説明

スルビビン発現の調節

化合物および組成は、スルビビン発現を調節するために提供される。作用のRNAiアンチセンス機構を通じて作用する化合物によって例示される当該化合物は、siRNA、標準siRNA、平滑末端siRNAおよび一本鎖アンチセンスRNA化合物に加えて、二本鎖および一本鎖構築体を含む。これらの化合物をスルビビン発現の調節に使用する方法およびスルビビン発現に関連する病気の処置に使用する方法が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一鎖および第二鎖を持つ二本鎖化合物であって、
該第一鎖はヒトスルビビン(配列番号:14)をコード化する核酸分子に対して相補的であり;
該第二鎖は該第一鎖に対して相補的であり;
該第一および第二鎖は各8‐80核酸塩基長であり;そして、
該二本鎖化合物はヒトスルビビンの発現を抑制する、第一鎖および第二鎖を持つ二本鎖化合物。
【請求項2】
1つまたは両方の鎖が10‐50核酸塩基長である、請求項1の二本鎖化合物。
【請求項3】
1つまたは両方の鎖が12‐30核酸塩基長である、請求項1の二本鎖化合物。
【請求項4】
1つまたは両方の鎖が12‐24核酸塩基長である、請求項1の二本鎖化合物。
【請求項5】
1つまたは両方の鎖が19‐23核酸塩基長である、請求項1の二本鎖化合物。
【請求項6】
第一鎖とヒトスルビビンをコード化する核酸分子との間の相補性が少なくとも70%である、請求項1から5のいずれかに記載の二本鎖化合物。
【請求項7】
第一鎖とヒトスルビビンをコード化する核酸分子との間の相補性が少なくとも80%である、請求項1から5のいずれかに記載の二本鎖化合物。
【請求項8】
第一鎖とヒトスルビビンをコード化する核酸分子との間の相補性が少なくとも90%である、請求項1から5のいずれかに記載の二本鎖化合物。
【請求項9】
第一鎖とヒトスルビビンをコード化する核酸分子との間の相補性が少なくとも95%である、請求項1から5のいずれかに記載の二本鎖化合物。
【請求項10】
第一鎖が第二鎖に結合される請求項1に記載の二本鎖化合物。
【請求項11】
結合が共有結合である、請求項10に記載の二本鎖化合物。
【請求項12】
結合が核酸リンカーを介する請求項10に記載の二本鎖化合物。
【請求項13】
二本の鎖が自己相補的でありヘアピン構造を形成する、請求項10に記載の二本鎖化合物。
【請求項14】
siRNAである請求項5に記載の二本鎖化合物であって、前記siRNAは、前記第一鎖および第二鎖の間の中央相補的部分、ならびに前記第一および第二鎖の間の任意に相補的な末端部分を含む、請求項5に記載の二本鎖化合物。
【請求項15】
各鎖の3’または5’末端に配置された末端部分が1〜6核酸塩基長重複する、請求項14に記載のsiRNA。
【請求項16】
標準siRNAである請求項14に記載のsiRNAであって、前記第一および第二鎖の間の中央相補部分は、19核酸塩基長であり、末端部分は3’オーバーハングのdTdTから成る、請求項14に記載のsiRNA。
【請求項17】
化合物U17、U20、U23、U36、U48またはU54を含む、請求項16に記載の標準siRNA。
【請求項18】
化合物U17を含む、請求項17に記載の標準siRNA。
【請求項19】
平滑末端siRNAである、請求項5に記載の二本鎖化合物。
【請求項20】
ヒトスルビビンの3’UTRをターゲットとする、請求項19に記載の平滑末端siRNA(配列番号:14)。
【請求項21】
化学的に修飾されている、請求項1‐14のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
化学的修飾が、糖、核酸塩基、またはインターヌクレオチド結合である、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
糖に対する修飾が2’修飾である、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
2’糖修飾が、2’‐O‐メトキシエチル(2’‐MOE)、2’‐O‐メチル、ロックされた核酸(LNA)または2’‐フルオロ修飾から成る基から選択される、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
2’修飾が2’‐O‐メトキシエチル(2’‐MOE)である、請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
2’修飾が2’‐O‐メチルである、請求項23に記載の化合物。
【請求項27】
2’修飾が2’‐Fである、請求項23に記載の化合物。
【請求項28】
糖の2’修飾が二環糖となる、請求項23に記載の化合物。
【請求項29】
二環修飾がロックされた核酸(LNA)である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
糖に対する修飾が4’チオである、請求項22に記載の化合物。
【請求項31】
2つ以上の化学的に異なる糖修飾を含む、請求項21に記載の化合物。
【請求項32】
化学的に修飾された核酸塩基を含む、請求項22に記載の化合物。
【請求項33】
修飾された核酸塩基が5‐メチルシチジンである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
少なくとも1つのインターヌクレオシド結合修飾を含む、請求項22に記載の化合物。
【請求項35】
ホスホロチオエートおよびホスホロジエステルインターヌクレオシド代替結合を含む、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
混合ホスホロチオエートおよびホスホジエステル結合を含む、請求項21に記載の化合物。
【請求項37】
共役である、請求項21に記載の化合物。
【請求項38】
ホスホロチオエート結合、2’‐フルオロ、2’‐O−メチルおよび4’‐チオから成るグループから選択された1つまたは複数の修飾を含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
19核酸塩基長である、請求項19に記載の平滑末端siRNA。
【請求項40】
各鎖における置換PO/PSインターヌクレオシド結合を持ち、該結合は対向する領域にある、請求項39に記載の平滑末端siRNA。
【請求項41】
各鎖における置換PO/PSインターヌクレオシド結合を持ち、該結合は同一領域にある、請求項39に記載の平滑末端siRNA。
【請求項42】
20核酸塩基長の請求項19に記載の平滑末端siRNA。
【請求項43】
各鎖における置換PO/PSインターヌクレオシド結合を持ち、該結合が対向する領域にある、請求項42に記載の平滑末端siRNA。
【請求項44】
各鎖における置換PO/PSインターヌクレオシド結合を持ち、該結合が同一の領域にある、請求項42に記載の平滑末端siRNA。
【請求項45】
21核酸塩基長である、請求項19に記載の平滑末端siRNA。
【請求項46】
22核酸塩基長である、請求項19に記載の平滑末端siRNA。
【請求項47】
23核酸塩基長である、請求項19に記載の平滑末端siRNA。
【請求項48】
末端オーバーハング部分が、該鎖の1つの5’末端の1つである、請求項15に記載のsiRNA。
【請求項49】
末端オーバーハング部分が該鎖の1つの3’末端の1つである、請求項15に記載のsiRNA。
【請求項50】
中央相補部分が19核酸塩基長である、請求項14に記載のsiRNA
【請求項51】
中央相補部分が20核酸塩基長である、請求項14に記載のsiRNA
【請求項52】
中央相補部分が21核酸塩基長である、請求項14に記載のsiRNA
【請求項53】
中央相補部分が22核酸塩基長である、請求項14に記載のsiRNA
【請求項54】
中央相補部分が23核酸塩基長である、請求項14に記載のsiRNA
【請求項55】
請求項1から54のいずれかに記載の化合物および医薬的に許容し得る担体または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項56】
請求項1から54のいずれかに記載の任意の化合物の医薬的に許容し得る塩。
【請求項57】
ナトリウム塩である、請求項56に記載の医薬的に許容し得る塩。
【請求項58】
1nM以下のIC50を示す、請求項1に記載の二本鎖化合物。
【請求項59】
2nM以下のIC50を示す、請求項1に記載の二本鎖化合物。
【請求項60】
5nM以下のIC50を示す、請求項1に記載の二本鎖化合物。
【請求項61】
ヒトスルビビン(配列番号:14)をコード化する核酸分子と、請求項1から54のいずれかに記載の化合物を接触することにより修飾されることを含む、ヒトスルビビンをコード化する核酸の修飾方法。
【請求項62】
修飾がヒトスルビビンをコード化する前記核酸分子の開裂により特徴付けられる、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
細胞または組織を請求項1から54のいずれかに記載の化合物と接触させることを含む、前記細胞または組織におけるスルビビン発現の抑制方法。
【請求項64】
請求項1から54のいずれかに記載の化合物を動物、特にヒトに有効量投与することを含む、スルビビン発現または過剰発現と関連する状態の処置方法。
【請求項65】
状態が癌である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
癌が、肝細胞癌、乳癌、大腸癌、前立腺癌、肺癌、膀胱癌、卵巣癌、肛門癌、グリア芽腫、膵臓癌および非ホジキンリンパ腫から成るグループから選択される、請求項65の方法。
【請求項67】
特にヒトスルビビン(配列番号:14)をコード化する核酸分子に特異的にハイブリッド形成し、RNAiアンチセンス機構を通じて作用することによってヒトスルビビンをコード化する該核酸分子の発現を抑制する、8から80核酸塩基長の一本鎖RNAiオリゴヌクレオチド。
【請求項68】
19から23核酸塩基長である、請求項67に記載の一本鎖RNAiオリゴヌクレオチド。
【請求項69】
アンチセンスRNAである、請求項68に記載の一本鎖RNAiオリゴヌクレオチド。
【請求項70】
化学的に修飾された請求項67の一本鎖RNAiオリゴヌクレオチド。
【請求項71】
修飾が核酸塩基、糖またはインターヌクレオシド結合である、請求項70に記載の一本鎖RNAiオリゴヌクレオチド。

【公表番号】特表2006−526988(P2006−526988A)
【公表日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−515126(P2006−515126)
【出願日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/017490
【国際公開番号】WO2005/002507
【国際公開日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
UNIX
【出願人】(593073230)アイシス・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (8)
【氏名又は名称原語表記】Isis Pharmaceuticals, Inc.
【出願人】(594197872)イーライ リリー アンド カンパニー (301)
【Fターム(参考)】