説明

コマンドによる交換端末の接続制御方式

【目的】 電話交換機2を通しての交換端末3−1〜3−n同士の接続を、保守者の入力したコマンドにより、指定時間,指定時間長を制御して回線運用作業の円滑化によるサービス向上を目的とする。
【構成】 呼の接続を行うため、保守者がコマンドを入力し(コマンド入力端末1)、電話交換機2を介して課金情報とトラヒック情報を磁気テープもしくはラインプリンタ(課金情報出力機器4,トラヒック情報出力機器5)に出力する構成にした。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話交換機に係り、特に加入者のサービス向上を実現するためのコマンドによる交換端末の接続制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電話交換機の端末の接続は、交換機間の信号情報の送受信によって制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電話交換機の端末接続方法では、端末の接続を保守者が制御できないという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のコマンドによる交換端末の接続制御方式は、呼の接続を行うため保守者がコマンドを入力し,課金情報とトラヒック情報を磁気テープもしくはラインプリンタに出力する手段を備え、上記保守者がコマンドを入力して指定時間,指定時間長,交換端末の接続を制御するようにしたものである。
【0005】
【作用】本発明においては、電話交換機の端末の接続を保守者がコマンドで制御する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。この図1において、1はタイプライターなどのコマンド入力端末、2はこのコマンド端末1の出力を入力とする電話交換機、3ー1,3−2はこの電話交換機2を介して情報の授受を行う交換端末、4は磁気テープ,ラインプリンタなどの課金情報出力機器、5は磁気テープ,ラインプリンタなどのトラヒック情報出力機器である。そして、呼の接続を行うため保守者がコマンドを入力し,課金情報とトラヒック情報を磁気テープもしくはラインプリンタに出力する手段を備え、保守者がコマンドを入力して指定時間,指定時間長,交換端末の接続を制御するように構成されている。
【0007】つぎにこの図1に示す実施例の動作を説明する。まず、コマンド入力端末1によりマン・マシン・インターフェースを構成し、保守・運用者の要求に対応する。つぎに、コマンドにより接続された交換端末3−1,3−2の情報は、電話交換機2を介して課金情報出力機器4,トラヒック情報出力機器5に出力される。
【0008】図2は本発明の他の実施例を示すブロック図である。この図2において図1と同一符号のものは相当部分を示し、3−3,3−4・・・3−nは交換端末である。つぎに動作について説明する。この図2におけるコマンドは,コマンドの入力形式により一つの交換端末3−1に対して多数の交換端末3−2〜3−nを接続することもできる。そして、交換端末3−1に接続された交換端末3−2〜3−nの各情報は、図1で説明した通り電話交換機2を介して課金情報出力機器4,トラヒック情報出力機器5にそれぞれ出力される。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電話交換機の端末の接続を保守者がコマンドで制御するようにしたので、接続時間,時間長の指定,一端末対多端末の接続を行うことにより加入者に対してサービスの向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コマンド入力端末
2 電話交換機
3−1〜3−n 交換端末
4 課金情報出力機器
5 トラヒック情報出力機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】 呼の接続を行うため保守者がコマンドを入力し,課金情報とトラヒック情報を磁気テープもしくはラインプリンタに出力する手段を備え、前記保守者がコマンドを入力して指定時間,指定時間長,交換端末の接続を制御するようにしたことを特徴とするコマンドによる交換端末の接続制御方式。

【図1】
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【図2】
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