説明

ストライプユーザインターフェース

要約なし

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にグラフィカルユーザインターフェースのフィールドに関する。特に、開示された実施形態は、モバイルコンピューティングデバイスのためのユーザインターフェースに関する。
本出願は、米国暫定特許出願第60/586,855号(2004年7月9日出願)からの優先権を主張するものであり、本出願の譲受人に譲渡された、エクスプレスメール番号EL990506282、名称「CUTE USER INTERFACE」の米国特許出願第_________号の一部継続出願であり、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
一般的に、モバイルプラットフォームにおける情報システムは、プラットホーム内の情報を別々に処理し、異なるタイプの情報と情報レベルとの間の関係は必ずしもクリアではない。このことは、システム内に格納された情報の迅速かつ効率的な検索を難しくする可能性がある。これは、システム内に格納された情報の関連付けに好都合となり、このような関係を使用することで、情報の好都合かつ効率的な検索が可能となる。
【0003】
現在、モバイルプラットフォームのユーザインターフェース(UI)は、同じタイプの1つ以上のイベントが生じたことを通知するために、(例えば、メッセージの汎用インジケータにあるような)単一のインジケータアイコンを使用する。1つのインジケータアイコンが、ユーザへの通知または同じタイプの複数のアイテムを示すために使用される場合、ユーザは、どれくらいの個々のイベントを単一のアイコン内にバンドルすることが可能であるか分からない。加えて、ユーザは、イベントが生じたシーケンス、またはイベントが生じた可能性がある期間内のシーケンスに関して何も分からない。
【0004】
一般的に、イベントが、イベントに関連付けられた情報を表示するためにより多くのスクリーンの「リアルエステート」を必要とする場合には、ポップアップウィンドウが使用される。しかし、ポップアップウィンドウは、下層のビューをブロックする傾向があり、ポップアップの下のユーザインターフェースオブジェクトはユーザには見えない。
【0005】
視覚的な通知を、通知の優先度に基づいて異なる方法で表示することができる。その1つの方法は、発生したイベントについて通知するための専用のスクリーン位置においてアイコンを使用することである。このスクリーン位置(例えば、Windows(登録商標)システムではシステムトレイ、NOKIA(登録商標)シリーズ60では汎用インジケータペイン)は、イベントタイプごとに複数のインジケータを保持することが可能であり、インジケータ内のアイコンの順序には明確な意味は無い。アイコンは、非常に小さいことが多く、ユーザが通知に関連付けられたイベントと情報をやりとりした後に消える。
【0006】
ポップアップ(ダイアログウィンドウ)は、イベントの情報を表示するために、より多くの表示および/またはユーザの介入が必要な場合に使用される。視覚的な通知表示は、一般的に、オーディオおよび触覚(振動)出力によって強調される。
【0007】
グラフィカルユーザインターフェースは、一般的に、例えばコンピュータシステムまたは携帯電話などのようなデバイスをユーザが制御できる手段を提供する。一般的に、現在のモバイルユーザインターフェースは、アプリケーション駆動型であるが、これは、ユーザのタスクを実行するために、ユーザが目的を果たすために1つ以上のアプリケーションを使用しなければならないことを意味する。例えば、マルチメディアメッセージサービス(MMS)メッセージを送信するには、ユーザは、電話帳、メディアギャラリー、およびテキストエディタを使用する必要がある。これらのアプリケーションのそれぞれは、それら自体のユーザインターフェース規則を有する場合があり、これは、各タスクにおいて不十分な性能および不必要なステップをもたらす可能性がある。
【0008】
モバイルユーザインターフェースは、主としてメニュー方式であるが、これは、アプリケーションの主たる機能には、メニュー構造を経なければアクセスできないことを意味する。モバイルデバイスは、よりいっそう汎用的で多くの機能を搭載するようになっているため、メニュー構造が崩れて、ユーザビリティに大きな問題が生じることになる。
【0009】
グラフィカルユーザインターフェース(「GUI」)の1つの一般的なタイプは、モニタスクリーンを、「デスクトップ」として知られる作業空間と定義しており、その空間では、ファイルおよび文書のコンテンツが、「ウィンドウ」として知られる再配置可能な領域内に示される。ウィンドウに加えて、グラフィカルユーザインターフェースは、一般的に、コンピュータシステム内の様々なオブジェクトを示すアイコンを含む。この文脈では、用語「オブジェクト」とは、コンピュータのメモリ内に存在し、特定のクラスの標本を構成するソフトウェアエンティティのことである。例えば、オブジェクトは、文書のコンテンツを含むデータファイルとすることができる。また、アプリケーションプログラムまたはハードウェアドライバのような他のタイプのサービスプロバイダとすることもできる。オブジェクトは、フォルダまたはウィンドウのような他のオブジェクトのためのコンテナとすることもできる。
【0010】
別の問題は、ユーザに(可能な)対象となるイベントについて通知することに関係する。通知は、オブジェクト/イベントと関連付けた十分な情報をユーザに提供することができないので、ユーザの更なる注意およびデバイスとの情報のやりとりが必要となる。例えば、ユーザが新着メッセージを受信した場合、そのユーザは、一般的に、メッセージを開かなければ、そのメッセージの送信者または件名が分からない。また、通知は、ユーザのメインタスクの実行が中断されるといった混乱をしばしば生じさせる。
【0011】
特に交信およびナビゲーションのアイテムにおける片手での操作に好適な、ナビゲーションモデルを備えたユーザインターフェースを有することに有用となる。
【発明の摘要】
【0012】
本発明は、電子デバイスのためのユーザインターフェースに関する。ある実施形態では、ユーザインターフェースは、システム領域と、サマリーストライプ領域と、選択されたストライプに関連する情報を示すか、または表示するための概観領域とを備える。異なるカテゴリに関連する情報およびデータは、前記ストライプ領域のそれぞれに示すことができる。各サマリーストライプは、選択されたカテゴリのイベントおよびオブジェクトの概観を提供する。サマリーストライプ領域には、検索カテゴリ、コンテンツカテゴリ、カレンダカテゴリ、人または連絡先カテゴリ、アプリケーションカテゴリ、および環境カテゴリを含めることができる。ストライプの数およびカテゴリは、デバイスに依存して変更することができる。本発明のユーザインターフェースの実施形態によって、コンテンツ、ユーザ、タスク、環境、およびシステム関連の情報が相互且つ同時的に関係することが可能となり、また端末のコンテンツおよびステータスの概観を表示すること、プロキシミティおよびコンテキスト情報を表示すること、人およびイベントに関する認識情報を提供すること、および容易なカスタム化およびスケーラビリティを可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の上述の側面および他の特徴は、添付図面とともに以下の記述において説明される。
【0014】
【図1A】本発明の特徴を組み込んだ電子デバイスの一実施形態の概観図である。
【0015】
【図1B】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを含むデバイスの一実施形態の図である。
【0016】
【図2A】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0017】
【図2B】本発明の実施形態で使用することができる例示的なダイナミックアイコンの図である。
【0018】
【図3】ライブラリまたはコンテンツモード/カテゴリが選択された、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0019】
【図4】環境モード/カテゴリが選択された、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0020】
【図5】連絡先または人モード/カテゴリが選択された、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0021】
【図6】カレンダモード/カテゴリが選択された、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0022】
【図7】アプリケーションモード/カテゴリが選択された、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0023】
【図8】検索モード/カテゴリが選択された、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0024】
【図9】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースのシステム領域の一実施形態の図である。
【0025】
【図10】本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態のフローチャートである。
【0026】
【図11】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける異なるズームレベルの一実施形態の図である。
【0027】
【図12】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける階層的な関係およびの格子状のナビゲーションの図である。
【0028】
【図13】スケーラブル情報領域を備えた本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるストライプ領域のスケーラビリティの図である。
【0029】
【図14】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの異なる実施形態/構成の視覚的な図である。
【0030】
【図15】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの異なる実施形態およびレイアウトのスクリーンショットの視覚的な図である。
【0031】
【図16】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの三次元ビューまたは表示の一実施形態の図である。
【0032】
【図17】本発明のユーザインターフェースを用いたデバイスの表示領域に適合するように構成された、本発明の特徴および機能を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の図である。
【0033】
【図18】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースによる情報のやりとりの一実施形態のフローチャートである。
【0034】
【図19】本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【0035】
【図20A】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図20B】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図20C】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図20D】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図20E】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図20F】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図20G】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図20H】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースを使用した情報の検索および発見の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【0036】
【図21A】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の検索アプリケーションのスクリーンショットの図である。
【図21B】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の検索アプリケーションのスクリーンショットの図である。
【図21C】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の検索アプリケーションのスクリーンショットの図である。
【図21D】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の検索アプリケーションのスクリーンショットの図である。
【図21E】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態の検索アプリケーションのスクリーンショットの図である。
【0037】
【図22A】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22B】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22C】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22D】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22E】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22F】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22G】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22H】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【図22I】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態のアクティブアイドル状態のスクリーンショットの図である。
【0038】
【図23A】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるイベント通知のスクリーンショットの図である。
【図23B】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるイベント通知のスクリーンショットの図である。
【図23C】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるイベント通知のスクリーンショットの図である。
【図23D】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるイベント通知のスクリーンショットの図である。
【図23E】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるイベント通知のスクリーンショットの図である。
【図23F】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるイベント通知のスクリーンショットの図である。
【0039】
【図24A】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける拡大機能の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図24B】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける拡大機能の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図24C】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける拡大機能の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図24D】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける拡大機能の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図24E】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける拡大機能の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【図24F】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースにおける拡大機能の一実施形態のスクリーンショットの図である。
【0040】
【図25A】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【図25B】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【図25C】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【図25D】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【図25E】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【図25F】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【図25G】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【図25H】本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態におけるデバイス管理システムのスクリーンショットの図である。
【0041】
【図26】本発明の実施形態を実行するために使用することができるアーキテクチャの一実施形態のブロック図である。
【0042】
【図27】本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【0043】
【図28】本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【0044】
【図29】本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【0045】
【図30】本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【好適な実施形態の詳細な説明】
【0046】
図1Aを参照する。図1Aは、本発明の特徴を組み込んだシステム100の概観図またはブロック図である。本発明は、図面に示された実施形態を参照して記述されるが、本発明は、多数の代替的形態の実施形態に組み込むことができるものであると理解されたい。加えて、任意の好適なサイズ、形状、またはタイプの要素または材料を使用することが可能である。
【0047】
本発明のユーザインターフェースは、一般的に、デバイス内の重要な情報が利用可能か否かを一度に見せることを可能とする。開示された実施形態は、デバイスに格納された、またはこれを介して利用可能な情報のカテゴリ間で同時に情報をやりとりするために提供され、コンテンツ、ユーザ、タスク、環境に関する情報、他のシステム情報、およびアプリケーションを含むことができる。
【0048】
例えば図2Aにを参照すると、図2Aには、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態が描かれている。図2Aに示されるように、ユーザインターフェースは、デバイス内に格納された(または格納することができる)特徴や機能、情報、あるいはデバイスを介して利用可能な特徴や機能、情報のグラフィック表示をユーザに提供する。本発明のユーザインターフェースによって、ユーザは、それぞれの情報のカテゴリと同時に関係することができる。
【0049】
開示された実施形態は、システム関連の機能および情報のための「ストライプ」またはバーの形態の背景を有するユーザインターフェースを提供する。図2Aの各ストライプ210は一般的に水平表示であって、ユーザインターフェース200を介して利用可能な特徴および機能を表示する。ユーザインターフェースとのやりとりは、例えば5方向ジョイスティックまたはカーソルを使用して行うことができる。検索機能は、ローカルに、近接的に、またはリモートに、各ストライプにおける情報(例、コンテンツ、人、イベント、またはサービス)へのアクセスおよびルックアップの容易性によって拡張される。ユーザインターフェースは、容易に拡張が可能であり、特定のスクリーンサイズ、比率、形状、または方向によって制限されない。対象オブジェクトに対する認識、概観、およびアクセスは、異なる種類の通知を使用して提供される。
【0050】
本発明のユーザインターフェースは、一般的に、例えば携帯電話を含む携帯端末デバイスなどのような、電子デバイスのディスプレイ上に提供される。図1Aは、本発明の特徴を組み込んだ電子デバイス100の一実施形態の概観図である。デバイス100は、例えばGSM(Global System for Mobile Communications: 移動体通信用グローバルシステム)、GPRS(General Packet Radio System: 汎用パケット無線システム)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System: 汎用モバイル通信システム)、またはBluetoothシステムなどのような、通信システム内で動作する無線端末デバイスとすることができる。また、電子デバイスは、例えば、ハンドヘルド、携帯型、またはデスクトップコンピュータ、あるいはゲームデバイスまたはコンソール、または携帯情報端末(personal digital assistant: PDA)とすることもできる。別の実施形態では、本発明のユーザインターフェースは、あらゆるコンテンツおよびタスク駆動型の電子デバイスに実装することができる。デバイス100は、一般的に、デバイス100のタスクを操作するために、およびデバイス内に格納されたアプリケーション103を実行するために、プロセッサ101と、メモリ102とを備える。通信システム内での動作に対して、デバイスは、トランシーバ104およびアンテナ105を含むことができる。データ入力に対して、デバイス100はキーボード106を含むことができ、そのキーボードは、ソフトキーのキーボードか、個々のシンボルを提供するデバイスの表面上のタッチセンサー領域か、またはユーザがシンボルに触れることによって選択するための他のインジケータとすることができる。また、デバイス100は、例えばジョイスティック、ロッカースイッチコントローラ、タッチセンサー式ディスプレイ、または音声コマンド機能などのような、他の入力手段を含むこともできる。データ出力に対して、デバイス100は、モノクロまたはカラーディスプレイ、LCDパネル、タッチセンサー式パネル、他の好適なディスプレイとすることができるディスプレイ107と、触覚的な出力のための振動モーターとを含む。ある実施形態では、プロセッサ101は、他の入出力デバイス109と、スピーカ/マイクロホン108とを収容することができる。
【0051】
本発明は、様々な形態で具現化することができる。その実施形態は、組織的モデルのナビゲーション表示を有する、携帯情報端末(PDA)、モバイル端末、携帯電話などのようなモバイルデバイスを含む。組織的モデル(organizational model)は、デバイスのためのコンピュータプログラムの特徴を視覚的に表す。図1Bを参照する。本発明を用いることが可能なモバイルデバイス110のある実施形態は、ディスプレイ112と、キーパッド118とを含む。キーパッド118は、左移動ボタン120と、右移動ボタン122と、上矢印ボタン124と、下矢印ボタン126と、入力ホイール128と、他の入力キー130とを含むことが可能である。キー120、122、124、および126は、ソフトキー、ユーザインターフェースのステータスに適合する機能を備えることも可能である。入力ホイール128は、デバイスに回転入力を提供するために回転させることができ、セレクタ入力を提供するために、ボタンのようにホイール全体を押下することができる。別の実施形態では、入力ホイールは、回転可能なボタンとしてキーパッド上に配置され、時計回りおよび反時計回りに回転させること、および全体を押下することができる。
【0052】
ディスプレイ112は、図1Aのメモリ102内に格納されたコンピュータプログラムの組織的モデル132を示す。また、メモリ102は、組織的モデル132を表示するための命令と、組織的モデルを使用してコンピュータプログラム内をナビゲートするための命令とを含む。本明細書で使用されるコンピュータプログラムは、操作者が、オペレーティングシステム、ワードプロセッサ、表計算、Eメール、電話回線を使ったコンピュータプログラム、ゲームなどのような、プログラムの機能を操作することが可能なあらゆるコンピュータプログラムを指すことが可能である。図1Aのプロセッサ101は、その動作中に、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)のための技術において既知のように、コンピュータプログラムに基づいてメモリ102内の命令を処理し、キーパッド106からの入力、またはディスプレイ112上に示されるビューを変更するための他の入力デバイスからの入力を受け取る。キーパッド106、ディスプレイ107、およびプロセッサ101は、集合的にグラフィカルユーザインターフェースと称することが可能であり、それを介してユーザは図1Bのデバイス110と情報をやりとりすることができる。
【0053】
ユーザは、コンピュータプログラム及びその機能を、モデル132およびGUIを使用してナビゲートする。
【0054】
図2Aを参照する。ある実施形態では、本発明のユーザインターフェース200は、一般的にグラフィカルユーザインターフェースまたはディスプレイを有し、これらはシステム領域201、サマリー領域210、選択されたサマリー領域のカテゴリ210A〜210Fに関連する詳細情報を提供可能な概観領域220を含む。
【0055】
ユーザが、ユーザインターフェースのメニューに提供された機能を使用したい場合、ユーザは、選択またはコントローラデバイスを適切な方向に移動させて、例えば「人」210Cなどのような領域を選択する。図1Bを参照する。これは、例えば、ジョイスティックコントローラや適切なキー124・128、またはソフトキーを押すことによって「上」方向に移動させることを含むことができ、または、例えばスタイラス127によってタッチセンサー式ディスプレイの適切な部分を「タップ」または触れることを含むことができる。ユーザインターフェースは、次いで、「人」アプリケーションを起動し、ユーザは、後述するように「人」の機能にアクセスすることができる。
【0056】
図2Aに示されるサマリー領域210は、一般的に6つのカテゴリを含む。別の実施形態では、デバイスおよびアプリケーションに基づいて、任意の好適な数のカテゴリをサマリー領域210内に含めることが可能である。図2Aのサマリー領域210は、一般的に、検索カテゴリまたはアプリケーション210Aと、環境カテゴリ210Bと、人カテゴリ210Cと、カレンダカテゴリ210Dと、コンテンツカテゴリ210Eと、アプリケーションカテゴリ210Fとを含む。別の実施形態では、各サマリー領域210のカテゴリは、特定のアプリケーション、およびユーザインターフェース200が常駐するデバイスに基づいて変化させることができる。例えば、本発明のユーザインターフェースが使用される特定のデバイスがゲームデッキデバイスである場合、「N-gage arena」と呼ばれるサマリー領域のカテゴリが含まれる可能性がある。また、各カテゴリ領域のタイトルは例示的なものであり、カテゴリに関連する下層のアプリケーションが何であるか、および提供またはアクセスすることができる情報の短い識別説明をユーザに提供することを単に意図するものであることも留意されたい。したがって、図2Aに示される特定の実施形態は例示的なものに過ぎず、そのレイアウトおよびカテゴリは、特定のデバイスおよびアプリケーションに対応するあらゆる好適な方法で構成することができる。
【0057】
図2Aを参照する。ある実施形態では、各サマリー領域210(本明細書では「ストライプ」とも称する)は、選択されたカテゴリ210A〜210Fのイベントおよびオブジェクトに対する概観を提供する。各サマリー領域のカテゴリ210A〜210Fは、1つ以上のインジケータまたはアイコンを含むことも可能である。アイコンは、例えば、テキスト、画像、ダイナミックアイコン、ハイパーテキスト、およびユーザインターフェースウィジェット(widget)を含むことが可能である。インジケータまたはアイコン230は、一般的に、サマリー領域のカテゴリに関連する他の情報への視覚的なリンクを提供する。インジケータ230のタイプは、特定のアプリケーションおよびデバイスのみにものづいて、あらゆる好適なタイプ、数、またはそれらの組み合わせとすることができる。
【0058】
図2Bを参照する。図2Bは、ダイナミックアイコンのいくつかの実施例を示す図である。ダイナミックアイコンは、一般的に、関連するオブジェクトまたはアプリケーションの変更を反映するように、その外観を変更することができるアイコンである。例えば、図2Aおよび2Bを参照すると、人カテゴリ210C内のインジケータ230Aのうちの1つは、「バディアイコン」231を含むことが可能である(「バディ」とは、「仲間」のような意味である)。「バディ」が、例えばダウンロードしている場合、ダイナミックアイコン231を画像232に変更して、「バディがダウンロードしている」ことを反映させることができる。ダイナミックアイコンの別の例を、メッセージカウントアイコン233を参照して示す。メッセージカウントアイコン233は、受信メッセージの数を示すことが可能である(この状態では6と示されている)。別の状態234では、新着メッセージを受信した場合、アイコン233をアイコン234に示されるように変更して、「新着」または「未読」のメッセージがあることを示すことが可能である。
【0059】
再び図2Aを参照する。各ストライプ210A〜210Fは、特定のストライプ210A〜210Fに割り当てられた特定のカテゴリに関連する異なるレベルの情報を示すことができる。
【0060】
例えば、図3を参照すると、図2Aのコンテンツストライプ210Eは、ライブラリ情報を含むことが可能である。ライブラリ情報は、デバイス内に格納されたファイルまたは他の情報に関連付けることが可能である。図3は、コンテンツまたはライブラリストライプ301の選択を示す図である。選択したときに、ライブラリストライプ301がハイライトされ、格納されたコンテンツに関連する詳細情報310が、図2Aの詳細領域220内に示される。ライブラリ情報ストライプ301上のコンテンツは、一般的に、例えば個人のメディアに関連するイベントおよびオブジェクトの認識および概観を提供することができ、また、データへのアクセス、再生、および共有に関連するアクティビティを可能にする。
【0061】
一実施形態において、ライブラリストライプ301は、ライブラリストライプがハイライトされたときにユーザがアクセスできる1つ以上のレベルの情報を含むことが可能である。レベル310の情報は、例えば、ライブラリストライプ301の拡張部分として、詳細情報領域220内に表示することができる。各レベル311、313、315、および317は、個々のファイルおよび情報を詳述して選択を可能にする好適なインジケータまたはアイコン312、314、316、および318を含むことが可能である。例えば、レベル311は、最近アクセスしたファイルに関連する情報を提供するインジケータまたはアイコン312を有する。アイコンまたはオブジェクトは、既知の形態での下層ファイルへのアクセスを提供する。デバイス内のコンテンツに関連する他のレベルの情報は、ゲームセッション313、メディアのストリーミング/ブロードキャスティング315、および利用可能なメディアおよびファイル317を含むことが可能である。別の実施形態では、異なるレベル310は、あらゆる好適なカテゴリの情報を含むことが可能である。レベル310は、他のサブレベルで利用可能な情報に対する、「トップ」レベルのカテゴリとみなすことが可能である。
【0062】
ハイライトまたは選択されたライブラリストライプ310に関連する第二のレベルは、情報にアクセスするためのコントロールと共に、格納情報のプレビューおよびサムネイルを提供することができる。例えば、異なるサブレベル310は、例えばプレイリスト、画像セット、ブックマーク、チャネルセット、コンテンツの作成、および異なる種類のコンテンツビューなどのような「お気に入り」へのアクセスを提供することが可能である。各々のコンテンツビューは、たとえばタイプ、共有、レーティング、コメント、場所、および使用回数に基づくことができる。更なるサブレベルが概観を加えることができ、連絡先(「取得」または「共有」など)、カレンダ機能(「保持」、「アーカイブ」、「バックアップ」、または「同期」など)、環境(「取得」、「共有」、または「保持」など)とすることが可能である。レベルまたはサブレベルの数は、所望の情報およびユーザインターフェースのシステムおよびアプリケーションによってのみ制限される。
【0063】
ある実施形態では、異なるレベルのそれぞれへのアクセスは、「ズーミング」と呼ばれるプロセスと称されることができる。図11の一実施形態では、「ズーミング」は、例えば、図2Aの各サマリーストライプ210に対する4つのズームレベルL0〜L3を含むことができる。別の実施形態では、あらゆる好適な数のズームレベルを用いることができる。例えば、図11を参照すると、ズームレベルL0は、図2Aのサマリーストライプ領域210内で見ることができる情報を示す。ズームレベルL0は、1つ以上のステータスおよびプロパティインジケーションを有する、1つ以上のダイナミックアイコンL001を含むことができる。図11のズームレベルL0は、図2Aの「人」ストライプ210Cの要素となる「バディ(仲間)」のリストを示す。「バディ1」〜「バディ5」の各「バディ」は、それぞれ関連付けられたダイナミックアイコンを有し、これによって特定の「バディ」に関連する更なる情報を表示することができる。ある実施形態では、図2Aの詳細情報セクション220がL2の情報を含むことが可能である。「バディ1」〜「バディ5」のうちの1つを選択することによって、ズームレベルL1が示されるか、または表示される。ズームレベルL1は、一般的に、選択されたオブジェクト(この場合は「バディ2」)を、選択されたオブジェクトに関連する情報と共に、より大きなサムネイルまたはプレビューとして示す。「バディ2」は、この例では「Jane Smith」とも識別される。図11の実施例に示されるように、情報は、名前L101、有用性L102、およびメッセージ情報L103を含む。ある実施形態では、ズームレベルL1は、例えば「メッセージ」L104、「チャット」L105、「通話」L106、および「追加情報」L107のような、最も頻繁に使用されるコントロールを含むことも可能である。別の実施形態では、あらゆる好適なコントロールを示すことができる。ズームレベルL1は、例えば、ストライプ210Cを使用して、ダイナミックハイト(dynamic height)によって、またはツールチップとして表示することができる。別の実施形態では、ズームレベルL1は、あらゆる好適な形態、形状、またはプレゼンテーションで表示することができる。
【0064】
詳細情報がズームレベルL1から要求された場合、ズームレベルL1のオブジェクトまたはアプリケーションを開いて、ズームレベルL2を生成することができる。ズームレベルL2は、一般的に、選択されたオブジェクトに関連する詳細情報を含む。本実施例では、バディ2の名前は、レベルL2のためのディスプレイのコーナー部領域L201内に「Jane Smith」としてより目立つように表示される。ズームレベルL2は、選択されたオブジェクトに関連する追加情報を見る、編集する、および入力するための情報データフィールドL202を含むことも可能である。1つ以上のコントロールL203は、選択のために表示および利用可能にすることが可能である。ズームレベルL2の開かれたオブジェクト/アプリケーションは、特定のデバイス、または必要に応じてディスプレイのウィンドウスペースを利用することが可能である。これは、必要に応じてウィンドウスペースを動的に最大化または最小化するためのサイジングおよびリサイジングを含むことが可能である。ズームレベルL2は、あらゆる好適なサイズのものとすることができ、特定のディスプレイまたはデバイスのスクリーンビューを利用することができる。
【0065】
図11の実施形態に示されるズームレベルL3は、アプリケーションウィンドウの境界領域L306上に、他のオブジェクトL301〜L304に対する関係を表示することが可能な方法で、ズームレベルL2からの情報を描写または示す。図11に示される実施例では、ズームレベルL3はフルスクリーンビューを使用しており、オブジェクトL305 は、一般的にスクリーンL3の中央領域内に存在し、メッセージL301、メモリL302、カレンダL303、および連絡先L304のオブジェクトは、境界領域L306の周囲に存在する。別の実施形態では、異なるズームレベルを、あらゆる好適な形態(一般的に、各レベルの詳細情報を表示する)で示すことが可能である。レベルの数は、特定のアプリケーション、デバイス、またはユーザの要件によってのみ制限される。
【0066】
図10は、本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示す図である。ある実施形態において、ユーザは、領域またはストライプを選択またはハイライトする(1002)。ストライプに関連する情報が表示され(1004)、ストライプ内のオブジェクトを選択することができる。選択領域内のオブジェクトは、例えばオブジェクト上をクリックすることによって選択される(1006)。選択領域内のコンテンツに対応するオブジェクトのサムネイルのプレビューを表示することができる(1008)。必要に応じて、ストライプまたは表示ボックスを、プレビューする情報に合うように自動的にサイズを調整し、同様に他の非選択されたストライプも調整することができる(1010)。プレビュー内のオブジェクトを選択および開くことができ(1012)、表示されている選択情報に関連する詳細情報を含む。動的なサイジングを、必要に応じて適用することができる(1014)。フルスクリーンビューを選択または適用する(1016)が、この場合、ディスプレイの境界領域内の表示されたオブジェクトとアプリケーションとの関係が識別される。
【0067】
以下、図2Aの各サマリー領域カテゴリ210に関連する詳細情報を説明する。図4を参照する。図4は、選択された環境カテゴリまたはストライプ401の一実施形態を示す図である。環境カテゴリ401に関連する情報またはアプリケーションは、一般的に、本発明のユーザインターフェースが実装されたデバイスの環境、オブジェクト、およびこれに近接する人と情報をやりとりするためのものである。図4に示されるように、図11のトップレベルまたはズームレベルL0は、選択された環境カテゴリ401に関して示したものである。図4に示されるように、選択された環境カテゴリ401は、ズームレベルL0において、「バディ」402、「デバイス」403、および「サービス」404に対する情報のレベルのためのインジケータを含む。別の実施形態では、好適なインジケータを使用および表示することができる。スクリーン410内のレベルL0からオブジェクトのうちの1つを選択することで、ユーザは、図11にL1で示された詳細情報を得ることができる。環境カテゴリ401のズームレベルL1は、選択情報レベル402、403、または404に関連する詳細情報を含めることが可能である。スクリーン410上のオブジェクトの選択は、あらゆる既知の、または好適な形態で行うことができる。ズームレベルL3は、マップを見る可能性を追加することが可能である。ある実施形態において、操作(interaction)は、通常領域内にあるオブジェクトによってのみ行われる。
【0068】
図5を参照する。図5は、選択された連絡先カテゴリ501を表示するスクリーンを示す図である。「人」とも称される場合のある「連絡先」は、一般的に、会話、メッセージング、および連絡のための情報およびアクセスを提供することができる。L0は、例えば、不在通話、新着メッセージ503、オンラインのバディ502、およびチャットリクエスト504などのようなカテゴリのためのインジケータを提供する。アイコン502a、503a、または504aのうちの1つを選択することによって、ユーザは、対応するカテゴリに関連する次のレベルまたはサブレベルの情報にアクセスすることができる。例えば、連絡先カテゴリ501に関連するズームレベルL2は、ユニファイドメッセージングクライアント、通信履歴を有するPEC、チャット、音声(リッチ)通話へのアクセスを適用することができる。連絡先501のズームレベルL3は、基本的に、選択された連絡先に基づくコンテンツ、カレンダ、アプリケーション、環境に対する概観を有するズームレベルL2とすることが可能である。このレベルによって、ユーザは、異なるが関連するレベルにおいて、連絡先を選択して、連絡先に関連する情報を見られるようになる。
【0069】
図6は、選択されたカレンダカテゴリ601の例示的な一実施形態を示す図である。一般的に、カレンダカテゴリ602は、イベントおよびカレンダを表示し、オブジェクト間の一時的な関係を可視化する。図6に示されるように、第一のレベルの情報L0では、タイムラインビジュアライゼーション602、来たるイベント、タスク、"To do"、通信、およびコンテンツジャーナルのためのインジケータまたは通知603が示される。実施形態では、情報レベルL1は、いくつかのコントロールを図6のL0のビューに追加することができる。情報レベルL2は、代表的なカレンダビューを含むことが可能である。
【0070】
図7は、L0の情報レベルの選択されたアプリケーションカテゴリ701の一実施形態を示す図である。アプリケーションカテゴリ701は、一般的に、アプリケーション駆動型の手法を可能にするためのものであり、またサードパーティアプリケーションにアクセスするためのものである。図7のレベルL0は、現在アクティブなアプリケーションを示す「タスクバー」のビューを含む。
【0071】
図8は、図2Aの検索カテゴリ210Aの選択後の、本発明のユーザインターフェースのディスプレイの一実施形態を示す図である。選択された検索カテゴリまたはモード801にあるとき、ユーザは、コンテンツ、人、イベントをローカルまたはリモートで探している場合がある。図7の情報レベルL0は、検索文字列を入力するためのテキストボックス802および/または803を表示する。加えて、検索のための他のオプションを、詳細な検索のためのトップレベルまたは以降のレベル上に提供することができる。他のオプションは、例えば、日付803、804、タイプ805(例えば、コンテンツタイプ、イベント、人、およびサービス位置(ローカルまたはリモート)を含む)を含むことができる。以降の情報レベルのそれぞれは、詳細検索オプション(例、キーワード、カテゴリ、メタデータ)、検索履歴、および保存した検索および検索結果を導くことができる。ある実施形態では、以降のレベルは、連絡先、アプリケーション、環境、およびカレンダに関する検索結果を許可および示すことが可能である。
【0072】
図9は、図2Aのシステム領域201の一実施形態の図である。システム領域901は、一般的に、任意のサマリーストライプのカテゴリに直接関連しないインジケータまたはツールのために予約される。システム領域901の一般的な目的は、現在の接続およびトラフィック902を管理および認識すること、オペレータおよび他のサービスプロバイダの情報903を提供すること、現在のバッテリ状態を認識して充電インジケーション907を提供すること、時間および日付のデータ905を提供すること、およびデータまたは情報906をプロファイルすることである。コントロールまたはインジケータ902〜906のうちの1つの選択またはハイライトによって、選択されたカテゴリまたはユーティリティの詳細情報を提供することができる。
【0073】
一般的に、図2Aのインターフェース200に関するナビゲーションは、格子状のナビゲーションに基づくものである。例えば、図12は、格子状のナビゲーションシステムの一実施形態を示す図である。例えば、ユーザは、5方向ジョイスティックを使用して、システム領域1201と様々なストライプ1202〜1208との間を移動することが可能である。例えば、ストライプ1202〜1208間を移動するために、ユーザは、「上/下」方向にカーソルを移動させることができる。スクリーン1210内の連絡先1206のような、選択されたストライプ内の更なる情報を選択するために、ユーザは、カーソルを「左/右」に移動させることができる。図12に示されるように、カーソルを「右」に移動させて、ストライプ内の次のオブジェクトを選択することによって、異なるレベルの情報がスクリーン1211、1212、および1213内に表示される。別の実施形態では、あらゆる好適なナビゲーションシステムまたはデバイスを使用することができる。例えば、片手で情報をやりとりするための主な入力デバイスは、5方向ジョイスティック、ロッカーキー、またはトラックボールとすることが可能である。二次的なデバイスには、例えばソフトキーまたは容量性スライド(capacitive slide)を含めることができる。両手での情報のやりとりには、例えばスタイラスおよび(容量性)タッチスクリーンを含めることが可能である。別の実施形態では、あらゆる好適なデバイスを情報の選択、編集、および入力に使用することができる。
【0074】
図2Aのユーザインターフェース200上に表示されるオブジェクトのサイズおよび形状は変更することが可能であり、デバイスアプリケーションの所望の表示を収容するように、スケーリングおよびサイジングすることができる。図13を参照する。選択されたストライプ1301の幅および/または形状は、利用可能な情報の量および選択されたレベル上に表示されるべき情報に基づいて動的に変化させることが可能である。例えば、選択されたストライプ1301には、情報ブロック1310および1312が表示される。ストライプ1301は、これらの情報ブロック1310および1312を表示するように調整および形成されている。ある実施形態では、いかなるアクティブインジケータも含まないサマリーストライプを最小化することが可能であり、次いで、より多くのスペースを必要とするストライプは、スクリーン1302、1303、および1304に示されるようにスクリーン全体を利用することができるように拡大して形成される。(多数のカテゴリまたはストライプが利用可能であるが、ここでは3つだけを示した。)また、全てのストライプを同時に可視化できない場合は、1つ以上のストライプを部分的に示すか、または隠すことが可能である。
【0075】
図14は、特定のスクリーンサイズおよび形状に対してスケーリング、形成、およびサイジングされた、本発明のユーザインターフェースの異なる実施形態を示す図である。図14に示されるように、本発明のユーザインターフェースの実施形態のレイアウトおよびプレゼンテーションは、本ユーザインターフェースを使用したデバイスおよびディスプレイのタイプによってのみ制限される。
【0076】
ある実施形態では、図2Aのユーザインターフェース200は、縦長方向から横長方向に回転させることができる。例えば、図15を参照すると、容量性(capacitive)スライダ1501〜1504を使用して、ユーザインターフェース1500を縦長方向1505から横長方向1506切り替えることができる。別の実施形態では、あらゆる適切な手段を使用して、表示をある方向から別の方向に回転させることができる。ある実施形態では、本発明のユーザインターフェースは、図16に示されるように三次元(3D)画像または表現とすることができる。図16に示されるように、三次元オブジェクト1601の各側面1602〜1604は、詳細レベルの情報を含むビューを提供することができる。例えば、側面1603は、上述のようにL0のズームレベルを含む。側面1602は、環境カテゴリに関連する詳細情報を有するマップビューを含むことができる。
【0077】
開示された実施形態は、ユーザに通知するための異なる方法を提供する。通知には、音声、感触、または映像(アニメーション、透明性)を使用することができ、これらは一般的に4つの主要なタイプの通知である。ポップアップ通知表示を使用して、アクションが必要であることをユーザに通知する。ポップアップは、全てのウィンドウの前面にポップし、入力フォーカスが置かれる。パッシブ(ソフト)通知表示は、入力フォーカスを用いずに、ユーザに情報を通知するために使用される。例えば、パッシブ通知表示は、ユーザの現在のタスクまたはアクティビティを妨げない。ステータス通知表示は、状態、アクティブ機能、受信メッセージなどを示すために使用され、状態が変化するまでアクティブのままである。例えば、アイコンは、ユーザインターフェースのパンサマリなどの位置に現れる。アイコンの存在は情報を示すことができ、モディファイアを使用して情報を提供することができる。フィールド通知表示は、入力フィールドおよびエントリ内のエラーに関連付けられる。
【0078】
図17A〜17Iは、携帯電話のための本発明の特徴を組み込んだ簡易型ユーザインターフェースシステムの一実施形態を示す図である。本実施形態では、可視表示領域は、特定のスクリーン(例、「NOKIA S60」)のサイズを収容またはこれに合うように縮小されている。図17Aから分かるように、異なるストライプ1701〜1705は、実質的に水平なラインに沿って配置される。ユーザは、ジョイスティック、カーソル、または他のポインティングデバイスを上下ではなく左右に移動させることによって、個々のストライプの間を移動またはこれらを切り替えることができる。選択/開くオプションまたは機能を押すか、または起動することでメニューポイントが起動する。別にキーの右を押すことで、メニューストライプを開くことができる。特定のデバイスのレイアウトに基づいて、左/右のメニューオプションを上/下のオプションに置き換えることができる。
【0079】
例えば、図17Aに示されるスクリーンでは、「右」キーを押して、図17Bに示されるように、ストライプ1702を選択する。さらに「右」キーを押して、図17Cまたは17Dにそれぞれ示されるように、ストライプ1703または1705を選択する。
【0080】
図17Aに示されるスクリーンにおいてユーザが「開く」機能を起動または押した場合、図17Eに示されるように、ストライプ1702に関連付けられた機能を表示することができる。図17Fは、「選択」または「開く」1707を起動させたときの、図17Bのストライプ1702に関連付けられた機能を示す図である。図17Fに示されるスクリーンでは、機能またはタスクアイテム1710が選択され、「選択」オプション1708を起動させたときに、更なる機能およびオプションにアクセスすることができる。
【0081】
図17Gは、「選択」または「開く」1711を起動させたときの、図17Cのストライプ1703に関連付けられた機能を示す図である。同様に、図17Hは、「開く」1712を起動させたときの、図17Dのストライプ1703に関連付けられた機能を示す図である。
【0082】
開示された実施形態のユーザインターフェースは、情報をカテゴリに分割する。図20Aに示されるように、これらのカテゴリは、例えば、コンテンツ、環境、連絡先、カレンダ、およびアプリケーションを含むことができる。ユーザは、カテゴリを選択して、対応する情報(ズームレベルとも称される)を見る。カテゴリの選択は、一般的に、タッチスクリーン上でペンまたはスタイラスを使用して行われる。
【0083】
本発明の特徴は、情報およびカテゴリの間の関係に基づいた、必要な情報を見るための能力である。その一例は、例えば、米国特許第_______号(2005年7月11日提出)、名称「CUTE UI」に開示されており、その開示は参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0084】
図20Aを参照する。本発明のユーザインターフェース内のアイテムを見るとき、ユーザは、見ているアイテムに関連する情報を容易に検索して見つけることができる。ユーザは、SMSまたはファイル内の単語のようなアイテムまたはアイテム内のずれかのコンテンツを選択して、検索を所望するストライプにドラッグする。次いで、ストライプ内に見つかった選択アイテムに関連するあらゆる情報を表示することができる。
【0085】
例えば、図20Aに示されるように、各サマリーストライプ領域2011〜2016は、ブロックまたはアイコンを含むことができ、それぞれが異なる機能を表す。ある実施形態では、ブロックは、一般的に使用される機能を表す。例えば、アプリケーションのストライプ2015内の「MMS」ブロック2010は、「マルチメディアメッセージの送信」を表す。MMSブロック2010を選択して、MMSブロック2010を異なるストライプにドラッグすることは、異なる機能またはストライプ内のMMSブロック2010に関連する情報の検索を意味する。選択アイテム2010を、特定のストライプの代わりに「他の領域」2016にドラッグすることによって、全てのストライプまたは機能における選択ブロックまたはアイテム2010に関連する情報を検索する。
【0086】
例えば、図20を参照すると、ユーザは、連絡先領域すなわちストライプ2013を閲覧している。連絡先領域2013内には、「David」のエントリ2021が存在する。ユーザは、オブジェクト「David」2021を選択して、これに関連する個人情報を見ることができる。例えば、ユーザが、「David」2021に関連する何らかのタスクを望む場合、ユーザは、「David」に対応するアイテムまたはオブジェクト2021を選択して、あらゆる従来の方法で、図20Cに示されるように、カレンダストライプ2014に「ドラッグ」することができる。本発明のユーザインターフェースを組み込んだデバイスのカレンダ機能またはシステムは、「David」に対する機能を検索し、オブジェクト「David」に関連付けられた、または関連するあらゆるタスクまたは他の情報をリストする。図20Dでは、ユーザインターフェースの領域2041は、見つかったカレンダ機能2014から、「David」に関連付けられた情報およびタスクを表示する。
【0087】
図20Eを参照する。ユーザは、連絡先ストライプ2013に戻る。ユーザが、連絡先またはバディ「David」2021が利用可能であるか、所定の領域内または近くにあるかどうかを判断したい場合、ユーザは、「David」2021に関連付けられたアイテムまたはオブジェクトを、図20Eに示されるように、環境ストライプ2012にドラッグする。システムは、次いで「David」2021に対する環境機能を検索し、図20Fに示されるように、ユーザに「David」が利用可能であるかどうかを通知する。「利用可能」という用語は、一般的に、個人または個人に関連付けられたデバイスが、ユーザインターフェースを組み込んだシステムと通信すること、または所定の領域または位置内にあることを意味する。例えば、ユーザが、「David」2021を検索している場合、本発明のユーザインターフェースを組み込んだシステムは、あらゆる好適な、または既知の状況において、「David」に関連付けられたモバイル通信デバイスの少なくともおおよその位置を識別することが可能である。その位置情報から、「David」が、所定の領域内にいるのか、特定の位置またはモバイルデバイスの近くにいるのかを判断することができる。位置情報が確認できない場合、「David」を「利用不可能」とみなすことが可能である。なお、「David」を見つけた場合は、図20Fに示されるように、情報バーまたはメッセージ2061をユーザインターフェース上に表示してユーザに通知することが可能である。
【0088】
本発明の実施形態は、システム内に格納されているか、またはシステムが利用可能な情報の関係を確立する。システム内の情報は、連結および関連付けられ、ユーザは、関連する情報を容易かつ効率的に検索して見つけることができる。
【0089】
例えば、図20Gおよび20Hを参照すると、ユーザは、選択された連絡先ストライプ2013内の情報を見ている。表示される情報は、ショートメッセージサービスメッセージ2074を含む。図20に示される「メッセージ1」は、「月次レポート」のリクエストである。ユーザは、SMS内の項「月次レポート」2072を選択して、その項目が一般的に知られているものとして、「コンテンツ」ストライプ2011にドラッグする。コンテンツストライプ2011は、デバイス内に格納された情報およびファイルへのアクセスを含む。文字「月次レポート」2072をコンテンツストライプ2011にドラッグすると、システムは、そのデータストレージおよび保存コンテンツを検索して、その中に「月次レポート」に関連するか、またはこれに対応するファイルまたはデータが格納されているかどうかを判断する。ファイルがリストされた場合、そのファイルは、コンテンツストライプ2011に関連する詳細情報セクション2082内に表示される。図20に示される実施例では、ファイル「月次レポート」2083が、詳細情報セクション2082の最近のファイル領域2084内に表示される。
【0090】
図20Hに示されるように、ファイル「月次レポート」2083を要求元に送信または伝送するために、ユーザは、月次レポート2083オブジェクトをアプリケーションストライプ2015にドラッグする。マルチメディアメッセージサービス(「MMS」)機能を選択して、月次レポート2083を送信することができる。別の実施形態では、好適な方法またはアプリケーションを使用してファイルを送信することができる。
【0091】
図18は、本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。ある実施形態では、ユーザは、領域/ストライプを選択し(1802)、それに関連する情報およびコンテンツが表示される(1804)。詳細領域からアイテムが選択され(1806)、少なくとも1つの他の領域にドラッグされる(1808)。その1つまたは複数の領域では、前記アイテムに関連する情報およびコンテンツを検索する(1810)。見つかったあらゆる情報またはコンテンツを識別および表示することができる(1812)。
【0092】
開示された実施形態のユーザインターフェースは、モバイルプラットホーム内に格納された情報を検索する能力も提供する。図2Aに示されるように、ユーザインターフェース200は、情報または機能のカテゴリを提供し、これらは、例えば、環境210B、連絡先または人210C、カレンダ210D、コンテンツ210E、およびアプリケーション210Fに分割することができる。
【0093】
ユーザは、カテゴリ領域またはストライプ210の内のいずれか1つを選択してその機能にアクセスし、詳細情報セクション220において、選択されたカテゴリに関連する対応する情報を見る。
【0094】
図21Aを参照する。本発明のユーザインターフェースは、ストライプカテゴリ内の情報を個々に、または総じて検索することができる。ユーザは、検索の結果見つかった関連情報を見ることもできる。例えば、図21Aに示されるように、本発明のユーザインターフェース2100のある実施形態は、一般的に3つの主領域を含む。これらの領域は、システム領域2101、カテゴリまたは「ストライプ」領域2102、および詳細領域2103を含むことができる。システム領域2101は、一般的に、システムの下層の機能およびアプリケーションへのアクセス方法またはレンジ方法として機能する、3つの選択アイコンまたはオブジェクトを含む。別の実施形態では、システム領域2101は、下層のシステム機能に対応するあらゆる好適な数のアイコンを含むことができる。図21A内に示される実施例では、システム領域2101は、「システム」2104、「検索」2105、および「メイン」2106のためのソフトキーを含む。
【0095】
ストライプ領域2102は、特定の情報カテゴリ(図2の210A〜210F)の選択および表示に使用される。選択されたカテゴリに関連する情報は、詳細領域2103内に表示される。アイコンの間の移動およびナビゲーションは、ジョイスティックまたはキーパッドを含む、あらゆる好適な形態で行うことができる。図1Bを参照する。「ok」、「戻る」、「上」、「下」、「左」、「右」のようなキーまたはカーソルの機能は、モバイルプラットフォームのキーパッド330上に配置することができる。
【0096】
図21Aに示される実施形態を参照する。本発明のユーザインターフェースにおいて情報を検索する方法を示す。システム領域2101内の「検索」選択されたオブジェクト2105は、検索機能への入口を提供する。「検索」2105が選択されると、スクリーン2110がユーザインターフェース2100上に表示される。この検索ユーザインターフェースによって、ユーザは、ストライプ領域2101内の情報の情報のカテゴリの全てを検索するか、または任意のカテゴリを別々に検索することができる。検索結果がリストされると、ユーザは、検索結果に関連する他の方法を見ることができる。例えば、ストライプ領域2102内の情報のカテゴリの全てを検索するには、検索語または基準を領域2111に入力する。検索結果は、詳細領域2103内に表示することができる。
【0097】
図21Bを参照する。ユーザは、連絡先領域の中で、連絡先に関連する電話番号または他の連絡先詳細を検索することを望む。検索2105機能が起動され、連絡先の検索ストライプ2114が選択されている。詳細領域2103では、ユーザが検索基準を入力できるように、検索基準の入力領域2111が提供される。
【0098】
ユーザは、次いで詳細領域2103に入り、検索語または基準を領域2111に入力する。図21Cに示されるように、検索語「Tom」が領域2111に入力されており、検索機能またはボタン2117が起動される。検索結果2118は、ユーザインターフェース上に表示することができる。主検索領域として選択されていないストライプ領域2102内の他のカテゴリは「関連あり」と表示される。検索基準に関連する情報が、「関連あり」カテゴリ2120、2122、2123、および2124内に識別された場合、この情報は、それぞれのストライプ内に表示することができる。例えば、各ストライプ2120、2122、2123、および2124上の種々のアイコン上の数字は、検索基準「Tom」に関連することが分かったそれぞれの表示アイテムの数を示す。
【0099】
例えば、連絡先領域2114の中の「Tom」を検索することによって、対応する電話番号および他の連絡先詳細が領域2118内に表示される。「関連コンテンツ」領域2120は、アイコン2120Aおよび2120Bに見られるように、「Tom」に関連する情報が見つかったことを示す。図21Dを参照する。ユーザが、「関連コンテンツ」ストライプ2120を選択した場合、「Tom」に関連するストライプ2120内の情報2130が表示される。同様に、関連カレンダのストライプ2123は、少なくとも1つのアイテム2123Aが、検索中に「Tom」に関連するカテゴリ2123内に識別されたことを示す。図21Eに示されるように、ユーザは、関連カレンダのカテゴリ2123を選択またはこれに直接移動して、示された会議情報2123Aを見ることができる。
【0100】
上述のように、図21A〜21Eのユーザインターフェース2100の異なる領域およびアイコンの間のナビゲーションは、タッチスクリーンまたはマルチポジションカーソルデバイス用スタイラスのような、あらゆる好適なナビゲーションツールによって行うことができる。ユーザインターフェースのモードに基づいて機能を変化させるソフトキーデバイスを使用することも可能である。
【0101】
図19は、本発明の特徴を組み込んだプロセスの一実施形態を示すフローチャートである。ある実施形態では、ユーザインターフェースの検索モードを起動させる(1902)。コンテンツが検索されるカテゴリまたはストライプが選択される(1904)。検索基準が入力される(1906)。検索が実行され、結果が表示される(1908)。検索基準に関連するコンテンツを有するあらゆる非選択領域が選択またはハイライトされる(1910)。非選択領域内のコンテンツを見るために、「関連あり」の情報領域が選択される(1912)。
【0102】
開示された実施形態は、ユーザインターフェースのためのアイドルスクリーンを含むこともできる。ユーザインターフェースの技術分野で知られているように、非アクティブ状態またはあまり使用されていない状態の間、ユーザインターフェースまたはディスプレイを、一般的に「アイドル」モードと称される状態に戻すことができる。アイドルモードでは、「壁紙」、スクリーンセーバー、または他の画像を、ディスプレイスクリーンの主な領域またはセクション上に存在させることが可能である。本発明の実施形態では、ユーザインターフェースは、「アクティブアイドル」モードと称される場合のあるモードに入ることができ、好みのスクリーンセーバーまたは画像が表示されるが、ユーザインターフェースの機能およびモードは、少なくとも部分的に見ることができ、アクティブな状態を保持する。
【0103】
例えば、図22Aを参照する。図22Aは、本発明の特徴を組み込んだアクティブアイドルスクリーン2201の一実施形態を示す図である。ある実施形態では、アクティブアイドルスクリーン2201は、一般的に、ユーザまたはオペレータが利用できる、または利用できるようにする情報のカテゴリに対応する、または関連するアイコン2202、2203、2204、2205、2206、および2207を表示する。例えば、図22A内に示されるアイコン2202、2203、2204、2205、2206、および2207は、図2Aのアイコン210A〜210Fの一般的な表現である。これらのカテゴリは、一般的に、上述の機能およびモードを含み、例えば検索2202、環境2203、人2204、カレンダ2205、コンテンツ2206、およびアプリケーション2207を含むことができる。アイコン、画像、または各アイコン2202〜2207に関連付けられたグラフィックは、あらゆる所望の、または好適な形態とすることができ、本発明の範囲は、図22Aの例示的な表示に限定されるものではない。
【0104】
図22Aのアイコン2202〜2207は、図2Aのユーザインターフェースのアクティブアイドル状態を表すために、一般的に図2Aのアイコンまたはストライプのサイズが減じられる。アイドルモード中のスクリーンスペースを節約して、「壁紙」の可視性を高めるために、カテゴリの外観を最小または所望のサイズのアイコンまたは画像に減じることができる。本発明の特徴は、デバイスがカスタム化およびスケーラビリティを通じて、アイドル状態にある間の入力イベントの基本的な管理を可能にし、ユーザインターフェースのアクティブ状態にある選択イベントへの直接リンクをアイドル状態から提供することである。
【0105】
図22Aに示されるように、画像、アイコンおよびカテゴリの外観は、図2Aに示されるストライプ210A〜210Fの実施形態と比較してサイズが減じられ、アイドルモードにあるデバイスのスクリーンスペースを節約して壁紙の可視性を高める。アイコン2202〜2207は、下層のアプリケーションまたはカテゴリを描写するアイコンまたは画像を含む。残りのスクリーンスペース2213は、次いで、例えば壁紙に利用できるようにすることができる。別の実施形態では、残りのスクリーンスペース2213は、テキストまたは画像の表示、または例えばゲームのような他のアプリケーションを含む、あらゆる好適な目的に使用することができる。
【0106】
図22Aのカテゴリは、外観的に減じられているが、デバイスによって新しいイベントが検出されると、通知表示または通知によってイベントの検出または発生がアイドルスクリーン上にシグナリングされる。例えば、ある実施形態では、図22Aを参照すると、カテゴリ2202〜2207のうちのいずれか1つに対してイベントまたはアクションが検出または発生した場合、インジケーションまたは通知表示2209、2211によって信号を表すことができる。通知表示は、ユーザが、通知を対応するカテゴリに接続または関連付けることができる位置に表示することができる。例えば、図22Aに示されるように、通知表示2209、2211は、それぞれが対応するそれぞれのカテゴリに実質的に隣接するか、または拡大して見せることができる。別の実施形態では、通知表示は、ユーザが、その通知表示を特定のカテゴリに対応するものとして認識することができれば、あらゆる好適な位置に出現させることができる。例えば、ある実施形態では、通知表示は、通知を提供する対応するカテゴリに通知表示を関連付けるテキストまたは画像とともに、ディスプレイ領域上のどこか、またはその中に出現させることが可能である。
【0107】
例えば、ある実施形態では、人カテゴリ2204に関連して新しい「メッセージ」または着信を検出または受信すると、通知表示2211が起動および表示される。通知表示2209は、環境カテゴリ2203に関してイベントが生じていること、または生じたことを示す。
【0108】
通知表示2209および2211は、一般的に、ポインタ2210を含むアイコンを含む。別の実施形態では、あらゆる好適な画像またはアイコンを通知に用いることができる。図22B-22Iは、可能な通知表示の更なる実施例を示す図である。
【0109】
図22Bを参照すると、ある実施形態では、図22Aの通知表示2209および2211が、縮小状態および拡張状態を有することができる。例えば、図22Bに示されるように、図22Aの通知表示2211は拡張状態2220である。拡張状態2220は、通知を提供しているイベントに関連する詳細および情報を含むことが可能である。本実施例に示されるように、図22Aの通知表示2210は、人または連絡先領域2204内にイベントが生じたことを示す。拡張状態2220では、通知表示は、「Benjaminがオンライン中」というイベントを示す。拡張状態2220は、所望の情報の表示に必要なあらゆる好適な形状およびサイズのものとすることが可能である。通知表示の外観は、例えばサイズ、フォント、または色を含む、あらゆる好適な形態でハイライトすることが可能である。ユーザは、図22B-22Iに示される実施例に反映されるように、外観をカスタマイズすることができる。
【0110】
ある実施形態では、拡張状態2220は、イベントまたは最初の通知の発生に合わせて、またはその後の所定の時間の範囲内で自動的に生じさせることが可能である。例えば、人カテゴリ2204に関連付けられた連絡先リストに連絡先が存在することが検出された場合、図21Aの通知表示2211を最初に表示することができる。イベントまたは最初の通知後の一定の期間内に、通知表示2211は、図22Bの拡張状態の通知表示2220に拡張させることが可能である。これは、自動的に、またはユーザのアクションによって生じさせることが可能である。
【0111】
例えば、通知表示2211の表示に続いて、通知表示2211を図22Bの拡張状態の通知表示2220に拡張するために、オペレータによるいくつかのアクションが必要になる場合がある。このアクションには、例えばポインタ2210のような、通知表示2211のアイコンまたは画像の任意の部分の「クリック」を含めることが可能である。別の実施形態では、あらゆる好適なアクティビティまたはアクションによって、縮小状態の通知表示を拡張状態の通知表示に変化させることが可能である。例えば、ある実施形態では、ポインタアイコン2210の存在が、通知表示2211に関連する更なる情報の有用性を示す。図22Aのポインタアイコン2210をクリックまたは作動させることによって、図22Bに示されるように、拡張状態2220を表示させる。
【0112】
ある実施形態では、拡張状態にある通知表示は、図22Bに示されるように、所定の時間の経過後に、その状態を図22Cの通知表示2230のような別の縮小状態に戻すことができる。例えば、図22Aを参照すると、本発明のユーザインターフェースを組み込んだシステムは、連絡先のオンラインの存在を検出する。図22Aに示されるように、「人」カテゴリ2204に関連付けられた通知表示2209が、ディスプレイ2201上に現れる。自動的またはユーザによるアクションの後、通知表示2209は、状態を図22Bの拡張状態2220に変化する。図22Bに示されるように、拡張状態2220は、イベントに関する更なる情報(すなわち、「Benjaminがオンライン中」)をユーザに提供する。図22Bに示されるように、「オンライン」の項は、より具体的にイベントを識別するようにハイライトされる。所定の時間(例、約15〜30秒)の経過後に、図22Bの通知表示2220の状態は、図22Cに示される縮小した連絡先のオンライン通知表示2230に変化する。ある実施形態では、縮小した通知表示2230は、一般的に、図22Aの通知表示2211と同一とすることができる。図22Cに示されるように、通知表示2230は、アイコン2222を経て、イベントのタイプのインジケーションを提供する。一般的に、縮小した連絡先のオンライン通知表示は、機能に対応するイベントの各カテゴリにおいて、イベントのタイプおよびイベントの発生数に関する情報を提供する。例えば、縮小した連絡先のオンライン通知表示2230内のアイコン2222は、人カテゴリ2204において1つの連絡先がオンラインであることを示す。別の実施形態では、縮小した通知表示は、イベントに関連するあらゆる好適な、または所望の情報を提供することが可能である。
【0113】
図22Aを参照する。通知2209および2211は、2つのカテゴリ、すなわち環境2203および人2204においてイベントが生じたことを示す。ある実施形態では、カテゴリ2203、2204は、イベントまたは通知が発生したときに、色または外観を変化させることによってハイライトすることが可能である。一般的に、例えば音声または振動のような可聴または機械的な通知を含む、あらゆる所望の変化を行って、イベントの発生を強調することが可能である。
【0114】
例えば、ある実施形態では、図22Bを参照すると、カテゴリアイコン2204がハイライトされ、拡張アイコン2220もハイライトされ、文字「オンライン」2221が他のテキストとは異なる色でハイライトされる。図22Cでは、連絡先がオンラインであることをユーザに通知するように、例えば異なる色、色合い、またはフォントで、カテゴリアイコン2204がハイライトされ、縮小した通知アイコン2230がハイライトされる。矢印アイコン2208の存在は、イベントに関する更なる情報が利用であるか、または通知表示2230を拡張できることを示す。
【0115】
図22Dは、連絡先カテゴリ2204に関連する通知表示2240の別の実施形態を示す図である。図22Dに示されるように、アイコン2240は、異なるサブカテゴリ内に生じているイベント数を示す。例えば、アイコン2222は、「オンライン」中の連絡先の数(2)に対応する。通知表示2240は、「2」つの連絡先がオンラインであることを示す。封筒の形態の例示的なアイコン2241は、メールメッセージまたはメッセージ(3)の存在を示すことができる。本実施例では、アイコン2241に隣接した数字「3」は、このカテゴリで受信したメールメッセージが3つあることを示す。通知表示2240は、他のサブカテゴリにおいて他のイベントが生じた場合に拡張させて、イベントが終了する(すなわち、オンラインの連絡先がオフラインになる)か、またはユーザによって操作された場合に縮小させることができる。通知表示2240は、ユーザのアクション(例えば、インジケータ2208のクリック)によって、または自動的に縮小状態に縮小させることもできる。ある実施形態では、インジケータ2208の方向を逆にして、縮小状態にするアクションを示すことが可能である。
【0116】
ある実施形態では、図22Aの通知表示2211は、通知に関連する詳細情報を提供するように拡張することができる。例えば、図22Eを参照すると、ユーザが、図22Aのカテゴリ2204を「ポイントアンドクリック」した場合、イベントのリスト2250を表示して、各イベントに関連する詳細情報を提供することができる。アイコンのリスト2256は、ユーザが、イベントのカテゴリの表示をフィルタ処理できるように表示することもできる。図22の実施例では、カテゴリ2204内で生じた全てのイベントがリスト2250内に表示されるように、「全て」のイベントのためのアイコン2258がハイライトおよび選択される。例えばサブカテゴリ2260に関連するアイコンが選択された場合、イベント2253のようなサブカテゴリに関連付けられた「オンライン連絡先」イベントが示される。ユーザが、異なるイベントをスクロールまたはナビゲートできるように、スクロールバー2262または他の類似したデバイスを提供することができ、また、見ることができるイベントの総数に関するインジケーションを提供することもできる。例えばグラフィカルユーザインターフェースペンまたはマウスのような、あらゆる好適な手段を使用して、リスト2250内のイベントを選択またはスクロールすることとができる。アイコン2263は、表示されているリスト内で見ることができるイベントがさらにあることを示すこともできる。
【0117】
図22Fは、環境カテゴリ2203に関連する通知表示2270の別の実施例を示す図である。図22Aおよび22Fを参照する。デバイスは、環境カテゴリ2203内のイベントの発生を検出する。通知表示2209は、ディスプレイ2201上に現れる。通知表示2209は、次いで、拡張状態2270に変化させることができ、いくつかの形態でハイライトされたカテゴリ2203を有する。各注された通知表示2270内の情報は、「Gilラップトップ」として認識されたネットワークデバイス2272が検出されたことを示し、また、接続のタイプ2272(例、Bluetooth)を示すこともできる。別の実施形態では、あらゆる好適なインジケーション、アイコン、および情報のタイプ、ならびに説明を表示することができる。矢印2271は、表示および見ることができる詳細情報が利用可能であることを示すことができる。上述のように、矢印2271は、アクティブまたはダイナミックアイコンとすることができる。
【0118】
図22Gは、コンテンツカテゴリ2206に関連する通知表示2280の実施例を示す図である。本実施例では、インジケーションまたはアイコンは2281は、例えば「MP3」再生のような待機中または利用可能なアクションの存在を示すことができる。図22Gに示される実施例では、カテゴリ2206に関連付けられたアイコンがハイライトされ、イベントの存在または起動を示す。アイコン2281は、イベントのサブカテゴリ、性質、またはタイプを表すように表示される。ある実施形態では、例えばメディアタイプに対応するように色を変化させることで、ユーザは、そのアイコンまたはインジケーションからメディアタイプを認識するか、または判断することができる。図22内のコンテンツ通知アイコン2280は、最小または最小状態で示されている。アイコン2280は、コンテンツが利用可能なままであるか、またはユーザが他のアクションを行っていれば、表示したままにすることが可能である。
【0119】
図22Hは、詳細な状態2290に拡張されたコンテンツ通知アイコン2280を示す図である。本実施例では、特定のコンテンツのタイトル2291またはその一部が示される。通知2290内に示される情報の説明および量は、ユーザがカスタマイズして、あらゆる特定の形態、画像、または画像タイプで、あらゆる所望の情報を表示することができる。
【0120】
図22Iは、更なる情報を含めるように拡張した図22Hの通知表示2290を示す図である。アクティブまたはダイナミックアイコンを、通知表示2295に関連して示すこともできる。例えば、ユーザがコンテンツを再生できるコントロール2296が示される。矢印インジケータ2297および2298によって、ユーザは、ブロック2291で、情報に関する詳細、またはテキストを見ることが可能となる。通知表示2295は、デバイスおよびユーザインターフェースがアイドルモードにあり、通知2280が現れた場合に、何らかのキーまたは特定のキーが押されたときに現れるように設定することが可能である。例えば、デバイスが携帯電話であり、キーパッドをロックしたアイドルモードである場合、通知2280は、コンテンツカテゴリ2206内のイベントをユーザに通知する。電話器がアンロックされると、キー、手、またはソフトの起動によって、ディスプレイ2295が現れる。2295のビューは、ユーザによって閉じられるまで開いたままとするか、または一時的に保持することが可能である。
【0121】
図27は、本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。デバイスのアイドルモードが検出され(2702)、起動される。ストライプ領域のサイズが、アクティブアイドル状態に減じられる(2704)。領域に関連するイベントの発生が検出される(2706)。第一の状態の通知表示が、領域に関連して表示される(2708)。次いで、通知表示が第二の状態に拡張し(2710)、イベントに関連する詳細を提供する。次いで、通知表示をイベントに関連するサマリ情報を有する第三の状態に変化させる(2712)。イベントを観察するために、領域が選択される(2712)。見たいと思うイベントのタイプが選択される(2714)。イベントのリストが表示され(2718)、ユーザのアクションによって、または自動的に実行することができる。
【0122】
本発明の実施形態は、一般的に、図2Aのカテゴリ210に対するイベント通知または通知表示を提供または表示する。これらのイベント通知表示は、例えば、新着メッセージの通知、Bluetooth(BT)のリクエスト、「バディ」のオンライン、不在通話、または来たるカレンダイベントを含むことができる。一般的に、通知は、デバイスの機能および特徴に関して生じたイベントの検出に応えて提供することができる。図23A〜23Fを参照する。ある実施形態では、本発明のユーザインターフェースは、タイムライン上またはバディリスト上のイベント通知を表示または示す。図23Aに示されるように、ある実施形態では、タイムラインは、例えば、「文字列」またはライン2302として示すことができる。文字列の方向は、スクリーンサイズおよびレイアウトに基づいて、水平または垂直にすることができる。加えて、文字列は、直線または湾曲したラインとすることが可能である。幾何学的形状は、本発明の範囲によって限定されるものではない。ラインのサイズは、ディスプレイまたはユーザプレファレンスのサイズに基づいて、約1ピクセルの幅とすることが可能である。
【0123】
最初に、図23Aを参照する。文字列2302は、その上にオブジェクトが無く、ユーザインターフェースまたはディスプレイ2301にはいかなる通知表示も無い。ディスプレイ2301は、必要に応じて、背景または他の画像を示すことが可能である。システム領域2300は、ディスプレイ領域の一部に提供することができる。「文字列」という用語が本発明の本実施形態の説明に使用されているが、あらゆる好適な記述的用語を含む、あらゆる好適なグラフィック画像またはアイコンを使用することができる。
【0124】
ある実施形態では、本発明のユーザインターフェースを含むデバイスは、新しいイベントが生じようとしていること、または生じたことを検出したときに、文字列2303が振動または動き始める。ある実施形態では、頻度または振動は、イベントがどのくらいでアクティブになるのかといった、イベントの重要性に基づくことが可能である。例えば、デバイスは、メッセージを通信すべきであることを検出することが可能である。デバイスは、メッセージが受信すべきものであることを検出したときと、メッセージを受信したときの反応を異ならせることが可能である。
【0125】
図23Bを参照する。デバイスによるイベントの検出または発生は、通知アイコンがスクリーン上に現れることによって示され、図23Bでは、例えばバブル2304として表示される。通知アイコン2304のタイプ、サイズ、および形状は、図23Bの実施例によって限定されるものではなく、あらゆる好適なアイコンを含むことが可能である。図23Bに示されるように、バブル2304は、通知に関連付けられたイベントタイプを表す小さなアイコン2304Aをその中に含む。
【0126】
ある実施形態では、アイコンの一部がディスプレイスクリーン2301の最上部から現れ始める。アイコン2304は、ラインの他端の方へ移動し、アイコン2304の全体が見えるようになるまで徐々に見えてくる。アイコン2304が完全に見えるようになると、ポップアップウィンドウ2303がスクリーン2301上に表示され、ユーザに、イベントに関する詳細情報を提供することができる。ポップアップ2303は、(ハイパー)テキスト、アイコン、画像、または他のユーザインターフェースの構成要素(例えば、ダウンロードの状態を示すためのプログレスインジケータなど)を含むことが可能である。別の実施形態では、ポップアップは、あらゆる好適な情報を含むことができる。ポップアップ2303が、2つ以上のイベント/オブジェクトに関連付けられている場合、これらのオブジェクトの数をポップアップ内に表示することができる。
【0127】
短時間(例、1.5〜3秒)の後、ポップアップを消して、バブル2304だけを見せたままにすることができる。バブル2304は、次いで、文字列2302の他端への移動を開始または継続することができる。例えば、アイコン2304は、スクリーン2301上にゆっくりと現れ、図23Bに示されるように、部分的な画像から全画像へと移行する。全画像が現れると、アイコン2303がそのそばに現れる。アイコン2303は、所定の期間保持された後、自動的に取り除かれる。次いで、アイコン2304がライン2302に続く。アイコン2304の移動速度は、あらゆる好適な速度とすることができるが、例えば1ピクセル/分とすることが可能である。オブジェクト2304は、図23Cに示されるように、別の通知表示2305のためのスペースをとるように移動させることも可能である。
【0128】
スクリーン2301が、直前に見えるようになった類似イベントに対する通知表示を既に含んでいる場合がありうる。したがって、新しいオブジェクトが古い通知表示の方へ移動し始めると、古い通知表示が新しい通知表示の方へ移動され、それらは組み合わされる(例、図23Dの通知表示2307)。同じタイプの複数のイベントが組み合わされる場合、バブル2307の直径を大きくして組み合わせたことを示すことができる。図23Dに示されるように、バブル2307は、関連するポップアップウィンドウ2308を有し、ここでは、2つの新着メッセージを受信したことが示され、また、そのメッセージの送信者の名前が示される。
【0129】
特定の数(スクリーンのサイズに依存する)のバブルが互いの上に追加されると、文字列2302が「過密」となる場合がある。したがって、ラインに沿ってより多くの数のバブルを収容するために、またはこれに合わせるように、バブルを連結または重ね合わせることが可能である。
【0130】
通知表示に関連付けられたイベントが終了(例えば、メッセージを読み終える)したとき、またはユーザがそのイベントを明示的に閉じたとき、バブルを「ポップ」するか、またはディスプレイから取り除くことができる。ある実施形態では、特定の時間(例、15分)経過後に通知表示を消すか、または「先入れ先出し」法を使用して文字列を埋めることが可能である。
【0131】
ユーザは、例えば5方向ジョイスティックまたはタッチスクリーンおよびスタイラスによって、通知表示と情報をやりとりする可能性もある。ユーザは、例えば左ソフトキーを使用して、入力フォーカスを文字列に変更することができる。次いで、ユーザは、上下キーを使用して通知表示を介してスクロールすることができる。特定のイベント、通知表示を選択することで、関連するイベント/オブジェクトを開くことができる。
【0132】
図23Eおよび23Fは、別の視覚化を示す図であり、ここでは、通知表示2310、2320が、ディスプレイ2301の境界領域2315からポップして、所定の時間の経過後に境界領域に戻る。
【0133】
これらの本発明の実施形態は、一般的に、通知の一時的な関係を示す、ディスプレイスクリーンのリアルエステートの領域を減じる必要があり、タイムライン文字列を振動させることによって、「ソフト通知」をユーザに提供することが可能である。新しいイベントが通知されたとき、ポップアップは、テキスト/画像/UIウィジェットを経て更なる情報を示すことができ、イベントを1つの通知表示に組み合わせることが可能である。
【0134】
図28は、本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態を示すフローチャートである。デバイスによってイベントの発生が検出される(2802)。ディスプレイ上にラインが現れて、振動し始める(2804)。ラインの一端にアイコンが現れ始める(2806)。アイコンがラインに沿って移動して全体が現れると、イベントに関する情報を有するポップアップウィンドウが現れる(2808)。所定の期間の後、ポップアップが消える(2810)。アイコンは、ラインに沿ってラインの他端の方へ移動し続ける。同一または類似したタイプのイベントに対する他のアイコンがある場合、それらのアイコンを合体してそのタイプのイベントに対する単一のアイコンを形成することができる(2812)。別様には、アイコンは、ライン上の他のアイコンとリンクまたはスペースを共有することが可能である(2814)。イベントが終了または完了するとアイコンは消える(2816)。
【0135】
ある実施形態では、本発明のユーザインターフェースは、別個のウィンドウを使用せずに、同じ情報に対して複数の同時ビューを提供することができる。例えば、ハンドヘルドデバイスのディスプレイは、並列の形態で情報をユーザに示すための十分なスクリーンスペースを提供できない場合がある。したがって、情報を複数のスクリーン間に分割して、逐次的に表示することができる。
【0136】
ある実施形態では、本発明は、例えば携帯電話または携帯情報端末(PDA)などのようなスクリーンが小さいデバイスに、「ズーム可能な」インターフェースを提供する。ズーム可能なインターフェースによって、利用可能な表示領域が限られている場合であっても、コンテンツ、ユーザ、タスク、環境、アプリケーション、およびシステム関連の情報間で同時に情報のやりとりができる。現在選択されているオブジェクトに関連するオブジェクトがハイライトされる。ユーザインターフェースは、端末コンテンツの概観およびコンテンツのステータスを示す。プロキシミティおよびコンテンツ情報を表示することができ、人およびイベントに関する認識情報を提供することができる。本発明の実施形態によって、各領域またはカテゴリの幅が異なる場合のある異なる実施形態において、容易なカスタムかおよびスケーラビリティを可能にする。ユーザは、現在のタスクに関連していないか、またはユーザが特定の領域のオブジェクトを見るためにより大きなスペースが必要な場合に、領域を隠すか、または最小化することが可能である。ある実施形態では、システムは、この種の領域のスケーリングを自動的に行うことが可能である。例えば、単一の領域にズームするとき、他の領域は、それらが大きなスクリーンスペースを使わないような方法で変形させることができるが、それでも、これらの領域は、ズーミングおよびナビゲーションの状態に関する前後関係の情報を提供する。
【0137】
情報のやりとりは、スタイラスおよびタッチスクリーンによって、または他のポインティングデバイスによって、より直接的に行われるが、他の実施形態では、情報のやりとりは、例えば5方向ジョイスティックで使用するために縮小することができる。この場合、グリッドに基づいて、各領域が2つ以上のカラムを含まないような方法で、レイアウトが簡素化される。詳細情報および機能へのアクセスは、複数の方法で行うことが可能である。例えば、ユーザが、5方向ジョイスティックを押下してアイテムを選択すれば、オブジェクトに関連付けられたデフォルトのアクションが行われる。ユーザが、オブジェクト上を長く押した場合、コンテキストメニューがポップアップし、上下動作は、メニューアイテムをハイライトするためのものとなる。別のオプションでは、ジョイスティックを一度押すことによってメニューがポップアップし、上下動作は、メニューのハイライトを変更するためのものとなる。デフォルトのアクションがリストの最初にあるので、ダブルクリックでアクセスすることが可能である。メニューは、アイテムを選択するか、特別なソフトキーを使用することによって閉じる。
【0138】
さらに、モバイルデバイスは、情報のやりとりおよびプレゼンテーション能力が限られており、ズーム可能なユーザインターフェース(zoomable user interface: ZUI)は、長いリストのスクロールおよびフォーカス操作が不要になるため、ZUIは有用であるとみなされる。GUIでは、ウィンドウのサイズが見ることのできるコンテンツの量を制限し、コンテンツのサイズがウィンドウよりも大きい場合は、ウィンドウのコンテンツをスクロールする必要がある。しかし、ZUIは、スクリーンをキャンバス自体として使用するので、ユーザは、コンテンツをパンおよびズームすることができる。また、ウィンドウが重なることも無く、スクリーンスペースを効率的に使用する。ウィンドウの境界およびコントロール(スクロールバー、最小化および最大化ボタンなど)は、スクリーンスペースを取らず、それでも同一の既知のユーザインターフェース要素(ウィジェット)を使用することが可能である。フォーカスおよびコンテキストの視覚化などの場合、ZUIは、オブジェクトの空間的関係を保つことが可能である。加えて、本発明では、ユーザにどの情報をどこに表示させるのかを選択させることによって、表示される情報の量を減じている。
【0139】
例えば、図24Aを参照すると、本発明のズーム可能なユーザインターフェースの実施形態は、一般的に、2つの主領域として、システム領域2402と、キャンバス領域2420とを備える。
【0140】
システム領域2402は、図1に関して説明したシステム領域に対して、一般的に同じか、または類似した機能を提供する。システム領域2402は、デバイス状態、ナビゲーション、およびシステムツールに関連する情報を含むことができる。
【0141】
ユーザが、入力フォーカスをシステム領域2402に移動させるか、システム領域を選択した場合に、システム領域が最大化される。システムの設定を変更するための接続、トラフィック、およびリンクに関連するデバイス内の情報が提供される。例えば、システム状態の情報は、アクティブ接続およびトラフィック2403と、バッテリ設定およびステータス2404と、オペレータ情報2405と、日付および時刻情報2406、2407とに関連する情報を含むことが可能である。
【0142】
システム領域2402は、ナビゲーション/システム機能およびツールを提供することも可能である。これらは、例えば、戻るおよびホームキー2408、2409、およびビューコントロール2410、2411を含むことが可能である。これらのコントロールを使用して、コンテンツカテゴリ内のビュータイプ(例、リスト、グリッド、傾斜面)を変更することができる。この種のコントロールは、異なる種類のコンテンツのオブジェクトが異なるビューを必要とする場合があるので必要となる。例えば、全グリッドのサムネイル画像は、画像またはビデオに好適となりうるが、一般的にオーディオファイルに関連付けられる長いオブジェクトタイトルを表示することができない。ユーザは、例えば、「R」関連する表示タイプ、カラム/グリッド表示、または以前に記録したキャンバスレイアウトのリコールなどのような、所望の目的に最適なカスタムビューを作成することもできる。
【0143】
検索領域2412、2413は、一般的に、上述したものと同じ検索機能を提供する。領域2412、2413は、様々な検索基準によって、例えば、ローカルに、ユーザ自身のデバイス、ピアツーピア(P2P)ネットワーク、プロキシミティ、またはインターネットからコンテンツを検索するために使用することが可能である。ユーザが、検索文字列を検索フィールド領域2412のテキストボックス内に入力し始めると、システムは、カテゴリ2421、2423、2425、2427、2429、および2431から無関係なオブジェクトをフィルタ処理し始める。検索結果が空白のカテゴリであった場合、カテゴリは、ローカルデバイス以外を検索するように拡張するリンクまたはボタンを含むことが可能である。検索領域に関連するボタンを起動または押すことによって、ユーザは、詳細検索機能にアクセスすることが可能である。検索結果は、無関係なオブジェクトをフィルタ処理して(隠して)、キャンバス上に示される。検索フィールドは、一般的に、図24Bに示されるように、検索入力フィールド2443と、検索カテゴリフィールド2442とを含む。図24Bは、図24Aを参照して説明した、アイコン、オブジェクト、およびテキスト画像を使用した、情報およびコンテンツのユーザインターフェースの表示の一実施形態を示す図である。
【0144】
本発明のユーザインターフェースによって、ポインティングデバイスとの情報のやりとりが可能となる。図24Bを参照する。ユーザは、キャンバス2420上でカーソルを移動させる(マジックレンズを参照)。カーソルが、図24Bのオブジェクト2444のようなオブジェクト上に移動されてタップされると、詳細情報領域2445が見えるようになる。所望の機能を選択することによって、所望の機能および情報を示すビューにズームインする(またはウィンドウを開く)。ズームおよび他のビューの移行は、ナビゲーションを補助するようにアニメーションによって強調することが可能である。また、オブジェクトを拡大する以外の他の種類の効果を、選択されたオブジェクトの作成に使用することが可能である。
【0145】
図24Aを参照する。キャンバス2420は、オブジェクトの表示に使用することが可能なコンテナである。キャンバス上のオブジェクトは、例えば、ファイル、メッセージ、カレンダイベント、アプリケーションまたはサービスへのリンク、または連絡先とすることが可能である。基本的に、オブジェクトは、端末内に格納または示されたあらゆる種類のエンティティまたはアプリケーションを含むことができる。オブジェクトは、画像、アイコン、テキスト、これらの任意の組み合わせとして示すことが可能である。キャンバス領域2420は、コンテンツカテゴリ/領域2421〜2432にさらに分割される。領域2420A〜2420Fは、オブジェクトのためのコンテナである。各領域は、一般的に、類似した特徴を共有するオブジェクトを含む。カテゴリ2421、2423、2425、2427、2429、および2431の厳密な数、形状、およびサイズは変化しうる。
【0146】
カテゴリの一例は、図24Bを参照して、連絡先2440Bとなりうる。連絡先カテゴリ2440Bは、例えば、電話帳の連絡先および連絡先と通話するための手段(例、音声通話、インスタントメッセージング、チャット)を含むことが可能である。メッセージカテゴリ2440Dは、例えば、人とメッセージを交換するためのEメール、SMS、MMSツールを含むことが可能である。カレンダカテゴリ2440Cは、カレンダイベント、および一時的な、または時間領域を有する他のオブジェクトを含むことができる。環境カテゴリ2440F(プロキシミティとも称する)は、一般的に、コンテキストまたは位置の情報およびプロキシミティデータを表示する。コンテンツまたはアプリケーションカテゴリ2440Eは、一般的に、デバイス内に格納された、またはユーザがデバイスを経てアクセス可能な全てのコンテンツのオブジェクトを含む。アプリケーションセクション2440Eは、サードパーティアプリケーションを含む、定義されたカテゴリのうちの1つに分類されない新しいコンテンツまたはアプリケーションを作成するための場所も提供する。例えばデバイスの全てのメディアファイル(画像、ビデオ、アニメーション、音楽など)を含むオブジェクト「メディア」を含むことが可能な、制限された「コンテンツ」カテゴリを、アプリケーションカテゴリ2440E内に含めることが可能である。必要に応じて他の領域を追加することができる。ある実施形態では、キャンバス2420は、集合的にあらゆるイベント通知表示を示すためのカテゴリ「イベント」を含むことが可能である。
【0147】
図24Bを参照する。通知表示のための2443のような領域タイトルは、カテゴリ2440Aの全てのオブジェクトのための一般的なコマンド/アクション(ソート、新規作成、削除、最小化)を含むメニューへのアクセスに使用することが可能である。オブジェクトが選択されると、オブジェクト固有のコマンド/アクションに、表示される「詳細情報」を経てアクセスすることができる。例えば、図24Bでは、「友人2」2444に対するオブジェクトがハイライトされて選択されると、選択および実行することができるオブジェクトに関連する機能およびコマンドを含む、詳細情報領域2445が現れる。
【0148】
選択されたオブジェクト(ダイナミック領域)に関する詳細情報は、スクリーン上の他のオブジェクトの外観を最小化しながら表示することができる。図24Cでは、連絡先カテゴリ2440Bがハイライトされる。連絡先カテゴリ2440B内の各アイテムに関連する追加情報が表示されるが、非選択通知表示カテゴリ2443は、サイズが減じられるか、またはサイズを減じた状態を保持する。また、図24Cに示されるように、ユーザが、連絡先カテゴリ2440B内のオブジェクト2451を選択した場合には、キャンバスの一部を、選択されたオブジェクトに関する詳細情報(例、最も重要なメタデータ)、および選択されたオブジェクトに関連する頻繁に使われる機能を示すために使用することが可能である。
【0149】
図24Cに示されるように、2つのカテゴリ(連絡先カテゴリ2440Bおよびカレンダカテゴリ2440C)は、それぞれのカテゴリ内の各アイテムに関連する詳細情報を含めるように拡張される。詳細は、それぞれのアイコンに隣接して出現させることができる。
【0150】
本発明のユーザインターフェースは、ユーザが、選択されたオブジェクトに関連する全てのオブジェクトを識別できるように、関連するビューモードを提供することもできる。例えば、図24Dを参照すると、オブジェクト「友人2」2461が選択される。関連するビューモードを起動することによって、選択されたオブジェクト2461に関連する全てのデータまたは情報を見ることができる。関連情報は領域2462内に表示され、位置情報、最後の連絡データ、およびユーザと友人2との間で交換された最後のファイルを含むことができる。別の実施形態では、関連情報のあらゆる好適なカテゴリを表示することができる。
【0151】
ユーザが2461のようなオブジェクトを選択すると、キャンバスの一部を、選択されたオブジェクトに関連するアイテムを示すためのコントロールの表示に使用できるように、非選択されたカテゴリのサイズを減じることができる。例えば、ハードウェアボタンまたはソフトキーとすることができる「関連を示す」ボタンを示すことができる。ユーザがこの機能を起動させた場合、選択されたオブジェクトに関連する全てのオブジェクトが強調される。これは、例えば、二次的なハイライトとして行うか、または可視カテゴリ内の無関係なオブジェクトをグレー表示するか隠すことで行うことができる。カテゴリのうちのいくつかがいかなるオブジェクトも含まない(全て隠されている)場合、これらのカテゴリを最小化することが可能である。また、この「親」アイテムを示すためのアイコンは、関連アイテムの制御領域2460上に表示される。デバイスが、スタイラスまたはトラックボールのようなポインティングデバイスを有する場合、カーソルを二次的にハイライトしたアイテムの上にホバリングさせて、(例えば、ツールチップとして、または詳細情報領域内の関連するメタデータの属性および値を強調して)親アイテムとの関係を示す。
【0152】
図24Eは、約176×208ピクセルのスクリーンサイズにファイルするように縮小された、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの一実施形態を示す図である。カテゴリ2470およびアイテム2471は、特定のデバイスの所望のスクリーンサイズにスケーリングすることができる。
【0153】
図24Fは、カテゴリ2480および使用中のだいる2481を表示する、本発明の特徴を組み込んだユーザインターフェースの別の実施形態を示す図である。
【0154】
図29は、本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態のフローチャートである。領域のタイトルが選択またはハイライトされる(2902)。領域サイズ(例、幅)を、領域および領域内のオブジェクトに関連する詳細情報を表示するように拡張する(2904)。領域内のオブジェクトが選択される(2908)。領域からオブジェクトに関連する情報が表示される。関連するコンテンツ機能が起動され(2910)、他の非選択領域から選択されたオブジェクトに関連する情報が表示される(2912)。
【0155】
ある実施形態では、本発明は、複数の接続デバイス間でのデジタルコンテンツへのアクセス、その使用、管理、および共有のためのユーザインターフェースを提供する。多数のタイプのデバイスを、デジタルコンテンツの獲得、作成、使用、共有、および管理に使用することができる。これらのデバイスのうちのいくつかは、例えば、DVB-T/H受信器、ゲーム機、PC、カメラ、MP3プレーヤ、スマートフォン、PDA、および携帯電話を含むことができる。これらのデバイスが、いくつかの方法で接続されるかまたは相互接続されたときに、デバイスは、図25Aに示されるようなデバイスのエコシステムを形成することができる。本発明の実施形態は、複数の接続デバイス間でのデジタルコンテンツへのアクセス、その使用、管理、および共有のためのユーザインターフェースを提供する。
【0156】
一般的に、デジタルコンテンツを提供するデバイスは、その特徴および機能のための別個のユーザインターフェースを提供する。例えば、図25Aを参照すると、ユーザは、複数のデバイス2501、2502、2503、および2504を有することができ、ユーザは、デジタルコンテンツと情報をやりとりし、これにアクセスすることができる。U1〜U3はユーザを示し、コンテンツ(の一部)が共有され、デバイス2401〜2404と情報のやりとりをすることができ、コンテンツにアクセスすることができる。問題点は、例えば、デバイス2502はコンテンツ2511を再生できるようになるが、コンテンツ2511は、デバイス2501との情報のやりとりによってしかアクセスできないことである。デバイス2501は、デバイス2502とは異なるユーザインターフェースおよび情報のやりとりの規則を有する場合があり、学習が必要である。各ユーザがどのコンテンツにそれぞれアクセスできるかを覚えておくことが困難な場合がある。ユーザは、図25Aに示される各領域内のコンテンツを追跡することができないので、コンテンツの検索/管理が面倒になる。本発明は、複数のデバイスのコンテンツを単一のビューに組み合わせることができるユーザインターフェースを提供する。
【0157】
図25Bを参照する。ある実施形態では、本発明のユーザインターフェースは、3つ主領域を含む。人領域2521、デバイス領域2522、およびコンテンツ領域2523である。人またはユーザ領域2521は、一般的に、選択デバイス内のコンテンツを共有することができる人を識別する。本セクションは、ユーザ、ならびにコンテンツを共有するか、共有することができるグループおよび人を識別する。デバイス領域は、ユーザがアクセス権を有する全てのメディアデバイスを識別し、コンテンツを格納するための、およびこれにアクセスするためのデバイスおよびアクセサリを含むことができる。コンテンツ領域は、選択デバイスを経てアクセスできるデジタルコンテンツを識別する。本実施形態は、一般的に、本明細書では、「デバイスエコシステム」と称される。ユーザインターフェースによる情報のやりとりは、スタイラスおよびタッチスクリーンによって、「ドラッグアンドドロップ」技術を使用して、または他の好適なナビゲーション手段によって行うことができる。
【0158】
図25Bを参照する。各カテゴリまたは領域は、タイトルバー2530A、2530B、2530C、そのコンテンツを説明するための領域2540A、2540B、2550A、および選択に関する追加情報を提供するためのステータスバー2550A、2550B、2550Cを含む。図示されないが、ユーザインターフェースの機能には、メニューバー、ポップアップ(コンテキスト)メニュー、またはツールバーのいずれかを経てアクセスすることが可能である。
【0159】
図25Cは、ユーザグループ2561が選択されたときの、ユーザインターフェースの一実施形態のより詳細な実施例を示す図である。人領域2521は、コンテンツが共有されるグループ/人、およびユーザ自身を示す。ユーザは、アイコン2562によって示され、他の単一のユーザは、別のアイコン2563〜2567によって示される。ユーザは、オンラインであるか、オフラインであるかに基づいて、異なる形態でハイライトすることが可能である。アイコン2568は、6人中2人のユーザがオンラインである作業グループを示す。アイコン2569は、アクセス権を有する単一のオフラインユーザを表す。領域2570は、オンラインまたはオフラインであるユーザの総数を提供することができる。
【0160】
デバイス領域2522は、ユーザが所有するか、またはアクセス権を有する全てのメディアデバイスを表示する。デバイスが利用できない(例えば、デバイスの所有者が接続されていないか、またはデバイスを共有していない、あるいはユーザのデバイスが、何らかの理由で接続できない)場合、例えばグレー表示するなどの、他のデバイスのアイコンとは異なってハイライトされる。エコシステムにアクセスするために現在使用されているデバイス(本実施例ではデバイス2571)は、最上部に表示される。領域2572は、アクセスできるデバイスの数を示す。
【0161】
コンテンツ領域2523は、メタデータに基づいてコンテンツカテゴリを表示する。(選択されたデバイスを経て)アクセスできるデジタルパーソナルコンテンツは、この領域内に表示される。本実施例では、コンテンツは階層のように表示されるが、他の種類のビューも可能である。
【0162】
図25Dは、単一のデバイス2524が選択されたときの一実施例を示す図である。選択されたデバイスは、グレーの二次的なハイライトを有する。人領域2521では、本デバイス2524にアクセスするユーザが表示される。これらは、ユーザ2562〜2567(McCarthy)である。アクセスできないユーザ2568、2569は、「グレー表示」される。領域2570は、選択デバイスにアクセスできるユーザの数を示す。
【0163】
コンテンツ領域2523は、選択デバイスを経てアクセスできるファイル2580をリストする。コンテンツのないカテゴリは、グレー表示される。
【0164】
同時に複数のデバイスを選択する(トグル選択オン/オフ)ことも可能である。
【0165】
図25Eでは、黒の細い境界線で強調された単一のデバイスが選択され、入力フォーカスがコンテンツ領域2523に置かれ、ファイル2581が選択されている。実際にファイル2581を格納するデバイス2525がハイライトされる。ファイル2581へのアクセス権を有する人は、人領域2521内でハイライトされる。これらの人は、ユーザ2562、2563、2564、2565、および2569である。コンテンツ領域2523は、ツールバーまたはポップアップメニューとして、選択ファイルのための再生コントロールも提供する。
【0166】
図25Fおよび25Gは、ドラッグアンドドロップの情報のやりとり、ファイルの共有およびコピーに関する例を示す。図25Fでは、ユーザは、ファイル2581をユーザ2569上にドラッグしてそこにドロップすることによって、単一のユーザと共有する。同様に、図25Gでは、ユーザは、ファイル2581を別のデバイス2526へコピーする。ユーザが、オブジェクト2581をデバイスアイテム2526上にドラッグして、一定期間(例、1.5秒)保持すると、最も重要な機能を備えたポップアップメニューが開かれ、ファイル2581がコピーされる。
【0167】
図25Hは、2つの領域(人2521およびデバイス2522)が最小化され、コンテンツ領域2523が拡張された一実施例を示す図である。ユーザが、例えば見ている人2521またはデバイス2522に関心が無い場合、これらの領域は、(例えば)それぞれのタイトルバーをクリックすることによって最小化することが可能である。残りの領域は最大化され、最小化されたバーのアクティブな選択が、最小化されたバー内にアイコンおよびテキストとして表示される。最大化された領域は、アイテムに関する追加情報を表示することが可能である。
【0168】
本発明は、デバイスエコシステムの全てのデバイスのための統合型ユーザインターフェース(すなわち、類似した情報のやりとり、コンテンツプレゼンテーション、および構造)と、単一のビューでのユーザ、デバイス、およびコンテンツに対するアクセス権を管理する可能性と、同時に複数のデバイスのコンテンツを見る可能性と、ドラッグアンドドロップ機能によって高められた情報のやりとりと、対象外の領域を最小化し、対象となる領域のための表示スペースを最大化する容易さとを提供する。
【0169】
図30は、本発明の特徴を組み込んだ方法の一実施形態のフローチャートである。ユーザがユーザ領域から選択されて(3002)、ユーザがアクセス許可を有するデバイスおよびコンテンツを識別する。デバイス領域からデバイスが選択されて(3004)、アクセス許可を有するユーザ、およびデバイスに関連付けられたコンテンツを識別する。コンテンツファイルがコンテンツ領域から選択されて(3008)、そのコンテンツを使用できるデバイス、およびそのコンテンツにアクセスできるユーザを識別する。別のユーザとコンテンツを共有するために、ファイルのコンテンツアイテムが選択され、他のユーザ上にドラッグされる(3010)。次いで、コンテンツアイテムが共有される(3012)。
【0170】
上述のステップは、標準的な既知のプログラミング手法を使用して実装することができる。上述の実施形態の新規性は、特定のプログラミング手法ではなく、上述の結果を達成するための上述のステップの使用に位置付けられるものである。本発明を組み込んだソフトウェアプログラミングコードは、一般的に、本発明を含めるように構成されたGUIを実行するコンピュータの永続ストレージのような、いくつかのタイプの永続ストレージ内に格納される。クライアント/サーバー環境では、当該のソフトウェアプログラミングコードは、サーバーに関連付けられたストレージに格納することが可能である。ソフトウェアプログラミングコードは、ディスケット、ハードディスク装置、またはCD-ROMのような、データ処理システムとともに使用する様々な既知のメディアのうちのいずれかに組み込むことが可能である。コードは、当該のメディア上に配信するか、または他のコンピュータシステムのユーザが使用するために、あるコンピュータシステムのメモリまたはストレージから、いくつかのタイプのネットワークを通じて当該の他のシステムに配信することが可能である。ソフトウェアプログラムコードを、物理的なメディア上に組み込む、および/またはネットワークを経てソフトウェアコードを配信するための手法および方法は、既知のものであり、本明細書では詳述しない。例えば、コンピュータメモリは、コンピュータに特定の形態で実行させることができるコンピュータコードを表す、実行可能な命令によって符号化することができる。
【0171】
図面の各要素および図面内の要素の組み合わせは、特定の機能またはステップを実行する汎用および/または専用のハードウェアベースのシステムか、または汎用および/または専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実装することができるものと理解されよう。
【0172】
これらのプログラム命令をプロセッサに提供して、プロセッサ上で実行する命令が、図面内に指定された命令を実装するための手段を生成するように、機器を形成することが可能である。コンピュータプログラム命令は、プロセッサによって実行されて、プロセッサが行うべき一連の動作ステップを生じさせて、プロセッサ上で実行する命令が図面内に指定された機能を実行するためのステップを提供するように、コンピュータ実装のプロセスを生成することが可能である。したがって、図面は、指定された機能を実行するための手段の組み合わせ、指定された機能を実行するためのステップの組み合わせ、および指定された機能を実行するためのプログラム命令手段をサポートする。
【0173】
本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとのの組み合わせを使用して達成することができる。本発明に使用されるソフトウェアは、ハードディスクドライブ、CD-ROM、DVD、光ディスク、フレキシブルディスク、テープドライブ、RAM、ROM、フラッシュメモリ、または他の好適なストレージデバイスを含む、1つ以上のプロセッサ可読のストレージデバイスに格納される。別の実施形態では、いくつかの、または全てのソフトウェアは、カスタム集積回路、ゲートアレイ、FPGA(Field Programmable Gate Array: フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(programmable logic device: プログラマブル論理回路)、および専用プロセッサを含む、専用のハードウェアと置き換えることができる。ある実施形態では、本発明を実装したソフトウェアは、1つ以上のプロセッサのプログラミングに使用される。1つ以上のプロセッサは、1つ以上のストレージデバイス(ハードディスクドライブ、CD-ROM、DVD、光ディスク、フレキシブルディスク、テープドライブ、RAM、ROM、フラッシュメモリ、または他の好適なストレージデバイス)、周辺機器(プリンタ、モニタ装置、キーボード、ポインティングデバイス)、および/または通信インターフェース(例、ネットワークカード、ワイヤレス送受信機など)と通信することができる。
【0174】
図26は、本発明の実行に使用することが可能な本発明の特徴を組み込んだ、代表的な装置の一実施形態のブロック図である。示されるように、コンピュータシステム2600は、コンピュータシステム2602および2604が、互いに情報を送受信できるように、別のコンピュータシステム2602にリンクさせることが可能である。ある実施形態では、コンピュータシステム2602は、例えばインターネットなどのネットワークと通信するように構成されたサーバーコンピュータを含むことが可能である。別の実施形態では、システム2600は、ピアツーピア(P2P)ネットワークを構成することが可能であり、各コンピュータは、ネットワークノードを形成し、同時にクライアントおよびサーバーとして作用する。コンピュータシステム2602および2604は、モデム、ハードワイヤ接続、ワイヤレス接続、または光ファイバリンクを含む、あらゆる従来の形態で互いにリンクさせることができる。一般的に、情報は、一般的に通信チャネルを通じて、またはISDN回線上のダイヤルアップ接続を介して送信される通信プロトコルを使用して、コンピュータシステム2602および2604の両方で利用できるようにすることができる。コンピュータ2602および2604は、一般的に、コンピュータ2602および2604に本発明の方法ステップを実行させるように構成された機械可読のプログラムソースコードを組み込んだ、プログラムストレージデバイスを用いるように構成される。本発明の特徴を組み込んだプログラムストレージデバイスは、光、磁気プロパティ、電磁信号、および/または電子機器を用いて、本発明のプロシージャおよび方法を実行する機械の構成要素として案出、作成、および使用することが可能である。別の実施形態では、プログラムストレージデバイスは、ディスケットまたはコンピュータハードディスク装置のような磁気媒体を含むことが可能であり、コンピュータで読み取りおよび実行が可能である。別の実施形態では、プログラムストレージデバイスは、光ディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、フレキシブルディスク、および半導体材料およびチップを含むことが可能である。
【0175】
コンピュータシステム2602および2604は、格納されたプログラムを実行するためのマイクロプロセッサを含むことも可能である。コンピュータ2600は、情報およびデータを格納するために、そのプログラムストレージデバイス上にデータストレージデバイスを含むことが可能である。本発明の特徴を組み込んだプロセスおよび方法ステップを組み込んだコンピュータプログラムまたはソフトウェアは、1つ以上のコンピュータ2602および2604、または従来のプログラムストレージデバイス上に格納することが可能である。ある実施形態では、コンピュータ2602および2604は、本発明の特徴を利用することができる、ユーザインターフェース2610およびディスプレイインターフェース2608を含むことが可能である。ユーザインターフェース2610およびディスプレイインターフェース2608は、クエリーおよびコマンドをシステムに入力できるように、また、コマンドおよびクエリーの結果を示すように構成することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル端末内の情報をナビゲートするための方法であって、
・ 前記モバイル端末のグラフィカルユーザインターフェース上に複数のウィンドウ領域を表示することであって、各領域は、オブジェクトのためのコンテナであり、接続、情報、および前記端末の関連機能を提供する、ことと、
・ 前記領域のうちの1つを選択するために第一のユーザ入力を受け取ることと、
・ 前記選択された領域内のオブジェクトを選択するために第二のユーザ入力を受け取ることと、
・ 前記第二のユーザ入力に応えて、第一のレベルの詳細オブジェクトと、前記選択されたオブジェクトに関連する情報とをディスプレイの隣接領域内に表示することと、を含む方法。
【請求項2】
前記ディスプレイの前記隣接領域内に表示された情報のアイテムを選択することと、前記選択された情報のアイテムを前記領域のうちの1つに移動することを含み、ここで前記領域が、前記情報のアイテムに関連する情報のために自動的に検索されることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
選択された領域内の少なくとも1つのオブジェクトを選択して、前記選択されたオブジェクトを別の領域にドラッグすることと、前記別の領域の中で前記選択されたオブジェクトに関するあらゆる情報を検索し、前記別の領域内に見つかった前記選択されたオブジェクトに関連するあらゆる情報を表示することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
実質的に水平なラインに沿って各領域を表示することであって、前記領域は、実質的に垂直なカラムにスタックされることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
領域内のオブジェクトを選択して、少なくとも1つのダイナミックアイコンおよびステータスインジケータによって第一のレベルの情報を表示することと、
・ 前記少なくとも1つのダイナミックアイコンのうちの1つを選択して、前記選択されたアイコンに関連するより詳細なデータを有する第二のレベルの情報を表示することと、
・ 前記第二のレベルの情報に関連付けられたオブジェクトを開いて、前記開かれたオブジェクトに関連付けられた第三のレベルの情報を表示することと、
・ 他のオブジェクトへの関連をアプリケーションウィンドウの境界領域内に表示するために、前記第三のレベルの情報を第四のレベルに拡張することと、をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記領域のうちの1つを選択したときに、前記選択された領域に関連するサマリ情報を、前記デバイスの前記表示領域内に表示することができるように、前記選択された領域および選択していない領域をリサイズすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
検索基準を使用して検索すべき領域を選択して、前記検索を行って前記領域検索の検索結果を表示し、各非選択領域に対しては、前記検索基準に関連するあらゆる情報が前記非選択領域内で利用可能である場合に、インジケーションを提供することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記検索基準に関連する情報のインジケーションがある非選択領域を選択して、前記関連情報を表示することをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
非アクティブ期間中に、各領域のサイズを最小サイズに減じて、前記ディスプレイの壁紙領域を拡張することを含む、前記デバイスのアイドルモードに入ることをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項10】
・ 前記デバイスにおけるイベントの発生を検出することと、
・ 前記イベントが発生しているカテゴリに関連する第一の状態の通知表示を前記ディスプレイ上に提供することによって、前記イベントの検出を伝えることと、をさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
所定の時間の経過後に、前記第一の状態から第二の状態に前記通知表示を拡張することであって、前記第二の状態は、前記イベントに関する前記第一の状態よりも詳細な情報を提供することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記通知表示の前記第二の状態を第三の状態に変更することであって、前記第三の状態は、新しいイベントの発生と、イベントのタイプと、同じカテゴリ内に生じた類似したイベントの数とを示すことをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第三の状態において、前記イベントに作用させるか、またはこれを制御するための少なくとも1つの制御機能を提供することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記イベントが生じているカテゴリを選択して、前記選択されたカテゴリ内に生じる全てのイベントのリストを表示することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記カテゴリを選択することの後に、イベントフィルタリストを表示して、前記フィルタリストからイベントを選択することであって、前記リストには、前記イベントフィルタリストから選択したイベントに関連して発生したイベントだけを表示することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記デバイスの機能に関連するイベントの発生を検出することと、
・ 前記デバイスのディスプレイの一部に、ラインセグメントの少なくとも一部を表示することと、
・ 前記ラインセグメントを所定の頻度で所定の期間振動させて、前記イベントの発生の検出を示すことと、
・ 前記ラインセグメントの一端においてアイコンの少なくとも一部を形成することであって、前記アイコンは前記検出イベントのタイプに対応する、ことと、
・ 前記アイコンの少なくとも一部を前記ラインセグメントの一端から他端に移動させることであって、前記アイコンの少なくとも一部が完全なアイコンへと状態が変化する、ことと、
・ 前記イベントに関連する情報を提供する前記完全なアイコンに隣接してポップアップウィンドウを形成して、所定の時間の経過後にビューから消すことと、
・ 前記完全なアイコンを前記ラインセグメントの別の端に移動させることと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記ラインセグメントの振動数は、イベントのタイプに依存する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
新しいイベントの発生に応えて、前記ラインセグメント上に新しいアイコンを形成して、前記新しいイベントに対する前記新しいアイコンが、前記ラインセグメント上の以前のイベントに対する以前のアイコンに類似していることを判断して、前記新しいアイコンと前記以前のアイコンとを合体することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記アイコンを選択して関連するイベントオブジェクトを開くことをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
・ 領域を選択するために前記領域のタイトル領域にアクセスすることと、
・ 前記領域内のオブジェクトを選択することであって、前記選択されたオブジェクトのサイズは、前記選択されたオブジェクトに関連する少なくとも1つの機能を表示するように拡張されることと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記領域の前記タイトル領域を選択したときに、前記領域内の各オブジェクトに関連する表示領域を拡張するように前記選択された領域の幅を拡張して、あらゆる非選択領域の幅を減じることをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
領域内のオブジェクトを選択した後に、前記領域から選択したオブジェクトに対応する情報を表示することと、いずれかの非選択領域から選択したオブジェクトに関連する情報を表示することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記選択された領域内の前記オブジェクトを選択したときに、前記選択された領域内の前記選択されたオブジェクトと関係のある各非選択領域内のオブジェクトをハイライトすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記ユーザインターフェースのデバイス領域においてデバイスオブジェクトが選択され、前記ユーザインターフェースのユーザ領域では、前記選択されたデバイスへのアクセス権を有する全てのユーザがハイライトされ、前記ユーザインターフェースのコンテンツ領域では、前記選択されたデバイスに関連付けられた全てのコンテンツカテゴリが表示される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記コンテンツ領域内のコンテンツファイルを選択して、前記選択されたコンテンツファイルを前記ユーザ領域およびユーザ上にドラッグし、前記ユーザに前記選択されたコンテンツファイルへのアクセス権を提供することをさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記コンテンツ領域内のコンテンツファイルを選択して、前記選択されたコンテンツファイルを前記デバイス領域およびデバイス上にドラッグし、前記デバイスを介して前記選択されたコンテンツファイルを利用可能にすることをさらに含む、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
ユーザのリストを識別するユーザ領域を提供することと、
・ 利用可能なデバイスのリストを識別するデバイス領域を提供することと、
・ 利用可能なビデオファイルのリストを識別するコンテンツ領域を提供することと、
・ ユーザを選択することであって、そのとき前記選択されたユーザがアクセス権を有する全てのデバイスがハイライトされ、前記ハイライトデバイスを経てアクセスできる前記コンテンツ領域内のコンテンツファイルがハイライトされる、ことと、
・ デバイスを選択することであって、そのとき前記デバイスへのアクセス権を有する前記ユーザ領域内の全てのユーザがハイライトされ、前記選択されたデバイスを介して選択できる前記コンテンツ領域内の全てのコンテンツファイルがハイライトされる、ことと、
・ 前記コンテンツ領域からファイルを選択することであって、そのとき前記選択されたファイルにアクセスすることができる前記デバイス領域内の全てのデバイスがハイライトされ、前記デバイス領域内の前記ハイライトデバイスへのアクセス権を有する前記ユーザ領域内の全てのユーザがハイライトされる、ことと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項28】
電子デバイスのためのユーザインターフェースであって、
・ システム領域と、
・ 前記デバイスを使用したアクセスに利用可能な情報のカテゴリの表示を含むサマリーストライプ領域と、
・ 前記サマリーストライプ領域内で選択されたストライプに関連するあらゆる情報の少なくとも概観を提供する詳細情報領域と、
を備えるユーザインターフェース。
【請求項29】
各サマリーストライプ領域は、前記ストライプ領域に関連する情報にリンクされた1つ以上のオブジェクトを含む、請求項28に記載のユーザインターフェース。
【請求項30】
前記サマリーストライプ領域は、コンテンツカテゴリストライプと、カレンダカテゴリストライプと、連絡先カテゴリストライプと、アプリケーションカテゴリストライプと、環境カテゴリストライプとを含む、請求項29に記載のユーザインターフェース。
【請求項31】
前記ディスプレイ上の実質的に水平方向に配向された各サマリーストライプをさらに含む、請求項28に記載のユーザインターフェース。
【請求項32】
各サマリーストライプは、少なくとも1つのダイナミックアイコン、画像、テキスト、またはハイパーテキストを含む、請求項28に記載のユーザインターフェース。
【請求項33】
各サマリーストライプは、少なくとも、前記サマリーストライプが選択されたときに表示される第一のレベルの情報と、前記第一のレベルにあるアイコンが選択されたときに表示される第二のレベルの情報とを含み、前記第二のレベルは、前記イベントに関する前記第一のレベルよりも詳細な情報を提供する、請求項28に記載のユーザインターフェース。
【請求項34】
前記第二のレベルにおいてアイコンを選択したときに表示され、前記第二のレベルの情報を表示し、前記デバイスの前記ディスプレイのアプリケーションウィンドウの境界領域上に、他のオブジェクトに対する前記第二のレベルの情報の関連を表示する、第三のレベルの情報をさらに含む、請求項33に記載のユーザインターフェース。
【請求項35】
前記ユーザインターフェースは、コンピュータと、前記コンピュータ上で動作するソフトウェアプログラムとを備える、請求項28に記載のユーザインターフェース。
【請求項36】
電子デバイスのディスプレイ上にメニュー機能を提供し、これにアクセスするための方法であって、
・ 前記ディスプレイ上に、メニュー構造で1つ以上の情報のカテゴリを提供することと、
・ 前記カテゴリのうちの1つの選択後、主オブジェクトとして前記ディスプレイ上に表示されるべきである選択されたメニュー機能を再フォーマットすることと、
・ 選択されていないカテゴリのうちのどれが、前記選択されたメニュー機能と関係があるのかを判断することと、
・ 前記主オブジェクトに関連する副オブジェクトとして前記ディスプレイ上に表示されるべきである選択されたメニュー機能に関連する、選択されていないメニュー機能を再フォーマットすることと、を含む方法。
【請求項37】
端末デバイスのためのグラフィカルユーザインターフェースであって、
・ ディスプレイスクリーンと、
・ ユーザ入力デバイスと、
・ 前記デバイスのコンテンツを前記ディスプレイスクリーン上に表示するように構成されたプロセッサと、
・ 前記デバイスの前記コンテンツを複数の領域に分割するための手段であって、各領域が前記コンテンツに関連する情報および前記端末の機能を提供する、手段と、
を備え、前記プロセッサが、
・ 主領域と、
・ 少なくとも1つの副領域とを備え、前記副領域は、主領域内で選択されたオブジェクトに関するより詳細な情報を含む、
グラフィカルユーザインターフェース。
【請求項38】
・ 前記ユーザインターフェースを介してアクセスすることができるデバイスのリストを提供するための手段と、
・ 前記リストされたデバイスへのアクセス権を有するユーザのリストを提供する手段と、
・ 前記リストされたデバイスからアクセスすることができるコンテンツのリストを提供するための手段と、
を備える請求項37に記載のグラフィカルユーザインターフェース。
【請求項39】
前記グラフィカルユーザインターフェースは、コンピュータと、前記コンピュータ上で動作するソフトウェアプログラムとを備える、請求項37に記載のグラフィカルユーザインターフェース。
【請求項40】
プロセッサユニットが請求項1に記載のことを実行することが可能になるように、前記プロセッサユニットによって実行可能な命令を含むソフトウェア。
【請求項41】
前記ソフトウェアは、磁気または光学的データキャリアに格納される、請求項40に記載のソフトウェア。
【請求項42】
前記ソフトウェアは、コンピュータメモリ内に格納される、請求項40に記載のソフトウェア。
【請求項43】
前記ソフトウェアは、読み出し専用メモリ内に格納される、請求項40に記載のソフトウェア。
【請求項44】
前記ソフトウェアは、前記モバイル端末からリモートでコンピュータ上に格納され、電気または電磁信号で送信することができる、請求項40に記載のソフトウェア。
【請求項45】
コンピュータに端末デバイスのためのユーザインターフェースを生成させるためのコンピュータ可読のコード手段を内蔵した、コンピュータで読み取り可能な媒体を備えるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラム内の前記コンピュータ可読のコード手段は、
・ コンピュータに、複数のウィンドウ領域を前記端末のグラフィカルインターフェース上に表示させるためのコンピュータ可読のプログラムコード手段であって、各領域は、オブジェクトのためのコンテナであり、接続、情報、および前記端末の関連機能を提供する手段と、
・ コンピュータに、前記領域のうちの1つを選択するために第一のユーザ入力を受け取らせるためのコンピュータ可読のプログラムコード手段と、
・ コンピュータに、前記選択された領域内のオブジェクトを選択するために第二のユーザ入力を受け取らせるためのコンピュータ可読のプログラムコード手段と、
・ コンピュータに、第一のレベルの詳細オブジェクトと、前記選択されたオブジェクトに関連する情報とをディスプレイの隣接領域内に表示させるためのコンピュータ可読のプログラムコード手段と、
を備えるコンピュータプログラム。
【請求項46】
前記プログラムがコンピュータ上で実行された場合に、請求項1に記載の方法を実現するための、機械可読のキャリア内に格納されたプログラムコードを備えたコンピュータプログラム。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20A】
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【図20B】
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【図20C】
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【図20D】
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【図20E】
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【図20F】
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【図20G】
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【図20H】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図21D】
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【図21E】
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【図22A】
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【図22B】
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【図22C】
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【図22D】
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【図22E】
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【図22F】
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【図22G】
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【図22H】
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【図22I】
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【図23A】
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【図23B】
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【図23C】
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【図23D】
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【図23E】
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【図23F】
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【図24A】
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【図24B】
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【図24C】
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【図24D】
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【図24E】
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【図24F】
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【図25A】
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【図25B】
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【図25C】
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【図25D】
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【図25E】
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【図25F】
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【図25G】
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【図25H】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公表番号】特表2009−500761(P2009−500761A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−520975(P2008−520975)
【出願日】平成18年7月10日(2006.7.10)
【国際出願番号】PCT/IB2006/001907
【国際公開番号】WO2007/007166
【国際公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】