説明

シールドケース、及び電子機器

【課題】シールドケースを構成するフレーム部材を基板に確実にハンダ付けしつつ、フレーム部材に対する吸着プレートおよびカバー部材の着脱を容易かつ確実に行う。
【解決手段】シールドケース10を構成するフレーム部材12に、周方向に連続する帯状の非メッキ部26を形成し、この非メッキ部26において溶融したハンダペーストが這い上がってくるのを防ぐ。非メッキ部26は、カバー部材13や吸着プレートをフレーム部材12に装着した状態において、カバー部材13の側壁部32や吸着プレートのサポート部の先端部の形状に沿って帯状に形成した。これにより、這い上がるハンダペーストの高さを、カバー部材13や吸着プレートよりもプリント基板11側の低い位置に抑制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話をはじめとする各種電子機器、およびそれに用いられるシールドケースに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話等の電子機器は、通話機能や文書作成機能といったそれぞれの基本機能に加え、テレビ放送視聴機能や大容量アプリケーション起動機能等を備えることでの多機能化・高機能化が進んでいる。これに伴い、携帯機器は、周波数の異なる電波を発するアンテナ部品が複数配置されたり、クロック周波数が高いLSIが隣接して配置されたりなど、電気的に見ても非常に過密な状態になっている。したがって、電磁ノイズの影響を避けるため、プリント基板上に実装される各電子部品には、電磁遮蔽を行うシールドケースを備えることが必要不可欠になっている。
【0003】
一方、多機能化・高機能化に伴う大型化はその携帯性を損なうこととなるため、携帯機器の各構成部品は、更なる小型化や機能統合が必須となっている。シールドケースにおいても、低背化や各電子部品に個別に配置していたものを一体化することが必要となっている。
【0004】
シールドケースは、プリント基板にハンダ付けされるフレーム部材と、フレーム部材に装着されるカバー部材とを備えている。フレーム部材の内部には、ボールグリッドアレイ(BGA)などの電子部品が配置され、プリント基板に実装されている。カバー部材は、フレーム部材に覆いかぶさるよう設けられている。
【0005】
プリント基板にフレーム部材および電子部品を実装するには表面実装技術が多用されている。その場合、特許文献1に記載のように、フレーム部材に板状の吸着プレートを装着し、この吸着プレートを表面実装装置の吸着ノズルで吸引して搬送することによって、フレーム部材をプリント基板上の所定位置に高精度に位置決めする。プリント基板上には、予め所定の位置にペーストハンダが塗布されており、フレーム部材を位置決めしたプリント基板をリフロー炉に通すことによって、フレーム部材をプリント基板にハンダ付けする。
そして、吸着プレートをフレーム部材から取り外した後、フレーム部材にカバー部材を装着することで、シールドケースを構成している。
【0006】
ここで、図9(a)に示すように、プリント基板1上に実装されるフレーム部材2は、プリント基板1の表面から直交して立ち上がる側壁部2aを有している。一方、フレーム部材2に装着される吸着プレート3は、平板状のプレート部3aが、互いに対向する二辺の側壁部2aを跨ぐように設けられ、プレート部3aの両端からから側壁部2aに沿って延びるサポート部3bが形成されている。そして、側壁部2aにサポート部3bを係合するため、側壁部2aとサポート部3bの対向する部分に、凹部4と突起5とがそれぞれ設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−34713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、シールドケースの大型化に伴い、プリント基板1の反りやフレーム部材2の傾きが生じると、プリント基板1とフレーム部材2の側壁部2aの端部との隙間が大きくなってしまう。すると、プリント基板1とフレーム部材2との間のハンダ付け不良が発生し易くなり信頼性が低下するという問題が発生する。
【0009】
その対策として、ハンダ量を多くすることが挙げられるが、ハンダ量を多くすると、ハンダ付け時にフレーム部材2の側壁部表面を表面張力により這い上がるハンダ6の高さが高くなってしまう。図9(a)に示すように、ハンダ6が這い上がり、フレーム部材2と吸着プレート3との間の係合部分まで到達してしまうと、フレーム部材2と吸着プレート3とがハンダ付けされてしまう。その結果、ハンダ付け後に、吸着プレート3が取り外せない不具合が発生し、生産性が低下する。また、図9(b)に示すように、吸着プレート3に代えてカバー部材8を装着するときには、ハンダ6が、フレーム部材2とカバー部材8との嵌め合いの障害となることもあり、カバー部材8の嵌合不足や未嵌合といった不具合が発生する。その結果、生産性が低下するとともに、カバー部材8の剛性が付与されないためフレーム部材2の補強がなされず、シールドケースの機械的強度が低下する。さらに、フレーム部材2とカバー部材8との間に隙間が生じてしまうこともあり、その結果、電磁遮蔽性が低下するといった現象が発生し、信頼性が低下する。
【0010】
これに対して、側壁部2aに切り欠きを設ける、或いはフレーム部材2とカバー部材8との嵌合部直下にハンダを配置しない等、嵌合部直下でハンダ付けをしない工夫がある。しかしその場合においても、側壁部2aの切り欠きから電磁ノイズが漏れて電磁遮蔽性が低下する、或いはプリント基板1とフレーム部材2とのハンダ接続部の面積が少なくなってプリント基板1とフレーム部材2との接続強度が低下する等によって、信頼性が低下する問題が発生する。
【0011】
そこでなされた本発明の目的は、シールドケースを構成するフレーム部材を基板に確実にハンダ付けしつつ、フレーム部材に対する吸着プレートおよびカバー部材の着脱を容易かつ確実に行うことのできるシールドケース、及び電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明のシールドケースは、プリント基板に実装される電子部品を取り囲むよう設けられる上部が開口されたフレーム部材と、前記フレーム部材の上部開口を覆うよう設けられるカバー部材と、を備え、前記フレーム部材は、前記プリント基板への実装時に当該フレーム部材を保持するための保持部材が、その側面に係合可能とされ、前記フレーム部材の側面に、ハンダにより前記プリント基板と接合するためのメッキ部が設けられるとともに、前記ハンダをはじく非ハンダ付け部が、前記保持部材の形状に沿うようにして帯状に形成されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、プリント基板と、プリント基板上に実装された電子部品と、上記したようなシールドケースと、を備えることを特徴とする電子機器とすることもできる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、フレーム部材の側面に非ハンダ付け部を設けたことで、フレーム部材の側面を這い上がるハンダの高さを、フレーム部材の側面に対向する部分における保持部材よりも低い位置に抑制できる。これにより、ハンダの這い上がりにより、保持部材がフレーム部材にハンダ付けされるのを防止でき、保持部材をフレーム部材から不備無く取り外すことができ、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】(a)はプリント基板上に設けたシールドケースを示す斜視図、(b)はその要部の断面図である。
【図2】フレーム部材に吸着プレートを装着した状態を示す斜視図および断面図である。
【図3】(a)はフレーム部材の斜視図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図4】(a)はフレーム部材にカバー部材を装着した状態の斜視図、(b)はカバー部材の斜視図である。
【図5】(a)はフレーム部材に吸着プレートを装着した状態の斜視図、(b)は吸着プレートの斜視図である。
【図6】フレーム部材にカバー部材を装着した状態における、カバー部材の突起部周辺を示す拡大図である。
【図7】フレーム部材に吸着プレートを装着した状態における、吸着プレートの突起部周辺を示す拡大図である。
【図8】フレーム部材をプリント基板にハンダ付けした状態における断面図および拡大断面図である。
【図9】(a)は従来の手法において、フレーム部材と吸着プレートが、這いあがったハンダによって接合されてしまった状態を示す断面図、(b)はフレーム部材とカバー部材とが、這いあがったハンダに干渉してしまっている状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して、本発明によるシールドケース、電子機器を実施するための最良の形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0017】
図1に示すように、シールドケース10は、プリント基板11にハンダ付けされるフレーム部材12と、フレーム部材12に装着されるカバー部材13とを備えている。
【0018】
図2に示すように、フレーム部材12は、例えば矩形の枠状をなしており、その内部には、ボールグリッドアレイなどの電子部品50が配置されて、プリント基板11に実装されている。フレーム部材12は、枠状の天面部21と、天面部21の外周部からプリント基板11に直交する方向に形成された側壁部22と、側壁部22の外側表面に複数配置された突起23とを有して形成されている。このようなフレーム部材12は、材料としてステンレスや洋白等の金属薄板を用い、曲げ加工や絞り加工やプレス加工などを施して形成される。
【0019】
図4に示すように、カバー部材13は、フレーム部材12に覆いかぶさるように、かつフレーム部材12に対して着脱可能に設けられている。
カバー部材13は、平坦に広がり、フレーム部材12と同等または若干大きな形状・サイズを有する天面部31と、天面部31の輪郭に沿って連続して形成され、天面部31に直交する方向に垂下して、フレーム部材12の側壁部22に対向する側壁部32と、側壁部32を貫通して形成され、フレーム部材12の突起23と嵌合する穴33と、を備えている。このカバー部材13も、ステンレスや洋白等の金属薄板に、曲げ加工や絞り加工、プレス加工等を適宜施して形成される。
このようなカバー部材13は、側壁部32に形成された穴33をフレーム部材12の突起23に嵌合させることで、フレーム部材12に覆いかぶさるように、かつ着脱可能に取り付けられる。
【0020】
このようなシールドケース10によれば、プリント基板11にフレーム部材12および電子部品50をハンダ付けした後、フレーム部材12にカバー部材13を装着することで、フレーム部材12の内部空間の電子部品50を覆い、電磁ノイズが外部へ漏れ出すのを防止することができる。
【0021】
図2及び図5に示すように、プリント基板11にフレーム部材12を実装するときには、フレーム部材12に板状の吸着プレート14(保持部材)を装着し、この吸着プレート14を表面実装装置の吸着ノズル60で吸引して搬送する。
【0022】
吸着プレート14は、ベースプレート部41が、フレーム部材12において互いに対向する二辺の側壁部22、22を跨ぐように設けられ、ベースプレート部41の両端部には、側壁部22に沿って延びるサポート部42がそれぞれ形成されている。この吸着プレート14は、ステンレスや洋白などの金属薄板に曲げ加工や絞り加工、プレス加工などを施して形成される。
各サポート部42には、フレーム部材12の側壁部22に対向する側に、突起23と嵌合する穴43が形成されている。
このような吸着プレート14は、サポート部42に形成された穴43を、フレーム部材12の突起23にそれぞれ嵌合させることにより、フレーム部材12に対して着脱可能に取り付けられる。そして、図2(b)に示すように、吸着プレート14をフレーム部材12に装着した状態でベースプレート部41に吸着ノズル60を押し当て、外部からの負圧により吸着ノズル60でベースプレート部41を吸引する。これにより、吸着ノズル60により吸着プレート14およびフレーム部材12を保持することができる。
【0023】
ここで、図4〜図7に示すように、カバー部材13の側壁部32、吸着プレート14のサポート部42には、穴33、43が形成された部分に、これらカバー部材13、吸着プレート14をフレーム部材12に装着した状態においてプリント基板11側(天面部21、ベースプレート部41から離間する方向)に突出する突出部32a、42aがそれぞれ形成されている。
【0024】
また、図1に示すように、フレーム部材12の表面には、錫や銅や鉄等、ハンダに対する濡れ性に優れた材料を用いたメッキが施されたメッキ部25が形成されている。さらに、フレーム部材12の側壁部22には、側壁部22の先端部22aから天面部21側に、フレーム部材12の周方向に連続する帯状の部分が、メッキ部25の形成されていない非メッキ部26(非ハンダ付け部)とされている。非メッキ部26は、カバー部材13、吸着プレート14をフレーム部材12に装着した状態において、カバー部材13、吸着プレート14の側壁部32、サポート部42の先端部の形状に沿って形成され、突出部32a、42aを避けるよう形成されている。
【0025】
このような非メッキ部26は、予め全体にメッキを施した金属薄板を所望の形状に加工してフレーム部材12を形成した後に、リュータなどの機械加工装置でフレーム部材12の表面に形成されたメッキ層を除去することで形成できる。また、非メッキ部26は、メッキを施さない金属薄板を加工してフレーム部材12を形成した後、フレーム部材12の表面にマスキング等により非メッキ部26となる部分を覆った状態でメッキを施すことでも形成できる。このように形成される非メッキ部26は、金属薄板が露出してなるものであって、その表面は酸化膜で覆われている。
【0026】
尚、メッキ部25は、フレーム部材12をプリント基板11にハンダ付けするためのものである。より詳細には、フレーム部材12にメッキを施さず金属薄板をそのまま露出させた場合、金属薄板(特にステンレス)の表面は酸化膜で覆われるため、ハンダとの合金を形成することができず、ハンダをはじく。このため、フレーム部材12をプリント基板11にハンダ付けができなくなるので、ハンダ付けする部分には、その表面にメッキを施してメッキ部25を形成するのである。
【0027】
プリント基板11に上記フレーム部材12を実装するときには、図2(a)に示すように、フレーム部材12に吸着プレート14を装着しておく。そして、図2(b)に示すように、吸着プレート14を表面実装装置の吸着ノズル60で吸引することで、フレーム部材12を保持して搬送する。そして、保持したフレーム部材12を、プリント基板11上の所定位置にセットする。
ここで、プリント基板11には、フレーム部材12のGND(接地)と電気的に接続するため、金属等の導電性材料からなるパッド17が形成されており、さらにパッド17上にはハンダペースト80が塗布されている。フレーム部材12を、このハンダペースト80上に位置させ、吸着ノズル60による吸引を停止すると、フレーム部材12は落下してハンダペースト80の上に配置される。
ここで、フレーム部材12の内方に配置される電子部品50は、フレーム部材12のプリント基板11への実装時に、あるいはそれに先行して、表面実装装置によりプリント基板11上にセットされる。
【0028】
図8に示すように、このようにしてプリント基板11上に電子部品50やフレーム部材12を配置した後、このプリント基板11をリフロー炉に通すことによって、フレーム部材12および電子部品50をプリント基板11にハンダ付けする。
その後、吸着プレート14をフレーム部材12から取り外す。そして、図1に示すように、フレーム部材12にカバー部材13を装着することで、プリント基板11上にシールドケース10を構成することができる。
【0029】
上記のリフロー炉におけるハンダ付けの際、溶融したハンダペースト80が、その表面張力によりフレーム部材12の側壁部22を這い上がってくるが、フレーム部材12には、周方向に連続する帯状の非メッキ部26が形成されているので、この非メッキ部26において溶融したハンダペースト80がはじかれる。非メッキ部26は、カバー部材13または吸着プレート14をフレーム部材12に装着した状態において、カバー部材13の側壁部32または吸着プレート14のサポート部42の先端部の形状に沿って形成されることで突出部32aまたは42aを避け、それよりもプリント基板11側に位置するよう形成されている。したがって、這い上がるハンダペースト80の高さを、側壁部32の先端またはサポート部42の先端よりも低く抑制することができる。これにより、フレーム部材12の側壁部22と吸着プレート14のサポート部42とが、ハンダ付けされるのを防止でき、吸着プレート14をフレーム部材12から不備無く取り外すことができ、生産性を向上させることができる。
【0030】
また、吸着プレート14を取り外した後、フレーム部材12にカバー部材13を取り付けてシールドケース10を構成するときも、フレーム部材12の側壁部22を這い上がるハンダペースト80は、非メッキ部26において阻止される。これにより、這い上がったハンダペースト80に起因して、カバー部材13がフレーム部材12に対して嵌合不足または未嵌合となるのを防止することができ、カバー部材13をフレーム部材12に安定して装着できる。また、カバー部材13をフレーム部材12に安定して嵌合することで、生産性を向上させることができ、さらに、フレーム部材12とカバー部材13とがその全周において安定的に、電気的・機械的に接続される。これより、電子部品50は、プリント基板11のGNDと接続されたシールドケース10によって安定して周囲を覆われることになるので、シールドケース10の外部の部品に対して確実に電気的に遮蔽され、電気的信頼性を向上させることができる。
【0031】
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、フレーム部材12の側壁部22に突起23を設け、カバー部材13および吸着プレート14に穴33、44を設けたが、逆に、フレーム部材12の側壁部22に穴を形成し、カバー部材13および吸着プレート14に突起を設けても良い。
また、非メッキ部26として、フレーム部材12の側壁部22に、ハンダをはじく樹脂材料を帯状に形成しても良い。
また、本発明は、携帯電話に限らず、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants)等の各種携帯型電子機器にも適用することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択し、或いは他の構成に適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0032】
1 プリント基板
2 フレーム部材
2a 側壁部
3 吸着プレート
3a プレート部
3b サポート部
4 凹部
5 突起
6 ハンダ
8 カバー部材
10 シールドケース
11 プリント基板
12 フレーム部材
13 カバー部材
14 吸着プレート(保持部材)
17 パッド
21 天面部
22 側壁部
22a 先端部
23 突起
25 メッキ部
26 非メッキ部(非ハンダ付け部)
31 天面部
32 側壁部
32a 突出部
33 穴
41 ベースプレート部
42 サポート部
43 穴
50 電子部品
60 吸着ノズル
80 ハンダペースト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント基板に実装される電子部品を取り囲むよう設けられる上部が開口されたフレーム部材と、
前記フレーム部材の上部開口を覆うよう設けられるカバー部材と、を備え、
前記フレーム部材は、前記プリント基板への実装時に当該フレーム部材を保持するための保持部材が、その側面に係合可能とされ、
前記フレーム部材の側面に、ハンダにより前記プリント基板と接合するためのメッキ部が設けられるとともに、前記ハンダをはじく非ハンダ付け部が、前記保持部材の形状に沿うようにして帯状に形成されていることを特徴とするシールドケース。
【請求項2】
前記フレーム部材が金属材料により形成され、
前記非ハンダ付け部が、前記金属材料の表面に形成された酸化膜であることを特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
【請求項3】
前記カバー部材が、前記フレーム部材の側面に係合可能に設けられ、
前記非ハンダ付け部が、前記カバー部材の形状に沿うようにして形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシールドケース。
【請求項4】
プリント基板と、
前記プリント基板上に実装された電子部品と、
請求項1から3のいずれか1項に記載のシールドケースと、
を備えることを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−89781(P2012−89781A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−237246(P2010−237246)
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】