説明

スマートキーシステムを備えた鞍乗型車両

【課題】部品設置スペースが限られている鞍乗型車両に適切で、安価なスマートキーシステムを提供する。
【解決手段】車両(20)に搭載された制御ユニット10と、制御ユニット10から送信アンテナ12を介して送信されたリクエスト信号(41)の受信に基づいて応答信号(42)を送信する携帯機(40)とからなるスマートキーシステム(200)を備えた鞍乗型車両100である。制御ユニット10は、スマートキーシステム(200)の認証を行う制御部15を含み、制御部15は、携帯機(40)から送信される応答信号(42)を受信する受信アンテナ11及び送信アンテナ12と一体化して形成されている。一体化して形成された制御部15と受信アンテナ11と送信アンテナ12は、ケース18内に配置されており、ケース18内の一部は、樹脂モールド50されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートキーシステムを備えた鞍乗型車両に関し、特に、スマートキーシステムを備えた自動二輪車に関する。
【背景技術】
【0002】
使用者(ユーザー)が携帯している送受信機(電子キー)と、実車に搭載された制御装置との間で無線通信を行い、IDを照合して正規の使用者からの要求である場合に、エンジンの始動等を行う車両用電子キーシステム(所謂スマートキーシステム)が、主に四輪車用に開発されている(例えば、特許文献1、2など)。
【0003】
四輪車用のスマートキーシステムでは、電子キーがドアの解錠とエンジンの始動許可の機能を有しており、通常、四輪車の各ドアに送信アンテナを設けて、携帯機が接近するドアだけを車両の他のドアとは独立して解錠することができるものが使用される(例えば、特許文献3)。したがって、このようなスマートキーシステムにおいては、実車に搭載された制御装置と電子キーとの交信において、制御装置からの送信可能範囲は、電子キーからの送信可能範囲と比べて狭いものとなっている。そこで、制御装置からの信号が出力される送信アンテナが様々な用途に応じて複数個設置される。
【0004】
なお、このスマートキーシステムは、四輪車用のみならず、自動二輪車の用途にも適用され始めている(特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001―349110号公報
【特許文献2】特開2001―349117号公報
【特許文献3】特開平10―317754号公報
【特許文献4】特開2004―116261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のスマートキーシステムは、主に四輪車用に開発されているので、自動二輪車に特有の問題を解決するように開発は行われておらず、自動二輪車にスマートキーシステムを適用する場合にも、四輪車用のものがそのまま用いられるが実情である。
【0007】
すなわち、自動二輪車にスマートキーシステムを適用する場合において、制御ユニット、送信アンテナ、受信アンテナなどの部材は、四輪車と同様の個別の部品が使用される。四輪車と異なり、自動二輪車においては非常に部品設置スペースが限られているので、そのような四輪車用の部品の転用は適切でない場合が生じる。また、すでに製品として完成した四輪車用の部品を転用すること自体は、安価な部品の調達に繋がるが、自動二輪車用により適切なものを開発できれば、更なるコストダウンにもつながる。
【0008】
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、部品設置スペースが限られている鞍乗型車両に適切で、安価なスマートキーシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の鞍乗型車両は、車両に搭載された制御ユニットと、当該制御ユニットから送信アンテナを介して送信されたリクエスト信号の受信に基づいて応答信号を送信する携帯機とからなるスマートキーシステムを備えた鞍乗型車両であり、前記制御ユニットは、前記スマートキーシステムの認証を行う制御部を含み、前記制御部は、前記携帯機から送信される前記応答信号を受信する受信アンテナ及び前記送信アンテナと一体化して形成されており、前記一体化して形成された前記制御部と前記受信アンテナと前記送信アンテナは、ケース内に配置されており、前記ケース内の一部は、樹脂モールドされていることを特徴とする。
【0010】
ある好適な実施形態において、前記送信アンテナと、前記受信アンテナとの間には、モールドされていない区切り領域が形成されている。
【0011】
ある好適な実施形態において、前記制御部を構成する基板の上に、前記送信アンテナと前記受信アンテナが載置されており、前記送信アンテナの下の基板には、配線が形成されていない領域が形成されている。
【0012】
ある好適な実施形態において、前記鞍乗型車両は、スクータータイプの自動二輪車であり、前記制御ユニットは、前記車両のハンドル下部に設けられたカバー内に配置されている。
【0013】
前記制御ユニットは、前記ハンドル周辺に配置された金属部材よりも後方に配置されていることが好ましい。
【0014】
ある好適な実施形態において、前記鞍乗型車両は、自動二輪車であり、前記制御ユニットは、前記車両に取り付けられたシートの近傍に配置されている。
【0015】
ある好適な実施形態において、前記ケースには、前記制御部に電気的に接続されたコネクタ部が取り付けられており、前記コネクタ部は、前記車両のフレーム側の方向を向くように配置されていることを特徴とする。
【0016】
ある実施形態において、前記送信アンテナは、その方向を切り替え可能な構成にて配置されている。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、スマートキーシステムを備えた鞍乗型車両において、制御ユニットにおける制御部が、応答信号を受信する受信アンテナと送信アンテナと一体化して形成されているので、部品設置スペースが限られている鞍乗型車両に適切で、安価なスマートキーシステムを提供することができる。また、一体化して形成された制御部と受信アンテナと送信アンテナは、ケース内に配置されており、ケース内の一部は、樹脂モールドされていることにより、耐震性を向上させておくことができる。また、ケース内の一部を樹脂モールドすることによって、電波特性になるべく悪影響がでないようにすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態に係る鞍乗型車両(自動二輪車)100の構成を模式的に示す側面図である。
【図2】自動二輪車100に搭載されるスマートキーシステム200の構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の実施形態の制御ユニット10の構成を模式的に示す上面図である。
【図4】本発明の実施形態の制御ユニット10の構成を模式的に示す上面図である。
【図5】本発明の実施形態の制御ユニット10の構成を模式的に示す上面図である。
【図6】本発明の実施形態の制御ユニット10の構成を模式的に示す上面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る鞍乗型車両(自動二輪車)100の構成を模式的に示す側面図である。
【図8】自動二輪車100のフレーム構成及び制御ユニット10の構成を模式的に示す上面図である。
【図9】自動二輪車100のフレーム構成及び制御ユニット10の構成を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本願発明者は、自動二輪車に適したスマートキーシステムとは何かを考え、四輪車用の常識にとらわれず鋭意検討した結果、より自動二輪車に適した形態のスマートキーシステムを開発し、本発明に至った。
【0020】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係る鞍乗型車両(自動二輪車)100の側面構成を模式的に示している。図1に示した鞍乗型車両は、スクータータイプの自動二輪車である。また、図2は、自動二輪車100に搭載されるスマートキーシステム200の構成を説明するためのブロック図である。
【0022】
本実施形態の自動二輪車100は、車両20に搭載された制御ユニット10と、制御ユニット10から送信アンテナ12を介して送信されたリクエスト信号41の受信に基づいて応答信号42を送信する携帯機40とからなるスマートキーシステム200を備えている。制御ユニット10は、スマートキーシステム200の認証を行う制御部15を含んでおり、そして、制御部15は、携帯機40から送信される応答信号42を受信する受信アンテナ11及び送信アンテナ12と一体化して形成されている。
【0023】
図1に示した自動二輪車100の車両20には、前輪21と後輪22とが取り付けられており、前輪21を操作するハンドル24の下部には、カバー25が設けられている。この例では、カバー25内に、制御ユニット10が配置されている。本実施形態では、制御ユニット10は、ハンドル24周辺に配置された金属部材よりも後方に位置するように配置されている。なお、ハンドル24の後方には、シート26が設けられており、このシート26の上にライダーが搭乗する。
【0024】
図2に示したスマートキーシステム200について簡単に説明すると、次の通りである。この例で示したスマートキーシステム200は、ライダーが携行する携帯機40から送信されたコード信号(42)を、車両20側に搭載された受信アンテナ11で受信し、これを制御ユニット10中の制御部(認証手段)15によってコード照合を行い、それによって、ライダーが当該車両の所有者であるか否かの認証を行なう認証システムを含むものである。
【0025】
ここで、携帯機40としては、例えば、非接触型ICカードを使用することができる。非接触型ICカードを用いる場合には、コード信号を予め非接触型ICカードに記憶させておき、このICカードを受信アンテナ11に近づけてコード信号を読み取らせ、これを制御部15からなる認証手段に取り込むことによってコード照合を行なう。
【0026】
具体的に説明すると、ライダーが携行する携帯機40から送信されたコード信号42を受信アンテナ11で受信し、これを制御ユニット10内の制御部(認証手段)15でコード照合を行い、ライダーが当該自動二輪車100の所有者であるか否かの認証を行なう。本実施形態では、制御部15は、電子制御装置(ECU;Electronic Control Unit)から構成されている。なお、携帯機40は、送信アンテナ12から送信されるリクエスト信号41を受信したときにコード信号42を送信し、リクエスト信号41は、例えば、車両20側に設けられたリクエストスイッチ(リクエストSW)32の操作によって送信されるようにすることができる。
【0027】
この認証でコード照合が一致したときに、制御部(ECU)15からの解除信号により、ステアリングロック34を解除できるように構築することもできる。すなわち、リクエストスイッチ32を、ステアリングロック34を解除するためのトリガースイッチにしてもよい。加えて、照合が一致したときに、エンジンを始動もしくは始動可能にするように構成することもできる。
【0028】
図3は、本実施形態の制御ユニット10の構成例を示している。制御ユニット10は、受信アンテナ11と送信アンテナ12と制御部15とが一体化して形成されている。受信アンテナ11は、例えば、UHFアンテナであり、送信アンテナ12は、例えば、LF(Low Frequency)アンテナである。
【0029】
制御部15は、回路基板16上に形成されて、半導体素子などの電子部品から構成されている。この例では、回路基板16上に、受信アンテナ11が配置されている。制御部15と受信アンテナ11とは配線19aで電気的に接続されている。そして、制御部15と送信アンテナ12とは配線19bで電気的に接続されている。
【0030】
なお、回路基板16に配線を形成しない領域を設けて、その上に送信アンテナ12を配置してもよい。図3に示した構成では、送信アンテナ12の下に回路基板16があってもよいし、回路基板16が存在せず、ケース18の上に送信アンテナ12が位置してもよい。
【0031】
本実施形態の構成では、制御部15と受信アンテナ11と送信アンテナ12は、ケース18内に配置されており、ケース18には、制御部15に電気的に接続されたコネクタ部17が取り付けられている。
【0032】
ケース18内は、耐震性の向上のために樹脂モールドすることができる。自動二輪車においては、走行中に10G程度またはそれ以上の加速度が加わり、特にスポーツ系では20Gの加速度が加わることも想定される。したがって、樹脂モールドにより、耐震性を向上させておくことが好ましくなる。
【0033】
樹脂モールドは、電波特性になるべく悪影響がでないように施すことが好ましい。樹脂モールドのための樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂を用いることができる。電波特性の影響を考えて、樹脂モールドは、例えば、制御部15の領域を選択的にモールディングすることによって行ってもよく、あるいは、送信アンテナ12と受信アンテナ11との間にモールドされていない区切り領域が形成されるように行ってもよい。
【0034】
図4は、制御部15の領域を選択してモールディング(50)した構成を示している。このように制御部15だけをモールディング(50)すると、送信、受信ともモールディング(50)による電波特性の影響を排除することができる。なお、図4に示した例では、受信アンテナ11は、回路基板16の上に配置されていてもよいし、回路基板16の上でなくケース18の上に配置されていてもよい。
【0035】
ここで、制御部15と送信アンテナ12との間には、モールドされていない切り領域52が形成されている。一方、制御部15と受信アンテナ11との間には、モールドされていない切り領域54が形成されている。加えて、送信アンテナ12と受信アンテナ11との間にもモールドされていない領域56が形成されている。
【0036】
図5は、制御部15と受信アンテナ11とをモールディング(50)した構成を示している。送信アンテナ12は、モールディングしていない。この構成によれば、送信アンテナ12の電波特性の影響は排除することができる。この例では、受信アンテナ11は回路基板16上に配置されており、制御部15・受信アンテナ11と、送信アンテナ12との間には、区切り領域52が形成されている。
【0037】
送信アンテナ12には、指向性があるとともに、アンテナ配置には望ましい方向があるので、例えば、図6に示す構成のように、同一ケース内で送信アンテナ12の方向を変えることができる構成を用いるのも好ましい。すなわち、送信アンテナ12の配置を切り替えて(12または12')、その方向を切り替えることができる制御ユニット10を構築するのも好ましい。このような制御ユニット10であれば、車両20のレイアウトに応じて、送信アンテナ12の向きを望ましい方向に配置することが容易となる。
【0038】
本実施形態の構成によれば、スマートキーシステム200を備えた自動二輪車100において、制御ユニット10の制御部15が受信アンテナ11と送信アンテナ12と一体化して形成されているので、部品設置スペースが限られている自動二輪車に適切なスマートキーシステムを提供することができる。また、制御部15と受信アンテナ11と送信アンテナ12とを一体化することにより、それぞれの部品を調達して取り付けるよりも、安価なスマートキーシステムを実現することが容易となる。
【0039】
なお、図1では、自動二輪車100として、スクーター型自動二輪車を例示したが、本実施形態の自動二輪車100は、スクーター型に限らず、他の自動二輪車でもよい。図7は、スポーツタイプの自動二輪車100の側面構成を示している。
【0040】
図7に示した自動二輪車100では、制御ユニット10は、車両20に取り付けられたシート26の近傍に配置されている。図7に示した例では、制御ユニット10は、シート26の直下に設けているが、これは、スポーツ系の自動二輪車100では、スクーターのようなカバー25が存在しないことが多いとともに、シート26下のフレーム間に制御ユニット10を配置すれば、車両中央に配置することができるからである。さらに説明すると、本実施形態の構成では、送信アンテナ12はケース18内に制御部15等とともに一体となって形成されているので、送信アンテナ12を自由に好きなところに配置することが難しく、それゆえ、送信可能範囲をできるだけ効率良く設定する上で、送信アンテナ12を含む制御ユニット10を車両中央に配置することが好適となる。
【0041】
図8および図9は、それぞれ、シート26を外したフレーム21の構成を示す上面図および側面図であり、車両最後尾にはテールランプ27が設けられている。制御ユニット10をフレーム21間に配置する場合には、同図に示すように、コネクタ部17は、車幅方向に向くように位置づけされている。さらに詳細に述べると、コネクタ部17は、フレーム21側の方向を向くように、制御ユニット10を配置することが好ましい。このように配置すると、ハーネス(ワイヤーハーネス)をフレーム21に沿わせて配設することが容易となり、電気回線系をすっきり配設することができる。
【0042】
なお、図に示した例では、オンロードタイプの自動二輪車を示したが、もちろん、オフロードタイプの自動二輪車に適用することも可能である。また、本願明細書における「自動二輪車」とは、モーターサイクルの意味であり、原動機付自転車(モーターバイク)、スクーター(又は電動スクーター)を含み、具体的には、車体を傾動させて旋回可能な車両のことをいう。したがって、前輪および後輪の少なくとも一方を2輪以上にして、タイヤの数のカウントで三輪車・四輪車(またはそれ以上)としても、それは「自動二輪車」に含まれ得る。なお、自動二輪車に限らず、本発明の効果を利用できる他の車両にも適用でき、例えば、自動二輪車以外に、四輪バギー(ATV:All Terrain Vehicle(全地形型車両))や、スノーモービルを含む、いわゆる鞍乗型車両に適用することができる。
【0043】
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明によれば、部品設置スペースが限られている鞍乗型車両に適切で、安価なスマートキーシステムを提供することができる。
【符号の説明】
【0045】
10 制御ユニット
11 受信アンテナ
12 送信アンテナ
15 制御部(認証手段)
16 回路基板
17 コネクタ部
18 ケース
19a、19b 配線
20 車両
21 フレーム
21 前輪
22 後輪
24 ハンドル
25 カバー
26 シート
27 テールランプ
32 リクエストスイッチ
34 ステアリングロック
40 携帯機
41 リクエスト信号
42 コード信号(応答信号)
50 樹脂モールド
100 鞍乗型車両(自動二輪車)
200 スマートキーシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載された制御ユニットと、当該制御ユニットから送信アンテナを介して送信されたリクエスト信号の受信に基づいて応答信号を送信する携帯機とからなるスマートキーシステムを備えた鞍乗型車両であって、
前記制御ユニットは、前記スマートキーシステムの認証を行う制御部を含み、
前記制御部は、前記携帯機から送信される前記応答信号を受信する受信アンテナ及び前記送信アンテナと一体化して形成されており、
前記一体化して形成された前記制御部と前記受信アンテナと前記送信アンテナは、ケース内に配置されており、
前記ケース内の一部は、樹脂モールドされていることを特徴とする、鞍乗型車両。
【請求項2】
前記送信アンテナと、前記受信アンテナとの間には、モールドされていない区切り領域が形成されている、請求項に記載の鞍乗型車両。
【請求項3】
前記制御部を構成する基板の上に、前記送信アンテナと前記受信アンテナが載置されており、
前記送信アンテナの下の基板には、配線が形成されていない領域が形成されている、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
【請求項4】
前記鞍乗型車両は、スクータータイプの自動二輪車であり、
前記制御ユニットは、前記車両のハンドル下部に設けられたカバー内に配置されている、請求項1からの何れか一つに記載の鞍乗型車両。
【請求項5】
前記鞍乗型車両は、自動二輪車であり、
前記制御ユニットは、前記車両に取り付けられたシートの近傍に配置されている、請求項1からの何れか一つに記載の鞍乗型車両。
【請求項6】
記ケースには、前記制御部に電気的に接続されたコネクタ部が取り付けられており、
前記コネクタ部は、前記車両のフレーム側の方向を向くように配置されている、請求項に記載の鞍乗型車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−274918(P2010−274918A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204277(P2010−204277)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【分割の表示】特願2005−290466(P2005−290466)の分割
【原出願日】平成17年10月3日(2005.10.3)
【出願人】(000010076)ヤマハ発動機株式会社 (3,045)