説明

コンバイン

【課題】簡単に注油を開始することができるコンバインを提供する。
【解決手段】穀稈を刈取る前処理部の可動部に注油を行う際、注油スイッチ32がオンされると、マイコン40は、注油スイッチ32のオンに基づき、エンジンの回転数を、作業時の定格回転数よりも低い所定回転数に設定すると共に、注油ポンプPを作動させて前処理部に対する注油を開始する。これにより、エンジンコントロールレバーを操作することなく、注油スイッチ32を操作するだけで、簡単に注油を開始することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場の穀稈を刈取ると共に脱穀するコンバインに係り、詳しくは刈刃や、各種チェン等の可動部に注油する際の、エンジンの回転数等の制御に関する。
【背景技術】
【0002】
圃場の穀稈を刈取ると共に脱穀するコンバインにおいては、機体の前方に刈取り部等を備えた前処理部が設けられていると共に、この前処理部の後方には前処理部により刈り取られた穀稈を脱穀する脱穀部及び排藁を処理する後処理部が設けられて、これら前処理部、後処理部等にはレシプロ式の刈刃や搬送チェン等の多くの可動部が設けられており、これら可動部の磨耗を防ぐには注油が欠かせない。
【0003】
そこで、従来、前処理部に設けられた刈刃、引起し、根元チェン、穂先搬送チェン、あるいは刈取り部によって刈取られた穀稈を脱穀部に搬送するフィードチェン、後処理部に設けられた排ワラチェン等に潤滑油を注油するようにしている。そして、この注油作業を簡略化するため、コンバインには、オイルタンクから電動ポンプにより、注油が必要な箇所に一度に潤滑油を注油することのできるように注油装置が備えられている(特許文献1参照)。
【0004】
一方、コンバインは、前処理部、後処理部、脱穀部、前処理部及び後処理部を搭載する走行機体等を駆動するエンジンを搭載している。そして、このエンジンの出力を、前処理部、後処理部及び走行機体等の各々に伝達すると共に、その各々に対する動力伝達の途中に動力伝達を断続操作するためのクラッチ機構を設けている。
【0005】
一方、従来のコンバインにおいては、エンジンにて前処理部、後処理部及び走行機体の三者を同時に駆動することを前提とし、この三者を同時に駆動する場合でも、前処理部、後処理部及び走行機体の各々を、その各々における負荷の変動にかかわらず最適の回転数にて駆動することができるようにエンジン出力を制御するようにしている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−5710号公報
【特許文献2】特開2009−72068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、このような従来のコンバインにおいては刈刃や、根元チェン、穂先搬送チェン、フィードチェン等のチェンが高速で駆動されているときに注油を行うと、潤滑油が刈刃や、チェンの駆動方向に飛び散ることから、注油を行う場合には、エンジンの回転数を三者を同時に駆動する作業時の回転数(定格回転数)から、アイドリング回転数付近に設定した後、注油を行うようにしている。
【0008】
ここで、このようにエンジンの回転数をアイドリング回転数付近に設定するためには、エンジンの回転数を調整するエンジンコントロールレバーを操作する必要がある。また、注油の際、刈刃や、チェン等に潤滑油が確実に行き渡るようにするため、脱穀・刈取りクラッチをオンにして刈刃や、チェンを駆動する必要がある。つまり、従来のコンバインにおいては、注油を行う場合には、まずエンジンコントロールレバーを操作してエンジンの回転数を作業時の回転数から、アイドリング回転数付近に設定すると共に脱穀・刈取りクラッチをオンとし、この後、注油スイッチを押すようにしている。
【0009】
しかし、従来、エンジンコントロールレバー及び脱穀・刈取りクラッチをオンするスイッチは、運転操作部に設けられており、注油スイッチは運転操作部の前方に設けられている。このため、注油を行う場合の操作性が悪いという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、簡単に注油を開始することができるようにすることによって、上記課題を解決したコンバインを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に係る発明は、穀稈を刈取る前処理部(5)と、前記前処理部(5)により刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部(7)と、これら前記前処理部(5)及び脱穀部(7)を駆動する駆動源(50)と、前記前処理部(5)の可動部に注油する注油装置(33)とを備えたコンバインにおいて、
前記注油装置(33)を作動させる注油スイッチ(32)と、
前記注油スイッチ(32)のオンに基づいて、前記駆動源(50)の回転数を作業時の定格回転数よりも低い所定回転数に制御する制御部(40)と、
を備えたことを特徴とするコンバイン(1)にある。
【0012】
請求項2に係る発明は、前記駆動源(50)からの駆動を前記脱穀部(7)に伝達する脱穀クラッチ(71)と、
前記脱穀クラッチ(71)の伝動下流側に設けられ、前記駆動源(50)からの駆動を前記刈取り部(5)に伝達する刈取りクラッチ(51)と、を備え、
前記制御部(40)は、前記注油スイッチ(32)のオンに基づき、前記脱穀クラッチ(71)及び前記刈取りクラッチ(51)をオンすることを特徴とする請求項1記載のコンバイン(1)にある。
【0013】
なお、括弧内の符号等は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によると、注油を行う際、制御部(40)は、注油スイッチ(32)のオンに基づき、駆動源(50)の回転数を作業時の定格回転数よりも低い所定回転数に設定することによって、エンジンコントロールレバーを操作することなく、適正なエンジン回転に自動的に設定できる。これにより、簡単に注油を開始することができ、注油を行う場合の操作性を向上させることができる。
【0015】
請求項2に係る発明によると、注油を行う際、制御部(40)は、注油スイッチ(32)のオンに基づき、脱穀クラッチ(71)及び刈取りクラッチ(51)をオンすることによって、脱穀クラッチ(71)及び刈取りクラッチ(51)をオン操作することなく、注油スイッチ(32)を操作するだけで注油を開始することができる。これにより、簡単に注油を開始することができ、注油を行う場合の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本願発明の実施の形態に係るコンバインの平面図。
【図2】上記コンバインの運転部の平面図。
【図3】上記コンバインの注油経路図。
【図4】上記コンバインの注油操作部の平面図。
【図5】上記コンバインの制御ブロック図。
【図6】上記コンバインの注油時の制御を説明するタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態に係るコンバインについて説明をする。なお、説明中の方向は作業者が機体に着座した状態を基準として考えるものとする。
【0018】
[コンバインの概略]
図1に示すように、コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置(不図示)に支持された機体3を有すると共に、機体3の前方には前処理部5が昇降自在に設けられている。機体3の中央部には作業者が着座して運転操作する運転操作部6が設けられ、その後方には穀稈を脱穀する脱穀部7及び排藁を処理する後処理部9が設けられている。また、脱穀された穀粒は、脱穀部7の側方かつ、運転操作部6の後方に設けられたグレンタンク10に一時的に貯留され、排出オーガ11によって機外へと排出されるように構成されている。
【0019】
前処理部5は、その前部に複数設けられて穀稈を分草するデバイダ12と、デバイダ12の後方で分草された穀稈を引起す引起装置13と、穀稈を刈取るレシプロ式の刈刃を有する刈取り部(不図示)と、引起された穀稈の株元側を掻き込む掻込搬送装置(不図示)と、刈取り部によって刈取られた穀稈を搬送して脱穀部7のフィードチェン16に受け渡す穀稈搬送装置(不図示)などから構成されている。
【0020】
運転操作部6は、図2に示すように、中央には操縦者が着座する運転座席8が配置されており、その前方には運転座席8の下に配置された駆動源であるエンジン50を始動させるイグニッションキー16が設けられている。イグニッションキー16の機体右側方には機体の左右旋回及び前処理部5の昇降を操作するマルチステアリングレバー17が設けられ、その機体左側には前処理部5の下限高さを任意の位置に決めて刈高さを調節する刈高さダイヤル19が設けられている。この刈高さダイヤル19は、リフトシャットスイッチとしても構成されており、押し操作をすることによって、エンジン50からの駆動を脱穀部7に伝達する、後述する図5に示す脱穀クラッチ71と、エンジン50からの駆動を前処理部5の刈取り部に伝達する、後述する図5に示す刈取りクラッチ51が接続(ON)状態において前処理部5が上昇位置にある場合、穀稈の刈取り及び搬送作業を停止させることができる。
【0021】
更に、運転座席8の側方には、脱穀クラッチ71と刈取りクラッチ51をON、OFFさせるパワークラッチスイッチ20が設けられ、さらにエンジン50の回転数を調整するエンジンコントロールレバー22、機体3を変速操作する主変速レバー25及びこぎ深さ自動スイッチなどの各種自動スイッチ群27が設けられている。なお、この運転操作部6の前方には、図1に示すように注油を行う際に操作される注油操作部30が設けられている。
【0022】
次に、図3に基づいてコンバイン1の注油経路について説明する。ここで、本実施の形態において、注油する注油対象物である可動部は、刈刃(左、中、右)15a〜15c、引起し(左、左中、右中、右)13a〜13d、かき込みベルト駆動チェン13e、穂先株元搬送チェン14a、こぎ深さ搬送チェン14b、穂先搬送チェン14c、株元チェン(左、右)14d,14e、かき込み駆動(搬送)チェン14f、フィードチェン16、排ワラチェン9a、排ワラタイン9bである。そして、この注油対象物に対して、注油操作部30に設けられた注油ダイヤル31の設定に基づき、注油ポンプPにより、タンクTに収納されている潤滑油が注油される。なお、本コンバイン1においては、この注油ダイヤル31と、注油ポンプPと、タンクTとにより注油装置33が構成される。
【0023】
なお、図4は、注油操作部30の構成を示す図であり、これら注油対象物に潤滑油を注油する際は、まず図4に示すように、通常は、注油セット位置のうち、「注油後」の位置にセットされている注油ダイヤル31を回し、注油ダイヤル31に設けられた注油位置マーク31aを、「排ワラフィードチェン」、「引起し搬送チェン」、「刈刃」のいずれかに、あるいは順番にセットする。そして、この後、注油スイッチ32を押圧操作する。これにより、例えば、注油ダイヤル31の注油位置マーク31aが「刈刃」にセットされた場合には、図3に示す注油ポンプPが作動し、タンクTに収納されている潤滑油が刈刃系統33Aの刈刃(左、中、右)15a〜15cに注油される。
【0024】
また、注油ダイヤル31の注油位置マーク31aが「引起し搬送チェン」にセットされた場合には、潤滑油が引起し搬送系統33Bの引起し(左、左中、右中、右)13a〜13d等に注油され、「排ワラフィードチェン」にセットされた場合には、潤滑油が排ワラフィード系統33Cのフィードチェン16等に注油される。
【0025】
図5は、コンバイン1の制御ブロック図であり、コンバイン1の動作を制御する制御部を構成するマイコン40の入力側には、主変速レバー25の操作位置を検出する主変速レバーポテンショメータ41と、パワークラッチスイッチ20と、搬送HST(不図示)の回転を検出する搬送HST回転センサ42、注油スイッチ32が接続されている。また、マイコン40の出力側には、エンジン50を制御するエンジン制御マイコン44、搬送HSTの回転を制御する搬送HST制御モータ45、刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ71をON、OFFさせるための脱穀・刈取りクラッチモータ46、注油ポンプPが接続されている。そして、注油スイッチ32がオンされると、マイコン40は、注油ポンプPを作動させ、注油ダイヤル31により設定された系統に、選択的に潤滑油を注油する。
【0026】
ところで、既述したように、注油スイッチ32が操作され、潤滑油を注油する際、注油対象物が高速で駆動されていると、潤滑油が駆動方向に飛び散る場合がある。そこで、本実施の形態においては、注油の際、マイコン40は潤滑油が飛び散ることがないように、注油スイッチ32がオンされると、エンジン50の回転数を前処理部5の作業時の回転数である定格回転数から、定格回転数よりも低いアイドリング回転数付近に設定するようにしている。
【0027】
次に、このようなマイコン40による注油時の制御について図6に示すタイミングチャートを用いて説明する。なお、本実施の形態において、マイコン40は、エンジン50の回転数制御を、エンジン制御マイコン44を介して行うが、マイコン40が直接制御するようにしても良い。
【0028】
まず、通常の場合、イグニッションキー16の操作により、エンジンが駆動されてアイドリング状態となる。なお、この初期段階では、脱穀・刈取りクラッチモータ46はOFFであり、搬送HSTは停止している。この状態で、パワークラッチスイッチ(+)20が1回オンされると(タイミングa)、エンジン回転が、定格回転となると共に脱穀・刈取りクラッチモータ46により脱穀クラッチ71がオンされ、搬送HSTは手扱き回転である設定低回転となる。これにより、脱穀が可能となる。また、この後、パワークラッチスイッチ(+)20をもう1回オンすると(タイミングb)、脱穀・刈取りクラッチモータ46により脱穀クラッチ71だけでなく脱穀クラッチ71の伝動下流側に設けられた刈取りクラッチ51がオン(接続)される。これにより、脱穀及び刈取りが可能となる。なお、刈取りクラッチ51がオンされると、搬送HSTは、車速連動制御に切り替わり停止する。
【0029】
次に、パワークラッチスイッチ(+)20を2回オンした後、コンバイン1を移動させるように、主変速レバー25を最高速位置まで増速操作すると(タイミングc〜d)、主変速レバーポテンショメータ41の出力が0からMAXに上昇し、これに伴い、それまで停止していた搬送HSTの回転数が車速連動して0からMAXに上昇する。そして、この状態で所定時間(タイミングd〜e)、脱穀・刈取りを行った後、コンバイン1を停止させるように、主変速レバー25を減速操作すると、それまでMAXであった主変速レバーポテンショメータ41の出力が0に降下する(タイミングe〜f)。これに伴い、コンバイン1が停止し、それまでMAXであった搬送HSTの回転も車速連動してMAXから0となる。
【0030】
この後、パワークラッチスイッチ(−)20が1回オンされると(タイミングg)、脱穀・刈取りクラッチモータ46により刈取りクラッチ51がオフとなり、搬送HSTは手扱き回転である設定低回転となる。また、この後、パワークラッチスイッチ(−)20をもう1回オンすると(タイミングh)、脱穀・刈取りクラッチモータ46により脱穀クラッチ71がオフされ、搬送HSTは停止すると共に、エンジン50がアイドリング状態となる。
【0031】
ところで、注油を行う場合は、エンジン50がアイドリング状態となった状態で、注油スイッチ32をONとするようにしている(タイミングi)。ここで、注油スイッチ32がONされると、マイコン40は、エンジン50をアイドリング回転数から、作業時の定格回転数よりも低い所定回転数に設定すると共に、脱穀・刈取りクラッチモータ46をONとし、刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ71をオンとする。さらに、搬送HSTを、エンジン50の設定低回転に応じた手扱き回転である設定低回転とする。これにより、定格回転数以下の所定回転数に設定されたエンジン50により、刈刃やフィードチェン16等が、潤滑油が駆動方向に飛び散ることのない低速度で駆動されるようになる。
【0032】
また、マイコン40は、このように刈刃やフィードチェン16等を低速度で駆動させると共に、注油ポンプPをオンとする。これにより、タンクTに収納されている潤滑油が、注油ダイヤル31により設定された系統に、選択的に注油される。なお、注油に必要な所定の設定時間Tが経過すると(タイミングj)、脱穀・刈取りクラッチモータ46をOFFとして刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ71をオフする。また、搬送HST及び注油ポンプを停止すると共に、エンジン50をアイドリング回転とする。これにより、注油が終了する。
【0033】
以上説明したように、マイコン40は、注油を行う場合、注油スイッチ32がONされると、エンジン50をアイドリング回転から、定格回転数よりも低い所定回転数に設定すると共に、脱穀・刈取りクラッチモータ46を駆動して刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ71をオンとする。さらに、注油ポンプPをオンとすることにより、注油ダイヤル32により設定された系統に、選択的に注油を行うことができる。
【0034】
このように構成することにより、注油スイッチ32をONするだけで、エンジン50を定格回転数よりも低い所定回転数に設定するための操作だけでなく、刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ71をONするための操作を行うことなく、注油を行うことができる。この結果、簡単に注油を開始することができ、注油を行う際の操作性を向上させることができる。
【0035】
なお、これまでの説明においては、注油ダイヤル31を手動により操作する場合について説明したが、注油ダイヤル31をマイコンにより自動的に切り換えるようにしても良い。また、搬送HSTを搭載しない、トランスミッションから前処理へ伝動するコンバインでは、注油を行う際、副変速を中立位置に切り換えた後、主変速レバーを低速位置に手動操作するようにする。
【符号の説明】
【0036】
1 コンバイン
5 前処理部
7 脱穀部
9 後処理部
30 注油操作部
31 注油ダイヤル
32 注油スイッチ
33 注油装置
40 マイコン
51 刈取りクラッチ
71 脱穀クラッチ
P 注油ポンプ
T タンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
穀稈を刈取る前処理部と、前記前処理部により刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部と、これら前記前処理部及び脱穀部を駆動する駆動源と、前記前処理部の可動部に注油する注油装置とを備えたコンバインにおいて、
前記注油装置を作動させる注油スイッチと、
前記注油スイッチのオンに基づいて、前記駆動源の回転数を作業時の定格回転数よりも低い所定回転数に制御する制御部と、
を備えたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記駆動源からの駆動を前記脱穀部に伝達する脱穀クラッチと、
前記脱穀クラッチの伝動下流側に設けられ、前記駆動源からの駆動を前記刈取り部に伝達する刈取りクラッチと、を備え、
前記制御部は、前記注油スイッチのオンに基づき、前記脱穀クラッチ及び前記刈取りクラッチを接続することを特徴とする請求項1記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−135780(P2011−135780A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−295827(P2009−295827)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】