説明

コイルの処理・搬送方法及びその方法を適用するコイル

【課題】 コイル処理・搬送時に簡易結束にて処理・搬送して、リードタイムの短縮を可能するとともに、船舶などで段積みして搬送しても正常な荷姿で需要家に届けることができるコイルの処理・搬送方法を提供する。
【解決手段】 コイラーによって巻き取られたコイルに、少なくとも2本の縦バンド掛けを施したのみの状態である搬送用コイル(以下「簡易梱包コイル」という)を用いるものであって、コイラーによって巻き取られたコイルに少なくとも2本の縦バンド掛けを施し、直ちに仮置きヤードに搬出するコイルのバンド掛け搬出段階と、前記コイルを前記仮置きヤードにおいて保管する段階と、前記保管されたコイルを、緩衝材を介して段積して搬送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱間圧延あるいは冷間圧延されたコイルの処理・搬送方法及びその方法を適用するコイルに係り、特にコイルを極力簡便な結束にて出荷・搬送することを可能とするコイルの処理・搬送方法及びその方法を適用するコイルに関する。
【背景技術】
【0002】
ホットストリップミルで熱間圧延された熱延コイルの相当部分は、いわゆる熱延ままの状態で輸出され、あるいは国内向けに出荷される。このような熱間コイルのまま、すなわち、いわゆる黒皮の状態で出荷される熱延コイルは、一般に熱間圧延時コイラーで巻き取られた後、コイラー内で簡単なバンド掛けにより結束された後、コイル置場に運ばれ、そこで所定の温度、たとえば200℃以下まで冷却された後、梱包ラインに運ばれ、図5に示すように輸送に耐えられるように結束が行われる。この結束は、一般には、熱間コイル1に少なくともそれぞれ3本の縦方向・横方向のバンド掛けを行うものであり、その状態で出荷される。なお、図5において示すダウンエンド状態の熱延コイル1に縦方向に掛けたバンド3を縦バンドと呼び、横方向に掛け渡したバンド5を横バンドと称している。
【0003】
熱延コイルの出荷は、船舶のデッキに段積みして行われることが多いが、上記のように複数本の縦バンド3及び横バンド4を施す結束を行った上でなされる場合は、船舶の航行中の揺れ、振動等によりコイルが相互にずれ、それによりバンドが多少損傷しても、正常な荷姿で需要家に届けることができる。
【0004】
このような出荷・搬送方法では、まず、複数本の縦バンド5及び横バンド5による厳重な結束を必要とする。また、このような結束は出荷のための梱包ラインでのバンド掛け作業を人手で行うことを必要とする。そのため、熱延コイルがコイル置場に運び込まれた後、結束作業にとって安全な温度、たとえば200℃以下に達するまで冷却しなければならない。
【0005】
しかしながら、黒皮状態で出荷される熱延コイルは、使用の際、需要家において別途酸洗が行われるのが一般的であり、出荷時の防錆措置も不要とされている。そのため、結束は出荷・搬送時に荷姿を保持できれば十分であり、結束の簡素化と作業コストの低減が望まれる。また、コイル冷却には相当の長時間を要するため、熱延終了から出荷までの所要時間が長くなるという問題もあり、いわゆる受注から納品までのリードタイムが長くなるという問題がある。一方、出荷を急ぐ場合には、結束作業を比較的高温で行わざるを得ず、作業負荷が大きくなるという問題がある。
【0006】
高温の黒皮付き熱延コイルのバンド掛けに関しては、特許文献1に、コイルをバンドで引き締めた状態でバンド温度をコイル温度にまで上昇させた後に結束することにより、コイル搬送中にコイル緩みを防止するとの開示がある。また、特許文献2には、高温コイルの表面温度を測定して、測定温度情報に見合う引き締め力でバンドを締め付け、コイル緩みを防止してコイル搬送・輸送中の荷姿を保持するとのとの開示がある。
【0007】
【特許文献1】特開平6-72413号公報
【特許文献2】特開平11-105821号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1又は2に記載の技術を利用することにより、コイルが高温であるときに結束しても、コイル結束の緩みを防止することができ、熱延終了から出荷までのリードタイムを短縮することが可能になり、これら手段の適用により、人手による結束作業負荷が大きいという問題が解決される可能性がある。しかしながら、これらの手段は、船舶等で段積みして搬送するときのバンド切断事故等によるコイル荷姿の保持のため、縦バンド用、横バンド用の結束装置を別途必要とする。そのため、設備コストが嵩むほか、輸送中のバンド損傷によるコイル緩みを防止するためには、多数のバンド掛けを必要とし、より簡便な結束により熱延終了から出荷までに相当の時間を要するという問題の解決を図ることはできなかった。また、冷延コイルは、比較的短時間・近距離の搬送時には簡便な結束で十分であるにもかかわらず、たとえば輸出品などのような長距離・長時間の搬送に耐える厳重な防錆梱包が行われており、熱延コイルと同様に簡便・迅速で経済的なコイルの処理・搬送方法が求められている。
【0009】
本発明は、上記コイルの生産、出荷に係る問題点を解決することを目的とし、コイル処理・搬送時に簡易結束にて処理・搬送して、リードタイムの短縮を可能するとともに、船舶などで段積みして搬送しても正常な荷姿で需要家に届けることができるコイルの処理・搬送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のコイルの処理・搬送方法は、コイラーによって巻き取られたコイルに、少なくとも2本の縦バンド掛けを施したのみの状態である搬送用コイル(以下「簡易梱包コイル」という)を用いるものであって、コイラーによって巻き取られたコイルに少なくとも2本の縦バンド掛けを施し、直ちに仮置きヤードに搬出するコイルのバンド掛け搬出段階と、前記コイルを前記仮置きヤードにおいて保管する段階と、前記保管されたコイルを、緩衝材を介して段積して搬送することことからなる。
【0011】
前記コイルの処理・搬送方法において、前記緩衝材は、コイルの縦バンド掛け部が相互に干渉しないように、コイルのバンド掛け部を挟んでコイル間に配されることが望ましい。また、本発明により処理・搬送されるコイルを熱延コイルとする場合に本発明の効果がもっとも効果的に現れる。
【0012】
上記本発明を利用して船舶のハッチ内にコイルを積載して搬送するに当たっては、該コイルの載置部を船舶ハッチのハッチコーミング部を除いた部分とすることが好ましく、そのため、船舶ハッチのハッチコーミング部には完全結束コイルを予め配置することとするのが良い。なお、完全結束コイルとは、3本の縦方向・横方向のバンド掛けを行ったコイル等、従来型の梱包が施されたコイルをいう。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、簡易な梱包であるにもかかわらず船舶などで段積みして搬送しても正常な荷姿で需要家に届けることができる。また、コイル処理・搬送に要する処理時間の短縮が可能である。さらに、本発明によるコイルの処理・搬送を黒皮付きの熱延コイルに適用した場合には、通常の工程で行われる冷却ヤードへの搬送とそこでの冷却が省略されるため、熱延コイルを連続的に生産しても冷却ヤードが満杯になることが避けられ、冷却ヤードの不足がボトルネックとなって生産が滞る事態を避けることができる。この場合、長距離搬送を伴う輸出材にも適用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を、熱延コイルの処理・搬送に適用した場合を代表例として説明する。図1は、本発明を実施する黒皮つきの熱延コイルの処理ラインのレイアウトを示す概念図である。熱延鋼帯Sは、通常の工程と同様に連続仕上圧延機(図示しない)によって最終厚さまで熱間圧延され、仕上圧延機の後方からコイラー14まで延びる冷却ゾーン13を走行する間に冷却水によって所定温度まで冷却された後、コイラー14で巻き取られる。
【0015】
本例では、上記巻き取り後にコイラー14内にて行われる縦バンド掛けが少なくとも2本掛けにて行われる。この2本掛けとは、通常のバンド掛け、すなわち厚さ約1.6mm、幅25mm程度の冷延鋼板製のバンド状部材をコイル幅方向中央部にいわゆる縦バンド掛けに巻き付け、巻き付けられた端部を緩まないようにカシメ金具で固定する工程を2回、すなわち、バンド掛けを2回行うものである。図2に熱延コイル1に施した縦バンド7の2本掛けの例を示す。なお、図2では、コイラー内において2本結束した例として、コイルのほぼ同一箇所に縦バンドを2本施した例を示しているが、コイラー内では1本、コイラー外でさらに結束を加え2本、あるいは3本としてもかまわない。なお、作業効率を考慮すれば、本発明では、図1に示すコイラー14におけるコイル巻き取り後のコイラー14内での縦バンド掛けを少なくとも2本掛けで行うのが望ましい。
【0016】
このように少なくとも2本掛けを行うのは、後に説明するように船舶等の搬送手段に段積みして搬送する際に、たとえば船舶の航行中の揺れ、振動等によりコイルが相互にずれなどにより2本施されたバンドのうちの一方が多少損傷しても、他方が健全な状態で残り、それにより熱延コイル1を正常な荷姿で需要家に届けることを可能にするためである。なお、この縦バンド掛けは、例えば図4に示すように同一個所に二重に施しても、すなわち先のバンド掛けの上に重ねて行っても、あるいは、図2に示すように、先のバンド掛けのすぐ脇に次のバンド掛けを行うものであってもよい。なお、縦バンドのバンド掛数は、2本以上であればよいが、実用上は4本までとする。4本超えは過剰結束である。好ましくは3本まで、好適には2本である。
【0017】
本例では、熱延コイル1への2本の縦バンド掛けが、図4に示すように二重の縦バンド掛7として施され、これが直ちに仮置きヤード19に搬出される。仮置きヤードへの搬出温度は、500〜600℃程度である。通常の工程で行われる冷却ヤード17への搬送とそこでの冷却は行われない。この仮置きヤード19は、特に準備してもよいが、熱延コイル1の搬送のための置場、たとえば図1に示すように船舶の積み降ろしヤードをそのまま転用することも可能である。
【0018】
仮置きヤード19に搬出された熱延コイル1は、たとえば船積みされるまで、その状態で放置され、通常100℃以下の温度まで自然放冷される。
【0019】
このようにして、少なくとも2本の縦バンド掛けがなされ、仮置きヤード19に搬出された熱延コイル1は、搬送手段である船舶23などに積み込まれる。この積み込みは、通常の手段、たとえば岸壁クレーン21を利用して熱延コイル1を多段に段積みする方法によって行われる。その際、本発明では、上記2本以上のバンド掛けの破損・破断を防止するため、段積みに当たって図3に示すように緩衝材9を用いる。すなわち、本発明は、搬送過程における結束用のバンド破損原因が、他のコイル、あるいは他のコイルの縦バンドとの接触による圧壊が主体であることをあるとの知見に基づき、この圧壊の発生を防止するための手段として緩衝材を利用する。
【0020】
この緩衝材9は、図3に示すように、段積みされる熱延コイル1の下段側コイル群Aと上段側コイル群Bとの間に配置されるものであって、緩衝材は、そのための厚さをもち、かつ、船舶等による搬送中の揺れ、振動等を受けても容易にずれないものでなければならない。その最低限の厚さは、船積みされた状態で下段側コイル群Aと上段側コイル群Bの縦バンドがコイル群Bの熱延コイル1と干渉しないようにするだけのもの、すなわち縦バンドの厚さを超えるものでなければならない。なお、段積みの際、下段側コイル群Aと上段側コイル群Bとの間で縦バンドの位置が重なることを考慮すると、緩衝材9の厚さは上記下段側コイル群Aの縦バンドの厚さと上段側コイル群Bの縦バンドの厚さとの和を超えるものとするのが望ましい。
【0021】
この厚みを付与しておくことにより、縦バンドが他のコイルと接触し破断すること、さらに他のコイルの縦バンドと接触して破断することが防止される。そのような機能を有する緩衝材9として、前述した厚さ約1.6mm、幅25mm度の冷延鋼板製のバンド状部材使用による縦バンド掛けの熱延コイルであれば、縦バンド2重掛けを施した状態で、たとえば板厚10mm程度の緩衝材を利用すればよい。ゴムバンドを利用する場合は、変形を考慮して、たとえば厚み30mm程度のものが利用できる。また、船底に敷きこまれる杉板材をそのまま利用することもできる。
【0022】
図4は、緩衝材を用いてコイル状の黒皮材を段積みした状態を示す見取図である。ここに示すように緩衝材9は熱延コイルに二重掛けされた縦バンド7を挟んで2箇所に置かれ、その厚さは、上側の熱延コイルの縦バンド7と下側の熱延コイル1の横バンド7が互いに干渉しない程度の厚みが確保されるものとなっている。
【0023】
本発明では、このように、仕上圧延された熱延鋼帯はコイルの幅方向のほぼ中央部に2本の縦バンド掛けを施しただけの状態で直ちに仮置きヤード19に搬出されるので、通常の工程で行われる冷却ヤード15への搬送とそこでの冷却は行われない。それによって、熱延コイル1を連続的に生産しても冷却ヤード15が満杯になることが避けられ、冷却ヤードの不足がボトルネックとなって生産が阻害される事態を避けることができる(図1参照)。また、本発明では、熱延コイルの結束が幅方向中央部施した少なくとも2本の縦バンド掛けのみによって行われているが、これを段積みで搬送する際には、下段側コイル群と上段側コイル群との間に横バンド掛けが互いに干渉しないようにする緩衝材が配置されているので、コイルの結束が幅方向位置に2本の縦バンド掛けを施しただけの状態であるにもかかわらず、搬送中のバンド損傷が阻止され、熱延コイルに掛け渡された縦バンドによって需要家に正常な荷姿で熱延コイルを供給することができる。
【0024】
本発明において利用されるコイルは、簡易梱包とされたものであるが、かかるコイルを船舶のハッチ内に積み込んで搬送するときには、特にその積み降ろしのときにハッチコーミング部に積載されたコイルが損傷する危険がある。
【0025】
図5は、船舶23のハッチ24内にコイルを積載した状態を示す模式的断面図である。図5に示されているように、ハッチ24は、ほぼ水平に拡がるハッチ床25と、ハッチ床25からの立上り壁27及びその頂部からほぼ水平に折り返されて折り返し部28により形成されている。
【0026】
本発明では、このような構成をもつ船舶ハッチにコイルを積み込むときに、ハッチコーミング部27には、あらかじめ、完全結束コイル32を積載し、しかる後、本発明に係る結束を行ったコイル31を積載するようにする。その際、すでに説明したように、コイル間に緩衝材9を配する。なお、本発明に係る結束を行ったコイル31とは、すでに説明したように、簡易梱包コイルをいう。
【0027】
このように積載することにより、コイル積み降ろしの際に起こるコイル損傷を避けることができる。すなわち、通常のコイル積み下ろしに当たっては、ハッチコーミング部を除いた箇所に積載されたコイルは、通常の手順に従い、コイル中心孔33に吊り上げトングを差し込んでリフトアップすることによって行われる。この場合、コイルの積み下ろしに当たって大きなコル損傷は発生しない。したがって、ハッチコーミング部を除いた個所には、本発明に係る結束を行ったコイルを積載することができる。
【0028】
しかしながら、ハッチコーミング部に積載されたコイルは、その吊り上げの際にハッチ立上り壁27の上方からハッチ内面側に突き出た水平折返し部28が引っかからないようにするために、ハッチ床に搬入したフォークリフトなどによりハッチ中央部に引き出し、その後、通常の手順に従い、コイル中心孔33に吊り上げトングを差し込んでリフトアップする作業が行われる。そのため、このハッチコーミング部には、梱包がいたみやすく、本発明で利用される簡易梱包コイルを配置・積載することは避けるのが好ましい。かかる観点から、本発明においては、簡易梱包コイルは船舶ハッチのハッチコーミング部を除いた部分のみに積載し、ハッチコーミング部には完全結束コイル32を配置することが推奨される。
【0029】
以上、本発明を、熱延コイルの処理・搬送に適用した場合を代表例としてその実施形態を説明したが、その処理・搬送対象は熱延コイルに限られるものではない。たとえば、冷延コイルであっても、比較的短時間・近距離の搬送を行うものには、上記熱延コイルに施したと同様の簡便な縦バンドだけを施した状態とし、これに緩衝材を利用して段積みして搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明を実施する熱延コイルの処理ラインのレイアウトを示す概念図である。
【図2】本発明を実施するときの熱延コイルのバンド掛け状態を示す斜視図である。
【図3】本発明により熱延コイルを搬送するときの段積みの状態を示す概念図である。
【図4】緩衝材を用いて熱延コイルを段積みした状態を示す見取図である。
【図5】船舶のハッチ内にコイルを積載した状態を示す模式的断面図である。
【図6】従来の熱延コイルの出荷状態を示す見取図である。
【符号の説明】
【0031】
1:熱延コイル
3:縦バンド
5:横バンド
7:縦バンド
9:緩衝材
13:水冷冷却ゾーン
14:コイラー
15:冷却ヤード
17:コイル搬送ライン
19:仮置きヤード
21:岸壁クレーン
23:船舶
24:船舶ハッチ
25:ハッチ床
26:コーミング部
27:(ハッチの)立上り壁
28:水平折返し部
31:本発明に係る結束を行ったコイル
32:完全結束コイル
33:コイル中心孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイラーによって巻き取られたコイルに少なくとも2本の縦バンド掛けを施し、直ちに仮置きヤードに搬出するコイルのバンド掛け搬出段階と、
前記コイルを前記仮置きヤードにおいて保管する段階と、
前記保管されたコイルを、緩衝材を介して段積して搬送することを特徴とするコイルの処理・搬送方法。
【請求項2】
前記緩衝材は、コイルの縦バンド掛け部が相互に干渉しないように、コイルのバンド掛け部を挟んでコイル間に配置されることを特徴とする請求項1記載のコイル処理・搬送方法。
【請求項3】
前記コイルが熱延コイルであることを特徴とする請求項1又は2記載のコイル処理・搬送方法。
【請求項4】
コイラーによって巻き取られたコイルに、少なくとも2本の縦バンド掛けを施したのみの状態である搬送用コイル。
【請求項5】
船舶のハッチ内に請求項4記載のコイルを積載して搬送するに当たり、該コイルの載置部を船舶ハッチのハッチコーミング部を除いた部分とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコイル処理・搬送方法。
【請求項6】
船舶ハッチのハッチコーミング部には完全結束コイルを予め配置することを特徴とする請求項7記載のコイル処理・搬送方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−298485(P2006−298485A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−52243(P2006−52243)
【出願日】平成18年2月28日(2006.2.28)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【Fターム(参考)】