説明

セルバランス装置およびバッテリシステム

【課題】スイッチ回路に過電流が流れた時、保護を掛けてスイッチ回路が破壊される事を防止できるセルバランス装置及びバッテリシステムを提供する。
【解決手段】セルバランス装置を、直列に接続された複数の蓄電器の接続点または両端が接続される複数の蓄電器接続端子と、電圧保持装置が接続される電圧保持装置接続端子と、複数の蓄電器接続端子と電圧保持装置の間に設けられた複数の第一のスイッチ回路と、同期信号を受信する受信端子と、同期信号を送信する送信端子と、同期信号に基づいて複数の第一のスイッチ回路のオンオフを制御する制御回路と、第一のスイッチ回路に流れる過電流を検出する過電流検出回路で構成した。
こうしてスイッチ回路に過電流が流れた時、過電流を検出してスイッチ回路をオフさせることができ、スイッチ回路が破壊される事を防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、直列に接続された二次電池のセルバランスをとるセルバランス装置及びバッテリシステムに関し、特に、過電流によりセルバランス装置のスイッチ回路が破壊される事を防止できるセルバランス装置およびバッテリシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
図5に、従来のセルバランス調整回路の回路図を示す。従来のセルバランス調整回路を備えたセルバランス装置は、基本となる二次電池セル(以下、セルと称する)401〜406を複数直列接続した組電池の部分と、各セルの接続部分に一方の接点を接続したスイッチ411〜462を設けている。スイッチ411、421、431、441、451、461の他方の接点は、電圧保持装置であるコンデンサ407の一方の電極に接続し、スイッチ412、422、432、442、452、462のセル側でない接点は電圧保持装置407の他の電極に接続している。組電池の両端には、負荷回路または充電回路408が接続される。
【0003】
各スイッチの開閉信号は、スイッチ411とスイッチ412が同時に動作するように接続されている。同様に、スイッチ421とスイッチ422、スイッチ431とスイッチ432、スイッチ441とスイッチ442、スイッチ451とスイッチ452、スイッチ461とスイッチ462とがそれぞれ対応した2個を一組としたスイッチとして同時に開閉動作するような信号が接続されるようになっている。また、スイッチ開閉信号は、スイッチ411とスイッチ412をオンオフ→スイッチ421とスイッチ422をオンオフ→スイッチ431とスイッチ432をオンオフ→スイッチ441とスイッチ442をオンオフ→スイッチ451とスイッチ452をオンオフ→スイッチ461とスイッチ462をオンオフと、順次接続のオンオフを行う。スイッチ461とスイッチ462のオンオフを終了したら、最初のスイッチ411とスイッチ412のオンオフ動作に戻り、繰り返しスイッチの開閉を継続的に行うような開閉信号をそれぞれのスイッチの制御部に接続している。
【0004】
次に、動作について説明する。直列接続されて隣接しているセルと電圧保持装置407との間に並列接続を形成しながらスイッチの切り替えを一方向に順次走査することにより、直列接続されてすべてのセルと電圧保持装置407との間に順次並列接続を形成する。そして、制御対象となる組電池内のすべてのセルとの並列接続の形成を完了した後、最初のセルに戻り同様の切り替え動作を繰り返し行うことでセルバランスを調整している。
【0005】
スイッチ411と412は同時に開閉動作をする信号を受ける構成となっており、スイッチ421とスイッチ422も同時に開閉動作をする構成となっている。以下同様にスイッチ431とスイッチ432、スイッチ441とスイッチ442、スイッチ451とスイッチ452、スイッチ461とスイッチ462の各スイッチの組み合わせにおいて同時に開閉動作を行っている。スイッチ411とスイッチ412から開閉が順次進み、スイッチ461とスイッチ462の開閉が終了した後は、再度スイッチ411とスイッチ412の開閉を開始し、この動作を順次繰り返していく。すべてのセルにおいてバランス状態が維持されセルの電圧が同じ場合は、電圧保持回路407とセルとの間では電荷の受け渡しは発生しない。各スイッチの開閉動作が行われても個々のセルの状態には何も影響を受けることはない。一方、セルのバランスがずれている場合は、バランス調整機能を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−178008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら従来の技術では、スイッチに過電流が流れた場合、スイッチを破壊してセルバランス装置の信頼性を低下させるという課題があった。
【0008】
本発明は、以上のような課題を解決するために考案されたものであり、スイッチに過電流が流れた時保護を掛けてスイッチが破壊される事を防止できるセルバランス装置及びバッテリシステムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
従来の課題を解決するために、本発明のセルバランス装置は以下のような構成とした。
直列に接続された複数の蓄電器のセルバランスを調整するバッテリシステムを構成するセルバランス装置であって、直列に接続された複数の蓄電器の接続点または両端が接続される複数の蓄電器接続端子と、電圧保持装置が接続される電圧保持装置接続端子と、複数の蓄電器接続端子と電圧保持装置の間に設けられた複数の第一のスイッチ回路と、同期信号を受信する受信端子と、同期信号を送信する送信端子と、同期信号に基づいて複数の第一のスイッチ回路のオンオフを制御する制御回路と、第一のスイッチ回路に流れる過電流を検出する過電流検出回路と、を備えたことを特徴とするセルバランス装置。
【0010】
また、直列に接続された複数の蓄電器と、直列に接続された複数の電圧保持装置と、同期信号を出力するクロック発生回路と、直列に接続された複数の蓄電器の接続点または両端が複数の蓄電器接続端子に接続され、直列に接続された複数の電圧保持装置接続点または両端が電圧保持装置接続端子に接続された複数のセルバランス装置と、を備えたことを特徴とするバッテリシステム。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、スイッチ回路に過電流が流れた時、過電流を検出してスイッチ回路をオフさせる構成にすることにより、スイッチ回路が破壊される事を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態のセルバランス装置を備えたバッテリシステムの回路図である。
【図2】本実施形態のセルバランス装置の回路図である。
【図3】本実施形態のセルバランス装置の信号のタイミングチャートを示した図である。
【図4】本実施形態のセルバランス装置の過電流検出回路の回路図である。
【図5】従来のセルバランス調整回路を備えたセルバランス装置の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態のセルバランス装置を備えたバッテリシステムの回路図である。図2は、本実施形態のセルバランス装置の回路図である。図4は、本実施形態のセルバランス装置の過電流保護回路の回路図である。
【0014】
本実施形態のバッテリシステム10は、クロック発生回路102、直列接続されたn+1個の二次電池A1〜An+1、n個のセルバランス装置B1〜Bn、n−1個の電圧保持装置(コンデンサ)C1〜Cn−1と、充電器101や負荷が接続される外部端子と、を備えている(nは2以上の整数)。
【0015】
1番目のセルバランス装置B1は、スイッチ回路S11、S21、S31と、制御回路201と、過電流検出回路211、221、231と、端子T11、T21、T31、T41、T51、T61で構成されている。他のセルバランス装置B2〜Bnも同様である。過電流検出回路231は、コンパレータ503と、定電流回路502と、スイッチ回路501で構成されている。他の過電流検出回路も同様に構成されている。
【0016】
セルバランス装置B1は、端子T11が二次電池A1の負極に接続され、端子T21が二次電池A1の正極及びセルバランス装置B2の端子T12に接続され、端子T31が二次電池A2の正極及びセルバランス装置B2の端子T22に接続され、端子T41が電圧保持装置C1の一方の端子に接続され、端子T51がクロック発生回路102の出力に接続され、端子T61がセルバランス装置B2の端子T52に接続される。セルバランス装置B2は、端子T22がセルバランス装置B3の端子T13に接続され、端子T32が二次電池A3の正極及びセルバランス装置B3の端子T23に接続され、端子T42が電圧保持装置C2の一方の端子および電圧保持装置C1の他方の端子に接続され、端子T62がセルバランス装置B3の端子T53に接続される。そして、n−1番目のセルバランス装置Bn−1までは、セルバランス装置B2と同様に接続される。セルバランス装置Bnは、端子T1nが二次電池Anの負極に接続され、端子T2nが二次電池Anの正極及びセルバランス装置Bn−1の端子T3n−1に接続され、端子T3nが二次電池An+1の正極に接続され、端子T4nが電圧保持装置Cn−1に接続される。
【0017】
セルバランス装置B1は、スイッチ回路S11が端子T11および端子T41に接続され、スイッチ回路S21が端子T21および端子T41に接続され、スイッチ回路S31が端子T31および端子T41に接続される。過電流検出回路211の入力はスイッチ回路S11の両端に接続され、出力は制御回路201に接続される。過電流検出回路221の入力はスイッチ回路S21の両端に接続され、出力は制御回路201に接続される。過電流検出回路231の入力はスイッチ回路S31の両端に接続され、出力は制御回路201に接続される。スイッチ回路S11、S21、S31は、制御回路201の信号によってオンオフ制御される。他のセルバランス装置B2〜Bnも同様に接続される。
【0018】
過電流検出回路231は、コンパレータ503の非反転入力端子に端子T41が接続され、反転入力端子にスイッチ回路501および定電流回路502が接続され、出力端子に制御回路201が接続される。スイッチ回路501のもう一方は端子T31に接続され、定電流回路502のもう一方は二次電池A1の負極に接続される。スイッチ回路S31、501は、制御回路201の信号を入力する事で同時にオンオフ制御される。他の過電流検出回路も同様に接続される。
【0019】
次に、本実施形態のバッテリシステム10の動作について説明する。図3は、本実施形態のセルバランス装置の信号のタイミングチャートを示した図である。
【0020】
時刻t0において、バッテリシステム10の外部端子に充電器101が接続されると、クロック発生回路102はクロック信号CLKを出力する。セルバランス装置B1は、端子T51にクロック信号CLKを受信すると、制御回路201がクロック信号CLKに同期してスイッチ回路S11〜S31をオンする信号を発生し、順次出力する。また、制御回路201は、クロック信号CLKを端子T61に出力する。次のセルバランス装置B2は、端子T52にセルバランス装置B1からクロック信号CLKを受信する。このようにして、クロック信号CLKは、セルバランス装置Bnまで伝達され、全てのセルバランス装置B1〜Bnは同期を取ることが出来る。従って、スイッチ回路S11〜S1nと、スイッチ回路S21〜S2nと、スイッチ回路S31〜S3nは、同期して順次オンするように制御される。
【0021】
時刻t1において、スイッチ回路S11〜S1nがすべてオンし、スイッチ回路S21〜S2nとスイッチ回路S31〜S3nがすべてオフすると、二次電池A1〜An−1は電圧保持装置C1〜Cn−1とそれぞれ並列接続される。そして、二次電池A1〜An−1と電圧保持装置C1〜Cn−1は、それぞれ放電もしくは充電を行う。
【0022】
時刻t2において、スイッチ回路S21〜S2nがすべてオンし、スイッチ回路S11〜S1nとスイッチ回路S31〜S3nがすべてオフすると、二次電池A2〜Anは電圧保持装置C1〜Cn−1とそれぞれ並列接続される。そして、二次電池A2〜Anと電圧保持装置C1〜Cn−1は、それぞれ放電もしくは充電を行う。
【0023】
時刻t3において、スイッチ回路S31〜S3nがすべてオンし、スイッチ回路S11〜S1nとスイッチ回路S21〜S2nがすべてオフすると、二次電池A3〜An+1は電圧保持装置C1〜Cn−1とそれぞれ並列接続される。そして、二次電池A3〜An+1と電圧保持装置C1〜Cn−1は、それぞれ放電もしくは充電を行う。
【0024】
そして、全てのセルバランス装置B1〜Bnは、3クロックを一周期として同様の動作を繰り返す。
そして、バッテリシステム10の外部端子から充電器101が外されると、クロック発生回路102はクロック信号CLKの出力を停止して、セルバランスの動作を終了する。
【0025】
このようにして、二次電池A1〜An+1と電圧保持装置C1〜Cn−1の間で充放電を繰り返すことで、二次電池A1〜An+1の電圧を平均化し、電圧のばらつきを減少させることができる。そして、バランスを取るべき二次電池数に応じて複数の電圧保持装置を備えた構成としたため、セルバランス装置のバランス能力を高くすることができる(バランスをとる速度を早くできる)。
【0026】
スイッチ回路S31〜S3nが全てオンした状態で端子T21と端子T41がショートすると、二次電池A2からスイッチ回路S31を介して電流が流れる。この時、スイッチ回路501も同時にオンし、定電流回路502から電流が流れ、スイッチ回路501のオン抵抗によりコンパレータ503の反転入力端子の電圧が下降して一定電圧を保持する。スイッチ回路S31に電流が流れ続け、コンパレータ503の非反転入力端子の電圧が反転入力端子の電圧を下回ると、コンパレータ503はLoの信号を出力する。制御回路201は、この信号を受けてスイッチ回路S31をオフさせる。こうして、二次電池A2からスイッチ回路S31を介して過電流が流れる事を止め、スイッチ回路S31が破壊される事を防ぐことができる。
【0027】
スイッチ回路S31のオン抵抗RonS31とスイッチ回路501のオン抵抗Ron501はRonS31÷Ron501=N(定数)となるように設定する。過電流検出電流をIoc、定電流回路502の電流をIrefとすると、Iref=Ioc×RonS31÷Ron501となるように設定する。過電流検出電流Iocは、定電流Irefの電流値と温度特性および、スイッチ回路501のオン抵抗と温度特性を調整する事で設定できる。例えば、Nが0.001になるようにオン抵抗Ron501を設定すれば、定電流Irefは過電流検出電流Iocの1/1000でよく、スイッチ回路501をMOSトランジスタで構成した場合にスイッチ回路S31と比較して小さなものでよい。
【0028】
スイッチ回路S31〜S3nが全てオンした状態で端子T11と端子T41がショートすると、二次電池A1、A2からスイッチ回路S31を介して電流が流れる。この時、スイッチ回路501も同時にオンし、定電流回路502から電流が流れ、スイッチ回路501のオン抵抗によりコンパレータ503の反転入力端子の電圧が下降して一定電圧を保持する。スイッチ回路S31に電流が流れ続け、コンパレータ503の非反転入力端子の電圧が反転入力端子の電圧を下回ると、コンパレータ503はLoの信号を出力する。制御回路201は、この信号を受けてスイッチ回路S31をオフさせる。こうして、二次電池A1、A2からスイッチ回路S31を介して過電流が流れる事を止め、スイッチ回路S31が破壊される事を防ぐことができる。以下スイッチ回路S11〜S1n、S21〜S2nも同様の動作で過電流保護をかける事ができる。スイッチ回路のオン抵抗、定電流回路の電流値の設定方法も同様である。
【0029】
スイッチ回路S11〜S1nが全てオンした状態で端子T21と端子T41がショートすると、二次電池A1からスイッチ回路S11を介して電流が流れる。この時、スイッチ回路S11はオン抵抗によって両端に電圧が発生し、この電圧を過電流検出回路211で検出する事で過電流検出回路211の出力端子から制御回路201に信号を出力する。制御回路201は、この信号を受けてスイッチ回路S11をオフさせる。こうして、二次電池A1からスイッチ回路S11を介して電流が流れる事を止め、スイッチ回路S11が破壊される事を防ぐことができる。
【0030】
スイッチ回路S11〜S1nが全てオンした状態で端子T31と端子T41がショートすると、二次電池A1、A2からスイッチ回路S11を介して電流が流れる。この時、スイッチ回路S11はオン抵抗によって両端に電圧が発生し、この電圧を過電流検出回路211で検出する事で過電流検出回路211の出力端子から制御回路201に信号を出力する。制御回路201は、この信号を受けてスイッチ回路S11をオフさせる。こうして、二次電池A1、A2からスイッチ回路S11を介して電流が流れる事を止め、スイッチ回路S11が破壊される事を防ぐことができる。以下、他の端子とショートした時も同様に電流を検出してスイッチ回路S11が破壊される事を防ぐことができる。また、スイッチ回路S21〜S2nがオンしたときやセルバランス装置B2からBnについても同様に、端子間でショートした時の電流を検出し、スイッチ回路が破壊される事を防ぐことができる。
【0031】
なお、スイッチ回路に流れる電流を検出する回路の方式は上記の構成に限定されるものではない。
また、本実施形態のセルバランス装置は、直列に接続された二次電池A1〜An+1のセルバランスをとるものとして説明したが、二次電池に限らず、蓄電機能を有する蓄電器であれば同様の効果が得られる。
【0032】
以上に説明したように、本実施形態のセルバランス装置を備えたバッテリシステムによれば、スイッチ回路に流れる過電流を検出してスイッチ回路をオフし、破壊される事を防ぐことができる。
【符号の説明】
【0033】
A1〜An+1 二次電池
B1〜Bn セルバランス装置
C1〜Cn−1 電圧保持装置
101 充電器
102 クロック発生回路
201〜20n 制御回路
211〜21n、221〜22n、231〜23n 過電流検出回路
502 定電流回路
503 コンパレータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直列に接続された複数の蓄電器のセルバランスを調整するバッテリシステムを構成するセルバランス装置において、
前記直列に接続された複数の蓄電器の接続点または両端が接続される複数の蓄電器接続端子と、
電圧保持装置が接続される電圧保持装置接続端子と、
前記複数の蓄電器接続端子と前記電圧保持装置の間に設けられた複数の第一のスイッチ回路と、
同期信号を受信する受信端子と、
前記同期信号を送信する送信端子と、
前記同期信号に基づいて複数の前記第一のスイッチ回路のオンオフを制御する制御回路と、
前記第一のスイッチ回路に流れる過電流を検出する過電流検出回路と、を備えたことを特徴とするセルバランス装置。
【請求項2】
前記過電流検出回路は、前記第一のスイッチ回路と同時にオンオフ制御される第二のスイッチ回路と、
前記第二のスイッチ回路に定電流を流す定電流回路と、
前記第一のスイッチ回路のオン抵抗と電流に基づく電圧と、前記第二のスイッチ回路のオン抵抗と前記定電流に基づく電圧と、を比較する比較回路と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のセルバランス装置。
【請求項3】
直列に接続された複数の蓄電器と、
直列に接続された複数の電圧保持装置と、
前記同期信号を出力するクロック発生回路と、
前記直列に接続された複数の蓄電器の接続点または両端が前記複数の蓄電器接続端子に接続され、前記直列に接続された複数の電圧保持装置接続点または両端が前記電圧保持装置接続端子に接続された複数の請求項1または2のいずれかに記載のセルバランス装置と、を備えたことを特徴とするバッテリシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−46433(P2013−46433A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180446(P2011−180446)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】