説明

コンベヤー、及びコンベヤー付き選別包装装置。

例えば鶏卵等実質的に球形の産品(11)を運搬する運搬装置(1)は、稼動中、それに沿って産品(11)が運搬方向に移動することが可能なサポートトラック(4)を備えている。更に、該運搬装置(1)は実質的に円柱状の第一係合部材(5)を包み、該部材は運搬方向に関してサポートトラック(4)上を横断的に延在している。係合部材(5)はサポートトラック(4)上で産品(11)に係合するために少なくともその円周において可撓性があるよう設計され、サポートトラック(4)に沿って産品(11)を進行させるために軸(6)の周囲を回転可能である。第一係合部材(5)の運搬方向での下流におけるサポートトラック(4)は、第一係合部材(5)から距離を置いて位置する隆起部(8)を有し、第二係合部材は隆起部(8)の上向き部分にて産品(11)に係合するようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の第一の態様は、請求項1の前文の通りのコンベヤー装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のコンベヤー装置は特許文献1にて知られている。
【0003】
鶏卵を扱うこの公知の装置は、湾曲した可撓性あるサポートトラックを有し、該サポートトラックは実質的に頂部より下方に延び、回転可能な円柱状のブラシがサポートトラックに横断的に配置されている。鶏卵はグリッパー付きのコンベヤーを用いて2列に供給され、サポートトラック上に或いはブラシ上に順次放出される。鶏卵はサポートトラックに沿って下方に転回し、サポートトラックの底部端にて或る速度で隣接するコンベヤーに放出される迄、サポートトラックの底部をブラシによって進行する。
【0004】
鶏卵が解放される側でブラシが鶏卵にもはや係合しなくなると、鶏卵はまっしぐらに転回する可能性がある。結果として鶏卵は最初に運搬方向に減速し次いで動揺する運動様式を引き起こしながら加速される。全ての鶏卵がサポートトラックとブラシにより同じように放出されることはないという事実の為に次の鶏卵が加速される一方、一つの鶏卵が減速されることが有り得る。結果として鶏卵は互いに衝突し、殻の割れを引き起こすこともある。この状況は又、例えば林檎、桃或いは同様の或る種の果実等、完全なる球形ではないが実質的に球形の他の産品においても起こり得て、果実の瑕付きに関しては望ましくないかもしれない。
【0005】
【特許文献1】EP 0 098 734
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、産品のサポートトラックに添った移動がより良く制御される、上述の様式による改善されたコンベヤー装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、請求項1の前文の通りコンベヤー装置により本発明の目的が達成され、該コンベヤー装置は、サポートトラックは、運搬方向からみて第一係合部材の下流に隆起部を有し、該隆起部は、第一係合部材から距離を置いて位置しており、第一係合部材が隆起部の上向き部分にある産品に係合するようになっていることで特徴づけられている。
【0008】
この方策は、第一係合部材が産品と係合するレールの距離をより長くし、産品の運搬速度が一定にかつより長期間に亘って制御される結果をもたらす。
【0009】
特に好都合な好ましい実施例において、運搬方向からみて第一係合部材の下流に、運搬方向に関してサポートトラックを横断的に延在し、サポートトラック上にて産品に係合するために少なくとも円周が可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状の第二係合部材が配置され、該第二係合部材が第一係合部材と同一方向に回転可能である。
【0010】
第二係合部材は、隆起部から来た産品を集めそして前方へ搬送することを可能にする。
【0011】
更に好ましい実施例において、運搬方向からみて第二係合部材が隆起部の下流に距離を置いて位置し、該第二係合部材が隆起部の下向き部分にある産品に係合するようになっている。これは、産品が全体の行程に亘って二つの係合部材の一つと接触しており、結果として産品の速度は全体に亘って係合部材中の一つと同じであり、したがって産品は互いに接触することは有り得ないという利点を有する。
【0012】
本発明は又、請求項6の前文によるコンベヤー装置に関するもので、該サポートトラックが、高部、運搬方向からみて第一係合部材の下流に位置し高部に隣接する移行部、該移行部に隣接する低部を有し、該第一係合部材は移行部の近傍にてサポートトラックの高部の上方に配置されており、運搬方向に関してサポートトラックの上方に横断的に延在し、産品に係合するために少なくとも円周が可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状の第二係合部材が備えられ、該第二係合部材が、稼働中移行部及びサポートトラックの低部の一部上に位置する産品に係合するために実質的に移行部に配置されている。
【0013】
請求項1による、及び請求項6によるコンベヤー装置は、産品の速度を最大限に制御するために係合部材は可能な限りサポートトラックの最大長に亘って能動的であることが望ましいという、通常の見識を基礎としている。
【0014】
稼動中、第一係合部材は、第二嵌合部材よりも速い円周速度を持つよう設計されることが好ましい。この結果産品は減速され、そして産品の並びは間隔を詰めることとなり装置の空間使用及び処理能力に関し好都合となる。この態様は又隆起部とは別に採用され、請求項11に述べられた発明の第二の態様を形成する。
【0015】
第一係合部材及び/或いは第二係合部材は産品に係合するよう剛毛ブラシとして設計されることが好ましい。
【0016】
本発明は図面を参照して以下の記述にて詳細に説明されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1において、参照番号1はコンベヤー装置の好ましい実施例を表わす。選別包装装置において、コンベヤー装置1は搬入コンベヤー2と搬出コンベヤー3の間に位置する。示された例において、搬入コンベヤー2は搬出コンベヤー3よりも高位レベルに位置する。搬入コンベヤー2の運搬方向は本例において図面平面に対し実質的に垂直であり搬出コンベヤー3の運搬方向に関して横断方向である。
【0018】
運搬装置1は実質的に搬入コンベヤー2から搬出コンベヤー3に延在するサポートトラック4を有している。搬入コンベヤー端4aにおいて、サポートトラック4は実質的に垂直下方に延在し次いで湾曲部4cを経て、搬出コンベヤー3に隣接する実質的に水平区域4bへと併合される。このサポートトラック4は例えば可撓性プラスチックより成ってもよい。
【0019】
更にコンベヤー装置1は、回転軸6に固定された実質的に円柱状の第一ブラシ5を構成している。第一ブラシ5はサポートトラック4上に位置する、本例では鶏卵である産品に係合するのに役立つ、実質的に放射状の剛毛を有する。更に鶏卵は完全或いは部分的に剛毛間に保持され、剛毛は後続の鶏卵を互いに一定の距離を置いて保持する責任がある。剛毛はしたがって緩衝材の種類として役立つ。
【0020】
実質的に円柱状の第二ブラシ7は第一ブラシ5の運搬方向での下流に配置されている。第二ブラシは回転軸9に固定され、本実施例において第一ブラシより小さい直径を持つ。第二ブラシ7は第一ブラシ5と同じ機能を持つ実質的に放射状の剛毛を有している。稼動中、第二ブラシ7は第一ブラシ5と同じ方向に回転する。
【0021】
本発明の範囲内においてブラシに代わり他の係合部材が使用可能であり、その場合、係合部材は円周において可撓性ある或いは弾力性あるよう設計され、したがって鶏卵或いは他の産品は損傷されないことに留意すべきである。これは例えばローラーとして柔軟性泡沫材或いは他の適切な材料より成る係合部材を設計することにより達成可能である。
【0022】
サポートトラック4には隆起部8が備えられ、該隆起部は第一ブラシ5と第二ブラシ7の剛毛間の想像的な略接触面レベルに位置する。該隆起部は例えばプラスチックである可撓性材料の帯板より造られている事が好ましく、隆起部端8aと8bはサポートトラック4に取り付けられている。この取り付けは例えば端8aと8bがサポートトラック4に確実に縫合されることによって成されてもよい。取り付けは又、糊付け、リベット留め或いは他の適切な取り付け法により成されてもよい。端8aと8bは互いに接近して位置し、したがって帯板の挟まれた部分8cはいわば折り返されたようになり、サポートトラック4に関して上方に盛り上がるようになっている。帯板材料の可撓性は、鶏卵が剛毛5、7によって隆起部8を越えて導かれる際、隆起部8に或る程度凹む能力を備える。隆起部8でのこの凹みは、ブラシ5、7と隆起部8間で鶏卵が動かなくなったり割れたりすることを防ぐ。もしサポートトラックが可撓性材料より製造されるならば、帯板はサポートトラックの下側に配置されることが可能である。その場合、帯板の上方への盛り上がりはサポートトラックの上方への盛り上がりをもたらす。サポートトラック4は又可撓性材料より製造されてもよく、そしてサポートトラック4の材料が上方に盛り上がるといった風に隆起部8の位置でベースに固定されてもよい。サポートトラック4中の隆起部は又他の方法で形成されることも可能である。
【0023】
稼動中、鶏卵11は搬入コンベヤー2により供給される。鶏卵は又無作為に供給される可能性もあるが、図に示されるとおり例えば2列にて供給されてもよい。鶏卵は互いに或る距離をもって存在する。コンベヤー2の端にてコンベヤーの右側列(図にて見られる通り)よりの鶏卵11は第一ブラシ5上に落下する。剛毛及びサポートトラック4上に落ちる左側列中の鶏卵11は、鶏卵11aに示される通りブラシ5によりサポートトラック4から支持されながら更に下方に導かれる。第一ブラシ5により係合された鶏卵11は剛毛によって運搬され、結果としてサポートトラック4に沿ってブラシ5の回転速度により決定される実質的に一定な速度を得る。鶏卵は第一ブラシ5により隆起部8の最高点にまで導かれる。隆起部8の最高点において、鶏卵11は隆起部8の下方側へ向かって転回し、最高点通過の直後に鶏卵11bにて示される通り第二ブラシ7の剛毛によって係合される。もし第二ブラシ7が第一ブラシ5と同じ回転速度にて回転していると、鶏卵11は第二ブラシ7のより短い直径により減速される。結果として鶏卵は互いに、より近い距離にて移動し、したがって鶏卵11の列の間隔が詰まる。同一寸法のブラシ、或いは第一ブラシが第二ブラシ(図示せず)よりも短い直径を持つブラシによる実施例においては、この間隔を詰める効果は第二ブラシが第一ブラシよりも低い回転速度で回転することにより達成可能である。
【0024】
鶏卵11は次いで搬出コンベヤー3に互いに距離を置いて、又第二ブラシの寸法及び回転速度によって決定される速さにて放出される。
【0025】
図2は本発明による別のコンベヤー装置を示す。本実施例において鶏卵11はコンベヤーベルト22により供給される。コンベヤーベルト22の端22aにおいて、鶏卵は下方に落下しブラシ25及び5により回収され、該ブラシ25、5は互いに隣接して位置し、互いに係合する。これらブラシ25及び5は逆方向に回転する。サポートトラック4の始点はブラシ25と5間に位置し、その結果、鶏卵11は下方に運ばれた時ブラシ25と5によって回収される。反対方向に回転する2個のブラシを持つこの種の設計は、本来EP 0 098 734(特許文献1)にて知られている。コンベヤー装置の残余は、図1に示すコンベヤー装置に相当し、対応する部品は同一の参照番号にて記述されている。
【0026】
図3はサポートトラック34を持つコンベヤー装置を示し、該サポートトラックに沿って産品は、稼動中、運搬方向に移動することが可能である。サポートトラック34は高部35と低部36とを有する。高部35と低部36との間に移行部37が配備されている。移行部37は高レベルより低レベルへの移行において鶏卵11を支えるのに役立つ。第一ブラシ38は、移行部37に隣接するサポートトラック34の高部35の端35aにてレールに横断的に配置されている。稼動中、第一ブラシ38と同方向に回転する第二ブラシ39は、移行部37に配置されている。本例において第一ブラシ38は第二ブラシ39よりも大きな直径を有する。稼動中、鶏卵11或いは他の産品は第一ブラシ38に供給される。第一ブラシ38が鶏卵に係合する結果、鶏卵はブラシ38の下側を通過運搬され第二ブラシ39へと進む。この第二ブラシ39は鶏卵11を移行部37に沿って、そして移行部37が隣接するサポートトラック34の低部36先頭区域36aへと鶏卵を導く。
【0027】
片や図1と図2に示す変形形態より成る実施例、一方図3に示す変形形態より成る実施例は、第一ブラシ5、38及び運搬方向での下流に配置された第二ブラシ7、39の円形の結果として、常に存在する空間が部分的に埋められるという共通の考えを基礎としており、産品が可能な限り長い行程に亘ってブラシの一つと係合するようになっており、結果として産品の移動は可能な限り十分に制御されることとなる。図1と図2においてこの空間は隆起部8により部分的に埋められ、一方図3においてこの空間はサポートトラック34の高部35の端35aによって及び移行部37によって埋められる。
【0028】
図4は本発明の第二の態様にしたがうコンベヤー装置21を示す。本装置及び図1に示す装置間の唯一の相違点は、第一ブラシ5及び第二ブラシ7間に高部がないことである。他の部品は同一の参照番号によって記述されている。この種コンベヤー装置21は鶏卵或いは他の産品を移送するのに使用可能であり、該鶏卵或いは他の産品は一列、複数列或いは無作為に搬出コンベヤーに供給され、鶏卵或いは産品は互いにより短い距離にて搬出コンベヤー3上に乗せられる。
【0029】
図1、図2、及び図4に示される実施例において、サポートトラックは高部より曲線を介して下方に延在する。サポートトラックは又図3に示されるように平坦であってもよいし、更に完全に水平であってもよい。もし搬入コンベヤーと搬出コンベヤーが同じ高さであるならば、完全に水平である後者が適している。しかし、図に示されたサポートトラックの形状は本発明の概念上いかなる制限をも受けるものではない。
【0030】
更に、サポートトラックは静止した樋として設計されてもよく、産品は該樋に沿って転回或いは滑走する(図1、図2、及び図4参照)。しかし本発明の範囲内において、例えば産品を能動的に進行させるコンベヤーベルトにする等、サポートトラックを部分的に移動可能な設計にすることも又可能である(図3参照)。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】図1は、本発明の第一の態様に係るコンベヤーシステムの好ましい実施例を持つ選別包装装置の断面図を示す。
【図2】図2は、本発明の第一の態様に係るコンベヤーシステムの好ましい別の実施例を示す。
【図3】図3は、本発明の第一の態様に係るコンベヤーシステムの好ましい代替の実施例を示す。
【図4】図4は、本発明の第二の態様に係るコンベヤーシステムを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
例えば鶏卵等実質的に球形産品を運搬するためのものであり、稼動中に産品が沿って運搬方向に移動することが可能であるサポートトラックと、運搬方向に関してサポートトラックの上方に横断的に延在し、サポートトラック上の産品に係合するために少なくとも円周が可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状第一係合部材とを含むコンベヤー装置であって、サポートトラックは、運搬方向からみて第一係合部材の下流に隆起部を有し、該隆起部は、第一係合部材から距離を置いて位置しており、第一係合部材が隆起部の上向き部分にある産品に係合するようになっていることを特徴とするコンベヤー装置。
【請求項2】
運搬方向からみて第一係合部材の下流に、運搬方向に関してサポートトラックを横断的に延在し、サポートトラック上にて産品に係合するために少なくとも円周が可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状の第二係合部材が配置され、該第二係合部材が第一係合部材と同一方向に回転可能である、請求項1に記載のコンベヤー装置。
【請求項3】
運搬方向からみて第二係合部材が隆起部の下流に距離を置いて位置し、該第二係合部材が隆起部の下向き部分にある産品に係合するようになっている、請求項2に記載のコンベヤー装置。
【請求項4】
隆起部が産品に対し凹むこと可能であるよう設計された、請求項1から3のいずれか一つに記載のコンベヤー装置。
【請求項5】
隆起部が可撓性材料より成る帯板により形成され、帯板の前端と後端が互いに距離を置いて固定され、該前端と後端との間で可撓性材料が上方に盛り上がるようになっている、請求項1から4のいずれか一つに記載のコンベヤー装置。
【請求項6】
例えば鶏卵等実質的に球形産品を運搬するためのものであり、稼動中に産品が沿って運搬方向に移動することが可能であるサポートトラックと、運搬方向に関してサポートトラックの上方に横断的に延在し、サポートトラック上の産品に係合するために少なくとも円周が可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状の第一係合部材とを含むコンベヤー装置であって、該サポートトラックが、高部、運搬方向からみて第一係合部材の下流に位置し高部に隣接する移行部、該移行部に隣接する低部を有し、該第一係合部材は移行部の近傍にてサポートトラックの高部の上方に配置されており、運搬方向に関してサポートトラックの上方に横断的に延在し、産品に係合するために少なくとも円周が可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状の第二係合部材が備えられ、該第二係合部材が、稼働中移行部及びサポートトラックの低部の一部上に位置する産品に係合するために実質的に移行部に配置されていることを特徴とするコンベヤー装置。
【請求項7】
移行部が産品に対し凹むこと可能に設計された、請求項6に記載のコンベヤー装置。
【請求項8】
稼動中、第一係合部材が第二係合部材よりもより速い円周速度を持つよう設計された、請求項2から7のいずれか一つに記載のコンベヤー装置。
【請求項9】
第一係合部材が第二係合部材よりも大きい直径を有する、請求項2から8のいずれか一つに記載のコンベヤー装置。
【請求項10】
稼動中、第一係合部材が第二係合部材よりも速い速度にて回転すること可能な、請求項2から9のいずれか一つに記載のコンベヤー装置。
【請求項11】
例えば鶏卵等実質的に球形産品を運搬するためのものであり、稼動中に産品が沿って運搬方向に移動することが可能であるサポートトラックと、運搬方向に関してサポートトラックの上方に横断的に延在し、サポートトラック上の産品に係合するために少なくとも円周が可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状の第一係合部材とを含むコンベヤー装置であって、運搬方向からみて第一係合部材の下流に、運搬方向に関してサポートトラックの上方に横断的に延在し、サポートトラック上にて産品に係合するために少なくとも円周内に可撓的であるよう設計され、サポートトラックに沿って産品を進行させるために軸の周囲を回転可能である、実質的に円柱状の第二係合部材が配置され、該第二係合部材が第一係合部材と同一方向に回転可能であり、稼動中、第一係合部材が第二係合部材よりもより速い円周速度を持つよう設計された、ことを特徴とするコンベヤー装置。
【請求項12】
第一及び/又は第二係合部材が産品に係合するよう剛毛付きブラシとして設計されている、請求項1から11のいずれか一つに記載のコンベヤー装置。
【請求項13】
第一及び第二係合部材の剛毛が互いに部分的に係合する、請求項12に記載のコンベヤー装置。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか一つによるコンベヤー装置を少なくとも一つ含む、実質的に球形をした産品、特に鶏卵、を選別し包装する、選別包装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−505803(P2007−505803A)
【公表日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526844(P2006−526844)
【出願日】平成16年9月13日(2004.9.13)
【国際出願番号】PCT/NL2004/000630
【国際公開番号】WO2005/026022
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(506088540)スタールカット インターナショナル ベスローテン フェンノートシャップ (4)
【Fターム(参考)】