説明

コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)との間のインターワーキングサービスを提供するための方法及びインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)

CPMとSMSとの間のインターワーキングサービスを提供するための方法及びIP−SM−GWが提供される。上記方法は、CPM UEから発信されてSMS対応UEに向けて送信されるチャットセッションの招待を、IP−SM−GWにおいて受信するステップを含む。上記IP−SM−GWにおいて上記チャットセッションに識別子を割り当て、招待の確認応答を上記IP−SM−GWから上記CPM UEへ送信する。上記チャットセッション内で、データを含むメッセージであって上記SMS対応UEへ送信される当該メッセージを、上記IP−SM−GWにおいて上記CPM UEから受信し、上記メッセージをSMSメッセージにフォーマットする。上記チャットセッションに割り当てられる上記識別子は、上記SMSメッセージの送信者として挿入されて、SMS応答が上記IP−SM−GWへ送信されることを保証する。フォーマットされた上記SMSメッセージを上記SMS対応UEへ転送する

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メッセージングの分野に関する。より具体的には、本発明は、異なる通信技術間でのインターワーキングに関する。
【背景技術】
【0002】
アナログ通信技術、デジタル通信技術、及びより最近ではインターネットプロトコル(IP)に基づくパケット通信技術に見られるように、通信技術は最近数十年の間に飛躍的に発達した。
【0003】
過去数年の間に、日々の活動の中でモバイル通信装置を使用することへの関心は増加している。伝統的に、デスコトップコンピュータ、ワークステーション、及び他の無線コンピュータは、ユーザに、電子メール、インスタントメッセージング(IM)及びチャット等の通信を可能にした。今日、例えば、モバイル電話、スマートフォン、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末(PDA)等のモバイル装置も、ユーザに、電子メール、IM、チャット等を介して通信することを可能にする。
【0004】
モバイル通信装置は、発展し、紹介される異なる通信技術でまだ発展している。IPマルチメディアサブシステム(IMS)は、現在様々なマーケットに導入されている、IPに基づく通信技術である。IMS技術の導入は容易には進まない。例えば、ハードウェア及び通信プロトコルは、より古い技術のものとは異なる。これは、古い技術と新しい技術との間のインターワーキングについての問題を引き起こす。
【0005】
問題のうちの1つは、オープンモバイルアライアンス(OMA)のコンバージドIPメッセージング(CPM)、及びSMSユーザにチャットセッションに参加することを可能にするショートメッセージサービス(SMS)のセッション開始プロトコル(SIP)セッションインターワーキングに関する。
【発明の概要】
【0006】
したがって、少なくともいくつかのインターワーキングの問題を克服するための方法及び改善されたネットワークノードを提供することが、この発明の概略的な目的である。
【0007】
本発明の形態によれば、コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)との間のインターワーキングサービスを提供するための方法が提供される。上記方法は、CPMユーザ機器(UE)から発信されてSMS対応UEに向けて送信されるチャットセッションの招待を、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)において受信するステップを含む。上記方法は、上記IP−SM−GWにおいて上記チャットセッションに識別子を割り当てるステップ、及び招待の確認応答を上記IP−SM−GWから上記CPM UEへ送信するステップを含む。上記方法は、上記チャットセッション内で、データを含むメッセージであって上記SMS対応UEへ送信される当該メッセージを、上記IP−SM−GWにおいて上記CPM UEから受信するステップも含む。上記方法は、データを含む上記メッセージをSMSメッセージにフォーマットするステップをさらに含む。上記チャットセッションに割り当てられる上記識別子は、上記SMSメッセージの送信者として挿入されて、SMS応答が上記IP−SM−GWへ送信されることを保証する。上記方法は、フォーマットされた上記SMSメッセージを上記SMS対応UEへ転送するステップを含む。
【0008】
本発明の別の観点によれば、コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)との間のインターワーキングサービスを提供するためのインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)が提供される。上記IP−SM−GWは、CPMユーザ機器(UE)から発信されてSMS対応UEに向けて送信されるチャットセッションの招待を受信する受信インターフェースを備える。上記受信インターフェースは、さらに、データを含むメッセージであって上記SMS対応UEへ送信される当該メッセージを、上記チャットセッション内で上記CPM UEから受信する。上記IP−SM−GWは、上記チャットセッションに識別子を割り当て、データを含む上記メッセージをSMSメッセージにフォーマットするプロセッサをさらに備える。上記チャットセッションに割り当てられる上記識別子は、上記SMSメッセージの送信者として挿入されて、SMS応答が上記IP−SM−GWへ送信されることを保証する。上記IP−SM−GWは、招待の確認応答を上記IP−SM−GWから上記CPM UEへ送信し、フォーマットされた上記SMSメッセージを上記SMS対応UEへ転送する送信インターフェースも備える。
【0009】
本発明の別の観点によれば、コンバージドIPメッセージング(CPM)とメッセージサービスとの間のインターワーキングサービスを提供するための方法が提供される。上記方法は、CPMユーザ機器(UE)から発信されて他のUEに向けて送信されるチャットセッションの招待を、ゲートウェイにおいて受信するステップと、上記ゲートウェイにおいて上記チャットセッションに識別子を割り当てるステップと、招待の確認応答を上記ゲートウェイから上記CPM UEへ送信するステップと、上記チャットセッション内で、データを含むメッセージであって上記他のUEへ送信される当該メッセージを、上記ゲートウェイにおいて上記CPM UEから受信するステップと、データを含む上記メッセージをフォーマットするステップと、上記チャットセッションに割り当てられる上記識別子は、データを含む上記メッセージの送信者として挿入されて、応答が上記ゲートウェイへ送信されることを保証することと、フォーマットされた上記メッセージを上記他のUEへ転送するステップとを含む。
【0010】
コンバージドIPメッセージング(CPM)ユーザ機器(UE)がショートメッセージサービス(SMS)ユーザへチャットセッションの招待を送信するサービスレベルインターワーキングのための方法が提供される。上記方法は、以下のステップを含む。上記CPM UEは、IMS登録手順に従ってサービング呼セッション制御機能(S−CSCF)へ登録する。上記CPM UEは、適当なセッション開始プロトコル(SIP)メソッドを使用して、チャットセッションについてのセッション招待要求をS−CSCFへ送信する。上記S−CSCFは、記憶されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)へ上記セッションの招待を転送する。上記IP−SM−GWが、上記登録手順の際にホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)から検索された記憶されている加入者データに基づいてサービスの権限付与を実行し、上記IP−SM−GWが、上記CPM UEの発信加入者が上記サービスレベルインターワーキングサービスを使用する権限を与えられているかをチェックする。上記CPM UEの上記発信加入者が上記サービスレベルインターワーキングサービスを使用する権限を与えられている場合に、上記IP−SM−GWは、上記セッションの招待への確認応答を行う。セッションの招待の確認応答が、上記S−CSCFにより上記CPM UEへ転送される。上記CPM UEの発信加入者は、上記チャットセッション内で、上記SMSユーザへのデータを含むメッセージを送信する。上記IP−SM−GWが、上記メッセージをショートメッセージに変換し、当該ショートメッセージを上記SMSユーザに向けて送信する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の目的及び利点は、以下の図面と併せて詳細な説明を読むことにより理解されるであろう。
【図1】本発明の方法の例示的な実施形態に従ったトラフィックフローである。
【図2】本発明に従ったIP−SM−GWの概略図である。
【図3】本発明に従った方法のフローチャートである。
【図4】本発明に従った別の方法の別のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の様々な特徴が、図面を参照してここで説明される。これらの様々な形態は、例示的な実施形態及び本発明の理解を容易にするための例に関連してより詳細に後に説明されるが、この実施形態に限定されるように解釈されるべきではない。むしろ、この実施形態は、開示が完全であるように提供され、当業者に本発明の範囲を十分に伝えるであろう。
【0013】
本発明に従った実施形態は、方法、サーバ、及びコンピュータプログラム製品のブロック図並びに/又は動作図を参照して説明される。ブロック図及び動作図の各ブロック、並びにブロック図及び/若しくは動作図の中のブロックの組み合わせは、無線周波数、アナログ及び/若しくはデジタルハードウェア、並びに/又はコンピュータプログラム命令により実装されることが可能であるとういことが、理解されるべきである。したがって、本発明の様々な形態は、多くの異なる形で具現化され得る。また、全ての当該形は、本発明の範囲内にあると考えられる。コンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、ASIC及び/又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ回路へ提供され得る。それにより、コンピュータ及び/又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して実行される上記命令は、ブロック図及び/若しくは動作図において具体化される機能/動作又はブロックを実装する手段を生成する。いくつかの代替の実装では、ブロック又はフローにおいて言及される機能/動作は、動作図において言及される順序以外で現れ得る。例えば、連続して示される2つのブロック又はステップは、関係する機能/動作に応じて、実際には実質的に同時に実行されてもよく、又は逆の順序で実行されることがあってもよい。
【0014】
既に述べられたように、古い技術と新しい技術との間のインターワーキングは、いくつかの問題を引き起こす。本発明により対処される問題のうちの1つは、IMSユーザとのチャットセッションに参加するように招待されることをSMSユーザに可能にするための、オープンモバイルアライアンス(OMA)コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)(CPM−SMS)との、セッション開始プロトコル(SIP)セッションのインターワーキングに関する。
【0015】
例えば、1対1のチャットセッションの確立、又は少なくとも1のIMSユーザ及び少なくとも1のSMSユーザに関与するグループチャットセッションの確立に伴って、問題が発生する。例えば、1よりも多くのIP−SM−GWがIMSネットワークの中に配置される場合に、IMSユーザについてのSIPの終端として動作するIP−SM−GWへSMSがルーティングされることを確信する手法が現在存在しない。
【0016】
SMSネットワークが、特定の1対1のチャットセッション又はグループチャットセッションについての終端として動作している特定のIP−SM−GWを見つけるために、IMSユーザについてSIPの終端として動作しているIP−SM−GWは、チャットセッションに一意の識別子を割り当て、望ましくはSMSメッセージの送信者として、この識別子をSMSユーザに提供する。一意識別子は、セッション、及びチャットセッションを処理するIP−SM−GWを識別し、応答SMSメッセージに、適当なIP−SM−GWへルーティングされることを可能にする。一意識別子は、IP−SM−GWに、受信メッセージと継続しているセッションとを相互に関連付けることも可能にする。
【0017】
本発明の形態によれば、コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)との間のインターワーキングサービスを提供するための方法が、提供される。図1を参照すると、上記方法は、インターネットプロトコルショートメッセージングゲートウェイ(IP−SM−GW)30においてチャットセッションの招待を受信するステップを含む(ステップ1及び2)。チャットセッションの招待は、CPMユーザ機器(UE)34から発信され、SMS対応UE20へ送信される。上記方法は、IP−SM−GW30においてチャットセッションに識別子を割り当てるステップと、招待の確認応答をIP−SM−GW30からCPM UE34へ送信するステップとを含む(ステップ10及び11)。上記方法は、チャットセッション内で、データを含むメッセージであってSMS対応UE20へ送信される当該メッセージを、IP−SM−GW30においてCPM UE34から受信するステップも含む(ステップ12)。上記方法は、上記メッセージをSMSメッセージにフォーマットするステップをさらに含む。チャットセッションに割り当てられる識別子は、SMSメッセージの送信者として挿入されて、SMS応答がIP−SM−GWへ送信されることを保証する。上記方法は、フォーマットされたSMSメッセージをSMS対応UE20へ転送するステップも含む(ステップ13)。
【0018】
上記方法は、IP−SM−GW30において、データを含むメッセージへのSMS応答をSMS対応UE20から受信するステップと、SMS応答をCPMフォーマットの応答へフォーマットするステップと、CPMフォーマットの応答を上記CPM UE34へ転送するステップとをさらに含んでもよい。
【0019】
上記方法は、招待の確認応答をCPM UE34へ送信するステップの前に、チャットセッションの招待をSMS招待メッセージへ変換するステップと、ホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)28から、SMS対応UE20についてのルーティング情報を取得するステップ(ステップ4)と、SMS招待メッセージをSMS対応UE20へ送信するステップ(ステップ5、6)と、チャットセッションの招待への応答を示すSMS応答をSMS対応UE20から受信するステップ(ステップ7)とをさらに含んでもよい。
【0020】
上記方法は、チャットセッションの招待を受信するステップの後に、CPM UE34がインターワーキングサービスを使用する権限を与えられているかをチェックすることによりサービスの権限付与を実行するステップ(ステップ3)をさらに含んでもよい。
【0021】
望ましくは、IP−SM−GW30は、サービング呼セッション制御機能(S−CSCF)32から、チャットセッションの招待を受信する(ステップ2)。S−CSCF32は、S−CSCFに記憶されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、チャットセッションの招待をCPM UE34からIP−SM−GW30へ転送する(ステップ1及び2)。
【0022】
チャットセッションの招待は、「ヘッダ」、「ユーザ」又は「ID」等の値を伴うプライバシヘッダを含んでもよい。そのような場合に、IP−SM−GW30は、IP−SM−GW30からSMS対応UE20へ送信される全てのメッセージの中の送信者の識別子を匿名にする。(チャットセッションの)識別子は、CPM UE34の移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)であってもよい。識別子は、また、IP−SM−GW30により割り当てられる移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)であってもよい。この場合に、MSISDNは、再使用可能なMSISDNのデータベースからから選択されてもよい。当該再使用可能なMSISDNは、IP−SM−GWに利用可能である。前に説明されたSMS対応UE20は、実際には複数のUE20から成っていてもよい。また、この場合に、チャットセッションは、グループチャットセッションであってもよい。複数のUEで構成されるグループチャットセッションにおいて、他のUEは、SMS、電子メール、CPM、又はチャットへ参加するための他の手段を使用していてもよい。グループチャットセッションの場合に、識別子は、好ましくは、IP−SM−GWにより割り当てられる移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)である。さらに、SMS対応UE201は、着呼するチャットをSMSとして受信するように設定されたプリファレンスを有するCPM UEであってもよい。
【0023】
本発明の別の形態によれば、CPMとSMSとの間のインターワーキングのための方法が提供される。上記方法は、IP−SM−GWにおいて、CPMユーザからSMSユーザへ送信されるチャットセッションの招待を遮断するステップと、セッションの招待をSMSメッセージへフォーマットするステップとを含む。応答をSMSユーザからIP−SM−GWへ直接的にルーティングするために、セッションに関連付けられる識別子が、SMSメッセージの送信者として挿入される。上記方法は、IP−SM−GWにおいて、CPMユーザからSMSユーザへ送信されるメッセージを遮断するステップと、当該メッセージをSMSメッセージへフォーマットするステップとをさらに含む。応答をSMSユーザからIP−SM−GWへ直接的にルーティングするために、電話番号、短符号、又は、MSISDNのようなセッションに関連付けられるいずれかの他の適した識別子等の、識別子が、SMSメッセージの送信者として挿入される。上記方法は、SMSメッセージをSMSユーザへ転送するステップと、SMS応答をSMSユーザから受信するステップと、SMS応答をCPMフォーマットの応答へフォーマットし、CPMフォーマットの当該応答をIMSユーザへ転送するステップとをさらに含む。
【0024】
既に示された方法のステップは、変更された順序で実行され得るということ、いくつかのステップは何度も繰り返され得るということ、及び、チャットの間に、同一のユーザが、当該ユーザのメッセージ間でいずれの応答も受信することなく多数の連続したメッセージを送信し得るということを、当業者は容易に理解するであろう。
【0025】
ここで図1及び図2を参照すると、本発明の別の形態によれば、コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)との間のインターワーキングサービスを提供するためのインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP―SM−GW)30が提供される。IP―SM−GWは、CPMユーザ機器(UE)から発信されてSMS対応UEに向けて送信されるチャットセッションの招待を受信する受信インターフェース40を備える。上記受信インターフェースは、さらに、データを含むメッセージであって上記SMS対応UEへ送信される当該メッセージを、上記チャットセッション内で上記CPM UEから受信する。IP―SM−GW30は、上記チャットセッションに識別子を割り当て、上記メッセージをSMSメッセージにフォーマットするプロセッサ44をさらに備える。上記チャットセッションに割り当てられる上記識別子は、上記SMSメッセージの送信者として挿入されて、SMS応答がIP−SM−GW30へ送信されることを保証する。IP−SM−GW30は、招待の確認応答をIP−SM−GW30から上記CPM UEへ送信し、フォーマットされた上記SMSメッセージをSMS対応UE20へ転送する送信インターフェース42も備える。
【0026】
IP−SM−GW30の受信インターフェース40は、さらに、SMS対応UE20から上記SMS応答を受信する。プロセッサ44は、さらに、上記SMS応答をCPMフォーマットの応答へフォーマットする。送信インターフェース42は、さらに、上記CPMフォーマットの上記応答をCPM UE34へ転送する。
【0027】
IP−SM−GW30のプロセッサ44は、さらに、上記チャットセッションの招待をSMS招待メッセージへ変換する。受信インターフェース40は、さらに、ホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)28から、SMS対応UE20についてのルーティング情報を取得し、上記チャットセッションの招待への応答を示すSMS応答をSMS対応UE20から受信する。送信インターフェース42は、さらに、上記SMS招待メッセージを上記SMS対応UE20へ送信する。
【0028】
プロセッサ44は、さらに、CPM UE34が上記インターワーキングサービスを使用する権限を与えられているかをチェックすることによりサービスの権限付与を実行する。IP−SM−GW30は、サービング呼セッション制御機能(S−CSCF)32と通信する。IP−SM−GW30は、上記チャットセッションの招待をS−CSCF32から受信する。上記S−CSCFは、当該S−CSCFにおいて記憶されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、上記チャットセッションの招待をCPM UE34からIP−SM−GW30へ転送する。
【0029】
本発明のさらに別の形態によれば、改善されたIP−SM−GWが提供される。上記IP−SM−GWは、CPMユーザからSMSユーザへ送信されるチャットセッションの招待を遮断(intercept)し、上記セッションの招待をSMSメッセージにフォーマットする手段を備える。上記SMSユーザから上記IP−SM−GWへ応答を直接的にルーティングするための、上記セッションに関連付けられる識別子は、上記SMSメッセージの送信者として挿入される。上記遮断する手段は、当業者にとって既知である入力手段、I/O手段又は接続手段であり得る。IMSモードの場合に、この手段は、例えばSIPプロトコル又はいずれかの同等なものを介して通信可能なレセプタであってもよい。IP−SM−GWにおけるCPMユーザとSMSユーザとの間のセッションを確立する手段は、ソフトウェアを実行するプロセッサ又はセッションを確立可能ないずれかのハードウェアロジックの形をとり得る。
【0030】
IP−SM−GWは、CPMユーザからSMSユーザへ送信されるメッセージをIP−SM−GWにおいて遮断し、上記メッセージをSMSメッセージにフォーマットする手段をさらに備える。電話番号、短符号、又は応答をSMSユーザからIP−SM−GWへ直接的にルーティングするためのセッションに関連付けられるいずれかの他の適した識別子等の、上記識別子は、SMSメッセージの送信者として挿入される。上記遮断する手段は、上述された手段と同様であってもよい。上記フォーマットする手段は、また、ソフトウェアを実行するプロセッサ又はいずれかの他の種類の適したハードウェアであってもよい。
【0031】
IP−SM−GWは、SMSメッセージをSMSユーザへ転送する手段をさらに備える。当該手段は、例えばSIPプロトコルを介して通信可能な送信機の形であることが可能である。IP−SM−GWは、SMSユーザから送信されるSMS応答を受信し、SMS応答をCPMフォーマットの応答にフォーマットする手段をさらに備える。これらの手段は、レセプタ及びソフトウェアを実行するプロセッサ又はいずれかの他の種類の適したハードウェアであり得る。IP−SM−GWは、CPMフォーマットの応答をIMSユーザへ転送する手段をさらに備える。上記転送する手段は、上述したような送信機又はいずれかの他の等価なものであってもよい。
【0032】
図3を参照すると、本発明のさらに別の形態によれば、コンバージドIPメッセージング(CPM)とメッセージサービスとの間のインターワーキングサービスを提供するための方法が提供される。上記方法は、CPMユーザ機器(UE)から発信されて他のUEに向けて送信されるチャットセッションの招待を、ゲートウェイにおいて受信するステップ(ステップ200)を含む。上記方法は、上記ゲートウェイにおいて上記チャットセッションに識別子を割り当てるステップ(ステップ210)と、チャットセッション内で、招待の確認応答を上記ゲートウェイから上記CPM UEへ送信するステップ(ステップ220)とを含む。上記方法は、上記チャットセッション内で、データを含むメッセージであって上記他のUEへ送信される当該メッセージを、上記ゲートウェイにおいて上記CPM UEから受信するステップ(ステップ230)と、上記メッセージをフォーマットするステップ(ステップ240)とをさらに含む。上記チャットセッションに割り当てられる上記識別子は、上記メッセージの送信者として挿入されて、応答が上記ゲートウェイへ送信されることを保証する。また、上記方法は、フォーマットされた上記メッセージを上記他のUEへ転送するステップを含む。当業者にとって明らかなように、上記他のUEは、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)対応UEであり、上記メッセージは、MMSメッセージであり得る。
【0033】
図4を参照すると、本発明のさらに別の形態によれば、コンバージドIPメッセージング(CPM)ユーザ機器(UE)がショートメッセージサービス(SMS)ユーザへチャットセッションの招待を送信する、サービスレベルインターワーキングのための方法が、提供される。上記方法は、以下のステップを含む。ステップ300で、上記CPM UEは、IMS登録手順に従ってサービング呼セッション制御機能(S−CSCF)へ登録する。ステップ310で、上記CPM UEは、適当なSIPメソッドを使用して、チャットセッションについてのセッション招待要求をS−CSCFへ送信する。ステップ320で、上記S−CSCFは、記憶されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)へ上記セッションの招待を転送する。ステップ330で、上記IP−SM−GWは、上記登録手順の際にホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)から検索された記憶されている加入者データに基づいてサービスの権限付与を実行し、上記IP−SM−GWが、上記CPM UEの発信加入者が上記サービスレベルインターワーキングサービスを使用する権限を与えられているかをチェックする。ステップ340で、上記CPM UEの上記発信加入者が上記サービスレベルインターワーキングサービスを使用する権限を与えられている場合に、上記IP−SM−GWが、上記セッションの招待への確認応答を行う。ステップ350で、セッションの招待の確認応答が、上記S−CSCFにより上記CPM UEへ転送される。ステップ360で、上記CPM UEのユーザが、上記チャットセッション内で、上記SMSユーザへのデータを含むメッセージを送信する。ステップ370で、上記IP−SM−GWが、上記メッセージをショートメッセージに変換し、当該ショートメッセージを上記SMSユーザに向けて送信する。
【0034】
本発明の方法の例示的な実施形態に従ったトラフィックフローが、図1に示されている。この図において説明される実施形態の各ステップが、ここでより詳細に説明される。ステップ1で、CPMユーザ機器(UE)34は、適当なSIPメソッドを使用して、メッセージセッションリレープロトコル(MSRP)セッションについてのセッション招待要求を、別のIMSドメイン又は同一のIMSドメイン内のCPMユーザ20へ送信する。UE34は、上記セッションの招待の中で、パブリックユーザIDを受信者から隠すことを要求してもよい。発信するサービング呼セッション制御機能(S−CSCF)32(図示せず)は、宛先のドメインを決定し、上記セッションの招待を終端ネットワーク内のS−CSCF32(「終端S−CSCF」)に向けてルーティングする。
【0035】
ステップ2で、終端S−CSCF32は、S−CSCF32において保持されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、セッションの招待をIP−SM−GW30へ転送する。
【0036】
ステップ3で、IP−SM−GW30において、継続するための権限付与がチェックされる。セッションの招待の送信者が、パブリックユーザIDを受信者から隠すことを求め、オペレータのポリシーがこれを許可する場合に、IP−SM−GW30は、上記送信者が上記受信者に送信する全てのメッセージにおいてユーザのIDを匿名の状態にし得る。そうでなければ、オペレータのポリシーが匿名性を禁止する場合に、IP−SM−GW30は適当なエラーをユーザに返し得る。
【0037】
オペレータのポリシーが、SMSユーザ20の代わりに上記招待を受け取る前にSMSユーザ20を調べることである場合に、ステップ4〜9が、選択的に実行されてもよい。そうでなければ、プロセスは、SMS20ユーザが積極的に応答したかのようにステップ10を続ける。
【0038】
ステップ4で、IP−SM−GW30は、セッション招待要求をショートメッセージに変換することにより、サービスレベルインターワーキングを実行する。IP−SM−GW30は、ホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)28から、宛先のUE20についてのルーティング情報を取得する。
【0039】
ステップ5で、IP−SM−GW30は、転送ショートメッセージのメッセージを対象のモバイルスイッチングセンタ(MSC)26へ送信する。IP−SM−GW30は、チャットセッションを表す識別子又はアドレスを挿入して、このSMSへの応答がIP−SM−GW30へ送信されることを保証する。発信側の送信者、即ちCPMユーザ34又はグループのIDは、オペレータにより提供される招待テキストの一部として含められる。
【0040】
ステップ6で、MSC26は、ショートメッセージをSMSユーザ20へ送信する。
【0041】
ステップ7で、チャットセッションの受け取りを示す、SMSユーザ20からのSMSメッセージは、ショートメッセージサービスゲートウェイモバイルスイッチングセンタ(SMS−GMSC)24により受信される。IP−SM−GW30により割り当てられる識別子又はアドレスはその後SMSユーザ20により使用されて、チャットメッセージがCPMユーザ34へ送信される。
【0042】
ステップ8aで、SMS−GMSC24は、HSS28に問い合わせて、ルーティング情報を検索する。IP−SM−GW30により既に挿入された識別子に基づいて、HSS28は、対応するIP−SM−GW30へ要求を転送する。
【0043】
ステップ8bで、HLR又はHSS28は、国際移動体加入者識別番号(IMSI)及びIP−SM−GW30の識別子又はアドレスを返す。
【0044】
ステップ8cで、IP−SM−GW30は、モバイル端末相関識別子(MT相関ID)を生成する。MT相関IDは、受信するUEのホーム公衆陸上モバイルネットワーク(HPLMN)がSMSルータを使用している場合にのみ使用されるサービス要素である。MT相関IDが使用されて、転送SM動作と(参照により本明細書に含まれる文書TS23.040“3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Technical realization of the Short Message Service (SMS)”において定義されるような)以前の情報検索動作とが相互に関連付けられる。それは、ルーティング情報の検索と後続の転送ショートメッセージのメッセージとを関連付け、受信する加入者のIMSIとともにこれを記憶する。IP−SM−GW30は、ルーティング情報として、IMSIフィールドの中でMT相関IDとともに自装置のアドレスをSMS−GMSC24へ返す。
【0045】
ステップ9で、SMS−GMSC24は、IP−SM−GW30から受信されるMT相関IDをIMSIの位置に含めて、ショートメッセージをMSC又はサービングGPRS(General Packet Radio Service)サポートノード(SGSN)へ伝送するのと同じ手法でショートメッセージをIP−SM−GW30へ伝送する。
【0046】
ステップ10で、回答が肯定的であれば、IP−SM−GW30は、上記セッションの招待の確認応答を行う。そうでなければ、IP−SM−GW30は、エラー応答を送信する。
【0047】
ステップ11で、セッションの招待の確認応答が、S−CSCF32によりUE34へ転送される。
【0048】
セッションの招待への肯定的な回答を伴うSMSがSMSユーザ20から受信される場合、又は、SMSユーザの相互作用なしにセッションが受け入れられるとオペレータのポリシーが示す場合にのみ、ステップ12から14が実行される。招待への否定的な応答が受信される場合、又はオペレータにより定められる時間内にSMSユーザ20からのいずれの応答も受信されない場合に、IP−SM−GW30は、チャット招待への否定的な応答を送信し得る。
【0049】
ステップ12で、CPMユーザ34は、データを含むメッセージを受信者のSMSユーザ20へ送信する。
【0050】
ステップ13で、IP−SM−GW30は、受信されたメッセージをSMSメッセージに変換し、TS23.040において記載されているようにMSCアドレスに向けてショートメッセージを送信する(SMS伝送)。IP−SM−GW30は、チャットセッションを表す識別子又はアドレスをメッセージの送信者として挿入して、このSMSへの応答がIP−SM−GW30へ送信されることを保証する。SMSユーザから送信されるこのチャットセッションについての各メッセージは、IP−SM−GW30により提供されるこの識別子又はアドレスへ送信され得る。
【0051】
ステップ14で、TS23.040において記載されているように、MSC26は、ショートメッセージをSMSユーザ20へ転送する(SMS伝送)。
【0052】
提案されたソリューションは、SMSユーザ20に、少なくとも1の他の相手がIMSネットワークの一部である1対1のチャット又はグループチャットに参加することを可能にする。1対1の場合に、SMSユーザ20は、一意の1対1のチャット番号へ送信されるSMSはチャットセッションの一部であるのに対して、受信者の移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)へ直接的に送信されるSMSはチャットセッション外で到着し得るということを、知り得る。したがって、SMSユーザ20は、まだ、SMSユーザ20がチャットしている同じユーザであったとしても、チャットセッション外でSMSを送信することができてもよい。
【0053】
本発明は、具体的な実施形態を参照して説明された。しかしながら、上述された実施形態の形以外の形で本発明を具現化することが可能であるということは、当業者により容易に理解されるであろう。上述した実施形態は、単に説明のためのものであり、決して制限するものとみなされるべきではない。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)との間のインターワーキングサービスを提供するための方法であって:
a)CPMユーザ機器(UE)から発信されてSMS対応UEに向けて送信されるチャットセッションの招待を、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)において受信するステップと;
b)前記IP−SM−GWにおいて前記チャットセッションに識別子を割り当てるステップと;
c)招待の確認応答を前記IP−SM−GWから前記CPM UEへ送信するステップと;
d)前記チャットセッション内で、データを含むメッセージであって前記SMS対応UEへ送信される当該メッセージを、前記IP−SM−GWにおいて前記CPM UEから受信するステップと;
e)データを含む前記メッセージをSMSメッセージにフォーマットするステップと;
前記チャットセッションに割り当てられる前記識別子は、前記SMSメッセージの送信者として挿入されて、SMS応答が前記IP−SM−GWへ送信されることを保証することと、
f)フォーマットされた前記SMSメッセージを前記SMS対応UEへ転送するステップと;
を含む方法。
【請求項2】
g)前記IP−SM−GWにおいて、前記SMS対応UEから前記SMS応答を受信するステップと;
h)前記SMS応答をCPMフォーマットの応答へフォーマットするステップと;
i)前記CPMフォーマットの前記応答を前記CPM UEへ転送するステップと;
をさらに含む、請求項1の方法。
【請求項3】
前記ステップb)の後に、
b1)前記チャットセッションの招待をSMS招待メッセージへ変換するステップと;
b2)ホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)から、前記SMS対応UEについてのルーティング情報を取得するステップと;
b3)前記SMS招待メッセージを前記SMS対応UEへ送信するステップと;
b4)前記チャットセッションの招待への応答を示すSMS応答を前記SMS対応UEから受信するステップと;
さらに含む、請求項1の方法。
【請求項4】
前記ステップb)の後に、前記CPM UEが前記インターワーキングサービスを使用する権限を与えられているかをチェックすることによりサービスの権限付与を実行するステップをさらに含む、請求項1の方法。
【請求項5】
前記ステップa)において、
前記IP−SM−GWは、前記チャットセッションの招待をサービング呼セッション制御機能(S−CSCF)から受信し、
前記S−CSCFは、当該S−CSCFにおいて記憶されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、前記チャットセッションの招待を前記CPM UEから前記IP−SM−GWへ転送する、
請求項1の方法。
【請求項6】
前記チャットセッションの招待が、「ヘッダ」、「ユーザ」又は「ID」を伴うプライバシヘッダを含む場合に、前記IP−SM−GWは、当該IP−SM−GWから前記SMS対応UEへ送信される全てのメッセージの中の前記送信者の前記識別子を匿名にする、請求項1の方法。
【請求項7】
前記識別子は、前記CPM UEの移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)である、請求項1の方法。
【請求項8】
前記識別子は、前記IP−SM−GWにより割り当てられる移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)である、請求項1の方法。
【請求項9】
前記MSISDNは、再使用可能なMSISDNのデータベースから割り当てられる、請求項8の方法。
【請求項10】
前記SMS対応UEは、着呼するチャットをSMSとして受信するように設定されたプリファレンスを有するCPM UEである、請求項1の方法。
【請求項11】
コンバージドIPメッセージング(CPM)とショートメッセージサービス(SMS)との間のインターワーキングサービスを提供するためのインターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)であって、
−CPMユーザ機器(UE)から発信されてSMS対応UEに向けて送信されるチャットセッションの招待を受信し、データを含むメッセージであって前記SMS対応UEへ送信される当該メッセージを、前記チャットセッション内で前記CPM UEから受信する、受信インターフェースと;
−前記チャットセッションに識別子を割り当て、データを含む前記メッセージをSMSメッセージにフォーマットするプロセッサと;
を備え、
前記チャットセッションに割り当てられる前記識別子は、前記SMSメッセージの送信者として挿入されて、SMS応答が前記IP−SM−GWへ送信されることを保証し、
前記IP−SM−GWは、
−招待の確認応答を前記IP−SM−GWから前記CPM UEへ送信し、フォーマットされた前記SMSメッセージを前記SMS対応UEへ転送する送信インターフェース;
を備える、IP−SM−GW。
【請求項12】
前記受信インターフェースは、さらに、前記SMS対応UEから前記SMS応答を受信し、
前記プロセッサは、さらに、前記SMS応答をCPMフォーマットの応答へフォーマットし、
前記送信インターフェースは、さらに、前記CPMフォーマットの前記応答を前記CPM UEへ転送する、
請求項11のIP−SM−GW。
【請求項13】
前記プロセッサは、さらに、前記チャットセッションの招待をSMS招待メッセージへ変換し、
前記受信インターフェースは、さらに、ホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)から、前記SMS対応UEについてのルーティング情報を取得し、前記チャットセッションの招待への応答を示すSMS応答を前記SMS対応UEから受信し、
前記送信インターフェースは、さらに、前記SMS招待メッセージを前記SMS対応UEへ送信する、
請求項11のIP−SM−GW。
【請求項14】
前記プロセッサは、さらに、CPM UEが前記インターワーキングサービスを使用する権限を与えられているかをチェックすることによりサービスの権限付与を実行する、請求項11のIP−SM−GW。
【請求項15】
前記IP−SM−GWは、サービング呼セッション制御機能(S−CSCF)と通信し、
前記IP−SM−GWは、前記チャットセッションの招待を前記S−CSCFから受信し、
前記S−CSCFは、当該S−CSCFにおいて記憶されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、前記チャットセッションの招待を前記CPM UEから前記IP−SM−GWへ転送する、
請求項11のIP−SM−GW。
【請求項16】
前記チャットセッションの招待が、「ヘッダ」、「ユーザ」又は「ID」を伴うプライバシヘッダを含む場合に、前記プロセッサは、当該IP−SM−GWから前記SMS対応UEへ送信される全てのメッセージの中の前記送信者の前記識別子を匿名にする、請求項11のIP−SM−GW。
【請求項17】
前記識別子は、前記CPM UEの移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)である、請求項11のIP−SM−GW。
【請求項18】
前記識別子は、前記IP−SM−GWにより割り当てられる移動局国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)である、請求項11のIP−SM−GW。
【請求項19】
前記MSISDNは、再使用可能なMSISDNのデータベースから割り当てられる、請求項18のIP−SM−GW。
【請求項20】
前記SMS対応UEは、着呼するチャットをSMSとして受信するように設定されたプリファレンスを有するCPM UEである、請求項11のIP−SM−GW。
【請求項21】
コンバージドIPメッセージング(CPM)とメッセージサービスとの間のインターワーキングサービスを提供するための方法であって:
a)CPMユーザ機器(UE)から発信されて他のUEに向けて送信されるチャットセッションの招待を、ゲートウェイにおいて受信するステップと;
b)前記ゲートウェイにおいて前記チャットセッションに識別子を割り当てるステップと;
c)招待の確認応答を前記ゲートウェイから前記CPM UEへ送信するステップと;
d)前記チャットセッション内で、データを含むメッセージであって前記他のUEへ送信される当該メッセージを、前記ゲートウェイにおいて前記CPM UEから受信するステップと;
e)データを含む前記メッセージをフォーマットするステップと;
前記チャットセッションに割り当てられる前記識別子は、データを含む前記メッセージの送信者として挿入されて、応答が前記ゲートウェイへ送信されることを保証することと、
f)フォーマットされた前記メッセージを前記他のUEへ転送するステップと;
を含む方法。
【請求項22】
前記他のUEは、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)対応UEであり、
前記メッセージは、MMSメッセージである、請求項21の方法。
【請求項23】
サービスレベルインターワーキングのための方法であって、コンバージドIPメッセージング(CPM)ユーザ機器(UE)がショートメッセージサービス(SMS)ユーザへチャットセッションの招待を送信し、前記方法は:
a)前記CPM UEが、IMS登録手順に従ってサービング呼セッション制御機能(S−CSCF)へ登録するステップと:
b)前記CPM UEが、適当なSIPメソッドを使用して、チャットセッションについてのセッション招待要求をS−CSCFへ送信するステップと;
c)前記S−CSCFが、記憶されている初期フィルタ基準(iFC)に基づいて、インターネットプロトコルショートメッセージゲートウェイ(IP−SM−GW)へ前記セッションの招待を転送するステップと;
d)前記IP−SM−GWが、前記登録手順の際にホームロケーションレジスタ(HLR)又はホーム加入者サーバ(HSS)から検索された記憶されている加入者データに基づいてサービスの権限付与を実行し、前記IP−SM−GWが、前記CPM UEの発信加入者が前記サービスレベルインターワーキングサービスを使用する権限を与えられているかをチェックするステップと;
e)前記CPM UEの前記発信加入者が前記サービスレベルインターワーキングサービスを使用する権限を与えられている場合に、前記IP−SM−GWが、前記セッションの招待への確認応答を行うステップと;
f)セッションの招待の確認応答が、前記S−CSCFにより前記CPM UEへ転送されるステップと;
g)前記CPM UEのユーザが、前記チャットセッション内で、前記SMSユーザへのデータを含むメッセージを送信するステップと;
h)前記IP−SM−GWが、前記メッセージをショートメッセージに変換し、当該ショートメッセージを前記SMSユーザに向けて送信するステップと;
を含む方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−507678(P2013−507678A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−532706(P2012−532706)
【出願日】平成22年10月5日(2010.10.5)
【国際出願番号】PCT/IB2010/054504
【国際公開番号】WO2011/042865
【国際公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】