スピーカボックス、およびスピーカ装置
【課題】奥行き長さを抑えながらもエンクロージャ容積を確保するスピーカボックスを提供する。
【解決手段】スピーカ装置1は、八角錐台形状の筐体11と、筐体11の正面側の底面(一方の底面)に設けられたスピーカユニット12と、を備えている。筐体11の背面側の底面(他方の底面)には、開口部19および端子類20が設けられている。筐体11は、正面側の底面の面積が背面側の底面の面積よりも広くなっている。このような角錐台形状の筐体11は、同じ奥行き長さの角錐形状のスピーカボックスに比べ、エンクロージャとしての容積が大きく、一般的な直方体形状の筐体構造に近い容積を有する。また、水平面に載置したとき、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向くことになる。
【解決手段】スピーカ装置1は、八角錐台形状の筐体11と、筐体11の正面側の底面(一方の底面)に設けられたスピーカユニット12と、を備えている。筐体11の背面側の底面(他方の底面)には、開口部19および端子類20が設けられている。筐体11は、正面側の底面の面積が背面側の底面の面積よりも広くなっている。このような角錐台形状の筐体11は、同じ奥行き長さの角錐形状のスピーカボックスに比べ、エンクロージャとしての容積が大きく、一般的な直方体形状の筐体構造に近い容積を有する。また、水平面に載置したとき、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向くことになる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スピーカボックスの構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、スピーカユニットが取り付けられるスピーカボックスの構造は、例えば特許文献1,2のようなものが提案されている。
【0003】
特許文献1のスピーカ装置は、扇形配列で吊り下げ可能となるように、各スピーカ装置の筐体構造を多角錐形としたものである。
【0004】
また、特許文献2のスピーカ装置は、三角錐形状を有する筐体の一面にスピーカユニットを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平5−4695号公報
【特許文献2】実開平7−39191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1,2のような角錐形状の筐体構造では、一般的な直方体形状の筐体構造に比べてエンクロージャ容積が小さくなる。仮に、角錐形状の筐体構造でエンクロージャ容積を大きくしようとすると、奥行きが長くなり過ぎてしまう。
【0007】
そこで、本発明は、奥行き長さを抑えながらもエンクロージャ容積を確保するスピーカボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明のスピーカボックスは、多角錐台を構成する複数の側面、および向かい合う大小2つの平行な底面で構成される筐体からなるスピーカボックスである。そして、前記平行な底面のうち、大きい側の底面にスピーカユニットを設置するユニット設置部が設けられ、前記側面のうち、少なくとも1つの面が載置面となっていることを特徴とする。
【0009】
このように、筐体形状を角錐台とすることで、同じ奥行き長さの角錐形状のスピーカボックスに比べて、エンクロージャ容積を大きくすることができる。また、側面を載置面とすることで、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向くことになる。また、角錐台形状とすることで、他の側面や面積の小さい側の底面を載置面とすることも可能であり様々な置き方が可能になる。
【0010】
また、本発明のスピーカボックスは、前記平行な底面のうち、小さい側の底面に、端子類設置部が設けられた態様も可能である。
また、前記大きい側の底面に、前記多角錐台と同じ数の側面を有する角筒形状のフロントカバーが接続された態様も可能である。
【0011】
この場合、前記フロントカバーは、前記筐体に接続される側の一方の底面が全て開口していることで、樹脂一体成型で製造するときに、金型から正面側に抜き出すことができるようになっている。
【0012】
また、フロントカバーは、前記一方の底面と平行に向かい合う他方の底面の面積が、前記一方の底面の面積よりも小さくなっていることで、上記製造時に、金型から正面方向に抜き出しやすいようになっている。
【0013】
また、フロントカバーと、筐体との間に保護部材が挟み込まれたことで、ユニット設置部に設置するスピーカユニットを保護することも可能である。
【0014】
上記本発明のスピーカボックスは、前記ユニット設置部にスピーカユニットを設置し、
前記端子類設置部に音声入力端子を設置し、スピーカ装置として用いることが可能である。
【0015】
さらに、前記載置面と平行に向かい合う側面に、オーディオプレーヤを載置するオーディオプレーヤ搭載部を備える態様も可能である。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、奥行き長さを抑えながらもエンクロージャ容積を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】スピーカ装置の正面斜視図である。
【図2】スピーカ装置の背面斜視図である。
【図3】スピーカ装置の上面図である。
【図4】スピーカ装置の正面図である。
【図5】スピーカ装置の背面図である。
【図6】スピーカ装置の左側面図(一部透過図)である。
【図7】フロントカバーのないスピーカ装置の正面斜視図である。
【図8】スピーカ装置の他方の底面を水平面に設置した場合の図である。
【図9】図9(A)は、オーディオプレーヤを搭載したスピーカ装置の左側面図であり、図9(B)は一部透過側面図である。
【図10】携帯オーディオプレーヤを搭載した状態でスピーカ装置の他方の底面を水平面に設置した場合の図である。
【図11】スピーカ装置の他方の底面を水平面に設置した場合の図である。
【図12】ハンドルの応用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1乃至図6の外観構造図を参照して、本発明のスピーカボックスを備えたスピーカ装置について説明する。本実施形態において、スピーカ装置の正面方向はzと記載し、背面方向は−zと記載する。また、上面方向はyと記載し、下面方向は−yと記載し、右面方向はxと記載し、左面方向は−xと記載する。
【0019】
スピーカ装置1は、スピーカボックスである八角錐台形状の筐体11と、筐体11の正面側の底面に設けられたスピーカユニット12と、を備えている。筐体11の正面には八角筒形状のフロントカバー13が接続されている。なお、本実施形態の筐体11は、八角錐台形状について説明するが、例えば、三角錐台、五角錐台、六角錐台等、複数の側面を有する多角錐台形状であれば、どの様な形状の筐体であっても本発明の技術的範囲に属する。
【0020】
筐体11の背面側の底面には、開口部19および端子類20が設けられている。筐体11は、正面側の底面の面積が背面側の底面の面積よりも広くなっている。
【0021】
本実施形態に示す筐体11は、側面部品101、正面側の底面部品102、および背面側の底面部品103の3つ部品からなる。ただし、例えば背面側の底面部品103と側面部品101を一体化する等して、部品数を減らすことも可能であるし、側面部品101を8つに分ける等してさらに細分化して部品数を増やすことも可能である。
【0022】
筐体11の側面部品101は、金属素材からなり、正面側の底面部品102は木材からなり、背面側の底面部品103は樹脂素材からなる。各部品の素材は、この例に限らず、必要とする音質や筐体強度に応じて適宜変更可能である。
【0023】
筐体11の正面側の底面部品102は、2つのスピーカユニット12を設置するために、円形状の孔が2カ所設けられている。この2カ所の孔が本発明のユニット設置部となる。底面部品102は、スピーカユニット12を固定し、スピーカユニット12の正面側と背面側を空間的に隔離するバッフルの機能を果たす。筐体11の側面部品101のうち、正面側には、底面が八角形の角筒形状のフロントカバー13が接続されている。フロントカバー13は、背面側の底面が全て開口しており、側面部品101の正面側と接続され、正面側の底面部品102の周囲を挟むことができるようになっている。フロントカバー13の正面側の底面は、一部が円形状に、角筒内部に向かって円錐台状に絞り込まれるように開口している。この絞り込まれている部分の途中には、8カ所の円柱状の凹み部分が等間隔設けられている。フロントカバー13は、この凹み部分で側面部品にねじ止めされている。
【0024】
このようにしてフロントカバー13は、スピーカユニット12の底面部品102を側面部品101に押しつけ、固定する機能を有する。また、フロントカバー13と筐体11の底面部品102との間には、パンチングメタル14が挟み込まれている。このパンチングメタル14は、スピーカユニット12の正面全体を覆い、スピーカユニット12を保護部材として機能を有する。
【0025】
なお、フロントカバー13は、上述のように、背面側の底面は全て開口しているため、フロントカバー13を樹脂一体成型で製造するときに、金型から正面側に抜き出すことができるようになっている。このとき、フロントカバー13の正面側の底面積が背面側の底面積よりもわずかに小さくなっていることで、上記製造時に、金型から正面方向に抜き出しやすいようになっている。
【0026】
ただし、フロントカバー13は、本発明において必須の構成ではない。例えば、図7に示すように、底面部品102を側面部品101にねじ止めする等して固定することも可能である。
【0027】
なお、本実施形態のスピーカユニット12は、相対的に振動板面積の大きい低音用のスピーカユニットと相対的に振動板面積の小さい中高音用スピーカユニットの2つ設けられているが、同じ大きさのスピーカユニットを2つ設ける態様であってもよいし、ユニットの数は1つであってもよいし、さらに多数設ける態様であってもよい。
【0028】
筐体11の底面部品103は、底面が八角形の薄い板状の樹脂部材であり、筐体11の内部で側面部品にねじ止めされている。底面部品103は、このようにして筐体11の背面を密封し、筐体11をエンクロージャとして機能させる。
【0029】
また、底面部品103の一部は、角が丸い長方形状に開口した開口部19を有する。この開口部19は、筐体11のエンクロージャと外部を空気的に導通するバスレフポートとして機能する。
【0030】
また、底面部品103には、端子類20を設置するための孔が複数設けられている。この孔が本発明の端子類設置部に想到する。ただし、これら端子類20の周囲は、シリコンゴム等の通気性のない弾性体で密封されている。すなわち、端子類20の各形状に合わせた孔を有するシリコンゴムが当該端子類20の周囲に押しつけられ、端子類20は、このシリコンゴムが押しつけられた状態で、底面部品103の筐体内部側でねじ止めするなどして固定されている。
【0031】
端子類20は、電源端子や音声入力端子からなる。ライン入力端子から入力されたアナログ音声信号は、スピーカ装置1に内蔵されているパワーアンプ(不図示)で増幅され、スピーカユニット12に供給され、筐体11の正面方向に音として出力される。また、開口部19からは、低音成分が放出される。なお、スピーカ装置1にD/Aコンバータを内蔵し、デジタル音声信号を入力してアナログ音声に変換する態様としてもよい。
【0032】
一方、図4乃至図6に示したように、筐体11の側面部品101のうち、下面方向(−y方向)には、脚部21が設けられている。この脚部21を地面等の水平面に接触させることで、側面部品101の下面側を載置面として、スピーカ装置1を安定して地面等に載置させることができる。ただし、脚部21は本発明において必須の構成ではない。
【0033】
このような角錐台形状の筐体11を有するスピーカボックスは、同じ奥行き長さの角錐形状のスピーカボックスに比べ、エンクロージャとしての容積が大きく、一般的な直方体形状の筐体構造に近い容積を有する。また、図6に示すように、側面部品101のいずれか一面を地面等の水平面に載置したとき、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向くことになる。
【0034】
また、図8に示すように、筐体11の背面側を載置面として、地面等の水平面に接触させることも可能である。なお、背面には端子類20が設けられているが、これら端子類は、全て突起のないメス型端子であるため、背面側を水平面に接触させることに支障はない。また、スピーカ装置1は、電池(不図示)を内蔵しているため、電源ケーブルを接続しない状態でも駆動可能である。図8に示す例の場合、スピーカユニット12の放音方向が鉛直上向きとなることで、スピーカ装置1の全周方位に無指向で音を出力させることができる。この様な全周方位に音声を出力する態様は、特に、スピーカ装置1を屋外に設置する等、聴取者が一定の位置に存在しない場合に好適である。
【0035】
次に、図1乃至図6において、筐体11の側面部品101のうち、上面部分に設けられた台座31について説明する。台座31は、側面部品101のうち、上面側の一面から上面方向に張り出した四角錐台形状となっている。台座31の側面は、筐体11の側面部品101と一体成型され、当該台座31の上面は、板状の樹脂部材からなる。台座31の上面は、側面部品101よりも正面側に張り出し、フロントカバー13の上面と平行になっている。
【0036】
台座31の上面には、電源スイッチやボリュームスイッチ等からなるユーザインタフェース15、携帯オーディオプレーヤを載置するオーディオプレーヤ搭載部17、および携帯オーディオプレーヤに接続されるコネクタ18が設けられている。
【0037】
スピーカ装置1は、コネクタ18を介して接続された携帯オーディオプレーヤからデジタル音声信号を入力する。入力されたデジタル音声信号は、内蔵されているD/Aコンバータ(不図示)でアナログ音声信号に変換され、パワーアンプ(不図示)で増幅され、スピーカユニット12に供給され、筐体11の正面方向に音として出力される。また、開口部19からは、低音成分が放出される。なお、スピーカ装置1にデコーダを内蔵し、携帯オーディオプレーヤからはMP3等のエンコードデータを入力し、当該デコーダでデコードする態様としてもよい。無論、携帯オーディオプレーヤからアナログ音声信号を入力する態様であってもよい。このように、スピーカ装置1は、オーディオレシーバとしての機能も有する(ただし、本発明においてレシーバとしての機能は必須ではない)。
【0038】
図9(A)は、オーディオプレーヤを搭載したスピーカ装置の左側面図であり、図9(B)は一部透過側面図である。
【0039】
オーディオプレーヤ搭載部17は、台座31の上面が角錐台状に凹んだ構造であり、当該凹んだ部分の上面にコネクタ18が設けられている。コネクタ18は、背面方向に向かって斜めに傾いて設置され、携帯オーディオプレーヤを斜めに傾いて設置するようになっている。これにより、携帯オーディオプレーヤを載置した状態で、当該携帯オーディオプレーヤの正面部分を上方から視認しやすいようになっている。
【0040】
ただし、携帯オーディオプレーヤが斜めに傾くと、不安定な状態で筐体11に載置されることになる。そこで、本実施形態のスピーカ装置1は、ユーザがスピーカ装置1を手で持ち運ぶためのハンドル16を用いて携帯オーディオプレーヤを固定することができるようになっている。
【0041】
ハンドル16は、棒状の金属部材からなり、台座31の左右を挟むように、筐体11の側面部品101から上面方向に延び、台座31から所定距離(例えば10cm程度)離れた位置で垂直に折れ曲がって台座31の上面に平行に配置されるようになっている。
【0042】
ハンドル16は、筐体11の側面部品101にねじ止めされている。すなわち、図6の破線に示すように、筐体11の側面部品101は、ハンドル16の端部をはめ込むために、円柱状に凹んだ凹部51を有する。ハンドル16の端部は、この凹部51に差し込まれ、筐体11の内部からねじ52によって強固に固定されるようになっている。凹部51のねじ52が差し込まれる箇所は、ねじ穴が開けられているが、ねじ52が差し込まれることで、このねじ穴が埋められるため、エンクロージャの密封性に影響はない。ユーザは、ハンドル16の台座31に平行な部分をつかむことで、スピーカ装置1を持ち運ぶことができる。また、ハンドル16をフック等に掛けることで、スピーカ装置1を吊り下げ用とすることもできる。
【0043】
また、ハンドル16は、コネクタ18の設置位置よりも背面側で、当該コネクタ18の傾きと同じ角度で上面方向に延びている。したがって、図9(A)および図9(B)に示すように、携帯オーディオプレーヤをこのハンドル16にもたれさせることで、携帯オーディオプレーヤをコネクタ18の傾きと同じ角度で設置することができ、携帯オーディオプレーヤが背面方向に傾斜することを防止することができる。このように、携帯オーディオプレーヤは、ハンドル16によって、背面側にはこれ以上傾くことがないため、ユーザが携帯オーディオプレーヤをコネクタ18から抜き差しする際に、背面側にさらに傾けてしまうことを防止し、コネクタ18の損傷を防止することができる。
【0044】
また、図10に示すように、筐体11の背面側を地面等の水平面に接触させる場合、ハンドル16が携帯オーディオプレーヤを支えることになり、安定して携帯オーディオプレーヤを載置することができる。
【0045】
一方、携帯オーディオプレーヤを搭載しない場合には、図11に示すように、ハンドル16を水平面に接触させてスピーカ装置1の上面側を鉛直下方向にして載置することができる。あるいは携帯オーディオプレーヤの高さがハンドル16の高さよりも低い場合、携帯オーディオプレーヤを搭載したままでもスピーカ装置1の上面側を鉛直下方向にして載置することができる。
【0046】
この場合、スピーカ装置1の下面側を水平面に接触させるよりも、スピーカユニット12が大きく斜め上方向(45度程度)に向くことになる。したがって、使用状況に応じて、音の放出方向を変更することができる。つまり、本実施形態のスピーカ装置1は、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向く状態と、スピーカユニットが45度程度の上方に向く状態と、スピーカユニットが真上方向に向く状態と、を選択することができるようになっている。
【0047】
また、ハンドル16およびコネクタ18は、多角錐台形状の筐体に限るものではなく、図12(A)に示すような一般的な直方体形状のスピーカ装置の筐体に取り付けることも可能である。
【0048】
また、レシーバ機能を有したスピーカ装置に限らず、図12(B)に示すように、レシーバ装置の筐体上面にハンドル16およびコネクタ18を設ける応用例も可能である。
【0049】
いずれの場合も、ユーザは、ハンドル16をつかむことで、装置を持ち運ぶことができ、携帯オーディオプレーヤが背面方向に傾斜することを防止することができる。
【符号の説明】
【0050】
1…スピーカ装置
11…筐体
12…スピーカユニット
13…フロントカバー
14…パンチングメタル
15…ユーザインタフェース
16…ハンドル
17…オーディオプレーヤ搭載部
18…コネクタ
19…開口部
20…端子類
21…脚部
31…台座
51…凹部
101…側面部品
102…底面部品
103…底面部品
【技術分野】
【0001】
この発明は、スピーカボックスの構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、スピーカユニットが取り付けられるスピーカボックスの構造は、例えば特許文献1,2のようなものが提案されている。
【0003】
特許文献1のスピーカ装置は、扇形配列で吊り下げ可能となるように、各スピーカ装置の筐体構造を多角錐形としたものである。
【0004】
また、特許文献2のスピーカ装置は、三角錐形状を有する筐体の一面にスピーカユニットを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平5−4695号公報
【特許文献2】実開平7−39191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1,2のような角錐形状の筐体構造では、一般的な直方体形状の筐体構造に比べてエンクロージャ容積が小さくなる。仮に、角錐形状の筐体構造でエンクロージャ容積を大きくしようとすると、奥行きが長くなり過ぎてしまう。
【0007】
そこで、本発明は、奥行き長さを抑えながらもエンクロージャ容積を確保するスピーカボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明のスピーカボックスは、多角錐台を構成する複数の側面、および向かい合う大小2つの平行な底面で構成される筐体からなるスピーカボックスである。そして、前記平行な底面のうち、大きい側の底面にスピーカユニットを設置するユニット設置部が設けられ、前記側面のうち、少なくとも1つの面が載置面となっていることを特徴とする。
【0009】
このように、筐体形状を角錐台とすることで、同じ奥行き長さの角錐形状のスピーカボックスに比べて、エンクロージャ容積を大きくすることができる。また、側面を載置面とすることで、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向くことになる。また、角錐台形状とすることで、他の側面や面積の小さい側の底面を載置面とすることも可能であり様々な置き方が可能になる。
【0010】
また、本発明のスピーカボックスは、前記平行な底面のうち、小さい側の底面に、端子類設置部が設けられた態様も可能である。
また、前記大きい側の底面に、前記多角錐台と同じ数の側面を有する角筒形状のフロントカバーが接続された態様も可能である。
【0011】
この場合、前記フロントカバーは、前記筐体に接続される側の一方の底面が全て開口していることで、樹脂一体成型で製造するときに、金型から正面側に抜き出すことができるようになっている。
【0012】
また、フロントカバーは、前記一方の底面と平行に向かい合う他方の底面の面積が、前記一方の底面の面積よりも小さくなっていることで、上記製造時に、金型から正面方向に抜き出しやすいようになっている。
【0013】
また、フロントカバーと、筐体との間に保護部材が挟み込まれたことで、ユニット設置部に設置するスピーカユニットを保護することも可能である。
【0014】
上記本発明のスピーカボックスは、前記ユニット設置部にスピーカユニットを設置し、
前記端子類設置部に音声入力端子を設置し、スピーカ装置として用いることが可能である。
【0015】
さらに、前記載置面と平行に向かい合う側面に、オーディオプレーヤを載置するオーディオプレーヤ搭載部を備える態様も可能である。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、奥行き長さを抑えながらもエンクロージャ容積を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】スピーカ装置の正面斜視図である。
【図2】スピーカ装置の背面斜視図である。
【図3】スピーカ装置の上面図である。
【図4】スピーカ装置の正面図である。
【図5】スピーカ装置の背面図である。
【図6】スピーカ装置の左側面図(一部透過図)である。
【図7】フロントカバーのないスピーカ装置の正面斜視図である。
【図8】スピーカ装置の他方の底面を水平面に設置した場合の図である。
【図9】図9(A)は、オーディオプレーヤを搭載したスピーカ装置の左側面図であり、図9(B)は一部透過側面図である。
【図10】携帯オーディオプレーヤを搭載した状態でスピーカ装置の他方の底面を水平面に設置した場合の図である。
【図11】スピーカ装置の他方の底面を水平面に設置した場合の図である。
【図12】ハンドルの応用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1乃至図6の外観構造図を参照して、本発明のスピーカボックスを備えたスピーカ装置について説明する。本実施形態において、スピーカ装置の正面方向はzと記載し、背面方向は−zと記載する。また、上面方向はyと記載し、下面方向は−yと記載し、右面方向はxと記載し、左面方向は−xと記載する。
【0019】
スピーカ装置1は、スピーカボックスである八角錐台形状の筐体11と、筐体11の正面側の底面に設けられたスピーカユニット12と、を備えている。筐体11の正面には八角筒形状のフロントカバー13が接続されている。なお、本実施形態の筐体11は、八角錐台形状について説明するが、例えば、三角錐台、五角錐台、六角錐台等、複数の側面を有する多角錐台形状であれば、どの様な形状の筐体であっても本発明の技術的範囲に属する。
【0020】
筐体11の背面側の底面には、開口部19および端子類20が設けられている。筐体11は、正面側の底面の面積が背面側の底面の面積よりも広くなっている。
【0021】
本実施形態に示す筐体11は、側面部品101、正面側の底面部品102、および背面側の底面部品103の3つ部品からなる。ただし、例えば背面側の底面部品103と側面部品101を一体化する等して、部品数を減らすことも可能であるし、側面部品101を8つに分ける等してさらに細分化して部品数を増やすことも可能である。
【0022】
筐体11の側面部品101は、金属素材からなり、正面側の底面部品102は木材からなり、背面側の底面部品103は樹脂素材からなる。各部品の素材は、この例に限らず、必要とする音質や筐体強度に応じて適宜変更可能である。
【0023】
筐体11の正面側の底面部品102は、2つのスピーカユニット12を設置するために、円形状の孔が2カ所設けられている。この2カ所の孔が本発明のユニット設置部となる。底面部品102は、スピーカユニット12を固定し、スピーカユニット12の正面側と背面側を空間的に隔離するバッフルの機能を果たす。筐体11の側面部品101のうち、正面側には、底面が八角形の角筒形状のフロントカバー13が接続されている。フロントカバー13は、背面側の底面が全て開口しており、側面部品101の正面側と接続され、正面側の底面部品102の周囲を挟むことができるようになっている。フロントカバー13の正面側の底面は、一部が円形状に、角筒内部に向かって円錐台状に絞り込まれるように開口している。この絞り込まれている部分の途中には、8カ所の円柱状の凹み部分が等間隔設けられている。フロントカバー13は、この凹み部分で側面部品にねじ止めされている。
【0024】
このようにしてフロントカバー13は、スピーカユニット12の底面部品102を側面部品101に押しつけ、固定する機能を有する。また、フロントカバー13と筐体11の底面部品102との間には、パンチングメタル14が挟み込まれている。このパンチングメタル14は、スピーカユニット12の正面全体を覆い、スピーカユニット12を保護部材として機能を有する。
【0025】
なお、フロントカバー13は、上述のように、背面側の底面は全て開口しているため、フロントカバー13を樹脂一体成型で製造するときに、金型から正面側に抜き出すことができるようになっている。このとき、フロントカバー13の正面側の底面積が背面側の底面積よりもわずかに小さくなっていることで、上記製造時に、金型から正面方向に抜き出しやすいようになっている。
【0026】
ただし、フロントカバー13は、本発明において必須の構成ではない。例えば、図7に示すように、底面部品102を側面部品101にねじ止めする等して固定することも可能である。
【0027】
なお、本実施形態のスピーカユニット12は、相対的に振動板面積の大きい低音用のスピーカユニットと相対的に振動板面積の小さい中高音用スピーカユニットの2つ設けられているが、同じ大きさのスピーカユニットを2つ設ける態様であってもよいし、ユニットの数は1つであってもよいし、さらに多数設ける態様であってもよい。
【0028】
筐体11の底面部品103は、底面が八角形の薄い板状の樹脂部材であり、筐体11の内部で側面部品にねじ止めされている。底面部品103は、このようにして筐体11の背面を密封し、筐体11をエンクロージャとして機能させる。
【0029】
また、底面部品103の一部は、角が丸い長方形状に開口した開口部19を有する。この開口部19は、筐体11のエンクロージャと外部を空気的に導通するバスレフポートとして機能する。
【0030】
また、底面部品103には、端子類20を設置するための孔が複数設けられている。この孔が本発明の端子類設置部に想到する。ただし、これら端子類20の周囲は、シリコンゴム等の通気性のない弾性体で密封されている。すなわち、端子類20の各形状に合わせた孔を有するシリコンゴムが当該端子類20の周囲に押しつけられ、端子類20は、このシリコンゴムが押しつけられた状態で、底面部品103の筐体内部側でねじ止めするなどして固定されている。
【0031】
端子類20は、電源端子や音声入力端子からなる。ライン入力端子から入力されたアナログ音声信号は、スピーカ装置1に内蔵されているパワーアンプ(不図示)で増幅され、スピーカユニット12に供給され、筐体11の正面方向に音として出力される。また、開口部19からは、低音成分が放出される。なお、スピーカ装置1にD/Aコンバータを内蔵し、デジタル音声信号を入力してアナログ音声に変換する態様としてもよい。
【0032】
一方、図4乃至図6に示したように、筐体11の側面部品101のうち、下面方向(−y方向)には、脚部21が設けられている。この脚部21を地面等の水平面に接触させることで、側面部品101の下面側を載置面として、スピーカ装置1を安定して地面等に載置させることができる。ただし、脚部21は本発明において必須の構成ではない。
【0033】
このような角錐台形状の筐体11を有するスピーカボックスは、同じ奥行き長さの角錐形状のスピーカボックスに比べ、エンクロージャとしての容積が大きく、一般的な直方体形状の筐体構造に近い容積を有する。また、図6に示すように、側面部品101のいずれか一面を地面等の水平面に載置したとき、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向くことになる。
【0034】
また、図8に示すように、筐体11の背面側を載置面として、地面等の水平面に接触させることも可能である。なお、背面には端子類20が設けられているが、これら端子類は、全て突起のないメス型端子であるため、背面側を水平面に接触させることに支障はない。また、スピーカ装置1は、電池(不図示)を内蔵しているため、電源ケーブルを接続しない状態でも駆動可能である。図8に示す例の場合、スピーカユニット12の放音方向が鉛直上向きとなることで、スピーカ装置1の全周方位に無指向で音を出力させることができる。この様な全周方位に音声を出力する態様は、特に、スピーカ装置1を屋外に設置する等、聴取者が一定の位置に存在しない場合に好適である。
【0035】
次に、図1乃至図6において、筐体11の側面部品101のうち、上面部分に設けられた台座31について説明する。台座31は、側面部品101のうち、上面側の一面から上面方向に張り出した四角錐台形状となっている。台座31の側面は、筐体11の側面部品101と一体成型され、当該台座31の上面は、板状の樹脂部材からなる。台座31の上面は、側面部品101よりも正面側に張り出し、フロントカバー13の上面と平行になっている。
【0036】
台座31の上面には、電源スイッチやボリュームスイッチ等からなるユーザインタフェース15、携帯オーディオプレーヤを載置するオーディオプレーヤ搭載部17、および携帯オーディオプレーヤに接続されるコネクタ18が設けられている。
【0037】
スピーカ装置1は、コネクタ18を介して接続された携帯オーディオプレーヤからデジタル音声信号を入力する。入力されたデジタル音声信号は、内蔵されているD/Aコンバータ(不図示)でアナログ音声信号に変換され、パワーアンプ(不図示)で増幅され、スピーカユニット12に供給され、筐体11の正面方向に音として出力される。また、開口部19からは、低音成分が放出される。なお、スピーカ装置1にデコーダを内蔵し、携帯オーディオプレーヤからはMP3等のエンコードデータを入力し、当該デコーダでデコードする態様としてもよい。無論、携帯オーディオプレーヤからアナログ音声信号を入力する態様であってもよい。このように、スピーカ装置1は、オーディオレシーバとしての機能も有する(ただし、本発明においてレシーバとしての機能は必須ではない)。
【0038】
図9(A)は、オーディオプレーヤを搭載したスピーカ装置の左側面図であり、図9(B)は一部透過側面図である。
【0039】
オーディオプレーヤ搭載部17は、台座31の上面が角錐台状に凹んだ構造であり、当該凹んだ部分の上面にコネクタ18が設けられている。コネクタ18は、背面方向に向かって斜めに傾いて設置され、携帯オーディオプレーヤを斜めに傾いて設置するようになっている。これにより、携帯オーディオプレーヤを載置した状態で、当該携帯オーディオプレーヤの正面部分を上方から視認しやすいようになっている。
【0040】
ただし、携帯オーディオプレーヤが斜めに傾くと、不安定な状態で筐体11に載置されることになる。そこで、本実施形態のスピーカ装置1は、ユーザがスピーカ装置1を手で持ち運ぶためのハンドル16を用いて携帯オーディオプレーヤを固定することができるようになっている。
【0041】
ハンドル16は、棒状の金属部材からなり、台座31の左右を挟むように、筐体11の側面部品101から上面方向に延び、台座31から所定距離(例えば10cm程度)離れた位置で垂直に折れ曲がって台座31の上面に平行に配置されるようになっている。
【0042】
ハンドル16は、筐体11の側面部品101にねじ止めされている。すなわち、図6の破線に示すように、筐体11の側面部品101は、ハンドル16の端部をはめ込むために、円柱状に凹んだ凹部51を有する。ハンドル16の端部は、この凹部51に差し込まれ、筐体11の内部からねじ52によって強固に固定されるようになっている。凹部51のねじ52が差し込まれる箇所は、ねじ穴が開けられているが、ねじ52が差し込まれることで、このねじ穴が埋められるため、エンクロージャの密封性に影響はない。ユーザは、ハンドル16の台座31に平行な部分をつかむことで、スピーカ装置1を持ち運ぶことができる。また、ハンドル16をフック等に掛けることで、スピーカ装置1を吊り下げ用とすることもできる。
【0043】
また、ハンドル16は、コネクタ18の設置位置よりも背面側で、当該コネクタ18の傾きと同じ角度で上面方向に延びている。したがって、図9(A)および図9(B)に示すように、携帯オーディオプレーヤをこのハンドル16にもたれさせることで、携帯オーディオプレーヤをコネクタ18の傾きと同じ角度で設置することができ、携帯オーディオプレーヤが背面方向に傾斜することを防止することができる。このように、携帯オーディオプレーヤは、ハンドル16によって、背面側にはこれ以上傾くことがないため、ユーザが携帯オーディオプレーヤをコネクタ18から抜き差しする際に、背面側にさらに傾けてしまうことを防止し、コネクタ18の損傷を防止することができる。
【0044】
また、図10に示すように、筐体11の背面側を地面等の水平面に接触させる場合、ハンドル16が携帯オーディオプレーヤを支えることになり、安定して携帯オーディオプレーヤを載置することができる。
【0045】
一方、携帯オーディオプレーヤを搭載しない場合には、図11に示すように、ハンドル16を水平面に接触させてスピーカ装置1の上面側を鉛直下方向にして載置することができる。あるいは携帯オーディオプレーヤの高さがハンドル16の高さよりも低い場合、携帯オーディオプレーヤを搭載したままでもスピーカ装置1の上面側を鉛直下方向にして載置することができる。
【0046】
この場合、スピーカ装置1の下面側を水平面に接触させるよりも、スピーカユニット12が大きく斜め上方向(45度程度)に向くことになる。したがって、使用状況に応じて、音の放出方向を変更することができる。つまり、本実施形態のスピーカ装置1は、スピーカユニットが水平方向からわずかに斜め上方に向く状態と、スピーカユニットが45度程度の上方に向く状態と、スピーカユニットが真上方向に向く状態と、を選択することができるようになっている。
【0047】
また、ハンドル16およびコネクタ18は、多角錐台形状の筐体に限るものではなく、図12(A)に示すような一般的な直方体形状のスピーカ装置の筐体に取り付けることも可能である。
【0048】
また、レシーバ機能を有したスピーカ装置に限らず、図12(B)に示すように、レシーバ装置の筐体上面にハンドル16およびコネクタ18を設ける応用例も可能である。
【0049】
いずれの場合も、ユーザは、ハンドル16をつかむことで、装置を持ち運ぶことができ、携帯オーディオプレーヤが背面方向に傾斜することを防止することができる。
【符号の説明】
【0050】
1…スピーカ装置
11…筐体
12…スピーカユニット
13…フロントカバー
14…パンチングメタル
15…ユーザインタフェース
16…ハンドル
17…オーディオプレーヤ搭載部
18…コネクタ
19…開口部
20…端子類
21…脚部
31…台座
51…凹部
101…側面部品
102…底面部品
103…底面部品
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多角錐台を構成する複数の側面、および向かい合う大小2つの平行な底面で構成される筐体からなるスピーカボックスであって、
前記平行な底面のうち、大きい側の底面にスピーカユニットを設置するユニット設置部が設けられ、
前記側面のうち、少なくとも1つの面が載置面となっていることを特徴とするスピーカボックス。
【請求項2】
前記平行な底面のうち、小さい側の底面に、端子類設置部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のスピーカボックス。
【請求項3】
前記大きい側の底面に、前記多角錐台と同じ数の側面を有する角筒形状のフロントカバーが接続されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピーカボックス。
【請求項4】
前記フロントカバーは、前記筐体に接続される側の一方の底面が全て開口していることを特徴とする請求項3に記載のスピーカボックス。
【請求項5】
前記フロントカバーは、前記一方の底面と平行に向かい合う他方の底面の面積が、前記一方の底面の面積よりも小さくなっていることを特徴とする請求項4に記載のスピーカボックス。
【請求項6】
前記フロントカバーと、前記筐体との間に保護部材が挟み込まれたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスピーカボックス。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスピーカボックスと、
前記ユニット設置部に設置されるスピーカユニットと、
前記端子類設置部に設置される音声入力端子と、
を備えたことを特徴とするスピーカ装置。
【請求項8】
前記載置面と平行に向かい合う側面に、オーディオプレーヤを載置するオーディオプレーヤ搭載部を備えたことを特徴とする請求項7に記載のスピーカ装置。
【請求項1】
多角錐台を構成する複数の側面、および向かい合う大小2つの平行な底面で構成される筐体からなるスピーカボックスであって、
前記平行な底面のうち、大きい側の底面にスピーカユニットを設置するユニット設置部が設けられ、
前記側面のうち、少なくとも1つの面が載置面となっていることを特徴とするスピーカボックス。
【請求項2】
前記平行な底面のうち、小さい側の底面に、端子類設置部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のスピーカボックス。
【請求項3】
前記大きい側の底面に、前記多角錐台と同じ数の側面を有する角筒形状のフロントカバーが接続されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピーカボックス。
【請求項4】
前記フロントカバーは、前記筐体に接続される側の一方の底面が全て開口していることを特徴とする請求項3に記載のスピーカボックス。
【請求項5】
前記フロントカバーは、前記一方の底面と平行に向かい合う他方の底面の面積が、前記一方の底面の面積よりも小さくなっていることを特徴とする請求項4に記載のスピーカボックス。
【請求項6】
前記フロントカバーと、前記筐体との間に保護部材が挟み込まれたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスピーカボックス。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスピーカボックスと、
前記ユニット設置部に設置されるスピーカユニットと、
前記端子類設置部に設置される音声入力端子と、
を備えたことを特徴とするスピーカ装置。
【請求項8】
前記載置面と平行に向かい合う側面に、オーディオプレーヤを載置するオーディオプレーヤ搭載部を備えたことを特徴とする請求項7に記載のスピーカ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2013−74556(P2013−74556A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213654(P2011−213654)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000004075)ヤマハ株式会社 (5,930)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000004075)ヤマハ株式会社 (5,930)
【Fターム(参考)】
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