説明

スクイズ容器の評価方法

【課題】情緒価値及び/又は機能価値を高めた化粧料容器の開発を形状的設計因子の点から支援する。
【解決手段】容器本体の側面の一対の対向する壁面を押圧して容器上端部の口部から内容液を吐出するスクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値を重回帰分析によりで評価する方法であって、情緒価値及び/又は機能価値を目的変数とし、スクイズ容器の形状因子を説明変数とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値の評価方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は価値観の多様化が進み、化粧用品についても、高機能、高品質、手頃な価格だけでは売れない時代となっている。売れる製品を作るためには、容器に於いては、使いやすさの基本性能を表す「機能価値」だけではなく、聴覚、触覚、視覚という五感を通じて得られる「情緒価値」を考慮することが重要だということが知られている。情緒価値は使う前には使ってみたいと思わせることができ、使った後にはもう一度使いたいと思わせることができるという特性を表す。特に化粧料容器などの高価格帯商品においては、化粧料容器によってもたらされる「情緒価値」が大事であり、「情緒価値」を高めることで「美」への期待感や「美」の効果感が使用者にもたらされるといえる。
【0003】
五感によって呼び起こされる感情や欲望という感性を適正に数値化できると、情緒価値を数値として評価することができる。そこで、生活者の感性を設計に盛り込んで生活者のニーズにフィットした新製品を創造する開発技術として感性工学が開発された。感性工学は、生活者の感性を適切な方法で評価して情報化・数値化することにより、それをモノの設計に写像して生活者に喜ばれる製品づくりをする開発技術と定義される(非特許文献1)。感性工学の応用例としては、蓋の開閉音の「上質感」を制御した化粧料容器(特許文献1)や、個々人の価値観や解釈によって多様性がある感性語と物理的指標である音質的指標との相関を求められるようにして音質を設計する感性評価方法(特許文献2)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-330817号公報
【特許文献2】特開2009-42553号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】商品開発と感性、長町三生編、2005年6月発行、海文堂出版
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
化粧料容器における情緒価値には、主に聴覚、触覚、視覚が関与し、情緒価値に対する影響度はこの順序で段々に大きく、かつ複雑になっていることが近年の研究でわかっている。実際、上述の特許文献1、2のように聴覚による感性を製品設計に反映させることは提案されているし、また、キャップのクリック感について満足感、切れ感などの触覚による感性を製品設計に反映させることも多く検討されているが、視覚による感性を製品設計に反映させることはなされていないのが実情である。即ち、化粧料容器の情緒価値にどのような視覚的刺激が関与するのか、情緒価値に関与する視覚的刺激はどのような感性に影響を与えるのか、その感性を数値化した場合に、数値化した感性と相関性を有する物理的指標が存在するのかについては全く知られていない。
【0007】
これに対し、本発明は、視覚と触覚から複合的に形成される化粧料容器についての感性、より具体的には、見た目の印象と触れたときの印象により、使う前には使ってみたいと感じ、使った後にはもう一度使いたいと感じる「情緒価値」と、見た目の印象と触れたときの印象により使い易いと感じる「機能価値」を高めた化粧料容器の開発を、形状的な設計因子の点から支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、ハンディサイズのスクイズ容器において、特定の形状因子が、機能価値に関するコントロール感、フィット感という感性因子と情緒価値に関する高揚感、満足感という感性因子に相関性を有すること、したがって、特定の形状因子の計測により機能価値や情緒価値を評価できること、さらには、スクイズ容器は、特定の形状因子の制御により機能価値と情緒価値の双方が優れたものとなることを見出した。
【0009】
即ち、本発明は、容器本体の側面の一対の対向する壁面を押圧して容器上端部の口部から内容液を吐出するスクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値を重回帰分析により評価する方法であって、情緒価値及び/又は機能価値を目的変数とし、スクイズ容器の形状因子を説明変数とする評価方法を提供する。
【0010】
また、本発明は、容器本体の側面の一対の対向する壁面を押圧して容器上端部の口部から内容液を吐出するスクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値を該スクイズ容器の形状因子から評価するスクイズ容器の形状評価装置であって、情緒価値及び/又は機能価値を目的変数とし、スクイズ容器の形状因子を説明変数とする重回帰式を記憶し、入力されたスクイズ容器の形状因子に対して前記重回帰式により情緒価値及び/又は機能価値を出力する演算手段を備えた形状評価装置を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の評価方法や評価装置によれば、スクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値を、スクイズ容器の形状因子を説明変数として評価することが可能となる。したがって、情緒価値と機能価値の双方を考慮したスクイズ容器の形状を設計することが容易となる。
【0012】
特に、説明変数として、少なくとも(a)容器本体の側面の面数、(b)最大幅を有する壁面を正面としたときの容器本体の下部の奥行き寸法、(c)最大幅を有する壁面の面幅、(d)容器本体の最小幅、及び(e)最大幅を有する壁面の曲率半径から選ばれる形状因子を使用した場合には、高い決定係数でスクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値評価することができ、したがって、これらの形状因子を用いて情緒価値及び/又は機能価値に優れたスクイズ容器を設計することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、形状因子の説明図である。
【図2】図2は、公知のスクイズ容器の感性プロファイルである。
【図3】図3は、実施例1の削り出しモデルの斜視図である。
【図4】図4は、実施例2の削り出しモデルの斜視図である。
【図5A】図5Aは、実施例1の評価結果である。
【図5B】図5Bは、実施例2の評価結果である。
【図5C】図5Cは、比較例1の評価結果である。
【図5D】図5Dは、比較例2の評価結果である。
【図5E】図5Eは、比較例3の評価結果である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0015】
本発明の評価方法は、感性工学の手法により、ハンディサイズのスクイズ容器について、情緒価値や機能価値に関与する感性であって視覚的刺激と触覚的刺激の複合刺激により得られるものにはどのようなものがあるのか、その感性に影響する形状因子には何があるか、その形状因子が上述の感性と如何に関連しているかを次のようにして調べることにより創出されたものである。
【0016】
まず、スクイズ容器の情緒価値や機能価値に関与する感性にどのようなものがあるかを調べるため、20〜40歳代の男女15名にインタビューを行い、ヒアリング調査からスクイズ容器に触れる前の視覚的ないし触覚的な印象についてのワードや、スクイズ時の視覚的ないし触覚的な印象についてのワードを抽出し、スクイズ容器の情緒価値あるいは機能価値を表現するのに適切なワードとして17個の感性語を選定した。なお、これらのワードはインタビューを受けた15名から任意に出してもらい、本発明者の主観によって、17個の感性語に整理したものである。
【0017】
次に、得られた感性語から、より本質的なものを抽出するために、形状の異なる7種のハンディサイズのスクイズ容器に対し、各感性語について次の5段階の評価値を得た。
1.全く感じない
2.あまり感じない
3.どちらともいえない
4.やや感じる
5.非常に感じる
【0018】
本発明は、視覚と触覚から複合的に形成される感性が、容器の形状因子により如何に影響を受けるかを明らかにしようとする技術であるが、視覚が感性にもたらす影響度合いは、触覚が感性にもたらす影響度合いに比べて非常に大きく、容器の形状因子以外の色、模様、装飾、ブランド名などの視覚的刺激も感性の評価値に大きく影響する。そこで、上述の7つのハンディサイズのスクイズ容器について各感性語の評価値を得るにあたり、もっぱらスクイズ容器の形状因子が各感性語の評価値に影響するように、各スクイズ容器を白色あるいはグレーの単色に塗りつぶし、内容液の種類や量をそろえた。
【0019】
17個の感性語に対する上述の5段階の評価結果を基にして、因子分析(因子抽出法:重みなし最小二乗法、回転法:kaiserの正規化を伴うプロマックス法)により17個の感性語から4つの因子を抽出した。この結果を表1に示す。表中の数値は、因子負荷量を表している。
【0020】
なお、この因子分析において、因子数を3と設定すると、各因子に区分された感性語の因子負荷量のばらつきが大きくなるため、因子数を3とすることは妥当でなく、一方、因子数を5以上に設定するとノイズが多く含まれる結果となった。これに対し、因子数を4とすると、各因子に区分された感性語の因子負荷量はいずれも約0.6〜0.9の範囲にあり、適切であることが分かった。また、因子分析する感性語の数を30個にした場合にも、因子数4で適切な結果を得ることができ、これにより、スクイズ容器の視覚と触覚から複合的に形成される感性を表す感性語は、因子分析する感性語の個数に関わらず、4つの因子に分類できることが分かった。
【0021】
因子分析により得た4つの因子のうち、第1因子はやわらかい、力が入りやすいなどの感性語への寄与が大きいので、以降、コントロール感と称し、同様に、第2因子は手にフィットするなどの感性語への寄与が大きいのでフィット感と称し、第3因子は新しさがある、面白みがあるなどの感性語への寄与が大きいので高揚感と称し、第4因子はわくわくする、リラックスするなどの感性語への寄与が大きいので満足感と称する。第1因子のコントロール感と第2因子のフィット感に区分されている感性語から、これらの感性因子は機能価値に関する因子であり、第3因子の高揚感と第4因子の満足感に区分されている感性語から、これらの感性因子は情緒価値に関する因子であることがわかる。
【0022】
【表1】

【0023】
次に、高さ、幅、奥行等の形状を定める上で設計上重要で、かつ評価結果を設計にフィードバックすることのできる以下のA〜Lの11個の形状因子を、設計因子として選択した。これらA〜Lは、いずれも容器本体の側面を形成する壁面のうち最大幅の壁面を正面として容器本体を正立させたときの寸法である。これら11個の形状因子を図1に示す。
A.ボトルの幅:正面図における容器本体の最大幅
B.ボトルの奥行:側面図における容器本体の最大幅
C.ボトルの高さ:容器本体の底面から液体吐出口の先端までの高さ
D.肩から5mmの奥行:容器本体の肩から底面側に5mmの高さにおける容器本体の奥行
E.下から5mmの奥行:容器本体の底面から吐出口側に5mmの高さにおける容器本体の奥行
F.ボトルの最小幅:正面図における容器本体の最小幅
G.ボトルを押す面のR:正面図において最大幅を有する壁面の、ボトル本体の液体吐出口の先端から40mmの高さにおける曲率半径
H.ボトルの側面のR:側面図において中央に位置する壁面の、ボトル本体の液体吐出口の先端から40mmの高さにおける曲率半径
J.ボトルを押す位置での面の幅:正面図において最大幅を有する壁面の、ボトル本体の液体吐出口の先端から40mm高さにおける幅
K.ボトルの側面の中央に位置する壁面の幅:容器本体の側面を形成する壁面のうち、中央に位置する壁面の幅
L.幅5mm以上の面の数:容器本体の側面を形成する壁面のうち、最大幅5mm以上の面の数
【0024】
次に、前述の7種のハンディサイズのスクイズ容器について、新たに、20〜40歳の女性合計13名から前述の17個の感性語ごとに5段階の評価値を得、各スクイズ容器について各感性語の評価値の平均を算出し、さらに、第1因子(コントロール感)、第2因子(フィット感)、第3因子(高揚感)、第4因子(満足感)に区分されている感性語の評価値から、これら4個の感性因子の評価値をそれぞれ算出した。また、各スクイズ容器について、上述のA〜Lの形状因子を測定した。これらは次表のように集計される。
【0025】
【表2】

【0026】
そこで、上述の4個の感性因子の測定値を目的変数とし、11個の形状因子の評価値を説明変数として重回帰分析を行った。なお、重回帰分析は、表計算ソフト(エクセル、マイクロソフト社)の統計機能により次の条件で行った。
従属変数:感性因子(コントロール感、フィット感、高揚感、満足感のいずれか)の評価値
独立変数:上述の形状因子A〜Lの測定値
【0027】
その結果、次の重回帰式を得た。
【0028】
【数1】

【0029】
この重回帰式の決定係数を求めたところ、高揚感について0.9989、満足感について0.8834、コントロール感について0.9893、フィット感について0.9689と高い数値が得られ、これらの式により、高揚感、満足感、コントロール感、フィット感という感性因子をE(下から5mmの奥行)、F(ボトルの最小幅)、G(ボトルを押す面のR)、J(ボトルを押す位置での面の幅)、L(幅5mm以上の面の数)という5個の形状因子で表わせることがわかった。
【0030】
なお、設計因子としては、次の2つの物理量も検討した。
1)スクイズ波形の測定による変位―応力曲線とそのパラメータ化
2)筋電位測定によるスクイズ力の数値化
しかしながら、重回帰分析の結果、決定係数が低く、これらの物理量では前述の4つの感性因子をうまく制御できないことが分かった。
【0031】
重回帰式(式1)から、高揚感の点から情緒価値が高いスクイズ容器を得るためには、容器本体の側面を形成する壁面のうち、最大幅5mm以上の面数(L)を増やし、容器本体下部の奥行き寸法(E)を小さくし、ボトルの最小幅(F)を小さくし、ボトルを押す面(即ち、容器本体の側面を構成する壁面のうち最大幅を有する一対の対向する壁面)の曲率半径(G)を小さくすること(即ち、外側に凸の曲面に形成すること)が有効であり、満足感の点から情緒価値の高いスクイズ容器を得るためには、ボトルを押す面の幅(J)を大きくし、ボトルの最小幅(F)を小さくするのが有効であることがわかる。
【0032】
また、情緒価値に加えてコントロール感やフィット感という機能価値も考慮すると、(i)最大幅5mm以上の面数(L)を増やすと、高揚感が高まるがフィット感が低下すること、(ii)容器本体下部の奥行き寸法(E)を小さくすると、満足感もコントロール感も高まること、(iii)ボトルを押す位置での面の幅(J)を大きくすると、満足感、コントロール感、フィット感のいずれも高まることがわかる。
【0033】
本発明の評価方法は、上述の式1のように、感性因子(コントロール感、フィット感、高揚感、満足感)を目的変数とし、形状因子を説明変数とする重回帰式に基づき、スクイズ容器の形状因子から、感性因子の評価値を求め、そのスクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値を評価する方法であり、また、本発明の形状評価装置は、統計処理機能を備えたパーソナルコンピュータ等の演算手段に、式1のような重回帰式を記憶させ、その重回帰式において説明変数とする形状因子が入力されると、感性因子の評価値が出力されるようにし、本発明の評価方法を容易に実施できるようにしたものである。
【0034】
本発明の評価方法によれば、以下の実施例に説明するように開発しようとするスクイズ容器の情緒価値と機能価値を評価し、設計支援に用いることができる。
【0035】
また、公知のスクイズ容器を、例えば、前述の17個の感性語を用いて5段階に評価すると、図2に示すように、コントロール感、フィット感、高揚感、満足感という4つの感性因子ごとに評価値が或る程度の数値幅でまとまった感性プロファイルを得られるが、これら公知のスクイズ容器は、4つの感性因子の全てに高い評価値を示すものではない。そこで、4つの感性因子の全てに高い評価値を得られるスクイズ容器を設計することがスクイズ容器の開発上の一つの目標となるが、本発明によればこれらの感性因子を、物理量として得られる形状因子により評価できるので、4つの感性因子の全てに高い評価値を得られるスクイズ容器の開発が容易となる。
【実施例】
【0036】
一例として、スクイズに影響の少ない角部をカットして容器本体の側面の数を8に増やし、ボトルを押す面の幅(J)を大きくし、ボトルを押す面を外側に凸の曲面に形成させた図3の実施例1の削り出しモデル容器を作製した。また、これらの特徴に加えて、容器本体下部の奥行き寸法(E)を小さくした図4の実施例2の削り出しモデル容器も作製した。
【0037】
これらの実施例1、2の削り出しモデル容器と、既存の市販の化粧料用のスクイズ容器(比較例1〜3)について、式1の重回帰式から高揚感、満足感、コントロール感、フィット感をそれぞれ算出した。なお、実施例1、2のモデル容器と比較例1〜4のスクイズ容器は、いずれも掌に収まるハンディサイズであり、その内容積は約30mLである。
【0038】
これらの算出結果を表3に示す。これにより、実施例1,2の削り出しモデル容器は、比較例1〜3のスクイズ容器に比して、高揚感、満足感という情緒価値と、コントロール感、フィット感という機能価値がバランスよく高められていることがわかる。
【0039】
【表3】

【0040】
さらに、これらの実施例1,2の削り出しモデル容器と、比較例1〜3のスクイズ容器に対し、20〜40歳の女性 12名から、前述の17個の感性語について5段階の評価値を得、個々の感性語をコントロール感、フィット感、高揚感、満足感の4つの感性因子に区分し、これら4つの感性因子の評価値(平均値)を得た。結果を図5A〜図5Eに示す。
【0041】
このように、本発明の評価方法によれば、スクイズ容器について、情緒価値に繋がる高揚感や満足感を特定の形状因子により評価することができ、さらに、機能価値に繋がるコントロール感やフィット感についても同様評価することができる。したがって情緒価値と機能価値の両面からスクイズ容器を評価し、製品設計を支援することが可能となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体の側面の一対の対向する壁面を押圧して容器上端部の口部から内容液を吐出するスクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値を重回帰分析により評価する方法であって、情緒価値及び/又は機能価値を目的変数とし、スクイズ容器の形状因子を説明変数とする評価方法。
【請求項2】
スクイズ容器の形状因子が、少なくとも、(a)容器本体の側面の面数、(b)最大幅を有する壁面を正面としたときの容器本体の下部の奥行き寸法、(c)最大幅を有する壁面の押圧位置での面幅、(d)容器本体の最小幅、及び(e)最大幅を有する壁面の曲率半径から選ばれる請求項1記載の評価方法。
【請求項3】
容器本体の側面の一対の対向する壁面を押圧して容器上端部の口部から内容液を吐出するスクイズ容器の情緒価値及び/又は機能価値を該スクイズ容器の形状因子から評価するスクイズ容器の形状評価装置であって、情緒価値及び/又は機能価値を目的変数とし、スクイズ容器の形状因子を説明変数とする重回帰式を記憶し、入力されたスクイズ容器の形状因子に対して前記重回帰式により情緒価値及び/又は機能価値を出力する演算手段を備えた形状評価装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【公開番号】特開2012−18492(P2012−18492A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−154374(P2010−154374)
【出願日】平成22年7月6日(2010.7.6)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】