説明

コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラム

【課題】コンテンツファイルの再生中にプレイモードの切替指示を受け付けても、再生処理への影響を抑えつつプレイモードの切り替えを実行できるコンテンツ再生装置を提供する。
【解決手段】コンテンツ再生装置1は、プレイモードがコンテニュモードのとき、光ディスク20内の複数の曲ファイルを昇順に列挙したプレイリストに基づいて再生し、プレイモードがシャッフルモードのとき、複数の曲ファイルをランダムな順番で列挙したプレイリストに基づいて再生する。曲ファイルの再生中にプレイモードの切替コマンドを受け付けたとき、ディスプレイ17に表示されたプレイモードを切り替える。ただし、このとき、プレイリストの再構築は行わない。曲ファイルを最後まで再生したとき、切替コマンドで指示されたプレイモードに応じたプレイリストを作成し、作成されたプレイリストに基づいて次の曲ファイルを再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラムに関し、さらに詳しくは、記憶媒体に記憶された複数のコンテンツファイルを連続して再生可能なコンテンツ再生装置及びコンテンツ再生プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
AVプレーヤは一般に、CDやDVDといった光ディスクに格納された複数のコンテンツファイル、及び、内部のハードディスク(HDD)に格納された複数のコンテンツファイルを再生する。最近のAVプレーヤはさらに、光ディスクやHDDに格納された複数のコンテンツファイルを所定の順番で再生したり、ランダムに再生したりすることができる。以下、所定の順番でコンテンツファイルを再生する方法をコンティニュモードといい、ランダムな順番でコンテンツファイルを再生する方法をシャッフルモードという。
【0003】
上述のとおり、最近のAVプレーヤは、コンティニュモード及びシャッフルモードのいずれかを選択して再生できる。しかしながら、コンテンツファイルを再生している途中で、このような再生方法(以下、プレイモードという)を切り替えようとすると、AVプレーヤは、再生処理とともに、プレイモードの切替処理を実行しなければならず、負荷が増大する。負荷が増大すれば、音切れの発生等、再生処理に影響が生じる。そのため、従来のAVプレーヤは、再生中はプレイモード切替指示を受け付けず、再生が停止したとき、プレイモードの切替指示の受け付けと、プレイモードの切替処理とを実行していた。
【特許文献1】特開2006−238012号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、コンテンツファイルの再生中にプレイモードの切替指示を受け付けても、再生処理への影響を抑えつつプレイモードの切り替えを実行できるコンテンツ再生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0005】
本発明によるコンテンツ再生装置は、記憶媒体に記憶された複数のコンテンツファイルを再生する。コンテンツ再生装置は、プレイリスト作成手段と、第1の判断手段と、プレイリスト更新手段と、再生手段とを備える。プレイリスト作成手段は、プレイモードがコンティニュモードのとき、複数のコンテンツファイルが所定の順番に列挙されたプレイリストを作成し、プレイモードがシャッフルモードのとき、複数のコンテンツファイルがランダムな順番に列挙されたプレイリストを作成する。受付手段は、コンテンツファイルの再生中にプレイモードの切替指示を受け付ける。第1の判断手段は、再生中のコンテンツファイルが最後まで再生された後、次のコンテンツファイルが再生される前に、受付手段が現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたか否かを判断する。プレイリスト更新手段は、判断の結果、受付手段が現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたとき、プレイリストを、切替指示により指示されたプレイモードに応じたプレイリストに更新する。再生手段は、プレイリスト作成手段により作成されたプレイリストに列挙された順にコンテンツファイルを再生し、プレイリスト更新手段によりプレイリストが更新されたとき、更新されたプレイリストに列挙された順にコンテンツファイルを再生する。ここで、記憶媒体とは、たとえば、DVDやCDといった光ディスクであってもよいし、ハードディスクであってもよい。また、コンテンツファイルとは、たとえば、音声ファイルや、音声及び映像を含むファイルである。
【0006】
本発明によるコンテンツ再生装置は、コンテンツファイルの再生中にプレイモードの切替指示を受けたとき、コンテンツファイルの再生が完了するまでプレイリストを更新しない。そのため、再生中にプレイモードの切替指示を受けても、再生中のコンテンツ再生装置の負荷を抑えることができ、再生処理への影響を抑えることができる。さらに、コンテンツファイルの再生が完了された後、次のコンテンツファイルが再生される前に、プレイリストを更新する。したがって、プレイモードの切替指示を受けたとき、次のコンテンツファイルは更新されたプレイリストに基づいて再生される。
【0007】
好ましくは、コンテンツ再生装置はさらに、ユーザ操作に応じて、再生中のコンテンツファイルの再生を途中で停止する停止手段を備える。第1の判断手段はさらに、停止手段がコンテンツファイルの再生を停止したとき、受付手段が現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたか否かを判断する。
【0008】
この場合、たとえば、停止コマンドやトラックスキップコマンドといった、再生中のコンテンツの再生を途中で停止するコマンドにより、コンテンツファイルの再生が停止したタイミングで、コンテンツ再生装置1はプレイリストを更新できる。
【0009】
好ましくは、コンテンツ再生装置はさらに、第2の判断手段と、表示手段とを備える。第2の判断手段は、受付手段がプレイモードの切替指示を受け付けたとき、切替指示により指示されたプレイモードが現在のプレイモードと異なるか否かを判断する。表示手段は、再生中の曲が列挙されたプレイリストのプレイモードを表示し、第2の判断手段が、切替指示により指示されたプレイモードが現在のプレイモードと異なると判断したとき、表示されるプレイモードを、切替指示により指示されたプレイモードに変更する。
【0010】
この場合、プレイモードの切替指示によりプレイリストを更新するのは、再生中のコンテンツファイルの再生が完了又は途中で停止した後であるが、プレイモードの表示は、切替指示を受けたときに切り替えられる。これにより、ユーザは、切替指示が受け付けられたことを確認できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0012】
[全体構成]
図1を参照して、本実施の形態によるコンテンツ再生装置1は、受付部10と、マイコン11と、メモリ12と、ハードディスク(HDD)13と、通信部14と、光ディスクドライブ15と、D/Aコンバータ16と、ディスプレイ17とを備える。これらはバス19で相互に接続されている。コンテンツ再生装置1はさらに、D/Aコンバータ16に接続されたスピーカ18を備える。
【0013】
光ディスクドライブ15は、CDやDVD等の記憶媒体である光ディスク20が挿入されたとき、挿入された光ディスク20内の複数の曲ファイルを読み出す。
【0014】
記憶媒体であるHDD13は、通信部14と接続された図示しない他のコンピュータ装置から送信された複数の曲ファイルを記憶する。HDD13はまた、光ディスクドライブ15により読み出された複数の曲ファイルを記憶してもよい。
【0015】
メモリ12は、リードオンリーメモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)とを含む。メモリ12内のROMには、コンテンツ再生プログラムが予めインストールされている。コンテンツ再生プログラムをマイコン11で実行することにより、コンテンツ再生装置1は、以降で説明される動作処理を実行できる。
【0016】
メモリ12はまた、図2に示す曲情報テーブル21と図3に示すプレイリスト22とを格納する。曲情報テーブル21には、光ディスク20に記憶されている複数の曲ファイルに関する情報が登録される。具体的には、曲情報テーブル21は、アーティスト名が登録されるフィールドと、アルバム名が登録されるフィールドと、光ディスク20内のトラック番号に対応した曲ファイルIDが登録されるフィールドと、各曲ファイルIDの曲タイトルが登録されるフィールドと、各曲ファイルIDの再生時間(演奏時間)が登録されるフィールドとを含む。これらの情報は、対応する曲ファイルが再生されている間、ディスプレイ17に表示される。
【0017】
コンテンツ再生装置1は、光ディスクドライブ15に光ディスク20が挿入されたとき、光ディスク20内の目次情報(たとえば、Tabel of Contents:TOC)を読み出し、目次情報に基づいて図示しないCDDBサーバから光ディスク20の曲情報を取得する。取得された情報が上述の曲情報テーブル21に登録される。TOCにはたとえば、光ディスク20内の曲総数や各曲の再生時間(演奏時間)等が含まれる。なお、HDD13に記憶された複数の曲ファイルに関する曲情報テーブル21は、予めHDD13内に記憶されている。
【0018】
図3に示すプレイリスト22には、再生すべき曲ファイルが再生順に列挙される。図3を参照して、プレイリスト22には、再生番号が登録されるフィールドと、各再生番号に対応する曲ファイルIDが登録されるフィールドとを備える。プレイモードがコンティニュモードのとき、プレイリスト22には、曲ファイルが所定の順番で列挙される。所定の順番とは、たとえば、光ディスク20内に格納された順番(つまり、上述の曲情報テーブル21のトラック番号順)、HDD13内での配列順番等である。一方、プレイモードがシャッフルモードのとき、プレイリスト22には、曲ファイルがランダムな順番に列挙される。コンテンツ再生装置1は、コンティニュモードのとき、所定の順番に曲ファイルが列挙されたプレイリスト22に基づいて再生を行い、シャッフルモードのとき、曲ファイルがランダムな順番に列挙されたプレイリスト22に基づいて再生を行う。その結果、コンティニュモードのとき、たとえば、曲ファイルが光ディスク20に格納された順番(トラック番号順)で再生され、シャッフルモードのとき、曲ファイルが、光ディスク20内のトラック番号順ではなくランダムな順番で再生される。
【0019】
メモリ12はまた、図4に示す再生状態テーブル23を格納する。再生状態テーブル23は、「実行プレイモード」フィールドと、「再生番号」フィールドと、「切替指示」フィールドと、「表示プレイモード」フィールドと、「curID」フィールドとを含む。「実行プレイモード」フィールドには、現在実行中のプレイモードの種類(コンティニュモード、又は、シャッフルモード)が登録される。「再生番号」フィールドには、現在再生中の曲ファイルの、プレイリスト22上での再生番号が登録される。「切替指示」フィールドには、切替指示フラグが登録される。ユーザ操作により受付部10がプレイモードの切替指示(以下、単に切替指示又は切替コマンドという)を受け付けていない場合、切替指示フラグは「0」である。受付部10が切替指示を受け付けたとき、切替指示フラグは「1」になる。「表示プレイモード」フィールドには、ディスプレイ17に表示されるプレイモードの種類(コンティニュモード、又は、シャッフルモード)が登録される。「curID」フィールドには、受付部10が切替指示を受け付けたときに再生中の曲ファイルIDが登録される。
【0020】
再生状態テーブル23は、コンテンツ再生装置1がプレイモードを切り替えるときに利用される。
【0021】
マイコン11は、コンテンツ再生装置1全体を制御する。マイコン11はまた、メモリ12に格納されたコンテンツ再生プログラムを実行することにより、以降で説明する動作処理を実行する。
【0022】
ディスプレイ17は、図5に示すように、現在再生中の曲ファイルのアーティスト名、アルバム名、曲タイトル、再生時間等を表示する。これらの情報は、プレイリスト22及び曲情報テーブル21に基づいて特定される。具体的には、プレイリスト22により再生される曲ファイルIDが特定され、特定された曲ファイルIDの曲情報が曲情報テーブル21から読み出される。
【0023】
ディスプレイ17はさらに、現在のプレイモードの種類(コンティニュモード、又は、シャッフルモード)をエリア100に表示する。現在のプレイモードは、再生状態テーブル23内の「表示プレイモード」フィールドに基づいて特定される。図5では、プレイモードはコンティニュモードとなっている。なお、図5では、プレイモードを文字で表示したが、プレイモードの種類ごとに異なるアイコンで表示してもよい。
【0024】
受付部10は、ユーザ操作に応じて各種コマンドを受け付ける。具体的には、ユーザ操作に応じて、通常再生コマンド、早送りコマンド、停止コマンド、トラックスキップコマンド等、コンテンツ再生装置1の再生動作のステータス(状態)を変更するコマンド(以下、これらのコマンドをステータス変更コマンドという)を受け付ける。ここで、トラックスキップコマンドとは、現在再生中の曲ファイルの再生を停止し、次に再生予定の曲ファイルを再生するようコンテンツ再生装置1に指示するコマンドである。なお、これらのステータス変更コマンドを受け付けたとき、受け付けたコマンドの種類はメモリ12に格納される。
【0025】
受付部10はさらに、ユーザ操作に応じて、プレイモードの切替コマンドを受け付ける。切替コマンドは、ユーザが指定するプレイモードの種類(コンティニュモード又はシャッフルモード)を含む。受付部10は、たとえば、キーボタンはキーボードであってもよいし、図示しないリモートコントロール装置から送信される各種コマンドを受信する受信器であってもよい。各種コマンドは、上述のキーボタンや、キーボード、リモートコントロール装置によりコンテンツ再生装置1に入力される。切替コマンド用のボタンとしてトグル動作のスイッチボタンを用いてもよい。
【0026】
D/Aコンバータ16は、再生される曲ファイルをデジタル信号からアナログ信号に変換する。スピーカ18は、D/Aコンバータ16から出力されたアナログ信号を受け、音声として外部に出力する。
【0027】
[動作概要]
以上の構成を有するコンテンツ再生装置1の動作は次のとおりである。なお、本実施の形態では、光ディスクドライブ15に挿入された光ディスク20内の複数の曲ファイルを再生する場合のコンテンツ再生装置1の動作について説明するが、HDD13内に記憶された複数の曲ファイルを再生する場合のコンテンツ再生装置1の動作も同様である。
【0028】
コンテンツ再生装置1の受付部10は、ユーザ操作に基づいて、プレイモード切替コマンドと、通常再生コマンドとを受け付ける。ここで、切替コマンドに含まれるプレイモードの種類が「コンティニュモード」であると仮定する。
【0029】
マイコン11は、光ディスク20内の目次情報(TOC)を読み出し、曲情報テーブル21を作成する。マイコン11はさらに、切替コマンド内のプレイモードの種類=コンティニュモードに基づいて、光ディスク20に格納された複数の曲ファイルのトラック番号順に曲ファイルが列挙されたプレイリスト22を作成する。プレイリスト22を作成後、マイコン11は、プレイリスト22に列挙された順に、曲ファイルを順次再生する。なお、コンテンツ再生装置1は、曲ファイルを再生するとき、プレイリスト22に基づいて再生される曲ファイルIDを特定し、特定された曲ファイルIDの曲情報を曲情報テーブル21から読み出す。コンテンツ再生装置1は、読み出された曲情報(アーティスト、アルバム、タイトル、再生時間等)はディスプレイ17に表示する。さらに、コンテンツ再生装置1は、作成されたプレイリスト22のプレイモード(ここでは、コンティニュモード)をディスプレイ17のエリア100に表示する。
【0030】
曲ファイルの再生中に、ユーザがプレイモードを切り替えたいとき、ユーザはリモートコントロール装置等を用いて、コンテンツ再生装置1に切替コマンドを送信又は入力する。コンテンツ再生装置1は、切替コマンドを受け付けたとき、ディスプレイ17内のエリア100に表示されるプレイモードを、切替コマンドにより指定されたプレイモードに切り替えて表示する。これにより、ユーザは、プレイモードの切替コマンドが受け付けられたことを認識できる。
【0031】
上述のとおり、コンテンツ再生装置1はプレイリスト22に列挙された順番で曲ファイルを再生する。したがって、プレイモードが切り替えられた場合、プレイリスト22を更新しなければならない。しかし、コンテンツ再生装置1は、再生中に切替コマンドを受け付けた場合、ディスプレイ17の表示を切り替えるものの、再生中にプレイリスト22の更新は行わない。曲ファイルの再生中にプレイリスト22を更新すれば、マイコン11の負荷が増大する。なぜなら、マイコン11は、曲ファイルの再生処理とともに、プレイリスト22の更新処理を実行しなければならないからである。マイコン11の負荷が増大すれば、曲ファイルの再生処理に影響を与え、曲ファイルの音声に途切れが生じる可能性がある。
【0032】
そこで、コンテンツ再生装置1は、切替コマンドを受け付けたとき、ディスプレイ17の表示を切り替えるものの、プレイリスト22の更新処理を実行しない。そして、曲ファイルが最後まで再生された後、次の曲ファイルの再生準備がされるとき、プレイリストの更新処理を実行する。これにより、次の曲ファイルを再生するときには、更新されたプレイリスト22に基づいて曲ファイルを再生することができる。つまり、プレイモードを切り替えることができる。さらに、曲ファイルを最後まで再生した後にプレイリスト22の更新処理を実行するため、音声の途切れ等は生じない。
【0033】
上述の効果を奏するために、コンテンツ再生装置1は、図6及び図7に示す再生処理と、図8に示すプレイモード切替受付処理とを実行する。以下、コンテンツ再生装置1の動作の詳細について説明する。
【0034】
[通常再生時における動作処理]
まず初めに、図3に示すプレイリスト22(コンティニュモードのプレイリスト)に基づいて曲ファイルM3の通常再生している途中で、プレイモードの切替指示を受けたコンテンツ再生装置1の動作について説明する。
【0035】
図6〜図8を参照して、コンテンツ再生装置1は、曲ファイルM3を再生している間、再生処理(図6)において、ステータス変更コマンドが入力されたか否か(S1)及び曲ファイルM3の再生が完了したか否か(S6)を監視する。コンテンツ再生装置1はさらに、プレイモード切替受付処理(図8)において、曲ファイルM3の再生中に、ユーザ操作に応じて受付部10がプレイモード切替コマンドを受け付けたか否かを監視する(S41)。受付部10が切替コマンドを受け付けたとき(S41でYES)、マイコン11は、切替コマンド内のプレイモードが、図4に示す再生状態テーブル23内の実行プレイモードと同じか否かを判断する(S42)。切替コマンド内のプレイモードがシャッフルモードであるとき、再生状態テーブル23内の実行プレイモード=コンティニュモードと異なる(S42でNO)。つまり、マイコン11は、現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替コマンドを受けたと判断する。このとき、マイコン11は、再生状態テーブル23内の切替指示フラグを「1」とし(S43)、かつ、現在再生中の曲ファイルM3のID=M3をcurIDとして登録する(S44)。
【0036】
続いて、マイコン11は、ディスプレイ17のエリア100に表示されたプレイモードを「コンティニュ」から「シャッフル」に切り替える(S45)。このとき、マイコン11は、再生状態テーブル23内の「表示プレイモード」に登録されるプレイモードを「コンティニュ」から「シャッフル」に切り替える。
【0037】
ディスプレイ17に表示されるプレイモードを切り替えることにより、ユーザは、プレイモード切替コマンドがコンテンツ再生装置1に受け付けられたことを認識できる。以上のとおり、コンテンツ再生装置1は、現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替コマンドを受け付けたとき、ディスプレイ17の表示を切り替える。しかし、コンテンツ再生装置1は、曲ファイルM3の再生が完了するまで、プレイリスト22の更新処理を実行しない。
【0038】
コンテンツ再生装置1は、曲ファイルM3を最後まで再生したとき(S6でYES)、図7に示す次曲再生準備処理を実行する(S13)。次曲再生準備処理では、次に再生すべき曲ファイル(以下、次曲ファイルという)を特定し、再生する。ただし、プレイモード切替コマンドを既に受けている場合、プレイリスト22を更新し、切替コマンドにより指示されたプレイモードに応じたプレイリスト22を構築する。そして、新たに構築されたプレイリスト22に基づいて、次曲ファイルを特定して再生する。
【0039】
図7を参照して、マイコン11はまず、再生状態テーブル23内の切替指示フラグが「1」であるか否かを判断する(S21)。切替指示フラグが「0」である場合(S21でNO)、プレイモード切替コマンドを受信していないため、現在メモリ12に格納されているプレイリスト22に基づいて次曲ファイルを特定する(S26及びS27)。具体的には、再生状態テーブル23内の再生番号「3」をインクリメントして「4」とし(S26)、プレイリスト22上で再生番号「4」の曲ファイルM4を次曲ファイルに特定する(S27)。そして、特定された曲ファイルM4の再生を開始する(S39)。
【0040】
一方、ステップS21での判断の結果、切替指示フラグが「1」である場合(S21でYES)、コンテンツ再生装置1は、曲ファイルM3の再生中に切替コマンドを受け付けている。そのため、マイコン11は、プレイリスト更新処理を実行する(S20)。プレイリスト更新処理では、プレイリスト22を、切替コマンドで指示されたプレイモード(シャッフルモード)に応じたプレイリストに更新する。
【0041】
マイコン11はまず、メモリ12に格納されたプレイリスト22をリセットする(S22)。続いて、切替コマンドで指示されたプレイモードの種類を特定する(S23)。マイコン11は、再生状態テーブル23の「表示プレイモード」に登録されたプレイモードを、切替コマンドで指示されたプレイモードと特定する。ここでは、切替コマンドで指示されたプレイモードをシャッフルモードと特定する。このとき、マイコン11は再生状態テーブル23内の「実行プレイモード」をシャッフルモードに更新する。
【0042】
続いて、特定されたプレイモード(シャッフルモード)に基づいてプレイリスト22を再構築する。特定されたプレイモードがシャッフルモードであるため(S24でNO)、マイコン11は、光ディスク20内の複数の曲ファイルM1〜M10がランダムに列挙されたプレイリスト22を作成する(S28〜32)。
【0043】
初めに、リセットされたプレイリスト22の先頭(再生番号=1)に再生状態テーブル23内のcurIDに登録された曲ファイルM3を登録する(S28)。続いて、マイコン11は、1から光ディスク20内の曲ファイル総数(ここでは10)の範囲内で乱数RNを生成する(S29)。ここで、曲ファイル総数は曲情報テーブル21に基づいて決定される。
【0044】
マイコン11は、曲情報テーブル21に基づいて、トラック番号=RNの曲ファイルを特定し、特定された曲ファイルが既にプレイリスト22に登録されているか否かを判断する(S30)。たとえば、トラック番号RN=3である場合、特定される曲ファイルがM3となるが、曲ファイルM3は既に再生番号=1に登録されている(S30でYES)。この場合、ステップS29に戻って再び乱数RNを生成する(S29)。ステップS30により、プレイリスト22内に同じ曲ファイルが登録されるのを防止でき、さらに、同じ曲ファイルが連続して登録されるのも防止できる。
【0045】
ステップS30での判断の結果、トラック番号RNで特定された曲ファイルがプレイリスト22に未登録の場合(S30でNO)、特定された曲ファイルをプレイリスト22に登録する(S31)。このとき、曲ファイルIDが登録されていないフィールドのうち、最小の再生番号に対応するフィールドから順に曲ファイルIDが登録される。マイコン11は光ディスク20に格納された曲ファイルのいずれかがプレイリスト22に登録されていないと判断したとき(S32でNO)、S29に戻る。要するに、光ディスク20内の全ての曲ファイルがプレイリスト22に列挙されるまで、ステップS29〜S31の処理を繰り返す。
【0046】
全ての曲ファイルをプレイリスト22に登録したとき(S32でYES)、プレイリスト22の更新が完了する。シャッフルモードに基づくプレイリスト22の例を図9に示す。プレイリスト22を更新後、マイコン11は再生状態テーブル23内の切替指示フラグを「0」とし、curIDをリセットする(S33)。また、再生状態テーブル23内の再生番号を「1」とする(S40)。
【0047】
プレイリスト更新処理(S20)を完了したのち、マイコン11は次曲ファイルを特定する(S26及びS27)。マイコン11は、再生状態テーブル23内の再生番号「1」をインクリメントして「2」とし(S26)、更新された図9のプレイリスト22上で再生番号「2」に対応する曲ファイルM9を次曲ファイルに特定する(S27)。このとき、マイコン11は、特定された曲ファイルM9の曲情報を曲情報テーブル21から読み出し、ディスプレイ17に表示する。そして、特定された曲ファイルM9を再生する(S39)。
【0048】
以上、コンテンツ再生装置1は、曲ファイルの再生中にプレイモードの切替コマンドを受けたとき、曲ファイルの再生が完了するまでプレイリスト更新処理を実行しない。そのため、再生中のマイコン11の負荷が抑えられ、再生中に切替コマンドが受け付けられても、音切れ等が生じない。
【0049】
コンテンツ再生装置1はさらに、切替コマンドを受け付けたときに、ディスプレイ17のエリア100に表示されるプレイモードを切り替える。これにより、ユーザは、切替コマンドが受け付けられたことをすぐに確認できる。
【0050】
なお、コンテンツ再生装置1がシャッフルモードに基づくプレイリスト22で曲ファイルM9を再生中に、コンティニュモードへの切替コマンドを受け付けた場合のプレイリスト更新処理(S20)は以下のとおりである。
【0051】
曲ファイルM9が最後まで再生された後(S6でYES)、マイコン11は、プレイリスト更新処理を実行する(S20)。マイコン11は現在のプレイリスト22をリセットする(S22)。そして、再生状態テーブル23内の「表示プレイモード」を参照して、切替コマンドで指示されたプレイモードをコンティニュモードと特定する(S23)。特定されたプレイモードがコンテニュモードであるため(S24でYES)、マイコン11は、コンティニュモードに基づくプレイリスト22を再構築する(S34〜S38)。
【0052】
マイコン11はまず、プレイリスト22の先頭(再生番号=1)にcurID=M9を登録する(S34)。続いて、マイコン11は、曲情報テーブル21を参照して、曲ファイルM9のトラック番号kを特定する(S35)。ここでは、トラック番号k=9である。
【0053】
続いて、マイコン11は、トラック番号kをインクリメントしてk=10とし(S36)、曲情報テーブル21内でトラック番号k=10の曲ファイルM10を特定し、プレイリスト上の再生番号2に曲ファイルM10を登録する(S37)。曲情報テーブル21内の全ての曲ファイルM1〜M10がプレイリスト22に登録されるまで(S38でYES)、マイコン11は、ステップS37で特定された曲ファイルをプレイリスト22の再生番号順に順次登録する。以上の動作により更新されてプレイリスト22の一例を図10に示す。
【0054】
全ての曲ファイルをプレイリスト22に登録したとき(S38でYES)、プレイリスト22の更新が完了する。プレイリスト22を更新後、マイコン11は再生状態テーブル23内の切替指示フラグを「0」とし、curIDをリセットする(S33)。また、再生状態テーブル23内の再生番号を「1」とする(S40)。以降の動作はシャッフルモードのプレイリスト22を構築する場合と同じである。なお、図10に示したプレイリスト22を構築した場合、曲ファイルM10が次曲ファイルに特定される(S26及びS27)。
【0055】
[ユーザ操作によりステータス変更コマンドを受けた場合の動作]
コンテンツ再生装置1は、曲ファイルを再生中にプレイモード切替コマンドを受け付け、その後、ユーザ操作により早送り再生、トラックスキップ、停止、通常再生等のステータス変更コマンドを受け付ける場合がある。このような場合でも、コンテンツ再生装置1は、再生中の曲ファイルを最後まで再生した後、又はステータス変更コマンドに応じて再生中の曲ファイルを途中で停止した後、プレイモード更新処理を実行する。以下、ステータス変更コマンドを受けた場合のコンテンツ再生装置1の動作について説明する。
【0056】
[トラックスキップコマンド]
まず、曲ファイルM3を再生中のコンテンツ再生装置1が、現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替コマンドを受けた後、ユーザ操作に基づくトラックスキップコマンドを受けた場合のコンテンツ再生装置1の動作について説明する。なお、トラックスキップコマンドとは、再生中の曲ファイルの再生を途中で停止し、次に再生予定の曲ファイルの再生を指示するコマンドである。
【0057】
マイコン11は、ステータス変更コマンドを受け付けたとき(S1でYES)、ステータス変更コマンドの種類を特定する(S2〜S5)。ステータス変更コマンドがトラックスキップコマンドのとき(S3でYES)、マイコン11は、現在再生中の曲ファイルM3の再生を停止し(S7)、次曲再生準備処理を実行する(S13)。
【0058】
これにより、コンテンツ再生装置1は、トラックスキップコマンドに応じて現在再生中の曲ファイルの再生を途中で停止した後、プレイリスト更新処理(S20)を実行できる。そして、更新されたプレイリスト22に基づいて、次曲ファイルを特定し、再生できる(S26、S27及びS39)。
【0059】
[停止及び通常再生]
曲ファイルM3を再生中に、コンテンツ再生装置1が、現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替コマンドを受け、さらに、ユーザ操作に基づく停止コマンドを受けたとき(図6中のS1でYES、S2でYES)、マイコン11は曲ファイルM3の再生を停止する(S7)。停止後、マイコン11は次曲再生処理を実行し(S13)、プレイモード更新処理を実行する(S20)。実行後、現在指示されているコマンドの種類を特定する(S25)。コンテンツ再生装置1は、ステータス変更コマンドを受けたとき、受けたコマンドの種類をメモリ12に登録している。新たなステータス変更コマンドを受けたとき、メモリ12に登録されたコマンドは新たに受けたステータス変更コマンドに更新される。
【0060】
ステップS25で判断の結果、メモリ12内に格納されたコマンドの種類が停止コマンドである場合(S25でYES)、マイコン11は次再生準備処理を終了する。つまり、この場合、再生を開始しない。
【0061】
マイコン11は、ユーザ操作に基づく通常再生コマンドを受けたとき(図6中のS1でYES、S5でYES)、更新されたプレイリスト22内の再生番号=1の曲ファイルから再生を開始する。つまり、停止コマンドを受けた後、通常開始コマンドを受けた場合、コンテンツ再生装置1は、プレイリスト22の先頭の曲ファイルから再生を開始する。
【0062】
[早送り再生]
曲ファイルM3の再生中に、コンテンツ再生装置1がユーザ操作に基づく早送り再生コマンドを受けたとき(図6中のS1でYES、S4でYES)、マイコン11は、曲ファイルM3の早送り再生を開始する(S8)。早送り再生を実行した結果、曲ファイルM3を最後まで早送り再生したとき(S9でYES)、マイコン11は次曲再生準備処理を実行する(S13)。一方、曲ファイルM3を最後まで早送り再生する前に、ユーザ操作により早送り再生の解除コマンドを受けたとき(S10でYES)、マイコン11は早送りを停止して、停止された時点から曲ファイルM3の通常再生を再開する(S11)。要するに、早送り再生の場合、早送り再生により曲ファイルM3が最後まで再生された場合に限り、マイコン11は次曲再生準備処理を実行し(S13)、プレイリスト更新処理(S20)を実行する。
【0063】
以上、本実施の形態では、光ディスク20を再生するときのコンテンツ再生装置1の動作について説明したが、HDD13内に格納された複数の曲ファイルを再生するときでも、上述の方法によりプレイモードの切替が可能である。
【0064】
また、本実施の形態では、コンテンツ再生装置1は曲ファイルを再生したが、曲ファイルの代わりに、他の音声ファイルや、映像ファイルや、映像と音声とを含むファイルを再生してもよい。要するに、コンテンツ再生装置1は、コンテンツファイルの再生できる。
【0065】
本実施の形態では、コンティニュモードのプレイリスト22を作成するとき、光ディスクに格納された複数の曲ファイルをトラック番号=1から順にプレイリスト22に列挙したが、トラック番号が大きい順に列挙してもよい。要するに、コンティニュモードのプレイリストでの曲ファイルの列挙は昇順、降順のいずれでもよい。
【0066】
また、本実施の形態では、停止コマンドを受けたのち、curIDの曲ファイルを先頭としたコンティニュモードのプレイリスト22を作成したが、curIDの曲ファイルを先頭とせず、曲情報テーブル21内のトラック番号の昇順又は降順で曲ファイルを列挙したプレイリスト22を作成してもよい。
【0067】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の実施の形態によるコンテンツ再生装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1中のメモリ内に格納される曲情報テーブルのデータ構造を示す図である。
【図3】図1中のメモリ内に格納されるプレイリストのデータ構造を示す図である。
【図4】図1中のメモリ内に格納される再生状態テーブルのデータ構造を示す図である。
【図5】図1中のディスプレイで表示される表示画面の一例である。
【図6】図1に示したコンテンツ再生装置の再生処理の詳細を示すフロー図である。
【図7】図6中のステップS13の動作の詳細を示すフロー図である。
【図8】図1に示したコンテンツ再生装置のプレイモード切替受付処理の詳細を示すフロー図である。
【図9】図3に示したプレイリストの他の例を示す図である。
【図10】図3及び図9に示したプレイリストの他の例を示す図である。
【符号の説明】
【0069】
1 コンテンツ再生装置
10 受付部
11 マイコン
12 メモリ
13 ハードディスク
17 ディスプレイ
20 光ディスク
21 曲情報テーブル
22 プレイリスト
23 再生状態テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体に記憶された複数のコンテンツファイルを再生するコンテンツ再生装置であって、
プレイモードがコンティニュモードのとき、前記複数のコンテンツファイルが所定の順番に列挙されたプレイリストを作成し、前記プレイモードがシャッフルモードのとき、前記複数のコンテンツファイルがランダムな順番に列挙されたプレイリストを作成するプレイリスト作成手段と、
コンテンツファイルの再生中に前記プレイモードの切替指示を受け付ける受付手段と、
再生中のコンテンツファイルを最後まで再生した後、次のコンテンツファイルが再生される前に、前記受付手段が現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたか否かを判断する第1の判断手段と、
前記判断の結果、前記受付手段が現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたとき、前記プレイリストを、前記切替指示により指示されたプレイモードに応じたプレイリストに更新するプレイリスト更新手段と、
前記プレイリスト作成手段により作成されたプレイリストに列挙された順にコンテンツファイルを再生し、前記プレイリスト更新手段によりプレイリストが更新されたとき、前記更新されたプレイリストに列挙された順にコンテンツファイルを再生する再生手段とを備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコンテンツ再生装置であってさらに、
ユーザ操作に応じて、前記再生中のコンテンツファイルの再生を途中で停止する停止手段を備え、
前記第1の判断手段はさらに、前記停止手段がコンテンツファイルの再生を停止したとき、前記受付手段が現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたか否かを判断することを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ再生装置であってさらに、
前記受付手段が前記プレイモードの切替指示を受け付けたとき、前記切替指示により指示されたプレイモードが現在のプレイモードと異なるか否かを判断する第2の判断手段と、
再生中のコンテンツファイルが列挙されたプレイリストのプレイモードを表示し、前記第2の判断手段が、前記切替指示により指示されたプレイモードが現在のプレイモードと異なると判断したとき、前記表示されるプレイモードを、前記切替指示により指示されたプレイモードに変更する表示手段とを備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
【請求項4】
記憶媒体に記憶された複数のコンテンツファイルを再生するコンテンツ再生装置にインストールされるコンテンツ再生プログラムであって、
プレイモードがコンティニュモードのとき、前記複数のコンテンツファイルが所定の順番に列挙されたプレイリストを作成し、前記プレイモードがシャッフルモードのとき、前記複数のコンテンツファイルがランダムに列挙されたプレイリストを作成するステップと、
コンテンツファイルの再生中に前記プレイモードの切替指示を受け付けるステップと、
再生中のコンテンツファイルを最後まで再生した後、次のコンテンツファイルが再生される前に、現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたか否かを判断するステップと、
前記判断の結果、現在のプレイモードと異なるプレイモードへの切替指示を受け付けたとき、前記プレイリストを、前記切替指示により指示されたプレイモードに応じたプレイリストに更新するステップと、
前記作成されたプレイリストに列挙された順にコンテンツファイルを再生し、前記プレイリストが更新されたとき、前記更新されたプレイリストに列挙された順にコンテンツファイルを再生するステップとをコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−198257(P2008−198257A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−29964(P2007−29964)
【出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【出願人】(000000273)オンキヨー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】