説明

ゴルフボール

【課題】 本発明により、マーキング用インキ組成物中に必須成分として表面を樹脂コーティングされた金属粉末と顔料を配合することによって、光輝性、耐久性および耐候性に優れたマーキングが施されたゴルフボールを提供する。
【解決手段】 本発明は、表面を樹脂コーティングされた金属粉末と顔料とを必須成分として含有するインキ組成物によりマーキングが施されていることを特徴とするゴルフボールに関する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マーキングの施されたゴルフボール、特に光輝性、耐久性および耐候性に優れたマーキングが施されたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ゴルフボールの表面には、商品名や番号等を表す文字、数字または図柄等がマーキングされている。近年、高級感を高めたり、個性化された見栄えを有するマーキングが施されているゴルフボールへの要求が高まりつつある。そのような要求に対して、マーキングインキ中に金属粉末等を配合することによって、光輝性を有するマーキングを施したゴルフボールが提案されている(特開平11‐114093号公報、特開平11‐319147号公報等)。
【0003】特開平11‐114093号公報には、顔料と金属粉末とを含むインキ組成物によるマーキングが施されていることを特徴とするゴルフボールが開示されている。
【0004】特開平11‐319147号公報には、表面に所定の図柄のマーキングが施されているゴルフボールであって、上記マーキングが光沢を発現させる性質を有する成分を含有するインキ組成物により施されていることを特徴とするゴルフボールが開示されている。
【0005】しかしながら、一般的に、金属粉末等の材料はインキ樹脂中での分散性が悪いため、インキ組成物の作製が困難となったり、パッドスタンプ等でマーキングを施す場合にシリコーンパッドでの転写性が悪い等の問題があった。また、ゴルフボールのマーキングは繰り返し打撃による衝撃に耐え得る十分な耐久性が必要である。しかしながら、上記のように金属粉末等の分散性が悪いため、マーキングが脆くなり易くて十分な耐久性が得られないという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のような従来のマーキングが施されたゴルフボールの有する問題点を解決し、光輝性、耐久性および耐候性に優れたマーキングが施されたゴルフボールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、マーキング用インキ組成物中に表面を樹脂コーティングされた金属粉末と顔料を配合することによって、光輝性、耐久性および耐候性に優れたマーキングが施されたゴルフボールを提供し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、表面を樹脂コーティングされた金属粉末と顔料を必須成分として含有するインキ組成物によりマーキングが施されたことを特徴とするゴルフボールに関する。
【0009】更に本発明を好適に実施するために、上記樹脂コーティングされた金属粉末の含有量が、インキ組成物100重量部に対して、3〜30重量部であり;上記金属粉末がアルミニウム、銅、亜鉛および真鍮から成る群から選択される1種または2種以上の混合物であり;上記金属粉末の表面をコーティングしている樹脂がアクリル樹脂である;ことが好ましい。
【0010】本発明のゴルフボールに施されたマーキングにおいて、上記のように金属粉末が表面を樹脂コーティングされていることにより、インキ樹脂中での分散性が向上される。その結果、インキ組成物の作製が容易となり、シリコーンパッドによる転写性に優れ、マーキングの耐久性も向上し、耐候性や耐薬品性(耐酸性、耐アルカリ性等)が向上されるものである。
【0011】本明細書中で、顔料とは、一般的に顔料と呼ばれている、物体に色をつけるために使用する色素であり、かつ水、油、溶剤等の媒体に溶けない白色または有色の無機化合物および有機化合物であって、いわゆる透明有機顔料等を含み、本発明で金属粉末として用いられるアルミニウム、銅、亜鉛、真鍮等の顔料は含まない。
【0012】本発明のゴルフボールは構造には左右されず、ワンピースボール、ツーピースボール、スリーピースボール以上のマルチピースボール等のソリッドゴルフボールであっても、または糸巻きゴルフボールであってもよい。
【0013】ソリッドゴルフボールの場合、ワンピースゴルフボールまたはソリッドゴルフボールに用いられるコア(ソリッドコア)は、従来から用いられているものであってもよく、例えばポリブタジエンゴム等の基材ゴム100重量部に対して、アクリル酸、メタクリル酸等のような炭素数3〜8のα,β‐不飽和カルボン酸またはその亜鉛、マグネシウム等の一価または二価の金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリレート等の官能性モノマーから成る加硫剤(架橋剤)を単独または合計で10〜60重量部、有機過酸化物等の共架橋開始剤0.5〜5重量部、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の充填材10〜30重量部、要すれば老化防止剤等を含有するゴム組成物を、通常の混練ロール等の適宜の混練機を用いて均一に混練し、金型内で加硫成形することにより球状のコアを得ることができる。この際の条件は特に限定されないが、通常は130〜240℃、圧力2.9〜11.8MPa、15〜60分間で行われる。得られたコアは、その周りに被覆されるカバーとの密着性を向上するため、表面をバフ研磨しておくことが好ましい。更に、上記ソリッドコアは単層構造を有しても、2層以上の多層構造を有していてもよい。
【0014】更に、糸巻きゴルフボールに用いられるコア(糸巻きコア)も、従来から用いられているものであってもよく、センターとそのセンターの周囲に糸ゴムを延伸状態で巻き付けることによって形成した糸ゴム層とから成る。センターとしては液系(リキッドセンター)またはゴム系(ソリッドセンター)のいずれを用いてもよい。また、上記センター上に巻き付ける糸ゴムは、糸巻きゴルフボールの糸巻き層に従来から使用されているものと同様のものを用いてもよく、例えば天然ゴムまたは天然ゴムと合成ポリイソプレンに硫黄、加硫助剤、加硫促進剤、老化防止剤等を配合したゴム組成物を加硫することによって得られたものを用いてもよい。糸ゴムはセンター上に約10倍に引き伸ばして巻き付けて糸巻きコアを作製する。但し、これらのソリッドコア、糸巻きコアは単なる例示であって、それらに限定されるものではない。
【0015】上記のようにして得られたコア上にはカバー層を被覆するが、カバー材料としてはアイオノマー樹脂、熱可塑性エラストマー等の熱可塑性樹脂、バラタまたは硬質ゴム等、通常ゴルフボールのカバーに用いられているものであれば限定されない。上記カバー材料には、主成分としての上記基材樹脂の他に必要に応じて、硫酸バリウム等の充填材や二酸化チタン等の着色剤や、その他の添加剤、例えば分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲で含有していてもよい。上記カバーの被覆は、カバーの形成に使用されている一般に公知の方法を用いて形成することができ、特に限定されるものではない。カバー用組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてソリッドコアを包み、加圧成形するか、または上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込む方法を用いてもよい。上記カバーの成形時には通常、表面にディンプルと呼ばれるくぼみを形成する。
【0016】更に、上記カバーの表面にはマーキングを施し、クリアペイント層を塗装してゴルフボールを仕上げる。マーキングやペイントの密着性向上のため、カバーの表面を適度に研磨する等の前処理を行うことが望ましい。本発明のゴルフボールでは、表面を樹脂コーティングされた金属粉末と顔料とを必須成分として含有するインキ組成物によりマーキングが施されていることを要件とする。上記インキ組成物は、上記金属粉末と顔料とに加えて、基材樹脂、添加剤、溶剤等を含有する。
【0017】上記金属粉末は、アルミニウム、銅、亜鉛および真鍮から成る群から選択される1種または2種以上の混合物が挙げられ、貯蔵安定性、耐候性が良好である点からアルミニウムが好ましい。
【0018】上記金属粉末の粒子径は、5〜40μm、好ましくは5〜35μm、より好ましくは5〜30μmである。上記金属粉末の粒子径が40μmより大きいとパッドスタンプ時の転写性が悪くなり、5μmより小さいと光輝性が劣る。
【0019】上記金属粉末の平均粒径は、25μm以下、好ましくは5〜20μm、より好ましくは5〜15μmである。上記金属粉末の平均粒径が25μmより大きいと得られたマーキングの耐久性が低下する。
【0020】上記金属粉末の配合量は、インキ組成物100重量部に対して、3〜30重量部、3〜20重量部、5〜15重量部であることが望ましい。上記金属粉末の配合量が、30重量部を超えるとマーキングの耐久性が低下し、3重量部未満では十分な光輝性が得られない。
【0021】また、上記金属粉末は表面を樹脂コーティングされていることが好ましい。使用される樹脂としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられ、耐候性、耐薬品性の点でアクリル樹脂が好ましい。コーティング方法としては、通常、粒子表面に樹脂コーティングする方法であれば特に限定されない。上記のように金属粉末が表面を樹脂コーティングされていることにより、密着性、耐候性、耐薬品性が向上されるものである。
【0022】上記顔料は、マーキングの所望の色が得られるものであれば特に限定されないが、無機顔料、例えばカーボンブラック、酸化チタン、硫酸バリウム;有機顔料、例えばフタロシアニンブルー、ベンズイミダゾロン系ピグメントオレンジ、ジスアゾ系ピグメントイエロー、ナフトールAS系モノアゾピグメントレッド;等が挙げられる。
【0023】上記顔料の配合量は、インキ組成物100重量部に対して、0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。上記配合量が、0.5重量部より少ないとマーキングの色度がうすくなり、20重量部より多いと顔料による色が強くなって金属粉末による光輝性が十分に得られなくなる。
【0024】上記基材樹脂としては、通常ゴルフボールのマーキング用インキに用いられているものを使用することができ、特に限定されないが、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、硝化綿、アクリル樹脂、塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、密着性が優れる点でエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、硝化綿等が好ましい。例えば、エポキシ樹脂を用いる場合、硬化剤としてはヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート等が好ましい。
【0025】上記基材樹脂の配合量は、インキ組成物100重量部に対して、15〜50重量部、好ましくは20〜45重量部、より好ましくは20〜40重量部である。上記基材樹脂の配合量が15重量部未満ではマーキングのゴルフボール本体に対する密着性が低下し、50重量部を超えると相対的に溶剤、顔料の配合量が減少してマーキングの色度がうすくなる。
【0026】上記添加剤としては、艶消剤、消泡剤等が挙げられ、艶消剤としてはコロイダルシリカ、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン等を用いることができ、消泡剤としてはメチルシロキサン等を用いることができる。上記添加剤として、艶消剤の配合量は、インキ組成物100重量部に対して、0.5〜5重量部が好ましく、消泡剤の配合量は0.5〜5重量部が好ましい。
【0027】上記溶剤は、通常ゴルフボールのマーキング用インキに用いられているものを使用することができ、特に限定されないが、シクロヘキサノン、アセチルアセトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メトキシメチルブチルアセテート、酢酸エチル、芳香族炭化水素等、またはそれらの2種以上の混合溶剤が挙げられる。
【0028】上記溶剤の配合量は、インキ組成物100重量部に対して、20〜60重量部、好ましくは25〜55重量部、より好ましくは30〜55重量部である。上記溶剤の配合量が20重量部未満では粘度が高くなり過ぎて印刷作業性が低下し、60重量部を超えるとマーキング形成後の乾燥に長時間を要し生産性が低下する。
【0029】現在、ボール重量は、ラージサイズボールの場合ルール上45.92g以下と定められているが、下限についての規格はない。本発明のゴルフボールは、重量44.0〜45.8g、好ましくは44.2〜45.8gを有する。上記ボール重量が44.0gより軽いと飛行中の慣性を失い、飛行後半で失速して飛距離が低下し、45.8gより重いと打球感が重く悪くなる。
【0030】また、本発明のゴルフボールの直径は、41.0〜44.0mmとすることができるが、ラージサイズボールの規格に適する42.67mm以上とするのがよく、通常は約42.75mmとする。
【0031】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0032】コアの作製以下の表1に示す配合のコア用ゴム組成物を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で160℃で13分間加熱プレスすることにより直径39.3mmを有する球状のコアを得た。
【0033】
【表1】


【0034】(注1)JSR(株)から商品名「BR11」で市販のポリブタジエンゴム
【0035】カバー組成物の調製以下の表2に示した配合の材料を、二軸混練型押出機によりミキシングして、ペレット状のカバー用組成物を調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は押出機のダイの位置で200〜260℃に加熱された。
【0036】
【表2】


【0037】(注2)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂(注3)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂(注4)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
【0038】(実施例1〜6および比較例1〜3)上記のカバー用組成物を、上記のように得られたコア上に直接射出成形することによりカバー層を形成し、直径42.7mmを有するツーピースゴルフボール本体を作製した。上記カバー成形用上下金型は、半球状キャビティを有し、ディンプル付きで、ディンプルの一部が進退可能なホールドピンを兼ねている。上記ホールドピンを突き出し、コアを投入後ホールドさせ、80トンの圧力で型締めした金型に210℃に加熱した樹脂を0.3秒で注入し、30秒間冷却して型開きしてゴルフボールを取り出した。ゴルフボールの表面をサンドブラスト処理した後、以下の表3および4に示した配合を有するインキ組成物をパッド印刷することによりマーキングを施し、クリアーペイントを塗装してゴルフボールを仕上げた。得られたゴルフボール表面のマーキングに関して、耐久性および光輝性を評価し、その結果を同表に示す。試験方法は以下の通りとした。
【0039】(試験方法)
(1)マーキング耐久性ツルーテンパー社製スイングロボットにウッド1番クラブ(W#1、ドライバー)を取付け、ヘッドスピード45m/秒で各ゴルフボールを100回繰り返し打撃した後、マーキングの剥離程度を目視観察により評価した。評価基準は以下の通りである。
評価基準(マーキング)
◎:マーキングの剥離なし○:マーキングの剥離が1mm未満△:マーキングの剥離が1mm以上2mm未満×:マーキングの剥離が2mm以上
【0040】(2)光輝性マーキング後の各ゴルフボールの表面を目視観察することによって、その光輝性を評価した。評価基準は以下の通りである。
評価基準○:鮮明な光輝性が認められる。
△:光輝性が僅かに認められる。
×:光輝性が認められない。
【0041】(3)耐候性スガ試験機(株)のサンシャインスーパーロングライフウェザーメーター(WEL‐SUN‐HC/B型)を用いて、JIS D 0205に準拠して、ブラックパネル温度計による調節温度63℃、湿度50%、60分間中12分間を降雨状態とする条件で60時間サンシャインカーボンアーク光を照射する促進耐候性試験を行い、照射前後の色調を測定して変色度合いを調べた。即ち、装置に投入する前に各ゴルフボール表面のマーキングのL値、a値およびb値を色彩色差計(ミノルタ(株)から市販のCR−221)を使用して測定し、60時間処理後に各ゴルフボールの同一測定点を再度測定し、それぞれの値の差(ΔL、ΔaおよびΔb)を以下の式に代入して算出したΔEの大きさにより評価した。上記L値は、Lab表色系による明度であって「白さ」を表し、上記a値およびb値は色相と彩度を示す色度であって「色合い」を表す。上記ΔE値が大きい程、変色度合いが大きく、耐候性が劣ることを表す。
ΔE=[(ΔL)+(Δa)+(Δb)1/2
【0042】
【表3】


【0043】
【表4】


【0044】(注5):ヘキサメチレンジイソシアネート(注6):以下の表5に示す混合溶剤(注7):艶消し剤(注8):アルミニウム粉末を炭化水素系溶剤に分散してペースト状としたもの。アルミニウム粉末含有量50%、平均粒径10.5μm、厚さ18Å(注9):アクリル樹脂で表面をコーティングしたアルミニウム粉末を炭化水素系溶剤に分散してペースト状としたもの。アルミニウム粉末含有量47%、平均粒径11.6μm、厚さ20Å
【0045】
【表5】


【0046】以上の結果より、本発明の実施例1〜4のゴルフボールは、比較例1〜3のゴルフボールに比較して、マーキング耐久性が良好であり、かつマーキングの光輝性および耐候性に優れたゴルフボールであることがわかる。
【0047】これに対して、比較例1のゴルフボールは、マーキング用インキ組成物中の樹脂コーティングされた金属粉末の配合量が少ないため、光輝性が認められず不十分であった。
【0048】比較例2のゴルフボールは、マーキング用インキ組成物中の樹脂コーティングされた金属粉末の配合量が多いため、光輝性は十分に得られるもののマーキング耐久性が悪いものであった。
【0049】比較例3のゴルフボールは、金属粉末は用いられているものの、樹脂コーティングされていないため、耐候性が非常に悪いものであった。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、マーキング用インキ組成物中に樹脂コーティングされた金属粉末と顔料を配合することによって、光輝性、耐久性および耐候性に優れたマーキングが施されたゴルフボールを提供し得たものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 表面を樹脂コーティングされた金属粉末と顔料を必須成分として含有するインキ組成物によりマーキングが施されたことを特徴とするゴルフボール。
【請求項2】 前記表面を樹脂コーティングされた金属粉末の含有量が、インキ組成物100重量部に対して、3〜30重量部である請求項1記載のゴルフボール。
【請求項3】 前記金属粉末がアルミニウム、銅、亜鉛および真鍮から成る群から選択される1種または2種以上の混合物である請求項1または2記載のゴルフボール。
【請求項4】 前記金属粉末の表面をコーティングしている樹脂がアクリル樹脂である請求項1〜3のいずれか1項記載のゴルフボール。

【公開番号】特開2003−210617(P2003−210617A)
【公開日】平成15年7月29日(2003.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−16805(P2002−16805)
【出願日】平成14年1月25日(2002.1.25)
【出願人】(000183233)住友ゴム工業株式会社 (3,458)
【Fターム(参考)】