説明

ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド

ウッドタイプゴルフクラブおよび/またはゴルフクラブヘッドは、少なくとも0.9の幅対長さ比、任意で少なくとも450cm3のクラブヘッド体積、および理論最大対角線寸法の少なくとも75%の対角線寸法(クラブヘッドボディを封入し、長さ寸法および幅寸法により規定されるバウンディングボックスの対角線に沿って測定される)を有するクラブヘッドボディを含む。いくつかの例では、対角線寸法は理論最大対角線寸法の少なくとも80%、85%、または実に90%であってもよい。さらにまたは代替として、所望であれば、クラブヘッドボディの少なくとも1つの水平断面は、少なくとも0.8×BL、少なくとも0.85×BL、少なくとも0.9×BL、または実に少なくとも0.95×BLの面積を封入または包含する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は一般に、例えば、ドライバー、フェアウエイウッド、「ウッドタイプ」ハイブリッドまたはユーティリティクラブ、などのための、「ウッドタイプ」ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドを含むゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
背景
ゴルフは様々なプレーヤ、つまり性別の異なるプレーヤならびに年齢およびまたは技術レベルが著しく異なるプレーヤが楽しむものである。ゴルフはスポーツの世界において、そのような様々なプレーヤの集まりが、一緒にゴルフイベントで、互いとの直接コンペにおいてでも、一緒にプレイすることができ(例えば、スコアにハンディキャップをつけて、異なる第1打の打ち出し場所を使用して、チーム方式で)、さらにゴルフ散歩またはコンペを楽しむことができるという点で、幾分独特である。これらの要因は、テレビでのゴルフ番組制作(例えば、ゴルフトーナメント、ゴルフニュース、ゴルフの歴史、および/または他のゴルフ番組制作)の有用性の増加、およびよく知られたゴルフスーパースターの増加と共に、少なくとも部分的に、米国および世界中の両方において、近年、ゴルフの大衆性を増加させている。ゲームに参加する個人の数およびゴルフコースの数は近年、徐々に増加している。
【0003】
全ての技術レベルのゴルファーが、自分の成績を改善し、自分のゴルフスコアを減らし、次の成績「レベル」に到達することを望んでいる。全ての型のゴルフ用品の製造者はこれらの要求に対応しており、近年、業界はゴルフ用品の劇的な変化および改善を目の当たりにしてきた。例えば、広範囲の異なるゴルフボールモデルが現在、入手可能であり、ボールは特定のスイング速度および/または他のプレーヤの特徴または好みを補うようにデザインされ、例えば、いくつかのボールはより遠くに、および/またはより一直線に飛ぶようにデザインされ;いくつかはより高いまたは平らな軌道を提供するようにデザインされ;いくつかはより多くのスピン、コントロール、および/または感触を提供するようにデザインされ(特にグリーン周り);いくつかはスイング速度を速くし、または遅くするようにデザインされる、などである。ゴルフスコアの低減を助けることを約束する多くのスイングおよび/またはティーチング補助もまた、市場で入手可能である。
【0004】
ゴルフボールをプレイ中に動かすのがソール用品であるので、ゴルフクラブはまた、近年、多くの技術研究および進歩の対象となっている。例えば、市場では、近年、パターデザイン、ゴルフクラブヘッドデザイン、シャフト、およびグリップの劇的な変化および改善が見られている。さらに、ゴルフクラブの様々な要素および/または特性ならびにゴルフボールの特性を特別な使用者のスイング特徴または特性によりよく適合させようとして他の技術的進歩がなされている(例えば、クラブフィッティング技術、ボール発射角測定技術、ボールスピン速度、など)。
【0005】
最近の技術進歩に関係なく、「ウッドタイプ」ゴルフクラブ、特にドライバーは幾人かのプレーヤにとっては、常にうまく打つのが非常に困難な可能性がある。したがって、プレーヤがゴルフボールを空中に上げる能力を改善し;距離、方向および/またはコントロールを増加させ;および/または、そうでなければ、ウッドタイプゴルフクラブ、特にドライバーの使用可能性を改善するさらなる技術進歩がゴルフの世界で歓迎される。
【発明の概要】
【0006】
概要
下記は、本発明およびその様々な局面の基本的な理解を提供するために、本発明の局面の一般的な概要を示す。一般に、本発明のいくつかの例示的な局面は、その高さの少なくとも一部に対し、相対的に正方形または長方形の断面外観および/または形状を有するクラブヘッドボディを含むウッドタイプのゴルフクラブおよび/またはゴルフクラブヘッド(例えば、ドライバーまたはフェアウエイウッド、「ウッドタイプ」ユーティリティまたはハイブリッドクラブなど)に関する。そのようなクラブヘッドにより、クラブデザイナーは、全体のクラブヘッド構造において重量を後方、外側、および/または下方に向かって配置することができ、これにより、クラブヘッドの慣性モーメント(すなわち、特に垂直軸またはz軸(例えばIzz)についてのねじりに対する抵抗)を増加させることができる。
【0007】
本発明の実施例によるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブのより特異的な例は、クラブヘッド長(ヒール〜トウ方向の寸法「L」)およびクラブヘッド幅(前方〜後方(フロント〜リア)方向の寸法「B」)を有するクラブヘッド構造を含み、クラブヘッドボディは少なくとも0.9の幅寸法対長さ寸法比(「B/L」比)、任意で少なくとも450cm3のクラブヘッド体積、および理論最大対角線寸法の少なくとも75%の少なくとも1つの全体対角線寸法(全体対角線寸法および理論最大対角線寸法はクラブヘッドボディを封入し、全体長さ寸法および全体幅寸法により規定されるバウンディングボックスの対角線に沿って測定される)または少なくとも0.75×(B2+L21/2を有する。いくつかのより具体的な実施例では、全体対角線寸法は、理論最大対角線寸法の少なくとも80%、85%、90%、または実に95%であってもよい(例えば、少なくとも0.8×(B2+L21/2、0.85×(B2+L21/2、0.9×(B2+L21/2、または実に0.95×(B2+L21/2)。
【0008】
さらにまたは代替として、所望であれば、本発明の少なくともいくつかの実施例によるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ構造は、少なくとも0.8×BL、いくつかの実施例では少なくとも0.85×BL、少なくとも0.9×BL、または実に少なくとも0.95×BLの面積を封入または包含するクラブヘッドボディの少なくとも1つの水平断面を含む。
【0009】
本発明の少なくともいくつかの実施例によるゴルフクラブヘッド(例えば、上記特性の少なくともいくつかを有する)はさらに、クラブヘッドボディ内に一体形成された、および/またはボディと係合された(例えば、クラブヘッドボディ部分の後方で、またはその近くで、任意でクラブヘッドの後方トウおよび/または後方ヒール部分に向かって、および/またはクラブヘッドの後方ソール部分に向かって)1つまたは複数の加重部分または加重部材を含んでもよい。本発明によるゴルフクラブヘッドはさらに、例えば、シャフトをクラブヘッドボディに、および/またはグリップもしくはハンドル部材をシャフトに取り付けることにより、ゴルフクラブ構造内に組み入れてもよい。
【0010】
本発明およびその一定の利点のより完全な理解は、添付の図面を考慮した下記詳細な説明を参照することにより得られる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
読者は、添付の図面は必ずしも原寸に比例して描かれていないことに留意されたい。
【0012】
【図1】図1A〜1Dは、本発明によるゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド例を示す。図1Eは、本発明の少なくともいくつかの実施例によるクラブヘッドの対角線寸法および/または断面積特性を示す。
【図2】図2A〜2Cは、本発明の少なくともいくつかの実施例によるクラブヘッド構造を加重する例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
詳細な説明
本発明による様々な構造例の下記説明で、その一部を形成する添付の図面について記載しており、その図面で、本発明による様々なゴルフクラブヘッドおよびゴルフクブ構造例を、例として示している。ある寸法、特性、ならびに寸法および特性の範囲が下記説明に提供され、図1A〜2Cで示したゴルフクラブヘッド構造例と関連する。しかしながら、当業者であれば、下記で記載した図面、寸法、特性、ならびに寸法および特性の範囲は、本発明の少なくともいくつかの実施例により使用される、または示される可能性のあるゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド構造ならびに特性の例を示すことを理解するであろう。クラブヘッドの実際の寸法および/または特性は実質上変動する可能性があるが、依然として添付の特許請求の範囲により規定される本発明の範囲内に含まれる。さらに、他の特定の部品および構造の配置を使用してもよく、構造および機能の改変は、本発明の範囲から逸脱せずに行うことが可能であることを理解すべきである。また、本発明の特徴および要素の様々な例を記載するのに本明細書では、「上」、「底」、「前」、「後」、「後方」、「側」、「下側」、「頭上」などとという用語が使用されているが、これらの用語は本明細書において便宜上、例えば図面において示されている配向例および/または典型的な使用における配向に基づいて、使用される。本明細書ではいずれも、本発明の範囲内に含まれるために、構造の特定の三次元または空間配向を要求するものと考えられるべきではない。
【0014】
A.本発明の実施例による、ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドの概要
一般に、上記のように、本発明の局面はウッドタイプのゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブ、など(例えば、ドライバーまたはフェアウエイウッド、「ウッドタイプ」ユーティリティまたはハイブリッドクラブ、など)に関する。本発明の少なくともいくつかの実施例によるゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッドの1つの局面は、クラブヘッドの概ね「正方形」または長方形のデザインに関する。本発明による少なくともいくつかの構造例では、ゴルフクラブヘッドは幾分正方形または長方形形状であってもよく、クラブデザイナーは、全体のクラブヘッド構造において、加重(これによりクラブヘッドの重心)を、後方、外側(すなわち、ヒールおよび/またはトウ領域に向かって)、および/または下方(すなわち、ソールに向かって)に向かって移動させることができる。任意で、クラブヘッド重心は、合理的に可能な限り、クラブヘッドフェース部材から離して、および/またはクラブヘッドソール部材に近接させて配置され、例えば、より使用が容易な(例えば、より簡単にボールが空中に上げられ、ボールがより遠くに、および/またはより一直線に飛ぶように助け、特に垂直軸(例えば、Izz)についてより高い慣性モーメントを有するクラブヘッドを提供する、などの)ゴルフクラブ構造が提供される。
【0015】
本発明によるゴルフクラブヘッドのより具体的な例は、クラブヘッド長寸法(「L」)およびクラブヘッド幅寸法(「B」)を有するクラブヘッドボディを含み、ここで、クラブヘッドボディは少なくとも0.9の幅寸法対長さ寸法比、任意で少なくとも450cm3のクラブヘッド体積、および理論最大対角線寸法の少なくとも75%の少なくとも1つの全体対角線寸法(全体対角線寸法および理論最大対角線寸法はクラブヘッドボディを封入または包含し、長さ寸法Lおよび幅寸法Bにより規定されるバウンディングボックスの対角線に沿って測定される)または少なくとも0.75×(B2+L21/2を有する。いくつかのより具体的な実施例では、全体対角線寸法は、理論最大対角線寸法の少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、または実に少なくとも95%であってもよい(例えば、少なくとも0.8×(B2+L21/2、少なくとも0.85×(B2+L21/2、少なくとも0.9×(B2+L21/2、または実に少なくとも0.95×(B2+L21/2)。
【0016】
さらにまたは代替として、所望であれば、本発明の少なくともいくつかの実施例によるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ構造は、少なくとも0.8×BL、いくつかの実施例では少なくとも0.85×BL、少なくとも0.9×BL、または実に少なくとも0.95×BLの面積を封入または包含するクラブヘッドボディの少なくとも1つの水平断面を含む(クラブヘッドが、典型的な使用のために配向されている場合)。少なくともいくつかの構造では、大多数のクラブヘッドの高さが上記特徴を有する水平断面積を有する(すなわち、全体クラブヘッド高さ(ソールからクラウンまで)の少なくとも50%はこれらの断面特性を有する)。
【0017】
クラブヘッドボディは、本発明から逸脱しなければ、様々な様式で、ならびに/または様々な材料および部品より作製することができ、当技術分野で公知であり、使用されているように、従来の様式で、従来の材料および部品から作製することが含まれる。いくつかのより具体的な実施例では、クラブヘッドボディは、1つまたは複数の金属材料(例えば、鋼、チタン、マグネシウム、アルミニウムなどを含む合金などの金属合金);複合材料または他の非金属材料(例えば、クラウン部分、スカート部分、ソール部分、後部ボディ部分、ボール打撃面部分などのための、炭素繊維複合材料、玄武岩繊維複合材料など);ポリマー材料;などから作製してもよい。
【0018】
ゴルフクラブヘッドは、クラブヘッドボディ内に一体形成されたおよび/またはそれと係合された、1つまたは複数の加重部分または部材をさらに含んでもよい。好都合なことに、本発明の少なくともいくつかの実施例によれば、加重部分または部材は、クラブヘッドボディ部分の後方に、または後方部分に近接して、任意でクラブヘッドの後方トウ、後方ヒール、および/または後方ソール部分に向かって配置される。所望であれば、加重部分または部材は、クラブヘッドボディから選択的に着脱可能なものであってよく、例えば、カスタマイズ、交換、置換、および/またはクラブフィッティングが可能になる(例えば、ドローバイアスクラブを提供する、フェードバイアスクラブを提供する、高弾道バイアスクラブを提供する、低弾道バイアスクラブを提供する、望ましくないボール飛行またはスイング不備を補償するのを助ける(例えば、フック、スライスなどの矯正を助ける、ボールを空中に上げるのを助ける、膨れあがるボール飛行の阻止を助ける、など)クラブを提供する、などが可能になる)。
【0019】
本発明の別の局面は、上記様々な型のゴルフクラブヘッドを含むゴルフクラブに関する。そのようなゴルフクラブはさらに、クラブヘッドボディと係合された(例えば、外部ホーゼル部材を介して、内部ホーゼル部材を介して、クラブヘッド内に設けられた開口を通して、接着剤により、機械的連結器(例えば、スレッドおよび保持要素など)を介してなど)シャフト部材を含んでもよい。本発明の実施例によるゴルフクラブはさらに、シャフト部材と係合する、またはその一部として形成されたグリップまたはハンドル部材を含んでもよく、使用者がクラブを握る位置が提供される。
【0020】
本発明の具体例を下記で、より詳細に記載する。読者は、これらの具体例が、本発明を説明するためだけに示されたものであり、本発明を制限するものとして考えるべきではないことを理解すべきである。
【0021】
B.発明の具体的な実施例
図1A〜2Cは本発明によるゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド構造例を示す。2以上の図面において同じ参照数字が見られる場合、その参照数字は全体を通じて同じまたは同様の部品に言及するためにこの明細書および図面において一貫して使用される。
【0022】
本発明によるゴルフクラブおよびゴルフクラブ構造例は、「ウッドタイプ」ゴルフクラブおよびゴルフクラブヘッド、例えばドライバーおよびフェアウエイウッド、ならびに「ウッドタイプ」ユーティリティまたはハイブリッドクラブ、などのために典型的に使用されるクラブおよびクラブヘッドを構成してもよい。そのようなクラブヘッド構造は、例えば、図面に示され、下記でより詳細に記載されているように、相対的に「正方形」または長方形の形状および外観を有してもよい。クラブヘッドは、例えば、ソール部材、フェース部材(任意で、この中に一体形成された、またはこれに取り付けられたボール打撃フェースを含む)、1つまたは複数のボディ部材(例えば、クラブヘッドボディを構成する材料のリボン)、クラウン部材、フェースプレート、後部ボディ、などのうちの1つまたは複数を含む、複数のピース構成および構造を含んでもよい。当然、所望であれば、本発明から逸脱しなければ、クラブヘッド構造の様々な部分は互いに、単一の、1ピース構成として、一体形成されてもよい(例えば、ボディ部材はソールおよび/またはクラウン部材と一体形成されてもよく、フェース部材はソール、ボディ、および/またはクラウン部材と一体形成されてもよい、など)。任意で、所望であれば、クラブヘッド構造の様々な部分(例えば、ソール部材、クラウン部材、フェース部材、ボディ部材、など)はそれぞれ、本発明から逸脱しなければ、複数の材料ピースから形成されてもよい。また、他の代案として、所望であれば、クラブヘッド全体を、単独の1ピースの、単一構造として作製してもよく、またはフェースプレート部材は、1ピースのクラブヘッド後部ボディに取り付けてもよい。本発明によるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ構造のより具体的な例および特徴について、図1A〜2Cにおいて示したゴルフクラブ構造例と併せて下記で詳細に説明する。
【0023】
図1A〜1Dは、本発明によるゴルフクラブ例100および/またはゴルフクラブヘッド例102を示す。ゴルフクラブヘッド102の他に、この実施例の全体のゴルフクラブ構造100はホーゼル領域104と、ホーゼル領域104内に受理された、ならびに/またはその領域内におよび/もしくはその領域を通って挿入されたシャフト部材106と、シャフト部材106に取り付けられたグリップまたはハンドル部材108とを含む。任意で、所望であれば、外部ホーゼル領域104は排除してもよく、シャフト部材106はヘッド部材102内に直接挿入されてもよく、および/またはそうでなければヘッド部材102に取り付けられてもよい(例えば、クラブヘッド102の上面に設けられた開口を通して、(例えば、クラブヘッド102により規定された内部チャンバ内に設けられた)内部ホーゼル部材を通って、など)。
【0024】
シャフト部材106は、本発明から逸脱しなければ、当技術分野において公知であり、使用されている従来の様式を含む、任意の適した、または所望の様式でクラブヘッド102内に受理させ、クラブヘッド102と係合させ、および/またはクラブヘッド102に取り付けてもよい。より具体的な例としては、シャフト部材106はホーゼル部材104を介してクラブヘッド102と係合させてもよく、および/または、例えば、接着剤、セメント、溶接、はんだ付け、機械的連結器(例えば、スレッド、保持要素、など)を介して、クラブヘッドボディ102内に延在するシャフト受理スリーブまたは要素を通して、などによりクラブヘッド構造102に直接係合させてもよい。シャフト部材106はまた、当技術分野において公知であり、使用されている従来の材料を含む、任意の適したまたは所望の材料、例えば、グラファイト系材料、複合材料または他の非金属材料、鋼材料(ステンレス鋼を含む)、アルミニウム材料、他の金属合金材料、ポリマー材料、様々な材料の組み合わせ、などから作製してもよい。また、グリップまたはハンドル部材108は、当技術分野で公知であり、使用されている従来の様式を含む、任意の適した、または所望の様式で、例えば、接着剤またはセメントを使用して;溶接、はんだ付け、接着剤などを介して;機械的連結器(例えば、スレッド、保持要素、など)を介して;および/または任意の他の所望の様式で、シャフト部材に取り付けられ、シャフト部材106と係合させ、および/またはそこから延在させてもよい。別の例としては、所望であれば、グリップまたはハンドル部材108は、シャフト部材106と単一の、1ピース構造として一体形成されてもよい。さらに、本発明から逸脱しなければ、ゴム材料、皮革材料、ゴムまたは埋め込まれたコーデュロイもしくは他の織物材料を含む他の材料、ポリマー材料、などから由来する任意の所望のグリップまたはハンドル部材108材料を使用してもよい。
【0025】
クラブヘッド102自体はまた、本発明から逸脱しなければ、当技術分野で公知であり、使用されている従来の材料から、および/または従来の様式で、を含む、任意の適したまたは所望の様式で、および/または任意の適したまたは所望の材料から、構成してもよい。例えば、図1A〜1Dで示した構造例102では、クラブヘッド102は、このクラブヘッド構造例102の大部分を構成する、例えば、ボール打撃面と、クラウンの少なくとも一部分と、ソールの少なくとも一部分と、クラウンとソールとの間のボディ部分などとを含む、ベース部材102aを含む。所望であれば、ベース部材102aは、(例えば、溶接または他の融合技術により、機械的連結器により、などにより)共に結合された複数のピースから作製してもよい。ベース部材102aは、当技術分野において従来から公知であり、使用されている材料を含む任意の所望の材料、例えば軽金属を含む金属材料から作製してもよい。適した材料のより具体的な例としては、鋼、チタン合金、アルミニウム合金、マグネシウム合金、複合材料または他の非金属材料、ポリマー材料、などから作製してもよい。いくつかの具体的な構造例では、別個のフェースプレート部材がベース部材102aの少なくとも一部を構成するフロントフェースフレーム部材に取り付けられてもよい。
【0026】
所望であれば、クラブヘッド102重量を減少させるために、クラブヘッド構造102の1つまたは複数の部分は、例えば、当技術分野において従来から公知であり、使用されている炭素繊維複合材料などの複合材料から作製してもよい。クラブヘッド構造102の1つまたは複数の部分のために使用してもよい他の適した複合材料または他の非金属材料としては、例えば下記が挙げられる:ガラス繊維複合材料、玄武岩繊維複合材料、ポリマー材料、など。所望であれば、いくつかのより具体的な例として、クラウン部材の少なくともいくつかの部分(例えば、部分102b)は、複合材料または他の非金属材料から作製してもよい。さらにまたは代替として、所望であれば、ソール部材の少なくともいくつかの部分(例えば、部分102cおよび102d)は複合材料または他の非金属材料から作製してもよい。所望であれば、さらに別の例または代案として、クラブヘッドのボディ部材の1つまたは複数の部分(クラウンとソールとの間に延在する領域)は、複合材料または他の非金属材料から作製してもよい。所望であれば、さらに別の例として、クラブヘッドフェース部材の後部ボディ部分、または任意でクラブヘッド全体は、本発明から逸脱しなければ、複合材料または他の非金属材料から作製してもよい。複合材料または他の非金属材料は、当技術分野で公知であり、使用されている従来の様式を含む、任意の所望の様式でクラブヘッド構造102の一部として組み入れられてもよい。クラブヘッドの重量を減少させると(例えば、複合材料または他の非金属材料、軽金属、金属発泡体または他の気泡構造材料、などを使用することによる)、クラブデザイナーは、選択的に追加の重量をクラブヘッド構造全体に、例えば、所望の位置に配置し、慣性モーメントを増加させ、および/またはクラブヘッド構造102の他の使用可能特性に影響することができる。
【0027】
クラブヘッド構造102を構成する様々な個々の部品は、複数のピースから作製される場合、当技術分野において公知であり、使用されている従来の様式を含む、任意の適したまたは所望の様式で互いに係合されてもよく、および/または共に保持されてもよい。例えば、クラブヘッド構造102の様々な部品、例えばベース部材102aおよび複合材料(または他の非金属)部分102b、102c、および/または102dは、接着剤、セメント、溶接、はんだ付け、または他の接着もしくは仕上げ技術により;機械的連結器(例えば、スレッド、ネジ、ナット、ボルト、または他の連結器)により;などにより、(直接的に、または中間部材を介して間接的に)結合され、および/または共に固定されてもよい。所望であれば、クラブヘッド構造102の様々な部品の側縁(例えば、複合材料部材102b、102c、および/または102dが主ボディ102aに接触し、連結する縁)は、接合される対向する側縁内または側縁上に設けられた対応する溝、スロット、表面、レッジまたは開口内または上に適合する1つまたは複数の隆起リブ、タブ、レッジ、または他の係合要素を含んでもよい。セメント、接着剤、機械的連結器、仕上げ材料などを、隆起リブ/溝/レッジ/縁または上記他の連結構造と組み合わせて使用し、クラブヘッド構造102の様々な部品を共に固定するのをさらに助けてもよい。
【0028】
本発明の実施例によるゴルフクラブヘッド構造の寸法および/他の特性は、本発明から逸脱しなければ、著しく変動させてもよい。いくつかのより具体的な例として、本発明の少なくともいくつかの実施例によるクラブヘッドは、2005年5月10日に出願された米国特許出願第11/125,327号(および、2005年10月27日に公開された米国特許出願公開番号第2005-0239576 A1に対応する)において記載されているクラブヘッドの寸法および/または特性の様々な範囲例に含まれる寸法および/または他の特性を有してもよい。例えば、これらの文書における表に注意されたい。この米国特許出願および公開はそれぞれ、参照によりその全体が本明細書に組み入れられる。
【0029】
上記のように、本発明の少なくともいくつかの実施例によるクラブヘッド102は、特に、図1Aで示されるクラブヘッドのクラウン部分の頭上から下方に見ると、相対的に「正方形」または長方形形状または外観を有してもよい。図1Aはさらに、クラブヘッド102がヒールからトウ方向に全長寸法Lおよびフロントからリア方向に全幅寸法Bを有することを示す。本発明の少なくともいくつかの実施例によれば、クラブヘッド構造における幅寸法対長さ寸法比(「B/L」)は少なくとも0.9であり、いくつかの実施例では、この比は少なくとも0.92、少なくとも0.93、少なくとも0.94、少なくとも0.95、少なくとも0.96、少なくとも0.97、または実に少なくとも0.98であってもよい。
【0030】
本発明の実施例によるゴルフクラブヘッドの相対的に「正方形」または長方形形状または外観は、クラブヘッド構造102内の重量(例えば、複合材料、軽金属合金、気泡構造金属または他の材料、金属発泡材料、ポリマー材料、などを使用することにより節約した重量)を、クラブヘッド構造102内に選択的に配置する、例えばクラブヘッド構造102の後方に、ヒールおよび/またはトウ領域に向かって、および/またはソール部分に向かって配置させることができるので、好都合である。そのような重量調節により、クラブヘッドの慣性モーメント特性、特にその垂直軸(例えば、Izz)周りの慣性モーメントを増加させることができる。
【0031】
クラブヘッド構造の「直角度」(例えば、角度および側面配向)を評価する様々な方法が可能である。1つの方法は、クラブヘッドの「理論最大対角線寸法」の使用を含む。図1Eはこの「直角度」測定ツールを示すのを助ける。具体的には、図1Eは、バウンディングボックスがクラブヘッドボディ102を封入している、図1Aのクラブヘッド構造102を示す。バウンディングボックスはクラブヘッドボディの外表面に(その最大幅および深さ点で)接して延在し、バウンディングボックスの角を規定するように互いに直角に配列されたクラブヘッドの長さ寸法Lおよびその幅寸法B(バウンディング4辺を構成する)により規定される。そのため、バウンディングボックスは、頭上から見ると、クラブヘッド102の主な4辺に沿ったクラブヘッドボディ102の極限寸法で長方形構造を規定する(例えば、クラブヘッドボディ102を封入する最小長方形ボックス)。
【0032】
バウンディングボックスはまた、理論最大対角線寸法を規定し、これはバウンディングボックスの1つの角から対角線上の対向する角まで延在する。この対角線寸法は、完全に正方形または長方形のクラブヘッドに対する理論最大対角線寸法である(すなわち、クラブヘッド102が完全に正方形または長方形である場合、各々の全ての角は直角であり、その対向する辺は互いに平行であり、その対角線寸法は図1Eでは点D1からD4までの長さとなる(これはまた、長さ(B2+L21/2に対応する)。しかしながら、クラブヘッド102は完全には「正方形」または長方形ではない。そのため、同じ対角線に沿う対角線寸法D(すなわち、図1Eにおける点D2〜D3)は、点D1〜D4の長さよりは短い(または、(B2+L21/2より短い)。本発明の少なくともいくつかの実施例によれば、クラブヘッドの実際の全体対角線寸法(例えば、図1Eにおける点D2〜D3)は少なくとも0.75×(図1Eにおける点D1〜D4の長さ)または少なくとも0.75×(B2+L21/2である。本発明によるいくつかのクラブヘッド構造例では、クラブヘッドの実際の全体対角線寸法(例えば、図1Eにおける点D2〜D3)は、少なくとも0.8×(図1Eにおける点D1〜D4の長さ)もしくは少なくとも0.8×(B2+L21/2、少なくとも0.85×(図1Eにおける点D1〜D4の長さ)もしくは少なくとも0.85×(B2+L21/2、または実に少なくとも0.9×(図1Eにおける点D1〜D4の長さ)もしくは少なくとも0.9×(B2+L21/2である。
【0033】
所望であれば、本発明の実施例によれば、クラブヘッド構造102の対角線のいずれか1つまたは両方(すなわち、図1EにおけるD2〜D3の対角線および/または図1EにおけるD5〜D6の対角線)は上記寸法特性を有してもよい。対角線は、全体クラブヘッド構造102において、クラブヘッドボディ断面が最大総面積を封入または包含する垂直高さまたはレベルで測定してもよく(例えば、クラブヘッドの実際の最大対角線寸法Dを提供するように)、または図1Eで示されるように、対角線に沿ったクラブヘッドボディに対する最も広い点を使用して、これらの最も広い点の垂直高さ位置に関係なく、測定してもよい(「全体対角線寸法」とも呼ばれる)。
【0034】
図1Eで示した構造例では、D1〜D2の対角線Dに沿った寸法(「対角線の空き部分」とも呼ばれる)は、1インチ未満であってもよく、いくつかの実施例では0.75インチ未満であり、または実に0.5インチ未満であってもよい。一般に、対角線のこの空き部分が小さいほど、構造がより「正方形」または長方形となる。
【0035】
クラブヘッドの「直角度」を評価する別の方法は、クラブヘッドにより封入または包含される水平断面(例えば、典型的な使用中、例えば、アドレスするおよび/またはゴルフボールを打つ時のゴルフクラブヘッドの配向に対して、またはそのライ角で配向された、および/またはそのソールプレート上に存在するクラブヘッドに対して水平)の使用を含む。図1Eに示されるように、クラブヘッド102が完全に「正方形」または長方形である(すなわち、前縁、後縁および側縁が、長方形配列において直角に配列されている)場合、クラブヘッドの少なくとも1つの水平断面は、クラブヘッド長(寸法L)および幅(寸法B)に規定される面積(最大理論面積=B×L)を封入または包含する。実際のクラブヘッド102デザインは幾分丸い角および/または湾曲した縁を有するので、クラブヘッド102の外側周囲セクションにより包含される最も大きな水平断面積は、最大理論面積B×Lより小さい。本発明の少なくともいくつかの実施例によれば、ゴルフクラブヘッド102は、少なくとも0.75×BL、少なくとも0.8×BL、少なくとも0.85×BL、少なくとも0.9×BL、または実に少なくとも0.95×BLの面積を封入または包含する少なくとも1つの水平断面(クラブヘッドが典型的な使用のために、そのソール上、および/またはその所望のライ角で配向された場合)、任意で複数の水平断面を含む。
【0036】
上記のように、本発明の実施例によるゴルフクラブヘッドの概して「正方形」または長方形構造では、追加の加重をクラブヘッド全体構造において、深く(クラブヘッド後方に向かって)、広く(クラブヘッドヒールおよび/またはトウに向かって)、および/または低く(クラブヘッドソールに向かって)、配置させることができる。図2A〜2Cは様々な実施例を示す。より詳細には、図2Aおよび2Bは、クラブヘッド構造200の下方の、後方角に向かって配列させた少なくとも2つの別個の加重部材W1およびW2を含むクラブヘッド構造200を示す。この構造例200に示されるように、加重部材W1およびW2のうちの1つまたは両方は、クラブヘッド構造200に着脱可能に載置することができ、例えば、除去、置換、交換、カスタマイズなどが可能である。図示した構造例200では、より大きな(またはより重い)加重がクラブヘッド構造200のヒール側に向かって提供されると、より良好にドローゴルフショットが促進される(例えば、ドローバイアスクラブが提供され、スライスまたは著しくフェードするボール飛行を矯正するのが助けられる、など)。当然、クラブヘッド200には、異なる質量の様々な加重および/または加重部材W1および/またはW2を受理する様々な加重ポート位置(クラブヘッド構造200内の異なる全体高さのポートを含む)を提供してもよく、様々な重量配向およびカスタマイズオプションが可能になる(例えば、ドローバイアスクラブが提供される、フェードバイアスクラブが提供される、高弾道バイアスクラブが提供される、低弾道バイアスクラブが提供される、望ましくないボールの飛行またはスイング欠陥を補償するのを助ける(フック、スライスなどを矯正する、ボールを空中に上げるのを助ける、ボールの飛行が膨れあがるのを阻止する、などの)クラブが提供される、など)。より具体的な例として、図2Cはクラブヘッド構造250内で幾分高く、異なって配列された加重部材(例えば、W1およびW2)を示す。所望であれば、図2Bおよび2C両方の加重配列を単一クラブヘッド構造内で提供してもよい(例えば、図2Cで提供した加重ポート位置の組を、図2Bで提供した加重ポート位置より幾分高く、および/またはその内側に配置する)。
【0037】
また、本発明から逸脱しなければ、任意の数の加重部材(0、1、2、またはそれ以上)をクラブヘッド構造200内に提供してもよい。所望であれば、クラブヘッド構造内の1つまたは複数の有効な加重ポートは空のままとしてもよい。着脱可能に取り付ける場合、加重部材(例えば、W1およびW2)は、本発明から逸脱しなければ、当技術分野において公知であり、使用されている従来の様式を含む任意の所望の所望の様式で、例えば機械的連結器(例えば、ネジ連結、など)、保持システム、接着剤、などを介して、クラブヘッド構造200および/または250に取り付けてもよい。
【0038】
本発明から逸脱しなければ、例えば、タングステンもしくは鉛元素、タングステンもしくは鉛合金、タングステンまたは鉛含有ポリマーなどを含むタングステン含有または鉛含有部材を含む、任意の型の加重部材を提供してもよい。また、図2A〜2Cは、別の個々の加重部材(例えば、W1およびW2)を示すが、これは要件ではない。むしろ、所望であれば、任意で、少なくとも1つの次元に沿って様々なサイズおよび/または密度を有する単一の加重部材を提供してもよい。所望であれば、別の例として、クラブヘッド構造(例えば、構造102)のボディは一体形成されてもよく、1つまたは複数の所望の領域で加重が提供される。これは本発明から逸脱しなければ任意の所望の様式で達成させてもよい。例えば、加重領域は、加重材料(例えば、タングステンまたは鉛)をクラブヘッド102の金属、複合材料、または他の構造材料中、所望の後方、ソール、および/または側面位置に含有させることにより提供してもよい。所望であれば、別の例として、クラブヘッド102の所望の部分をより濃厚な金属(または他の)材料から形成することにより、またはクラブヘッドの所望の部分を異なる、より重い金属(または他の)材料から形成することにより加重領域を提供してもよい。加重部材または領域は、クラブヘッド構造の内側または一部内側に提供されてもよく(例えば、内壁または構造と係合され、またはそれに固定される、など);クラブヘッド構造の外側または一部外側に提供されてもよく(例えば、外壁または構造と係合され、またはそれに固定される、など);1つまたは複数の壁構造内の所望の位置で一体形成されてもよく;クラブヘッド構造内に形成された、または構造と係合された1つまたは複数のポート内に提供されてもよい、などである。本発明から逸脱しなければ、クラブヘッド構造102全体内の所望の位置で加重領域を提供する任意の所望の様式を使用してもよい。
【0039】
あるクラブヘッド構造では、特定の寸法、特性、ならびに/または寸法および特性の範囲(例えば、2005年10月27日に公開された米国特許出願公開番号第2005-0239576 A1において記載されている範囲)を使用してもよいが、当業者であれば、これらの寸法および範囲は、本発明の少なくともいくつかのクラブヘッド構造例において使用してもよい単なる例である。範囲ならびに特定の寸法および特性における多くの変動を、本発明から逸脱しなければ、例えば、クラブの型、ユーザの好み、ユーザのスイング特性、などに依り使用してもよい。例えば、様々な寸法および/または特性(例えば、様々なロフト角、フェース角、ヘッド重量、ライ角、重心角、差し込み距離、長さ、幅、高さ、フェース厚、クラウン厚、ソール厚、ボディ部材厚、ホーゼル直径、体積、バルジ半径、ロール半径、ボディ密度、など)を、例えばゴルフクラブヘッドがドライバー、2-ウッド、3-ウッド、4-ウッド、5-ウッド、7-ウッド、9-ウッド、ウッドタイプハイブリッドクラブ、などかどうかによって、使用してもよい。また、ユーザの好みおよび/またはスイング特性に適合するように;クラブに対し所望の打ち上げ角、飛距離、および/または他の特性を提供するように;などのために、様々な寸法および/または特性を提供してもよい。さらに、様々な異なるシャフト特性(例えば、剛性、変曲点、キックポイント、など)を使用して、クラブおよびクラブヘッドの感触および特性をさらに変化させ、制御してもよい。
【0040】
上記のように、本発明の実施例によるゴルフクラブヘッドは、他の所望のクラブヘッド特性を発生させるクラブヘッドデザインおよび/または形状を有してもよい。例えば、本発明によるいくつかのクラブヘッド構造では、クラブヘッドは、クラブヘッドの深さまたは幅(例えば、フロント〜バック)に対しより大きなヘッドおよび/またはフェース長さ(例えば、ヒール〜トウ)ならびに「正方形」構造を有し、このため、よりねじりに対し安定な(すなわち、ねじりに対しより抵抗性のある)クラブヘッドが得られ、これにより、より一貫した、信頼できる、および/または直線のゴルフボール飛行が得られる。本発明のこれらの例示的な局面の少なくともいくつかによるゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブは、少なくとも4.5インチ、少なくとも4.6インチ、少なくとも4.7インチ、少なくとも4.8インチまたは実に少なくとも4.9インチのクラブヘッド全長寸法L、ならびに0.9またはそれ以上および1またはそれ以下のクラブヘッド全幅寸法対クラブヘッド全長寸法の比を有するクラブヘッドボディを含んでもよい。本発明の少なくともいくつかの実施例によるクラブヘッドは、少なくとも0.94、少なくとも0.95、少なくとも0.96、少なくとも0.97、または実に少なくとも0.98のクラブヘッド幅対クラブヘッド長比を有してもよい。
【0041】
本発明の少なくともいくつかの実施例によるゴルフクラブヘッドでは、クラブヘッド全幅B寸法は、少なくとも4.2インチ、少なくとも4.3インチ、少なくとも4.4インチ、少なくとも4.5インチ、少なくとも4.6インチ、少なくとも4.7インチ、少なくとも4.8インチ、または実に少なくとも4.9インチであってもよい。上記実施例のように、本発明のこの局面の少なくともいくつかの実施例によるクラブヘッドボディは、クラブヘッド全長寸法Lが少なくとも4.7インチ、少なくとも4.8インチ、または実に少なくとも4.9インチとなるような、および/または全体のクラブヘッドボディサイズが500cm3もしくはそれ以下、470cm3もしくはそれ以下、または実に460cm3もしくはそれ以下となるような寸法としてもよい。いくつかの実施例では、全体のクラブヘッドボディサイズまたは体積は少なくとも350cc、少なくとも400cc、少なくとも420cc、または実に少なくとも450ccである。
【0042】
広範囲にわたる特定の寸法が可能であるが、1つのより具体的な実施例では、クラブヘッド全長寸法Lは約4.93インチであり、クラブヘッド全幅寸法Bは約4.86インチであり、クラブヘッド全対角線寸法Dは少なくとも0.9(B2+L21/2(または少なくとも6.23インチ)である。そのようなクラブヘッド構造では、「対角線の空の部分」寸法(例えば、図1Eにおける対角線Dに沿ったD1〜D2)は0.5インチ未満であってもよく、いくつかの具体例では、約0.44インチであってもよい。
【0043】
もちろん、本発明から逸脱しなければ、全体のクラブヘッド構造および/または全体のゴルフクラブ構造に対し多くの改変を行ってもよい。例えば、クラブヘッドを構成する1つまたは複数の部品、クラブヘッドの製造において使用される材料、クラブヘッド構造を結合させる様式、などに対し多くの改変を行ってもよい。また、全体のゴルフクラブ構造を構成する1つまたは複数の部品の厚さ、重量、形状、および/または他の物理特性、これらの部品を共に固定する様式、これらの部品において使用される材料、などに対し多くの改変を行ってもよい。
【0044】
結論
本発明について、本発明を実行する現在のところ好ましい様式を含む具体例の観点から詳細に説明してきたが、当業者であれば、上記システムおよび方法の様々な変形および置換が存在することを認識するであろう。このように、本発明の精神および範囲は、添付の特許請求の範囲で説明されるように広く考えるべきである。
【図1A】

【図1B】

【図1C】

【図1D】

【図1E】

【図2A】

【図2B】

【図2C】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラブヘッド長寸法Lおよびクラブヘッド幅寸法Bを有するクラブヘッドボディを備える、ゴルフクラブヘッドであって、
クラブヘッドボディが、少なくとも0.9の幅寸法対長さ寸法比、少なくとも450cm3のクラブヘッド体積、および少なくとも0.75×(B2+L21/2の全体対角線寸法を有し、全体対角線寸法が、クラブヘッドボディを封入し、長さ寸法および幅寸法により規定されるバウンディングボックスの対角線に沿って測定される、ゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
全体対角線寸法が少なくとも0.8×(B2+L21/2である、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
全体対角線寸法が少なくとも0.85×(B2+L21/2である、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
クラブヘッドボディが、少なくとも1つの非金属部分を含む、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
少なくとも1つの非金属部分が非金属クラウン部分を含む、請求項4記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項5記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項4記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
クラブヘッドボディが金属部材を含み、少なくとも1つの非金属部分が金属部材と係合される、請求項4記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
クラブヘッドボディと係合された加重部材をさらに備える、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項11】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項10記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項12】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項10記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項13】
加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項14】
加重部材が、少なくとも部分的にクラブヘッドボディにより規定される内側チャンバ内に配置される、請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項15】
クラブヘッドボディの一部として一体形成された加重部分をさらに備える、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項16】
加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項15記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項17】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項18】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項19】
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合された第1の加重部材と、
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合され、かつ第1の加重部材から離れている第2の加重部材と
をさらに備える、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項20】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項21】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項22】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置され、第2の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項23】
第1の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合され、第2の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項24】
長さ寸法が少なくとも4.5インチである、請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項25】
金属ボディ部分と、金属ボディ部分と係合された非金属部分とを含むクラブヘッドボディであって、クラブヘッドボディが、少なくとも4.5インチのクラブヘッド全長寸法L、少なくとも0.9の幅寸法B対長さ寸法比、少なくとも450cm3のクラブヘッド体積、および少なくとも0.75×(B2+L21/2の全体対角線寸法を有し、全体対角線寸法が、クラブヘッドを封入し、長さ寸法および幅寸法により規定されるバウンディングボックスの対角線に沿って測定される、クラブヘッドボディと、
クラブヘッドボディの後方部分と係合され、またはクラブヘッドボディの後方部分でもしくは後方部分に近接して一体形成された加重と
を備える、ゴルフクラブヘッド。
【請求項26】
全体対角線寸法が少なくとも0.8×(B2+L21/2である、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項27】
全体対角線寸法が少なくとも0.85×(B2+L21/2である、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項28】
非金属部分が非金属クラウン部材を含む、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項29】
非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項30】
加重の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項31】
加重の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項32】
加重がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項33】
加重が、少なくとも部分的にクラブヘッドボディにより規定される内側チャンバ内に配置される、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項34】
加重が、
クラブヘッドボディの後方部分と係合された、またはクラブヘッドボディの後方部分でもしくは後方部分に近接して一体形成された第1の加重部分と、
クラブヘッドボディの後方部分と係合された、またはクラブヘッドボディの後方部分でもしくは後方部分に近接して一体形成された第2の加重部分と
を含み、第2の加重部分が第1の加重部分から離れている、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項35】
加重が、クラブヘッドボディと係合した第1の加重部分と、クラブヘッドボディと係合した第2の加重部分とを含み、第2の加重部分が第1の加重部分から離れている、請求項25記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項36】
第1の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項35記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項37】
第1の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項35記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項38】
第1の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置され、第2の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項35記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項39】
第1の加重部分が、クラブヘッドボディと着脱可能に係合され、第2の加重部分がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項35記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項40】
クラブヘッド長寸法Lおよびクラブヘッド幅寸法Bを有するクラブヘッドボディを備える、ゴルフクラブヘッドであって、
クラブヘッドボディが、少なくとも0.9の幅寸法対長さ寸法比、および少なくとも450cm3のクラブヘッド体積を有し、クラブヘッドボディの少なくとも1つの水平断面が、少なくとも0.8×BLの面積を封入する、ゴルフクラブヘッド。
【請求項41】
面積が少なくとも0.85×BLである、請求項40記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項42】
面積が少なくとも0.9×BLである、請求項40記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項43】
クラブヘッドボディが少なくとも1つの非金属部分を含む、請求項40記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項44】
少なくとも1つの非金属部分が非金属クラウン部分を含む、請求項43記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項45】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項44記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項46】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項43記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項47】
クラブヘッドボディが金属部材を含み、少なくとも1つの非金属部分が金属部材と係合される、請求項43記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項48】
クラブヘッドボディと係合された加重部材をさらに備える、請求項40記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項49】
加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項48記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項50】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項49記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項51】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項49記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項52】
加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項48記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項53】
加重部材が、少なくとも部分的にクラブヘッドボディにより規定される内側チャンバ内に配置される、請求項48記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項54】
クラブヘッドボディの一部として一体形成された加重部分をさらに備える、請求項40記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項55】
加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項54記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項56】
加重部分の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項55記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項57】
加重部分の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項55記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項58】
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合された第1の加重部材と、
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合され、かつ第1の加重部材から離れている第2の加重部材と
をさらに備える、請求項40記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項59】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項58記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項60】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項58記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項61】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置され、第2の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項58記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項62】
第1の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合され、第2の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項58記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項63】
長さ寸法が少なくとも4.5インチである、請求項40記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項64】
クラブヘッド長寸法Lおよびクラブヘッド幅寸法Bを有するクラブヘッドボディであって、クラブヘッドボディが、少なくとも0.9の幅寸法対長さ寸法比、少なくとも450cm3のクラブヘッド体積、および少なくとも0.75×(B2+L21/2の全体対角線寸法を有し、全体対角線寸法が、クラブヘッドを封入し、長さ寸法および幅寸法により規定されるバウンディングボックスの対角線に沿って測定される、クラブヘッドボディと、
クラブヘッドボディと係合されたシャフト部材と
を備える、ゴルフクラブ。
【請求項65】
全体対角線寸法が少なくとも0.8×(B2+L21/2である、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項66】
全体対角線寸法が少なくとも0.85×(B2+L21/2である、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項67】
クラブヘッドボディが少なくとも1つの非金属部分を含む、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項68】
少なくとも1つの非金属部分が非金属クラウン部分を含む、請求項67記載のゴルフクラブ。
【請求項69】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項68記載のゴルフクラブ。
【請求項70】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項67記載のゴルフクラブ。
【請求項71】
クラブヘッドボディが金属部材を含み、少なくとも1つの非金属部分が金属部材と係合される、請求項67記載のゴルフクラブ。
【請求項72】
クラブヘッドボディと係合された加重部材をさらに備える、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項73】
加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項74記載のゴルフクラブ。
【請求項74】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項73記載のゴルフクラブ。
【請求項75】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項73記載のゴルフクラブ。
【請求項76】
加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項72記載のゴルフクラブ。
【請求項77】
加重部材が、少なくとも部分的にクラブヘッドボディにより規定される内側チャンバ内に配置される、請求項72記載のゴルフクラブ。
【請求項78】
クラブヘッドボディの一部として一体形成された加重部分をさらに備える、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項79】
加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項78記載のゴルフクラブ。
【請求項80】
加重部分の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項79記載のゴルフクラブ。
【請求項81】
加重部分の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項79記載のゴルフクラブ。
【請求項82】
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合された第1の加重部材と、
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合され、かつ第1の加重部材から離れている第2の加重部材と
をさらに備える、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項83】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項82記載のゴルフクラブ。
【請求項84】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項82記載のゴルフクラブ。
【請求項85】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置され、第2の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項82記載のゴルフクラブ。
【請求項86】
第1の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合され、第2の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項82記載のゴルフクラブ。
【請求項87】
ゴルフクラブヘッド長寸法が少なくとも4.5インチである、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項88】
シャフト部材と係合されたグリップ部材をさらに含む、請求項64記載のゴルフクラブ。
【請求項89】
金属ボディ部分と、金属ボディ部分と係合された非金属部分とを含むクラブヘッドボディであって、クラブヘッドボディが、少なくとも4.5インチのクラブヘッド全長寸法L、少なくとも0.9の幅寸法B対長さ寸法比、少なくとも450cm3のクラブヘッド体積、および少なくとも0.75×(B2+L21/2の全体対角線寸法を有し、全体対角線寸法が、クラブヘッドボディを封入し、長さ寸法および幅寸法により規定されるバウンディングボックスの対角線に沿って測定される、クラブヘッドボディと、
クラブヘッドボディの後方部分と係合された、またはクラブヘッドボディの後方部分で、もしくは後方部分に近接して一体形成された加重と、
クラブヘッドボディと係合されたシャフト部材と
を備える、ゴルフクラブ。
【請求項90】
全体対角線寸法が少なくとも0.8×(B2+L21/2である、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項91】
全体対角線寸法が少なくとも0.85×(B2+L21/2である、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項92】
非金属部分が非金属クラウン部材を含む、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項93】
非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項94】
加重の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項95】
加重の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項96】
加重がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項97】
加重が、少なくとも部分的にクラブヘッドボディにより規定される内側チャンバ内に配置される、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項98】
加重が、
クラブヘッドボディの後方部分と係合された、またはクラブヘッドボディの後方部分でもしくは後方部分に近接して一体形成された第1の加重部分と、
クラブヘッドボディの後方部分と係合された、または後方部部分でもしくは後方部分に近接して一体形成され、かつ第1の加重分から離れている第2の加重部分と
を含む、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項99】
加重が、
クラブヘッドボディと係合された第1の加重部分と、
クラブヘッドボディと係合され、かつ第1の加重部分から離れている第2の加重部分と
を含む、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項100】
第1の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項99記載のゴルフクラブ。
【請求項101】
第1の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項99記載のゴルフクラブ。
【請求項102】
第1の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置され、第2の加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項99記載のゴルフクラブ。
【請求項103】
第1の加重部分がクラブヘッドボディと着脱可能に係合され、第2の加重部分がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項99記載のゴルフクラブ。
【請求項104】
シャフト部材と係合されたグリップ部材をさらに備える、請求項89記載のゴルフクラブ。
【請求項105】
クラブヘッド長寸法Lおよびクラブヘッド幅寸法Bを有するクラブヘッドボディであって、クラブヘッドボディが、少なくとも0.9の幅寸法対長さ寸法比および少なくとも450cm3のクラブヘッド体積を有し、クラブヘッドボディの少なくとも1つの水平断面が、少なくとも0.8×BLの面積を封入する、クラブヘッドボディと、
クラブヘッドボディと係合されたシャフト部材と
を備える、ゴルフクラブ。
【請求項106】
面積が少なくとも0.85×BLである、請求項105記載のゴルフクラブ。
【請求項107】
面積が少なくとも0.9×BLである、請求項105記載のゴルフクラブ。
【請求項108】
クラブヘッドボディが少なくとも1つの非金属部分を含む、請求項105記載のゴルフクラブ。
【請求項109】
少なくとも1つの非金属部分が非金属クラウン部分を含む、請求項108記載のゴルフクラブ。
【請求項110】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項109記載のゴルフクラブ。
【請求項111】
少なくとも1つの非金属部分が非金属ソール部分を含む、請求項108記載のゴルフクラブ。
【請求項112】
クラブヘッドボディが金属部材を含み、少なくとも1つの非金属部分が金属部材と係合される、請求項108記載のゴルフクラブ。
【請求項113】
クラブヘッドボディと係合された加重部材をさらに備える、請求項105記載のゴルフクラブ。
【請求項114】
加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項113記載のゴルフクラブ。
【請求項115】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項114記載のゴルフクラブ。
【請求項116】
加重部材の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項114記載のゴルフクラブ。
【請求項117】
加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項113記載のゴルフクラブ。
【請求項118】
加重部材が、少なくとも部分的にクラブヘッドボディにより規定される内側チャンバ内に配置される、請求項113記載のゴルフクラブ。
【請求項119】
クラブヘッドボディの一部として一体形成された加重部分をさらに備える、請求項105記載のゴルフクラブ。
【請求項120】
加重部分が、クラブヘッドボディの後方部分にまたは後方部分に近接して配置される、請求項119記載のゴルフクラブ。
【請求項121】
加重部分の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項120記載のゴルフクラブ。
【請求項122】
加重部分の少なくともいくらかが、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項120記載のゴルフクラブ。
【請求項123】
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合された第1の加重部材と、
クラブヘッドボディの後方部分でまたは後方部分に近接して、クラブヘッドボディと係合され、かつ第1の加重部材から離れている第2の加重部材と
をさらに備える、請求項105記載のゴルフクラブ。
【請求項124】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置される、請求項123記載のゴルフクラブ。
【請求項125】
第1の加重部材が、クラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項123記載のゴルフクラブ。
【請求項126】
第1の加重部材がクラブヘッドボディの後方部分のヒール側に向かって配置され、第2の加重部材がクラブヘッドボディの後方部分のトウ側に向かって配置される、請求項123記載のゴルフクラブ。
【請求項127】
第1の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合され、第2の加重部材がクラブヘッドボディと着脱可能に係合される、請求項123記載のゴルフクラブ。
【請求項128】
ゴルフクラブヘッド長寸法が少なくとも4.5インチである、請求項105記載のゴルフクラブ。
【請求項129】
シャフト部材と係合されたグリップ部材をさらに備える、請求項105記載のゴルフクラブ。

【公表番号】特表2009−540933(P2009−540933A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−516577(P2009−516577)
【出願日】平成19年6月22日(2007.6.22)
【国際出願番号】PCT/US2007/014540
【国際公開番号】WO2007/149552
【国際公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(505087849)ナイキ インコーポレーティッド (123)
【Fターム(参考)】