説明

スクリュー機械

【課題】ガス透過性壁部の詰まりを排除するための可能性を改善するスクリュー機械を提供する。
【解決手段】少なくとも部分的に粉末状のバルク材料を処理するためのスクリュー機械は、少なくとも1つのハウジング孔を有するハウジングと、ハウジング孔に配置されたスクリューとを有する。ハウジングに取り外し自在に取り付けられる真空ハウジングインサート(23)として形成される真空ハウジング部が設けられ、真空ハウジング部において金属不織布(44)がガス透過性壁部として基体(24)に交換可能に保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブル部分(所謂おいて部分)の特徴を有するスクリュー機械に関する。
【背景技術】
【0002】
押出機として形成されたこのタイプのスクリュー機械が、特許文献1(特許文献2に対応)から知られている。当該特許では、大量の空気を含む処理されるべきバルク材料を脱気するために、真空ハウジング部として通常のふるい又は焼結材料製のフィルターが提供される。その多孔性壁部は平面であり、かつハウジング内の孔からかなり離れて配置されうる。代わりの方法として、この多孔性壁部は、孔の壁部と位置合わせされて配置されうる。後者の場合、孔に面する多孔性壁部の壁が部分的に可塑化プラスチック材料によって詰まり、したがって、所望の脱気効果が妨げられることが判明している。前者の場合、脱気が相当阻止される。
【0003】
別の押出機が特許文献3から知られている。当該特許では、粉末状バルク材料の押出機への供給が困難であることが基本的な問題と考えられている。事前圧縮装入装置、例えばプラグスクリューの使用を不要にできるために、0〜50%の範囲の負圧の適用によりガス及び固体材料が開口から放出可能でありかつ放出するような大きな直径を有する開口が、入口区間又は固体材料搬送区間に形成される。この負圧適用の唯一の目的は、バルク材料のガス抜きである。さらに、このことにより、バルク材料の供給を同様に損なう供給開口を介した逆方向のガス抜きが防止されるはずである。さらに、圧力を入口区間に容易に構築することができる。
【0004】
別の利点は、ハウジングにおける摩擦係数の増大が、ガス及び材料の放出のために使用される開口の領域で行われることである。不都合なことは、ガスの他に、粉末状固体材料の一部も開口を通して抜き取られることである。したがって、十分な運転信頼性及び経済性が保証されない。同様の構成の供給スクリュー機械が特許文献4から知られている。
【0005】
一般的なタイプの押出機が、非特許文献1から知られており、この押出機では、ガス透過性壁部としてフィルターが使用され、このガス透過性壁部を通して、空気のみでなく、例えばABSの場合の水蒸気などの大量のプロセスガス及び木粉が抜き取られる。この場合も、固体材料の一部がフィルター開口を通して抜き取られる。さらに、フィルター開口が粉末バルク材料によって詰まるというリスクも存在する。
【0006】
一般的なスクリュー機械と同様の押出機が、特許文献5(特許文献6に対応)から知られており、この押出機では、燒結金属から成るガス透過性壁部は、少なくとも一つの孔の境界を定める内壁部を有し、部分的な環状断面を有する間隙の形成により孔の内壁部に対し後退させられ、さらに、ガス透過性壁部は、圧力フラッシングラインによって圧力ガス源に取り付けることができる。この場合、バルク材料粒子が侵入するためガス透過性が低下することが示されている。極端な場合、ガス透過性壁部が、細孔又は微細溝の詰まりのため使用できなくなり、この結果、バックフラッシュによってこの詰まりを排除することも不可能である。燒結金属から成りまたそれ自体ガス透過性であるこのタイプの壁部を交換又は修理するためには、仕事及びコストの観点でかなりの支出を要する。詰まりの理由の一つは、このタイプの燒結金属のフィルター微細度が十分に小さくなく、このため、バルク材料粒子が燒結金属に侵入して、フィルターを詰まらせることである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】独国特許1729395B号明細書
【特許文献2】英国特許第1277150号明細書
【特許文献3】独国特許第19516082A1号明細書
【特許文献4】独国特許第202007011767U1号明細書
【特許文献5】欧州特許第1977877A1号明細書
【特許文献6】米国特許第2008/0248152A号明細書
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】“The Japan Steel Works,Ltd.,Plastics Processing Technology New Letter”,De-Gassing Cylinder“DGC”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の課題は、ガス透過性壁部の詰まりを排除するための可能性を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は、本発明に従って請求項1の特徴記載部分の特徴によって達成される。
【0011】
金属不織布を使用することによって、燒結金属を使用する場合よりも相当高いフィルター微細度を達成することができる。さらに、本発明による措置のため比較的少ない手の動きによって、このタイプの非常に薄い金属不織布を交換することができる。このタイプの金属不織布のフィルター微細度を非常に小さくすることができるので、バルク材料粒子は金属不織布に侵入せず、いずれにしろ、侵入の程度は燒結金属よりもはるかに小さい。このタイプの金属不織布は非常に薄いことが可能であるので、その中で生じる圧力損失は非常に小さい。フィルター微細度という用語及び関連の数値は、ISO16889に従って使用される。
【0012】
金属不織布それ自体は荷重を支えないので、請求項3〜8による措置は、代わりに又は累積的に非常に有益である。
【0013】
請求項9〜14は、再び代わりに又は累積的に、金属不織布の簡単な交換を可能にする本発明による真空ハウジングインサートの有利な構造を反映している。
【0014】
本発明に係るスクリュー機械は、一方で、少なくとも部分的に粉末状、言い換えれば空気を含むバルク材料を調製するための押出機として、同様に供給スクリュー機械として形成することが可能であり、この押出機で、バルク材料が脱気されかつ圧縮され、次に処理用の押出機に供給される。
【0015】
本発明の別の特徴、詳細及び利点は、図面を参照して実施形態の次の説明から理解される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】押出機を有する押出機システムの垂直縦断面図である。
【図2】図1による押出機の水平縦断面図である。
【図3】本発明による真空ハウジングインサートの断面図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】真空ハウジングインサートの斜視図である。
【図6】真空ハウジングインサートの分解図である。
【図7】真空ハウジングインサートの変形実施形態の分解図である。
【図8】上流側の供給スクリュー機械を有する押出機システムの垂直縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1と図2に示した押出機システムは、押出機1として形成されたスクリュー機械を有する。相互接続された8の字型のハウジング孔3、4の形状はハウジング2内に形成され、ハウジング孔の軸5、6は互いに平行に延在し、ハウジングは、一般に、その複数のハウジング部分から構成される。ハウジング孔3、4に、二本のスクリュー7、8が配置される。スクリューは、同一方向に回転する密接噛合スクリュー7、8として形成される。図1と図2の左にある供給ホッパー9は孔3、4内に開口する。供給ホッパー9から始まって、第一スクリュー搬送部11を有するスクリュー7、8が搬送方向10に設けられ、第一スクリュー搬送部11に捏和ディスク部12及び別の第二スクリュー搬送部13が隣接する。
【0018】
第一スクリュー搬送部11は、固体材料搬送区間として機能する入口区間14にわたって延在する。この場合、捏和ディスク部12は溶融区間15を規定する。第二スクリュー搬送部13は、圧力上昇区間16を規定する。ハウジング2の端部で、放出ノズル17が圧力上昇区間16に隣接している。図面からも見て取れるように、ハウジング2の入口区間14の境界規定部分には、冷却通路18が設けられる。
【0019】
スクリュー7、8は電気モータ19によって駆動され、この電気モータは、連結器20を介して減速・配分ギア21に駆動接続される。次に、スクリュー7、8は通常の方法でギア21に連結される。例えば重力計量スクリューとして形成される計量装置22が、供給ホッパー9の上方に配置される。
【0020】
供給ホッパー9の後ろに僅かな間隔を置いて、しかし所定間隔で、ハウジング2は真空ハウジングインサート23を有する。したがって、この真空ハウジングインサートは、入口区間14の一部分にわたって延在し、そしてハウジング2内に、適合した開口部2a内に形成される。真空ハウジングインサート23は、片側に周縁フランジ25が設けられるブロック状の基体24を有し、この周縁フランジに、ネジ27によってハウジング2に締結するための孔26が形成される。フランジ25から離れた基体の側で、基体24に、ほぼ部分的に円筒状の二つの支持面28、29が設けられ、これらの支持面は、孔3、4の内壁部30、31の曲率に実質的に対応し、支持面28、29の侵入点において隙間32を形成する。
【0021】
それぞれの分岐通路34、35を介して各支持面28、29に開口する中央真空通路33が、ブロック状の基体24に形成される。開口溝の形態の真空配分通路36を、支持面28、29に形成することもできる。
【0022】
さらに、基体24の支持面28、29に隣接して、冷却通路37も形成され、この冷却通路には、フランジ25の冷却剤供給接続部38を介して冷却剤が供給され、この冷却剤は、フランジ25の冷却剤除去接続部39を介して再び取り除かれる。
【0023】
支持面28、29は、孔3、4の軸5、6に対し平行に延在する直線状縁部ウェブ40によってまた支持面28、29の曲率に従う湾曲縁部ウェブ41によって境界が定められ、縁部ウェブ40、41は支持面28、29に対し僅かに突出する。
【0024】
支持面28、29の縁部ウェブ40、41の間に、支持面28、29の二重に湾曲した推移に従って湾曲したドレナージ織物(drainage woven fabric)42が配置され、この織物は、粗いメッシュ幅、例えば800μmのメッシュ幅と、例えば1.0mmの厚さとを有する。一般に、ドレナージ織物42は500μm〜1000μmの範囲のメッシュ幅を有することが適用される。例えば、約300μmのより細かいメッシュ幅を有する支持織物43が、このドレナージ織物42に重なる。一般に、支持織物43は100μm〜400μmの範囲のメッシュ幅を有することが適用される。厚さは、例えば、0.4mmの範囲にある。薄い金属フリースである薄い金属不織布44が、最後にこの支持織物43上に配置され、ISO16889による3μm〜10μmのフィルター微細度を有する非常に高い有孔率を有する。一般に、金属不織布44のフィルター微細度は、1μm〜10μmにわたることが適用される。この場合、金属不織布44の厚さは0.3mm〜0.5mmの範囲にある。不織布は、互いに付着する略直線の無秩序の繊維の層を意味するとみなされ、これらの繊維は、言い換えれば製織又は編成によって互いに接続されない。
【0025】
ドレナージ織物42及び支持織物43は、縁部ウェブ40、41の間の支持面28、29の上に載るが、金属不織布44はこれらの縁部ウェブ40、41の上に載る。
【0026】
ドレナージ織物42、支持織物43及び金属不織布44は、ストリップ45、46によって締結される。ストリップ45、46は、ほぼL字型であり、すなわち、ストリップは、横方向に突出するクランプウェブ47又は48を有する。ストリップ45は、縁部ウェブ40と関連付けられる直線状クランプウェブ47を有する。ストリップ46は、湾曲縁部ウェブ41に対応する二重に湾曲したクランプウェブ48を有する。図3と図5及び図6と図7による分解図から推察されるように、金属不織布44は、クランプウェブ47、48によって縁部ウェブ40、41上で全周囲にわたって、ストリップ45、46によって堅固に締め付けられる。ストリップ45、46は、ネジ49によって基体24に締結される。ここで金属不織布44は、縁部ウェブ40、41とクランプウェブ47、48との間で全周囲にわたって堅固に締め付けられ、それらは一緒に押し付けられる。図6と図7による分解図から推察されるように、好都合には、金属不織布44はまた、直線状縁部ウェブ40上で下方に曲げられかつストリップ45と基体24との間に締め付けられる追加のクランプ部分50を有し、関連ネジ49が、これらのクランプ部分50の穴51も通過する。
【0027】
代わりに、保持ストリップ45’、46’を、保持フレーム52に接続することもでき、この場合、各ストリップは初めから全体としてワンピースに形成されるか、あるいは溶接等によって互いに接続される。このことは、図7による分解図から推察される。
【0028】
真空通路33は、真空ライン53を介して真空源54、例えばウォータリングポンプに接続される。真空制御弁55が真空ライン53に設けられる。圧力測定装置56も、真空源54と弁55との間に設けられる。圧力ガス源58に接続される圧力フラッシングライン57が同様に真空通路33に開口する。フラッシング弁59は、この圧力フラッシングライン57に嵌合される。圧力測定装置56は、信号ライン60を介して、各々の場合に真空ライン53で測定された圧力に対応する測定信号を中央制御器61に送る。次に、真空制御弁55が、真空制御ライン62を介して中央制御器61によって作動される。さらに、フラッシング弁59は、ライン63を介して制御器61によって作動される。最後に、計量装置22の駆動モータ64、押出機1の駆動モータ19及び真空源54のモータ65は、制御器61によって作動される。真空ライン53の圧力が所定の値未満に低下した場合、これは、金属不織布44が許容可能な所定の詰まり値を超えたという指標である。次に、真空制御弁55が閉じられ、モータ19、64、65がスイッチオフされる。同時に、フラッシング弁59が開かれ、この結果、圧力ガスサージが、真空通路33を通して圧力ガス源58によって付与され、これによって、金属不織布44の対応する洗浄が行われる。
【0029】
他方、金属不織布44が簡単なバックフラッシュでもはや十分に洗浄できない場合、具体的に、ネジ27を取り外し、ハウジング2から真空ハウジングインサート23を引き抜くことによって、金属不織布を非常に簡単に交換することができる。
【0030】
次に、ネジ49が取り外され、この結果、保持ストリップ45、46又は保持フレーム52に接続された保持ストリップ45’、46’を取り除くことができる。金属不織布44が交換される。インサート23は再び組み立てられ、押出機1のハウジング2に挿入される。シール66を、真空ハウジングインサート23のフランジ25とハウジング2との間に配置することが可能である。図面から理解できるように、クランプウェブ47、48は、孔3、4のそれぞれの内壁部30又は31と面一に位置する。このことは、金属不織布44がスクリュー7、8のスクリューウェブ68に対し間隙67の境界を定めることを意味する。
【0031】
図8による押出機システムの一つの構造では、処理されるべきバルク材料は、計量装置22によって供給ホッパーを介して押出機1に供給されず、供給スクリュー機械69によって供給される。供給スクリュー機械は、ハウジング70を有し、このハウジングに、各々の場合に軸72を有する一つ又は二つの孔71が形成される。スクリュー73は、各ハウジング孔71に配置される。供給ホッパー74は、図8の左の一方の端部の少なくとも一つの孔71に開口する。スクリュー73は、純粋な搬送スクリューとして形成され、二つのスクリュー73が存在している場合、これらのスクリューは、同一方向に回転する密接噛合搬送スクリューとして形成される。ハウジング出口76は、スクリュー先端75の領域に形成されて、下流側押出機1に開口し、この押出機1内に、押出機1で処理されるべき材料が、特にポリマー又は添加剤などの粉末状の材料として供給される。
【0032】
少なくとも一つのスクリュー73は、駆動に関して従来の方法で連結器78によって減速ギア79に接続される電気モータ77によって駆動される。次に、スクリュー73は、通常の方法でギア装置79に連結され、ギア装置79はまた、二つのスクリュー73がある場合には配分ギアとして形成される。計量装置22は、供給ホッパー74の上方に配置され、既述したように構成されかつ作動する。
【0033】
ハウジング70の供給ホッパー74のすぐ後ろに、すでに詳細に上述した真空ハウジングインサート23が配置され、押出機システムについてすでに上述したのと同一の方法で、部分真空及びフラッシング空気が供給される。
【0034】
空気を多く含有するバルク材料が、真空ハウジングインサート23を介して供給スクリュー機械69で脱気されかつ圧縮され、この結果、バルク材料は、すでに圧縮された状態で押出機1に供給される。この圧縮された状態に関していえば、この場合、押出機1でさらに脱気を行う必要はない。
【0035】
例えば粒質物による又は摩擦による金属不織布44に対する機械的損傷に対抗するために、金属不織布44をふるい織物によって補強することができる。金属織物は、金属不織布44の各孔3、4から離れた面に取り付けられる。
【符号の説明】
【0036】
1 押出機
2 ハウジング
3、4 ハウジング孔
5、6 ハウジング孔の軸
7 スクリュー
8 スクリュー
9 供給ホッパー
10 搬送方向
11 第一スクリュー搬送部
12 捏和ディスク部
13 第二スクリュー搬送部
14 入口区間
15 溶融区間
16 圧力上昇区間
17 放出ノズル
18 冷却通路
19 電気モータ
20 連結器
21 減速・配分ギア
22 計量装置
23 真空ハウジングインサート
24 基体
25 周縁フランジ
26 孔
27 ネジ
28 支持面
29 支持面
30、31 内壁部
32 隙間
33 中央真空通路
34、35 分岐通路
36 真空配分通路
37 冷却通路
38 冷却剤供給接続部
39 冷却剤除去接続部
40 直線状縁部ウェブ
41 湾曲縁部ウェブ
42 ドレナージ織物
43 支持織物
44 金属不織布
45、46 ストリップ
45’、46’ 保持ストリップ
47、48 クランプウェブ
49 ネジ
50 追加のクランプ部
51 穴
52 保持フレーム
53 真空ライン
54 真空源
55 真空制御弁
56 圧力測定装置
57 圧力フラッシングライン
58 圧力ガス源
59 フラッシング弁
60 信号ライン
61 中央制御器
62 真空制御ライン
63 ライン
64 駆動モータ
65 モータ
66 シール
67 間隙
68 スクリューウェブ
69 供給スクリュー機械
70 ハウジング
71 孔
72 軸
73 スクリュー
74 供給ホッパー
75 スクリュー先端
76 ハウジング出口
78 連結器
79 減速ギア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも部分的に粉末状のバルク材料を処理するためのスクリュー機械であって、
−内壁部(42、43)を備える少なくとも一つのハウジング孔(3、4、71)を有するハウジング(2、70)と、
−前記ハウジング(2、70)の一方の端部に配置された前記バルク材料用の供給開口(9、74)と、
−前記少なくとも一つのハウジング孔(3、4、71)に配置された各スクリュー(7、8、73)と、
−前記バルク材料を供給するための前記供給開口(9、74)の上流側に配置された計量装置(22)と、
−前記少なくとも一つのハウジング孔(3、4、71)の境界を定めるガス透過性壁部(24)を有する、入口区間(14)の真空ハウジング部と、
−前記少なくとも一本のスクリュー(7、8、74)用の駆動装置(19、77)と、
を有するスクリュー機械において、
前記真空ハウジング部が、前記ハウジング(2、70)に取り外し可能に取り付けられた真空ハウジングインサート(23)として形成され、真空ハウジング部において、金属不織布(44)がガス透過性壁部として基体(24)に交換可能に保持されることを特徴とするスクリュー機械。
【請求項2】
前記金属不織布(44)が、1μm〜10μmのフィルター微細度を有することを特徴とする、請求項1に記載のスクリュー機械。
【請求項3】
前記金属不織布(44)が、前記基体(24)に対しガス透過性の支持本体によって支持されることを特徴とする、請求項1又は2に記載のスクリュー機械。
【請求項4】
前記支持本体が支持織物(43)として形成されることを特徴とする、請求項3に記載のスクリュー機械。
【請求項5】
前記支持本体と前記基体(24)との間にガス透過性のドレナージ本体が配置されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のスクリュー機械。
【請求項6】
前記ドレナージ本体がドレナージ織物(42)として形成されることを特徴とする、請求項5に記載のスクリュー機械。
【請求項7】
前記支持織物(43)が、100μm〜400μmの範囲のメッシュ幅を有することを特徴とする、請求項4に記載のスクリュー機械。
【請求項8】
前記ドレナージ織物(42)が、500μm〜1000μmの範囲のメッシュ幅を有することを特徴とする、請求項6に記載のスクリュー機械。
【請求項9】
前記基体(24)が、前記少なくとも一つのハウジング孔(3、4)の内壁部(30、31)に適合した部分的に円筒状の少なくとも一つの支持面(28、29)を有し、この支持面に対し前記金属不織布(44)が支持されることと、前記基体(24)に取り外し可能に保持ストリップ(45、46、45’、46’)が取り付けられて、前記金属不織布(44)を前記基体(24)上に締め付けて保持することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のスクリュー機械。
【請求項10】
前記保持ストリップ(45、46、45’、46’)が、前記金属不織布(44)を前記基体(24)に対し締め付けて保持するクランプウェブ(47、48)を有することを特徴とする、請求項9に記載のスクリュー機械。
【請求項11】
前記少なくとも一つの支持面(28、29)を囲む縁部ウェブ(40、41)が前記基体(24)に設けられ、それら縁部ウェブの間に前記支持本体及び/又は前記ドレナージ本体が配置されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のスクリュー機械。
【請求項12】
前記保持ストリップ(45、46、45’、46’)が、前記少なくとも一つの孔(3、4)の前記内壁部(30、31)と面一に配置されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のスクリュー機械。
【請求項13】
前記金属不織布(44)が、前記基体(24)と前記少なくとも一つの保持ストリップ(45、45’)との間に締め付けられて部分的に保持されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載のスクリュー機械。
【請求項14】
前記保持ストリップ(45’、46’)が保持フレーム(52)として形成されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のスクリュー機械。
【請求項15】
金属織物が補強部品として前記金属不織布(44)に設けられることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載のスクリュー機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−184297(P2010−184297A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−24049(P2010−24049)
【出願日】平成22年2月5日(2010.2.5)
【出願人】(501164665)コペリオン ゲーエムベーハー (20)
【Fターム(参考)】