説明

シャワーヘッド

【課題】所望に散水範囲を持ち、且つ散水プレートと散水ケースの当接部分のシール性が高い、散水ケースを使用したシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが表面に形成された弾性体からなる散水プレートと、前記散水プレートの表面と当接して配置され、複数の前記散水ニップルをそれぞれ挿通させるための複数の散水孔を有し、剛体からなる散水ケースと、を備え、前記散水プレートの背面側から供給される湯水を前記散水ニップルから吐出するシャワーヘッドであって、前記散水プレートの表面を鉛直方向及び水平方向とも凹形状とし、前記散水プレートの表面と当接する前記散水ケースのプレート背面を鉛直方向及び水平方向ともフラット形状とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室、洗面化粧台あるいは流し台などにおける給湯水設備の一部として使用されるシャワーヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
シャワーヘッドに関しては、従来、様々な形状、構造のものが提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、図7に示すような特許文献1記載の「シャワーヘッド」などがある。シャワーヘッド90は、弾性材料で形成され、湯水を吐出するための複数の散水ニップル91nが表面91aに突設された散水プレート91と、複数の散水ニップル91nをそれぞれ挿通させるため散水ニップル91nと同位相で開設された複数の散水孔92hを有する散水ケース92と、を備えている。そして、シャワーヘッド90内部に配置された散水プレート91の表面91aを散水ケース92の背面92rに押し当てることにより、複数の散水ニップル91nをそれぞれ散水ケース92の散水孔92hから突出させた構造である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−12413号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、シャワーヘッド90の散水ケース92については、シャワー中に誤ってシャワーヘッド90を落としたときに、シャワーヘッド90本体が受ける衝撃を緩和する目的およびデザイン上の要請から、散水ケース92の表面92aは比較的大きな曲率の凸曲面状に形成されている。この場合、散水ケース92全体の肉厚を均等にしたまま曲率
を大きくすると、散水ケース92の背面92rも凹曲面状となる。曲率とは曲面の曲がりの度合いを示し、曲率が大きいほど湾曲は大きくなる。
【0005】
従って、フラット形状の散水プレート91を散水ケース92の背面92rに押し当てると、この背面92rの凹曲面状に沿って散水プレート91が変形する結果、散水ニップル91nが広がるため、所望の散水方向を持った散水状態を得ることができる。一方、これに対し、散水ケースの材質や表面形状に関しては、デザイン性などの観点から様々な形状のものが求められており、形状の一つとして、平面形状の散水ケースが知られている。平面形状の散水ケースの場合、散水ケースの背面を凹曲面状として、フラット形状の散水プレートを散水ケースの背面に押し当て、この背面の凹曲面状に沿って散水プレートを変形させることで、所望の散水方向を持った散水状態を得ることができる。また、散水ケースの材質としては、弾性材料ではなく、金属といった剛体材料で形成された散水ケースが知られている。
【0006】
剛体材料で形成された散水ケースの場合も同様に、散水ケースの表面形状が凸曲面状、フラット形状に限らず、散水ケースの背面を凹曲面状として、フラット形状の散水プレートを散水ケースの背面に押し当てることで、所望の散水方向を持った散水状態を得ることができる。しかしながら、散水ケースが剛体で凹曲面形状の場合、所定の寸法に高精度に仕上げることが困難なことより、剛体部分と弾性体とが均一の面圧で当接することができず、散水ケースと散水プレートの間から漏水してしまう恐れがあった。その場合、所要の散水範囲を得ることができないといった問題が生じていた。また、このような問題に対して、散水ケースの加工精度を上げることも考えられるが、剛体、特に金属とした場合は、加工精度を上げると非常にコストが高くなるといったことになってしまう。
【0007】
本発明の解決しようとする課題は、所望した散水範囲を持ち、且つ散水プレートと散水ケースの当接部分のシール性が高い、剛体材料で形成される散水ケースを使用したシャワーヘッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のシャワーヘッドは、湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが表面に形成され、弾性体からなる散水プレートと、前記散水プレートの表面に当接して配置され、複数の前記散水ニップルをそれぞれ挿通させるための複数の散水孔を有し、剛体からなる散水ケースと、を備え、前記散水プレートの表面を前記散水ケースの背面に押し当てることにより、前記複数の散水ニップルが前記複数の散水孔より突出し、前記散水プレートの背面側から供給される湯水が前記散水ニップルから吐出されるシャワーヘッドであって、前記散水プレートの表面の鉛直方向は、凹形状になっており、前記散水ケースの背面は、鉛直方向及び水平方向ともフラット形状であることを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、散水プレートの表面の鉛直方向が凹形状になっており、散水ケースの背面が、鉛直方向及び水平方向とも凹形状や凸形状ではなくフラット形状になっているので、鉛直方向に所望した散水範囲を持つことができ、散水プレートを散水ケースの背面に押し当てた時に、散水プレートの表面が散水プレートの背面にしっかり当接することができ、シール性に問題が生じることがない。
【0010】
また、本発明のシャワーヘッドは、湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが表面に形成され、弾性体からなる散水プレートと、前記散水プレートの表面に当接して配置され、複数の前記散水ニップルをそれぞれ挿通させるための複数の散水孔を有し、剛体からなる散水ケースと、を備え、前記散水プレートの表面を前記散水ケースの背面に押し当てることにより、前記複数の散水ニップルが前記複数の散水孔より突出し、前記散水プレートの背面側から供給される湯水が前記散水ニップルから吐出されるシャワーヘッドであって、前記散水プレートの表面の水平方向は、凹形状になっており、前記散水ケースの背面は、鉛直方向及び水平方向ともフラット形状であることを特徴とする。
【0011】
このような構成とすれば、散水プレートの表面の水平方向が凹形状になっており、散水ケースの背面が、鉛直方向及び水平方向とも凹形状や凸形状ではなくフラット形状になっているので、水平方向に所望した散水範囲を持つことができ、散水プレートを散水ケースの背面に押し当てた時に、散水プレートの表面が散水プレートの背面にしっかり当接することができ、シール性に問題が生じることがない。
【0012】
また、本発明のシャワーヘッドは、湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが表面に形成され、弾性体からなる散水プレートと、前記散水プレートの表面に当接して配置され、複数の前記散水ニップルをそれぞれ挿通させるための複数の散水孔を有し、剛体からなる散水ケースと、を備え、前記散水プレートの表面を前記散水ケースの背面に押し当てることにより、前記複数の散水ニップルが前記複数の散水孔より突出し、前記散水プレートの背面側から供給される湯水が前記散水ニップルから吐出されるシャワーヘッドであって、前記散水プレートの表面の鉛直方向及び水平方向は、凹形状になっており、前記散水ケースの背面は、鉛直方向及び水平方向ともフラット形状であることを特徴とする。
【0013】
このような構成とすれば、散水プレートの表面の鉛直方向及び水平方向が凹形状になっており、散水ケースの背面が、鉛直方向及び水平方向とも凹形状や凸形状ではなくフラット形状になっているので、鉛直方向及び水平方向ともに所望した散水範囲を持つことができ、散水プレートを散水ケースの背面に押し当てた時に、散水プレートの表面が散水プレートの背面にしっかり当接することができ、シール性に問題が生じることがない。
【0014】
ここで指す剛体とは、金属材料やPOM、ABS、PPなどの硬質プラスチックのような材料をいう。
【0015】
また、ここで指す弾性体とは、シリコンゴムやTPEのように弾性の働きを持った材料である。
【発明の効果】
【0016】
本発明により、所望の散水範囲を持ち、且つ散水プレートと散水ケースの当接部分のシール性が高い、シャワーヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施形態であるシャワーヘッドを示す斜視図である。
【図2】図1に示すシャワーヘッドの分解斜視図である。
【図3】散水ケースを示す図である。
【図4】散水プレートを示す図である。
【図5】散水プレート押さえを示す図である。
【図6】図1におけるA〜Aの断面を示した断面図である。
【図7】従来のシャワーヘッドを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態であるシャワーヘッドを示す斜視図、図2は図1に示すシャワーヘッドの分解斜視図、図3は散水ケースを示す図、図4は散水プレートを示す図、図6は図1におけるA〜Aの断面を示した断面図、
【0019】
図1、図2に示すように本発明のシャワーヘッド1は、主として湯水を吐水する吐水部10と、外郭としてのカバー20と、カバー20の先端に設けられるキャップ30と、カバー20の内部に設けられる通水路としての連結部材40と、連結部材40へ湯水を供給する給水口部材52を備えた給水口部50から構成されている。
【0020】
吐水部10は、散水ケース12と、散水プレート13と、散水プレート押さえ14と、パッキン15で構成され、ネジ11を用いてこれらの部材を連結部材40に固定するようにしている。
【0021】
図3に示すように、散水ケース12は樹脂材料や金属材料を使用した略平板状のものである。中心部には、ネジ11を挿通させるための散水ケースの開口孔12dが設けられ、その周辺には、略同一の孔径を持つ散水孔12eが、所定の位相で設けられている。
散水孔12eは、後述する複数の散水ニップル13eをそれぞれ挿通させるためのものであり、散水ケースの表面12a側の孔径は、散水ニップル13eの外径と略同一径とし、散水孔12eの拡径した角度は、散水ニップル13eの挿通する時の作業性を考慮して設定されおり、散水孔12eの中心軸を対称に拡径するように設けている。
また、散水ケースの底面12b側には散水孔12eを取り囲むようにリブ12fを設け、散水プレート13を収めるための散水プレート収容部12gを設けている。底面12bが剛体で曲面形状の場合、切削では、ところどころで、凹凸になりやすく、全体として滑らかな曲面形状に仕上げることが難しいとされる。同様に、硬質プラスチックも可能であるが、成形後に収縮するため、曲面形状での制御が難しいとされる。そこで、シール性の向上および加工、成形の制御を容易にすることを考慮して鉛直方向及び水平方向ともフラット形状に形成している。また、開口孔12d周辺部には、リブ12hを設け、底面12bよりやや高い凸形状とし、ネジ11を内蔵する上で必要な厚みを設けている。
(図3(b))
【0022】
散水プレート13はシリコンゴムやTPEなどの弾性材料を使用した略平板状のものであり、前述の散水プレート収容部12g内に収まるように形成されている。
散水プレートの背面13bはフラット形状に形成する一方、散水プレートの表面13aは、図4(a)に示す、鉛直方向及び水平方向とも凹形状としている。
また、表面13aには湯水を吐水するための散水プレートの通水孔13dを有する散水ニップル13eが前述の散水孔12eと同数設けられており、水平方向及び鉛直方向に沿って突設されている。
散水ニップル13eの突出長さは、散水ケースの表面12aから突出する長さがほぼ同じ長さとなるように形成されている。表面13aを鉛直方向及び水平方向とも凹形状とすることで、散水プレートを散水ケースの底面12bに押し当てると、凹形状の曲率により散水ニップル13eは、鉛直方向及び水平方向とも各々に位相を持ち、鉛直方向には位相角度がα分大きくなり、結果、中心からの散水範囲が13fと広がるようになっている。凹形状の曲率が大きいほどαは大きくなる。これを利用することにより、所望した散水範囲に設定することができる効果がある。また、散水ケース12のリブ12hを挿通できる程の略同一径で、散水プレートの開口孔13cが中心部に設けられている。
【0023】
散水プレート押さえ14は、POM、ABS、PPなどの硬質プラスチック樹脂材料を用い、外観が略角形状に形成されている。散水プレート押さえの表面14aを散水プレートの背面13bに当てることにより、カルシウムのような不純物を取り除く際、散水ニップル13eを押したり、吐水時の水圧によって、散水プレート13が動きやすくなるのを防止する役割を有しており、良好な散水状態を維持できるようにしている。
表面14aの中央部にはネジ11を挿通するための、散水プレートの開口孔13cとほぼ同一の散水プレート押さえの開口孔14eと、この開口孔14eの上下方向には通水路を確保するために散水プレート押さえの通水孔14dが設けられている。また、左右方向にも、横長にこの通水孔14dが設けられており、これらによって、シャワーヘッド1に供給される湯水は、給水口部材52、連結部材40から通水孔14dを通過して散水ニップル13eから吐水される。
また、表面14aの左右、下側には散水プレート押さえの壁面14cが設けられ、各々にこの壁面14cの一部に連結部材40と嵌合する切欠き部14fが設けられており、散水プレート押さえ14は連結部材40に対して位置決めされ、散水プレート押さえの底面14bは連結部材の底面40bと当接される。
本実施例においては、散水プレート押さえの表面14aを曲形状としたが、これを平面にすると、散水プレートの表面13aと底面13bとの肉厚を均一にすることができる。
【0024】
パッキン15は、ケース押さえ14と連結部材40との間でシール性の役割を有するために設けられており、略角形状に形成されている。
【0025】
カバー20は、熱可塑性樹脂や金属材料を用いた略角柱状とし、外観部20bにはめっきが施され、光沢を出している。また、カバー20の先端はキャップ30を取付けるために凸部20cを設けるとともに、取付け溝20dを設けている(図6)。給水口部50側にはカバーの開口部20aが設けられ、カバー20の先端側まで内部は中空状となっている。さらに、カバーの正面20e側には吐水部10を取付けるための略四角状の開口部20fが形成されている。
【0026】
キャップ30は、シャワーヘッド1の落下に対してシャワーヘッド1本体が受ける衝撃を緩和し、めっき面が当たらなくするための役割を有している。外観形状が略直方体のもので、内部はカバー20の凸部20cを覆い隠すように凹状に形成されており、さらに、凹状の内部にはカバー20に掛かり止めするための掛かり止め部30aが設けられている。
【0027】
給水口部50は、給水口部のパッキン51、給水口部材52、ネジ53から構成されており、給水口部のパッキン51は平パッキン、給水口部材52は略角形状を形成されている。ネジ53によって、給水口部のパッキン51、給水口部材52の順に連結部材40と螺着され、接続される。
【0028】
連結部材40は、湯水の通水路とする役割を有し、通水面積の縮小による節水効果、軽量化を図るためにカバー20の中に内蔵される。連結部材40は、給水口部50の給水口部材52とほぼ同等の外径を有した通水部(図示せず)と、前述の吐水部10との接続を行う吐水部接続部40dとを有している。
吐水部接続部40dのリブ40eは散水プレート押さえ14の切欠き部14fと嵌合し、散水プレート押さえの底面14bは連結部材の底面40bと当接される。
【0029】
前述のような部品で構成された本発明の第1実施形態におけるシャワーヘッド1は以下のようにして組み立てられる。
まず、カバーの開口部20aに連結部材40の吐水部接続部40d側を挿入する。連結部材40を所定の位置まで挿入した後、給水口部のパッキン51、給水口部材52の順に組立て後、ネジ53を用いて連結部材40から給水口部材52までを螺着し、カバーと一体化させる。
次に、カバー20に設けた開口部20fから覗いている連結部材40の吐水部接続部40dに、パッキン15を配置し、散水プレート押さえ14の切欠き部14fと連結部材40のリブ40eが嵌合するように配置する。
そして、散水プレート13、散水ケース12の順に組立て後、ネジ11を用いて散水ケースの表面12aから吐水部接続部40dに螺着して吐水部10がカバー20に取付けられる。(図2)
このように構成することで、散水プレート13は、背面13b側を散水プレート押さえ14から押さえられるとともに、表面13a側は散水ケースの底面12bに当接され、鉛直方向及び水平方向とも凹形状の曲率を設けている散水ニップル13eは、鉛直方向及び水平方向とも各々に位相を持ち、鉛直方向には位相角度がα分大きくなり、結果、中心からの散水範囲が13fと広がるようになっている。凹形状の曲率が大きいほどαは大きくなる。これを利用することにより、所望の散水範囲13fを設定できるといった効果が得られる。また、散水ケースが剛体、且つ、底面12bが鉛直方向及び水平方向とも、凹形状や凸形状だと、切削ではところどころで、凹凸になりやすく、全体として滑らかな曲面形状に仕上げることが難しいとされるが、フラット形状にすることで加工が容易になり、シール性が向上する。(図6)
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明のシャワーヘッドは、浴室、洗面化粧台あるいは流し台などにおける給湯水設備の一部として使用されるシャワーヘッドにおいて広く利用することができる。
【符号の説明】
【0031】
1 シャワーヘッド
10 吐水部
11 ネジ
12 散水ケース
12a 散水ケースの表面
12b 散水ケースの底面
12d 散水ケースの開口孔
12e 散水孔
12f リブ
12g 散水プレート収容部
12h リブ
13 散水プレート
13a 散水プレートの表面
13b 散水プレートの背面
13c 散水プレートの開口孔
13d 散水プレートの通水孔
13e 散水ニップル
13f 散水範囲
14 散水プレート押さえ
14a 散水プレート押さえの表面
14b 散水プレート押さえの底面
14c 散水プレート押さえの壁面
14d 散水プレート押さえの通水孔
14e 散水プレート押さえの開口孔
14f 切欠き部
15 パッキン
20 カバー
20a カバーの開口部
20b 外観部
20c 凸部
20d 取付け溝
20e カバーの正面
20f 開口部
30 キャップ
30a 掛かり止め部
40 連結部材
40b 連結部材の底面
40c 傾斜部
40d 吐水部接続部
40e リブ
50 給水口部
51 給水口部のパッキン
52 給水口部材
53 ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが表面に形成され、弾性体からなる散水プレートと、前記散水プレートの表面に当接して配置され、複数の前記散水ニップルをそれぞれ挿通させるための複数の散水孔を有し、剛体からなる散水ケースと、を備え、前記散水プレートの表面を前記散水ケースの背面に押し当てることにより、前記複数の散水ニップルが前記複数の散水孔より突出し、前記散水プレートの背面側から供給される湯水が前記散水ニップルから吐出されるシャワーヘッドであって、
前記散水プレートの表面の鉛直方向は、凹形状になっており、前記散水ケースの背面は、鉛直方向及び水平方向ともフラット形状であることを特徴とするシャワーヘッド。
【請求項2】
湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが表面に形成され、弾性体からなる散水プレートと、前記散水プレートの表面に当接して配置され、複数の前記散水ニップルをそれぞれ挿通させるための複数の散水孔を有し、剛体からなる散水ケースと、を備え、前記散水プレートの表面を前記散水ケースの背面に押し当てることにより、前記複数の散水ニップルが前記複数の散水孔より突出し、前記散水プレートの背面側から供給される湯水が前記散水ニップルから吐出されるシャワーヘッドであって、
前記散水プレートの表面の水平方向は、凹形状になっており、前記散水ケースの背面は、鉛直方向及び水平方向ともフラット形状であることを特徴とするシャワーヘッド。
【請求項3】
湯水を吐出するための通水孔を有する複数の散水ニップルが表面に形成され、弾性体からなる散水プレートと、前記散水プレートの表面に当接して配置され、複数の前記散水ニップルをそれぞれ挿通させるための複数の散水孔を有し、剛体からなる散水ケースと、を備え、前記散水プレートの表面を前記散水ケースの背面に押し当てることにより、前記複数の散水ニップルが前記複数の散水孔より突出し、前記散水プレートの背面側から供給される湯水が前記散水ニップルから吐出されるシャワーヘッドであって、
前記散水プレートの表面の鉛直方向及び水平方向は、凹形状になっており、前記散水ケースの背面は、鉛直方向及び水平方向ともフラット形状であることを特徴とするシャワーヘッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−162436(P2010−162436A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−4468(P2009−4468)
【出願日】平成21年1月13日(2009.1.13)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】