説明

コークス炉の装炭レベル測定装置

【課題】装置構成が小型、簡素であり、装炭レベルを精度良く安定して検出でき、更にはメンテナンスも容易に行うことできる装炭レベル測定装置を提供する。
【解決手段】装炭車1の上部に配設されるマイクロ波送受信手段20と、これに接続するアンテナ22と、装炭車1の下部に配置され、コークス炉側に45°の角度で傾斜している反射面23aを有し、石炭C投入時は装炭口102から離れ、測定時にコークス炉100の装炭口102の直上に移動される反射板23を備えており、装炭車1による石炭C投入後に反射板23を装炭口102の直上に移動し、アンテナ22から送信したマイクロ波Mを反射板23で反射して装炭口102を通じてコークス炉100の内部に送り、石炭C´の表面で反射されたマイクロ波M´を、装炭口102を通じて反射板23に入射させてアンテナ22にて受信し、マイクロ波Mの送受信の時間差を基に石炭C´の堆積レベルを算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装炭車からコークス炉の装炭口を通じて投入された石炭の表面にマイクロ波を送信し、石炭の表面で反射されたマイクロ波を受信して装炭レベルを測定する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コークス炉では、上面に複数の装炭口が設けられており、石炭を積んだ装炭車を移動させながら石炭を装炭口から順次投入している。その際、コークス炉内に投入された石炭の装炭レベルが一定でないと、炉内のガス道を塞ぐなどして反応性が低下するおそれがあるため、装炭レベルを測定し、それを基に石炭の投入を制御することが求められている。
【0003】
コークス炉では、炉内は高温で、しかも粉塵が多いことから、装炭レベルの測定にマイクロ波が使用されることがある。例えば、特許文献1では、装炭車の給炭ホッパーの上部にマイクロ波レベル計を配置し、マイクロ波を装炭口を通じて石炭の表面に送り、石炭Cの表面で反射された反射マイクロ波を受信して装炭レベルを検出している。また、マイクロ波レベル計の下部を保護板で遮蔽して給炭ホッパー内の石炭粉、装炭口を通じて炉内から侵入する粉塵や腐食性ガス、熱線からマイクロ波レベル計を保護し、更に保護板に付着した石炭粉や粉塵をワイパーで払い落とす構成となっている。しかしながら、ワイパーにより付着物を完全に除去するのは困難であり、経時的に検出精度が低下するのは避けられず、定期的な清浄化作業が必要になる。また、給炭ホッパーの上部に、マイクロ波レベル計やワイパーを設置するための空間が必要になり、装炭車が大型化する。更には、給炭装置がテーブルフィーダーではなく、スクリューフィーダーの場合には、マイクロ波の伝搬空間をスクリューフィーダーが遮いで装炭レベルを検出できなくなるため、給炭装置がテーブルフィーダーに限定される。
【0004】
また、特許文献2では、装炭口を塞ぐ装入蓋の上に断熱ボードを載置し、断熱ボードの上部にマイクロ波距離計のアンテナを配置し、マイクロ波を断熱ボードを透過させて装炭レベルを検出している。しかしながら、マイクロ波距離計は装炭車とコークス炉との間の空間に配置されるため、コークス炉からの熱を常時受けるため、誤作動を起こすおそれがある。また、断熱ボードの上に石炭粉等が付着、堆積すると、マイクロ波の透過に悪影響が及んで検出精度が低下するおそれがある。更には、アンテナとマイクロ波距離計を装炭口まで移動する構成も示されているが、アンテナとマイクロ波距離計を搭載したハウジングを移動しなければならず、装置の移動機構が大掛かりになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−306976号公報
【特許文献2】特開2004−271446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、装置構成が小型、簡素であり、装炭レベルを精度良く安定して検出でき、更にはメンテナンスも容易に行うことできる装炭レベル測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の目的を達成するために下記のコークス炉の装炭レベル測定装置を提供する。
(1)装炭車からコークス炉の装炭口を通じて投入された石炭の表面にマイクロ波を送信し、石炭の表面で反射されたマイクロ波を受信して装炭レベルを測定するために、装炭車に装着される装置であって、
装炭車の上部に配設されるマイクロ波送受信手段と、
マイクロ波送受信手段に接続するアンテナと、
装炭車の下部に配置され、コークス炉側に45°の角度で傾斜している反射面を有し、石炭投入時は装炭口から離れ、測定時にコークス炉の装炭口の直上に移動される反射板と、
反射板を移動させるための反射板移動手段と、
を備えており、
装炭車による石炭投入後に反射板を装炭口の直上に移動し、アンテナから送信したマイクロ波を反射板で反射して装炭口を通じてコークス炉の内部に送り、石炭の表面で反射されたマイクロ波を、装炭口を通じて反射板に入射させてアンテナにて受信し、マイクロ波の送受信の時間差を基に石炭の堆積レベルを算出することを特徴とするコークス炉の装炭レベル測定装置。
(2)アンテナが装炭車の下部に装炭口側を向いて配設され、マイクロ波送受信手段とは装炭車の内部を貫通する導波管または層軸ケーブルで接続されることを特徴とする上記(1)記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
(3)アンテナの反射面外周端から筒状に所定長で突出するガイドパイプを備えることを特徴とする上記(2)記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
(4)アンテナを装炭車の上部にてマイクロ波送受信手段の直下に配設するとともに、
アンテナから垂下する垂下部と、屈曲部の下端で水平方向に屈曲し先端に反射板が装着された水平部とを有する断面L字状で、かつ、屈曲部に反射板と平行に対向する傾斜面が形成されたガイドパイプを備え、
ガイドパイプの垂下部が上下に分割され、下部分を回動させることにより反射板の移動を行うことを特徴とする(1)記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
(5)反射板が断熱構造であることを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか1項に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
(6)マイクロ波送受信手段から、電界が一方向に回転する回転マイクロ波を送信することを特徴とする上記(1)〜(5)の何れか1項に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、反射板を用いることにより、マイクロ波送受信手段や、それに付随するコントローラをコークス炉や装炭口から離すことができ、熱に対する保護が十分となる。また、反射板も測定時のみ装炭口の直上に移動されるため、石炭粉や炉内からの粉塵の付着を抑えることができ、腐食性ガスの影響も少ない。更には、反射板及びアンテナを装炭車とコークス炉との間に配置し、測定時に反射板のみを移動させるため、装炭レベルを測定するために要する空間が少なくてすみ、装置構成も簡単である。また、マイクロ波の送受信を遮る物体も存在せず、給炭装置をはじめとして、装炭車の構成や構造に制限がない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の装炭レベル測定装置を示す断面図である。
【図2】図1に示す装炭レベル測定装置の反射板移動手段を示す斜視図である。
【図3】本発明の装炭レベル測定装置の他の例を示す断面図である。
【図4】図3に示す装炭レベル測定装置の反射板移動手段を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に関して図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の装炭レベル測定装置の一例を示す断面図である。装炭車1は、外部から供給された石炭Cを貯留する受炭ホッパー10と、受炭ホッパー10の石炭を給炭ホッパー11に送るための給炭装置12とを備えており、それ自体の構成は従来と同様である。給炭装置12は、図示の例ではスクリューフィーダーであるが、テーブルフィーダーであってもよい。また、給炭ホッパー11には、下端が内方に狭窄してコークス炉100の装炭口102の口径に合わせたスリーブ13が外装されていてもよい。そして、装炭車1は、コークス炉100の上面に固定されたレール101に沿って、例えば図示されるように紙面の前後方向に移動する。
【0012】
本発明では更に、マイクロ波送受信手段20と、導波管21によりマイクロ波送受信手段20に接続するアンテナ22と、アンテナ22と対向配置される反射板23とを備える。
【0013】
マイクロ波送受信手段20は、図示されるように装炭車1の上面1aの外側に配設される他に、側面1bの外側上部に配設してもよい。また、マイクロ波送受信手段20には、マイクロ波の送受信や、装炭レベルの算出等の演算を行うコントローラ24が接続している。尚、マイクロ波送受手段20とコントローラ24とをユニット化してもよい。このようにマイクロ波送受信手段20やコントローラ24、更にはこれらのユニットをコークス炉100から離して配置することにより、断熱構造を用いなくても、熱による誤作動を防ぐことができる。
【0014】
導波管21は、装炭車1の内部の給炭ホッパー11を除く空間を貫通し、装炭車1の底面1cの外側まで延びるように設けられる。また、装炭車1の内部を貫通することによりコークス炉100からの熱の影響が少なくなることから、導波管21に代えて同軸ケーブルを用いることができる。
【0015】
アンテナ22は、例えばパラボラアンテナとすることができ、反射面の軸線Aが装炭車1の底面1cと平行になるようにして、底面1cの外側に取り付けられる。また、反射面の前面に、耐熱性を有し、マイクロ波を透過する材料、例えばセラミック製からなる保護板25を配置して装炭口102からの熱からアンテナ22を保護することができる。更には、保護板25の前面に、反射板23に向かって延出するガイドパイプ26を付設することにより熱の影響を更に抑えることができる。ガイドパイプ26は、金属で形成することができるが、外周面をセラミックコーティングしてもよい。
【0016】
反射板23は、例えば図2に示すような反射板移動手段30により、コークス炉100の装炭口102の直上にてアンテナ22の反射面と対向するように移動される。反射板23は、その反射面23aがアンテナ22の反射面の軸線Aに対して45°の角度で装炭口側に傾斜するように角度規制されている。それにより、アンテナ22から送信されたマイクロ波が、反射板23の反射面23aで反射され、装炭口102を通じてコークス炉100の内部に送られ、更に石炭C´の表面で反射された反射マイクロ波が反射板23に戻り、反射面23aで反射されてアンテナ22で受信される。
【0017】
尚、図2に示す反射板移動手段30は、伸縮自在の連結棒31の先端に反射板23を装着したものであり、装炭車1の底面1cの外側に、アンテナ22の反射面と直交して取り付けられる。そして、連結棒31を伸縮させることにより、反射板23をコークス炉100の装炭口102の直上に移動もしくは後退させる。
【0018】
また、反射板23は、測定時に装炭口102の直上に位置するため、装炭口102を通じて炉内からの熱線を受ける。そのため、反射板23は、マイクロ波を反射し、かつ、耐熱性を有することから金属製とする。また、断熱性を高めるために、反射面23aもしくは全体をセラミックコートしたり、反射板23の内部に水や空気を流通して冷却してもよい。
【0019】
このような装置構成により装炭レベルを測定するには、以下の操作を行う。
【0020】
石炭Cをコークス炉100に投入するために、先ず、装炭車1の受炭ホッパー10で石炭Cを受炭した後、装炭車1を移動して、給炭ホッパー11が目的とする装炭口102の直上にきたときに停止させる。この状態では、反射板23は、図2に示す反射板移動手段30の側に位置し、装炭口102から離れている。そして、装炭車1の底面1cに設けたリフティングマグネット(図示せず)により装炭口102を塞いでいる装炭口蓋(図示せず)を開け、スリーブ13を装炭口102まで降下させた後、給炭ホッパー10の石炭Cを給炭装置12で給炭ホッパー11に送り、石炭Cを装炭口102を通じてコークス炉100に投下する。石炭Cを投下した後、スリーブ13を元の位置まで上昇し、装炭レベルを測定する。
【0021】
装炭レベルの測定に際し、先ず、反射板移動手段30を作動させて反射板23を装炭口102の直上に移動させる。次いで、マイクロ波送受信手段20からのマイクロ波を、導波管21を通じてアンテナ22から送信する。矢印で示すように、送信されたマイクロ波Mは、反射板23の反射面23aで反射されて装炭口102を通じてコークス炉100の内部に送られ、炉内の石炭C´の表面で反射される。石炭C´で反射されたマイクロ波は、装炭口102を通じて反射板23に入射し、反射面23aで反射されてアンテナ22に送られ、マイクロ波送受信手段20で受信される。そして、コントローラ24にて、マイクロ波Mの送受信の時間差に基づき石炭C´の堆積レベルが算出される。
【0022】
測定後は、反射板23が元の位置に戻され、装炭口102が装炭口蓋でふさがれる。
【0023】
ところで、炉内の石炭C´で反射されたマイクロ波は、装炭口102の壁面102aで更に反射されて反射板23に入射することがあり、それが受信されると本来の装炭レベルとは異なる位置にピークとなって現れる。そこで、装炭口102の壁面102aで反射されたマイクロ波M´を排除するために、電界が時計回りまたは反時計回りの一方向に回転する回転マイクロ波をアンテナ22から送信することが好ましい。この回転マイクロ波は、反射により回転方向が反転する性質があるため、石炭C´の表面のみで反射されたマイクロ波Mと、装炭口102の壁面102aで更に反射されたマイクロ波M´とでは、反射の回数が異なるため、アンテナ22で受信したマイクロ波を電界の回転方向で区別することができる。
【0024】
即ち、例えば、時計回りの回転マイクロ波をアンテナ22から送信すると、反射板23の反射面23aで反射されて反時計回りの回転マイクロ波となって石炭C´の表面に入射する。そして、石炭C´の表面で反射されて時計回りの回転マイクロ波となり、反射板23に入射する。そして、反射板23の反射面23aで反射されて反時計回りの回転マイクロ波となり、アンテナ22で受信される。一方、装炭口102の壁面102aで反射された場合には、石炭C´の表面で反射された時計回りの回転マイクロ波が装炭口102の壁面102aで反射された際に反時計回りの回転マイクロ波となり、反射板23の反射面23aで反射されて時計回りの回転マイクロ波となってアンテナ22で受信される。従って、反時計回りの回転マイクロ波のみを受信することにより、装炭口102の壁面102aで反射されたマイクロ波M´を排除することができ、正確な装炭レベルを検出することができる。
【0025】
尚、回転マイクロ波を生成するには、公知の方法で構わず、例えば導波管内に誘電材料からなる90°位相板を装着すればよい。
【0026】
本発明は種々の変更が可能である。例えば、図3に示すように、アンテナ22を装炭車1の上面1aの外側にてマイクロ波送受信手段20の直下に配設し、アンテナ22と反射板23とをガイドパイプ40で連結することができる。ガイドパイプ40は、アンテナ22に連結して装炭車1の内部を貫通して底面1cの外側まで延びる垂下部40aと、垂下部40aの下端で水平方向に屈曲して反射板23に連結する水平部40bで構成される、略断面L字状を呈する。また、垂下部40aと水平部40bとをつなぐ屈曲部には、アンテナ22の反射面の軸線に対して45°の角度で傾斜する傾斜面40cが形成されている。反射板23の反射面23aは、装炭口102の軸線と45°の角度で設けられており、更に反射板23の反射面23aと傾斜面40cとが平行に対面している。更には、水平部40cのコークス炉100と対向する面は、反射板23の反射面23aの投影部分が切欠して開口している(開口部40d)。
【0027】
また、ガイドパイプ40は、金属で形成することができるが、外周面をセラミックコt−ティングしてもよい。
【0028】
このようなガイドパイプ40では、アンテナ22から送信されたマイクロ波Mが、垂下部40aを通って傾斜面40cで90°の角度で反射されて反射板23へと送られ、反射板23の反射面23aで反射され、開口部40dから装炭口102へと進み、装炭口102を通じてコークス炉100の内部に送られる。そして、炭素C´の表面で反射された後、装炭口102、開口部40dを通り、反射板23の反射面23a及び傾斜面40cで反射された後、アンテナ22で受信される。
【0029】
また、反射板23を装炭口102の直上に移動させるには、図4に示すように、ガイドパイプ40の垂下部40aを適所で上下に分割しておき、下部垂下部40a´を回動させる構造にする。そして、装炭レベルを測定しない時は反射板23がスリーブ13とは90°位相がずれた位置とし、測定時に下部垂下部40a´を90°回動させて水平部40bごと反射板23を装炭口102の直上に移動させる。
【0030】
また、反射板23の断熱性を高めるために、反射面23aもしくは全体をセラミックコートしたり、反射板23の内部に水や空気を流通して冷却してもよい。
【0031】
更に、回転マイクロ波を用いることで、装炭口102の壁面102aで反射されたマイクロ波を排除することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 装炭車
10 受炭ホッパー
11 給炭ホッパー
12 給炭装置
13 スリーブ
20 マイクロ波送受信手段
21 導波管
22 アンテナ
23 反射板
24 コントローラ
25 セラミック板
26 ガイドパイプ
100 コークス炉
101 レール
102 装炭口
C、C´ 石炭
M、M´ マイクロ波

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装炭車からコークス炉の装炭口を通じて投入された石炭の表面にマイクロ波を送信し、石炭の表面で反射されたマイクロ波を受信して装炭レベルを測定するために、装炭車に装着される装置であって、
装炭車の上部に配設されるマイクロ波送受信手段と、
マイクロ波送受信手段に接続するアンテナと、
装炭車の下部に配置され、コークス炉側に45°の角度で傾斜している反射面を有し、石炭投入時は装炭口から離れ、測定時にコークス炉の装炭口の直上に移動される反射板と、
反射板を移動させるための反射板移動手段と、
を備えており、
装炭車による石炭投入後に反射板を装炭口の直上に移動し、アンテナから送信したマイクロ波を反射板で反射して装炭口を通じてコークス炉の内部に送り、石炭の表面で反射されたマイクロ波を、装炭口を通じて反射板に入射させてアンテナにて受信し、マイクロ波の送受信の時間差を基に石炭の堆積レベルを算出することを特徴とするコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項2】
アンテナが装炭車の下部に装炭口側を向いて配設され、マイクロ波送受信手段とは装炭車の内部を貫通する導波管または層軸ケーブルで接続されることを特徴とする請求項1記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項3】
アンテナの反射面外周端から筒状に所定長で突出するガイドパイプを備えることを特徴とする請求項2記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項4】
アンテナを装炭車の上部にてマイクロ波送受信手段の直下に配設するとともに、
アンテナから垂下する垂下部と、屈曲部の下端で水平方向に屈曲し先端に反射板が装着された水平部とを有する断面L字状で、かつ、屈曲部に反射板と平行に対向する傾斜面が形成されたガイドパイプを備え、
ガイドパイプの垂下部が上下に分割され、下部分を回動させることにより反射板の移動を行うことを特徴とする請求項1記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項5】
反射板が断熱構造であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。
【請求項6】
マイクロ波送受信手段から、電界が一方向に回転する回転マイクロ波を送信することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のコークス炉の装炭レベル測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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