サービス提供システムおよびサービス提供方法
【課題】複数のサービスについてテレビ電話による対面サービスを重複して申込むことを可能とし、サービス提供者とサービス利用者のいずれにも無駄なく効率的にサービスの提供が行われるようにする。
【解決手段】サービス提供サーバ10、MCU12、コンテンツ配信サーバ14を備え、サービス利用者端末30に対して各種サービスを提供するもので、サービス利用者端末からの要求に応じてサービス提供者端末20と接続してテレビ電話による対面サービスを提供する。サービス提供サーバは、対面サービス毎に独立の待行列を備え、複数の対面サービスを重複して申込むことができ、対面サービスの提供に際して、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出してサービス提供者端末と接続させる機能を有する。
【解決手段】サービス提供サーバ10、MCU12、コンテンツ配信サーバ14を備え、サービス利用者端末30に対して各種サービスを提供するもので、サービス利用者端末からの要求に応じてサービス提供者端末20と接続してテレビ電話による対面サービスを提供する。サービス提供サーバは、対面サービス毎に独立の待行列を備え、複数の対面サービスを重複して申込むことができ、対面サービスの提供に際して、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出してサービス提供者端末と接続させる機能を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムおよびサービス提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、サービス提供者が提供する多種のサービスをインターネットを通じて提供するポータルサイトが多数運営されている。このようなポータルサイトにおいては、映画や音楽などのマルチメディアコンテンツを提供するコンテンツサービス、交通案内・天気予報などの情報を提供する情報提供サービス、ネットショッピングなどの商品販売を仲介する商品販売サービスなどが行われている。
しかしながら、このようなポータルサイトにおいては、サービス利用者はあらかじめサービス提供者によって登録された情報から所望の情報を自ら検索することが必要となるため、検索に精通していないユーザにとってはサービスを使いこなすことが困難な場合が生ずる。また、サービス利用者がサービス提供者に対して何らかの質問がある場合に、別途電話回線を通じてサービス提供者に電話を掛けたり、電子メールによる問合せを行う必要があり、迅速な対応が困難となるなどの問題があった。
【0003】
このような問題に対応するものとして、例えば、特許文献1には、テレビ電話を使用してサービス仲介者が各種サービスの仲介を行ったり、サービス利用者が希望するサービス提供者とテレビ電話による対話が行なえるサービス提供システムが提案されている。
このサービス提供システムでは、サービス利用者側テレビ電話機と、サービス提供者側テレビ電話機と、インフォメーションセンター側に設置されるテレビ電話機能付のモニタテレビと、利用者とサービス提供者とインフォメーションセンターとの間の同時通話を可能とする多地点接続装置とを含み、利用者側からインフォメーションセンター側へテレビ電話をかける段階と、利用者が名前や会員番号を告知して会員カードを提示する段階と、インフォメーションセンター側が利用者より用件を聞いてサービス提供者へテレビ電話をかける段階と、サービス提供者とサービス利用者が通話する段階と、サービス提供者よりサービス利用者へサービスを提供する段階とを備え、サービス利用者がサービスの提供を仲介するオペレータやサービス提供者の顔を見ながら、サービスの依頼やサービスの提供を受けることができる。
【0004】
このようなサービス提供システムは、上述のコンテンツサービス・情報提供サービス・商品販売サービスの他に、カウンセリング・法律相談・旅行相談などのコンサルティングサービス、特許文献2に示すような遠隔教育サービス、特許文献3に示すようなテレビ電話通訳サービス、特許文献4に示すような在宅診察サービス、特許文献5に示すようなテレビ電話交番サービス等のテレビ電話を用いた対面サービスにも適応でき、サービス利用者はサービス提供者から迅速かつ簡便に多種のサービスの提供を受けることができる。
【0005】
【特許文献1】特開2003−115933号公報
【特許文献2】国際公開第2004/029905号公報
【特許文献3】国際公開第2004/030328号公報
【特許文献4】国際公開第2004/092991号公報
【特許文献5】国際公開第2006/016466号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かかる従来のサービス提供システムでは、サービス利用者に対してサービス提供者が提供する多種のサービスについてテレビ電話による対話サービスを提供することができるものの、対話サービスは同時に複数のサービス利用者に対して対応できないため、多数のサービス利用者から同一のサービス提供者に対して対話サービスの申込みがあった場合には、各サービス利用者は前のサービス利用者に対する対話サービスが終了するまで待合わせる必要がある。
このような多数の利用者によるサービスの待合せに対応する技術として、待行列を用いる方法があり、各対話サービスについてそれぞれ待行列を備え、サービス利用者が対話サービスを申込んだときに当該サービスの待行列に当該サービス利用者を登録し、サービス提供者によるサービスの提供が終了する毎に待行列から次のサービス利用者を抽出して呼出し、応答したサービス利用者に対してサービスを提供することで、すべてのサービス利用者に対して公平に対面サービスを提供することができる。
【0007】
しかしながら、サービス利用者が複数のサービスについて対面サービスの利用を希望する場合に、複数の対面サービスについて待行列への登録を許すと、複数の対面サービスについて提供時期が重複する場合が生ずる。例えば、サービス利用者が第1の対面サービスと第2の対面サービスの2つの待行列に登録していた場合に、当該サービス利用者が第1の対面サービスを利用中に、第2の対面サービスの順番が来ると、第2の対面サービスについて当該サービス利用者への呼出が行われ、少なくとも一定時間は当該サービス利用者からの応答を待合せる必要が生じる。また、サービス利用者が第1の対面サービスを終了したときに、第2の対面サービスについて既に次のサービス利用者が利用を開始していた場合には、第2の対面サービスの待行列における当該サービス利用者の登録は破棄されるので、当該サービス利用者は改めて第2の対面サービスの待行列に登録して順番待ちをやり直す必要が生ずる。
このように、従来のサービス提供システムにおいては、サービス利用者が複数のサービスについて対面サービスの利用を希望する場合に、サービス提供者にとっても、サービス利用者にとっても、大きな無駄時間が発生し、効率的にサービスが提供されないという問題があった。
【0008】
それゆえに、本願発明の目的は、複数のサービスについてテレビ電話による対面サービスを重複して申込むことを可能とし、サービス提供者にとってもサービス利用者にとっても無駄なく効率的にサービスの提供が行われるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を備えた待行列テーブルとを有し、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものである。
【0010】
この発明によれば、サービス利用者受付手段により、サービス利用者端末からのアクセスが受付けられ、コンテンツ配信手段により、サービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツが配信されるので、サービス利用者は複数種類のサービスから希望するサービスの提供を受けることができる。
また、提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルが備えられ、対面サービス受付手段により、サービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末が登録され、対面サービス提供手段により、各対面サービスについて、待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続され、当該取出されたサービス利用者端末が当該待行列から削除されるので、サービス利用者は対面サービスを提供するサービスについて適切に順番待ちして対面サービスを受けることができる。
更に、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者にとっては、サービス提供時期が交錯することを考慮することなく複数の対面サービスを重複して申込むことができ、1つのサービスの利用中に他のサービスの順番が来ても待行列にホールドされて効率的に複数の対面サービスを受けることができる。また、サービス提供者にとっても、他のサービス提供者端末と接続中のサービス利用者は自動的にスキップされるので、無駄な呼出時間を排除して効率的にサービスを提供できる。
尚、対面サービス提供処理において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するのは、当該サービス利用者端末に対面サービスを提供することが確定した際に行ってもよく、実際に対面サービスの提供が行われて、当該サービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に行ってもよい。
【0011】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0012】
この発明によれば、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳が備えられ、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末についてスケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールが参照され、当該対面サービスに対応できない場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者は個人スケジュールをスケジュール帳に登録しておくことで、自分のスケジュールに合せて対面サービスを効率的に受けることができる。
【0013】
この発明のサービス提供システムは、前記コンテンツ配信手段は、対面サービスを提供中のサービス提供者端末からコンテンツ配信指令を受信したときに、前記対面サービス提供手段により接続されたサービス利用者端末とサービス提供者端末とに対して指定されたコンテンツを配信する機能を有するものでもよい。
【0014】
この発明によれば、コンテンツ配信手段において、対面サービスを提供中のサービス提供者端末からコンテンツの配信指令が受信されたときに、対面サービス提供手段により接続されたサービス利用者端末とサービス提供者端末とに対して指定されたコンテンツが配信されるので、サービス提供者はサービス利用者に対して関連するコンテンツを配信しながらテレビ電話による対面サービスを提供することができる。
【0015】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除したときに、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の先頭から一定数先に登録されているサービス利用者端末、または、当該サービス利用者端末についてあらかじめ登録されている携帯電話に対して、待機要請通知を送信する機能を有するものでもよい。
【0016】
この発明によれば、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するときに、待行列の先頭から一定数先に登録されているサービス利用者端末またはその携帯電話に対して待機要請通知が送信されるので、サービス利用者は対面サービスの順番が近づいたときに対面サービスを受ける準備をすることができる。特に、サービス利用者の携帯電話に待機要請通知を送信することで、サービス利用者が本システムによるサービスからログアウトしていた場合でも対面サービスの順番が到来したことを知ることができ、対面サービスの開始前にサービスにログインして対面サービスを受ける準備をすることができる。
尚、待機要請通知は、サービス利用者端末に対してインスタントメッセージングによりポップアップ表示するようにしてもよく、あらかじめ登録されたサービス利用者の携帯電話のメールアドレスに対してメール送信するようにしてもよい。
【0017】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス受付手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末から対面サービスの申込みを受付けたときに、当該サービス利用者端末において入力された対面サービス申込情報を取得して、前記待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する際に当該取得された対面サービス申込情報を登録する機能を有し、前記対面サービス提供手段は、前記待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す際に、当該サービス利用者端末について登録されている対面サービス申込情報を取出し、当該取出された対面サービス申込情報を当該対面サービスを提供するサービス提供者端末に送信して表示させる機能を有するものでもよい。
【0018】
この発明によれば、対面サービス受付手段において、サービス利用者端末から対面サービスの申込みを受付けたときに、当該サービス利用者端末において入力された対面サービス申込情報が取得されて待行列テーブルに登録され、対面サービス提供手段において、待行列からサービス利用者端末を取出す際に当該サービス利用者端末の対面サービス申込情報が取出されてサービス提供者端末に送信されるので、サービス提供者はサービス提供の際にサービス利用者が事前に入力したサービス申込情報を端末において確認できる。
【0019】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0020】
この発明によれば、サービス利用者受付手段により、サービス利用者端末からのアクセスが受付けられ、コンテンツ配信手段により、サービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツが配信されるので、サービス利用者は複数種類のサービスから希望するサービスの提供を受けることができる。
また、提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルが備えられ、対面サービス予約手段により、サービス利用者端末において対面サービスの予約が選択されたときに、当該対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末が予約者として登録され、対面サービス待合手段により、サービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、当該対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末が待合者として登録され、対面サービス提供手段により、各対面サービスについて、当該対面サービスの現在の時間帯の待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続され、当該取出されたサービス利用者端末が当該待行列から削除され、待行列シフト手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がある場合に、当該未処理の待合者が次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトされるので、対面サービスを提供するサービスについて予約による受付と待合せによる受付とが適切に併合され、サービス利用者は効率的に対面サービスを受けることができる。
更に、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者にとっては、サービス提供時期が交錯することを考慮することなく複数の対面サービスを重複して申込むことができ、1つのサービスの利用中に他のサービスの順番が来ても待行列にホールドされて効率的に複数の対面サービスを受けることができる。また、サービス提供者にとっても、他のサービス提供者端末と接続中のサービス利用者は自動的にスキップされるので、無駄な呼出時間を排除して効率的にサービスを提供できる。
尚、対面サービス提供処理において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するのは、当該サービス利用者端末に対面サービスを提供することが確定した際に行ってもよく、実際に対面サービスの提供が行われて、当該サービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に行ってもよい。
【0021】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0022】
この発明によれば、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳が備えられ、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末についてスケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールが参照され、当該対面サービスに対応できない場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者は個人スケジュールをスケジュール帳に登録しておくことで、自分のスケジュールに合せて対面サービスを効率的に受けることができる。
【0023】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の後に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯の待行列に予約者として登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、その待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を予約者に変更する機能とを有し、
前記待行列シフト手段は、現在の時間帯の終了時刻となったときに、次の時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を前記シフトされた未処理の待合者の後にシフトする機能を有するものでもよい。
【0024】
この発明によれば、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、当該対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末がキャンセル待者として登録され、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、当該対面サービスの該当する時間帯の待行列に予約者として登録されている当該サービス利用者端末が削除され、その時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者が予約者に変更され、待行列シフト手段において、現在の時間帯の終了時刻となったときに、次の時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、シフトされた未処理の待合者の後に当該キャンセル待者がシフトされるので、サービス利用者は希望する対面サービスについて予約による受付が定員に達している場合にキャンセル待ちを行うことができ、キャンセル待者はキャンセルがなかった場合でも待合せによる受付に準じて対面サービスの提供を受けることができる。
【0025】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの待合中の対面サービスの現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの次の時間帯の待行列に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたものでもよい。
【0026】
この発明によれば、各対面サービスについて平均処理時間が演算され、予想待合時間演算手段により、各対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数が求められ、求められた待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間が求められ、現在の時刻に求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、求められた待合人数に次の時間帯の待行列に登録されている予約者の人数を加算した人数に待合人数が補正され、補正された待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じた時間に待合時間が補正されるので、予約による受付と待合による受付を併合して対面サービスが受付けられている場合でも、サービス利用者に対して予想される待合時間を適正に演算して提示することができる。
【0027】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、前記対面サービス予約手段は、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯の待行列に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたものでもよい。
【0028】
この発明によれば、各対面サービスについて予約を受付けることができる予約制限人数を対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルが備えられ、対面サービス予約手段において、当該対面サービスの指定された時間帯の待行列に登録されている予約者の人数が、予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合には予約は受付けられず、予想制限人数調整手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、その数に応じて予約制限テーブルの対応する時間帯の予約制限人数が増加され、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて予約制限テーブルの対応する時間帯の予約制限人数が減少されるので、予約による受付人数が対面サービスの処理実績に基づいて調整され、予約による受付と待合せによる受付とが併合された対面サービスをより効率的に提供できる。
【0029】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0030】
この発明によれば、サービス利用者受付手段により、サービス利用者端末からのアクセスが受付けられ、コンテンツ配信手段により、サービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツが配信されるので、サービス利用者は複数種類のサービスから希望するサービスの提供を受けることができる。
また、提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルが備えられ、対面サービス予約手段により、サービス利用者端末において対面サービスの予約が選択されたときに、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末が登録され、対面サービス待合手段により、サービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末が登録され、対面サービス提供手段により、各対面サービスについて、対面サービス予約テーブルの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末が順次取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続され、対面サービス予約テーブルに登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末が登録されている場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末が取出されて当該サービス提供者端末とテレビ電話接続され、当該取出されたサービス利用者端末が当該待行列から削除されるので、サービス利用者は対面サービスを提供するサービスについて、予約による受付と待合せによる受付とが適切に併合されて効率的に対面サービスを受けることができる。
更に、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者にとっては、サービス提供時期が交錯することを考慮することなく複数の対面サービスを重複して申込むことができ、1つのサービスの利用中に他のサービスの順番が来ても待行列にホールドされて効率的に複数の対面サービスを受けることができる。また、サービス提供者にとっても、他のサービス提供者端末と接続中のサービス利用者は自動的にスキップされるので、無駄な呼出時間を排除して効率的にサービスを提供できる。
尚、対面サービス提供処理において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するのは、当該サービス利用者端末に対面サービスを提供することが確定した際に行ってもよく、実際に対面サービスの提供が行われて、当該サービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に行ってもよい。
【0031】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0032】
この発明によれば、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳が備えられ、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末についてスケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールが参照され、当該対面サービスに対応できない場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者は個人スケジュールをスケジュール帳に登録しておくことで、自分のスケジュールに合せて対面サービスを効率的に受けることができる。
【0033】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯に予約登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、当該時間帯にキャンセル待者があった場合に、当該キャンセル待者を予約登録に変更する機能とを有し、現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記対面サービス予約テーブルの各対面サービスの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合に、当該登録されているキャンセル待者を前記待行列テーブルの対応する対面サービスの待行列の最後尾にシフトする機能を備えたものでもよい。
【0034】
この発明によれば、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末がキャンセル待者として登録され、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に予約者として登録されている当該サービス利用者端末が削除され、当該時間帯にキャンセル待者があった場合に、当該キャンセル待者が予約者に変更され、待行列シフト手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、対面サービス予約テーブルの各対面サービスの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者が待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の最後尾にシフトされるので、サービス利用者は希望する対面サービスについて予約による受付が定員に達している場合にキャンセル待ちを行うことができ、キャンセルがなかった場合でも待合による受付に準じて対面サービスの提供を受けることができる。
【0035】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記対面サービス予約テーブルの次の時間帯に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたものでもよい。
【0036】
この発明によれば、各対面サービスについて平均処理時間が演算され、予想待合時間演算手段により、各対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数が求められ、求められた待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間が求められ、現在の時刻に求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、求められた待合人数に対面サービス予約テーブルの次の時間帯に登録されている予約者の人数を加算した人数に待合人数が補正され、補正された待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じた時間に待合時間が補正されるので、予約による受付と待合による受付を併合して対面サービスが受付けられている場合でも、サービス利用者に対して予想される待合時間を適正に演算して提示することができる。
【0037】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、前記対面サービス予約手段は、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者がなかった場合に、最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたものでもよい。
【0038】
この発明によれば、各対面サービスについて予約を受付けることができる予約制限人数を対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルが備えられ、対面サービス予約手段において、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの指定された時間帯に登録されている予約者の人数が、予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合には予約は受付けられず、予想制限人数調整手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、その数に応じて予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数が増加され、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数が減少されるので、予約による受付人数が対面サービスの処理実績に基づいて調整され、予約による受付と待合せによる受付とが併合された対面サービスをより効率的に提供できる。
【0039】
この発明のサービス提供方法は、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、この発明のサービス提供システムの各手段および各機能をそれぞれステップとしてコンピュータに実行させるものである。
この発明によれば、上述したそれぞれのサービス提供システムが奏する作用効果と同様の作用効果を奏する。
【発明の効果】
【0040】
本願発明によれば、複数のサービスについてテレビ電話による対面サービスを重複して申込むことを可能とし、サービス提供者にとってもサービス利用者にとっても無駄なく効率的にサービスの提供が行われるという効果がある。
【0041】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
図1にこの発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのシステム構成図を示す。
図において、10はサービス利用者に対して各種のサービスを提供するための処理を行うサービス提供サーバ、12はテレビ電話による対面サービスを提供するための端末間の接続を行う多地点接続装置(以下「MCU」とする)、14はサービス利用者端末に対してコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ、16はサービス提供サーバ10とMCU12とコンテンツ配信サーバをインターネット50に接続するためのルータである。
【0043】
20はサービス提供者がテレビ電話による対面サービスを提供する場合に使用するサービス提供者端末であって、対面サービスを提供するサービス毎(A,B,…)に所要数の端末(20A1,20A2,…、20B1,20B2,…、・・・)を備え、それぞれルータ(22A,22B,…)を介してインターネット50に接続されている。
サービス提供者端末20は、サービス提供サーバ10にアクセスするためのブラウザ機能と対面サービスを提供するためのテレビ電話機能を有する通信端末であり、利用者の映像を取得するテレビカメラ、利用者の音声を取得するマイクロフォン、接続先からの映像を表示するモニタテレビ、利用者の音声を取得し、接続先からの音声を出力するヘッドセットを備える。
サービス提供者端末20は、サービス提供者が対面サービスを提供する際に、サービス提供サーバ10に接続され、サービス利用者端末からの対面サービスのリクエストがあったときに、MCU12を介してリクエストを受けたサービス利用者端末とテレビ電話接続される。
【0044】
この実施形態では、サービス提供者端末20は、サービス毎に複数の端末を備え、多数のサービス利用者からの対面サービスの申込みに対して複数の担当者によって分担して対応する場合について例示しているが、各サービスについて、それぞれ一人の担当者が単一の端末によって対面サービスを提供するものでもよく、対面サービスを提供する場合にのみインターネットに接続されるものでもよい。
【0045】
30は自宅でサービスを利用するサービス利用者が使用するサービス利用者端末であって、通常インターネットプロバイダを介してインターネット50に接続される。
また、40はサービス利用者が外出先で本システムによるサービスを受けるためのサービス利用者端末であって、人が多く集まる場所や各種施設に設けられたサービスカウンタ(ここでは、「バーチャルカウンタ」と呼ぶ)に設置され、インターネット50に接続されている。
サービス利用者端末30,40は、サービス提供者端末と同様に、サービス提供サーバ10にアクセスするためのブラウザ機能と対面サービスを提供するためのテレビ電話機能を有する通信端末であり、利用者の映像を取得するテレビカメラ、利用者の音声を取得するマイクロフォン、接続先からの映像を表示するモニタテレビ、利用者の音声を取得し、接続先からの音声を出力するヘッドセットを備える。
サービス利用者端末は、サービス利用者がサービスを利用する際に、サービス提供サーバ10に接続され、サービス利用者の選択に基づいてコンテンツ配信サーバ14からコンテンツの配信を受け、サービス利用者が対面サービスを要求した際には、MCU12を介してサービス利用者が要求した対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続される。
【0046】
この実施形態では、サービス利用者端末として、自宅用端末30とバーチャルカウンタ用端末40をそれぞれ一台づつ例示しているが、多数の自宅用端末とバーチャルカウンタ用端末から同時にサービス提供サーバ10にアクセス可能であることは言うまでもない。
【0047】
この実施形態では、サービス提供者端末20、サービス利用者端末30、40は汎用のパソコンを用いた場合を例示しているが、通信回線を介してサービス提供サーバ10にアクセスでき、テレビ電話機能を有するものであればどのようなものでもよく、ブラウザ機能を有するテレビ電話専用端末等でもよい。
また、バーチャルカウンタは、サービス利用者が外出先でこのシステムによって提供されるサービスを個人的に利用できるカウンタの他、多人数で利用可能な多目的ルームとして、例えばテレビ会議サービスを提供する機能や、カラオケ等の各種アミューズメントサービスを提供する機能を併せて持たせるようにしてもよい。
【0048】
サービス提供サーバ10は、サービス利用者に対してサービスを提供するために必要なデータが記録されたサービス提供データベース11を備える。
サービス提供データベース11には、サービス利用者の情報が登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者の情報が登録されるサービス提供者テーブルと、サービス利用者がサービス提供者から対話サービスを受ける際にテレビ電話接続される両者の端末の端末アドレスが登録される接続テーブルと、対話サービスを提供するサービス毎に独立に設けられた待行列が登録される待行列テーブルを有する。
【0049】
サービス提供サーバ10は、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスをサービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付処理10aと、アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツをコンテンツ配信サーバ14に配信させるコンテンツ配信処理10bと、アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付処理10cと、対面サービスを提供するサービス提供者端末からのアクセスを受付け、アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスをサービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付処理10dと、アクセスを受付けられたサービス提供者により提供される対面サービスについて、待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とをサービス利用者テーブルとサービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてMCU12によりテレビ電話接続させ、当該取出されたサービス利用者端末を当該待行列から削除する対面サービス提供処理10eとを実行する機能を有する。
対面サービス提供処理は10eは、当該対面サービスの待行列から取出されたサービス利用者端末が、他のサービス提供者端末と接続中の場合、または、当該サービス利用者について登録されているスケジュール帳を参照して当該対面サービスを受けることができない場合に、当該サービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、当該取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド処理10fを実行する機能を有する。
【0050】
この実施形態では、サービス利用者に対する対面サービスの提供を、予約による受付と待合による受付の両方に対応することができるようにしている。
このため、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、待行列テーブルは対面サービス毎に時間帯別の待行列を備える。
そして、上記対面サービス受付処理10cは、サービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者を予約者として登録する対面サービス予約処理と、サービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合処理とを実行する機能を有する。
また、サービス提供サーバ10は、各時間帯の終了時刻に、待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列予約者の後にシフトする待行列シフト処理を実行する機能を有する。
【0051】
この実施形態では、飛び入りの待合者に対しても適切に対面サービスを提供できるように、予約を受付ける人数に一定の制限を設けている。
このため、各対面サービスの予約受付制限人数を曜日別・時間帯別に設定する予約人数制限テーブルを備え、対面サービス予約処理はこれに基づいて予約の受付を制限する。
また、サービス提供サーバ10は、対面サービスの実施状況に応じて予約制限人数テーブルの設定を調整する予約制限人数調整処理を実行する機能を有する。
【0052】
この実施形態では、対面サービスを待合せるサービス利用者端末に対して、対面サービスが提供されるまでの予想待合時間を提示する。
このため、サービス提供サーバ10は、対面サービスの提供を予約者と待合者の両方に対応する場合においても適正に予想待合時間を演算することのできる予想待合時間演算処理を実行する機能を有する。
【0053】
以上のようなサービス提供サーバ10において実行される処理は、例えば、Webサーバ機能と、WebサーバからCGI(Common Gateway Interface)によって起動されるアプリケーションやサーブレットによって実現することができる。
上記各処理の詳細については後述する。
【0054】
図2に、サービス提供データベースの各テーブルに設定される情報の例を示す。
サービス利用者テーブルには、利用者ID・パスワード、サービス利用者の名前・住所・年齢・性別・職業・電話番号等、対面サービスの待機要請通知を送るための携帯電話のメールアドレス、オンライン課金のためのキャッシュカード情報、対面サービスの提供を個人スケジュールに合せて調整するために登録する個人スケジュール帳、対面サービスの提供を受ける際の接続のための端末アドレス、サービスの利用に対して利用料金を集計するための課金情報等が登録される。
【0055】
サービス提供者テーブルには、提供者ID・パスワード、サービス提供者の会社名・住所・サービス名・担当者名・電話番号・メールアドレス等、提供するサービスコンテンツのメイン画面が記述されたサービスコンテンツのURL、対面サービスの有無、対面サービスにおいて使用するコンテンツのメニュー画面が記述された対面サービスコンテンツのURL、対面サービスの平均処理時間、対面サービスを提供する際の接続のための端末アドレス等が登録される。
【0056】
接続テーブルには、対面サービスを行う際に指定される接続ID毎に、対面サービスを受けるサービス利用者のIDと端末アドレス及び相手方のサービス提供者のIDと端末アドレスとが登録される。MCU12は、接続テーブルに設定された接続ID毎にサービス利用者端末とサービス提供者端末との間で所定のテレビ電話プロトコルに従った通信を行わせ、両者によるテレビ電話対談を仲介する。また、コンテンツ配信サーバ14は、対面サービスの実施中に、サービス提供者端末からコンテンツ配信指令を受信したときは、指定されたコンテンツを接続テーブルに設定されたサービス利用者端末とサービス提供者端末に配信する。
【0057】
待行列テーブルには、前述のように、対面サービスを提供するサービス別に、年月日別・時間帯別に待行列が備えられ、サービス利用者端末から対面サービスの利用通知を受信したときに、利用者IDと、対面サービスの利用申込時にサービス利用者が入力した申込情報と、その申込が予約者かキャンセル待者か待合者かを示すステータス情報とが当該対面サービスの待行列に追加登録され、対面サービス提供時には対応する待行列からこれらの情報を取出して所定の処理が行なわれる。
尚、この実施形態では、対面サービスの時間帯は後述のように30分を単位として設定しているが、提供する対面サービスの内容に応じて自由に設定することができる。
【0058】
予約制限人数テーブルには、対面サービスを提供するサービス別に、曜日別・時間帯別に予約制限人数が登録されるものであり、対面サービス予約処理において、サービス利用者から対面サービスの予約を受付けるときに、予約制限人数テーブルの該当する対面サービスの該当する曜日の該当する時間帯の予約制限人数を参照し、制限人数の範囲内で予約を受付ける。
尚、予約制限人数テーブルは、サービスの提供を開始する前にサービス提供者によって設定されるものであるが、対面サービス提供処理10eは、後述のように、予約制限人数テーブルの設定を自動調節する予約制限人数調整処理を実行する機能を有しており、実際の対面サービスの処理実績に基づき、予約による受付者と待合せによる受付者の人数バランスをとって、順番待ちで対面サービスを受ける待合者が極端に待たされることのないように考慮されている。
【0059】
次に、サービス提供サーバ10において実行される各処理の詳細について説明する。
図3に、サービス利用者端末からサービス提供サーバの所定アドレスにアクセスすることにより起動される「サービス利用者側処理その1」(S100)の処理手順を示す。
最初に、サービス利用者受付処理10aとして、「サービス利用者ログイン処理」(S400)を実行してサービス利用者のログインを受付け(S102)、正規のサービス利用者からログインを受付けたら、受信パケットから当該サービス利用者の端末アドレスを取得してサービス利用者テーブルに登録する(S104)。
「サービス利用者ログイン処理」(S400)は、図6に示すように、サービス利用者端末から所定のログインページへのアクセスを受付けると、サービス利用者ログイン画面(図示省略)を端末に送信して表示させる(S402)。サービス利用者ログイン画面において「ログイン」が選択されると(S404)、サービス利用者によって入力された利用者IDとパスワードを取得し(S406)、サービス利用者テーブルを参照して正規登録者であることが確認されたら(S408)、サービス利用者ログイン処理を終了する。正規登録者であることが確認できなかった場合には、再入力を要求し(S410)、S404に戻る。
【0060】
次に、コンテンツ配信処理10bとして、図13に示すようなサービスメニュー画面を端末に送信して表示させる(S106)。
サービスメニュー画面は、このシステムにより提供されるサービスのメニューを表示するもので、この実施例では、ショッピングサービスでは、日用品、食品、医薬品、その他のサブメニューを、コンサルティングサービスでは、カウンセリング、法律相談、旅行相談、その他のサブメニューを、教育サービスでは、外国語会話、遠隔教育、市民講座、その他のサブメニューを、公共サービスでは、区役所、交番、その他のサブメニューを、その他のサービスとして、通訳、在宅診療、テレビ会議、映像配信、カラオケ、その他のサブメニューを備える。
【0061】
サービスメニュー画面において、サービス利用者によって希望するサービスメニューが選択されると(S108)、選択されたサービスを提供するサービス提供者テーブルのサービスコンテンツURLを参照し、コンテンツ配信サーバのコンテンツデータベースに登録されているサービスコンテンツ画面を端末に送信して表示させる(S110)。
これにより、例えばショッピングであれば、商品の紹介画面が表示され、その中から希望の商品を選択して「注文」を選択することでショッピングサービスを受けることができる。このような、サービスメニューの選択は、サービスコンテンツURLによって指定されたページがHTMLなどの記述言語で記載されていれば、サービス利用者端末のWebブラウザの機能によって、更にリンクの張られた詳細情報に自由にアクセスできる。
サービスメニュー画面において、「ログアウト」が選択されると(S112)、サービス利用者テーブルから当該サービス利用者の端末アドレスを削除し(S114)、「サービス利用者受付処理」を終了する。
サービスコンテンツ画面は、例えば、図14に示すように、サービスコンテンツの内容を紹介する情報や、新着情報等が提供され、そのサービスが対面サービスを提供する場合には、対面サービスの説明とともに「対面サービス申込」ボタンが表示される。
【0062】
サービスコンテンツ画面において「対面サービス申込」が選択されると(S120)、対面サービス受付処理10cとして、図15に示すような対面サービス申込画面を端末に送信して表示させ(S122)、以下の処理を行う。
対面サービス申込画面には、サービス名、現在の待合人数、予想待合時間が表示され、サービス利用者は当該対面サービスを利用する場合には「申込情報」の欄に質問に対応して回答を記入し、「待合」ボタンまたは「予約」ボタンを選択することで、当該多面サービスの申込みを行うことができる。
【0063】
対面サービス申込画面の表示中は、後述の「予想待合時間演算処理」(S800)を実行して当該対面サービスの現在の待合人数と予想待合時間を演算し(S124)、端末に送信して表示させる(S126)。
対面サービス申込画面において「待合」が選択されると(S128)、対面サービス待合処理として、端末において入力された申込情報を取得し(S130)、当該サービス利用者IDと取得された申込情報と「待合登録者」である旨のステータスとを待行列テーブルの当該対面サービスの原時間帯の待行列の最後尾に登録し(S132)、S124に戻って処理を繰返す。
対面サービス申込画面において「予約」が選択されると(S134)、対面サービス予約処理として、端末において入力された申込情報を取得し(S136)、後述の「対面サービス予約処理」(S600)を実行して当該サービス利用者の予約やキャンセル待を受付け(S138)、S124に戻って処理を繰返す。
対面サービス申込画面において「終了」が選択されると(S140)、対面サービス申込画面を閉じ(S142)、S110に戻ってサービスコンテンツ画面から繰返す。
【0064】
図4に、対面サービスを提供するサービス提供者端末からサービス提供サーバの所定アドレスにアクセスすることにより起動される「サービス提供者側処理」(S200)の処理手順を示す。
最初に、サービス提供者受付処理10dとして、「サービス提供者ログイン処理」(S420)を実行してサービス提供者のログインを受付け(S202)、正規のサービス提供者からログインを受付けたら、受信パケットから当該サービス提供者の端末アドレスを取得してサービス提供者テーブルに登録する(S204)。
「サービス提供者ログイン処理」(S420)は、図7に示すように、サービス提供者端末から所定のログインページへのアクセスを受付けると、サービス提供者ログイン画面(図示省略)を端末に送信して表示させる(S422)。サービス提供者ログイン画面において「ログイン」が選択されると(S424)、サービス提供者によって入力された提供者IDとパスワードを取得し(S426)、サービス提供者テーブルを参照して正規登録者であることが確認されたら(S428)、サービス提供者ログイン処理を終了する。正規登録者であることが確認できなかった場合には、再入力を要求し(S430)、S424に戻る。
【0065】
次に、対面サービス提供処理10eとして、図16に示すような対面サービス提供画面を端末に送信して表示させ(S206)、以下の処理を行う。
対面サービス提供画面は、サービス提供者がサービス利用者に対して対面サービスを提供する際にサービス提供者端末に表示される画面である。対面サービス提供画面の画面上部左側には現在の待行列登録状況が表示され、画面上部中央には対面サービスの実行中に対面相手のサービス利用者端末から送信される映像が表示され、画面上部右側には対面サービスの実行中の対面相手の利用者情報と当該対面相手が入力した申込情報とが表示される。対面サービス提供画面の画面下部左側には当該対面サービスにおいて使用可能なコンテンツリストが表示され、画面下部中央には対面サービスの実行中にサービス提供者がコンテンツリストからコンテンツを選択したときにコンテンツ配信サーバから配信されるコンテンツが表示され、画面下部右部には対面サービスの実行中にサービス利用者と図や文字を用いてコミュニケーションをとる際に使用するホワイトボードが表示される。
【0066】
コンテンツリストは、サービス提供者テーブルに登録されている対面サービスコンテンツURLに基づいて表示される。
対面サービスの実行中は、コンテンツ再生アプリケーションが接続中の両端末において共有アプリケーションとして実行されており、サービス提供者端末において表示されているコンテンツリストから特定のコンテンツが選択されると、接続中の両端末においてコンテンツ再生共有アプリケーションによってコンテンツ配信サーバから選択されたコンテンツの配信を受けてコンテンツ画面上で再生される。コンテンツ画面には、選択されたコンテンツの再生を制御するための再生制御ツールを備えており、接続中の両端末にいずれかにおいて再生の制御を行うと、その情報は相手方の端末にも伝達されて同じようにコンテンツが再生されるので、対面サービスコンテンツを双方で詳細に確認しながら効果的な対面サービスを行うことができる。
また、対面サービスの実行中は、ホワイトボードのアプリケーションが接続中の両端末において共有アプリケーションとして実行されており、接続中の端末のいずれかにおいて画面内に設けられた描画ツールを用いて描画すると、その情報が相手方の端末に伝達されて描画されるので、ホワイトボードを用いながら効率的な対面サービスを行うことができる。
【0067】
対面サービス提供画面が表示されたら、最初に、後述の「待行列シフト処理・予約制限人数調整処理」(S700)を実行し、現在の時刻が現行の時間帯の終了時刻となった際に、現行の時間帯の待行列に残存するサービス利用者を次の時間帯の待行列にシフトする待行列シフト処理と、現行の時間帯の待行列に残存する人数または現行の時間帯の待行列で最後に対面サービスを終了した時刻から現在の時刻までのアイドル時間に基づいて、予約制限テーブルの予約制限人数を調整する予約人数調整処理とを行う(S210)。
次に、待行列テーブルの当該対面サービスの現時間帯の待行列を参照して現時間帯の登録状況を端末に送信して対面サービス提供画面に表示させる(S212)。
【0068】
対面サービス提供画面において「受付」が選択されると(S214)、現時間帯の待行列を参照し、登録者がある場合には(S216)、当該待行列より次のサービス利用者を
取出す(S218)。
取出されたサービス利用者について、接続テーブルを参照して他の対面サービスを利用中の場合は(S220)、当該サービス利用者を当該待行列にホールドし(S222)、S218に戻ってさらに次のサービス利用者について同様の処理を行う待行列ホールド処理を実行する。
取出されたサービス利用者が他の対面サービスを利用中でない場合は、更にサービス利用者テーブルから当該サービス利用者のスケジュール帳を参照し(S224)、他の予定があって対面サービスを受けられない場合についても、当該サービス利用者を当該待行列にホールドし(S222)、S218に戻ってさらに次のサービス利用者について同様の処理を行う待行列ホールド処理を実行する。
取出されたサービス利用者が他の対面サービスを利用中でなく、また、他に予定が予定がない場合は、接続テーブルを参照して接続IDを指定し、当該サービス利用者端末に対して対面サービス受付通知を送信する(S228)。これにより、後述のように、サービス利用者端末には対面サービス受付画面がポップアップ表示され、サービス利用者が「利用」を選択すると「利用通知」が送信され、サービス利用者が「キャンセル」を選択すると「キャンセル通知」が送信され、サービス利用者が「ホールド」を選択すると「ホールド通知」が送信される。
【0069】
対面サービス提供処理において「利用通知」が受信されたら(S230)、サービス利用者テーブルから当該サービス利用者の利用者情報を取得して端末に送信し、当該待行列に登録されている申込情報を取得して端末に送信し、対面サービス提供画面に表示させる(S232)。
そして、「サービス提供者端末接続処理」(S520)を実行して、当該サービス利用者端末をMCUに接続して対面サービスを実行する(S234)。
【0070】
「サービス提供者端末接続処理」(S520)は、図9に示すように、接続テーブルの指定された接続IDに当該サービス提供者の提供者IDと端末アドレスを登録してMCUにチェックインする(S522)。
対面サービス提供画面において「切断」が選択されたら(S524)、サービス利用者端末に「切断通知」を送信し(S526)、接続テーブルから当該サービス提供者の提供者IDと端末アドレスを削除してMCUからチェックアウトし(S528)、MCUの接続時間に基づいて対面サービス利用料を演算してサービス利用者テーブルの当該サービス利用者の課金情報に課金し(S530)、MCUの接続時間に基づいて当該対面サービスの平均処理時間を更新し(S532)、「サービス提供者端末接続処理」を終了する。
また、対面サービス提供画面において「配信」が選択されたら(S540)、選択されたコンテンツの配信をコンテンツ配信サーバ14に要求する(S542)。
【0071】
「サービス提供者端末接続処理」による対面サービスが終了したら、待行列より当該サービス利用者を削除し(S236)、待行列の1つ次に登録されているサービス利用者に対して「待機要請通知」を送信し(S238)、S210に戻って対面サービス提供処理を繰返す。
【0072】
尚、待機要請通知は、待合行列の先頭に登録されているサービス利用者の次のサービス利用者に対して、対面サービスを受ける準備を依頼するものであり、該当するサービス利用者端末に対して待機要請画面(図示省略)を送信してポップアップ表示させる。また、該当するサービス利用者端末がログインしていない場合には、当該サービス利用者のメールアドレスに対して待機要請メール(図示省略)を送信して携帯電話によって対面サービスを受ける準備を依頼するようにしてもよい。
【0073】
対面サービス提供処理において「ホールド通知」が受信されたら(S240)、当該サービス利用者を当該待行列にホールドし(S222)、S218に戻ってさらに次のサービス利用者について同様の処理を行う、待行列ホールド処理を実行する。
また、対面サービス提供処理において「キャンセル通知」が受信されたら(S250)、待行列より当該サービス利用者を削除し(S236)、1つ次のサービス利用者に「待機要請通知」を送信し(S238)、S210に戻って対面サービス提供処理を繰返す。
【0074】
図5に、サービス利用者端末からサービス提供サーバの所定アドレスにアクセスすることにより起動される「サービス利用者側処理その2」(S300)の処理手順を示す。これは、対面サービス利用処理として実行されるものである。
最初に、サービス利用者自身が申込中の各対面サービスについて、後述の「予想待合時間演算処理」(S800)を実行し(S302)、図17に示すような申込サービス一覧画面を当該サービス利用者端末に送信して表示させる(S304)。申込サービス一覧画面には、サービス利用者が申込中のサービスのサービス名、待合人数、予想待合時間が表示され、選択蘭にチェックを入れて「キャンセル」を選択することで当該申込をキャンセルできる。
【0075】
対面サービス利用処理において、サービス提供者端末から「受付通知」が受信されたら(S306)、図18に示すような対面サービス受付通知画面を端末にポップアップ表示させる(S308)。
対面サービス受付通知画面には、サービス名が表示され、当該対面サービスが受付けられたことがサービス利用者に通知される。対面サービス受付画面には、「利用」ボタン、「キャンセル」ボタン、「ホールド」ボタンが設けられており、サービス利用者が「利用」を選択すると当該対面サービスがすぐに開始され、サービス利用者が「キャンセル」を選択すると当該対面サービスの申込がキャンセルされ、サービス利用者が「ホールド」を選択すると当該サービス利用者による待合せがホールドされ、当該対面サービスが次のサービス利用者に対して先に提供される。
【0076】
対面サービス受付通知画面において「利用」が選択されたら(S310)、相手方のサービス提供者端末に「利用通知」を送信し(S312)、図19に示すような対面サービス利用画面を端末に送信して表示させ(S314)、「サービス利用者端末接続処理」(S500)を実行して、当該サービス提供者端末をMCUに接続して対面サービスを実行する(S316)。
当該対面サービスが終了したら、S302に戻って対面サービス利用処理を繰返す。
【0077】
対面サービス利用画面は、サービス利用者が対面サービスを受ける際にサービス利用者端末に表示される画面である。対面サービス利用画面の画面上部中央には対面サービスの実行中に対面相手のサービス提供者端末から送信される映像が表示され、画面下部中央には対面サービスの実行中にサービス提供者の選択によりコンテンツ配信サーバから配信されるコンテンツが表示され、画面下部右部には対面サービスの実行中にサービス提供者と図や文字を用いてコミュニケーションをとる際に使用するホワイトボードが表示される。
コンテンツ画面やホワイトボードの機能は、前述のサービス提供画面と同様であるので説明は省略する。
【0078】
「サービス利用者端末接続処理」(S500)は、図8に示すように、接続テーブルの指定された接続IDから当該サービス利用者の利用者IDと端末アドレスを登録してMCUにチェックインする(S502)。
サービス提供者端末から「切断通知」が受信されたら(S504)、接続テーブルから当該サービス利用者の利用者IDと端末アドレスを削除してMCUからチェックアウトし(S506)、「サービス利用者端末接続処理」を終了する。
【0079】
対面サービス受付通知画面において「ホールド」が選択されたら(S320)、相手方のサービス提供者端末に「ホールド通知」を送信して(S322)、S302に戻って対面サービス利用処理を繰返す。
対面サービス受付通知画面において「キャンセル」が選択されたら(S330)、相手方のサービス提供者端末に「キャンセル通知」を送信し(S332)、サービス利用者テーブルの当該サービス利用者の課金情報にキャンセル料を課金して(S334)、S302に戻って対面サービス利用処理を繰返す。
対面サービス受付通知画面において、一定時間内に応答がなかった場合は(S340)、332に進んでキャンセルが選択された場合と同様に扱う。
【0080】
尚、上記実施例では、対面サービス受付通知画面において「キャンセル」が選択された場合と一定時間内に応答がない場合を同等に扱っているが、対面サービス受付通知画面に対してすぐに「キャンセル」を選択した場合は、ほとんどアイドル時間が発生しないので、キャンセル料の課金を省略してもよく、応答待時間の長さに応じてキャンセル料を変化させるようにしてもよい。
【0081】
図10に、「対面サービス予約処理」(S600)の処理手順を示す。
サービス利用者端末において対面サービス予約処理が起動されると、図20に示すようなサービス予約画面を端末に送信して表示させる(S602)。
サービス予約画面において「表示」が選択されると(S604)、サービス利用者が画面上で指定した年月日情報を取得し(S606)、予約制限人数テーブルの当該対面サービスの当日の各時間帯の予約制限人数を取得し(S608)、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の待行列を参照して各時間帯の予約情報を取得し(S610)、当日の予約状況表示を生成して端末に送信して表示させる(S612)。尚、予約状況表示には申込欄が設けられ、現在の予約人数が予約人数枠より少ない場合には「予約」ボタンが表示され、現在の予約人数が予約人数枠に達している場合には「キャンセル待」ボタンが表示され、当該サービス利用者が予約またはキャンセル待ちしている時間帯には「キャンセル」ボタンが表示される。
【0082】
サービス予約画面の予約状況表示の申込欄の「予約」が選択されると(S620)、当該サービス利用者IDと取得された申込情報と「予約者」である旨のステータスを、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の選択された時間帯の待行列の最後に登録する(S622)。
サービス予約画面の予約状況表示の申込欄の「キャンセル待」が選択されると(S630)、当該サービス利用者IDと取得された申込情報と「キャンセル待者」である旨のステータスを、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の選択された時間帯の待行列の最後に登録する(S632)。
サービス予約画面の予約状況表示の申込欄の「キャンセル」が選択されると(S640)、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の選択された時間帯の待行列に登録されている当該サービス利用者のレコードを削除し(S642)、当該時間帯の待行列に「キャンセル待者」がある場合には(S644)、最先の「キャンセル待者」について当該待行列に登録されているステータスを「予約者」に変更し(S648)、当該変更されたサービス利用者のメールアドレスに対して予約された旨の通知を送信する(S648)。
サービス予約画面において「終了」が選択されたら(S650)、「対面サービス予約処理」を終了する。
【0083】
図11に、「待行列シフト処理・予約制限人数調整処理」(S700)の処理手順を示す。この処理は、現在の時間帯における処理を終了し、次に時間帯に移行する処理であり、待行列に残留した待合者を次の時間帯にシフトする待行列シフト処理と、前の時間帯における処理状況に基づいて予約制限人数テーブルの設定を自動調節する予約制限人数調節処理とを行うものである。
まず現在の時刻を取得し、現在の時刻が現在処理中の時間帯の終了時刻を迎えている場合に以下の処理を行い(S702)、それ以外の場合は処理を終了する。
最初に、現時間帯の待行列に未処理の待合者があるか否かを調べ、未処理の待合者がある場合には(S704)、当該未処理の待合者を次の時間帯の待行列の後にシフトする(S706)。
また、未処理の待合者がある場合には、未処理の待合人数に応じて予約制限人数テーブルの当該対面サービスの当該曜日の当該時間帯の予約制限人数を減少させる(S708)。この場合の予約制限人数の調整は、例えば、予約制限人数を単純に未処理人数分だけ削減するようにしてもよいが、変動要素も考えられるので、一定数以上の未処理人数があったときに予約制限人数を一定人数減じるようにしてもよく、一定期間における平均未処理人数を求め、その人数に応じて予約制限人数を削減するようにしてもよい。
一方、未処理の待合者がない場合には、現時間帯の最終処理時刻を調べ、最終処理時刻から現時間帯の終了時刻までのアイドル時間に応じて予約制限人数テーブルの当該対面サービスの当該曜日の当該時間帯の予約制限人数を増加させる(S710)。この場合の予約制限人数の調整は、例えば、アイドル時間をサービス提供者テーブルに登録されている当該対面サービス平均処理時間で除した数だけ予約制限人数を増加させるようにしてもよいが、変動要素も考えられるので、その数が一定以上の場合に一定人数増加させるようにしてもよく、一定期間における平均アイドル時間を求め、その時間を平均処理時間で除した数に応じて予約制限人数を増加させるようにしてもよい。
最後に、次の時間帯の処理への移行を行い(S712)、「待行列シフト処理・予約制限人数調整処理」を終了する。
【0084】
図12に、「待合人数・待合時間演算処理」(S800)の処理手順を示す。
最初に、当該対面サービスの現時間帯の待行列において当該サービス利用者が先頭から何人目かを求め、その人数を待合人数の初期値とし、求められた待合人数とサービス提供者テーブルに登録されている当該サービス提供者の平均対面サービス処理時間との積を求め、その積を待合時間の初期値とする(S802)。
現在の時刻に求められた待合時間を加えた時刻がその時間帯の終了時刻を超過していなければ(S804)、「待合人数・待合時間演算処理」を終了する。
求められた待合時間がその時間帯の残り時間を超過している場合は、現在の待合人数に、次の時間帯の待行列の予約登録者数を加えたものを新しい待合人数とし、現在の待合時間に、次の時間帯の予約登録者数と上記平均対面サービス処理時間との積を加えたものを新しい待合時間とし(S806)、S804より処理を繰返す。
これにより、待合者が現在の時間帯を超えて次の時間帯にシフトされていく場合を考慮した待合人数や予想される待合時間を求めることができる。
【0085】
図21に、待行列シフト処理の処理例を示す。ここでは、簡単のため、特定の対面サービスにおける待行列シフト処理に限定し、他の対面サービスと提供時期の重複が生じないものとして説明する。
図21は、待行列テーブルの特定の対面サービスの特定の日における各時間帯の待行列の設定状態を示しており、(1)は第1時間帯の処理中の設定状態を、(2)は第2時間帯の処理中の設定状態を、(3)は第3時間帯の処理中の設定状態をそれぞれ示す。
尚、ここでは、対面サービスを提供する時間帯の区分は30分とし、9:00−9:30を第1時間帯、9:30−10:00を第2時間帯、10:00−10:30を第3時間帯、10:30−11:00を第4時間帯、11:00−11:30を第5時間帯、11:30−12:00を第6時間帯とする。
第1時間帯の処理中には、図21(1)に示すように、第1時間帯の待行列には3人の予約者と5人の待合者が登録され、第2時間帯の待行列には2人の予約者が、第3時間帯の待行列には4人の予約者と1人のキャンセル待者が、第4時間帯の待行列には3人の予約者が、第5時間帯の待行列には3人の予約者と1人のキャンセル待者が、第6時間帯の待行列には2人の予約者が、それぞれ設定されるものとする。
第1時間帯において、6人のサービス利用者に対して対面サービスが実施されたとすると、第1時間帯の終了時に未処理の2人の待合者が第2時間帯の待行列の予約者の後にシフトされる。
第2時間帯において、新たに3人の待合者があったとすると、第2時間帯の処理中には、図21(2)に示すように、第1時間帯の待行列はクリアされ、第2時間帯の待行列には2人の予約者の後に5人の待合者が設定される。
第2時間帯において、6人のサービス利用者に対して対面サービスが実施されたとすると、第2時間帯の終了時に未処理の1人の待合者が第3時間帯の待行列の予約者の後にシフトされる。この場合に、第3時間帯のキャンセル待者は第2時間帯からシフトされた待合者の後にシフトされる。
第3時間帯において、新たに2人の待合者があったとすると、第3時間帯の処理中には、図21(3)に示すように、第2時間帯の待行列はクリアされ、第3時間帯の待行列には4人の予約者に続いて、前時間帯からの待合者1人、キャンセル待者1人、新たな待合者3人が順に設定される。
上記実施例では、予約者については必ずその時間内で処理が終わるものとして説明したが、その時間帯で未処理の予約者が発生した場合には、未処理の予約者を次の時間帯の予約者の前にシフトし、未処理の待合者を次の時間帯の予約者の後にシフトするようにしてもよい。
上記のようにすることで、予約による受付者と待合による受付者を併合して対面サービスを提供でき、予約者に対して予約された時間帯を確保しつつ、待合者に対して待合せ順序を確保することができる。
【0086】
図22に、待行列ホールド処理の処理例を示す。ここでは、簡単のため、時間帯別の待行列の記載を省略し、予約がない場合の現在の時間帯における各対面サービスA,B,C,Dの待行列の設定状態の時間変化を示す。
最初に、待合者1がサービスAを申込み、待合者2がサービスAとサービスBを申込み、待合者3がサービスAとサービスCとサービスDを申込み、待合者4がサービスAとサービスBを申込み、待合者5がサービスAとサービスCを申込み、待合者6がサービスBとサービスDを申込み、待合者7がサービスCとサービスDを申込み、待合者8がサービスCを申込んだとすると、サービスAの待行列には待合者1、待合者2、待合者3、待合者4、待合者5が登録され、サービスBの待行列には待合者2、待合者4、待合者6が登録され、サービスCの待行列には待合者3、待合者5、待合者7、待合者8が登録され、サービスDの待行列には待合者3、待合者6、待合者7が登録される。
ここで、各対面サービスA,B,C,Dが相次いでサービスを開始すると、サービスAは待合者1へのサービスを開始し、サービスBは待合者2へのサービスを開始し、サービスCは待合者3へのサービスを開始する。しかしながら、サービスDは、待合者3がサービスCを利用中のため待行列にホールドされ、次の待合者6へのサービスを開始する。このときの各待行列の登録状況は図22(1)の通りである。
次に、サービスAが待合者1へのサービスを終了するとサービスAの待行列から待合者1が削除される。そして、サービスAは、次の待合者2がサービスBを利用中で、その次の待合者3がサービスCを利用中のため、いずれもサービスAの待行列にホールドされ、更に次の待合者4へのサービスを開始する。ここで、更に待合者9よりサービスAとサービスBとサービスDへの申込みを受付けたものとする。このときの各待行列の登録状況は図22(2)の通りである。
次に、サービスB,C,Dがそれぞれ待合者2、待合者3、待合者6へのサービスを終了すると、サービスB,C,Dの待行列からそれぞれ待合者2、待合者3、待合者6が削除される。そして、サービスBは、次の待合者4がサービスAを利用中のため待行列にホールドされ、次の待合者6へのサービスを開始する。また、サービスCは次の待合者5へのサービスを開始し、サービスDはホールドが解除された待合者3へのサービスを開始する。ここで、更に待合者10よりサービスCとサービスDへの申込みを受付けたものとする。このときの各待行列の登録状況は図22(3)の通りである。
次に、サービスA,B,C,Dがそれぞれ待合者4、待合者6、待合者5、待行列3へのサービスを終了すると、サービスA,B,C,Dの待行列からそれぞれ待合者4、待合者6、待合者5、待行列3が削除される。そして、サービスAはホールドが解除された待合者2へのサービスを開始し、サービスBはホールドが解除された待合者4へのサービスを開始し、サービスCは次の待合者7へのサービスを開始する。また、サービスDは、次の待合者7がサービスCを利用中のため待行列にホールドされ、その次の待合者9へのサービスを開始する。ここで、更に待合者11よりサービスAとサービスBへの申込みを受付けたものとする。このときの各待行列の登録状況は図22(4)の通りである。
【0087】
以上のように、サービス利用者が複数の対面サービスを重複して待ち合わせた場合でも、各サービスの順番が来たときに他のサービスを利用中であった場合には順番がホールドされて次の待合者に対してサービスが提供されるので、サービス提供者にとっては無駄時間を生ずることなく対面サービスを提供でき、サービス利用者にとっても最小限の待ち時間で希望するすべての対面サービスを利用することができる。
【0088】
上記実施形態では、サービス利用者はあらかじめ会員登録を受けて利用者IDを取得しているものとして説明したが、必ずしもあらかじめ会員登録を受けている必要はなく、実際にサービスを受ける際に利用者IDを発行するようにしてもよい。
【0089】
上記実施形態では、1つの対面サービスに対して複数のサービス提供者端末が対応する場合の処理について説明を省略したが、例えば、次のようにすることで対応することができる。
サービス提供者受付処理において、同一の対面サービスについて複数のサービス提供者端末がログインしたら、各サービス提供者端末の端末アドレスを順次サービス提供者テーブルに登録する。
そして、対面サービス提供処理において、待行列からサービス利用者端末を取出した際に、当該サービス利用者端末が同じ対面サービスを提供する他のサービス提供者端末と接続されている場合には、そのサービス利用者端末はそのままにしておき、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出すようにすればよい。
【0090】
上記実施形態では、対面サービス提供処理は、待行列から取出されたサービス利用者端末は、対面サービスを終了してサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に待行列から削除するものとしたが、対面サービスの提供が決定した段階または対面サービスがキャンセルされた段階で削除するようにしてもよい。
また、待行列からサービス利用者端末を取出す際に削除し、待行列ホールド処理によってホールドする際に再度待行列に戻すようにしてもよい。
【0091】
上記実施形態では、対面サービス提供処理は、サービス提供サーバにログインしたサービス提供者端末において受付ボタンが選択されたときに、待行列テーブルが参照され、当該サービス提供者が提供する対面サービスの待行列に登録されているサービス利用者端末を取出して対面サービスを提供するものとしたが、各対面サービスについて、先に待行列テーブルを参照し、待行列にサービス利用者端末が登録されている場合に、当該対面サービスを提供するサービス提供者端末を呼出し、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を当該呼出に応答したサービス提供者端末とテレビ電話接続するようにしてもよい。
【0092】
上記実施形態では、対面サービス提供処理は、待行列ホールド処理において参照されるサービス利用者の個人スケジュールは、サービス利用者テーブルに登録されているものとしたが、待行列ホールド処理においてサービス利用者端末に登録されているスケジュール帳を参照させるようにしてもよい。
【0093】
上記実施形態では、サービス利用者端末とサービス提供者端末とのテレビ電話接続は、両端末から特定の接続IDによってMCUにチェックインさせ、MCUを介して行わせるようにしたが、サービス提供サーバから一方の端末に対して他方の端末の端末アドレスを通知して、所定のテレビ電話プロトコルによって相手方の端末をコールさせるようにしてもよい。
【0094】
上記実施形態では、サービス利用者に提供される対面サービス利用画面は、テレビ電話によるサービス提供者との対話画面と、対面サービスにおいてコンテンツ提供を行う場合のコンテンツ画面と、対面サービスにおいてホワイトボードを使用する場合のホワイトボード画面とが常時独立に表示されている場合を例示したが、これらは必要に応じて表示されればよく、1つの画面内で合成表示されるようにしてもよい。
【0095】
上記実施形態では、各対面サービスの待行列は時間帯別に設け、予約者は待行列の指定された時間帯に登録するようにしたが、予約者のためには専用の予約テーブルを設けるとともに、待行列は各対面サービス毎に単一とし、予約者は予約テーブルに、待合者は待行列に登録するようにしてもよい。
この場合には、対面サービス予約処理は、サービス利用者端末において対面サービスの予約が選択されたときは、当該サービス利用者端末を対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスに登録すればよく、対面サービス提供処理は、各対面サービスについて、先に対面サービス予約テーブルを参照して現在の時間帯に登録されている予約者を順次取出して当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続させて対面サービスを提供し、対面サービス予約テーブルの現在の時間帯に登録されているすべての予約者の処理を終了したら、待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出して当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続させて対面サービスを提供し、当該取出されたサービス利用者端末を当該待行列から削除する処理を繰返し、現在の時間帯の終了時刻となったら、次の時間帯に進むようにすればよい。
また、対面サービス予約処理におけるキャンセル待の処理は、対面サービス予約テーブルに対して行い、現在の時間帯の終了時に、各対面サービスについて、対面サービス予約テーブルの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合には、当該キャンセル待者を待行列テーブルの対応する待行列にシフトさせるようにすればよい。
また、予想待合時間演算処理は、待合人数の補正処理において、待行列テーブルの次の時間帯の待行列の予約者の人数に代えて、対面サービス予約テーブルの次の時間帯の予約者の人数を用いればよい。
【0096】
上記実施形態では、対面サービスの予約者は予約された時間帯内で処理が終了することを前提としたものであるが、対面サービスの予約者が予約された時間内で処理を終了できなかった場合にでも対応できるように、未処理の予約者を待行列テーブルの次の時間帯の待行列の先頭にシフトさせるようにしてもよい。
また、対面サービス予約テーブルを用いた場合には、未処理の予約者を対面サービス予約テーブルの次の時間帯の先頭にシフトさせるようにしてもよい。
【0097】
上記実施形態では、対面サービスを、予約による受付と待合による受付の両方を受付けるものとしたが、待合による受付に限定してもよい。この場合には、対面サービス毎に単一の待行列を設ければよく、対面サービス予約処理と待行列シフト処理は省略できる。
【0098】
上記実施形態では、対面サービス受付処理は、サービス利用者端末における対面サービスの申込は、端末の画面に表示されたボタン等を選択することにより行うものとして説明したが、サービス利用者の音声を取得して音声認識により選択させるようにしてもよい。
また、サービスの内容に応じて自動的に対面サービスが申込まれるようにしてもよく、サービス提供サーバにサービス利用者の行動をモニタするエージェント機能を備え、その判断に基づいて自動的に対面サービスが申込まれるようにしてもよい。
【0099】
上記実施形態では、サービス利用者受付処理においてサービス利用者端末の端末アドレスをサービス利用者テーブルに登録し、サービス提供者受付処理においてサービス提供者端末の端末アドレスをサービス提供者テーブルに登録し、対面サービス提供処理において、サービス利用者テーブルとサービス提供者テーブルに登録された端末アドレスに基づいてサービス利用者端末とサービス提供者端末をテレビ電話接続させるものとして説明したが、これらのアドレス解決処理は、IP電話網において設置されるゲートキーパの機能を利用してもよく、別途ディレクトリサーバを備えてアドレス解決を行わせるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0100】
以上のように、この発明によれば、複数のサービスについてテレビ電話による対面サービスを重複して申込むことが可能で、サービス提供者にとってもサービス利用者にとっても無駄なく効率的に対面サービスを提供できるサービス提供システムを構成できる。
尚、本願発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本願発明の効果を奏する限り、各実施形態で述べた構成要素を適宜入れ替えたり、新たな構成要素を追加したり、一部の構成要素を削除したりしてもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのシステム構成図である。
【図2】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバのデータベースに登録されるテーブルの例を示す図である。
【図3】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバにおけるサービス利用者側処理その1(サービス利用者受付処理、対面サービス受付処理)の処理手順の例を示す図である。
【図4】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバにおけるサービス提供者側処理(対面サービス提供処理、待行列ホールド処理)の処理手順の例を示す図である。
【図5】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバにおけるサービス利用者側処理その2(対面サービス利用処理)の処理手順の例を示す図である。
【図6】この発明のサービス利用者受付処理におけるサービス利用者ログイン処理の処理手順の例を示す図である。
【図7】この発明のサービス提供者受付処理におけるサービス提供者ログイン処理の処理手順の例を示す図である。
【図8】この発明の対面サービス利用処理におけるサービス利用者端末接続処理の処理手順の例を示す図である。
【図9】この発明の対面サービス提供処理におけるサービス提供者端末接続処理の処理手順の例を示す図である。
【図10】この発明の対面サービス受付処理における対面サービス予約処理の処理手順の例を示す図である。
【図11】この発明の対面サービス提供処理における待行列シフト処理と予約制限人数調整処理の処理手順の例を示す図である。
【図12】この発明の対面サービス受付処理および対面サービス利用処理における予想待合時間演算処理の処理手順の例を示す図である。
【図13】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示されるサービスメニュー画面の表示例を示す図である。
【図14】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示されるサービスコンテンツ画面の表示例を示す図である。
【図15】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される対面サービス申込み画面の例を示す図である。
【図16】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス提供者端末に表示される対面サービス提供画面の例を示す図である。
【図17】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される申込サービス一覧画面の例を示す図である。
【図18】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される対面サービス受付通知画面の例を示す図である。
【図19】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される対面サービス利用画面の例を示す図である。
【図20】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示されるサービス予約画面の例を示す図である。
【図21】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムの待行列シフト処理の処理例を示す図である。
【図22】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムの待行列ホールド処理の処理例を示す図である。
【符号の説明】
【0102】
10 サービス提供サーバ
11 サービス提供データベース
12 多地点接続装置(MCU)
14 コンテンツ配信サーバ
15 コンテンツデータベース
16 サービス提供システムルータ
20 サービス提供者端末
22 サービス提供者端末側ルータ
30 サービス利用者端末
40 拠点端末(バーチャルカウンタ)
50 通信回線(インターネット)
【技術分野】
【0001】
この発明は、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムおよびサービス提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、サービス提供者が提供する多種のサービスをインターネットを通じて提供するポータルサイトが多数運営されている。このようなポータルサイトにおいては、映画や音楽などのマルチメディアコンテンツを提供するコンテンツサービス、交通案内・天気予報などの情報を提供する情報提供サービス、ネットショッピングなどの商品販売を仲介する商品販売サービスなどが行われている。
しかしながら、このようなポータルサイトにおいては、サービス利用者はあらかじめサービス提供者によって登録された情報から所望の情報を自ら検索することが必要となるため、検索に精通していないユーザにとってはサービスを使いこなすことが困難な場合が生ずる。また、サービス利用者がサービス提供者に対して何らかの質問がある場合に、別途電話回線を通じてサービス提供者に電話を掛けたり、電子メールによる問合せを行う必要があり、迅速な対応が困難となるなどの問題があった。
【0003】
このような問題に対応するものとして、例えば、特許文献1には、テレビ電話を使用してサービス仲介者が各種サービスの仲介を行ったり、サービス利用者が希望するサービス提供者とテレビ電話による対話が行なえるサービス提供システムが提案されている。
このサービス提供システムでは、サービス利用者側テレビ電話機と、サービス提供者側テレビ電話機と、インフォメーションセンター側に設置されるテレビ電話機能付のモニタテレビと、利用者とサービス提供者とインフォメーションセンターとの間の同時通話を可能とする多地点接続装置とを含み、利用者側からインフォメーションセンター側へテレビ電話をかける段階と、利用者が名前や会員番号を告知して会員カードを提示する段階と、インフォメーションセンター側が利用者より用件を聞いてサービス提供者へテレビ電話をかける段階と、サービス提供者とサービス利用者が通話する段階と、サービス提供者よりサービス利用者へサービスを提供する段階とを備え、サービス利用者がサービスの提供を仲介するオペレータやサービス提供者の顔を見ながら、サービスの依頼やサービスの提供を受けることができる。
【0004】
このようなサービス提供システムは、上述のコンテンツサービス・情報提供サービス・商品販売サービスの他に、カウンセリング・法律相談・旅行相談などのコンサルティングサービス、特許文献2に示すような遠隔教育サービス、特許文献3に示すようなテレビ電話通訳サービス、特許文献4に示すような在宅診察サービス、特許文献5に示すようなテレビ電話交番サービス等のテレビ電話を用いた対面サービスにも適応でき、サービス利用者はサービス提供者から迅速かつ簡便に多種のサービスの提供を受けることができる。
【0005】
【特許文献1】特開2003−115933号公報
【特許文献2】国際公開第2004/029905号公報
【特許文献3】国際公開第2004/030328号公報
【特許文献4】国際公開第2004/092991号公報
【特許文献5】国際公開第2006/016466号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かかる従来のサービス提供システムでは、サービス利用者に対してサービス提供者が提供する多種のサービスについてテレビ電話による対話サービスを提供することができるものの、対話サービスは同時に複数のサービス利用者に対して対応できないため、多数のサービス利用者から同一のサービス提供者に対して対話サービスの申込みがあった場合には、各サービス利用者は前のサービス利用者に対する対話サービスが終了するまで待合わせる必要がある。
このような多数の利用者によるサービスの待合せに対応する技術として、待行列を用いる方法があり、各対話サービスについてそれぞれ待行列を備え、サービス利用者が対話サービスを申込んだときに当該サービスの待行列に当該サービス利用者を登録し、サービス提供者によるサービスの提供が終了する毎に待行列から次のサービス利用者を抽出して呼出し、応答したサービス利用者に対してサービスを提供することで、すべてのサービス利用者に対して公平に対面サービスを提供することができる。
【0007】
しかしながら、サービス利用者が複数のサービスについて対面サービスの利用を希望する場合に、複数の対面サービスについて待行列への登録を許すと、複数の対面サービスについて提供時期が重複する場合が生ずる。例えば、サービス利用者が第1の対面サービスと第2の対面サービスの2つの待行列に登録していた場合に、当該サービス利用者が第1の対面サービスを利用中に、第2の対面サービスの順番が来ると、第2の対面サービスについて当該サービス利用者への呼出が行われ、少なくとも一定時間は当該サービス利用者からの応答を待合せる必要が生じる。また、サービス利用者が第1の対面サービスを終了したときに、第2の対面サービスについて既に次のサービス利用者が利用を開始していた場合には、第2の対面サービスの待行列における当該サービス利用者の登録は破棄されるので、当該サービス利用者は改めて第2の対面サービスの待行列に登録して順番待ちをやり直す必要が生ずる。
このように、従来のサービス提供システムにおいては、サービス利用者が複数のサービスについて対面サービスの利用を希望する場合に、サービス提供者にとっても、サービス利用者にとっても、大きな無駄時間が発生し、効率的にサービスが提供されないという問題があった。
【0008】
それゆえに、本願発明の目的は、複数のサービスについてテレビ電話による対面サービスを重複して申込むことを可能とし、サービス提供者にとってもサービス利用者にとっても無駄なく効率的にサービスの提供が行われるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を備えた待行列テーブルとを有し、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものである。
【0010】
この発明によれば、サービス利用者受付手段により、サービス利用者端末からのアクセスが受付けられ、コンテンツ配信手段により、サービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツが配信されるので、サービス利用者は複数種類のサービスから希望するサービスの提供を受けることができる。
また、提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルが備えられ、対面サービス受付手段により、サービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末が登録され、対面サービス提供手段により、各対面サービスについて、待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続され、当該取出されたサービス利用者端末が当該待行列から削除されるので、サービス利用者は対面サービスを提供するサービスについて適切に順番待ちして対面サービスを受けることができる。
更に、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者にとっては、サービス提供時期が交錯することを考慮することなく複数の対面サービスを重複して申込むことができ、1つのサービスの利用中に他のサービスの順番が来ても待行列にホールドされて効率的に複数の対面サービスを受けることができる。また、サービス提供者にとっても、他のサービス提供者端末と接続中のサービス利用者は自動的にスキップされるので、無駄な呼出時間を排除して効率的にサービスを提供できる。
尚、対面サービス提供処理において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するのは、当該サービス利用者端末に対面サービスを提供することが確定した際に行ってもよく、実際に対面サービスの提供が行われて、当該サービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に行ってもよい。
【0011】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0012】
この発明によれば、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳が備えられ、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末についてスケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールが参照され、当該対面サービスに対応できない場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者は個人スケジュールをスケジュール帳に登録しておくことで、自分のスケジュールに合せて対面サービスを効率的に受けることができる。
【0013】
この発明のサービス提供システムは、前記コンテンツ配信手段は、対面サービスを提供中のサービス提供者端末からコンテンツ配信指令を受信したときに、前記対面サービス提供手段により接続されたサービス利用者端末とサービス提供者端末とに対して指定されたコンテンツを配信する機能を有するものでもよい。
【0014】
この発明によれば、コンテンツ配信手段において、対面サービスを提供中のサービス提供者端末からコンテンツの配信指令が受信されたときに、対面サービス提供手段により接続されたサービス利用者端末とサービス提供者端末とに対して指定されたコンテンツが配信されるので、サービス提供者はサービス利用者に対して関連するコンテンツを配信しながらテレビ電話による対面サービスを提供することができる。
【0015】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除したときに、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の先頭から一定数先に登録されているサービス利用者端末、または、当該サービス利用者端末についてあらかじめ登録されている携帯電話に対して、待機要請通知を送信する機能を有するものでもよい。
【0016】
この発明によれば、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するときに、待行列の先頭から一定数先に登録されているサービス利用者端末またはその携帯電話に対して待機要請通知が送信されるので、サービス利用者は対面サービスの順番が近づいたときに対面サービスを受ける準備をすることができる。特に、サービス利用者の携帯電話に待機要請通知を送信することで、サービス利用者が本システムによるサービスからログアウトしていた場合でも対面サービスの順番が到来したことを知ることができ、対面サービスの開始前にサービスにログインして対面サービスを受ける準備をすることができる。
尚、待機要請通知は、サービス利用者端末に対してインスタントメッセージングによりポップアップ表示するようにしてもよく、あらかじめ登録されたサービス利用者の携帯電話のメールアドレスに対してメール送信するようにしてもよい。
【0017】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス受付手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末から対面サービスの申込みを受付けたときに、当該サービス利用者端末において入力された対面サービス申込情報を取得して、前記待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する際に当該取得された対面サービス申込情報を登録する機能を有し、前記対面サービス提供手段は、前記待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す際に、当該サービス利用者端末について登録されている対面サービス申込情報を取出し、当該取出された対面サービス申込情報を当該対面サービスを提供するサービス提供者端末に送信して表示させる機能を有するものでもよい。
【0018】
この発明によれば、対面サービス受付手段において、サービス利用者端末から対面サービスの申込みを受付けたときに、当該サービス利用者端末において入力された対面サービス申込情報が取得されて待行列テーブルに登録され、対面サービス提供手段において、待行列からサービス利用者端末を取出す際に当該サービス利用者端末の対面サービス申込情報が取出されてサービス提供者端末に送信されるので、サービス提供者はサービス提供の際にサービス利用者が事前に入力したサービス申込情報を端末において確認できる。
【0019】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0020】
この発明によれば、サービス利用者受付手段により、サービス利用者端末からのアクセスが受付けられ、コンテンツ配信手段により、サービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツが配信されるので、サービス利用者は複数種類のサービスから希望するサービスの提供を受けることができる。
また、提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルが備えられ、対面サービス予約手段により、サービス利用者端末において対面サービスの予約が選択されたときに、当該対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末が予約者として登録され、対面サービス待合手段により、サービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、当該対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末が待合者として登録され、対面サービス提供手段により、各対面サービスについて、当該対面サービスの現在の時間帯の待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続され、当該取出されたサービス利用者端末が当該待行列から削除され、待行列シフト手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がある場合に、当該未処理の待合者が次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトされるので、対面サービスを提供するサービスについて予約による受付と待合せによる受付とが適切に併合され、サービス利用者は効率的に対面サービスを受けることができる。
更に、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者にとっては、サービス提供時期が交錯することを考慮することなく複数の対面サービスを重複して申込むことができ、1つのサービスの利用中に他のサービスの順番が来ても待行列にホールドされて効率的に複数の対面サービスを受けることができる。また、サービス提供者にとっても、他のサービス提供者端末と接続中のサービス利用者は自動的にスキップされるので、無駄な呼出時間を排除して効率的にサービスを提供できる。
尚、対面サービス提供処理において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するのは、当該サービス利用者端末に対面サービスを提供することが確定した際に行ってもよく、実際に対面サービスの提供が行われて、当該サービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に行ってもよい。
【0021】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0022】
この発明によれば、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳が備えられ、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末についてスケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールが参照され、当該対面サービスに対応できない場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者は個人スケジュールをスケジュール帳に登録しておくことで、自分のスケジュールに合せて対面サービスを効率的に受けることができる。
【0023】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の後に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯の待行列に予約者として登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、その待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を予約者に変更する機能とを有し、
前記待行列シフト手段は、現在の時間帯の終了時刻となったときに、次の時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を前記シフトされた未処理の待合者の後にシフトする機能を有するものでもよい。
【0024】
この発明によれば、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、当該対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末がキャンセル待者として登録され、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、当該対面サービスの該当する時間帯の待行列に予約者として登録されている当該サービス利用者端末が削除され、その時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者が予約者に変更され、待行列シフト手段において、現在の時間帯の終了時刻となったときに、次の時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、シフトされた未処理の待合者の後に当該キャンセル待者がシフトされるので、サービス利用者は希望する対面サービスについて予約による受付が定員に達している場合にキャンセル待ちを行うことができ、キャンセル待者はキャンセルがなかった場合でも待合せによる受付に準じて対面サービスの提供を受けることができる。
【0025】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの待合中の対面サービスの現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの次の時間帯の待行列に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたものでもよい。
【0026】
この発明によれば、各対面サービスについて平均処理時間が演算され、予想待合時間演算手段により、各対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数が求められ、求められた待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間が求められ、現在の時刻に求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、求められた待合人数に次の時間帯の待行列に登録されている予約者の人数を加算した人数に待合人数が補正され、補正された待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じた時間に待合時間が補正されるので、予約による受付と待合による受付を併合して対面サービスが受付けられている場合でも、サービス利用者に対して予想される待合時間を適正に演算して提示することができる。
【0027】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、前記対面サービス予約手段は、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯の待行列に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたものでもよい。
【0028】
この発明によれば、各対面サービスについて予約を受付けることができる予約制限人数を対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルが備えられ、対面サービス予約手段において、当該対面サービスの指定された時間帯の待行列に登録されている予約者の人数が、予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合には予約は受付けられず、予想制限人数調整手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、その数に応じて予約制限テーブルの対応する時間帯の予約制限人数が増加され、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて予約制限テーブルの対応する時間帯の予約制限人数が減少されるので、予約による受付人数が対面サービスの処理実績に基づいて調整され、予約による受付と待合せによる受付とが併合された対面サービスをより効率的に提供できる。
【0029】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0030】
この発明によれば、サービス利用者受付手段により、サービス利用者端末からのアクセスが受付けられ、コンテンツ配信手段により、サービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツが配信されるので、サービス利用者は複数種類のサービスから希望するサービスの提供を受けることができる。
また、提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルが備えられ、対面サービス予約手段により、サービス利用者端末において対面サービスの予約が選択されたときに、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末が登録され、対面サービス待合手段により、サービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末が登録され、対面サービス提供手段により、各対面サービスについて、対面サービス予約テーブルの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末が順次取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続され、対面サービス予約テーブルに登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末が登録されている場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末が取出されて当該サービス提供者端末とテレビ電話接続され、当該取出されたサービス利用者端末が当該待行列から削除されるので、サービス利用者は対面サービスを提供するサービスについて、予約による受付と待合せによる受付とが適切に併合されて効率的に対面サービスを受けることができる。
更に、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続中の場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者にとっては、サービス提供時期が交錯することを考慮することなく複数の対面サービスを重複して申込むことができ、1つのサービスの利用中に他のサービスの順番が来ても待行列にホールドされて効率的に複数の対面サービスを受けることができる。また、サービス提供者にとっても、他のサービス提供者端末と接続中のサービス利用者は自動的にスキップされるので、無駄な呼出時間を排除して効率的にサービスを提供できる。
尚、対面サービス提供処理において、待行列から取出されたサービス利用者端末を待行列から削除するのは、当該サービス利用者端末に対面サービスを提供することが確定した際に行ってもよく、実際に対面サービスの提供が行われて、当該サービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に行ってもよい。
【0031】
この発明のサービス提供システムは、サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有するものでもよい。
【0032】
この発明によれば、サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳が備えられ、対面サービス提供手段において、待行列から取出されたサービス利用者端末についてスケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールが参照され、当該対面サービスに対応できない場合に、当該サービス利用者端末が当該待行列にホールドされ、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末が取出されて当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続されるので、サービス利用者は個人スケジュールをスケジュール帳に登録しておくことで、自分のスケジュールに合せて対面サービスを効率的に受けることができる。
【0033】
この発明のサービス提供システムは、前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯に予約登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、当該時間帯にキャンセル待者があった場合に、当該キャンセル待者を予約登録に変更する機能とを有し、現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記対面サービス予約テーブルの各対面サービスの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合に、当該登録されているキャンセル待者を前記待行列テーブルの対応する対面サービスの待行列の最後尾にシフトする機能を備えたものでもよい。
【0034】
この発明によれば、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末がキャンセル待者として登録され、対面サービス予約手段において、サービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に予約者として登録されている当該サービス利用者端末が削除され、当該時間帯にキャンセル待者があった場合に、当該キャンセル待者が予約者に変更され、待行列シフト手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、対面サービス予約テーブルの各対面サービスの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者が待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の最後尾にシフトされるので、サービス利用者は希望する対面サービスについて予約による受付が定員に達している場合にキャンセル待ちを行うことができ、キャンセルがなかった場合でも待合による受付に準じて対面サービスの提供を受けることができる。
【0035】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記対面サービス予約テーブルの次の時間帯に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたものでもよい。
【0036】
この発明によれば、各対面サービスについて平均処理時間が演算され、予想待合時間演算手段により、各対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数が求められ、求められた待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間が求められ、現在の時刻に求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、求められた待合人数に対面サービス予約テーブルの次の時間帯に登録されている予約者の人数を加算した人数に待合人数が補正され、補正された待合人数に当該対面サービスの平均処理時間を乗じた時間に待合時間が補正されるので、予約による受付と待合による受付を併合して対面サービスが受付けられている場合でも、サービス利用者に対して予想される待合時間を適正に演算して提示することができる。
【0037】
この発明のサービス提供システムは、各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、前記対面サービス予約手段は、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者がなかった場合に、最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたものでもよい。
【0038】
この発明によれば、各対面サービスについて予約を受付けることができる予約制限人数を対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルが備えられ、対面サービス予約手段において、対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの指定された時間帯に登録されている予約者の人数が、予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合には予約は受付けられず、予想制限人数調整手段により、現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、その数に応じて予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数が増加され、現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数が減少されるので、予約による受付人数が対面サービスの処理実績に基づいて調整され、予約による受付と待合せによる受付とが併合された対面サービスをより効率的に提供できる。
【0039】
この発明のサービス提供方法は、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、この発明のサービス提供システムの各手段および各機能をそれぞれステップとしてコンピュータに実行させるものである。
この発明によれば、上述したそれぞれのサービス提供システムが奏する作用効果と同様の作用効果を奏する。
【発明の効果】
【0040】
本願発明によれば、複数のサービスについてテレビ電話による対面サービスを重複して申込むことを可能とし、サービス提供者にとってもサービス利用者にとっても無駄なく効率的にサービスの提供が行われるという効果がある。
【0041】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
図1にこの発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのシステム構成図を示す。
図において、10はサービス利用者に対して各種のサービスを提供するための処理を行うサービス提供サーバ、12はテレビ電話による対面サービスを提供するための端末間の接続を行う多地点接続装置(以下「MCU」とする)、14はサービス利用者端末に対してコンテンツを配信するコンテンツ配信サーバ、16はサービス提供サーバ10とMCU12とコンテンツ配信サーバをインターネット50に接続するためのルータである。
【0043】
20はサービス提供者がテレビ電話による対面サービスを提供する場合に使用するサービス提供者端末であって、対面サービスを提供するサービス毎(A,B,…)に所要数の端末(20A1,20A2,…、20B1,20B2,…、・・・)を備え、それぞれルータ(22A,22B,…)を介してインターネット50に接続されている。
サービス提供者端末20は、サービス提供サーバ10にアクセスするためのブラウザ機能と対面サービスを提供するためのテレビ電話機能を有する通信端末であり、利用者の映像を取得するテレビカメラ、利用者の音声を取得するマイクロフォン、接続先からの映像を表示するモニタテレビ、利用者の音声を取得し、接続先からの音声を出力するヘッドセットを備える。
サービス提供者端末20は、サービス提供者が対面サービスを提供する際に、サービス提供サーバ10に接続され、サービス利用者端末からの対面サービスのリクエストがあったときに、MCU12を介してリクエストを受けたサービス利用者端末とテレビ電話接続される。
【0044】
この実施形態では、サービス提供者端末20は、サービス毎に複数の端末を備え、多数のサービス利用者からの対面サービスの申込みに対して複数の担当者によって分担して対応する場合について例示しているが、各サービスについて、それぞれ一人の担当者が単一の端末によって対面サービスを提供するものでもよく、対面サービスを提供する場合にのみインターネットに接続されるものでもよい。
【0045】
30は自宅でサービスを利用するサービス利用者が使用するサービス利用者端末であって、通常インターネットプロバイダを介してインターネット50に接続される。
また、40はサービス利用者が外出先で本システムによるサービスを受けるためのサービス利用者端末であって、人が多く集まる場所や各種施設に設けられたサービスカウンタ(ここでは、「バーチャルカウンタ」と呼ぶ)に設置され、インターネット50に接続されている。
サービス利用者端末30,40は、サービス提供者端末と同様に、サービス提供サーバ10にアクセスするためのブラウザ機能と対面サービスを提供するためのテレビ電話機能を有する通信端末であり、利用者の映像を取得するテレビカメラ、利用者の音声を取得するマイクロフォン、接続先からの映像を表示するモニタテレビ、利用者の音声を取得し、接続先からの音声を出力するヘッドセットを備える。
サービス利用者端末は、サービス利用者がサービスを利用する際に、サービス提供サーバ10に接続され、サービス利用者の選択に基づいてコンテンツ配信サーバ14からコンテンツの配信を受け、サービス利用者が対面サービスを要求した際には、MCU12を介してサービス利用者が要求した対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続される。
【0046】
この実施形態では、サービス利用者端末として、自宅用端末30とバーチャルカウンタ用端末40をそれぞれ一台づつ例示しているが、多数の自宅用端末とバーチャルカウンタ用端末から同時にサービス提供サーバ10にアクセス可能であることは言うまでもない。
【0047】
この実施形態では、サービス提供者端末20、サービス利用者端末30、40は汎用のパソコンを用いた場合を例示しているが、通信回線を介してサービス提供サーバ10にアクセスでき、テレビ電話機能を有するものであればどのようなものでもよく、ブラウザ機能を有するテレビ電話専用端末等でもよい。
また、バーチャルカウンタは、サービス利用者が外出先でこのシステムによって提供されるサービスを個人的に利用できるカウンタの他、多人数で利用可能な多目的ルームとして、例えばテレビ会議サービスを提供する機能や、カラオケ等の各種アミューズメントサービスを提供する機能を併せて持たせるようにしてもよい。
【0048】
サービス提供サーバ10は、サービス利用者に対してサービスを提供するために必要なデータが記録されたサービス提供データベース11を備える。
サービス提供データベース11には、サービス利用者の情報が登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者の情報が登録されるサービス提供者テーブルと、サービス利用者がサービス提供者から対話サービスを受ける際にテレビ電話接続される両者の端末の端末アドレスが登録される接続テーブルと、対話サービスを提供するサービス毎に独立に設けられた待行列が登録される待行列テーブルを有する。
【0049】
サービス提供サーバ10は、サービス利用者端末からのアクセスを受付け、アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスをサービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付処理10aと、アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスのコンテンツをコンテンツ配信サーバ14に配信させるコンテンツ配信処理10bと、アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付処理10cと、対面サービスを提供するサービス提供者端末からのアクセスを受付け、アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスをサービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付処理10dと、アクセスを受付けられたサービス提供者により提供される対面サービスについて、待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とをサービス利用者テーブルとサービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてMCU12によりテレビ電話接続させ、当該取出されたサービス利用者端末を当該待行列から削除する対面サービス提供処理10eとを実行する機能を有する。
対面サービス提供処理は10eは、当該対面サービスの待行列から取出されたサービス利用者端末が、他のサービス提供者端末と接続中の場合、または、当該サービス利用者について登録されているスケジュール帳を参照して当該対面サービスを受けることができない場合に、当該サービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、当該取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド処理10fを実行する機能を有する。
【0050】
この実施形態では、サービス利用者に対する対面サービスの提供を、予約による受付と待合による受付の両方に対応することができるようにしている。
このため、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、待行列テーブルは対面サービス毎に時間帯別の待行列を備える。
そして、上記対面サービス受付処理10cは、サービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者を予約者として登録する対面サービス予約処理と、サービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合処理とを実行する機能を有する。
また、サービス提供サーバ10は、各時間帯の終了時刻に、待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列予約者の後にシフトする待行列シフト処理を実行する機能を有する。
【0051】
この実施形態では、飛び入りの待合者に対しても適切に対面サービスを提供できるように、予約を受付ける人数に一定の制限を設けている。
このため、各対面サービスの予約受付制限人数を曜日別・時間帯別に設定する予約人数制限テーブルを備え、対面サービス予約処理はこれに基づいて予約の受付を制限する。
また、サービス提供サーバ10は、対面サービスの実施状況に応じて予約制限人数テーブルの設定を調整する予約制限人数調整処理を実行する機能を有する。
【0052】
この実施形態では、対面サービスを待合せるサービス利用者端末に対して、対面サービスが提供されるまでの予想待合時間を提示する。
このため、サービス提供サーバ10は、対面サービスの提供を予約者と待合者の両方に対応する場合においても適正に予想待合時間を演算することのできる予想待合時間演算処理を実行する機能を有する。
【0053】
以上のようなサービス提供サーバ10において実行される処理は、例えば、Webサーバ機能と、WebサーバからCGI(Common Gateway Interface)によって起動されるアプリケーションやサーブレットによって実現することができる。
上記各処理の詳細については後述する。
【0054】
図2に、サービス提供データベースの各テーブルに設定される情報の例を示す。
サービス利用者テーブルには、利用者ID・パスワード、サービス利用者の名前・住所・年齢・性別・職業・電話番号等、対面サービスの待機要請通知を送るための携帯電話のメールアドレス、オンライン課金のためのキャッシュカード情報、対面サービスの提供を個人スケジュールに合せて調整するために登録する個人スケジュール帳、対面サービスの提供を受ける際の接続のための端末アドレス、サービスの利用に対して利用料金を集計するための課金情報等が登録される。
【0055】
サービス提供者テーブルには、提供者ID・パスワード、サービス提供者の会社名・住所・サービス名・担当者名・電話番号・メールアドレス等、提供するサービスコンテンツのメイン画面が記述されたサービスコンテンツのURL、対面サービスの有無、対面サービスにおいて使用するコンテンツのメニュー画面が記述された対面サービスコンテンツのURL、対面サービスの平均処理時間、対面サービスを提供する際の接続のための端末アドレス等が登録される。
【0056】
接続テーブルには、対面サービスを行う際に指定される接続ID毎に、対面サービスを受けるサービス利用者のIDと端末アドレス及び相手方のサービス提供者のIDと端末アドレスとが登録される。MCU12は、接続テーブルに設定された接続ID毎にサービス利用者端末とサービス提供者端末との間で所定のテレビ電話プロトコルに従った通信を行わせ、両者によるテレビ電話対談を仲介する。また、コンテンツ配信サーバ14は、対面サービスの実施中に、サービス提供者端末からコンテンツ配信指令を受信したときは、指定されたコンテンツを接続テーブルに設定されたサービス利用者端末とサービス提供者端末に配信する。
【0057】
待行列テーブルには、前述のように、対面サービスを提供するサービス別に、年月日別・時間帯別に待行列が備えられ、サービス利用者端末から対面サービスの利用通知を受信したときに、利用者IDと、対面サービスの利用申込時にサービス利用者が入力した申込情報と、その申込が予約者かキャンセル待者か待合者かを示すステータス情報とが当該対面サービスの待行列に追加登録され、対面サービス提供時には対応する待行列からこれらの情報を取出して所定の処理が行なわれる。
尚、この実施形態では、対面サービスの時間帯は後述のように30分を単位として設定しているが、提供する対面サービスの内容に応じて自由に設定することができる。
【0058】
予約制限人数テーブルには、対面サービスを提供するサービス別に、曜日別・時間帯別に予約制限人数が登録されるものであり、対面サービス予約処理において、サービス利用者から対面サービスの予約を受付けるときに、予約制限人数テーブルの該当する対面サービスの該当する曜日の該当する時間帯の予約制限人数を参照し、制限人数の範囲内で予約を受付ける。
尚、予約制限人数テーブルは、サービスの提供を開始する前にサービス提供者によって設定されるものであるが、対面サービス提供処理10eは、後述のように、予約制限人数テーブルの設定を自動調節する予約制限人数調整処理を実行する機能を有しており、実際の対面サービスの処理実績に基づき、予約による受付者と待合せによる受付者の人数バランスをとって、順番待ちで対面サービスを受ける待合者が極端に待たされることのないように考慮されている。
【0059】
次に、サービス提供サーバ10において実行される各処理の詳細について説明する。
図3に、サービス利用者端末からサービス提供サーバの所定アドレスにアクセスすることにより起動される「サービス利用者側処理その1」(S100)の処理手順を示す。
最初に、サービス利用者受付処理10aとして、「サービス利用者ログイン処理」(S400)を実行してサービス利用者のログインを受付け(S102)、正規のサービス利用者からログインを受付けたら、受信パケットから当該サービス利用者の端末アドレスを取得してサービス利用者テーブルに登録する(S104)。
「サービス利用者ログイン処理」(S400)は、図6に示すように、サービス利用者端末から所定のログインページへのアクセスを受付けると、サービス利用者ログイン画面(図示省略)を端末に送信して表示させる(S402)。サービス利用者ログイン画面において「ログイン」が選択されると(S404)、サービス利用者によって入力された利用者IDとパスワードを取得し(S406)、サービス利用者テーブルを参照して正規登録者であることが確認されたら(S408)、サービス利用者ログイン処理を終了する。正規登録者であることが確認できなかった場合には、再入力を要求し(S410)、S404に戻る。
【0060】
次に、コンテンツ配信処理10bとして、図13に示すようなサービスメニュー画面を端末に送信して表示させる(S106)。
サービスメニュー画面は、このシステムにより提供されるサービスのメニューを表示するもので、この実施例では、ショッピングサービスでは、日用品、食品、医薬品、その他のサブメニューを、コンサルティングサービスでは、カウンセリング、法律相談、旅行相談、その他のサブメニューを、教育サービスでは、外国語会話、遠隔教育、市民講座、その他のサブメニューを、公共サービスでは、区役所、交番、その他のサブメニューを、その他のサービスとして、通訳、在宅診療、テレビ会議、映像配信、カラオケ、その他のサブメニューを備える。
【0061】
サービスメニュー画面において、サービス利用者によって希望するサービスメニューが選択されると(S108)、選択されたサービスを提供するサービス提供者テーブルのサービスコンテンツURLを参照し、コンテンツ配信サーバのコンテンツデータベースに登録されているサービスコンテンツ画面を端末に送信して表示させる(S110)。
これにより、例えばショッピングであれば、商品の紹介画面が表示され、その中から希望の商品を選択して「注文」を選択することでショッピングサービスを受けることができる。このような、サービスメニューの選択は、サービスコンテンツURLによって指定されたページがHTMLなどの記述言語で記載されていれば、サービス利用者端末のWebブラウザの機能によって、更にリンクの張られた詳細情報に自由にアクセスできる。
サービスメニュー画面において、「ログアウト」が選択されると(S112)、サービス利用者テーブルから当該サービス利用者の端末アドレスを削除し(S114)、「サービス利用者受付処理」を終了する。
サービスコンテンツ画面は、例えば、図14に示すように、サービスコンテンツの内容を紹介する情報や、新着情報等が提供され、そのサービスが対面サービスを提供する場合には、対面サービスの説明とともに「対面サービス申込」ボタンが表示される。
【0062】
サービスコンテンツ画面において「対面サービス申込」が選択されると(S120)、対面サービス受付処理10cとして、図15に示すような対面サービス申込画面を端末に送信して表示させ(S122)、以下の処理を行う。
対面サービス申込画面には、サービス名、現在の待合人数、予想待合時間が表示され、サービス利用者は当該対面サービスを利用する場合には「申込情報」の欄に質問に対応して回答を記入し、「待合」ボタンまたは「予約」ボタンを選択することで、当該多面サービスの申込みを行うことができる。
【0063】
対面サービス申込画面の表示中は、後述の「予想待合時間演算処理」(S800)を実行して当該対面サービスの現在の待合人数と予想待合時間を演算し(S124)、端末に送信して表示させる(S126)。
対面サービス申込画面において「待合」が選択されると(S128)、対面サービス待合処理として、端末において入力された申込情報を取得し(S130)、当該サービス利用者IDと取得された申込情報と「待合登録者」である旨のステータスとを待行列テーブルの当該対面サービスの原時間帯の待行列の最後尾に登録し(S132)、S124に戻って処理を繰返す。
対面サービス申込画面において「予約」が選択されると(S134)、対面サービス予約処理として、端末において入力された申込情報を取得し(S136)、後述の「対面サービス予約処理」(S600)を実行して当該サービス利用者の予約やキャンセル待を受付け(S138)、S124に戻って処理を繰返す。
対面サービス申込画面において「終了」が選択されると(S140)、対面サービス申込画面を閉じ(S142)、S110に戻ってサービスコンテンツ画面から繰返す。
【0064】
図4に、対面サービスを提供するサービス提供者端末からサービス提供サーバの所定アドレスにアクセスすることにより起動される「サービス提供者側処理」(S200)の処理手順を示す。
最初に、サービス提供者受付処理10dとして、「サービス提供者ログイン処理」(S420)を実行してサービス提供者のログインを受付け(S202)、正規のサービス提供者からログインを受付けたら、受信パケットから当該サービス提供者の端末アドレスを取得してサービス提供者テーブルに登録する(S204)。
「サービス提供者ログイン処理」(S420)は、図7に示すように、サービス提供者端末から所定のログインページへのアクセスを受付けると、サービス提供者ログイン画面(図示省略)を端末に送信して表示させる(S422)。サービス提供者ログイン画面において「ログイン」が選択されると(S424)、サービス提供者によって入力された提供者IDとパスワードを取得し(S426)、サービス提供者テーブルを参照して正規登録者であることが確認されたら(S428)、サービス提供者ログイン処理を終了する。正規登録者であることが確認できなかった場合には、再入力を要求し(S430)、S424に戻る。
【0065】
次に、対面サービス提供処理10eとして、図16に示すような対面サービス提供画面を端末に送信して表示させ(S206)、以下の処理を行う。
対面サービス提供画面は、サービス提供者がサービス利用者に対して対面サービスを提供する際にサービス提供者端末に表示される画面である。対面サービス提供画面の画面上部左側には現在の待行列登録状況が表示され、画面上部中央には対面サービスの実行中に対面相手のサービス利用者端末から送信される映像が表示され、画面上部右側には対面サービスの実行中の対面相手の利用者情報と当該対面相手が入力した申込情報とが表示される。対面サービス提供画面の画面下部左側には当該対面サービスにおいて使用可能なコンテンツリストが表示され、画面下部中央には対面サービスの実行中にサービス提供者がコンテンツリストからコンテンツを選択したときにコンテンツ配信サーバから配信されるコンテンツが表示され、画面下部右部には対面サービスの実行中にサービス利用者と図や文字を用いてコミュニケーションをとる際に使用するホワイトボードが表示される。
【0066】
コンテンツリストは、サービス提供者テーブルに登録されている対面サービスコンテンツURLに基づいて表示される。
対面サービスの実行中は、コンテンツ再生アプリケーションが接続中の両端末において共有アプリケーションとして実行されており、サービス提供者端末において表示されているコンテンツリストから特定のコンテンツが選択されると、接続中の両端末においてコンテンツ再生共有アプリケーションによってコンテンツ配信サーバから選択されたコンテンツの配信を受けてコンテンツ画面上で再生される。コンテンツ画面には、選択されたコンテンツの再生を制御するための再生制御ツールを備えており、接続中の両端末にいずれかにおいて再生の制御を行うと、その情報は相手方の端末にも伝達されて同じようにコンテンツが再生されるので、対面サービスコンテンツを双方で詳細に確認しながら効果的な対面サービスを行うことができる。
また、対面サービスの実行中は、ホワイトボードのアプリケーションが接続中の両端末において共有アプリケーションとして実行されており、接続中の端末のいずれかにおいて画面内に設けられた描画ツールを用いて描画すると、その情報が相手方の端末に伝達されて描画されるので、ホワイトボードを用いながら効率的な対面サービスを行うことができる。
【0067】
対面サービス提供画面が表示されたら、最初に、後述の「待行列シフト処理・予約制限人数調整処理」(S700)を実行し、現在の時刻が現行の時間帯の終了時刻となった際に、現行の時間帯の待行列に残存するサービス利用者を次の時間帯の待行列にシフトする待行列シフト処理と、現行の時間帯の待行列に残存する人数または現行の時間帯の待行列で最後に対面サービスを終了した時刻から現在の時刻までのアイドル時間に基づいて、予約制限テーブルの予約制限人数を調整する予約人数調整処理とを行う(S210)。
次に、待行列テーブルの当該対面サービスの現時間帯の待行列を参照して現時間帯の登録状況を端末に送信して対面サービス提供画面に表示させる(S212)。
【0068】
対面サービス提供画面において「受付」が選択されると(S214)、現時間帯の待行列を参照し、登録者がある場合には(S216)、当該待行列より次のサービス利用者を
取出す(S218)。
取出されたサービス利用者について、接続テーブルを参照して他の対面サービスを利用中の場合は(S220)、当該サービス利用者を当該待行列にホールドし(S222)、S218に戻ってさらに次のサービス利用者について同様の処理を行う待行列ホールド処理を実行する。
取出されたサービス利用者が他の対面サービスを利用中でない場合は、更にサービス利用者テーブルから当該サービス利用者のスケジュール帳を参照し(S224)、他の予定があって対面サービスを受けられない場合についても、当該サービス利用者を当該待行列にホールドし(S222)、S218に戻ってさらに次のサービス利用者について同様の処理を行う待行列ホールド処理を実行する。
取出されたサービス利用者が他の対面サービスを利用中でなく、また、他に予定が予定がない場合は、接続テーブルを参照して接続IDを指定し、当該サービス利用者端末に対して対面サービス受付通知を送信する(S228)。これにより、後述のように、サービス利用者端末には対面サービス受付画面がポップアップ表示され、サービス利用者が「利用」を選択すると「利用通知」が送信され、サービス利用者が「キャンセル」を選択すると「キャンセル通知」が送信され、サービス利用者が「ホールド」を選択すると「ホールド通知」が送信される。
【0069】
対面サービス提供処理において「利用通知」が受信されたら(S230)、サービス利用者テーブルから当該サービス利用者の利用者情報を取得して端末に送信し、当該待行列に登録されている申込情報を取得して端末に送信し、対面サービス提供画面に表示させる(S232)。
そして、「サービス提供者端末接続処理」(S520)を実行して、当該サービス利用者端末をMCUに接続して対面サービスを実行する(S234)。
【0070】
「サービス提供者端末接続処理」(S520)は、図9に示すように、接続テーブルの指定された接続IDに当該サービス提供者の提供者IDと端末アドレスを登録してMCUにチェックインする(S522)。
対面サービス提供画面において「切断」が選択されたら(S524)、サービス利用者端末に「切断通知」を送信し(S526)、接続テーブルから当該サービス提供者の提供者IDと端末アドレスを削除してMCUからチェックアウトし(S528)、MCUの接続時間に基づいて対面サービス利用料を演算してサービス利用者テーブルの当該サービス利用者の課金情報に課金し(S530)、MCUの接続時間に基づいて当該対面サービスの平均処理時間を更新し(S532)、「サービス提供者端末接続処理」を終了する。
また、対面サービス提供画面において「配信」が選択されたら(S540)、選択されたコンテンツの配信をコンテンツ配信サーバ14に要求する(S542)。
【0071】
「サービス提供者端末接続処理」による対面サービスが終了したら、待行列より当該サービス利用者を削除し(S236)、待行列の1つ次に登録されているサービス利用者に対して「待機要請通知」を送信し(S238)、S210に戻って対面サービス提供処理を繰返す。
【0072】
尚、待機要請通知は、待合行列の先頭に登録されているサービス利用者の次のサービス利用者に対して、対面サービスを受ける準備を依頼するものであり、該当するサービス利用者端末に対して待機要請画面(図示省略)を送信してポップアップ表示させる。また、該当するサービス利用者端末がログインしていない場合には、当該サービス利用者のメールアドレスに対して待機要請メール(図示省略)を送信して携帯電話によって対面サービスを受ける準備を依頼するようにしてもよい。
【0073】
対面サービス提供処理において「ホールド通知」が受信されたら(S240)、当該サービス利用者を当該待行列にホールドし(S222)、S218に戻ってさらに次のサービス利用者について同様の処理を行う、待行列ホールド処理を実行する。
また、対面サービス提供処理において「キャンセル通知」が受信されたら(S250)、待行列より当該サービス利用者を削除し(S236)、1つ次のサービス利用者に「待機要請通知」を送信し(S238)、S210に戻って対面サービス提供処理を繰返す。
【0074】
図5に、サービス利用者端末からサービス提供サーバの所定アドレスにアクセスすることにより起動される「サービス利用者側処理その2」(S300)の処理手順を示す。これは、対面サービス利用処理として実行されるものである。
最初に、サービス利用者自身が申込中の各対面サービスについて、後述の「予想待合時間演算処理」(S800)を実行し(S302)、図17に示すような申込サービス一覧画面を当該サービス利用者端末に送信して表示させる(S304)。申込サービス一覧画面には、サービス利用者が申込中のサービスのサービス名、待合人数、予想待合時間が表示され、選択蘭にチェックを入れて「キャンセル」を選択することで当該申込をキャンセルできる。
【0075】
対面サービス利用処理において、サービス提供者端末から「受付通知」が受信されたら(S306)、図18に示すような対面サービス受付通知画面を端末にポップアップ表示させる(S308)。
対面サービス受付通知画面には、サービス名が表示され、当該対面サービスが受付けられたことがサービス利用者に通知される。対面サービス受付画面には、「利用」ボタン、「キャンセル」ボタン、「ホールド」ボタンが設けられており、サービス利用者が「利用」を選択すると当該対面サービスがすぐに開始され、サービス利用者が「キャンセル」を選択すると当該対面サービスの申込がキャンセルされ、サービス利用者が「ホールド」を選択すると当該サービス利用者による待合せがホールドされ、当該対面サービスが次のサービス利用者に対して先に提供される。
【0076】
対面サービス受付通知画面において「利用」が選択されたら(S310)、相手方のサービス提供者端末に「利用通知」を送信し(S312)、図19に示すような対面サービス利用画面を端末に送信して表示させ(S314)、「サービス利用者端末接続処理」(S500)を実行して、当該サービス提供者端末をMCUに接続して対面サービスを実行する(S316)。
当該対面サービスが終了したら、S302に戻って対面サービス利用処理を繰返す。
【0077】
対面サービス利用画面は、サービス利用者が対面サービスを受ける際にサービス利用者端末に表示される画面である。対面サービス利用画面の画面上部中央には対面サービスの実行中に対面相手のサービス提供者端末から送信される映像が表示され、画面下部中央には対面サービスの実行中にサービス提供者の選択によりコンテンツ配信サーバから配信されるコンテンツが表示され、画面下部右部には対面サービスの実行中にサービス提供者と図や文字を用いてコミュニケーションをとる際に使用するホワイトボードが表示される。
コンテンツ画面やホワイトボードの機能は、前述のサービス提供画面と同様であるので説明は省略する。
【0078】
「サービス利用者端末接続処理」(S500)は、図8に示すように、接続テーブルの指定された接続IDから当該サービス利用者の利用者IDと端末アドレスを登録してMCUにチェックインする(S502)。
サービス提供者端末から「切断通知」が受信されたら(S504)、接続テーブルから当該サービス利用者の利用者IDと端末アドレスを削除してMCUからチェックアウトし(S506)、「サービス利用者端末接続処理」を終了する。
【0079】
対面サービス受付通知画面において「ホールド」が選択されたら(S320)、相手方のサービス提供者端末に「ホールド通知」を送信して(S322)、S302に戻って対面サービス利用処理を繰返す。
対面サービス受付通知画面において「キャンセル」が選択されたら(S330)、相手方のサービス提供者端末に「キャンセル通知」を送信し(S332)、サービス利用者テーブルの当該サービス利用者の課金情報にキャンセル料を課金して(S334)、S302に戻って対面サービス利用処理を繰返す。
対面サービス受付通知画面において、一定時間内に応答がなかった場合は(S340)、332に進んでキャンセルが選択された場合と同様に扱う。
【0080】
尚、上記実施例では、対面サービス受付通知画面において「キャンセル」が選択された場合と一定時間内に応答がない場合を同等に扱っているが、対面サービス受付通知画面に対してすぐに「キャンセル」を選択した場合は、ほとんどアイドル時間が発生しないので、キャンセル料の課金を省略してもよく、応答待時間の長さに応じてキャンセル料を変化させるようにしてもよい。
【0081】
図10に、「対面サービス予約処理」(S600)の処理手順を示す。
サービス利用者端末において対面サービス予約処理が起動されると、図20に示すようなサービス予約画面を端末に送信して表示させる(S602)。
サービス予約画面において「表示」が選択されると(S604)、サービス利用者が画面上で指定した年月日情報を取得し(S606)、予約制限人数テーブルの当該対面サービスの当日の各時間帯の予約制限人数を取得し(S608)、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の待行列を参照して各時間帯の予約情報を取得し(S610)、当日の予約状況表示を生成して端末に送信して表示させる(S612)。尚、予約状況表示には申込欄が設けられ、現在の予約人数が予約人数枠より少ない場合には「予約」ボタンが表示され、現在の予約人数が予約人数枠に達している場合には「キャンセル待」ボタンが表示され、当該サービス利用者が予約またはキャンセル待ちしている時間帯には「キャンセル」ボタンが表示される。
【0082】
サービス予約画面の予約状況表示の申込欄の「予約」が選択されると(S620)、当該サービス利用者IDと取得された申込情報と「予約者」である旨のステータスを、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の選択された時間帯の待行列の最後に登録する(S622)。
サービス予約画面の予約状況表示の申込欄の「キャンセル待」が選択されると(S630)、当該サービス利用者IDと取得された申込情報と「キャンセル待者」である旨のステータスを、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の選択された時間帯の待行列の最後に登録する(S632)。
サービス予約画面の予約状況表示の申込欄の「キャンセル」が選択されると(S640)、待行列テーブルの当該対面サービスの当日の選択された時間帯の待行列に登録されている当該サービス利用者のレコードを削除し(S642)、当該時間帯の待行列に「キャンセル待者」がある場合には(S644)、最先の「キャンセル待者」について当該待行列に登録されているステータスを「予約者」に変更し(S648)、当該変更されたサービス利用者のメールアドレスに対して予約された旨の通知を送信する(S648)。
サービス予約画面において「終了」が選択されたら(S650)、「対面サービス予約処理」を終了する。
【0083】
図11に、「待行列シフト処理・予約制限人数調整処理」(S700)の処理手順を示す。この処理は、現在の時間帯における処理を終了し、次に時間帯に移行する処理であり、待行列に残留した待合者を次の時間帯にシフトする待行列シフト処理と、前の時間帯における処理状況に基づいて予約制限人数テーブルの設定を自動調節する予約制限人数調節処理とを行うものである。
まず現在の時刻を取得し、現在の時刻が現在処理中の時間帯の終了時刻を迎えている場合に以下の処理を行い(S702)、それ以外の場合は処理を終了する。
最初に、現時間帯の待行列に未処理の待合者があるか否かを調べ、未処理の待合者がある場合には(S704)、当該未処理の待合者を次の時間帯の待行列の後にシフトする(S706)。
また、未処理の待合者がある場合には、未処理の待合人数に応じて予約制限人数テーブルの当該対面サービスの当該曜日の当該時間帯の予約制限人数を減少させる(S708)。この場合の予約制限人数の調整は、例えば、予約制限人数を単純に未処理人数分だけ削減するようにしてもよいが、変動要素も考えられるので、一定数以上の未処理人数があったときに予約制限人数を一定人数減じるようにしてもよく、一定期間における平均未処理人数を求め、その人数に応じて予約制限人数を削減するようにしてもよい。
一方、未処理の待合者がない場合には、現時間帯の最終処理時刻を調べ、最終処理時刻から現時間帯の終了時刻までのアイドル時間に応じて予約制限人数テーブルの当該対面サービスの当該曜日の当該時間帯の予約制限人数を増加させる(S710)。この場合の予約制限人数の調整は、例えば、アイドル時間をサービス提供者テーブルに登録されている当該対面サービス平均処理時間で除した数だけ予約制限人数を増加させるようにしてもよいが、変動要素も考えられるので、その数が一定以上の場合に一定人数増加させるようにしてもよく、一定期間における平均アイドル時間を求め、その時間を平均処理時間で除した数に応じて予約制限人数を増加させるようにしてもよい。
最後に、次の時間帯の処理への移行を行い(S712)、「待行列シフト処理・予約制限人数調整処理」を終了する。
【0084】
図12に、「待合人数・待合時間演算処理」(S800)の処理手順を示す。
最初に、当該対面サービスの現時間帯の待行列において当該サービス利用者が先頭から何人目かを求め、その人数を待合人数の初期値とし、求められた待合人数とサービス提供者テーブルに登録されている当該サービス提供者の平均対面サービス処理時間との積を求め、その積を待合時間の初期値とする(S802)。
現在の時刻に求められた待合時間を加えた時刻がその時間帯の終了時刻を超過していなければ(S804)、「待合人数・待合時間演算処理」を終了する。
求められた待合時間がその時間帯の残り時間を超過している場合は、現在の待合人数に、次の時間帯の待行列の予約登録者数を加えたものを新しい待合人数とし、現在の待合時間に、次の時間帯の予約登録者数と上記平均対面サービス処理時間との積を加えたものを新しい待合時間とし(S806)、S804より処理を繰返す。
これにより、待合者が現在の時間帯を超えて次の時間帯にシフトされていく場合を考慮した待合人数や予想される待合時間を求めることができる。
【0085】
図21に、待行列シフト処理の処理例を示す。ここでは、簡単のため、特定の対面サービスにおける待行列シフト処理に限定し、他の対面サービスと提供時期の重複が生じないものとして説明する。
図21は、待行列テーブルの特定の対面サービスの特定の日における各時間帯の待行列の設定状態を示しており、(1)は第1時間帯の処理中の設定状態を、(2)は第2時間帯の処理中の設定状態を、(3)は第3時間帯の処理中の設定状態をそれぞれ示す。
尚、ここでは、対面サービスを提供する時間帯の区分は30分とし、9:00−9:30を第1時間帯、9:30−10:00を第2時間帯、10:00−10:30を第3時間帯、10:30−11:00を第4時間帯、11:00−11:30を第5時間帯、11:30−12:00を第6時間帯とする。
第1時間帯の処理中には、図21(1)に示すように、第1時間帯の待行列には3人の予約者と5人の待合者が登録され、第2時間帯の待行列には2人の予約者が、第3時間帯の待行列には4人の予約者と1人のキャンセル待者が、第4時間帯の待行列には3人の予約者が、第5時間帯の待行列には3人の予約者と1人のキャンセル待者が、第6時間帯の待行列には2人の予約者が、それぞれ設定されるものとする。
第1時間帯において、6人のサービス利用者に対して対面サービスが実施されたとすると、第1時間帯の終了時に未処理の2人の待合者が第2時間帯の待行列の予約者の後にシフトされる。
第2時間帯において、新たに3人の待合者があったとすると、第2時間帯の処理中には、図21(2)に示すように、第1時間帯の待行列はクリアされ、第2時間帯の待行列には2人の予約者の後に5人の待合者が設定される。
第2時間帯において、6人のサービス利用者に対して対面サービスが実施されたとすると、第2時間帯の終了時に未処理の1人の待合者が第3時間帯の待行列の予約者の後にシフトされる。この場合に、第3時間帯のキャンセル待者は第2時間帯からシフトされた待合者の後にシフトされる。
第3時間帯において、新たに2人の待合者があったとすると、第3時間帯の処理中には、図21(3)に示すように、第2時間帯の待行列はクリアされ、第3時間帯の待行列には4人の予約者に続いて、前時間帯からの待合者1人、キャンセル待者1人、新たな待合者3人が順に設定される。
上記実施例では、予約者については必ずその時間内で処理が終わるものとして説明したが、その時間帯で未処理の予約者が発生した場合には、未処理の予約者を次の時間帯の予約者の前にシフトし、未処理の待合者を次の時間帯の予約者の後にシフトするようにしてもよい。
上記のようにすることで、予約による受付者と待合による受付者を併合して対面サービスを提供でき、予約者に対して予約された時間帯を確保しつつ、待合者に対して待合せ順序を確保することができる。
【0086】
図22に、待行列ホールド処理の処理例を示す。ここでは、簡単のため、時間帯別の待行列の記載を省略し、予約がない場合の現在の時間帯における各対面サービスA,B,C,Dの待行列の設定状態の時間変化を示す。
最初に、待合者1がサービスAを申込み、待合者2がサービスAとサービスBを申込み、待合者3がサービスAとサービスCとサービスDを申込み、待合者4がサービスAとサービスBを申込み、待合者5がサービスAとサービスCを申込み、待合者6がサービスBとサービスDを申込み、待合者7がサービスCとサービスDを申込み、待合者8がサービスCを申込んだとすると、サービスAの待行列には待合者1、待合者2、待合者3、待合者4、待合者5が登録され、サービスBの待行列には待合者2、待合者4、待合者6が登録され、サービスCの待行列には待合者3、待合者5、待合者7、待合者8が登録され、サービスDの待行列には待合者3、待合者6、待合者7が登録される。
ここで、各対面サービスA,B,C,Dが相次いでサービスを開始すると、サービスAは待合者1へのサービスを開始し、サービスBは待合者2へのサービスを開始し、サービスCは待合者3へのサービスを開始する。しかしながら、サービスDは、待合者3がサービスCを利用中のため待行列にホールドされ、次の待合者6へのサービスを開始する。このときの各待行列の登録状況は図22(1)の通りである。
次に、サービスAが待合者1へのサービスを終了するとサービスAの待行列から待合者1が削除される。そして、サービスAは、次の待合者2がサービスBを利用中で、その次の待合者3がサービスCを利用中のため、いずれもサービスAの待行列にホールドされ、更に次の待合者4へのサービスを開始する。ここで、更に待合者9よりサービスAとサービスBとサービスDへの申込みを受付けたものとする。このときの各待行列の登録状況は図22(2)の通りである。
次に、サービスB,C,Dがそれぞれ待合者2、待合者3、待合者6へのサービスを終了すると、サービスB,C,Dの待行列からそれぞれ待合者2、待合者3、待合者6が削除される。そして、サービスBは、次の待合者4がサービスAを利用中のため待行列にホールドされ、次の待合者6へのサービスを開始する。また、サービスCは次の待合者5へのサービスを開始し、サービスDはホールドが解除された待合者3へのサービスを開始する。ここで、更に待合者10よりサービスCとサービスDへの申込みを受付けたものとする。このときの各待行列の登録状況は図22(3)の通りである。
次に、サービスA,B,C,Dがそれぞれ待合者4、待合者6、待合者5、待行列3へのサービスを終了すると、サービスA,B,C,Dの待行列からそれぞれ待合者4、待合者6、待合者5、待行列3が削除される。そして、サービスAはホールドが解除された待合者2へのサービスを開始し、サービスBはホールドが解除された待合者4へのサービスを開始し、サービスCは次の待合者7へのサービスを開始する。また、サービスDは、次の待合者7がサービスCを利用中のため待行列にホールドされ、その次の待合者9へのサービスを開始する。ここで、更に待合者11よりサービスAとサービスBへの申込みを受付けたものとする。このときの各待行列の登録状況は図22(4)の通りである。
【0087】
以上のように、サービス利用者が複数の対面サービスを重複して待ち合わせた場合でも、各サービスの順番が来たときに他のサービスを利用中であった場合には順番がホールドされて次の待合者に対してサービスが提供されるので、サービス提供者にとっては無駄時間を生ずることなく対面サービスを提供でき、サービス利用者にとっても最小限の待ち時間で希望するすべての対面サービスを利用することができる。
【0088】
上記実施形態では、サービス利用者はあらかじめ会員登録を受けて利用者IDを取得しているものとして説明したが、必ずしもあらかじめ会員登録を受けている必要はなく、実際にサービスを受ける際に利用者IDを発行するようにしてもよい。
【0089】
上記実施形態では、1つの対面サービスに対して複数のサービス提供者端末が対応する場合の処理について説明を省略したが、例えば、次のようにすることで対応することができる。
サービス提供者受付処理において、同一の対面サービスについて複数のサービス提供者端末がログインしたら、各サービス提供者端末の端末アドレスを順次サービス提供者テーブルに登録する。
そして、対面サービス提供処理において、待行列からサービス利用者端末を取出した際に、当該サービス利用者端末が同じ対面サービスを提供する他のサービス提供者端末と接続されている場合には、そのサービス利用者端末はそのままにしておき、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出すようにすればよい。
【0090】
上記実施形態では、対面サービス提供処理は、待行列から取出されたサービス利用者端末は、対面サービスを終了してサービス提供者端末とのテレビ電話接続が切断された後に待行列から削除するものとしたが、対面サービスの提供が決定した段階または対面サービスがキャンセルされた段階で削除するようにしてもよい。
また、待行列からサービス利用者端末を取出す際に削除し、待行列ホールド処理によってホールドする際に再度待行列に戻すようにしてもよい。
【0091】
上記実施形態では、対面サービス提供処理は、サービス提供サーバにログインしたサービス提供者端末において受付ボタンが選択されたときに、待行列テーブルが参照され、当該サービス提供者が提供する対面サービスの待行列に登録されているサービス利用者端末を取出して対面サービスを提供するものとしたが、各対面サービスについて、先に待行列テーブルを参照し、待行列にサービス利用者端末が登録されている場合に、当該対面サービスを提供するサービス提供者端末を呼出し、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を当該呼出に応答したサービス提供者端末とテレビ電話接続するようにしてもよい。
【0092】
上記実施形態では、対面サービス提供処理は、待行列ホールド処理において参照されるサービス利用者の個人スケジュールは、サービス利用者テーブルに登録されているものとしたが、待行列ホールド処理においてサービス利用者端末に登録されているスケジュール帳を参照させるようにしてもよい。
【0093】
上記実施形態では、サービス利用者端末とサービス提供者端末とのテレビ電話接続は、両端末から特定の接続IDによってMCUにチェックインさせ、MCUを介して行わせるようにしたが、サービス提供サーバから一方の端末に対して他方の端末の端末アドレスを通知して、所定のテレビ電話プロトコルによって相手方の端末をコールさせるようにしてもよい。
【0094】
上記実施形態では、サービス利用者に提供される対面サービス利用画面は、テレビ電話によるサービス提供者との対話画面と、対面サービスにおいてコンテンツ提供を行う場合のコンテンツ画面と、対面サービスにおいてホワイトボードを使用する場合のホワイトボード画面とが常時独立に表示されている場合を例示したが、これらは必要に応じて表示されればよく、1つの画面内で合成表示されるようにしてもよい。
【0095】
上記実施形態では、各対面サービスの待行列は時間帯別に設け、予約者は待行列の指定された時間帯に登録するようにしたが、予約者のためには専用の予約テーブルを設けるとともに、待行列は各対面サービス毎に単一とし、予約者は予約テーブルに、待合者は待行列に登録するようにしてもよい。
この場合には、対面サービス予約処理は、サービス利用者端末において対面サービスの予約が選択されたときは、当該サービス利用者端末を対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスに登録すればよく、対面サービス提供処理は、各対面サービスについて、先に対面サービス予約テーブルを参照して現在の時間帯に登録されている予約者を順次取出して当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続させて対面サービスを提供し、対面サービス予約テーブルの現在の時間帯に登録されているすべての予約者の処理を終了したら、待行列テーブルの当該対面サービスの待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出して当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とテレビ電話接続させて対面サービスを提供し、当該取出されたサービス利用者端末を当該待行列から削除する処理を繰返し、現在の時間帯の終了時刻となったら、次の時間帯に進むようにすればよい。
また、対面サービス予約処理におけるキャンセル待の処理は、対面サービス予約テーブルに対して行い、現在の時間帯の終了時に、各対面サービスについて、対面サービス予約テーブルの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合には、当該キャンセル待者を待行列テーブルの対応する待行列にシフトさせるようにすればよい。
また、予想待合時間演算処理は、待合人数の補正処理において、待行列テーブルの次の時間帯の待行列の予約者の人数に代えて、対面サービス予約テーブルの次の時間帯の予約者の人数を用いればよい。
【0096】
上記実施形態では、対面サービスの予約者は予約された時間帯内で処理が終了することを前提としたものであるが、対面サービスの予約者が予約された時間内で処理を終了できなかった場合にでも対応できるように、未処理の予約者を待行列テーブルの次の時間帯の待行列の先頭にシフトさせるようにしてもよい。
また、対面サービス予約テーブルを用いた場合には、未処理の予約者を対面サービス予約テーブルの次の時間帯の先頭にシフトさせるようにしてもよい。
【0097】
上記実施形態では、対面サービスを、予約による受付と待合による受付の両方を受付けるものとしたが、待合による受付に限定してもよい。この場合には、対面サービス毎に単一の待行列を設ければよく、対面サービス予約処理と待行列シフト処理は省略できる。
【0098】
上記実施形態では、対面サービス受付処理は、サービス利用者端末における対面サービスの申込は、端末の画面に表示されたボタン等を選択することにより行うものとして説明したが、サービス利用者の音声を取得して音声認識により選択させるようにしてもよい。
また、サービスの内容に応じて自動的に対面サービスが申込まれるようにしてもよく、サービス提供サーバにサービス利用者の行動をモニタするエージェント機能を備え、その判断に基づいて自動的に対面サービスが申込まれるようにしてもよい。
【0099】
上記実施形態では、サービス利用者受付処理においてサービス利用者端末の端末アドレスをサービス利用者テーブルに登録し、サービス提供者受付処理においてサービス提供者端末の端末アドレスをサービス提供者テーブルに登録し、対面サービス提供処理において、サービス利用者テーブルとサービス提供者テーブルに登録された端末アドレスに基づいてサービス利用者端末とサービス提供者端末をテレビ電話接続させるものとして説明したが、これらのアドレス解決処理は、IP電話網において設置されるゲートキーパの機能を利用してもよく、別途ディレクトリサーバを備えてアドレス解決を行わせるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0100】
以上のように、この発明によれば、複数のサービスについてテレビ電話による対面サービスを重複して申込むことが可能で、サービス提供者にとってもサービス利用者にとっても無駄なく効率的に対面サービスを提供できるサービス提供システムを構成できる。
尚、本願発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本願発明の効果を奏する限り、各実施形態で述べた構成要素を適宜入れ替えたり、新たな構成要素を追加したり、一部の構成要素を削除したりしてもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのシステム構成図である。
【図2】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバのデータベースに登録されるテーブルの例を示す図である。
【図3】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバにおけるサービス利用者側処理その1(サービス利用者受付処理、対面サービス受付処理)の処理手順の例を示す図である。
【図4】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバにおけるサービス提供者側処理(対面サービス提供処理、待行列ホールド処理)の処理手順の例を示す図である。
【図5】この発明の一実施形態にかかるサービス提供サーバにおけるサービス利用者側処理その2(対面サービス利用処理)の処理手順の例を示す図である。
【図6】この発明のサービス利用者受付処理におけるサービス利用者ログイン処理の処理手順の例を示す図である。
【図7】この発明のサービス提供者受付処理におけるサービス提供者ログイン処理の処理手順の例を示す図である。
【図8】この発明の対面サービス利用処理におけるサービス利用者端末接続処理の処理手順の例を示す図である。
【図9】この発明の対面サービス提供処理におけるサービス提供者端末接続処理の処理手順の例を示す図である。
【図10】この発明の対面サービス受付処理における対面サービス予約処理の処理手順の例を示す図である。
【図11】この発明の対面サービス提供処理における待行列シフト処理と予約制限人数調整処理の処理手順の例を示す図である。
【図12】この発明の対面サービス受付処理および対面サービス利用処理における予想待合時間演算処理の処理手順の例を示す図である。
【図13】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示されるサービスメニュー画面の表示例を示す図である。
【図14】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示されるサービスコンテンツ画面の表示例を示す図である。
【図15】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される対面サービス申込み画面の例を示す図である。
【図16】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス提供者端末に表示される対面サービス提供画面の例を示す図である。
【図17】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される申込サービス一覧画面の例を示す図である。
【図18】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される対面サービス受付通知画面の例を示す図である。
【図19】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示される対面サービス利用画面の例を示す図である。
【図20】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムのサービス利用者端末に表示されるサービス予約画面の例を示す図である。
【図21】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムの待行列シフト処理の処理例を示す図である。
【図22】この発明の一実施形態にかかるサービス提供システムの待行列ホールド処理の処理例を示す図である。
【符号の説明】
【0102】
10 サービス提供サーバ
11 サービス提供データベース
12 多地点接続装置(MCU)
14 コンテンツ配信サーバ
15 コンテンツデータベース
16 サービス提供システムルータ
20 サービス提供者端末
22 サービス提供者端末側ルータ
30 サービス利用者端末
40 拠点端末(バーチャルカウンタ)
50 通信回線(インターネット)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項2】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項3】
前記コンテンツ配信手段は、対面サービスを提供中のサービス提供者端末からコンテンツ配信指令を受信したときに、前記対面サービス提供手段により接続されたサービス利用者端末とサービス提供者端末とに対して指定されたコンテンツを配信する機能を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項4】
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除したときに、当該待行列の先頭から一定数先に登録されているサービス利用者端末、または、当該サービス利用者端末についてあらかじめ登録されている携帯電話に対して、待機要請通知を送信する機能を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項5】
前記対面サービス受付手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末から対面サービスの申込みを受付けたときに、当該サービス利用者端末において入力された対面サービス申込情報を取得して、前記待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する際に当該取得された対面サービス申込情報を登録する機能を有し、
前記対面サービス提供手段は、前記待行列からサービス利用者端末を取出す際に、当該サービス利用者端末について登録されている対面サービス申込情報を取出し、当該取出された対面サービス申込情報を当該対面サービスを提供するサービス提供者端末に送信して表示させる機能を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項6】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項7】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項8】
前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の後に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯の待行列に予約者として登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、その待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を予約者に変更する機能とを有し、
前記待行列シフト手段は、現在の時間帯の終了時刻となったときに、次の時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を前記シフトされた未処理の待合者の後にシフトする機能を有することを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のサービス提供システム。
【請求項9】
各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、
対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの待合中の対面サービスの現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの次の時間帯の待行列に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のサービス提供システム。
【請求項10】
各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、
前記対面サービス予約手段は、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯の待行列に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のサービス提供システム。
【請求項11】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項12】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項13】
前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯に予約登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、当該時間帯にキャンセル待者があった場合に、当該キャンセル待者を予約登録に変更する機能とを有し、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記対面サービス予約テーブルの各対面サービスの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合に、当該登録されているキャンセル待者を前記待行列テーブルの対応する対面サービスの待行列の最後尾にシフトする機能を備えたことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載のサービス提供システム。
【請求項14】
各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、
対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記対面サービス予約テーブルの次の時間帯に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載のサービス提供システム。
【請求項15】
各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、
前記対面サービス予約手段は、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者がなかった場合に、最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載のサービス提供システム。
【請求項16】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項17】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項18】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップと、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフトステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項19】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップと、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフトステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項20】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項21】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項1】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項2】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項3】
前記コンテンツ配信手段は、対面サービスを提供中のサービス提供者端末からコンテンツ配信指令を受信したときに、前記対面サービス提供手段により接続されたサービス利用者端末とサービス提供者端末とに対して指定されたコンテンツを配信する機能を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項4】
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除したときに、当該待行列の先頭から一定数先に登録されているサービス利用者端末、または、当該サービス利用者端末についてあらかじめ登録されている携帯電話に対して、待機要請通知を送信する機能を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項5】
前記対面サービス受付手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末から対面サービスの申込みを受付けたときに、当該サービス利用者端末において入力された対面サービス申込情報を取得して、前記待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する際に当該取得された対面サービス申込情報を登録する機能を有し、
前記対面サービス提供手段は、前記待行列からサービス利用者端末を取出す際に、当該サービス利用者端末について登録されている対面サービス申込情報を取出し、当該取出された対面サービス申込情報を当該対面サービスを提供するサービス提供者端末に送信して表示させる機能を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項6】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項7】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段と、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフト手段とを備え、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項8】
前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の後に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯の待行列に予約者として登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、その待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を予約者に変更する機能とを有し、
前記待行列シフト手段は、現在の時間帯の終了時刻となったときに、次の時間帯の待行列にキャンセル待者が登録されている場合に、当該キャンセル待者を前記シフトされた未処理の待合者の後にシフトする機能を有することを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のサービス提供システム。
【請求項9】
各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、
対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの待合中の対面サービスの現在の時間帯の待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの次の時間帯の待行列に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のサービス提供システム。
【請求項10】
各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、
前記対面サービス予約手段は、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯の待行列に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理の待合者がなかった場合に、現在の時間帯の最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のサービス提供システム。
【請求項11】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項12】
サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供するサービス提供システムであって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合手段と、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付手段と、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させる機能と、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除する機能とを有する対面サービス提供手段とを備え、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供手段は、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールド機能を有することを特徴とする、サービス提供システム。
【請求項13】
前記対面サービス予約手段は、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスのキャンセル待が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末をキャンセル待者として登録する機能と、前記アクセスが受付けられたサービス利用者端末において予約のキャンセルが選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの該当する時間帯に予約登録されている当該サービス利用者端末を削除する機能と、当該時間帯にキャンセル待者があった場合に、当該キャンセル待者を予約登録に変更する機能とを有し、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記対面サービス予約テーブルの各対面サービスの次の時間帯にキャンセル待者が登録されている場合に、当該登録されているキャンセル待者を前記待行列テーブルの対応する対面サービスの待行列の最後尾にシフトする機能を備えたことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載のサービス提供システム。
【請求項14】
各対面サービスの平均処理時間を演算する機能を備え、
対面サービスを待合中の各サービス利用者端末について、前記待行列テーブルの当該待合中の対面サービスの待行列の先頭からの待合人数を求める機能と、前記求められた待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じて待合時間を求める機能と、現在の時刻に前記求められた待合時間を加算した時刻が当該時間帯の時間枠を超える場合に、前記求められた待合人数に前記対面サービス予約テーブルの次の時間帯に登録されている予約者の人数を加算して待合人数を補正する機能と、前記補正された待合人数に前記演算された当該待合中の対面サービスの平均処理時間を乗じた時間を待合時間として補正する機能とを有する予想待合時間演算手段を備えたことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載のサービス提供システム。
【請求項15】
各対面サービスについて、予約を受付けることができる予約制限人数を前記対面サービスの時間帯に対応して設定することができる予約制限人数テーブルを備え、
前記対面サービス予約手段は、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの前記指定された時間帯に予約登録されているサービス利用者端末の数が、前記予約制限人数テーブルの当該対面サービスの該当する時間帯に登録されている予約制限人数を超えている場合に予約を受付けない機能を有し、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者があった場合に、当該未処理の待合者の数に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を増加させる機能と、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列に未処理の待合者がなかった場合に、最後の対面サービス終了時刻から現在の時間帯の終了時刻までの時間に応じて前記予約制限テーブルの当該対面サービスの対応する時間帯の予約制限人数を減少させる機能とを有する予約制限人数調整手段を備えたことを特徴とする、請求項11または請求項12に記載のサービス提供システム。
【請求項16】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項17】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの申込が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス受付ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項18】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップと、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフトステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項19】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、対面サービス毎に独立の時間帯別の待行列を有する待行列テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の待行列の予約者の次に当該サービス利用者端末を予約者として登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの現在の時間帯の待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を待合者として登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯の待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップと、
現在の時間帯の終了時刻となったときに、前記待行列テーブルの各対面サービスの現在の時間帯の待行列に未処理のサービス利用者端末がある場合に、当該未処理のサービス利用者端末を次の時間帯の待行列の予約者の後にシフトする待行列シフトステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項20】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末が他のサービス提供者端末と接続されている場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【請求項21】
コンピュータを用いて、サービス利用者に対して通信回線を介して複数種類のサービスを提供する方法であって、
サービス利用者端末の端末アドレスが登録されるサービス利用者テーブルと、サービス提供者が提供するサービスのコンテンツが登録され、サービス提供者端末の端末アドレスが登録されるサービス提供者テーブルと、サービス提供者により提供されるサービスのうちテレビ電話による対面サービスが提供されるサービスについて、対面サービス毎に独立の待行列を有する待行列テーブルと、対面サービスの提供を一定時間毎の時間帯に区分し、各対面サービスについて時間帯別に予約が登録される対面サービス予約テーブルとを備え、
サービス利用者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末の端末アドレスを前記サービス利用者テーブルに登録するサービス利用者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において選択されたサービスについて、前記サービス提供者テーブルを参照して当該サービス利用者端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において時間帯を指定して対面サービスの予約が選択されたときに、前記対面サービス予約テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの指定された時間帯の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス予約ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス利用者端末において対面サービスの待合が選択されたときに、前記待行列テーブルの当該サービス利用者端末において選択された対面サービスの待行列の最後尾に当該サービス利用者端末を登録する対面サービス待合ステップと、
対面サービスを提供する各サービス提供者端末からのアクセスを受付け、前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末の端末アドレスを前記サービス提供者テーブルに登録するサービス提供者受付ステップと、
前記アクセスを受付けられたサービス提供者端末により提供される各対面サービスについて、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯にサービス利用者端末の登録がある場合に、登録されているサービス利用者端末を順次取出し、当該取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記対面サービス予約テーブルの当該対面サービスの現在の時間帯に登録されているすべてのサービス利用者端末の処理が終了した場合であって、前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列にサービス利用者端末の登録がある場合に、当該待行列の先頭に登録されているサービス利用者端末を取出す機能と、前記取出されたサービス利用者端末と当該対面サービスを提供するサービス提供者端末とを前記サービス利用者テーブルと前記サービス提供者テーブルに登録されている端末アドレスに基づいてテレビ電話接続させるステップと、前記取出されたサービス利用者端末を前記待行列テーブルの当該対面サービスの待行列から削除するステップとを有する対面サービス提供ステップとを、コンピュータに実行させるものであって、
サービス利用者の個人スケジュールが登録されるスケジュール帳を備え、
前記対面サービス提供ステップは、前記取出されたサービス利用者端末について、前記スケジュール帳に登録されている当該サービス利用者のスケジュールを参照し、前記取出されたサービス利用者端末が当該対面サービスに対応できない場合に、前記取出されたサービス利用者端末を当該待行列にホールドさせ、前記取出されたサービス利用者端末に代えて、当該待行列に登録されている次のサービス利用者端末を取出す待行列ホールドステップを有することを特徴とする、サービス提供方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2008−141388(P2008−141388A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−324399(P2006−324399)
【出願日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(598013633)株式会社ギンガネット (15)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(598013633)株式会社ギンガネット (15)
【Fターム(参考)】
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