説明

コンテンツデータ管理装置、コンテンツデータ管理システム、コンテンツデータ管理プログラム、コンテンツデータ管理方法

【課題】コンテンツデータについて適切なグループ化を行うコンテンツデータ管理装置、コンテンツデータ管理システム、コンテンツデータ管理プログラム、コンテンツデータ管理方法を提供する。
【解決手段】セットトップボックス10は、画像データに付与されているジオタグ情報及び時刻タグ情報を抽出し、当該ジオタグ情報及び時刻タグ情報に基づいて、速度を算出する。次に、セットトップボックス10は算出した速度に基づいて画像データのグループ化を行い、各グループを示す地図画像を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツデータを管理するコンテンツデータ管理装置、コンテンツデータ管理システム、コンテンツデータ管理プログラム、コンテンツデータ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、記録媒体の低廉化等に伴い、ユーザは、大量の画像データ、音声データ、文書データ等のコンテンツデータを保有するようになっている。このため、大量のコンテンツデータの適切な管理が求められている。
【0003】
例えば、特許文献1の記載は、タグ情報である撮影時の位置情報に基づいて、同一位置で撮影された画像データをグループ化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−259285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、位置が同一であっても、関連性の低い画像データについてまで同一のグループとなってしまう。このため、コンテンツデータについて、適切なグループ化が要求される。
【0006】
上記問題点に鑑み、本発明は、コンテンツデータについて適切なグループ化を行うコンテンツデータ管理装置、コンテンツデータ管理システム、コンテンツデータ管理プログラム、コンテンツデータ管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。
【0008】
本発明の特徴は、コンテンツデータを管理するコンテンツデータ管理装置(セットトップボックス10)であって、前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出する抽出部(タグ情報抽出部154)と、前記抽出部により抽出された位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出する速度算出部(速度算出部156)と、前記速度算出部により算出された速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するグループ化部(グループ化部157)とを備えることを要旨とする。
【0009】
このようなコンテンツデータ管理装置は、コンテンツデータに付与されているタグ情報である位置情報及び時刻情報に基づいて、速度を算出し、当該速度に基づいてコンテンツデータのグループ化を行う。速度でコンテンツデータ間の関連性が示される場合には、当該速度に基づいて、コンテンツデータのグループ化を行うことにより、コンテンツデータについてグループ化を行うことができる。
【0010】
本発明の特徴は、前記グループ化部は、前記速度が所定範囲内である前記コンテンツデータを同一のグループに設定することを要旨とする。
【0011】
本発明の特徴は、前記グループ化部は、前記位置情報に基づいて、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得し、前記関連情報に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化することを要旨とする。
【0012】
本発明の特徴は、前記グループ化部によるグループ化によって得られるグループ毎に、前記グループを示す画像を表示する第1の表示処理部(表示処理部158)を備えることを要旨とする。
【0013】
本発明の特徴は、前記グループ化部によるグループ化によって得られるグループの時間遷移を示す画像を表示する第2の表示処理部(表示処理部158)を備えることを要旨とする。
【0014】
本発明の特徴は、コンテンツデータを管理するコンテンツデータ管理システムであって、前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出する速度算出部と、前記速度算出部により算出された速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するグループ化部とを備えることを要旨とする。
【0015】
本発明の特徴は、コンテンツデータ管理プログラムであって、コンテンツデータを管理するコンピュータに、前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出するステップと、抽出された前記位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出するステップと、算出された前記速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するステップとを実行させることを要旨とする。
【0016】
本発明の特徴は、コンテンツデータを管理するコンテンツデータ管理システムにおけるコンテンツデータ管理方法であって、前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出するステップと、抽出された前記位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出するステップと、算出された前記速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するステップとを含むことを要旨とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、コンテンツデータについて適切なグループ化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態に係るセットトップボックスの構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像データの構造を示す図である。
【図3】画像データのグループ化の一例を示す図である。
【図4】コンテンツデータのグループを示す地図画像の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るセットトップボックスの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態に係るコンテンツ管理システムの全体概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、セットトップボックスの構成、セットトップボックスの動作、作用・効果、その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0020】
(1)セットトップボックスの構成
図1は、コンテンツ管理装置としてのセットトップボックス10の構成図である。図1に示すセットトップボックス10は、図示しない外部の装置であるデジタルカメラから送信される画像データを管理する。セットトップボックス10は、制御部100、通信部110、記憶部120、ディスプレイ130を含んで構成される。
【0021】
制御部100は、例えばCPUによって構成され、セットトップボックス10が具備する各種機能を制御する。
【0022】
通信部110は、例えばLANカードであり、MAC(Media Access Control)アドレスが付与されている。通信部110は、外部との通信を行う通信インタフェースであり、外部の通信装置との間で、通信ネットワークを介した通信を行う。記憶部120は、例えば、NANDフラッシュメモリによって構成され、セットトップボックス10における制御などに用いられる各種情報を記憶する。ディスプレイ130は、制御部100の指示に応じて各種画像を表示する。
【0023】
制御部100は、画像データ記憶処理部152、タグ情報抽出部154、速度算出部156、グループ化部157及び表示処理部158を含んで構成される。
【0024】
画像データ記憶処理部152は、デジタルカメラから送信されるコンテンツデータとしての画像データを、通信部110を介して受信する。更に、画像データ記憶処理部152は、受信した画像データを記憶部120に記憶させる。
【0025】
図2は、画像データの構造を示す図である。図2に示す画像データは、ヘッダと、JPEG(Joint Photographic Experts Group)データとにより構成される。
【0026】
ヘッダには、画像データの属性を示すタグ情報が含まれている。タグ情報は、デジタルカメラによって撮影時に付与される、画像データの属性を示す情報である。本実施形態では、タグ情報は、撮影日時の情報(時刻タグ情報)と、撮影位置の緯度、経度及び高度の情報(ジオタグ情報)である。また、ヘッダには、Exif(Exchangeable image file format)領域が含まれる。Exif領域には、撮影者の識別情報であるユーザIDが含まれる。
【0027】
再び、図1に戻って説明する。タグ情報抽出部154は、記憶部120に記憶された画像データからジオタグ情報、時刻タグ情報及びユーザIDを抽出する。
【0028】
速度算出部156は、所定のユーザIDに対応するジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせを選択する。次に、速度算出部156は、選択したジオタグ情報及び時刻タグ情報を、当該時刻タグ情報が示す時刻の順、すなわち、時系列上に配列する処理を行う。
【0029】
更に、速度算出部156は、時系列上で隣接する2つのジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせに基づいて、速度を算出する。具体的には、速度算出部156は、2つのジオタグ情報の差分を算出する。算出される差分は、2つのジオタグ情報に対応する画像データが生成された位置(撮影位置)間の距離である。次に、速度算出部156は、2つの時刻タグ情報の差分を算出する。算出される差分は、2つの時刻タグ情報に対応する画像データが生成された時間間隔(撮影間隔)の時間である。更に、速度算出部156は、撮影位置間の距離を撮影間隔の時間で除算することにより、速度を算出する。算出される速度は、ユーザが1の撮影位置から次の撮影位置に移動した際の移動速度である。
【0030】
速度算出部156は、全ての隣接する2つのジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせに基づいて、速度を算出する。更に、速度算出部156は、ジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせと、当該ジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせを用いて算出した速度とを、グループ化用データとして生成する。
【0031】
ここで、時系列上に配列された1つのジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせのうち、配列の端部以外の組み合わせに着目すると、当該組み合わせは、1つ前の組み合わせとともに速度算出に用いられ、1つ後の組み合わせとともに速度算出に用いられる。すなわち、1つのジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせによって、2つの速度が算出される。このため、速度算出部156は、1つのジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせに対して、2つの速度のうち、高い速度又は低い速度の一方を対応付けて、グループ化用データを生成する。例えば、ユーザが徒歩で移動した後、自動車に乗り込んで移動した場合には、速度算出部156が、1つのジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせに対して、低い速度を対応付けることで、徒歩移動の範囲内を1のグループとすることができる。また、ユーザが、駅で撮影した後に電車で移動するような場合には、速度算出部156が、1つのジオタグ情報及び時刻タグ情報の組み合わせに対して、高い速度を対応付けることで、電車移動の範囲内を1のグループとすることができる。
【0032】
グループ化部157は、グループ化用データに基づいて、画像データをグループ化する。具体的には、グループ化部157は、グループ化用データを、当該グループ化用データに含まれる時刻タグ情報に基づいて、時系列上に配列する。次に、グループ化部157は、時系列上で隣接する2つのグループ化用データに含まれる速度の差が所定値以内である場合には、当該2つのグループ化用データに対応する画像データを同一のグループに帰属させる。一方、グループ化部157は、時系列上で隣接する2つのグループ化用データに含まれる速度の差が所定値を超える場合には、当該2つのグループ化用データに対応する画像データを異なるグループに帰属させる。
【0033】
なお、グループ化においては、更に、2つのグループ化用データに含まれるジオタグ情報の高度の情報を参照してもよい。この場合、グループ化部157は、時系列上で隣接する2つのグループ化用データに含まれる速度の差が所定値以内であり、且つ、高度の差が所定範囲内である場合には、当該2つのグループ化用データに対応する画像データを同一のグループに帰属させる。一方、グループ化部157は、時系列上で隣接する2つのグループ化用データに含まれる速度の差が所定値を超える場合、又は、高度の差が所定範囲外である場合には、当該2つのグループ化用データに対応する画像データを異なるグループに帰属させる。
【0034】
グループ化部157は、全てのグループ化用データに基づいて、上述の処理を行い、グループ化用データに対応する画像データを何れかのグループに帰属させる。
【0035】
次に、グループ化部157は、記憶部120内のランドマーク情報DB124に記憶されているランドマーク情報を読み出す。ランドマーク情報は、施設毎に用意されており、当該施設の外縁の緯度及び経度の集合を含む。
【0036】
グループ化部157は、グループ毎に、当該グループに属している画像データに対応するグループ化用データを取得する。
【0037】
次に、グループ化部157は、取得した各グループ化用データに対応するジオタグ情報と、ランドマーク情報とを比較し、ジオタグ情報に含まれる緯度及び経度がランドマークの領域内であるか否かを判定する。判定の結果、1のグループ化用データに対応するジオタグ情報に含まれる緯度及び経度がランドマークの領域内であり、他のグループ化用データに対応するジオタグ情報に含まれる緯度及び経度がランドマークの領域外である場合、グループ化部157は、グループを分割し、1のグループ化用データに対応する画像データと、他のグループ化用データに対応する画像データとを異なるグループに帰属させる。
【0038】
図3は、画像データのグループ化の一例を示す図である。図3に示すように、各グループに1又は複数の画像データが対応付けられる。グループ化部157は、グループの情報と1又は複数の画像データとを対応付けたグループ情報を記憶部120に記憶させる。
【0039】
表示処理部158は、記憶部120に記憶されたグループ情報に基づいて、グループを示す地図画像をディスプレイ130に表示させる。
【0040】
具体的には、表示処理部158は、各グループ情報毎に、グループ情報に対応するグループ化用データに含まれるジオタグ情報に基づいて、グループの領域を設定する。次に、表示処理部158は、各グループ情報に対応するグループ化用データに含まれる時刻タグ情報に基づいて、ユーザによるグループ間の移動順序を認識する。更に、表示処理部158は、地図画像にグループの領域を示す画像と、グループ間の移動を示す画像(矢印)とを重ねて、ディスプレイ130に表示させる。
【0041】
図4は、グループを示す地図画像の一例を示す図である。図4は、グループA、グループB、グループCが設定され、ユーザがグループA、グループB、グループCの順序で移動した場合を示す。
【0042】
更に、利用者がセットトップボックス10内の図示しない操作部を操作することにより、地図画像内のグループを選択すると、表示処理部158は、選択されたグループに属する画像データに対応する画像を、順次ディスプレイ130に表示させる。
【0043】
(2)セットトップボックスの動作
図5は、セットトップボックス10の動作を示すフローチャートである。
【0044】
ステップS101において、セットトップボックス10は、デジタルカメラから送信される画像データを受信し、記憶する。
【0045】
ステップS102において、セットトップボックス10は、画像データに含まれるジオタグ情報及び時刻タグ情報を抽出する。
【0046】
ステップS103において、セットトップボックス10は、抽出したジオタグ情報及び時刻タグ情報に基づいて、速度を算出する。
【0047】
ステップS104において、セットトップボックス10は、算出した速度に基づいて、画像データのグループ化を行う。
【0048】
ステップS105において、セットトップボックス10は、グループを示す地図画像を表示する。
【0049】
(3)作用・効果
本実施形態のセットトップボックス10は、画像データに付与されているジオタグ情報及び時刻タグ情報を抽出し、当該ジオタグ情報及び時刻タグ情報に基づいて、速度を算出する。次に、セットトップボックス10は算出した速度に基づいて画像データのグループ化を行い、各グループを示す地図画像を表示する。速度で画像データ間の関連性が示される場合には、当該速度に基づいて、画像データのグループ化を行うことにより、画像データについて適切なグループ化を行うことができる。
【0050】
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
【0051】
上述した実施形態では、セットトップボックス10が、単体で、画像データからのジオタグ情報及び時刻タグ情報の抽出、速度算出、グループ化、及び、グループを示す地図画像の表示を行った。しかし、複数の装置が分担して処理を行うようにしてもよい。
【0052】
図6は、コンテンツ管理システムの全体概略構成図である。図6に示すコンテンツ管理システムは、管理サーバ110、パーソナルコンピュータ(PC)130、PC140及びPC150と、管理サーバ110及びPC130乃至PC150を接続する通信ネットワーク160とにより構成される。
【0053】
コンテンツ管理システムにおいては、管理サーバ110と、PC130乃至PC150とが、図1に示すセットトップボックス10の制御部100内の画像データ記憶処理部152、タグ情報抽出部154、速度算出部156、グループ化部157及び表示処理部158の処理を分担して行う。
【0054】
具体的には、PC130乃至PC150の制御部は、画像データ記憶処理部152、タグ情報抽出部154及び表示処理部158を備え、管理サーバ110の制御部は、速度算出部156及びグループ化部157を備える。
【0055】
この場合、PC130乃至PC150の制御部内の画像データ記憶処理部152は、画像データを受信し、PC130乃至PC150内の記憶部に記憶させる。
【0056】
PC130乃至PC150の制御部内のタグ情報抽出部154は、記憶部に記憶された画像データからジオタグ情報及び時刻タグ情報を抽出する。更に、PC130乃至PC150の制御部内のタグ情報抽出部154は、ジオタグ情報及び時刻タグ情報を、通信ネットワーク160を介して、管理サーバ110へ送信する。
【0057】
管理サーバ110の制御部内の速度算出部156は、ジオタグ情報及び時刻タグ情報を受信すると、当該ジオタグ情報及び時刻タグ情報に基づいて、速度を算出する。次に、管理サーバ110の制御部内のグループ化部157は、算出した速度に基づいて、グループ化を行う。更に、管理サーバ110の制御部内のグループ化部157は、ジオタグ情報及び時刻タグ情報に対応する画像データのグループを示す情報を、通信ネットワーク160を介してPC130乃至PC150へ送信する。
【0058】
PC130乃至PC150の制御部内の表示処理部158は、ジオタグ情報及び時刻タグ情報に対応する画像データのグループを示す情報に基づいて、グループを示す地図画像を表示する。
【0059】
上述した実施形態では、コンテンツデータとしての画像データが用いられる場合について説明したが、音声データ、文書データ等の他のコンテンツデータが用いられる場合も、同様に本発明を適用できる。
【0060】
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【符号の説明】
【0061】
10…セットトップボックス、100…制御部、110…通信部、120…記憶部、124…ランドマークDB、152…画像データ記憶処理部、154…タグ情報抽出部、156…速度算出部、157…グループ化部、158…表示処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータに関する属性を示すタグ情報を管理するコンテンツデータ管理装置であって、
前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出された位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出する速度算出部と、
前記速度算出部により算出された速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するグループ化部と
を備えるコンテンツデータ管理装置。
【請求項2】
前記グループ化部は、前記速度が所定範囲内である前記コンテンツデータを同一のグループに設定する請求項1に記載のコンテンツデータ管理装置。
【請求項3】
前記グループ化部は、前記位置情報に基づいて、前記コンテンツデータに関連する関連情報を取得し、前記関連情報に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化する請求項1に記載のコンテンツデータ管理装置。
【請求項4】
前記グループ化部によるグループ化によって得られるグループ毎に、前記グループを示す画像を表示する第1の表示処理部を備える請求項1に記載のコンテンツデータ管理装置。
【請求項5】
前記グループ化部によるグループ化によって得られるグループの時間遷移を示す画像を表示する第2の表示処理部を備える請求項1に記載のコンテンツデータ管理装置。
【請求項6】
コンテンツデータに関する属性を示すタグ情報を管理するコンテンツデータ管理システムであって、
前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出された位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出する速度算出部と、
前記速度算出部により算出された速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するグループ化部と
を備えるコンテンツデータ管理システム。
【請求項7】
コンテンツデータに関する属性を示すタグ情報を管理するコンピュータに、
前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出するステップと、
抽出された前記位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出するステップと、
算出された前記速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するステップと
を実行させるコンテンツデータ管理プログラム。
【請求項8】
コンテンツデータに関する属性を示すタグ情報を管理するコンテンツデータ管理システムにおけるコンテンツデータ管理方法であって、
前記コンテンツデータに付与され、前記コンテンツデータに関連する位置を示す位置情報と前記コンテンツデータに関連する時刻を示す時刻情報とを抽出するステップと、
抽出された前記位置情報及び時刻情報に基づいて、前記コンテンツデータに対応する速度を算出するステップと、
算出された前記速度に基づいて、前記コンテンツデータをグループ化するステップと
を含むコンテンツデータ管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−103963(P2012−103963A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−252924(P2010−252924)
【出願日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(390040187)株式会社バッファロー (378)
【Fターム(参考)】