説明

サイフォン式トラップおよび家具

本発明は、流し台(24)、特に流しまたは洗面台に接続するためのサイフォン式トラップ(1)に関する。サイフォン式トラップ(1)は、液体貯留部(2)、流し台(24)に接続可能な少なくとも1つの注入口(3)、排水管(31)に接続可能な少なくとも1つの排水口(4)を備え、液体貯留部(2)が、完全管へアクセスできるように設計される。当該完全管は、液体貯留部(2)内に配置され、注入口(3)を延伸し、少なくとも2つの半管(16、17)から構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の流し台、特に流しまたは洗面台に接続するためのサイフォン式トラップ、および、請求項10の前文に記載の家具に関する。
【背景技術】
【0002】
キッチン用家具に取り付けられた流しのような流し台、または、化粧室の家具に取り付けられた洗面台に接続するための従来型のサイフォン式トラップは、流し台の下に設けられた家具の格納空間のかなりの部分を占めるものである。引出しの場合は、サイフォン式パイプの使用を控える必要があり、特別な解決策が特に要求される。一旦、流し台や、そこに接続されたサイフォン式トラップが家具の中に設置されるかまたは家具本体の壁の背面に設置されると、かかるサイフォン式トラップの洗浄には大量の作業が必要となる。さらに、汚水が家具に漏洩し、これが家具の損傷をもたらしうるようなことが、サイフォン式トラップの洗浄中に非常に頻繁に起こり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はこれに鑑みてなされたものであり、サイフォン式トラップが家具の有効空間をあまり必要とせず、非常に単純な方法で洗浄できる、流し台に接続するためのサイフォン式トラップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的は、請求項1の特徴を備えた、流し台、特に流しまたは洗面台に接続するためのサイフォン式トラップと、請求項10の特徴を備えた家具により達成される。
【0005】
本発明によれば、サイフォン式トラップにより、少なくとも2つの半管から成り液体貯留部内に設けられた完全管にアクセスすることができる。これにより、サイフォン式トラップを迅速かつ容易に洗浄することができる。
【0006】
実施形態の一変形例によれば、サイフォン式トラップは、液体貯留部を包含するフレームを有する。液体貯留部には、蓋を覆うフラップを枢動可能に設けてある。このフラップを上方に折り畳んでサイフォン式トラップの蓋を開けると、家具または家具の中身を汚すことなく、液体貯留部に蓄えられた液体をフラップにより、フラップ下方に配置した収集用深皿に流し込むことができる。
【0007】
液体貯留部に蓄えられた液体をフラップにより意図的に放出することを促進するために、本発明の実施形態の1変形によれば、回転軸の反対側にあるフラップの端に窪みが設けられる。
【0008】
本発明の実施形態の別の変形例によれば、第1の半管(half pipe)が液体貯留部に面する蓋の側面に設けられる。当該第1の半管は、液体貯留部内に設けた第2の半管と一体となって、注入口に隣接した完全管(full pipe)を形成する。排水管をサイフォン式トラップの領域内で分割することにより、一方の管接合部における排水誘導がさらに保証される。さらに、単に蓋を取り外すことによって、この管接合部を迅速かつ容易に洗浄することができる。これにより、容易に注入口にアクセスして妨害物を取り除くことができる。したがって、化学物質や別の洗浄器具は不要である。工具を何ら使用することなく、妨害物を取り除くことができる。半管の分割接合部と端接合部は密閉されている。
【0009】
蓋が円形に設けられていることが好ましく、蓋を差込式口金(bayonet catch)で液体貯留部を閉じることができることが好ましい。蓋と筐体に関して任意の所望の形状が可能である。蓋が円形である必要はない。留め具が差込式口金である必要もない。例えば、ねじ蓋のような他の留め方も可能である。これにより、サイフォン式トラップを簡易かつ工具不要に保守することができる。液体貯留部は、浸水の原理に従って排水トラップとして用いられる。
【0010】
かかるサイフォン式トラップを具備した家具では、もはやサイフォン式トラップを洗面台や流しの下方に直接置く必要はなく、そのため、かかる家具の家具本体に別個に引出しを取り付ける必要はなく、家具のカバーに除去部を設ける必要もない。
【0011】
実施形態の1変形によれば、サイフォン式トラップが家具本体の垂直直立壁のうち1つに固定される。特に、サイフォン式トラップは家具本体の垂直直立壁の凹部に挿入される。したがって、サイフォン式トラップは家具本体に非常にコンパクトに配置され、これにより格納空間が節約される。このように配置したサイフォン式トラップは、軽量の家具および/または移動住宅、キャラバンまたはボルトに取り付けるのに特に適している。すなわち、当該サイフォン式トラップは、殆ど格納空間および有効空間がない場所や、格納空間を最大限に効率的に利用することが求められる場所に取り付けるのに特に適している。サイフォン式トラップを化粧室の壁の後ろまたは壁の内部に取り付けることも可能である。
【0012】
家具の実施形態の一変形例によれば、閉じた状態のサイフォン式トラップのフラップは、有効空間に面する家具本体の垂直直立壁の一側面と面一となり、非常にコンパクトになる。この場合、排出要素により開放装置が提供される。当該開放装置はフラップを閉方向に押下することにより作動し、ユーザが便利にフラップの後ろを掴んでフラップを手動で完全に開くことができるようにフラップが開く。これにより、さらに、例えば洗浄処理によって当該領域からフラップの後方に臭気が排出されることを防ぐ。
【0013】
使用されないサイフォン式トラップの排水管は、例えばプラグによって密閉される。両方の排水口を納品時に密閉し、密閉部材を剥がすことによって各々必要に応じて排水口を開放することも可能である。
【0014】
フラップを旋回ピン(swivel pin)によって液体貯留部のフレームに結合させることができる。このフラップに対して、他の様々な固定方法が可能である。
【0015】
実施形態の別の好適な変形例では、液体貯留部と、サイフォン式トラップの注入口と少なくとも1つの排水管とが、家具本体の垂直直立壁の一方の有効空間から離れて面する側から突出するように配置される。これにより、サイフォン式トラップが、2つの隣接して配置された家具の部品の間に、または、家具の後部壁の後ろに配置され、それにより、家具の有効空間または格納空間が利用されないことが保証される。
【0016】
以下で、添付図面を参照して本発明の諸実施形態をさらに詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】フラップが閉じている本発明のサイフォン式トラップの実施形態の概略斜視図である。
【図2】フラップが一部開いている本発明のサイフォン式トラップの実施形態の概略斜視図である。
【図3】本発明のサイフォン式トラップの別の実施形態の概略図である。
【図4】フラップが完全に開いている本発明のサイフォン式トラップの実施形態の概略斜視図である。
【図5】フラップが完全に開いている本発明のサイフォン式トラップの別の状態を示す概略斜視図である。
【図6】蓋を取り外したサイフォン式トラップの実施形態の概略斜視図である。
【図7】家具の壁に収容された図1のサイフォン式トラップの実施形態の、上方から見た概略断面図である。
【図8】フラップ下方に配置した収集用深皿を有する図7のサイフォン式トラップの概略断面側面図である。
【図9】フラップと蓋を取り外したサイフォン式トラップの実施形態の概略斜視図である。
【図10】蓋を取り外したサイフォン式トラップの前面から見た概略上面図である。
【図11】蓋を取り外していないサイフォン式トラップの前面から見た概略上面図である。
【図12】2つの家具の壁の間に配置した、本発明の第2のトラップを有する家具の概略前面図である。
【図13】図12の家具の概略斜視図である。
【図14】注入管と排水管に接続したサイフォン式トラップの概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
上面、底面、左、右、前面、後面、等の用語は、専ら、各図面、サイフォン式トラップの位置、および以下の図面の説明における他の部分において選択した例示的な説明に関わるものである。これらの用語を限定的に捉えるべきではない。すなわち、これらの言及を、様々な動作位置または鏡面対称構成、等に応じて変更することができる。
【0019】
図1乃至図6は、本発明のサイフォン式トラップ1の第1の実施形態を示す。かかるサイフォン式トラップ1は、直接に、または、(図12乃至図14に示す)接続管部26を介しての何れかにより、流し台24に接続可能な注入口3を備える。流し台24は特に、キッチン家具に取り付けるための流しとして、または、化粧室の家具に取り付けるための洗面台として構成される。流し台24は特に、図12および図13に示すように、トップパネルすなわち天板25の中に完全に沈めることができるように構成される。
【0020】
注入口3はサイフォン式トラップ1の内部に向かって延伸し、注入口3によりサイフォン式トラップ1に到達した所定量の液体を格納できる液体貯留部2へと開口する。従来型のサイフォン式トラップでもそうであるが、格納した当該量の液体を水トラップとして用いる。少なくとも1つの排水口4が上記液体貯留部2から突出する。図面に示す本実施形態では2つの排水口4および5が(図12乃至図14でも示す)排水管31に接続可能である。使用されていない排水口4または5はプラグ36によって密閉される(図10を参照)。
【0021】
液体貯留部がS字の管部として配置される従来型のサイフォン式トラップと対照的に、ここで説明するサイフォン式トラップ1は、図12および図13に示すように、家具本体30の好適には直立した側壁22にコンパクトに取り付けることができるように配置される。
【0022】
さらに、液体貯留部2は、可能なもののうち最も簡単な方法で洗浄できるように配置される。この目的のため、液体貯留部2は、取外し可能な蓋10によって閉じることができるように配置される。図11で例として示すように、蓋10は、円筒形の液体貯留部2の円形の正面を成すように寸法が決められる。ストリップ18、19が、蓋10を開閉するために蓋の内部とサイフォン式トラップのフレーム6に配置される。ストリップ18、19により蓋10をサイフォン式トラップ1のフレーム6に固定することができる。蓋10を開くには、蓋10を、蓋の面の円の中心を垂直に通る軸周りに捻り、その後、サイフォン式トラップ1のフレーム6から当該回転軸の方向に引き上げる。蓋10を安定させ、ユーザによる蓋10の回転動作を容易にするために、液体貯留部2に離れて面する蓋10の側面をクロスメンバー14によって補強する。
【0023】
図6および図9でさらに明確に示すように、半管17が蓋10の内部に配置されている。半管17は、液体貯留部2内に形成した第2の半管16と一体となって、注入口3に隣接した完全管を形成する。これにより、容易に注入口にアクセスして妨害物を取り除くことができる。したがって、化学物質や別の洗浄器具は不要である。工具を何ら使用することなく、妨害物を取り除くことができる。
【0024】
サイフォン式トラップ1のフレーム6は矩形であることが好ましく、取り付け具7を備えることが好ましい。取り付け具7は、フレーム6の外端から内端に対して少々離れており、一方では、家具本体30の側壁22内の凹部内にサイフォン式トラップ1を連結して固定するために用いられる。当該凹部は取り付け具7の寸法に対応する。他方では、フラップ9が上記取り付け具7内部に枢動可能に配置される。フラップは折り畳んだ状態で蓋10を覆う。フラップ9を取り付けた状態では、回転軸が、当該領域内で、水平に延伸するフレーム6の底面に平行に延伸するように配置される。フラップ9の側壁が夫々、回転ニップル15によって夫々貫通され、回転ニップル15によってフラップ9が取り付け具7に枢動可能に保持されることが好ましい。フラップ9を取り付け具7に固定するために、ラッチ手段12を上部水平端の近くにフラップ9の側壁に設ける。ラッチ手段を、取り付け具7の内部にある夫々の突起部35に掛止することができる。
【0025】
フラップ9を開けることができるように、第1の実施形態では窪み11を、フラップ9の回転軸の反対側にあるフラップ9の端に形成する。窪みにユーザの指をはめ込むことができ、窪みによりフラップ9を下向きに回動させることができる。さらに、窪みを使用して、サイフォン式トラップ1の洗浄処理中に排水がフラップを介して流れるように排水を誘導することができる。かかる洗浄処理中に収集用深皿20を家具本体30の底部21上の開いたフラップ9の下方に置くことができる。当該収集用深皿は蓋10が開いている間に液体貯留部2から流れる排水を収集する。これにより、家具の内部空間が汚れるのを防ぐ。
【0026】
フラップ9’を開けることに関する代替的な実施形態では、弾性排出支援部(resilient ejection aids)13を図3に示す上隅の領域内の取り付け具7内部に配置する。当該放出支援部はフラップ9’が閉じた状態でフラップ9’の内部で静止し、ユーザがフラップ9’の外面に対して圧力をかけると、引き続いてサイフォン式トラップ1のフレーム6から解放されるまでの間、フラップ9’を外側に押し続ける。ユーザはフラップ9’の後ろからアクセスすることでフラップ9’を開けることができる。フラップ9’は筐体を完全に密閉し、それにより、臭気に対する封を形成する。臭気は、最終の洗浄処理の残渣によってこの領域から生ずる可能性がある。
【0027】
図7、図8、図12および図13に示すように、サイフォン式トラップ1を家具本体30の垂直壁22の1つに固定することが好ましい。固定は、サイフォン式トラップ1のフレーム6の助けを借りて行われる。例えば、図1に示すようにフレームの周囲に孔8を設ける。その結果、サイフォン式トラップを例えばネジによって家具本体23の壁22に固定することができる。
【0028】
サイフォン式トラップ1を最もコンパクトな方法で家具本体30の側壁22の1つに取り付けるために、サイフォン式トラップ1を家具本体30の垂直壁22の1つの凹部に組み込むことが好ましい。孔8を通したねじ込み継ぎ手に加えて、サイフォン式トラップは取り付け具7によっても保持される。取り付け具7はフレーム6に配置され、フレームの表面から直角に突出し、取り付け具7の外端は家具壁22内の凹部の内端付近に配置される。
【0029】
このように配置すると、サイフォン式トラップのフラップ9を家具本体の有効空間32内部に都合よく畳み込んで、蓋10を解放できるという別の利点がある。サイフォン式トラップ1を洗浄するには、蓋10を捻って開ける。フラップ9が閉じた状態では、フラップ9は、有効空間に面する家具本体30の垂直壁22と面一となる。従って、サイフォン式トラップは、物品を格納するために必要な家具30の有効空間32を何ら利用しない。
【0030】
図9は、特に、半管17上の密閉溝(sealing grooves)37および38を示す。封(図示せず)が密閉溝37および38に挿入される。密閉の結果、2つの半管16および17から成る完全管が、気密かつ水密に密閉される。密閉溝37内に配置した封により、半管16の密閉面39を密閉する。蓋10上のシーリング・コーン(sealing cone)40が、蓋10上の密閉面41および液体貯留部2上の密閉面42と一体となって液体貯留部2を密閉する。
【0031】
図12および図13に示すように、家具本体30の部品であり、2つの垂直かつ相互に離間して、互いに隣接し、または互いの後ろに配置された壁22、34の間の、有効空間29と32とを隔てる中空部33にサイフォン式トラップを配置することが好ましい。
サイフォン式トラップ1の液体貯留部2、注入口3および少なくとも1つの排水口4は家具30の2つの有効空間29、32の間に配置され、従って家具の貴重な有効空間を何ら利用しない。
【0032】
図14に示すように、サイフォン式トラップの注入口3に接続した注入管26を、幾つかの水源からくる排水がサイフォン式トラップに流れうるように配置することもできる。さらに、上記注入管26は、別の接続部27、28を備えることもできる。当該接続部27、28に食器洗い機または洗濯機を接続することができ、食器洗い機または洗濯機の排水を接続部27、28によってサイフォン式トラップに取り込むことができる。
【0033】
図10および図12はさらに、排水が注入管26によって流し台24からサイフォン式トラップ1に流れ、そこから排水管31に流れることを示す。排水がサイフォン式トラップ1に到達すると、排水は2つの半管16、17から成る完全管を通って注入口3から液体貯留部2の底部に導かれる。排水はそこから、排水の水位が排水口4または排水口4、5の高さに到達するまで、液体貯留部2の上面に向かって水平に上がって行き、そこから排水管31へとさらに流れる。

【符号の説明】
【0034】
1… サイフォン式トラップ、2… 液体貯留部、3… 注入口、4… 排水口、5… 排水口、6… フレーム、7… 取り付け具、8… 孔、9… フラップ、9…’ フラップ、10… 蓋、11… 窪み、12… ラッチ手段、13… 排出支援部、14… クロスメンバー、15… 回転ニップル、16… 半管、17… 半管、18… ストリップ、19… ストリップ、20… 収集用深皿、21… 床、22… 壁、23… 家具本体、24… 流し台、25… 天板、26… 注入管、27… 接続部、28… 接続部、29… 有効空間、30… 家具本体、31… 排水管、32… 有効空間、33… 中空部、34… 壁、35… 突起部、36… プラグ、37… 密閉溝、38… 密閉溝、39… 密閉面、40… シーリング・コーン、41… 密閉面、42… 密閉面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流し台(24)、特に流しまたは洗面台に接続するためのサイフォン式トラップ(1)であって、
液体貯留部(2)と、
前記流し台(24)に接続可能な少なくとも1つの注入口(3)と、
排水管(31)に接続可能な少なくとも1つの排水口(4)と、
を備えるサイフォン式トラップ(1)において、
前記液体貯留部(2)内に配置され、前記注入口(3)を延伸させ、少なくとも2つの半管(16、17)から構成される完全管へのアクセスが可能なように開くことができるよう前記液体貯留部(2)が配置されていることを特徴とする、サイフォン式トラップ(1)。
【請求項2】
前記液体貯留部(2)は取り外し可能な蓋(10)によって開放されることができることを特徴とする、請求項1に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項3】
前記液体貯留部(2)はフレーム(6)により囲まれていることを特徴とする、請求項2に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項4】
前記蓋(10)を覆うフラップ(9)が、前記フレーム(6)に枢動可能に配設されていることを特徴とする、請求項3に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項5】
前記フラップ(9)の回転軸が、前記サイフォン式トラップ(1)を取り付けた状態で、前記フレーム(6)の領域内かつ前記フレーム(6)の下部水平側と平行に延びることを特徴とする、請求項4に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項6】
窪み(11)が、前記フラップ(9)上に、前記回転軸と反対側の前記フラップ(9)上に前記フラップ(9)の端にて配設されていることを特徴とする、請求項4または5に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項7】
前記液体貯留部(2)に面する前記蓋(10)の側面に第1の半管(17)が設けられ、前記半管が、前記液体貯留部(2)内に設けた第2の半管(16)と一体となって前記注入口(3)に接続された完全管を形成することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項8】
前記蓋(10)が円形となっていることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項9】
前記蓋(10)と前記液体貯留部(2)を差込式口金(18、19)によって相互に固定できることを特徴とする、請求項8に記載のサイフォン式トラップ(1)。
【請求項10】
流し台を上部または内部に配置した家具本体(30)を備える家具において、
前記流し台(24)に接続可能な請求項1乃至9のいずれか1項に記載のサイフォン式トラップ(1)が前記家具本体(30)に配置されていることを特徴とする家具。
【請求項11】
前記サイフォン式トラップ(1)が前記家具本体(30)の垂直壁(22)の1つに締結されていることを特徴とする、請求項10に記載の家具。
【請求項12】
前記サイフォン式トラップ(1)が前記家具本体(30)の前記垂直壁(22)の1つに形成された凹部に導入されることを特徴とする、請求項11に記載の家具。
【請求項13】
前記サイフォン式トラップ(1)の前記フラップ(9)が、前記家具本体(30)の底板(21)の方向に上方に折りたたむことができることを特徴とする、請求項12に記載の家具。
【請求項14】
前記サイフォン式トラップ(1)の前記フラップ(9)が、閉じた状態で、有効空間に面する前記家具本体(30)の前記垂直壁(22)の側面と面一になることを特徴とする、請求項13に記載の家具。
【請求項15】
前記サイフォン式トラップ(1)の前記液体貯留部(2)、前記注入口(3)および前記少なくとも1つの排水口(4)が、前記家具本体(30)の前記垂直壁(22)の1つに設けられた有効空間(32)から離れた側(33)から突出することを特徴とする、請求項10乃至14のいずれか1項に記載の家具。
【請求項16】
前記家具本体(30)が、相互に離れた有効空間(32、29)の、少なくとも2つの垂直に直立し相互に離間した壁(22、34)を備え、前記壁は互いに隣り合って、または、互いの後ろに配置され、前記サイフォン式トラップ(1)の前記液体貯留部(2)、前記注入口(3)および前記少なくとも1つの排水口(4)が前記家具本体(30)の2つの有効空間(29、32)の間に配置されることを特徴とする、請求項15に記載の家具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2012−525515(P2012−525515A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−507664(P2012−507664)
【出願日】平成22年4月14日(2010.4.14)
【国際出願番号】PCT/EP2010/054858
【国際公開番号】WO2010/124931
【国際公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【出願人】(511238941)ヘティッヒ ホールディング ゲーエムベーハー ウント コンパニー オーハーゲー (6)
【Fターム(参考)】