説明

ストリップの巻き始めと巻き終わりのためのストリップコイラ

偏向シェルの少なくとも1つ(28)が、この偏向シェル(28)に対して変位可能な先端(22)を備えていることを特徴とする、コイラマンドレル(21)と、このコイラマンドレル(21)に付設された押付けローラ(26)と、コイラマンドレル(21)にストリップ(20)の前縁(24)を押し付けるための変位可能な偏向シェル(28)とを有する、ストリップ(20)を巻き取るためのストリップコイラ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイラマンドレルと、コイラマンドレルに付設された押付けローラと、ストリップの前端をコイラマンドレルに押し付けるための偏向シェルとを有する、ストリップを巻き取るためのストリップコイラに関する。
【背景技術】
【0002】
圧延機において、ストリップは、搬送と顧客での次処理を可能にするために、シート又は巻き取られた束、いわゆるコイルに形成される。まっすぐな方向に移送されるストリップが、コイラ装置で半径方向に巻き取られる場合に、コイルが生じる。ストリップは、例えば冷間圧延ライン又は熱間圧延ラインの製品である。装置タイプに応じて、ストリップの温度は、800°Cまでになる。
【0003】
コイラ装置は、ストリップを回転式のコイラマンドレルに案内するように機能する。このため、例えば偏向シェル、偏向ローラ、ベルト等のようなガイド要素が使用される。巻取り後のコイラマンドレルがストリップを支持し、ストリップ張力が上昇した場合、ガイド要素は、ストリップから旋回させて引き離すことができる。これらガイド要素は、必要であれば、ストリップエンドに達した時に、ストリップが、ロールスタンド又はコイラ装置のドライブ装置を抜けることによって張力を失いそうになった場合に、再び旋回させて当接させることができる。これにより、ストリップエンドが遠心力又は固有剛性に基づいて周囲に当たり、ガイド要素とストリップ表面に損傷を与えることが防止される。加えて、外側からコイルに半径方効力が作用しない場合に、コイルが、ストリップにおける張力の損失によってその形態を失い、時計のバネと同様に巻き解けることが防止される。
【0004】
特許文献1から、巻き取るべきストリップをドラムに押し付けるための押付けローラを備える、ストリップをコイルに巻き取るためのストリップコイラが公知である。このストリップコイラは、更に、押付けローラ間の周領域内でドラムの周囲でストリップをガイドするためのガイドエプロンを有する。押付けローラとガイドエプロンは、互いに依存せずに旋回可能なフレーム部品によって保持される。
【0005】
図1〜3に示した別の従来技術によれば、巻取り工程は、コイラマンドレル2に巻き取るべきストリップ1(図1)が、一方では偏向シェル4によって構成され、他方ではシャフトフラップ5によって構成されるコイラシャフト3を通過するように機能する。更に、ストリップ1は、コイラマンドレル2に巻き取る際に、別の偏向シェル6,7と、偏向シェル4,6,7間に配設された押付けローラ8.9.10とによってガイドされる。押付けローラ8,9,10は、ストリップ1がコイラマンドレル2の周囲にぴったりと寄り添うように使用される。
【0006】
ストリップ1の前縁11が、偏向シェル6,7と押付けローラ8,9,10の傍らを通過した後、前縁は、偏向シェル4の傍らを通過し、この偏向シェルに設けられた前側の先端12に達する。先端12の不都合な形成により、ストリップ1は、その前縁11で、場合によっては、方向13からコイラシャフトを通過する後続のストリップ1にほぼ垂直に衝突する。この場合、ストリップの前縁11が後続のストリップ1にぶつかることによって前縁11が停止又は制動される時に、トリップ1にへこみ14(図2)が生じる。従って、大きい力が、前縁11と押付けローラ8,9,10に作用する。この工程は、ストリップ1とコイラマンドレル表面間の接触力を下げ、これにより、ストリップ1の付加的なへこみ14を生じさせる。その場合、必然的に、コイラマンドレル2からのストリップ1の局所的な浮上りが生じる。
【0007】
先端12(図1,2,3)の形状は、従来技術における偏向シェル4の先端のための第1の実施例を示す。先端は、コイル直径が最大である時にストリップ1によって構成されるコイル16の最後の巻部15に侵入せず、最後の巻部15の外側の表面に損傷を与えないように、有利に“鈍く”形成されている。その代わりに、図1による巻き始め工程にとって、図3で符号17で図示したような第2の実施例による先端の鋭い形状は、巻き取る際にストリップ1をできるだけぴったりとコイラマンドレル12の周囲に案内するために有利である。しかしながら不利なことに、先端17は、コイル直径が所定の値に達するか、最大になったときに、外側の巻部15に接触し、損傷を与える。従って、先端17は、構造に依存してコイル16の最後の巻部15への押付けローラ10の当接を妨げるので、有効に実現可能ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】独国特許出願公開第29 39 894号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の課題は、巻取り工程の開始時でも、特に巻取り工程の終了時でも、最適にストリップを巻き取ることができるストリップコイラを得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、この課題は、冒頭で述べた形式のストリップコイラにおいて、少なくとも1つの偏向シェルが、偏向シェルに対して変位可能な先端を備えていることによって解決される。
【0011】
偏向シェルの本発明により変位可能に形成された先端により、一方で、巻取り工程の開始時にできるだけぴったりとストリップをコイラマンドレルに巻き付けることが保証され、しかしながら他方で、先端が、更なる巻取り工程中にもはや障害にならないこと、特にコイルに対する最後の層の形成を妨げないことが保証される。特に、先端は、有利に、コイラマンドレルに最初の巻部を形成した後、ストリップの巻取り領域から離間するように移動することができ、その場合には既に、偏向シェルをコイラマンドレルに対して移動させる必要はない。
【0012】
少なくとも本質的に向かい合うコイラマンドレルとコイラマンドレルに巻き付けられるストリップのように湾曲させた輪郭を有する先端もしくは先端を支持する偏向シェルの形成が、特に適切であることがわかった。
【0013】
特に、先端は、回転運動又は直線運動のいずれかによって偏向シェルに対して変位可能であり、両運動は、重ねても、相前後して実施してもよい。先端は、巻付け工程の進行中、巻取り工程の開始時の押付け位置から、巻き付けられたストリップの巻部の数の増加と共に、コイラマンドレルから更に離れた静止位置に移行させることができる。新たな巻取り工程を開始する前に、先端は、再び押付け位置もしくはコイラマンドレルに案内される。
【0014】
先端は、種々の方法で駆動することができる。油圧的、機械的又は電機的な駆動方法が問題になる。
【0015】
先端が、偏向シェルの前端に、即ち偏向シェルヘッドに、配設されているように、ストリップコイラが形成されていると有利である。換言すれば、先端は、偏向シェルヘッドとして形成することができるということである。この場合、先端は、偏向シェルヘッドの回転によって偏向シェルに対して変位可能に、特に押付け位置から離間するように旋回可能になる。
【0016】
異なったストリップ厚みのストリップが、同一のストリップコイラによって巻き取られるべきであるので、ストリップコイラの有利な形成では、コイラマンドレルに対して押付け位置で先端が占める間隔が、巻き取られるストリップの厚みに応じて調整可能である。
【0017】
先端の押付け位置を調整するための装置、特に偏向シェルヘッドを旋回させるための油圧シリンダが、位置測定装置を備えていると有利である。その場合、ストリップの厚みは、先端の押付け位置を調整するための距離尺度に直接換算することができる。
【0018】
このため、位置測定装置が、調整すべき間隔を計算するための演算ユニットを有すると有利である。更に、先端が、2つのストッパ間の領域内を移動可能であると有利である。
【0019】
ストッパの少なくとも一方が、特にシムセットによって調整可能であると有利である。
【0020】
先端又はストリップへの損傷を回避するため、本発明の有利な形成では、所定の先端に対する荷重を超過した場合、先端もしくは偏向シェルヘッドが、コイラマンドレルから離間するように旋回可能または引離し可能である。
【0021】
本発明の有利な発展形は、従属請求項に記載されている。
【0022】
以下で、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】従来技術を示す。
【図2】従来技術を示す。
【図3】従来技術を示す。
【図4】変位可能な先端を有するストリップコイラの横断面図を示す。
【図5】変位可能な先端のための駆動装置を詳細に図示したストリップコイラの横断面図を示す。
【図6】ストリップによって先端に加えられる荷重を考慮して図5に図示した先端の位置調整をするためのコントロール回路の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の目標は、各巻取り工程で、ストリップ20(図4)ができるだけぴったりとコイラマンドレル21の周囲にまきつけられることにある。これにより、できるだけ早くストリップ20に、即ちコイラマンドレル21と(図示されてない)ドライブ装置間に、張力が生じることが保証される。加えて、ストリップ20は、巻取り工程中にコイラマンドレル21から外れるべきでない。従来技術でストリップ1(図1)の前縁11がコイラシャフト25内に入るストリップ1にぶつかることによって生じるような衝突は、入るストリップ20がコイラマンドレル21の周囲にしっかりと巻き付けられ、その際に図2に図示したようなへこみ14を生じさせないように、回避すべきである。巻き始め工程は、本発明によって全体的に確実になり、衝突及び振動なく行なわれる。
【0025】
このため、ストリップ20の前縁24は、巻き始め(領域23)の際に、適切に鋭く形成された先端22によってコイラシャフト25を経て供給されるストリップ20に対して接線方向又はほぼ接線方向に案内される。このようにして、ストリップ20の層が付加されることに基づいた厚みの違いしか押付けローラ26の領域に現れないことが、保証される。先端22と、先端22が変位可能に取り付けられた偏向シェル27とは、共に、少なくとも本質的にコイラマンドレル21と同じ曲率を備える。
【0026】
従って、確かに、一方では最適な巻き始め工程が可能であるが、他方で、巻取り工程の終了時に先端22が、コイル16の外側の巻部15が占める領域内に突出しないとの課題が、本発明により解決されなければならない。従って、本発明によれば、先端22が、一方では巻き始め時にストリップ20をガイドし、他方では巻取り工程の終了時に邪魔にならないように、構成することができる。
【0027】
それによれば、本発明では、先端22をコイルから離間するように旋回させることを可能にするメカニズムが設けられている。先端22(図5)は、このため、少なくとも1つの回転中心29を中心にして旋回可能に支承された丸棒状の偏向シェルヘッド30に形成されている。先端22を有する偏向シェルヘッド30は、偏向シェル28内に収容され、そこでこの偏向シェルに対して旋回可能に支承されている。先端22を有する偏向シェルヘッド30の輪郭は、コイラシャフト25の領域内を、直線部分31によって構成される。コイラマンドレル又はコイル16の近傍で、先端22の形状は、少なくともコイラマンドレル21もしくはコイル16の半径に適合させた半径を有する少なくとも本質的に円形又は円形に近い輪郭32によって構成される。
【0028】
二重矢印33は、先端22が偏向シェルヘッド30と共に偏向シェル28に対して行なうことができる、可能な回転運動もしくは旋回運動を示す。先端が、以下では押付け位置とも呼ばれる巻付け位置から、巻取り工程の終了時に占めるべき位置に旋回される場合、偏向シェルヘッド30は、先端22と共に時計回り方向に旋回する。偏向シェルヘッド30は、少なくとも1つの旋回アーム34を備え、この旋回アームは、気圧又は油圧シリンダ36のピストンロッド35に旋回可能に連結されている。この気圧又は油圧シリンダは、先端22を有する偏向シェルヘッド30を矢印33の方向に移動させることができる。
【0029】
基本的に、偏向シェルヘッド30を移動させるためには、回転運動だけでなく、直線運動又は両運動方式も問題になる(矢印33,37参照)。相応に、先端の一方の運動又は他方の運動を生じさせる多数のシリンダを設けることができる。異なった方式の運動を、同時に重ね合わせて又は時間的に相前後して行なうことができる。
【0030】
特に異なった厚みのストリップを巻き付ける時のストリップ20の接線方向のガイドが、前側の先端22によって最適に行なわれるように、コイラマンドレル21又はコイル16の外側の巻部15から向かい合う偏向シェルヘッド30の面までもしくは先端22までに至る間隔39を、調整可能に形成することが有効である。このため、油圧シリンダ36が位置測定装置38と連結されている。位置測定は、種々の原理で、例えば油圧シリンダ36内の流体の容積を測定する容積流量計を介して、実現可能である。同様に、電気式の変位センサを設けてもよい。油圧シリンダ36の位置が分かっている場合、偏向シェルヘッド30、偏向シェル28、コイラマンドレル21のジオメトリ及びコイラマンドレルに形成されたストリップ20の巻層を考慮するアルゴリズムによって間隔39の実測値を計算することができ、次いで、間隔39は、所望の基準値に調整することができる。調整は、先端22を、場合によっては偏向シェルヘッド30と共に、偏向シェル28に対して移動させることによって行なわれる。
【0031】
偏向シェルヘッド30の先端22を損傷から保護するため、シリンダ36が、偏向シェルヘッド30を、プリセットされた荷重上限に達してから、ストリップから離間するように旋回させ、従って、ストリップ20の前縁24が解放されるとのことが可能である。コントロール回路(図6)により、先端22の位置及び/又は先端22の位置を保持すべき荷重を調整することができる。
【0032】
偏向シェル28は、左回転方向の偏向シェルヘッド30の回転を制限する少なくとも1つの第1のストッパ40と、右回転方向の偏向シェルヘッド30の回転を制限する少なくとも1つの第2のストッパ41を備える。偏向シェルヘッド30のエッジ42は、せいぜいストッパ41まで移動させることができる。このようにして、偏向シェルヘッド30が、右回転時に巻き取られたストリップ20に衝突し、ストリップの表面に損傷を与えることが防止される。
【0033】
特に、両ストッパ40,41は、例えばシムセットによって調整することができるので、コイラが唯一のストリップ厚み又は限定されたストリップ厚み範囲のストリップを巻き取るべき場合、偏向シェルヘッド30は、非常に簡単に制御することができる。
【0034】
図6には、荷重をコントロールするための従属させたコントロール回路によって油圧シリンダ36もしくは先端22の基準位置を調整するための位置コントロール回路が図示されている。この場合、先端の実測位置は、最大でも、所定の荷重リミット値に達するまでしか、所定の基準位置に近づけられない。圧力計を介して測定された油圧シリンダ36内の圧力と、この圧力に相当する実測荷重により、下位の荷重コントロール回路は、現在の実測位置におけるストリップへの先端の押付け荷重を、荷重リミット値よりも小さくすることができる所定の基準荷重にコントロールする。
【0035】
本発明によれば、押付けローラ26の押付け荷重及び/又は押付けローラの間隔43(図4)も、コイラマンドレル21に対して調整することができる。この調整は、特に、図6のコントロール回路によって確認された結果に応答して行なわれる。
【符号の説明】
【0036】
1 ストリップ
2 コイラマンドレル
3 コイラシャフト
4 偏向シェル
5 シャフトフラップ
6 偏向シェル
7 偏向シェル
8 押付けローラ
9 押付けローラ
10 押付けローラ
11 ストリップ1の前縁
12 先端
13 方向
14 へこみ
15 外側の巻部
16 コイル
17 先端
20 ストリップ
21 コイラマンドレル
22 先端
23 重なる領域
24 ストリップ20の前縁
25 コイラシャフト
26 押付けローラ
27 偏向シェル
28 偏向シェル
29 回転中心
30 偏向シェルヘッド
31 直線部分
32 円形の輪郭
33 矢印
34 アーム
35 ピストンロッド
36 油圧シリンダ
37 矢印
38 位置測定装置
39 間隔
40 ストッパ
41 ストッパ
42 エッジ
43 間隔
44 間隙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイラマンドレル(21)と、このコイラマンドレル(21)を中心としてストリップ(20)を偏向させるための先端(22)を有する少なくとも1つの偏向シェル(28)とを有する、ストリップ(20)を巻き取るためのストリップコイラにおいて、
先端(22)が、偏向シェル(28)に対して変位可能であることを特徴とするストリップコイラ。
【請求項2】
偏向シェル(28)及び/又は先端(22)が、コイラマンドレル(21)側の側壁部に、少なくとも本質的にコイラマンドレル(21)とコイラマンドレルに巻き付けられるストリップ(20)のように湾曲させた輪郭を備えることを特徴とする請求項1に記載のストリップコイラ。
【請求項3】
先端(22)が、回転運動及び/又は直線運動によって偏向シェル(28)に対して変位可能であり、特にコイラマンドレル(21)の押付け位置外に案内可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のストリップコイラ。
【請求項4】
先端(22)が、油圧的、機械的又は電機的に移動可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のストリップコイラ。
【請求項5】
偏向シェルが、前端に偏向シェルヘッド(30)を備えること、先端(22)が、偏向シェルヘッド(30)に、固定して、特に一体的に、配設されていること、先端(22)が、偏向シェルヘッド(30)の回転によって偏向シェル(28)に対して旋回可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のストリップコイラ。
【請求項6】
コイラマンドレル(21)に対して押付け位置で先端(22)が占める間隔(39)が、巻き取られるストリップ(20)の厚みに応じて調整可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のストリップコイラ。
【請求項7】
偏向シェル(28)に対して偏向シェルヘッド(30)を変位させるための装置、特に油圧シリンダ(36)が設けられており、この装置が、位置測定装置(38)を備えていることを特徴とする請求項6に記載のストリップコイラ。
【請求項8】
位置測定装置(38)が、調整すべき間隔(39)を計算するための演算ユニットを有することを特徴とする請求項7に記載のストリップコイラ。
【請求項9】
先端(22)が、2つのストッパ(41,42)間の領域内を移動可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載のストリップコイラ。
【請求項10】
ストッパ(41,42)の少なくとも一方が、特にシムセットによって調整可能であることを特徴とする請求項9に記載のストリップコイラ。
【請求項11】
所定の先端(22)に対する荷重を超過した場合、偏向シェルヘッド(30)が、コイラマンドレル(21)から離間するように旋回可能または引離し可能であることを特徴とする請求項5〜10のいずれか1つに記載のストリップコイラ。
【請求項12】
ストリップコイラが、偏向シェル以外に、ストリップ(20)を、特にその前縁(24)をコイラマンドレル(21)に押し付けるための押付けローラ(26)も備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載のストリップコイラ。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1つに記載のストリップコイラを運転するための方法において、
偏向シェル(28)の先端(22)が、ストリップの巻取り状況(コイルへの巻き始めか巻き終わりか)に応じて、偏向シェル(28)及びコイラマンドレル(21)に対して適切に調整されることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−518540(P2012−518540A)
【公表日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−550485(P2011−550485)
【出願日】平成22年2月22日(2010.2.22)
【国際出願番号】PCT/EP2010/001106
【国際公開番号】WO2010/094506
【国際公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(390035426)エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト (320)
【Fターム(参考)】