説明

ステアリングロック装置

【課題】構造が簡単で、かつ、組立作業性も良好なステアリングロック装置の提供を目的とする。
【解決手段】ハウジング1内に収容されるプラグ2への回転操作によりロックピース3をプラグ2の回転中心に対してほぼ直交する方向に移動させてステアリングカラム4内のステアリングシャフト5に係脱させるステアリングロック装置であって、
前記ハウジング1に初期位置から作動位置まで作動位置側に付勢されてロックピース3の移動方向にほぼ直交する面内で回転自在に軸支され、作動位置においてロックピース3の係止解除位置側への移動経路を閉塞するロックストッパ6と、
前記ハウジング1に対するプラグ2の引き抜き方向への所定値を越える引き抜き動作を検知して初期位置から検知位置まで移動可能で、初期位置において前記ロックストッパ6の作動位置側への移動経路を閉塞して該ロックストッパ6を初期位置に保持する検知部7とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のステアリングカラムに固定して使用されるステアリングロック装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両のステアリング操作を施錠するためのステアリングロック装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、ステアリングロック装置は、シリンダインナを保持するボディに形成されるガイド開口内に保持されてステアリングシャフトへの係脱方向に移動するロックシャフトと、ガイド開口に沿って開設される凹溝内に収容され、初期位置と動作位置との間を回転移動し、動作位置においてロックピースのステアリングシャフトとの係止解除位置側への移動を規制するロックプレートと、プラグの長手方向に添って配置されるプレートとを有する。
【0003】
ロックプレートは、ねじりスプリングにより動作位置側に付勢されてピン周りに回転自在に軸支されており、プレートにより支えられて初期位置に保持される。
【0004】
ボディが破断されてプレートが引き抜き方向に移動すると、支えを失ったロックプレートが動作位置に移動して係止凸部がロックシャフトに係止し、以後、ロックシャフトの係止解除位置への移動が規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004-114730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した従来例は、ロックプレートがロックシャフトの移動方向に平行な面内で回転するために、構造が複雑になる上に、組立効率も悪いという欠点がある。
【0007】
すなわち、ロックシャフトを拘束した状態でロックシャフトにステアリングシャフトとの係止解除方向に力を加えた際にロックプレートを動作位置に保持するためには、ロックプレートを軸支するピンの両端を凹溝の壁面に移動不能に固定してロックプレートの移動方向への移動を防止する必要がある。
【0008】
一方、凹溝は、ロックプレートを収容するためにガイド開口の長手方向に深い溝形状に形成する必要があり、この凹溝の対向壁面間にねじりスプリングを装着したピンの両端を固定する作業は、壁面中間部にピンを立設するという面倒な作業を伴うことに加え、ロックシャフトの装着、あるいはガイド開口を閉塞するためのリッドの装着作業が、ガイド開口の深さ方向に沿って各部品を積層するように行われるのに対し、これらに直交する作業線に沿う作業となるために、作業効率の低下を導く。
【0009】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、構造が簡単で、かつ、組立作業性も良好なステアリングロック装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
ステアリングロック装置は、ハウジング1内に収容されるプラグ2、ロックピース3、ロックストッパ6、および検知部7とを有し、プラグ2への回転操作によりロックピース3をステアリングカラム4内のステアリングシャフト5に係止するロック位置と、係止が解除されるアンロック位置との間を移動させるように構成される。
【0011】
ロックピース3は、プラグ2の回転中心に対してほぼ直交する方向に移動するとともに、ロックストッパ6は、ロックピース3の移動方向にほぼ直交する面内、すなわち、プラグ2の回転中心にほぼ平行な面内で回転自在に軸支されて初期位置から作動位置に回転移動し、作動位置において、ロックピース3のアンロック位置側への移動経路を閉塞し、アンロック状態への移行が規制される。
【0012】
検知部7はハウジング1に対するプラグ2の引き抜き方向への所定値を越える引き抜き動作を検知して初期位置から検知位置まで移動可能で、初期位置においてロックストッパ6の作動位置側への移動経路を閉塞してロックストッパ6を初期位置に保持する。
【0013】
ロックストッパ6がロックピース3の移動方向にほぼ直交する面内を移動する本発明において、ロックストッパ6はロックピース3の装着方向に一致するために、支軸6aの装着作業を含めて各部品の装着作業は、順次各部品を積み重ねるようにして行うことができるために、作業効率が向上する。また、ロックストッパ6は回転して初期位置から作動位置まで移動するために、ロックストッパ6を並進移動させる場合に比して、移動経路のガイド部が不要となるために構造が簡単になる。
【0014】
ハウジング1が成形金型により成形される場合、ロックピース3を収容、ガイドするガイド開口10は、一端が開放され、対向他端が閉塞されたハウジング1の有底開口部8の開放端をキャップ部材9により閉塞して形成することができる。この場合、ロックストッパ6をキャップ部材9との境界に配置すると、ハウジング1のキャップ部材9装着座面に形成したロックストッパ6の装着凹部等にロックストッパ6を積層状に載置した後、キャップ部材9を固定するだけで装着作業が完了するために、ハウジング1の組立作業性が向上する。また、上記ロックストッパ6の装着凹部等は、有底開口部8の挿通方向、すなわち、金型、あるいは中子の型抜き方向に深さ方向を有する形状のみによって形成可能であるために、成形時のアンダーカット発生による金型への新たな中子の使用、あるいは成形後の後加工等を要しない。
【0015】
さらに、有底開口部8をステアリングカラム4側に開放し、ロックピース挿通孔11を備えたキャップ部材9により開放端を閉塞した場合、外部からの攻撃を受けやすいキャップ部材9との連結部位をステアリングカラム4との境界に位置させることができるために、連結部位の破壊攻撃に対する耐性を高めることが可能になる。また、ロックピース3のガイド開口10からの進退孔として機能し、ロックピース3との摺接機会等が多いロックピース挿通孔11、あるいはステアリングカラム4に開設されるアクセス開口への嵌合突部9aとなるロックピース挿通孔11周縁部をハウジング1と別体のキャップ部材9に形成することにより、例えば、ハウジング1がマグネシウム合金等により形成した場合、キャップ部材9を亜鉛合金等により形成してロックピース挿通孔11部、またはアクセス開口への嵌合突部9aを補強することも可能になる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、構造を簡単にし、かつ、組立作業性も良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ステアリングロック装置を示す断面図である。
【図2】ステアリングロック装置を示す図で、(a)は図1の2A方向矢視図、(b)はキャップ部材を取り除いた(a)の要部拡大図である。
【図3】図1の断面図で、(a)は図1の3A-3A線断面図、(b)は図1の3B-3B線断面図である。
【図4】ロックピースの動作を示す図で、(a)はロック状態における図2(b)の4A-4A線断面図、(b)はアンロック状態を示す断面図である。
【図5】ハウジングが破断したときの動作を示す図で、(a)は図2(b)に対応する図、(b)は図5(a)の5B-5B線断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す縦断面図である。
【図7】図6の断面図で、(a)は7A-7A線断面図、(b)は7B-7B線断面図である。
【図8】ロックストッパの動作を示す図で、(a)は初期位置を示す図、(b)は作動位置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1以下に示すように、ステアリングロック装置は、ハウジング1と、ハウジング1に固定されるプラグケース15a内にプラグ2を挿入したシリンダ錠15と、プラグ2の後端に連結されるカムシャフト16と、カムシャフト16により駆動されるロックピース3とを有する。
【0019】
プラグ2には、図外のタンブラが装着され、真正な解錠キーを挿入した場合のみプラグケース15a、すなわちハウジング1に対する回転操作が許容される。プラグ2の後端部にはプラグケース15aの後端面に当接してプラグケース15aからの前方への抜去を規制する抜け止めフランジ2aが形成される。
【0020】
また、プラグ2への回転操作をカムシャフト16に伝達するために、プラグ2の後端には連結突部2bが突設され、カムシャフト16の前端部に形成される連結凹部16aに嵌合される。カムシャフト16の後端には図外のイグニッションスイッチを操作するためのイグニッション操作突部16cが突設される。
【0021】
プラグ2への押し込み操作を伴う回転操作を可能にするために、連結突部2bは連結凹部16aに沿って後方に移動可能であり、連結凹部16a内に収容される圧縮スプリング16bによってプラグ2は前方に、カムシャフト16は後方に付勢されて相互のがたつきの防止、および押し込み操作に対するプッシュ反力が発生している。
【0022】
さらに、プラグ2の後端部には、急激に断面積を小さくすることにより破断ガイド17が形成される。破断ガイド17は、抜け止めフランジ2aの前方に配置され、プラグ2の前端部に不正なねじり力が負荷された際に連結突部2bを切り離して連結突部2bへの不正操作力の伝達を防止し、加えて、プラグ2に不正な引き抜き力が負荷された際の破断箇所を限定して後述する検知部7における検知を可能にする。
【0023】
一方、ハウジング1は、亜鉛合金をダイカスト成形して得られ、後端に図外のイグニッションスイッチを保持するためのスイッチ保持部18aを備えたハウジング本体18と、ハウジング本体18に形成される一端が閉塞され、対向他端が開放される有底開口部8の開放端を閉塞するキャップ部材9とを有する。スイッチ保持部18aとシリンダ錠15のプラグ2の回転軸とはほぼ一直線上に配置されるとともに、有底開口部8は、プラグ2の回転軸に対してほぼ直交する姿勢で配置され、有底開口部8とキャップ部材9により後述するロックピース3をガイドするガイド開口10が構成される。
【0024】
また、ハウジング本体18には、図外のフィクサー部材と協働してステアリングカラム4を挟み付けて該ステアリングカラム4に固定される湾曲状当接面19aを備えたカラム固定部19が形成されており、上記有底開口部8の開放端は、湾曲状当接面19aに向けて開放される。
【0025】
さらに、ハウジング本体18には、プラグケース15aの嵌合部の外周全周に切り込みを入れることにより破断ガイド14が形成される。破断ガイド14は、ハウジング1の頭部に不正な破壊力が負荷された際に破断してシリンダ錠15を脱離させる。
【0026】
上記有底開口部8の開放端を閉塞するキャップ部材9の中央部には、後述するロックピース3が挿通するロックピース挿通孔11が開設されるとともに、ロックピース挿通孔11の周縁部には外方、すなわちステアリングカラム4側に膨隆し、ステアリングカラム4に開設されたアクセス開口に嵌合してステアリングカラム4への取付位置を位置決めする嵌合突部9aが形成される。
【0027】
上記ロックピース3は、鋼板等所定の強度を有する板状部材であり、上述したハウジング本体18の有底開口部8内に収容され、プラグ2の回転中心に直交する方向に並進移動自在に保持される。有底開口部8には圧縮スプリング3aが挿入され、ロックピース3を外方、すなわち、ステアリングカラム4側に付勢する。
【0028】
ロックピース3は、ロックピース挿通孔11を経て外部に向けて進退し、両側壁に突設されるストッパ突起3bをキャップ部材9に当接させることによりガイド開口10からの離脱が規制される。
【0029】
また、ロックピース3の中央部にはカム用開口13が開設され、上記カムシャフト16が挿通される。カムシャフト16にはカム用開口13内のカム受け部13aに対応するカム部12が形成され、図4(a)に示すように、プラグ2が施錠状態にあるとき、ロックピース3は圧縮スプリング3aの付勢力によりストッパ突起3bがキャップ部材9に当接し、ロックピース3の先端部がステアリングカラム4内に突出するロック位置に保持され、ロック状態となる。ロック位置においてカム部12とロックピース3側のカム受け部13aとの間には間隙が設定されており、付勢力によりアンロック位置からロック位置に移動した際のカム部12とカム受け部13aとの衝接が防止される。
【0030】
以上のロック状態からプラグ2を回転操作すると、図4(b)に示すように、ロックピース3は圧縮スプリング3aの付勢力に抗して上方に駆動され、先端部がハウジング1内に格納されるアンロック位置に移動する。
【0031】
さらに、ハウジング1内には、検知部7とロックストッパ6とが配置される。図1、2に示すように、検知部7はプラグ2の回転軸に沿って配置される杆状部材であり、中間部に配置される圧縮スプリング7aにより前方に付勢される。
【0032】
検知部7の一端には、上記付勢力によりプラグ2の破断ガイド14の基端面に圧接するプラグ当接部7bが形成されるとともに、他端にはガイド開口10部近傍に位置するストッパ当接部7cが形成される。図2(b)に示すように、ストッパ当接部7cとロックピース3との間には、プラグ2の押し込み可能量を吸収できるだけの間隙が設けられる。
【0033】
一方、ロックストッパ6は板材により形成され、図2に示すように、一端部が支軸6aによりハウジング本体18に軸支され、ロックピース3の進退方向に直交する面内において、図2(b)に示すように、ロックピース3の側壁面に沿って位置する初期位置と、図5(a)に示すように、ガイド開口10部に侵入する作動位置との間を回転する。
【0034】
また、ロックストッパ6は、圧縮スプリング6bにより作動位置側に付勢されており、検知部7の側縁に当接することによって作動位置への移動が規制されて初期位置に保持される。
【0035】
したがってこの実施の形態において、施錠状態において、例えば、ハウジング1の頭部に不正な破壊力が負荷された場合、ハウジング本体18は破断ガイド14から破断し、これに伴いシリンダ錠15がハウジング1から離脱する。図1に示すように、シリンダ錠15の離脱に伴ってプラグ2に支えられて初期位置に保持されていた検知部7は、圧縮スプリング7aの付勢力によって前方にスライドして検知位置に移動する。
【0036】
図5(a)に示すように、検知部7の検知位置への移動に伴って支えを失ったロックストッパ6は圧縮スプリング6bの付勢力によって作動位置まで回転する。図5(b)に示すように、ロックストッパ6は、作動位置においてロックピース3のカム用開口13内に侵入してカム用開口13に形成されたストッパ突部13bに正対し、以後、ロックピース3のアンロック位置への移動、すなわち、解錠状態への移行が禁止される。
【0037】
以上のハウジング1の頭部への不正破壊操作に加え、シリンダ錠15、あるいはプラグ2の引き抜き、あるいはねじきりが行われた場合も同様に、検知部7の検知位置への移行、ロックストッパ6の作動位置への移行が発生し、解錠状態への移行が禁止されて施錠状態が保持される。
またロックストッパ6はハウジング本体18の軸支部に軸支えされ、ハウジング本体18の装着凹部に積層状に載置し、キャップ部材9により閉塞されている。よって、ロックストッパ6は作動位置においてロックピース3を強制的に解錠状態に移行させる力が加わった場合、ロックストッパ6の幅広面がハウジング本体18の装着凹部に当接し、施錠状態を保持する。
【0038】
図6以下に本発明の他の実施の形態を示す。なお、以下の実施の形態の説明において、上述した実施の形態と実質的に同一の構成要素は、図中に同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
本実施の形態において、ハウジング1は、ステアリングカラム4側(上方)、およびこれと反対端側(下方)に開設されたガイド開口10が設けられるハウジング本体18と、ハウジング本体18の下方開口を閉塞するキャップ部材9と、上方開口を閉塞するリッド部材20とからなる。
【0040】
また、ロックピース3は、上述した実施の形態に比して低背に形成され、上方を補完するように、ハンガー部材21が連結される。このハンガー部材21は、圧縮スプリング3aにより下方への付勢力が付与されており、結果、ロックピース3は、キャップ部材9のロックピース挿通孔11から突出するロック位置側に付勢される。また、ハンガー部材21には、ストッパ突起3bが形成され、ハウジング本体18に形成されるストッパ段部18bに当接してロックピース3のロック位置側のストローク終端が決定される。
【0041】
ハンガー部材21は、前方への膨隆部21aを有しており、図7(a)に示すように、カムシャフト16のカム部12に対応するカム受け部13aは上記膨隆部21aに形成されており、プラグ2への回転操作によりハンガー部材21、およびロックピース3がアンロック位置に移動させることができる。
【0042】
ロックピース3の移動面とカム受け部13aの動作面を同一面とすることなく、前後方向にオフセットすることによって、図7(b)に示すように、板状部材として形成されるロックピース3に大きなカム部21の動作スペース(上述した実施の形態におけるカム用開口13)を設定する必要がなくなるために、ロックピース3の幅寸法、延いては装置の小型化が可能になる。
【0043】
さらに、カム用開口13の廃止に伴って、ストッパ突部13bはロックピース3の外周壁面に切欠状に形成され、上述した実施の形態と同様に、検知部7の移動によりロックストッパ6が移動してロックピース3のアンロック方向への移動を規制する。
【符号の説明】
【0044】
1 ハウジング
2 プラグ
3 ロックピース
4 ステアリングカラム
5 ステアリングシャフト
6 ロックストッパ
7 検知部
8 有底開口部
9 キャップ部材
10 ガイド開口
11 ロックピース挿通孔
12 カム部
13 カム用開口
14 破断ガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング内に収容されるプラグへの回転操作によりロックピースをプラグの回転中心に対してほぼ直交する方向に移動させてステアリングカラム内のステアリングシャフトに係脱させるステアリングロック装置であって、
前記ハウジングに初期位置から作動位置まで作動位置側に付勢されてロックピースの移動方向にほぼ直交する面内で回転自在に軸支され、作動位置においてロックピースの係止解除位置側への移動経路を閉塞するロックストッパと、
前記ハウジングに対するプラグの引き抜き方向への所定値を越える引き抜き動作を検知して初期位置から検知位置まで移動可能で、初期位置において前記ロックストッパの作動位置側への移動経路を閉塞して該ロックストッパを初期位置に保持する検知部と、
を有するステアリングロック装置。
【請求項2】
前記ロックピースは、ハウジングに開設された一端が開放され、対向他端が閉塞された有底開口部の開放端をキャップ部材により閉塞したガイド開口内に収容されるとともに、
前記ロックストッパが、キャップ部材との境界部に配置される請求項1記載のステアリングロック装置。
【請求項3】
前記有底開口部はステアリングカラム側に開放されて形成されるとともに、
前記ロックピースは、キャップ部材に開設されたロックピース挿通孔を経てステアリングカラム側に進退する請求項2記載のステアリングロック装置。
【請求項4】
前記ロックストッパは、作動位置において、プラグにより回転操作されるカム部が挿通するカム用開口の壁面に係止する請求項1、2または3記載のステアリングロック装置。
【請求項5】
前記検知部はプラグ前端方に付勢されて前端がプラグに突き当てられ、初期位置に保持される請求項1、2、3または4記載のステアリングロック装置。
【請求項6】
前記ハウジングのプラグ保持部には破断ガイドが設けられる請求項1から5のいずれかに記載のステアリングロック装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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