説明

シガーライターの発熱ユニット用取り付けユニット及びノブ

【課題】発熱ユニットの組付けにおける品質水準を向上し、廃品をなくすことにある。
【解決手段】本発明は特に自動車用のシガーライター発熱部(H)のハウジング(G)を設けた基体を固定するユニット(B)に関する。本発明の固定ユニット(B)は前記発熱部(H)を作動させるボタン(3)を固定するために用いられる。前記固定ユニット(B)は前記発熱部(H)の前記基体の前記ハウジング(G)に取付け可能な固定部材(1)と前記ボタン(3)を取付けるためのアダプター(2)を具備し、前記アダプター(2)は前記固定部材(1)に調節可能に挿入され該固定部材に対し軸方向に変位可能に案内される。前記固定ユニット(B)は前記発熱部の組付け作業の最後の工程において前記ボタン(3)を取付け可能にしこれにより装飾部品として具現化される該ボタン(3)を組付け過程の際に生じる機械的応力に露出すること無く組付け作業による前記ボタン(3)の損傷を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に自動車用電気シガーライターの構成要素である発熱ユニットの本体用取付けユニットに関する。本発明による取付けユニットは、シガーライターの発熱ユニットを作動するノブの取付けに用いられる。本発明は当該取付けユニットへ取付けの為のこの種のノブにも関する。
【背景技術】
【0002】
基本的に、従来の自動車で用いられる電気シガーライターは、電導性を有するスリーブ形態のソケットと、該ソケットに引き出し可能に設けられる発熱ユニットを有する。この種のシガーライターは、固定された壁部、例えば、自動車のダッシュボード、或はセンターコンソールに配置され、接続部材により自動車の電気系に接続される。
【0003】
発熱ユニットを作動させるためにノブが用いられるが、このノブが特殊ロゴと組合わされたノブの特殊形状を含む、自動車メーカー固有のデザインのものであれば、自家用車の内装のスタイリングに寄与する事が出来る。従来の発熱ユニットは、発熱ユニットを一度組み付けるとノブの交換が出来ないように構成されている。このため、発熱ユニットを組み付ける際にノブを損傷させないことが重要である。仮に、ノブに損傷があると、製造者にとっては比較的高価な製品である、この種の発熱ユニットは、スクラップとして破棄しなければならない。
【0004】
この種の発熱ユニットの組付けは、複数の工程よりなり、周知のごとく、この際、ノブを始めとし、発熱ユニットのすべての部品を順次取付けなければならない。
【0005】
発熱ユニットの組付けの際、機械的応力が生じ、またノブはこれらの応力に最初から露出されているので、組付け途中でのノブへの損傷の可能性を排除することは不可能である。そのため、高度な品質水準を達成するのは難しい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、この種の発熱ユニットの組付けにおける品質水準を向上し、廃品をなくすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、請求項1及び15に記載の特徴により本発明により達成される。
【0008】
本発明による、電気シガーライターの構成要素である発熱ユニットの本体の取付けユニットは、前記発熱ユニットを作動させる為の、本発明のノブを取付けるために用いられる。本発明によれば、前記取付けユニットは、前記発熱ユニットの前記本体の前記ハウジングに取付け可能な取付部材と、本発明によるノブを取付けるためのアダプターとを具備し、該アダプターは該取付部材に精密嵌合として挿入され、該取付部材に対し軸方向に変位可能に案内される。本発明による、前記取付けユニットに取付けるための前記ノブは、該取付けユニットに被嵌し、該取付けユニットに対し取付け可能な形態を有する。
【0009】
本発明の好適実施例においては、前記取付部材は一体構成かつ、略回転対称に構成され、前記本体の前記ハウジングへの取付けのために、係合手段が係合する複数の切り欠きを有する。前記取付部材は二つの直径方向に対向する切り欠きを備える事が好ましい。また、前記取付部材は箱形形状であってもよい。
【0010】
鍔部を形成する為に、前記取付部材は前記ノブ側端部の全周に渡り湾曲されリップ形状に形成することが好ましい。前記発熱ユニットが固定壁に設けられたソケットに挿入状態にあるとき、この鍔部が該固定壁に当接する。或は、前記鍔部は円形ディスク状に構成することも可能である。
【0011】
実用的には、精密嵌合として前記取付部材に挿入される前記アダプターは一体構成、かつ回転対称に構成され、この際、前記アダプターは複数の異なる直径をもち得る。
【0012】
本発明の更なる好適実施例においては、前記アダプターは前記ノブ側端部において前記ノブを受ける略円筒形の差込み部の形態を有する。
【0013】
前記差込み部に被嵌する前記ノブは、実用的には一体構成かつ略回転対称に構成される。また、前記ノブは実用的には、略円筒状の凹部を有する、中空体形状をなす。
【0014】
本発明の更なる好適実施例においては、前記ノブを受けるために、前記アダプターの前記差込み部が軸方向に延びる少なくとも一つの溝を設けられる事が有効である。前記差込み部は互いに120度に配される前記軸方向の三つの溝を有することが好ましい。
【0015】
前記ノブの前記凹部は実用的には、前記アダプターの前記少なくとも一つの溝に挿入される、前記軸方向の少なくとも1つのスプラインを有する。前記凹部は互いに120度に配される三つのプラインを有することが好ましい。
【0016】
前記ノブは、係合或はスナップ留めにより、前記取付けユニットに取付け可能であることが好ましい。この場合、前記ノブは、少なくとも一つの係合ノーズ等の前記取付けユニットへの取付け手段が始まる平面接触面を前記アダプター側端部において、有することが可能である。
【0017】
前記ノブは、互いに120度に配される三つの係合ノーズが設けられていることが好ましい。
【0018】
前記発熱ユニットの前記本体への取付けの為に、前記アダプターは前記差込み部の反対の端部においてリング形状とでき、前記差込み部と前記リングの間に位置する、前記ノブを取付けるための、半径方向の少なくとも一つの切り欠きを設けられた仕切りである。前記仕切りは互いに120度に配される三つの切り欠きが設けられている事が好ましい。リング状の前記アダプターの一部は戻しバネを受けることが可能となり、この戻しバネは前記発熱ユニットの前記本体部の構成要素である、コイルバネばねの形態をなす。
【0019】
前記アダプターは、リング端部に、接続ピンを受ける中央凹部も有する事が出来、この接続ピンも同様に前記発熱ユニットの前記本体の構成要素である。
【0020】
前記取付部材及び前記アダプターの両方とも、可塑性材料の射出成形品であることが好ましく、考え得る可塑性材料としては、耐熱性熱可塑性材料であることが有効である。
【0021】
前記ノブもまた、可塑性材料の射出成形品であることが好ましく、この場合、前記取付部材と同様に、考え得る可塑性材料としては、耐熱性熱可塑性材料であることが有効である。
【発明の効果】
【0022】
本発明による取付けユニットにより発熱ユニットの組付けにおける品質水準が向上する。というのは、従来のノブと異なり、本発明による前記ノブは、組付け作業の最終工程でのみ取付け可能であるからである。これにより、自動車の内装部品としての前記ノブが組付け工程において生じる機械的応力に露出されることを防ぐ。このように組付け作業における各工程中の前記ノブの損傷の可能性は排除される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明の実施形態は以下の図面を参照して詳説される。
図1は、自動車の電気シガーライターの構成要素である発熱ユニットHの二つの分解図を示す。前記シガーライターは、主に電導性を有するスリーブ(ここでは図示せず)形状のソケットと、前記発熱ユニットHを含み、この発熱ユニットは前記ソケットに引き出し可能に配置される。前記シガーライターは例えば、自動車のダッシュボード、或はセンターコンソールにおける固定壁に配置される。前記シガーライターは、接続部材により前記自動車の電気系に接続される。
【0024】
スリーブ形状の前記ソケットは、前記発熱ユニットHを収納するために、前記固定壁の全面に当接する鍔部が設けられた開口端部を備える。前記スリーブ形状の前記ソケットは、前記開口端部の反対側端部に末端壁を有し、末端壁は軸方向に延びる二つのブレードをもつU字形の線条バイメタルを有する。各ブレードはそれぞれ保持ノーズをもち、これらの保持ノーズは互いに向き合って配置される。
【0025】
前記線条バイメタルは、接続部材により電気的に正極端子に接続されるようになっており、一方、前記スリーブは負極端子(接地)に接続される。スリーブ形状の前記ソケットに、U字形の溝として形成され、かつ直径方向対称位置に配置された二つの保持突縁が、内部に配置された前記発熱ユニットHを既定の位置に保持し、同時に該発熱ユニットを前記電導性スリーブに接続する。
【0026】
図1に示す発熱ユニットは、ハウジングGを有する略円筒形の本体を具備する。この本体は、上記発熱ユニットHを作動させる為に使用される本発明に係るノブ3を取付けるための本発明に係る取付けユニットBに接続される。
【0027】
本発明に係る前記取付けユニットBは、一体構成の取付部材1と一体構成のアダプター2とを含み、この取付部材は略回転対称であり、かつ、前記本体の前記ハウジングGに係合挿入により取付けられ、また、アダプターは略回転対称であり、かつ前記取付部材1に精密嵌合として挿入され、この取付部材に対し軸方向に変位可能に案内される。本発明の前記ノブ3は一体構成であり、略回転対称であり、前記アダプター2に係合挿入により取付けられる。
【0028】
前記本体の前記ハウジングGと前記取付部材1は、該取付部材1に120度間隔で設けられた三つの矩形の切り欠きA1及び、該切り欠きA1に係合する、所謂、スナップ嵌合による係合突縁により、接続される。前記発熱ユニットHが収納状態にあるときに固定壁に当接する鍔部を形成するために、前記取付部材1のノブ側端部は全周に渡り、リップ形状に湾曲される。
【0029】
図2において、前記発熱ユニットは断面で示され、本発明に係る前記取付けユニットBの前記取付部材1とアダプター2及び、本発明に係る前記ノブ3を示す。
【0030】
基本的に、発熱ユニットHは二つの部分からなり、即ち、スリーブ状の前記ソケットにおいて固定位置に設けられる部分と、ソケットに対し軸方向に可動に設けられる部分である。前者は前記取付部材1及び前記本体の前記ハウジングGとにより構成され、後者は前記発熱ユニットHのその他の構成を含む。
【0031】
前記発熱ユニットHの前記本体は、標準的な構造を構築し、キャップ9の内部に設けられる発熱体8と、ガイド10と、シャフト11と、前記アダプター2に本体を取付ける接続ピン12とを含み、このシャフト11は該接続ピン12に保持されており、また更に、該アダプター2と該ガイド10の間に配置される、コイルバネ13の形の、戻しバネとを含む。
【0032】
この種の前記本体構造は通常、当業者にとっては、先行技術より周知のものである。
【0033】
通常位置において、発熱ユニットHの可動部、つまり、とりわけ、発熱部8が設けられるカップ9は、前記線条バイメタルのブレードから距離をおいて配置される。すなわち、前記線条バイメタルとスリーブ状電導性ソケットとの間には電流が流れない。前記発熱部8を加熱するために、前記発熱ユニットHの可動部、即ち、とりわけ前記発熱部8の前記カップ9が、前記ノブ3により、その通常位置から加熱位置に押圧され、押し下げられると、前記戻しバネ13が圧縮される。可動部が軸方向前方に移動すると、前記カップ9がU字型に形成された前記線条バイメタルのブレードを拡げ、その際、前記カップ9が前記ブレード上の保持ノーズの下に潜り込み、この保持ノーズが、前記戻しバネ13の作用に対向し、前記カップ9を押圧位置に保持する。前記カップ9は電気スィッチとして機能し、その所定位置への係合挿入により、前記線条バイメタルと前記スリーブ状電導性ソケット間を導通する。これにより、前記発熱部8がその抵抗により発熱する。前記発熱部8の発熱により、前記発熱部のカップ9に当接する該線条バイメタルの前記ブレードが外側へ膨張する。この発熱による励起下において前記ブレードが外側に膨張可能にするために、前記ソケットの前記スリーブは複数の横孔を有し、それらの孔を介して、前記ブレードが開拡することが出来る。ある一定の温度において前記戻しバネ13が機能し、前記発熱部8の前記カップ9を線条バイメタルから分離可能にし、離脱位置に至り、電流を遮断する。運転者または前席の乗車者は前記発熱ユニットHを引き出すだけでタバコ或は葉巻に火をつけることが出来る。
【0034】
図3の上列に前記アダプター2、前記ノブ3、該ノブ3を取付けた前記アダプター2の各図を左から右に示す。また、図3の下列には前記アダプター2の平面図、前記ノブ3及び該ノブ3を取付けた前記アダプター2の底面図を左から右に示す。
【0035】
前記アダプター2について言及すれば、見てわかるようにアダプターは直径の異なる複数の断面を有する。ノブ側端部において、前記アダプター2は略円筒形の差込み部2aを有し、差込み部2aの反対側端部においてはリング2bの態様をなし、また仕切り2cが前記差込み部2aと前記リング2bの間に位置する。前記ノブ3を受けるために、前記差込み部2aは互いに120度毎に配置される三つの溝4が軸方向に設けられる。前記ノブ3の取付けを可能にするために、前記アダプター2の仕切り2cは半径方向の三つの矩形の切り欠き5を有し、これらは互いに120度毎に配置される。前記本体の前記接続ピン12を受けるために、前記アダプター2はリング端において、中央凹部A2を有し、これは、図1の底面からの分解図に見る事が出来る。
【0036】
前記ノブ3は前記アダプター側端部にいて平面接続面3aを有し、これを始点にして三つの係合ノーズ7が形成され、これらのノーズ7が前記アダプター2の前記切り欠き5に取付け手段として係合する。上記三つの係合ノーズ7は互いに120度毎に配置される。ノブ3の底面からの図について言及すれば、前記差込み部2aに被嵌する凹部A3を有する中空形状をもつことがわかる。前記ノブ3はこの略円筒形の凹部A3の内部に前記アダプター2の三つの前記溝4に挿入される三つのスプライン6を有し、これらのスプライン6は互いに120度毎に配置され、前記溝4に対応する。
【0037】
図2の断面図において、前記ノブ3は前記取付けユニットBの前記アダプター2に係合挿入により接続されることがわかる。ノブ3が係合状態にあるとき、前記係合ノーズ7が前記切り欠き5を貫通して前記仕切り2cに達し、前記アダプター2において円形状に張り出す内方突出ショルダー2dのうしろに嵌入する。前記ノブ3が取付けられた前記アダプター2の底面図において、前記係合ノーズ7は係合状態にあることがわかる。
【0038】
本発明の前記取付けユニットの前記取付部材1及び前記アダプター2及び、本発明の前記ノブ3は可塑性材料の射出成形品であり、その可塑性材料は耐熱性熱可塑性材料である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の取付けユニット及び本発明のノブを具備する、本発明によるシガーライターの構成要素である発熱ユニットの二つの分解図を示す。
【図2】発熱ユニットの断面図であり、本発明の取付部材及び取付けユニットのアダプターを示し、本発明のノブは該アダプターに取付けられる。
【図3】アダプター、ノブ及び、ノブが取付けられたアダプターの図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(G)を有し、シガーライターの構成要素である発熱ユニット(H)を作動させるために用いられるノブ(3)を取付けるための、該発熱ユニット(H)の本体用取付けユニットにおいて、
前記発熱ユニット(H)の前記本体の前記ハウジング(G)に取付け可能な取付部材(1)と、
前記ノブ(3)を取付けるためのアダプター(2)と、を具備し、
前記アダプター(2)は、前記取付部材(1)に精密嵌合として挿入され、かつ該取付部材に対して軸方向に変位可能に案内されることを特徴とする取付けユニット。
【請求項2】
前記発熱ユニット(H)の前記本体の前記ハウジング(G)に取付けられる前記取付部材(1)は、係合挿入するための係合手段として少なくとも、一つの切り欠き(A1)を有することを特徴とする請求項1に記載の取付けユニット。
【請求項3】
前記取付部材(1)は、前記ノブ側端部において、全周にわたりリップ状に湾曲されていることを特徴とする請求項1または2に記載の取付けユニット。
【請求項4】
前記取付部材(1)は、一体構成であり、略回転対称に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の取付けユニット。
【請求項5】
前記アダプター(2)は、一体構成であり、略回転対称に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の取付けユニット。
【請求項6】
前記アダプター(2)の複数の断面は、異なる直径であることを特徴とする請求項5に記載の取付けユニット。
【請求項7】
前記アダプター(2)は、前記ノブ側端部において、略円筒形の差込み部(2a)を有することを特徴とする請求項6に記載の取付けユニット。
【請求項8】
前記アダプター(2)の前記差込部(2a)は、前記ノブ(3)を受けるために、前記軸方向の少なくとも一つの溝(4)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の取付けユニット。
【請求項9】
前記発熱ユニット(H)の前記本体への取付けのために、前記アダプター(2)は前記差込み部(2a)との反対側端部がリング(2b)形状をなし、該差込み部(2a)と該リング(2b)の間に仕切り(2c)があることを特徴とする請求項7又は8に記載の取付けユニット。
【請求項10】
前記アダプター(2)の前記仕切り(2c)は、前記ノブ(3)を取付けるために、半径方向の少なくとも一つの切り欠き(5)が設けられることを特徴とする請求項9に記載の取付けユニット。
【請求項11】
前記アダプター(2)は、前記リング端において、前記発熱ユニット(H)の前記本体を受けるために中央凹部(A2)を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の取付けユニット。
【請求項12】
前記取付部材(1)及び前記アダプター(2)の両方は、可塑性材料の射出成形品であることを特徴とする請求項1乃至11の一つに記載の取付けユニット。
【請求項13】
前記射出成形品の前記可塑性材料は、熱可塑性材料であることを特徴とする請求項1乃至12の一つに記載の取付けユニット。
【請求項14】
取付けユニット(B)に被嵌可能で、かつ該取付けユニット(B)に取付け可能な形態である取付けユニット(B)に取付けられるノブ。
【請求項15】
前記ノブは、前記取付けユニット(B)に係合挿入により取付け可能であることを特徴とする請求項15に記載のノブ。
【請求項16】
前記ノブは、一体構成であり、略回転対称に形成されていることを特徴とする請求項14又は15に記載のノブ。
【請求項17】
前記ノブは、前記アダブター側端部において、前記取付けユニット(B)に取付けるための手段を有する平面接触面(3a)を有することを特徴とする請求項14乃至16の一つに記載のノブ。
【請求項18】
前記取付けユニット(B)に前記ノブを取付けるための手段は、少なくもと一つの係合ノーズ(7)を有することを特徴とする請求項17に記載のノブ。
【請求項19】
前記ノブは、前記アダプター(2)の前記差込み部(2a)に被嵌するための凹部(A3)を有する中空体形状であることを特徴とする請求項18に記載のノブ。
【請求項20】
前記凹部(A3)は、略円筒形であることを特徴とする請求項19に記載のノブ。
【請求項21】
前記凹部(A3)は、少なくとも一つの溝(4)に挿入される軸方向に延びる少なくとも一つのスプライン(6)を有することを特徴とする請求項20に記載のノブ。
【請求項22】
前記ノブは、可塑性材料の射出成形品であることを特徴とする請求項14乃至21の一つに記載のノブ。
【請求項23】
前記ノブの前記射出成形品の可塑性材料は、熱可塑性材料であることを特徴とする請求項22に記載のノブ。
【請求項24】
請求項1乃至13の一つに記載の取付けユニット(B)と請求項14乃至23の一つに記載のノブ(3)を含み、該ノブ(3)は、前記取付けユニット(B)の前記アダプター(2)に取付けられることを特徴とする配置。
【請求項25】
前記ノブ(3)は、前記取付けユニット(B)の前記アダプター(2)に係合挿入により取付けられることを特徴とする請求項24に記載の配置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−528376(P2008−528376A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553474(P2007−553474)
【出願日】平成17年12月9日(2005.12.9)
【国際出願番号】PCT/EP2005/013190
【国際公開番号】WO2006/081859
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(507261320)カスコ シェーラー ゲーエムベーハー (1)
【Fターム(参考)】