説明

コネクタ及び照明器具

【課題】小型化を図りつつコネクタカバーを強固に固定してリード線をコネクタの挿入方向と直交する方向に向けて引き出すことができるコネクタ及び照明器具を提供する。
【解決手段】コネクタ20を構成するコネクタ本体21はL字形状をしており、電力を供給するリード線24は、L字の一辺211に設けられているガイド壁25により引き出し方向を決められる。また、ガイド壁25の下方は解放されているので、接触端子23をL字の他辺212の内部空間213に容易に組み込むことができる。コネクタカバー22は、両端が開口(開口部225,226)した中空状(筒状)であり、リード線24およびガイド壁25を覆ってコネクタ本体21に嵌合するので、リード線24は所定の引き出し方向に強固に固定される。また、コネクタカバー22は筒状なので、小型化しても十分な強度を確保でき、その結果、コネクタ20の小型化が図れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引掛シーリングボディに接続固定されるアダプタに取り付けるコネクタおよびこのコネクタを用いて住宅等の天井面に直接取り付けられる直付型の照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の照明器具の一例として、リード線の先端に接続されたコネクタをアダプタに装着するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−47360号公報(図1、段落番号0021)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された従来の照明器具においては、コネクタから引き出されたリード線が、コネクタの挿入方向と同一軸上逆方向の下方に向けて引き出されている。
従って、このような照明器具においては、リード線をコネクタの挿入方向に直交する方向に引き出す場合に、リード線をコネクタの引き出し部分から直角方向に曲げたとしても、少なくともリード線の直径分がコネクタ本体から突出することになって薄型化を阻害する要因となっていた。
【0005】
一方、リード線をコネクタの挿入方向と直交する方向に向けて引き出してコネクタカバーによりリード線を規制するようにした照明器具も提案されたが、このような照明器具では、リード線に印加された張力がコネクタカバーに直接伝わることになる。
このため、このような照明器具においては、コネクタカバーの固定を強固にしなければならず、それにより、コネクタの小型化を阻害するという問題がある。
【0006】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、小型化を図りつつコネクタカバーを強固に固定してリード線をコネクタの挿入方向と直交する方向に向けて引き出すことができるコネクタ及び照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のコネクタは、引っ掛けシーリングボディに接続固定することにより、器具本体を機械的及び電気的に接続保持するアダプタに電気的に接続するためのコネクタであって、コネクタは、絶縁物からなるコネクタ本体と、コネクタカバーと、コネクタ本体に内蔵された接触端子と、接触端子に接続されたリード線とで構成され、コネクタ本体はL字型であり、うちの一辺はリード線の引き出し方向を定めるガイド壁であり、L字の底辺に相当するガイド壁の下方は、接触端子をコネクタの挿入方向である他辺に組み込むために解放され、コネクタカバーは、両端開口の中空状になっており、リード線の引き出しと同一方向に、ガイド壁とリード線を覆う形でコネクタ本体と嵌合するものである。
【0008】
また、本発明のコネクタは、ガイド壁の天井側表面に、コネクタカバーとの係止部があるものである。
【0009】
また、本発明のコネクタは、接触端子側からガイド壁に沿ってリード線を曲げている屈曲部の直下は、コネクタカバーで覆わないものである。
【0010】
また、本発明のコネクタは、コネクタカバーの、ガイド壁下方の解放箇所を覆う面が傾斜しており、コネクタ本体側の開口部より、逆側の開口部の高さが小さいものである。
【0011】
また、本発明のコネクタは、コネクタカバーは、コネクタ本体のガイド壁を覆う面に、幅方向に突出したリブを有するものである。
【0012】
また、本発明のコネクタでは、コネクタカバーは、リード線を引き出している面において、幅方向に突出したリブを有するものである。
【0013】
さらに、本発明の照明器具は、前述したいずれかのコネクタを搭載した照明器具である。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、コネクタを構成するコネクタ本体はL字形状をしており、電力を供給するリード線は、L字の一辺に設けられているガイド壁により引き出し方向を決められる。また、ガイド壁の下方は解放されているので、接触端子をL字のコネクタ本体の他辺に容易に組み込むことができるとともに、底板を設けないことにより、板厚分だけ小型化を図れる。コネクタカバーは、両端が開口した中空状(筒状)であり、リード線およびガイド壁を覆ってコネクタ本体に嵌合するので、リード線は所定の引き出し方向に強固に固定される。また、コネクタカバーは筒状なので、小型化しても十分な強度を確保でき、その結果、コネクタの小型化が図れるという効果を有するコネクタ及び照明器具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコネクタを示す斜視図であり、(A)は斜め上方から見た図、(B)は斜め下方から見た図
【図2】(A)はコネクタの正面図、(B)は(A)中B方向から見た側面図
【図3】図2中III−III位置の断面図
【図4】コネクタを示す分解斜視図であり、(A)は斜め上方から見た図、(B)は斜め下方から見た図
【図5】本発明に係る実施形態の照明器具を示す断面図
【図6】アダプタを斜め下方から見た斜視図であり、(A)はコネクタ装着前,(B)はコネクタ装着後
【図7】本発明の第2実施形態に係るコネクタを示す分解斜視図であり、(A)は斜め上方から見た図、(B)は斜め下方から見た図
【発明を実施するための形態】
【0016】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態のコネクタ及び照明器具について、図面を用いて説明する。
図5に示すように、本発明に係る実施形態のコネクタ20は、天井1に取り付けられている引っ掛けシーリングボディ2に取り付けて照明器具10の器具本体11を機械的及び電気的に接続保持するためのアダプタ13に取り付けて、電気的に接続するためのものである。
【0017】
まず、コネクタ20について説明する。
図1乃至図4に示すように、コネクタ20は、コネクタ本体21と、コネクタカバー22と、コネクタ本体21に内蔵されアダプタ13に電気的に接続される接触端子23と、コネクタ20内部に配線されて接触端子23に接続され、照明器具10に電力を供給するリード線24とを有する。
【0018】
コネクタ本体21は、絶縁性を有する硬質の樹脂材料を用いて全体L字型に形成されている。L字の一辺211にはリード線24の引き出し方向を定めるガイド壁25が設けられていて、他辺212はコネクタ20をアダプタ13に挿入する際の挿入方向(以後、上(方向、側)ともいう。)の部材である。すなわち、他辺212は上下方向の部材であり、一辺211であるガイド壁25は、水平方向の部材である。
【0019】
図4に示すように、L字の底辺に相当する一辺211では、上側にガイド壁25が水平方向に設けられていて、ガイド壁25の下面の左右両端には側壁255が各々設けられ、中央部には下方に向かって仕切り254が設けられている。一対の側壁255および仕切り254は、他辺212側から先端に向かって一旦水平部255B、254Bが設けられている。水平部255B、254Bの先端には段差255C,254Cが設けられており、後述するコネクタカバー22の板厚分切りかかれた後、先端に向かって高さが減ずるように設けられている。すなわち、側壁255および仕切り254の底面255A、254Aは、段差255C、254Cから先端に向かって上昇している。
【0020】
また、一辺211の挿入方向反対側(以後、下(方向、側)ともいう。)であるガイド壁25の下方は解放されている。これにより、接触端子23を、下方から他辺212の内部空間213に、コネクタ20の挿入方向に沿って容易に組み込むことができる。ガイド壁25の天井側表面(すなわち、上面)には、コネクタカバー22を係止する係止部としての係止突起251が設けられている。係止突起251は楔状をしており、引き出し方向前面は前方に向かって下降する傾斜面252を有し、後端部は鉛直な係止面253を有する。
【0021】
図3に示すように、他辺212は全体薄い矩形状をしており、内部には接触端子23を挿入する一対の内部空間213、213と、この内部空間213に連続するとともに上端面に開口するアダプタ端子挿入口214が各々設けられている。一辺211の取付部でもある他辺212の下端部には、一辺211側に切欠き215が設けられている。また、他辺212のガイド壁25が突出する面と反対側の外側面には、アダプタ13に係止される抜け止めロック部26を一端部に有するシーソー式の解除レバー261を備えている。
なお、接触端子23は、アダプタ端子挿入口214に連続して配置され、アダプタ端子18(図5参照)に電気的に接続される電源側接続部231を上部に有し、リード線24の芯線241に接続されるリード線接続部232を下部に有する。
【0022】
従って、先端の芯線241が接触端子23のリード線接続部232に接続されたリード線24は、他辺212の内部空間213を通って下方へ導かれ、下端部で曲げられて(屈曲部242)、切欠き215からガイド壁25の下方に導かれて外部に引き出される。
【0023】
図4に示すように、コネクタカバー22は、全体略矩形箱状をしており、左右の側壁221,222と、天板223,底板224を有し、両端が開口225,226して内部は中空状(内部空間227)になっていて、内部空間227を有する。また、両側壁221,222のリード線24を引き出している面である前端部には、幅方向外側へ突出するリブ27がそれぞれ設けられている。
従って、コネクタカバー22の後方の開口226からコネクタ本体21の一辺211を挿入し、内部空間227にコネクタ本体21の一辺211を収容する。このとき、左右のリブ27を指でつまんでコネクタカバー22を着脱することができる。
【0024】
なお、コネクタカバー22の天板223の内面には、浅い溝223Bが設けられ、溝223Bの先端には係止切欠き223Aが設けられている。従って、コネクタカバー22をスライドさせてガイド壁25に被せると、コネクタカバー22の係止切欠き223Aに、ガイド壁25の係止突起251が係合して、コネクタカバー22が固定される。
【0025】
底板224は、コネクタカバー22を装着した状態で、後端面224Aがコネクタ本体21の側壁255および仕切り254の段差255C、254Cに当接するように設けられている。すなわち、底板224は、ガイド壁25の基端部には設けられていないので、リード線24の屈曲部242はコネクタカバー22で覆われないことになる。
【0026】
また、コネクタカバー22の側壁221、222は、コネクタ本体21の一辺211の側壁255に対応した形状となっており、側壁221,222の下端に設けられた底板224は、前方に向かって上昇するように傾斜している。このため、コネクタ本体側の開口部226の高さH1(図4(B)参照)より、逆側(先端側)の開口部225の高さH2(図4(A)参照)の方が小さくなっている。
【0027】
次に、コネクタ20の組立手順について説明する。
まず、接触端子23のリード線接続部232に、リード線24の芯線241をはんだ付け等の接合手段により電気的かつ機械的に接続し、コネクタカバー22の内部空間227に挿通させておく。
【0028】
次いで、接触端子23を、電源側接続部231側を頭にしてコネクタ本体21の内部空間213の下方から圧入し、電源側接続部231をアダプタ端子挿入口214に連続させて固定する。このとき、リード線24はコネクタ本体21から下方へ垂れ下がっているので、リード線24をガイド壁25側へ屈曲させる。この際、リード線24を許容最小曲げ半径以上の半径で90度以上屈曲させ、ガイド壁25先端部では、リード線24がガイド壁25の下面に当接するようにする。なお、屈曲部242がコネクタ本体21の下端面から下方へ突出しないようにする。
【0029】
次いで、コネクタカバー22をスライドさせてガイド壁25を覆い、コネクタカバー22の係止切欠き223Aを、ガイド壁25の係止突起251により係止して固定する。このとき、コネクタカバー22の傾斜した底板224がリード線24を下方から支持するので、リード線24は下方へ戻るのを阻止され、ガイド壁25にガイドされて所定の引き出し方向へ引き出される。
【0030】
次に、上述したコネクタ20を用いた照明器具10について説明する。
図5に示すように、照明器具10は、器具本体11と、器具本体11に組付けられた取付ホルダ12と、取付ホルダ12に内嵌された電源側の配線部品であるアダプタ13と、一対のリード線24が接続されてアダプタ13に挿入接続されるコネクタ20とを有する。照明器具10は、コネクタ20の下方において器具本体11に円環形状の蛍光ランプ(図示省略)を保持し、器具本体11に透光性のカバー(図示省略)を装着して、アダプタ13を天井面1に設置されている引掛シーリングボディ2に掛止することにより天井面1に直接取り付けられる。
【0031】
器具本体11は、例えば厚みの薄い鋼板材を用いて円板形状に形成されている。器具本体11の中央部には取付ホルダ12を装着させるためのホルダ取付孔16が形成されている。器具本体11は、その外縁部の下面に複数のランプ保持部品を取り付けており、これらランプ保持部品を介して蛍光ランプ(図示省略)が保持される。取付ホルダ12は、例えば硬質の樹脂材料を用いて小判形状の外観に形成されて中央部に円環部17を有し、器具本体11のホルダ取付孔16に内嵌されている。取付ホルダ12は、円環部17の内周部に、アダプタ係止用の係止突部受14を有する。
【0032】
図6にも示すように、アダプタ13は、取付ホルダ12の円環部17に内嵌される外径寸法を有する円盤状の本体131を有し、内部に一対のアダプタ端子18(図5参照)を収容している。アダプタ端子18は、その一端部に、引掛シーリングボディ2内に収容されている一対の給電端子(図示省略)に引掛けられて、給電端子に電気的に接続される屈曲端部181をそれぞれ有する。アダプタ端子18は、その他端部に、アダプタ13の下面に形成されているコネクタ挿着孔19内に配置されるコネクタ接続端部(図示省略)を有する。アダプタ13は、回動されてから、その外周部に形成されている係止突部15が、取付ホルダ12の係止突部受14に係止されることにより取付ホルダ12に取り付けられ、アダプタ端子18が引掛シーリングボディ2の給電端子に掛止されることにより器具本体11を天井1に機械的および電気的に接続保持する。
【0033】
コネクタ20をアダプタ13に装着する際には、コネクタ本体21の他辺212をアダプタ13のコネクタ装着孔19に挿入し、コネクタ本体21の抜け止めロック部26をコネクタ装着孔19の内部に設けられている係止部(図示省略)に係止してコネクタ20の脱落を防止する。これにより、コネクタ20の接触端子23の電源側接続部231が、アダプタ端子18のコネクタ接続端部(図示省略)に電気的に接続されて、引掛シーリングボディ2内の給電端子(図示省略)を通じて接触端子23に商用電源が与えられる。このとき、リード線24は、アダプタ13の下面に沿って水平方向に引き出されて、器具本体11に取り付けられる安定器(図示省略)に電気的に接続され、さらにランプソケット(図示省略)に電気的に接続される。
【0034】
一方、コネクタ20をアダプタ13から取り外す際には、コネクタ本体21の解除レバー261を押して抜け止めロック部26を係止部(図示省略)から解除し、この状態で引き抜く。
【0035】
以上、説明した本発明に係る実施形態のコネクタ20によれば、コネクタ20を構成するコネクタ本体21はL字形状をしており、電力を供給するリード線24は、L字の一辺211に設けられているガイド壁25により引き出し方向を決められる。また、ガイド壁25の下方は解放されているので、接触端子23をL字の他辺212に容易に組み込むことができるとともに、底板を設けないことにより、板厚分だけ小型化を図れる。コネクタカバー22は、両端が開口(開口部225,226)した中空状(筒状)であり、リード線24およびガイド壁25を覆ってコネクタ本体21に嵌合するので、リード線24は所定の引き出し方向に強固に固定される。また、コネクタカバー22は筒状なので、小型化しても十分な強度を確保でき、その結果、コネクタ20の小型化が図れる。
【0036】
また、コネクタカバー22をコネクタ本体21のガイド壁25に取り付けると、ガイド壁25の上面に設けた係止突起251がコネクタカバー22の係止切欠き223Aを係止するので、コネクタカバー22の脱落を防止して強固に取り付けることができる。
【0037】
また、リード線24の屈曲部242の真下を覆わないので、コネクタカバー22の高さを低く形成でき、コネクタ22の小型化が図れる。
【0038】
また、リード線24の屈曲部242が位置するコネクタ本体21側の開口226は高いが、この部分をコネクタカバー22で覆わないことによりコネクタカバー22の全高を低くできる。また、引き出し側の開口225の下はコネクタカバー22で覆われるが、開口225の高さは小さいので、リード線24を所定の方向へ位置決めできるとともに、コネクタカバー22の全高を抑えることができる。これにより、コネクタ20全体の高さを抑えることができる。
【0039】
また、コネクタカバー22の引き出し側端部において、幅方向外側に突出するリブ27を設けたので、コネクタ20をアダプタ13から引き抜く際に、リブ27に指をかけて引くことができ、容易にコネクタ20をアダプタ13から引き抜くことができる。
【0040】
また、本発明に係る実施形態の照明器具10によれば、前述したコネクタ20を用いることにより、コネクタ20の小型化を図って、薄型で強度も高く、コネクタ20の着脱操作性にも優れた照明器具10を提供できる。
【0041】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態のコネクタを図7に示す。なお、前述した第1実施形態にかかるコネクタおよび照明器具と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
【0042】
図7に示すように、本発明に係る第2実施形態のコネクタ20Bでは、コネクタカバー22Bの側壁221,222から幅方向外側へ突出して設けられるリブ27が、側壁221,222の前後方向の途中に設けられる。
【0043】
以上、説明した第2実施形態にかかるコネクタ20Bによれば、前述した第1実施形態にかかるコネクタ20と同様に、コネクタ20Bをアダプタ13から引き抜く際に、リブ27に指をかけて引くことができるので、容易にコネクタ20Bをアダプタ13から引き抜くことができる。
【0044】
なお、本発明のコネクタ及び照明器具は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 天井
2 引っ掛けシーリングボディ
10 照明器具
11 器具本体
13 アダプタ
20、20B コネクタ
21 コネクタ本体
211 一辺
212 他辺
22 コネクタカバー
225 逆側の開口部
226 コネクタ本体側の開口部
23 接触端子
24 リード線
242 屈曲部
25 ガイド壁
251 係止突起(係止部)
27 リブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
引っ掛けシーリングボディに接続固定することにより、器具本体を機械的及び電気的に接続保持するアダプタに電気的に接続するためのコネクタであって、
前記コネクタは、絶縁物からなるコネクタ本体と、コネクタカバーと、前記コネクタ本体に内蔵された接触端子と、前記接触端子に接続されたリード線とで構成され、
前記コネクタ本体はL字型であり、うちの一辺は前記リード線の引き出し方向を定めるガイド壁であり、L字の底辺に相当するガイド壁の下方は、前記接触端子を前記コネクタの挿入方向である他辺に組み込むために解放され、
前記コネクタカバーは、両端開口の中空状になっており、前記リード線の引き出しと同一方向に、前記ガイド壁と前記リード線を覆う形で前記コネクタ本体と嵌合するコネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ガイド壁の天井側表面に、前記コネクタカバーとの係止部があるコネクタ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記接触端子側から前記ガイド壁に沿って前記リード線を曲げている屈曲部の直下は、コネクタカバーで覆わないコネクタ。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタにおいて、
前記コネクタカバーの、前記ガイド壁下方の解放箇所を覆う面が傾斜しており、前記コネクタ本体側の開口部より、逆側の開口部の高さが小さいコネクタ。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタにおいて、
前記コネクタカバーは、前記コネクタ本体の前記ガイド壁を覆う面に、幅方向に突出したリブを有するコネクタ。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタにおいて、
前記コネクタカバーは、前記リード線を引き出している面において、幅方向に突出したリブを有するコネクタ。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコネクタを搭載した照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−204380(P2011−204380A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−68194(P2010−68194)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】