時に、ゲームが実行中であるか否かが判定され、第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストール手段によって、プログラム記憶手段に格納されている第2プログラムのインストールが行われる。
【0011】
従って、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが行われるため、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることが抑制される。
【0012】
また、第2判定手段によって、プログラム記憶手段に第2プログラムが格納されているか否かが判定され、第2判定手段によって第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、動作禁止手段によって、第1判定手段及びインストール手段の動作が禁止される。
【0013】
従って、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、第1判定手段及びインストール手段の動作が禁止されるため、CPUの負荷が軽減される。
【0014】
また、インストール手段によって、第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムがプログラム記憶手段から消去される。
【0015】
従って、インストールされた第2プログラムは、プログラム記憶手段から消去されるため、インストールされた第2プログラムを再度インストールすることが確実に防止され、CPUの負荷が更に軽減される。
【0016】
請求項2に記載のゲーム装置は、前記第1プログラムと前記サーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとを比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記サーバ装置から前記第3プログラムを取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段とを備えることを特徴としている。
【0017】
上記の構成によれば、比較手段によって、第1プログラムとサーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとが比較されて、両者が相違するか否かが判定される。そして、比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、プログラム取得手段によって、サーバ装置から第3プログラムが取得され、第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納される。
【0018】
従って、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムがサーバ装置に格納されている場合に、このゲームプログラムがサーバ装置から取得されて、インストールの対象となる第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納されるため、インストールの対象となるプログラムが確実に取得される。
【0019】
請求項3に記載のゲーム装置は、前記第1プログラムのバージョン情報が格納可能なバージョン記憶手段を備え、前記インストール手段が、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納し、前記比較手段が、前記バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報と、前記第3プログラムのバージョン情報とを比較することによって判定することを特徴としている。
【0020】
上記の構成によれば、バージョン記憶手段に、第1プログラムのバージョン情報が格納されており、インストール手段によって、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納される。そして、比較手段によって、バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報と、第3プログラムのバージョン情報とを比較することによって判定される。
【0021】
そこで、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納されるため、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報がバージョン記憶手段に格納される。
【0022】
従って、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報とサーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムのバージョン情報とが比較されて、両ゲームプログラムが相違するか否かの判定が行われるため、判定が容易に行われる。
【0023】
請求項4に記載のゲーム装置は、前記更新日時前の所定期間に、前記更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報を前記モニタ上に表示する警告表示手段を備えることを特徴としている。
【0024】
上記の構成によれば、警告表示手段によって、更新日時前の所定期間に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ上に表示される。
【0025】
従って、更新日時前の所定期間に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ上に表示されるため、プレイヤは更新日時にゲームの継続が不可となることを予め知ることができ、利便性が向上される。
【0026】
請求項5に記載のゲーム装置は、所定のゲーム状況において、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可する継続許可手段と、前記更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コインの受付を禁止する受付禁止手段とを備えることを特徴としている。
【0027】
上記の構成によれば、継続許可手段によって、所定のゲーム状況において、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可される。そして、受付禁止手段によって、更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コインの受付が禁止される。
【0028】
そこで、更新日時からの所定期間である禁止期間内でコインが受け付けられないため、所定のゲーム状況になると、ゲームの継続が許可されないことになる。
【0029】
従って、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可されるゲーム状況になると、確実にゲームが終了されるため、第2プログラムのインストールが確実に行われる。
【0030】
請求項6に記載のゲーム装置は、前記禁止期間が、前記更新日時から少なくとも前記インストール手段によってインストールが完了するまでの期間を含むことを特徴としている。
【0031】
上記の構成によれば、禁止期間が、更新日時から少なくともインストール手段によってインストールが完了するまでの期間を含む。
【0032】
従って、更新日時から少なくとも第2プログラムのインストールが完了するまでの期間は、コインが受け付けられないため、第2プログラムによるゲームの実行が可能な状態となるまで、コインの受け付けが確実に防止される。
【0033】
請求項7に記載のゲーム装置は、外部からの操作に基づいて前記更新日時を受け付けて、受け付けた更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴としている。
【0034】
上記の構成によれば、日時設定手段によって、外部からの操作に基づいて更新日時が受け付けられて、受け付けられた更新日時が日時記憶手段に格納される。
【0035】
従って、外部からの操作に基づいて更新日時が設定されるため、オペレータ等が所望する更新日時を設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制され得る。
【0036】
例えば、店舗内に8台のゲーム装置が配設されている場合に、4台の更新日時を所定の日の午前5時に、残りの4台の更新日時を同日の午前6時に設定することにより、プレイするゲーム装置を代わる(他のゲーム装置に移動する)ことでインストール中もゲームを行うことが可能となるため、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制される。
【0037】
請求項8に記載のゲーム装置は、前記サーバ装置から前記更新日時情報を取得して、取得した更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴としている。
【0038】
上記の構成によれば、日時設定手段によって、サーバ装置から更新日時情報が取得されて、取得された更新日時が日時記憶手段に格納される。
【0039】
従って、サーバ装置からの更新日時情報に基づいて更新日時が設定されるため、サーバ装置に接続されているゲーム装置の更新日時を一括して設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制され得る。
【0040】
例えば、異なるバージョンのゲームプログラム間ではゲームの実行が不可能である場合にも、サーバ装置に接続されているゲーム装置の更新日時を同一の日時に設定することによって、全てのサーバ装置にインストールされているゲームプログラムのバージョンが同一にされるため、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制される。
【0041】
請求項11に記載のゲームシステムは、外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続される複数のゲーム装置と、前記複数のゲーム装置と通信回線を介して通信可能に接続されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、前記サーバ装置は、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第3プログラムを格納するサーバ側プログラム記憶手段を備え、前記ゲーム装置は、前記第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納可能なプログラム記憶手段と、前記第1プログラムと前記サーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとを比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記第3プログラムを前記サーバ装置のサーバ側プログラム記憶手段から取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段と、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去するインストール手段と、前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段とを備えることを特徴としている。
【0042】
請求項12に記載のゲームシステムは、前記サーバ側プログラム記憶手段は、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムのバージョン情報に対応付けて、インストールするべきバージョンのゲームプログラムである第3プログラムを格納し、前記ゲーム装置は、前記第1プログラムのバージョン情報が格納可能なバージョン記憶手段と、前記第1プログラムと前記サーバ側プログラム記憶手段に格納された第3プログラムとのバージョン情報を比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記プログラム取得手段は、前記第3プログラムを前記サーバ装置のサーバ側プログラム記憶手段から取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納することを特徴としている。
【0043】
請求項13に記載のゲームシステムは、前記ゲーム装置のインストール手段は、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納することを特徴としている。
【発明の効果】
【0044】
請求項1、9、10に記載の発明によれば、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが行われるため、利用者の利便性が損なわれることを抑制できる。
【0045】
また、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、第1判定手段及びインストール手段の動作が禁止されるため、CPUの負荷を軽減できる。
【0046】
さらに、インストールされた第2プログラムは、プログラム記憶手段から消去されるため、インストールされた第2プログラムを再度インストールすることが確実に防止され、CPUの負荷を更に軽減できる。
【0047】
請求項2,11に記載の発明によれば、インストールされているゲームプログラムと相違する第3プログラムがサーバ装置に格納されている場合に、この第3プログラムがサーバ装置から取得されて、インストールの対象となる第2プログラムとしてプログラム記憶手段に格納されるため、インストールの対象となるプログラムを確実に取得できる。
【0048】
請求項3,12,13に記載の発明によれば、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報とサーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムのバージョン情報とが比較されて、両ゲームプログラムが相違するか否かの判定が行われるため、判定を容易に行うことができる。
【0049】
また、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラム(第3プログラム)がサーバ装置から取得されて、インストールが行われるため、インストールするべきバージョンのゲームプログラムを確実にインストールすることができる。
【0050】
また、インストール手段によって、バージョン情報が更新されるため、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラムを更に確実にインストールすることができる。
【0051】
請求項4に記載の発明によれば、更新日時前の所定期間に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ上に表示されるため、プレイヤは更新日時にゲームの継続が不可となることを予め知ることができ、利便性を向上できる。
【0052】
請求項5に記載の発明によれば、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可されるゲーム状況になると、確実にゲームが終了されるため、第2プログラムのインストールを確実に行うことができる。
【0053】
請求項6に記載の発明によれば、更新日時から少なくとも第2プログラムのインストールが完了するまでの期間は、コインが受け付けられないため、第2プログラムによるゲームの実行が可能な状態となるまで、コインの受け付けを確実に防止できる。
【0054】
請求項に記載の発明によれば、外部からの操作に基づいて更新日時が設定されるため、オペレータ等が所望する更新日時を設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることを更に抑制できる。
【0055】
請求項に記載の発明によれば、サーバ装置からの更新日時情報に基づいて更新日時が設定されるため、サーバ装置に接続されているゲーム装置の更新日時を一括して設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることを更に抑制できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0056】
図1は、本発明に係るゲームシステムの一例を示す構成図である。ゲームシステムは、それぞれ識別情報が対応付けされたクライアント端末装置(ゲーム装置に相当する)1と、複数の(ここでは8台の)クライアント端末装置1と専用線5を介して通信可能に接続されたハブ(HUB)2と、HUB2、通信回線4及びWWW等からなるネットワークを介してクライアント端末装置1と通信可能に接続され、複数のプレイヤがクライアント端末装置1を用いて行うゲームを管理するセンターサーバ装置3(サーバ装置に相当する)とを備えている。
【0057】
クライアント端末装置1は、プレイヤがモニタに表示されるゲーム画面を参照して行う所定の操作を受け付けると共に、センターサーバ装置3から送信される指示情報、他のクライアント端末装置1からの操作信号等に基づいて、ゲームを進行するものである。
【0058】
なお、クライアント端末装置1に対応付けされる識別情報は、クライアント端末装置1が配設されている店舗の識別情報とクライアント端末装置1が配設されている店舗内でのクライアント端末装置1毎の識別情報(端末番号という)とを含んでいる。例えば、店舗A内でのクライアント端末装置1の識別情報が4である場合には、当該クライアント端末装置1の識別情報はa4である。
【0059】
ハブ2は、それぞれ複数(ここでは8台)のクライアント端末装置1及びセンターサーバ装置3と通信可能に接続され、クライアント端末装置1とセンターサーバ装置3との間でデータの送受信を行うものである。また、ハブ2は、店舗毎に配設されており、店舗Aに配設されたハブ2の識別情報はハブAである。
【0060】
センターサーバ装置3は、プレイヤからの操作を受け付けるクライアント端末装置1が通信回線4(及びハブ2)を介してゲームの進行に必要な操作信号を互いに通信可能に接続されて、対戦ゲームの進行を管理するものである。
【0061】
図2は、クライアント端末装置1の一実施形態の外観を示す斜視図である。なお、以下の説明では、クライアント端末装置の一例としてモニタが一体に構成された業務用ビデオゲーム装置について説明するが、本発明はこの例に特に限定されず、家庭用ビデオゲーム機を家庭用テレビジョンに接続することによって構成される家庭用ビデオゲーム装置、ビデオゲームプログラムを実行することによってビデオゲーム装置として機能するパーソナルコンピュータ等にも同様に適用することができる。
【0062】
また、本実施形態において、本発明に係るクライアント端末装置1を用いて行なわれるゲームは、麻雀を模擬した麻雀ゲームであって、クライアント端末装置1を操作するプレイヤと、他のクライアント端末装置1を操作するプレイヤまたはCPUプレイヤとが対戦するものである。他のクライアント端末装置1を操作するプレイヤと対戦する場合には、ハブ2等を介して、クライアント端末装置1間のデータの送受信が行われる。
【0063】
クライアント端末装置1は、ゲーム画面を表示するモニタ11と、モニタ11のゲーム画面に表示される選択などを促すボタンのアドレスとプレイヤによる押圧位置とからいずれのボタンが指示されたかを判定するタッチパネル11aと、音声を出力するスピーカ12と、個人カードに記憶されたユーザID等の情報を読み込むカードリーダ13と、プレイヤが投入するコインを受け付けるコイン受付部15とを備えている。
【0064】
モニタ11は画像を表示する例えば薄形の液晶表示器である。スピーカ12は所定のメッセージやBGMを出力するものである。コイン受付部15は、投入されたコインが不良コイン等であった場合に排出するコイン排出口151を備えている。また、個人カードは、ユーザID等の個人情報が記憶された磁気カードやICカード等で、図では示していないが、カードリーダ13は差し込まれた個人カードから個人情報を読み出し可能にするものである。クライアント端末装置1の適所には、後述する所定の画像情報及びゲームプログラム等が予め記憶されたHDD(Hard Disk Drive)14、及び、各部からの検出信号や、各部への制御信号を出力するマイクロコンピュータなどで構成される制御部16(図3参照)が配設されている。
【0065】
図3は、クライアント端末装置1の一実施形態を示すハードウェア構成図である。制御部16はクライアント端末装置1の全体の動作を制御するもので、情報処理部(CPU)161と、処理途中の情報等を一時的に格納するRAM162とを備える。
【0066】
外部入出力制御部171は、制御部16とカードリーダ13、タッチパネル11a、及び、コイン受付部15を含む検出部の間で、検出信号を処理用のディジタル信号に変換し、また指令情報を検出部の各機器に対して制御信号に変換して出力するもので、かかる信号処理と入出力処理とを例えば時分割的に行うものである。外部機器制御部172はそれぞれの時分割期間内に検出部の各機器への制御信号の出力動作と、検出部の各機器からの検出信号の入力動作とを行うものである。
【0067】
描画処理部111は制御部16からの画像表示指示に従って所要の画像をモニタ11に表示させるもので、ビデオRAM等を備える。音声再生部121は制御部16からの指示に従って所定のメッセージやBGM等をスピーカ12に出力するものである。
【0068】
タッチパネル11aは長方形状をした薄層体で、縦横にそれぞれ所定ピッチで線状の透明材からなる感圧素材を配列したものを透明カバーで被覆する等により構成されたもので、モニタ11の画面上に貼付されている。このタッチパネル11aは公知の物が採用可能である。そして、タッチパネル11aはモニタ11画面に表示される選択などを促すボタンのアドレスと押圧位置とからいずれのボタンが指示されたかが判定し得るようにしている。
【0069】
HDD14には、麻雀牌オブジェクト、背景画像、各種画面の画像等が記憶されている。麻雀牌オブジェクト等は3次元描画が可能なように、それを構成する所要数のポリゴンで構成されており、描画処理部111はCPU161からの描画指示に基づいて、3次元空間上での位置から擬似3次元空間上での位置への変換のための計算、光源計算処理等を行うと共に、上記計算結果に基づいてビデオRAMに対して描画すべき画像データの書き込み処理、例えば、ポリゴンで指定されるビデオRAMのエリアに対するテクスチャデータの書き込み(貼り付け)処理を行う。
【0070】
ここで、CPU161の動作と描画処理部111の動作との関係を説明する。CPU161は、HDD14に記録されているオペレーティングシステム(OS)に基づいて、HDD14から画像、音声及び制御プログラムデータ、ゲームプログラムデータを読み出す。読み出された画像、音声及び制御プログラムデータ等の一部若しくは全部は、RAM162上に保持される。以降、CPU161は、RAM162上に記憶されている制御プログラム、各種データ(表示物体のポリゴンやテクスチャ等その他の文字画像を含む画像データ、音声データ)、並びに検出部からの検出信号等に基づいて、処理が進行される。
【0071】
HDD14に記憶された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に記憶され得るデータは、例えば光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
【0072】
ネットワーク通信部18は、麻雀ゲームの実行中に発生する各種イベント情報等をネットワーク等を介してセンターサーバ装置3と送受信するためのものである。なお、本発明のゲーム更新プログラムは、HDD14上に記録されており、RAM162上にロードされ、CPU161によりRAM162上のゲーム更新プログラムが順次実行されることによって、後述する第1判定部161b、プログラム記憶部162a等のそれぞれの機能が実現される。
【0073】
ここで、クライアント端末装置1における個人認証方法の一例について説明する。個人認証は、クライアント端末装置1(または、ネットワーク通信部18及びネットワークを介して接続されているセンターサーバ装置3)が認識しているプレイヤと実際にプレイしているプレイヤとが同一であることを確認するものである。プレイヤが初めてクライアント端末装置1でプレイする場合は、カードリーダ13によって差し込まれた個人カードからユーザIDデータ(識別情報)が読み出される。そして、ユーザIDデータがネットワーク通信部18及びネットワークを介して接続されているHUB2へ伝送され、HUB2から通信回線を介してセンターサーバ装置3に伝送されて後述するプレイヤ情報記憶部362aに格納される。このようにしてプレイヤのセンターサーバ装置3への登録が行なわれる。
【0074】
センターサーバ装置3に登録済みのプレイヤがクライアント端末装置1でプレイする場合は、カードリーダ13によって差し込まれた個人カードからユーザIDデータが読み出される。そして、ユーザIDデータがネットワーク通信部18及びネットワーク等を介して接続されているセンターサーバ装置3へ伝送されて、センターサーバ装置3によって、ユーザIDデータが後述するプレイヤ情報記憶部362aに格納されているユーザIDのいずれかと一致するか否かの判定が行なわれ、この判定が肯定された場合には、プレイヤにプレイが許可され、この判定が否定された場合にはプレイが拒否される(例えば、クライアント端末装置1のモニタ11にエラーメッセージが表示されて、プレイヤに登録を行うように促す)ものである。
【0075】
図4は、クライアント端末装置1の制御部16の一例を示す機能構成図である。制御部16のCPU161は、プレイヤからの操作を受け付けると共にセンターサーバ装置3からの指示及び麻雀ルールに従ってゲームの進行を制御するゲーム進行制御部161aと、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定部161b(第1判定手段に相当する)と、後述するプログラム記憶部162aにゲームプログラムが格納されているか否かを判定する第2判定部161c(第2判定手段に相当する)と、第1判定部161b及び後述するインストール部161eの動作を禁止する動作禁止部161d(動作禁止手段に相当する)と、後述するプログラム記憶部162aに格納されたゲームプログラムのインストールを行うインストール部161e(インストール手段に相当する)とを備えている。
【0076】
更に、制御部16のCPU161は、警告情報をモニタ11上に表示する警告表示部161f(警告表示手段に相当する)と、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可する継続許可部161g(継続許可手段に相当する)と、コインの受付を禁止する受付禁止部161h(受付禁止手段に相当する)と、センターサーバ装置3に取得するべきプログラムがあるか否かを判定する比較部161i(比較手段に相当する)と、センターサーバ装置3からゲームプログラムを取得し、後述するプログラム記憶部162aに格納するプログラム取得部161j(プログラム取得手段に相当する)と、センターサーバ装置3から更新日時情報を取得して、取得した更新日時情報を後述する日時記憶部162cに格納する日時設定部161k(日時設定手段に相当する)とを備えている。
【0077】
また、制御部16のRAM162は、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムを格納するプログラム記憶部162a(プログラム記憶手段)と、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報を格納するバージョン記憶部162b(バージョン記憶手段に相当する)と、インストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶部162c(日時記憶手段に相当する)とを備えている。
【0078】
以下の説明において、クライアント端末装置1の制御部16にインストールされており、ゲーム進行制御部161aとして機能しているゲームプログラムを「第1プログラム」といい、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラムを「第2プログラム」といい、センターサーバ装置3に格納されているゲームプログラムを「第3プログラム」という。
【0079】
ゲーム進行制御部161aは、プレイヤからの操作をタッチパネル11a等を介して受け付けると共にセンターサーバ装置3からの指示及び麻雀ルールに従ってゲームの進行を制御するものである。
【0080】
ここで、ゲーム進行制御部161aによって実行される麻雀ゲームは、東場の4局からなるゲームであって、コイン受付部15に3枚のコインを投入するとゲームを開始することができ、ゲーム開始時の持ち点(配牌原点)が20000点である。そして、東4局終了時の持ち点が、35000点以上である場合には、コインを投入しなくてもゲームを継続することができ、25000点以上35000点未満である場合には、コイン受付部15に1枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、15000点以上25000点未満である場合には、コイン受付部15に2枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、15000点未満である場合には、コイン受付部15に3枚のコインを投入するとゲームを継続することができるものとする。
【0081】
第1判定部161bは、日時記憶部162cに格納されている更新日時において、ゲーム進行制御部161aからゲームの実行状況を取得してゲームが実行中であるか否かを判定するものである。
【0082】
具体的には、対戦中に限らず、ゲーム進行制御部161aが、個人カードの受付から対戦終了情報のセンターサーバ装置3への送信までの処理(後述する図8に示すフローチャートのステップS11〜ステップS33のいずれかの処理)を実行中である場合に、第1判定部161bは、「ゲームが実行中である」と判定するものである。
【0083】
第2判定部161cは、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラム(第2プログラム)が有るか否かを判定するものである。
【0084】
本実施形態においては、後述するように、プログラム取得部161jによって、センターサーバ装置3に格納されているゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム:第3プログラム)がプログラム記憶部162aに第2プログラムとして格納されてから、インストール部161eによって、プログラム記憶部162aからこのプログラムが消去されるまでの間は、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラム(第2プログラム)が有る状態となる。
【0085】
また、インストール部161eによって、プログラム記憶部162aからゲームプログラム(第2プログラム)が消去されてから、プログラム取得部161jによって、センターサーバ装置3に格納されているゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム:第3プログラム)がプログラム記憶部162aに第2プログラムとして格納されるまでの間は、プログラム記憶部162aに格納されているゲームプログラム(第2プログラム)が無い状態となる。
【0086】
動作禁止部161dは、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aに第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、第1判定部161b及びインストール部161eの動作を禁止するものである。
【0087】
インストール部161eは、第1判定部161bによって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、モニタ11に図17に示すカウントダウン画面を所定期間(ここでは1分間)表示した後、プログラム記憶部162aに格納されている第2プログラムのインストールを行うと共に、第2プログラムのインストールの際に(ここでは、インストールが完了した後に)、この第2プログラムをプログラム記憶部162aから消去するものである。また、インストール部161eは、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報をバージョン記憶部162bに格納するものである(すなわち、バージョン記憶部162bに格納されたバージョン情報を更新するものである)。
【0088】
ここでは、便宜上、第2プログラムのインストールとは、プログラム記憶部162a(ここでは、テンポラリディレクトリ)に格納されている第2プログラムを、別の領域(以下、実行ディレクトリという:図示省略)にコピーすることを意味するものとする。すなわち、実行ディレクトリに格納されているゲームプログラムは、実行可能なファイル形式(例えば、EXEファイル等)で実行ディレクトリに格納されており、オペレーティングシステム(OS)によって、起動時に実行されるものである。
【0089】
警告表示部161fは、更新日時(ここでは、所定の日の午前6時)前の所定期間(ここでは、30分間、すなわち、午前5時30分〜午前6時)に、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報をモニタ11上に表示するものである(図13、14参照)。
【0090】
継続許可部161gは、所定のゲーム状況(ここでは、東4局終了時に持ち点が35000点未満であるという状況)において、コイン受付部15を介してコインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可するものである。
【0091】
受付禁止部161hは、更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コイン受付部15に対してコインの受付を禁止する(コインブロッカをONする)ものである。具体的には、コイン受付部15に投入されたコインを受け付けず、全てコイン排出口151(図2参照)に排出するものである。ただし、禁止期間は、更新日時からインストール部161eによる第2プログラムのインストールが完了するまでの期間を含む期間であり、ここでは、更新日時からインストールされた第2プログラムが起動されるまでの期間である(図11、12参照)。
【0092】
加えて、受付禁止部161hは、更新日時からの所定期間である禁止期間内で、ゲーム進行制御部161aに対して、持ち点及びコインの投入枚数に関係なくゲームの継続及び開始を不可とするべくゲーム継続条件及び開始条件を変更させるものである。
【0093】
比較部161iは、第1プログラムと相違するゲームプログラム(第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されているか否かを判定するものである。具体的には、バージョン記憶部162bに格納された第1プログラムのバージョン情報をセンターサーバ装置3へ送信し、センターサーバ装置3からゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム)のファイル名が受信されるか否かによって、判定するものである。
【0094】
すなわち、後述するアップデートプログラムのファイル名が受信された場合には、第1プログラムと相違するゲームプログラムがセンターサーバ装置3に格納されていると判定し、後述するアップデートプログラムのファイル名が受信されない場合には、第1プログラムと相違するゲームプログラムがセンターサーバ装置3に格納されていないと判定するものである。
【0095】
プログラム取得部161jは、第2判定部161cによってプログラム記憶部162aに第2プログラムが格納されていないと判定され、且つ、比較部161iによって、第1プログラムと相違するゲームプログラム(第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されていると判定された場合に、センターサーバ装置3(後述するプログラム記憶部362c)に格納された第3プログラムの内、第1プログラムのバージョン情報に対応するプログラム(ここでは、アップデートプログラム)を取得し、第2プログラムとしてプログラム記憶部162aに格納するものである。
【0096】
日時設定部161kは、センターサーバ装置3(後述する日時記憶部362d)から更新日時情報を取得して、取得した更新日時を日時記憶部162cに格納するものである。ここでは、プログラム取得部161jが第3プログラムを取得する際に、日時設定部161kが、更新日時情報を取得して、プログラム取得部161jが第3プログラムをプログラム記憶部162aに格納する際に、日時設定部161kが、更新日時情報を日時記憶部162cに格納するものである。
【0097】
プログラム記憶部162aは、プログラム取得部161jによってセンターサーバ装置3(後述するプログラム記憶部362c)から取得された第3プログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム)を、第2プログラムとして格納するものである。また、上述のように、プログラム記憶部162aに格納された第2プログラムは、インストール部161eによって、インストール完了後に消去されるものである。
【0098】
バージョン記憶部162bは、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョン情報を格納するものである。また、上述のように、インストール部161eによって、第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報に更新されるものである。
【0099】
日時記憶部162cは、日時設定部161kによって、センターサーバ装置3(後述する日時記憶部362d)から取得された更新日時情報を、更新的に格納するものである。
【0100】
図5は、センターサーバ装置3の一実施形態を示すハードウェア構成図である。制御部36はセンターサーバ装置3の全体の動作を制御するもので、情報処理部(CPU)361と、処理途中の情報等を一時的に格納するRAM362とを備える。
【0101】
HDD34に記憶された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に記憶され得るデータは、例えば光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えば光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
【0102】
ネットワーク通信部38は、各種データをWWW等からなるネットワークを介して複数のクライアント端末装置1と送受信するためのものである。
【0103】
図6は、センターサーバ装置3の制御部36の一例を示す機能構成図である。制御部36のCPU361は、クライアント端末装置1から対戦ゲームへの参加を受け付ける参加受付部361aと、クライアント端末装置1との間でデータの送受信を行うデータ通信部361bとを備えている。
【0104】
制御部36のRAM362は、プレイヤ毎の段位等をプレイヤの識別情報(ユーザIDデータ)に対応付けて格納するプレイヤ情報記憶部362aと、第1プログラムのバージョン毎に、インストールするべきアップデートファイル名情報等を格納するアドレス記憶部362bと、クライアント端末装置1にインストールする対象のゲームプログラム(ここでは、後述するアップデートプログラム:第3プログラム)を格納するプログラム記憶部362c(プログラム記憶手段に相当する)と、更新日時情報を格納する日時記憶部362dとを備えている。
【0105】
参加受付部361aは、クライアント端末装置1から対戦ゲームへの参加を受け付けるものであって、具体的には、クライアント端末装置1から個人認証に必要なプレイヤの識別情報を受け付けて、個人認証を行うものである。また、参加受付部361aは、参加が受け付けられたクライアント端末装置1に対して、対戦相手となる他のクライアント端末装置1を選定して対戦相手のプレイヤ情報を送信するものである。
【0106】
データ通信部361bは、クライアント端末装置1との間でデータの送受信を行うものであって、具体的には、クライアント端末装置1から第1プログラムのバージョン情報を受信して、受信されたバージョン情報に対応するゲームプログラムである第3プログラム(ここでは、アップデートプログラム)のファイル名情報及びアドレス情報をアドレス記憶部362bから読み出して、クライアント端末装置1に送信し、クライアント端末装置1からアップデートプログラムの送信要求が受信されると、対応するアップデートプログラムをプログラム記憶部362cから読み出して、クライアント端末装置1に対して送信するものである。
【0107】
プレイヤ情報記憶部362aは、プレイヤ毎の段位等をプレイヤの識別情報(ユーザIDデータ)に対応付けて格納するものである。
【0108】
アドレス記憶部362bは、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョン毎に、インストールするべきアップデートファイル名情報と、そのアップデートファイルの格納されているアドレス情報とを対応付けて格納するものである。
【0109】
プログラム記憶部362cは、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムのバージョン情報に対応付けて、インストールするべきバージョンのゲームプログラムである第3プログラム(ここでは、アップデートプログラム)を格納するものである。
【0110】
図7は、センターサーバ装置3のアドレス記憶部362bに格納されているデータの一例を説明する図である。左欄には、各クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラム(第1プログラム)のバージョンVERが表示されており、中央欄には、バージョンVER毎にクライアント端末装置1にインストールするべきアップデートプログラム(第3プログラム)のファイル名PGMが表示され、右欄にはアップデートプログラムが格納されているプログラム記憶部362c内のアドレスADRが表示されている。
【0111】
ここでは、プログラム記憶部362cに格納されているアップデートプログラムは、プログラム記憶部362bに格納されている最新のゲームプログラムと、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムとの差分データをアップデートするものである。すなわち、アップデートプログラムPGMを、クライアント端末装置1のテンポラリディレクトリから実行ディレクトリにコピーすることにより、最新のゲームプログラムがクライアント端末装置1にインストールされることになる。
【0112】
例えば、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムのバージョンVERが「1.1」である場合には、インストールするべきアップデートプログラムのファイル名PGMが「PGM11」であって、このアップデートプログラムはプログラム記憶部362c内のアドレスADRが「ADR11」の領域に格納されているのである。
【0113】
また、例えば、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムが最新のゲームプログラムのバージョンVERの「3.0」である場合には、インストールするべきアップデートプログラムが無いため、ここでは、アップデートプログラムのファイル名PGM、及び、アップデートプログラムはプログラム記憶部362c内のアドレスADRには「ブランク」が格納されている(すなわち、ファイル名PGMが格納されていない)。
【0114】
日時記憶部362dは、プログラム記憶部362cに格納されているゲームプログラム(ここでは、アップデートプログラム:第3プログラム)の更新日時情報を格納するものである。なお、ここでは、図示しないキーボード等の入力手段を介して、外部からの操作が受け付けられて、日時記憶部362dに、ゲームプログラムの更新日時情報が設定及び更新されるものとする。
【0115】
図8は、クライアント端末装置1によって行われるゲーム処理の一例を示すフローチャートである。なお、特に明記しない限り、以下の処理はゲーム進行制御部161aによって行われる。まず、コイン受付部15を介してコインが受け付けられたか否かの判定が行われる(ステップS10)。そして、カードリーダ13によって差し込まれた個人カードからユーザIDデータ等の個人情報が読み出され(ステップS11)、センターサーバ装置3に送信される(ステップS13)。つぎに、センターサーバ装置3から同一ゲーム空間でゲームを行う他のプレイヤ(対戦者)の名称、段位及び称号等の対戦者情報が受信される(ステップS15)。ついで、センターサーバ装置3からゲームを実行する旨の指示情報を受け付けて、ゲームが開始され、場及び親が決定される(ステップS17)。そして、対戦が開始される(ステップS19)。
【0116】
そして、対戦が終了したか否かの判定が行われる(ステップS21)。対戦が終了していないと判定された場合(ステップS21でNO)には、処理がステップS19に戻り、対戦が継続される。対戦が終了したと判定された場合(ステップS21でYES)には、受付禁止部161hによって、更新日時を経過しているか否かの判定が行われる(ステップS22)。更新日時を経過していると判定された場合(ステップS22でYES)には、図16に示すゲームオーバ画面がモニタ11に表示された後、処理がステップS33に進められる。
【0117】
更新日時を経過していないと判定された場合(ステップS22でNO)には、次のゲームへの継続参加を確認する画面(図示せず)がモニタ11に表示され、操作入力が受け付けられて、プレイヤが次のゲームに継続して参加するか否かの判定が行われる(ステップS23)。継続して参加しないと判定された場合(ステップS23でNO)には、処理がステップS33に進められる。継続して参加すると判定された場合(ステップST23でYES)には、操作入力が受け付けられて、プレイヤのゲーム終了時の持ち点が求められる(ステップS25)。
【0118】
次に、求められた持ち点の点数に基づいて次のゲームへのプレイヤの継続条件の設定が行われる(ステップS27)。プレイヤのゲーム終了後の持ち点が所定の点数SL(ここでは35000点)以上か否かが判定される(ステップS29)。点数SL以上であると判定された場合(ステップS29でYES)、処理がステップS13に戻され、ステップS13以降の処理が繰り返し実行される。また、点数SL以上ではない(点数SL未満である)と判定された場合(ステップS29でNO)、プレイヤのゲーム終了時の持ち点の点数の値に対応した継続条件に基づく枚数のコインがコイン受付部15に受け付けられたか否かが判定される(ステップS31)。
【0119】
コインが受け付けられたと判定された場合(ステップS31でYES)、処理がステップS13に戻され、ステップS13以降の処理が繰り返し実行される。コインが受け付けられないと判定された場合(ステップS31でNO)、ゲームが終了されたことを表わす対戦終了情報がセンターサーバ装置3に送信され(ステップS33)、処理が終了される。
【0120】
図9は、クライアント端末装置1におけるゲームプログラム取得処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、クライアント端末装置1によって、所定時間毎(例えば、10分毎)に強制的に実行される割り込み処理として行われる。まず、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aに格納されている第2プログラムが有るか否かの判定が行われる(ステップS101)。第2プログラムが有ると判定された場合(ステップS101でYES)には、処理が終了される。第2プログラムが無いと判定された場合(ステップS101でNO)には、比較部161iによって、バージョン記憶部162bから第1プログラムのバージョン情報が読み出されて、センターサーバ装置3へ送信される(ステップS103)。
【0121】
そして、比較部161iによって、センターサーバ装置3からアップデートプログラムのファイル名及びアドレスが受信されたか否かの判定が行われる(ステップS104)。受信されていないと判定された場合(ステップS104でNO)には、処理が待機状態とされる。受信されたと判定された場合(ステップS104でYES)には、比較部161iによって、アップデートプログラムのファイル名が「ブランク」であるか否かにより、アップデートプログラムが有るか否かの判定が行われる(ステップS105)。すなわち、アップデートプログラムのファイル名が「ブランク」ではない場合には、アップデートプログラムが有ると判定される。
【0122】
アップデートプログラムが無いと判定された場合(ステップS105でNO)には、処理が終了される。アップデートプログラムが有ると判定された場合(ステップS105でYES)には、プログラム取得部161jによって、アップデートプログラム及び更新日時の送信を要求する旨の情報がセンターサーバ装置3(データ通信部361b)に送信される(ステップS107)。
【0123】
そして、プログラム取得部161jによって、センターサーバ装置3からアップデートプログラム及び更新日時が受信されたか否かの判定が行われる(ステップS109)。受信されていないと判定された場合(ステップS109でNO)には、処理が待機状態とされる。受信されたと判定された場合(ステップS109でYES)には、プログラム取得部161jによって、アップデートプログラム及び更新日時が、それぞれプログラム記憶部162a及び日時記憶部162cに格納され(ステップS111)、処理が終了される。
【0124】
図10は、図9に示すプログラム取得処理に対応して行われるセンターサーバ装置3側の処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、全てデータ通信部361bによって行われる。まず、クライアント端末装置1から第1プログラムのバージョン情報が受信されたか否かの判定が行われる(ステップS301)。受信されていないと判定された場合(ステップS301でNO)には、処理が待機状態とされる。受信されたと判定された場合(ステップS301でYES)には、アドレス記憶部362bからバージョン情報に対応するアップデートファイルのファイル名及びアドレスが読み出される(ステップS303)。そして、アップデートファイルのファイル名及びアドレスがクライアント端末装置1へ送信される(ステップS305)。
【0125】
つぎに、クライアント端末装置1からアップデートプログラム及び更新日時の送信を要求する旨の情報が受信されたか否かの判定が行われる(ステップS307)。送信を要求する旨の情報が受信されていないと判定された場合(ステップS307でNO)には、処理が待機状態とされる。送信を要求する旨の情報が受信されたと判定された場合(ステップS307でYES)には、第1プログラムのバージョン情報に対応するアップデートプログラムがプログラム記憶部362cから読み出され、日時記憶部362dから更新日時情報が読み出される(ステップS309)。次いで、アップデートプログラム及び更新日時情報がクライアント端末装置1に送信され(ステップS311)、処理が終了される。
【0126】
図11、12は、クライアント端末装置1におけるプログラム更新処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、クライアント端末装置1によって、所定時間毎(例えば、5分毎)に強制的に実行される割り込み処理として行われる。まず、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aにゲームプログラムが格納されているか否かの判定が行われる(ステップS201)。ゲームプログラムが格納されていないと判定された場合(ステップS201でNO)には、処理が終了される。ゲームプログラムが格納されていると判定された場合(ステップS201でYES)には、警告表示部161fによって、更新日時情報が日時記憶部162cから読み出され、現在日時が更新日時の所定時間ΔT(ここでは、30分)前を経過したか否かの判定が行われる(ステップS203)。
【0127】
更新日時の所定時間ΔT前を経過していない(すなわち、更新日時の所定時間ΔT前に達していない)と判定された場合(ステップS203でNO)には、処理が終了される。更新日時の所定時間ΔT前を経過したと判定された場合(ステップS203でYES)には、第1判定部161bによって、ゲーム中であるか否かの判定が行われる(ステップS205)。ゲーム中であると判定された場合(ステップS205でYES)には、警告表示部161fによって、図13に示すようにゲーム画面に警告情報が表示され(ステップS207)、ゲーム中ではないと判定された場合(ステップS205でNO)には、警告表示部161fによって、図14に示すようにデモ画面に警告情報が表示される(ステップS209)。
【0128】
そして、受付禁止部161hによって、現在日時が、更新日時になったか否かの判定が行われる(ステップS211)。更新日時になっていないと判定された場合(ステップS211でNO)には、処理がステップS205に戻され、ステップS205以降の処理が繰り返し実行される。更新日時となったと判定された場合(ステップS211でYES)には、受付禁止部161hによる指示に基づいて、コイン受付部15によって、コインの受付が禁止されると共に、ゲーム進行制御部161aによって、ゲームの継続及び開始を不可とするべくゲーム継続条件及び開始条件が変更される(ステップS213)。
【0129】
つぎに、第1判定部161bによって、ゲーム中であるか否かの判定が行われる(ステップS215)。ゲーム中であると判定された場合(ステップS215でYES)には、ゲーム進行制御部161aによって、図15に示すゲーム画面がモニタに表示され、ゲームが終了されたか否かの判定が行われる(ステップS217)。ゲームが終了されていないと判定された場合(ステップS217でNO)には、処理が待機状態とされる。ゲームが終了されたと判定された場合(ステップS217でYES)には、ゲーム進行制御部161aによって、図16に示すゲーム終了画面がモニタ11に表示される。(ステップS219)。
【0130】
ステップS219の処理が完了した場合、及び、ステップS215でNOの場合には、インストール部161eによって、モニタ11に図17に示すカウントダウン画面が表示され、カウントダウンが開始される(ステップS221)。そして、インストール部161eによって、カウントダウンが終了したか否かの判定が行われる(ステップS223)。カウントダウンが終了していないと判定された場合(ステップS223でNO)には、処理が待機状態とされる。カウントダウンが終了したと判定された場合(ステップS223でYES)には、図12に示すように、インストール部161eによって、再起動が実行され(ステップS225)、プログラム記憶部162aの第2プログラムのインストールが開始される(ステップS227)。
【0131】
つぎに、インストール部161eによって、第2プログラムのインストールが完了したか否かの判定が行われる(ステップS229)。インストールが完了していないと判定された場合(ステップS229でNO)には、処理が待機状態とされる。インストールが完了したと判定された場合(ステップS229でYES)には、インストール部161eによって、バージョン記憶部162bのバージョン情報がインストールされた第2プログラムのバージョン情報に更新されると共に、第2プログラムがプログラム記憶部162aから消去される(ステップS231)。そして、OSによって、インストールされたゲームプログラムが起動される(ステップS233)。そして、受付禁止部161hによる指示に基づいて、コイン受付部15によって、コインの受付の禁止が解除されると共に、ゲーム進行制御部161aによって、ゲームの継続及び開始を可能とするべくゲーム継続条件及び開始条件が通常の条件に戻され(ステップS235)、処理が終了される。
【0132】
図13は、図11に示すフローチャートのステップS207でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。ゲーム画面600には、画面下側にプレイヤの手牌601が牌の種類が見えるように表示され、画面上側及び左右両側に対戦者の手稗602が牌の種類が見えないように表示され、画面略中央にドラ表示稗を含む山603と、山603の周囲に捨て稗604が表示され、画面下側にプレイヤによって押下される種々のボタン605が表示されている。プレイヤがゲーム画面600を見ながらボタン605を適宜押下することによってゲームが進行される。
【0133】
また、ゲーム画面600には、画面上側に、ゲームの継続が不可となる旨の警告情報の詳細情報を表示する第1警告表示部606と、画面左上部に、ゲームの継続が不可となる旨の警告情報の概要情報を表示する第2警告表示部607と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部608とが表示されている。
【0134】
第1警告表示部606は、予め設定された所定の文字列の内、所定文字数(ここでは、約25文字)の文字列(表示文字列という)が図の右側から左側に所定の速度でスクロール表示されるもので、ここでは、「まもなくシステムメンテナンスのため、6:00からコンティニューが出来なくなります。<ご注意>投入されているコインでのプレイが出来なくなります。コインの追加投入はお控え頂きますようお願いいたします。」との警告情報の詳細情報が繰り返し表示される。この表示により、更新日時として6時00分が設定されていること等がわかる。
【0135】
第2警告表示部607には、「まもなくシステムメンテナンス コンティニューができなくなります」との警告情報の概要情報が表示されている。また、時刻表示部608には、「5:50」と表示され、現在の時刻が、5時50分であることがわかる。
【0136】
図14は、図11に示すフローチャートのステップS209でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるデモ画面の一例を示す画面図である。デモ画面610には、画面中央部に、ゲームの継続が不可となる旨の警告情報を表示する警告表示部611と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部612とが表示されている。
【0137】
警告表示部611には、「まもなくシステムメンテナンスのため、麻雀ABCD4は、6:00に自動再起動を行います。<ご注意>投入されているコインでのプレイができなくなります。コインの追加投入はお控え頂きますよう、お願いいたします。」との表示がされ、更新日時として6時00分が設定されていること等がわかる。また、時刻表示部612には、「5:52」と表示され、現在の時刻が、5時52分であることがわかる。
【0138】
図15は、図11に示すフローチャートのステップS217でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。ゲーム画面620には、図13に示すゲーム画面600と同様に、プレイヤの手牌621、対戦者の手稗622、山623、捨て稗624及びボタン625が表示されている。
【0139】
また、ゲーム画面620には、画面上側に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の詳細情報を表示する第1警告表示部626と、画面左上部に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の概要情報を表示する第2警告表示部627と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部628とが表示されている。
【0140】
第1警告表示部626は、予め設定された所定の文字列の内、所定文字数(ここでは、約25文字)の文字列(表示文字列という)が図の右側から左側に所定の速度でスクロール表示されるもので、ここでは、「システムメンテナンスのため、この対局で終了とさせて頂きます。麻雀ABCD4をご愛顧頂き、誠にありがとうございました。」との警告情報の詳細情報が繰り返し表示される。この表示により、更新日時である6時00分が経過していること等がわかる。
【0141】
第2警告表示部627には、「システムメンテナンス中・・・コンティニューはできません」との警告情報の概要情報が表示されている。また、時刻表示部628には、「6:00」と表示され、現在の時刻が、6時00分(=更新日時)であることがわかる。
【0142】
図16は、図11に示すフローチャートのステップS219でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるゲーム終了画面の一例を示す画面図である。ゲーム終了画面630には、画面上側に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の詳細情報を表示する警告表示部631と、画面左上部に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報の概要情報を表示する第2警告表示部632と、画面左側に、対戦終了時の持ち点を表示する持ち点表示部633と、画面右側に、プレイを継続するために必要なコイン枚数等をプレイヤに通知するための継続条件を表示する継続条件表示部634と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部635とが表示されている。
【0143】
第1警告表示部631には、図15に示すゲーム画面620の第1警告表示部626と同様に、警告情報の詳細情報が繰り返し表示される。また、第2警告表示部632には、図15に示すゲーム画面620の第2警告表示部627と同様に、警告情報の概要情報が表示されている。時刻表示部635には、「6:06」と表示され、現在の時刻が、6時06分である(=更新日時を経過している)ことがわかる。
【0144】
継続条件表示部634には、持ち点数が35000点以上である場合の継続条件を表示する第1継続条件表示部634aと、持ち点数が25000点以上35000点未満である場合の継続条件を表示する第2継続条件表示部634bと、持ち点数が15000点以上25000点未満である場合の継続条件を表示する第3継続条件表示部634cと、持ち点数が15000点未満である場合の継続条件を表示する第4継続条件表示部634dとが表示されている。
【0145】
第1継続条件表示部634a〜第4継続条件表示部634dには、全て「GAME OVER」と表示され、更新日時を経過しているために、コインを投入してもゲームを継続することができないことがわかる。なお、更新日時となるまでは、第1継続条件表示部634aには、コインを投入しなくてもゲームを継続することができ、第2継続条件表示部634bには、コイン受付部15に1枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、第3継続条件表示部634cには、コイン受付部15に2枚のコインを投入するとゲームを継続することができ、第4継続条件表示部634dには、コイン受付部15に3枚のコインを投入するとゲームを継続することができる旨の表示がされている。
【0146】
図17は、図11に示すフローチャートのステップS221でクライアント端末装置1のモニタ11に表示されるカウントダウン画面の一例を示す画面図である。カウントダウンゲーム画面640には、画面中央部に、ゲームの継続が不可である旨の警告情報を表示する警告表示部641と、画面左下部に、現在時刻を表示する時刻表示部642とが表示されている。また、警告表示部641には、残りカウントダウン秒数を表示するが表示されている。時刻表示部642には、「6:07」と表示され、現在の時刻が、6時07分である(=更新日時を経過している)ことがわかる。
【0147】
警告表示部641には、「システムメンテナンスのため、麻雀ABCD4は、運営を終了いたしました。52秒後に自動的に再起動します。<ご注意>コインの投入はできません」との表示がされ、52秒後に再起動が開始されること等がわかる。
【0148】
上述のように、第1判定部161bによって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムのインストールが、インストール部161eによって行われるため、ゲームプログラムのインストールにおいて利用者の利便性が損なわれることが抑制される。
【0149】
また、第2判定部161cによって、プログラム記憶部162aに第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、動作禁止部161dによって、第1判定部161b及びインストール部161eの動作が禁止されるため、CPUの負荷が軽減される。
【0150】
更に、インストール部161eによって、インストールされた第2プログラムは、プログラム記憶部162aから消去されるため、インストールされた第2プログラムを再度インストールすることが確実に防止され、CPUの負荷が更に軽減される。
【0151】
加えて、警告表示部161fによって、更新日時前の所定期間(ここでは、30分間)に、図13、14に示すように、更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報がモニタ11上に表示されるため、プレイヤは更新日時にゲームの継続が不可となることを予め知ることができ、利便性が向上される。
【0152】
また、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続が許可されるゲーム状況(ここでは、東4局が終了し、持ち点が35000点未満である状態)になると、受付禁止部161hによって、確実にゲームが終了されるため、第2プログラムのインストールが確実に行われる。
【0153】
更に、受付禁止部161hによって、更新日時から第2プログラムのインストールが完了するまでの期間は、コインが受け付けられないため、第2プログラムによるゲームの実行が可能な状態となるまで、コインの受け付けが確実に防止される。
【0154】
加えて、インストールされているゲームプログラムと相違するゲームプログラムがサーバ装置に格納されている場合に、プログラム取得部161jによって、このゲームプログラムがセンターサーバ装置3から取得されて、インストールの対象となる第2プログラムとしてプログラム記憶部162aに格納されるため、インストールの対象となるプログラムが確実に取得される。
【0155】
また、比較部161iによって、センターサーバ装置3からアップデートプログラムのファイル名が受信されるか否かに基づいて、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)と相違するゲームプログラム(ここでは、アップデートプログラム:第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されているか否かが判定されるため、判定が容易に行われる。
【0156】
加えて、日時設定部161kによって、センターサーバ装置3からの更新日時情報に基づいて更新日時が設定されるため、センターサーバ装置3に接続されているクライアント端末装置1の更新日時を一括して設定することが可能となり、利用者の利便性が損なわれることが更に抑制され得る。
【0157】
また、プログラム取得部161jによって、インストールされているゲームプログラムのバージョン情報に対応して設定された、インストールするべきバージョンのゲームプログラムがセンターサーバ装置3のプログラム記憶部362cから取得されて、インストールが行われるため、インストールするべきバージョンのゲームプログラムが確実にインストールされる。
【0158】
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
【0159】
(A)本実施態様においては、ゲームが麻雀ゲームである場合について説明したが、その他のゲームである形態でもよい。例えば、囲碁を模擬した囲碁ゲーム、将棋を模擬した将棋ゲーム、チェスを模したチェスゲーム、トランプ、カルタ、花札を模したカードゲーム、テニス、野球、卓球、バレー、バドミントンを模したスポーツゲーム等である形態でもよい。
【0160】
(B)本実施態様においては、クライアント端末装置1で動作するゲームプログラムが1つである場合について説明したが、複数のゲームプログラムが動作可能な形態でもよい。例えば、1台のクライアント端末装置1で、麻雀ゲームと囲碁ゲームとを選択してプレイできる形態でもよい。
【0161】
この場合には、インストール部161eは、インストール済みのプログラムの内のいずれかを更新する形態でもよいし、新たに別のゲームのゲームプログラムを追加する形態でもよい(この場合には、プログラム記憶部162aには、別のゲームのゲームプログラムが格納されていることになる)。
【0162】
(C)本実施態様においては、第1判定部161bが更新日時からゲームが終了されるまでの間、ゲームが実行中であるか否かを判定する場合について説明したが、少なくとも更新日時に判定する形態であればよい。例えば、更新日時に1回だけゲームが実行中であるか否かを判定する形態でもよい。この場合には、処理が簡略化される。
【0163】
(D)本実施態様においては、第2プログラム(プログラム記憶部162aに格納されるゲームプログラム)がセンターサーバ装置3から取得(ダウンロード)される場合について説明したが、CD、DVD等の記録媒体から読み込まれる形態でもよい。
【0164】
(E)本実施態様においては、警告表示部161fが、更新日時前の所定期間(ここでは、30分間)継続して警告情報をモニタ11上に表示する場合について説明したが、少なくとも、更新日時前の所定時間前(例えば、30分前)に1回以上警告情報をモニタ11上に表示する形態でもよい。また、警告情報をモニタ11上に表示することに換えて(又は、加えて)音声により報知する形態でもよい。
【0165】
(F)本実施態様においては、日時設定部161kが、センターサーバ装置3から更新日時情報を取得して更新日時を設定する場合について説明したが、外部からの操作入力に基づいて設定される形態でもよい。この場合には、クライアント端末装置1が配設されている店舗毎に自由に更新日時が設定され、自由度が高められる。
【0166】
(G)本実施態様においては、比較部161iが、センターサーバ装置3からアップデートプログラムのファイル名が受信されるか否かに基づいて、インストールされているゲームプログラム(第1プログラム)と相違するゲームプログラム(ここでは、アップデートプログラム:第3プログラム)がセンターサーバ装置3に格納されているか否かが判定される場合について説明したが、センターサーバ装置3から第3プログラムのバージョン情報を取得して、第1プログラムのバージョン情報と相違するか否かに基づいて判定する形態でもよい。
【0167】
(H)本実施態様においては、インストール部161eがアップデートプログラムをインストールする場合について説明したが、ゲームプログラム、ゲームに使用される画像ファイル、音声ファイル等をインストールする形態でもよい。
【0168】
(I)本実施態様においては、センターサーバ装置3のプログラム記憶部362cにアップデートプログラムが格納されている場合について説明したが、ゲームプログラム自体が格納されている形態でもよい。この場合には、クライアント端末装置1にインストールされているゲームプログラムのバージョンに関わらず、プログラム記憶部362cに格納されたゲームプログラムを取得してインストールすればよいため、処理が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【0169】
【図1】本発明に係るゲームシステムの一例を示す構成図である。
【図2】クライアント端末装置の一実施形態の外観を示す斜視図である。
【図3】クライアント端末装置の一実施形態を示すハードウェア構成図である。
【図4】クライアント端末装置の制御部の一例を示す機能構成図である。
【図5】センターサーバ装置の一実施形態を示すハードウェア構成図である。
【図6】センターサーバ装置の制御部の一例を示す機能構成図である。
【図7】センターサーバ装置のプログラム記憶部に格納されているデータの一例を説明する図である。
【図8】クライアント端末装置によって行われるゲーム処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】クライアント端末装置におけるゲームプログラム取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】図9に示すプログラム取得処理に対応して行われるセンターサーバ装置側の処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】クライアント端末装置におけるプログラム更新処理の一例を示すフローチャートである(前半部)。
【図12】クライアント端末装置におけるプログラム更新処理の一例を示すフローチャートである(後半部)。
【図13】図11に示すフローチャートのステップS207でクライアント端末装置のモニタに表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。
【図14】図11に示すフローチャートのステップS209でクライアント端末装置のモニタに表示されるデモ画面の一例を示す画面図である。
【図15】図11に示すフローチャートのステップS217でクライアント端末装置のモニタに表示されるゲーム画面の一例を示す画面図である。
【図16】図11に示すフローチャートのステップS219でクライアント端末装置のモニタに表示されるゲーム終了画面の一例を示す画面図である。
【図17】図11に示すフローチャートのステップS221でクライアント端末装置のモニタに表示されるカウントダウン画面の一例を示す画面図である。
【符号の説明】
【0170】
1 クライアント端末装置
15 コイン受付部
16 制御部
161 CPU
161a ゲーム進行制御部
161b 第1判定部(第1判定手段)
161c 第2判定部(第2判定手段)
161d 動作禁止部(動作禁止手段)
161e インストール部(インストール手段)
161f 警告表示部(警告表示手段)
161g 継続許可部(継続許可手段)
161h 受付禁止部(受付禁止手段)
161i 比較部(比較手段)
161j プログラム取得部(プログラム取得手段)
161k 日時設定部(日時設定手段)
162 RAM
162a プログラム記憶部(プログラム記憶手段)
162b バージョン記憶部(バージョン記憶手段)
162c 日時記憶部(日時記憶手段)
3 センターサーバ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置であって、
インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納するプログラム記憶手段と、
前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、
前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記第2プログラムのインストールを行うインストール手段とを備えることを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
【請求項3】
前記インストール手段は、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去することを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム装置。
【請求項4】
前記更新日時前の所定期間に、前記更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報を前記モニタ上に表示する警告表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項5】
所定のゲーム状況において、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可する継続許可手段と、
前記更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コインの受付を禁止する受付禁止手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項6】
前記禁止期間は、前記更新日時から少なくとも前記インストール手段によってインストールが完了するまでの期間を含むことを特徴とする請求項5に記載のゲーム装置。
【請求項7】
前記第1プログラムと前記サーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとを比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、
前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記サーバ装置から前記第3プログラムを取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項8】
前記第1プログラムのバージョン情報を格納するバージョン記憶手段を備え、
前記インストール手段は、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納し、
前記比較手段は、前記バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報と、前記第3プログラムのバージョン情報とを比較することによって判定することを特徴とする請求項7に記載のゲーム装置。
【請求項9】
外部からの操作に基づいて前記更新日時を受け付けて、受け付けた更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項10】
前記サーバ装置から前記更新日時情報を取得して、取得した更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項11】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新方法であって、
前記ゲーム装置のプログラム記憶手段が、インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納し、
前記ゲーム装置の日時記憶手段が、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納し、
前記ゲーム装置の第1判定手段が、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定し、
前記ゲーム装置のインストール手段が、前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記第2プログラムのインストールを行うことを特徴とするゲーム更新方法。
【請求項12】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新プログラムであって、前記ゲーム装置を、
インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納するプログラム記憶手段と、
前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、
前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行うインストール手段として機能させることを特徴とするゲーム更新プログラム。
【請求項13】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続される複数のゲーム装置と、前記複数のゲーム装置と通信回線を介して通信可能に接続されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記サーバ装置は、
各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第3プログラムを格納するプログラム記憶手段を備え、
前記ゲーム装置は、
前記第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムを格納するプログラム記憶手段と、
前記第3プログラムを前記サーバ装置から取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段と、
前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、
前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記第2プログラムのインストールを行うインストール手段とを備えることを特徴とするゲームシステム。
【請求項14】
前記サーバ装置のプログラム記憶手段は、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムのバージョン情報に対応付けて、インストールするべきバージョンのゲームプログラムである第3プログラムを格納し、
前記ゲーム装置は、
前記第1プログラムのバージョン情報を格納するバージョン記憶手段を備え、
前記プログラム取得手段は、前記バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報に対応する第3プログラムを前記サーバ装置から取得することを特徴とする請求項13に記載のゲームシステム。
【請求項15】
前記ゲーム装置のインストール手段は、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納することを特徴とする請求項14に記載のゲームシステム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置であって、
インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラム格納可能なプログラム記憶手段と、
前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、
前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、
ームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去するインストール手段と
前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合には、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段とを備えることを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
前記第1プログラムと前記サーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとを比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、
前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記サーバ装置から前記第3プログラムを取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
【請求項3】
前記第1プログラムのバージョン情報を格納するバージョン記憶手段を備え、
前記インストール手段は、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納し、
前記比較手段は、前記バージョン記憶手段に格納されたバージョン情報と、前記第3プログラムのバージョン情報とを比較することによって判定することを特徴とする請求項2に記載のゲーム装置。
【請求項4】
前記更新日時前の所定期間に、前記更新日時にゲームの継続が不可となる旨の警告情報を前記モニタ上に表示する警告表示手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項5】
所定のゲーム状況において、コインの投入が受け付けられた場合に限って実行中のゲームの継続を許可する継続許可手段と、
前記更新日時からの所定期間である禁止期間内で、コインの受付を禁止する受付禁止手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項6】
前記禁止期間は、前記更新日時から少なくとも前記インストール手段によってインストールが完了するまでの期間を含むことを特徴とする請求項5に記載のゲーム装置。
【請求項7】
外部からの操作に基づいて前記更新日時を受け付けて、受け付けた更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項8】
前記サーバ装置から前記更新日時情報を取得して、取得した更新日時を前記日時記憶手段に格納する日時設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項9】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新方法であって、
インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納可能なプログラム記憶手段を備えてなり、
前記ゲーム装置の日時記憶手段が、前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納し、
前記ゲーム装置の第1判定手段が、前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定し、
前記ゲーム装置の第2判定手段が、前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定し、
前記ゲーム装置のインストール手段が、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去する一方、
前記ゲーム装置の動作禁止手段が、前記第2判定手段によって第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止することを特徴とするゲーム更新方法
【請求項10】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続されると共に、通信回線を介してサーバ装置と通信可能に接続されたゲーム装置のゲーム更新プログラムであって、前記ゲーム装置を、
インストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納可能なプログラム記憶手段と、
前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、
前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去するインストール手段と、
前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段として機能させることを特徴とするゲーム更新プログラム
【請求項11】
外部から視認可能に画像を表示するモニタを備え、互いに通信回線を介してゲームの進行に必要な操作信号を通信可能に接続される複数のゲーム装置と、前記複数のゲーム装置と通信回線を介して通信可能に接続されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記サーバ装置は、
各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムと相違するゲームプログラムである第3プログラムを格納するサーバ側プログラム記憶手段を備え、
前記ゲーム装置は、
前記第1プログラムと相違するゲームプログラムである第2プログラムが格納可能なプログラム記憶手段と、
前記第1プログラムと前記サーバ装置の所定の領域に格納されたゲームプログラムである第3プログラムとを比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、
前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記第3プログラムを前記サーバ装置のサーバ側プログラム記憶手段から取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納するプログラム取得手段と、
前記第2プログラムのインストール処理を行う日時である更新日時情報を格納する日時記憶手段と、
前記更新日時に、ゲームが実行中であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記プログラム記憶手段に前記第2プログラムが格納されているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段によって、ゲームが実行中ではないと判定された場合に、前記プログラム記憶手段に格納されている前記第2プログラムのインストールを行い、前記第2プログラムのインストールの後に、この第2プログラムを前記プログラム記憶手段から消去するインストール手段と、
前記第2判定手段によって、第2プログラムが格納されていないと判定された場合に、前記第1判定手段及びインストール手段の動作を禁止する動作禁止手段とを備えることを特徴とするゲームシステム
【請求項12】
前記サーバ側プログラム記憶手段は、各ゲーム装置にインストールされているゲームプログラムである第1プログラムのバージョン情報に対応付けて、インストールするべきバージョンのゲームプログラムである第3プログラムを格納し、
前記ゲーム装置は、
前記第1プログラムのバージョン情報が格納可能なバージョン記憶手段と、
前記第1プログラムと前記サーバ側プログラム記憶手段に格納された第3プログラムとのバージョン情報を比較して、両者が相違するか否かを判定する比較手段と、
前記比較手段によって、両者が相違すると判定された場合に、前記プログラム取得手段は、前記第3プログラムを前記サーバ装置のサーバ側プログラム記憶手段から取得し、前記第2プログラムとして前記プログラム記憶手段に格納することを特徴とする請求項11に記載のゲームシステム
【請求項13】
前記ゲーム装置のインストール手段は、前記第2プログラムのインストールの際に、この第2プログラムのバージョン情報を前記バージョン記憶手段に格納することを特徴とする請求項12に記載のゲームシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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