説明

コントローラおよび入力信号処理プログラム

【課題】 入力操作を直感的に判りやすくするともに、不測のずれによる入力エラーを防止する。
【解決手段】 コントローラ(2100)には、操作スイッチ(2110、2120、2130)および傾斜センサ(2200、2210)が設けられ、傾斜センサはコントローラの所定方向の傾斜角度を検出する。
操作スイッチはZ軸の正方向のスイッチ(2110F)、Z軸の負方向のスイッチ(2110B)、X軸の正方向のスイッチ(2110R)、X軸の負方向のスイッチ(2110)として機能する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータソフトウエアの項目選択のための入力装置に係り、例えば汎用コンピュータで実行されるゲームプログラムやゲーム装置にて項目を選択するためのコントローラおよび入力信号処理プログラムに関する。
【0002】
近年ゲーム機の高機能化が進む一方で、旧来の比較的直感的に判りやすい構成のゲームが見直されている。そして、その操作については、旧来よりも一層の判りやすさが求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のデジタル式の方向キーやジョイスティックのみの入力方法では操作を充分に直感的に判りやすく入力させることはできなかった。また、アナログ式の入力装置を用いた場合でも、従来の入力方法ではある程度の直感的な入力は可能であったが、入力位置検出を行う時点でアナログ入力特有の不測のずれが発生したりするなど簡便でないという問題があった。
【0004】
本発明はこのような従来の問題点を解消すべく創案されたもので、入力操作を直感的に判りやすく、かつ入力エラーを防止することで簡便にすることを目的とする。
【0005】
本発明に係るコントローラは、傾斜センサと、所定のサンプリングタイミングで前記傾斜センサの傾斜検出値をサンプリングする傾斜サンプリング手段と、前記傾斜サンプリング手段によってサンプリングされる傾斜検出値を複数の項目に対応させる項目設定手段と、前記傾斜検出値に基づいて前記項目を決定する項目決定手段と、前記項目決定手段によって前記項目が決定されたときに、前記傾斜検出値を記憶する傾斜記憶手段と、前記傾斜サンプリング手段が、前記傾斜記憶手段によって記憶された傾斜検出値に対して、所定値以上変化した傾斜検出値をサンプリングしたときに、前記項目決定手段による項目決定を可能とする項目変更許可手段とを備える。
これによってコントローラの傾斜のみによって項目選択でき、操作を直感的にし得る。また、コントローラの傾斜の不測のずれによる入力エラーを防止し得る。
【0006】
本発明に係るコントローラにおいて、前記項目の変更を指示する信号を生成し得る手動操作可能な操作スイッチと、前記操作スイッチが操作されたときに前記傾斜検出値による項目決定を不可とし、前記操作スイッチによる項目変更を優先する項目変更優先手段とをさらに備えてもよい。
これによって旧来と同様の操作スイッチによる操作が可能になるとともに、傾斜による入力と操作スイッチによる入力との相互干渉を防止し得る。
【0007】
本発明は、傾斜センサと、所定のサンプリングタイミングで前記傾斜センサの傾斜検出値をサンプリングする傾斜サンプリング手段とを備えたコントローラに接続され、前記コントローラから入力された入力信号に基づいて情報処理を行う情報処理装置における入力信号処理プログラムであって、前記傾斜サンプリング手段によってサンプリングされる傾斜検出値を複数の項目に対応させる項目設定ステップと、前記傾斜検出値に基づいて前記項目を決定する項目決定ステップと、前記項目決定ステップによって前記項目が決定されたときに、前記傾斜検出値を記憶する傾斜記憶ステップと、前記傾斜サンプリング手段が、前記傾斜記憶ステップによって記憶された傾斜検出値に対して、所定値以上変化した傾斜検出値をサンプリングしたときに、前記項目決定ステップによる項目決定を可能とする項目変更許可ステップとを備える。
これによってコントローラの傾斜のみによって項目選択でき、操作を直感的にし得る。また、コントローラの傾斜の不測のずれによる入力エラーを防止し得る。
【0008】
本発明に係る入力信号処理プログラムは、前記コントローラに、前記項目の変更を指示する信号を生成し得る手動操作可能な操作スイッチがさらに設けられ、前記操作スイッチが操作されたときに前記傾斜検出値による項目決定を不可とし、前記操作スイッチによる項目変更を優先する項目変更優先ステップをさらに備えてもよい。
これによって旧来と同様の操作スイッチによる操作が可能になるとともに、傾斜による入力と操作スイッチによる入力との相互干渉を防止し得る。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、入力操作を直感的に判りやすくするともに、不測のずれによる入力エラーを防止し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に本発明に係るコントローラおよび入力信号処理プログラムの実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0011】
[コントローラおよびゲーム装置]
図1は、本発明に係るコントローラの実施例が接続されたゲーム装置(情報処理装置)を示す正面図、図2は、図1のゲーム装置を示すブロック図、図3は、図1のコントローラを示す斜視図、図4は、図1のコントローラを示すブロック図である。
【0012】
図1において、ゲーム装置(情報処理装置)2000にコントロ−ラ2100が接続されており、さらにゲーム装置2000には、TVモニタ2200等の表示装置およびキーボード2300が接続されている。
【0013】
表示装置2200にはコントローラ2100によって選択される項目IT1(CONTINUE)、IT2(RESTART)、IT3(OUT)が表示され、これら項目IT1〜IT3の選択状況を示すランプ型インジケータINDが表示されている。
【0014】
さらに表示装置1060には、コントローラ2100の操作方法を示すアイコンIC1(オブジェクトの左右移動)、IC2(終了)、IC3(オブジェクトのジャンプ)、IC4(オブジェクトの高速移動)、IC5(ゴール)が表示されている。
【0015】
図2において、ゲーム装置(情報処理装置)2000は、全体を制御するCPU1000と、ゲーム装置2000を起動させるためのプログラムを格納するブートロム1010と、CPU301によって実行されるプログラムやデータを格納するシステムメモリ1020とを有する。
【0016】
ゲーム装置2000には、表示すべき画像を生成、制御するビデオプロセッサ1030と、生成される画像の元となる画像や生成された画像を記憶するグラフィックメモリ1040が設けられ、ビデオプロセッサ1030は、生成した画像を表示装置2200に表示する。
【0017】
ゲーム装置2000には、音声を生成するオーディオプロセッサ1070と、生成される音声のデータを記憶するオーディオメモリ1080が設けられ、オーディオプロセッサ1070はサウンドメモリ1080に記憶されたデータに基づいて音声のデジタル信号を生成し、スピーカやヘッドフォン(図示省略)によって音声を出力する。
【0018】
ゲーム装置2000には、プログラムデータ等の記憶装置としてCD−ROMドライブ1090等が設けられ、記憶装置において記憶媒体に格納されたゲームプログラムやデータをシステムメモリ1020、グラフィックメモリ1040、オーディオメモリ1080に読み込まれる。
【0019】
ゲーム装置2000にはメモリインターフェース1030が設けられ、遊戯者が保有するメモリカードA、Bに対する読み書きが可能である。これによって、各ユーザのゲーム成績、中途で終了したゲームの状態等を登録し得る。
【0020】
ゲーム装置2000には、通信インターフェース1160を介してモデム1150が設けられ、ネットワークを介して複数のゲーム装置2000によるネットワークゲームを実行でき、また、サーバ(図示省略)から、ゲーム成績の統計、各遊戯者順位、種々のイベント等、ゲームに関する種々の情報を取得し得る。
【0021】
ゲーム装置2000には、コントローラインターフェース1140が設けられ、コントローラ2100はケーブル2140、コネクタ2150(図3)等によりコントローラインターフェース1140の端子1〜4に接続される。
【0022】
図3において、コントローラ2100には方向を指示する操作スイッチ、例えばデジタル方向キー2110と、「スタート」、「確定」、「キャンセル」等の一般的操作のための操作スイッチであるAボタン2120、Bボタン2130とが設けられている。
【0023】
図4において、コントローラ2100には、操作スイッチ2110、2120、2130の他に、振り子センサよりなる傾斜センサ2200、2210が設けられている。傾斜センサ2200、2210はコントローラ2100の所定方向の傾斜角度を検出する。例えばコントローラ2100を直方体状とし、操作スイッチ2110、2120、2130が左から右の順序で上面にならぶ状態で、その右方向にX軸、下方向にY軸、これらX軸、Y軸に垂直な水平方向にZ軸を設定したとき、Z軸まわりの回転角度を傾斜センサ2200によって検出し、X軸まわりの回転角度を傾斜センサ2210によって検出する。なおコントロ−ラ2100には、適宜、加速センサ2250その他の検出手段や、赤外線I/F(図示省略)等の通信手段、その他が設けられる。
【0024】
傾斜センサ2200、2210、加速センサ2250にはA/D変換回路2220が接続されて、そのアナログ出力がデジタル信号に変換される。
【0025】
デジタル方向キー2110はZ軸の正方向のスイッチ2110F、Z軸の負方向のスイッチ2110B、X軸の正方向のスイッチ2110R、X軸の負方向のスイッチ2110Lとして機能する。
【0026】
A/D変換回路2220、スイッチ2110F、2110B、2110R、2110L、2120、2130はサンプリング回路2230に接続され、1/60秒あるいは1/30秒の所定のサンプリング周期で出力信号がサンプリングされる。
【0027】
サンプリング回路2230にはパラレル・シリアル変換回路2240が接続され、傾斜センサ2200、2210加速度センサ2250、操作スイッチ2110、2120、2130の出力信号は一連のシリアル信号とされ、ゲーム装置2000の制御信号Scとして、出力される。
【0028】
図5において、図1の項目IT1〜IT3の選択に関して、傾斜センサ(X軸まわり)2210の傾斜角度Ainと各項目IT1〜IT3が対応付けられ、項目設定が為されている。例えば水平状態が項目IT1、仰角A1(例えば18度)が項目IT2、仰角A2(例えば36度)が項目IT3に対応付けられる。
【0029】
各対応角度には、所定の検出範囲a(例えば−10度〜+10度)が設けられ、これによって急激な傾斜変化に対してもサンプリングタイミングを逸することはない。
【0030】
図8において、傾斜角度Ainがサンプリングされて項目が選択されたときには、傾斜角度Ainは記憶角度Amとして記憶される。記憶角度Amは、その後、の傾斜角度Ainと比較され、その差(角度変化)ΔAが所定の不感帯(−b/2〜+b/2)の範囲を越えたときにのみ、傾斜角度による新たな項目選択が実行される。
【0031】
これによって、コントローラ2100が操作スイッチの操作等で揺れた場合等の不測の傾斜角度変化は無視される。これによって入力ミスが防止されている。
【0032】
このような項目設定および項目決定は制御信号Scが入力されたゲーム装置2000において実行される。
【0033】
図6は仰角がA2に設定されて、項目IT2が選択された状態を示し、インジケータINDは項目IT2に向かって傾斜して、選択状態が明示されている。
【0034】
項目IT1〜IT3の選択は、デジタル方向キー2110によっても実行でき、旧来のゲーム装置と同様の感覚でゲーム装置2000を制御し得る。項目IT1〜IT3の選択に関して、例えば、デジタル方向キー(+Z)2110FによってIT1−>IT2−>IT3の移動、デジタル方向キー(−Z)によってIT3−>IT2−>IT1の移動が実行される。
【0035】
なお、デジタル方向キー2110の操作と、傾斜センサ2210における不感帯を越えた傾斜角度変換とが同時に生じたときは、ゲーム装置2000はデジタル方向キー2110の操作を優先し、傾斜センサ2210による傾斜角度検出を無視する。これによって、デジタル方向キー2110の操作に基づく制御信号と、傾斜センサ2210の傾斜角度検出に基づく制御信号との相互干渉が防止されている。
【0036】
なお検出範囲および不感帯の角度範囲は上記数値に限定されるものではなく、項目数、制御対象、傾斜センサ性能その他によって種々選択すべきである。
【0037】
なお、コントローラ2100に傾斜を与えたときの加速度を加速度センサ2250によって検出し、角度変化に対して加速度に比例した乗数を乗じた角度変化量に基づいて項目を変更する処理等、他のセンサを併用した処理も採用し得る。
【0038】
傾斜角度のサンプリングに関して、サンプリング回路2230は、傾斜サンプリング手段として機能する。
【0039】
サンプリング回路2230によって検出された傾斜検出値を項目IT1〜IT3に対応させる処理に関し、ゲーム装置2000のCPU1000、システムメモリ1020は協働して項目設定手段として機能する。
【0040】
傾斜検出値に基づいた項目決定に関して、CPU1000、システムメモリ1020は協働して項目決定手段として機能する。
【0041】
傾斜角度の変化については、各項目の決定時に、対応角度がゲーム装置2000において記憶され、次の項目移行に備える。対応角度の記憶に関して、ゲーム装置2000のCPU1000、システムメモリ1020は協働して傾斜記憶手段として機能する。
【0042】
傾斜角が不感帯を越えて変化したときに、初めて項目の移行(項目決定)が可能になるが、この項目決定の許可に関して、ゲーム装置2000のCPU1000、システムメモリ1020は協働して項目変更許可手段として機能する。
【0043】
操作スイッチ2110が操作されたときに傾斜検出値による項目決定を不可とし、前記操作スイッチによる項目変更を優先する処理に関して、ゲーム装置2000のCPU1000、システムメモリ1020は協働して項目変更優先手段として機能する。
【0044】
なお、項目設定手段、項目決定手段、傾斜記憶手段、項目変更許可手段、項目変更優先手段の全部または一部をコントローラ2100に設けること可能であり、さらには、コントローラ2100のサンプリング手段をゲーム装置(情報処理装置)側に設けることも可能である。
【0045】
[入力信号処理プログラム]
ゲーム装置(情報処理装置)2000においては、コントローラ2100からの制御信号が入力されたときに、図7のフローチャートに示す各ステップによって、入力信号(制御信号)を処理する。
【0046】
ステップS901:まず対応角度(Aとする。)と項目(ITとする。)の対応関係を設定し、ステップSS902に進む。
【0047】
ステップS902:検出傾斜角度(Ainとする。)、記憶角度(Amとする。)、角度変化(ΔAとする)、現在の項目(ITcとする)を初期化(例えばAin=Am=ΔA=0)し、ステップS903に進む。
【0048】
ステップS903:操作スイッチ2110による項目選択が行われたか否かを判断する。操作スイッチ2110による項目選択が行われたときはステップS904に進み、操作スイッチ2110による項目選択が行われなかったときはステップS906に進む。
【0049】
ステップS904:傾斜角度Ainによる項目ITの決定を禁止し、ステップS905に進む。
【0050】
ステップS905:操作スイッチ2110の制御信号に基づく項目決定を行い、ステップS906に進む。
【0051】
ステップS906:決定された項目ITの対応角度(A1またはA2)をAmを記憶し、ステップS903に戻る。
【0052】
ステップS907:傾斜角度Ainと記憶された対応角度Amとの差ΔAを算出し、ステップS908に進む。
ステップS908:ΔAが不感帯(−b/2〜+b/2)の範囲を超えたか否かを判断する。不感帯の範囲を超えたときはステップS909に進み、不感帯の範囲を超えていないときはステップS903に戻る。
【0053】
ステップS909:傾斜角度Ainに基づいて検出範囲に入った項目を決定し、その項目に移行する。
ここで、対応角度A、項目ITを記憶し、ステップS910に進む。
【0054】
ステップS910:操作スイッチ2120による選択項目への決定入力が行われた否かを判断する。操作スイッチ2120による選択項目への決定入力が行われた場合は当該選択処理は終了し、選択された項目ごとの処理に移行する。操作スイッチ2120による選択項目の決定入力が行われなかった場合はステップS903に戻り、以下繰り返しとなる。
【0055】
これによって、不測の傾斜角度変化は無視されて、入力ミスが防止され、急激な傾斜変化に対してもサンプリングタイミングを逸することはない。
【0056】
以上の実施例は主に項目選択について説明したが、キャラクタ等種々のオブジェクトの操作等、ゲームにおける多様な操作に本発明を適用でき、また種々の情報処理装置の種々のアプリケーションの操作に本発明を適用し得ることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明に係るコントローラの実施例が接続されたゲーム装置を示す正面図である。
【図2】図1のゲーム装置を示すブロック図である。
【図3】図1のコントローラを示す斜視図である。
【図4】図1のコントローラを示すブロック図である。
【図5】図1のコントローラの傾斜角度に対する項目設定を示す図である。
【図6】図2のゲーム装置の画面の他の例を示す正面図である。
【図7】図1のゲーム装置によって実行される入力信号処理プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図8】図5に対して、コントローラからサンプリングされたタイミングで入力されている傾斜角度を記憶している図である。
【符号の説明】
【0058】
1000 CPU
1020 システムメモリ
2200 TVモニタ
1140 コノトローラインターフェース
2000 ゲーム装置
2100 コントローラ
2200 表示装置
2300 キーボード
2110、2120、2130 操作スイッチ
2200、2210 傾斜センサ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
傾斜センサと、
所定のサンプリングタイミングで前記傾斜センサの傾斜検出値をサンプリングする傾斜サンプリング手段と、
前記傾斜サンプリング手段によってサンプリングされる傾斜検出値を複数の項目に対応させる項目設定手段と、
前記傾斜検出値に基づいて前記項目を決定する項目決定手段と、
前記項目決定手段によって前記項目が決定されたときに、前記傾斜検出値を記憶する傾斜記憶手段と、
前記傾斜サンプリング手段が、前記傾斜記憶手段によって記憶された傾斜検出値に対して、所定値以上変化した傾斜検出値をサンプリングしたときに、前記項目決定手段による項目決定を可能とする項目変更許可手段と、
を備えたコントローラ。
【請求項2】
前記項目の変更を指示する信号を生成し得る手動操作可能な操作スイッチと、
前記操作スイッチが操作されたときに前記傾斜検出値による項目決定を不可とし、前記操作スイッチによる項目変更を優先する項目変更優先手段と、
をさらに備えた請求項1記載のコントローラ。
【請求項3】
傾斜センサと、所定のサンプリングタイミングで前記傾斜センサの傾斜検出値をサンプリングする傾斜サンプリング手段とを備えたコントローラに接続され、前記コントローラから入力された入力信号に基づいて情報処理を行う情報処理装置における入力信号処理プログラムであって、
前記傾斜サンプリング手段によってサンプリングされる傾斜検出値を複数の項目に対応させる項目設定ステップと、
前記傾斜検出値に基づいて前記項目を決定する項目決定ステップと、
前記項目決定ステップによって前記項目が決定されたときに、前記傾斜検出値を記憶する傾斜記憶ステップと、
前記傾斜サンプリング手段が、前記傾斜記憶ステップによって記憶された傾斜検出値に対して、所定値以上変化した傾斜検出値をサンプリングしたときに、前記項目決定ステップによる項目決定を可能とする項目変更許可ステップと、
を備えた入力信号処理プログラム。
【請求項4】
前記コントローラに、前記項目の変更を指示する信号を生成し得る手動操作可能な操作スイッチがさらに設けられ、
前記操作スイッチが操作されたときに前記傾斜検出値による項目決定を不可とし、前記操作スイッチによる項目変更を優先する項目変更優先ステップをさらに備えた請求項3記載の入力信号処理プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2007−301055(P2007−301055A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−130899(P2006−130899)
【出願日】平成18年5月9日(2006.5.9)
【出願人】(000132471)株式会社セガ (811)
【Fターム(参考)】