説明

タクシー防犯用仕切り装置

【課題】暴力を振るう犯罪者からタクシー運転手を守る。
【解決手段】運転席3と助手席の間で前後に延びる助手席側支持部4を有すると共に運転席3と後席の間で左右に延びる後席側支持部5を有するL字型のパイプフレーム6をフロア2から所定の高さに配置すると共に、該フロア2に、上記後席側支持部5を支持するための複数の後席側パイプステー7と上記助手席側支持部4を支持するための助手席側パイプステー8を起立して設け、上記後席側支持部5に透明のポリカーボネートからなる後席側仕切り壁9を固定して運転席3と後席の間を仕切り、上記助手席側支持部4に透明のポリカーボネートからなる助手席側仕切り壁10を固定して運転席3と助手席の間を仕切るものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、暴力を振るう犯罪者からタクシー運転手を保護するタクシー防犯用仕切り装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図9に示すように、タクシー防犯用仕切り装置40としては、ヘッドレスト固定用のシャフト41に左右方向に延びる金属板からなるステー42を取り付け、このステー42にアクリルからなる仕切り板43を固定するものが知られている。このタクシー防犯用仕切り装置40は、仕切り板43で後席と運転席3を仕切ることで運転手が背後から襲われるのを防止していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−46104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このタイプの仕切り板は小型であり、後席と運転席の間に隙間も多いことから、後席より運転手に対して隙間から、またはシートバックを貫通する形で、危害を加えることができ、実際に強盗事件が発生していた。
【0005】
また、仕切り板は助手席側を覆っていないので、助手席から襲われた場合、防ぎ様がないという課題があった。
【0006】
またさらに、ヘッドレストのステーのみが仕切り板の強度を保っているため、仕切り板を強力に殴打すれば破壊できるという課題があった。
【0007】
また、金属のステーを使用するため、金属のエッジが後席側に露出することとなり、衝突などの事故が発生した場合、後席の乗客がエッジに当たって怪我をする可能性もあった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、暴力を振るう犯罪者からタクシー運転手を守ることができるタクシー防犯用仕切り装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、運転席と助手席の間で前後に延びる助手席側支持部を有すると共に運転席と後席の間で左右に延びる後席側支持部を有するL字型のパイプフレームをフロアから所定の高さに配置すると共に、該フロアに、上記後席側支持部を支持するための複数の後席側パイプステーと上記助手席側支持部を支持するための助手席側パイプステーを起立して設け、上記後席側支持部に透明のポリカーボネートからなる後席側仕切り壁を固定して運転席と後席の間を仕切り、上記助手席側支持部に透明のポリカーボネートからなる助手席側仕切り壁を固定して運転席と助手席の間を仕切るものである。
【0010】
上記後席側仕切り壁が後方に凸となる曲面形状に形成され、上記助手席側仕切り壁が平板状に形成されるとよい。
【0011】
上記後席側仕切り壁は、上記後席側支持部の後側に組み付けられると共に、上記助手席側仕切り壁の後端部を助手席側から覆う覆い部を有するとよい。
【0012】
上記後席側パイプステーは上記フロアに前後に位置調節可能に取り付けるための取付部を有し、上記助手席側パイプステーは上記助手席側支持部に前後に位置調節可能に接続するための継ぎ手部を有するとよい。
【0013】
また、上記運転席と上記後席との間で料金の受け渡しをするために上記後席側仕切り壁を貫通して運転席側から後席側に突出可能なトレイを備えるとよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、暴力を振るう犯罪者からタクシー運転手を守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1はタクシー防犯用仕切り装置の斜視図である。
【図2】図2はタクシー防犯用仕切り装置の後席側パイプステーの取付構造を示す斜視説明図である。
【図3】図3はタクシー防犯用仕切り装置のパイプフレームと助手席側パイプステーの接続構造を示す斜視説明図である。
【図4】図4(a)は助手席側仕切り壁を後方から視た要部拡大断面図であり、図4(b)は後席側仕切り壁を側方から視た要部拡大断面図である。
【図5】図5は助手席側仕切り壁と後席側仕切り壁を上方から視た要部拡大断面図である。
【図6】図6はタクシー防犯用仕切り装置の概略側断面図である。
【図7】図7は料金の受け渡し用のトレイの概略斜視図である。
【図8】図8は図7の要部拡大背面断面図である。
【図9】図9は従来のタクシー防犯用仕切り装置を車外後方から視た斜視説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1に示すように、タクシー防犯用仕切り装置1は、フロア2から所定の高さに配置され運転席3と助手席(図示せず)の間で前後に延びる助手席側支持部4を有すると共に運転席3と後席(図示せず)の間で左右に延びる後席側支持部5を有するL字型のパイプフレーム6と、運転席3後部のフロア2に起立して設けられ後席側支持部5を支持するための複数の後席側パイプステー7と、助手席側のフロア2に起立して設けられ助手席側支持部4を支持するための助手席側パイプステー8と、運転席3と後席の間を仕切るべく後席側支持部5に固定された後席側仕切り壁9と、運転席3と助手席の間を仕切るべく助手席側支持部4に固定された助手席側仕切り壁10とを備える。
【0017】
パイプフレーム6は人力では変形できない程度に強固な金属パイプからなる。パイプフレーム6の助手席側支持部4は、インストルメントパネル11近傍から運転席3の後方まで延びるように形成されており、助手席側仕切り壁10を前後両端に亘って支持できるようになっている。後席側支持部5は、センターコンソール12の助手席側からセンターピラー13近傍まで延びるように形成されており、後席側仕切り壁9を両側端に亘って支持できるようになっている。
【0018】
図1及び図2に示すように、後席側パイプステー7は、後席側支持部5に左右に離間して一対設けられており、それぞれ後席席側支持部5に上端を固定されている。また、後席側パイプステー7は、下端にフロア2に前後に位置調節可能に取り付けるための取付部14を有する。取付部14は、前後に延びる溝型鋼にボルト15を挿通するための孔16を前後に複数並べて形成してなるものであり、ボルト15を挿通する孔16を選択することで取り付け位置を前後に調節できるようになっている。取付部14は、フロア2にシートレール後端部17を固定する固定点のボルト15でフロア2に共締めされる。
【0019】
図1及び図3に示すように、助手席側パイプステー8は助手席側支持部4に前後に位置調節可能に接続するための継ぎ手部18を有する。継ぎ手部18は、T型継ぎ手からなり、助手席側支持部4を前後スライド可能に挿通させる筒部19を有する。筒部19には径方向に貫通する雌ネジ(図示せず)が形成されており、雌ネジに螺合される固定ボルト(図示せず)を締めることで継ぎ手部18が助手席側支持部4に固定されるようになっている。また、助手席側パイプステー8は、助手席の運転席3側のシートレール前部(図示せず)を固定する固定点のボルトでフロア2に共締めされる。
【0020】
後席側仕切り壁9は、透明のポリカーボネート製成形品からなり、後方に凸となる曲面形状に形成される。図4(b)に示すように、後席側仕切り壁9は、後席側支持部5の後側に組み付けられ、後席側支持部5と後席側パイプステー7の上部を後席の乗客から覆い隠すようになっている。これにより、後席側支持部5が後席の乗客に露出することがなく、万一タクシーが急ブレーキをかけ、或いは衝突事故を起こす等しても後席の乗客が後席側支持部5や後席側パイプステー7に衝突して怪我をするのを防ぐことができる。図1に示すように、後席側仕切り壁9の上部は、センターピラー13に設定されたアジャスタブルアンカーの上側固定ナットに共締めしたL字型のブラケット20に固定される。図1及び図5に示すように、後席側仕切り壁9の助手席側には、助手席側仕切り壁10の後端部21を助手席側から覆う覆い部22が形成されている。覆い部22は、後席側仕切り壁9の助手席側の端部を前方に屈曲してなる。これにより、後席の乗客が助手席側仕切り壁10の後端部21のエッジに当たって怪我をするのを防ぐことができる。また、覆い部22は、後席側仕切り壁9と助手席側仕切り壁10を結合するためのフランジとしても機能する。具体的には、覆い部22は、助手席側仕切り壁10と重ね合わされると共にボルト、ナット等の締結具23で結合されており、後席側仕切り壁9と助手席側仕切り壁10とが互いに支持しあって補強しあうようになっている。図1及び図4(b)に示すように、後席側仕切り壁9には、法令(道路運送車両の保安基準第22条 座席 添付30)に定められた衝撃吸収性能を持たせるためのクッション材24が、所定の保安基準エリアに該当する部位に位置して設けられている。
【0021】
助手席側仕切り壁10は、透明のポリカーボネートからなり、平板状に形成される。図4(a)に示すように、助手席側仕切り壁10は、助手席側支持部4の助手席側に組み付けられ、助手席側支持部4と助手席側パイプステー8の上部を助手席の乗客から覆い隠すようなっている。これにより、助手席側支持部4が助手席の乗客に露出することがなく、助手席の乗客が助手席側支持部4や助手席側パイプステー8に衝突して怪我をするのを防ぐことができる。助手席側支持部4の運転席3側に露出する部分には、パッド25が巻き付けられており、運転手の安全を確保するようになっている。図1に示すように、助手席側仕切り壁10の上部は、車体のルームランプ用座面26に固定したブラケット27に固定される。
【0022】
図7及び図8に示すように、タクシー防犯用仕切り装置1は、運転席3と上記後席との間で料金の受け渡しをするために後席側仕切り壁9を貫通して運転席3側から後席側に突出可能なトレイ28を備える。
【0023】
料金受け渡し用のトレイ28は、運転席3と助手席の間のセンターコンソール12上方の助手席側仕切り壁10にガイドレール29を介して前後方向にスライド自在に設けられる。ガイドレール29は前後に延びて形成されると共に運転席3側に開口する断面C字状に形成される。トレイ28の助手席側の側面には、ガイドレール29内に前後スライド自在に、かつ、他の方向への移動を規制するように収容されるスライド部材30が設けられる。トレイ28は、平面視前後に長い長方形状に形成される底部31を有すると共に、底部31の外周に上方に起立して設けられる壁部32を有する。後席側の壁部32は、トレイ28が運転席3側に移動したとき後席側仕切り壁9とセンターコンソール12との間の隙間を塞ぐように機能する。また、トレイ28の運転席3側には、上方に突起する取っ手33が設けられており、トレイ28の移動を容易にすると共に、トレイ28が後席側に所定長さ突出したとき後席側仕切り壁9に当たってトレイ28の後席側への移動を規制するようになっている。センターコンソール12上方の助手席側仕切り壁10にトレイ28が設けられることによりセンターコンソール12と後席側仕切り壁9の間にできる開口部34が最小にされ、運転席3の後席側が隙間無く覆われる。
【0024】
次に本実施の形態の作用を述べる。
【0025】
タクシーにタクシー防犯用仕切り装置1を取り付ける場合、運転席3と助手席との間に助手席側支持部4が位置され運転席3と後席との間に後席側支持部5が位置されるようにL字型のパイプフレーム6を配置し、運転席3の左右のシートレール後端部17の固定点に後席側パイプステー7の取付部14を共締めすると共に、助手席の運転席3側のシートレールの前端部の固定点に助手席側パイプステー8を共締めする。このとき、タクシー防犯用仕切り装置1の取り付け位置によって運転席3のスライド量、リクライニング量に制約が出来る。例えば、図6に示すように、パイプフレーム6が後席側に偏っている場合、シートスライドで運転席3を前側に移動してもパイプフレーム6は移動しないので、後席乗客のスペースは拡大しない。一方、パイプフレーム6が運転席3側に偏っている場合、後席乗客のスペースは広くなるが、運転席3を後方にスライドさせることが出来ないこととなる。このため、運転手のスペースと後席乗客スペースのバランスが取れるようにパイプフレーム6の位置を適切に決めた後、この位置で後席側パイプステー7が固定されるように取付部14の孔16を選択し、取付部14をシートレール後端部17と共にフロア2に共締めし、助手席側パイプステー8をシートレール前端部と共にフロア2に共締めし、助手席側パイプステー8の継ぎ手部18をパイプフレーム6に固定する。
【0026】
この後、パイプフレーム6に助手席側仕切り壁10を取り付け、パイプフレーム6に後席側仕切り壁9を取り付けると共に助手席側仕切り壁10の後端部21と後席側仕切り壁9の覆い部22とを締結具23で結合し、後席側仕切り壁9の上部をアジャスタブルアンカーの上側固定ナットに共締めしたL字型のブラケット20に固定すると共に、助手席側仕切り壁10の上部をルームランプ用座面26に固定したブラケット27に固定する。この固定方法により助手席側仕切り壁10と後席側仕切り壁9は完全に車体に固定され、たとえ後席又は助手席から強打されたとしても頑丈で動くことはなく、防犯上も理想的な強度となる。
【0027】
後席の乗客と料金の受け渡しを行う場合、取っ手33を後方に押す。料金受け渡し用のトレイ28はスライドして後席側に突出される。このとき、取っ手33が後席側仕切り壁9に当接してトレイ28の移動を規制するため、トレイ28が後席側に抜け落ちることはない。乗客がトレイ28上に料金を載置したら、トレイ28を運転席3側にスライドさせて料金を受け取り、釣り銭をトレイ28上に載置し、再度トレイ28を後席側にスライドさせて乗客に釣り銭を渡すことで容易に料金の受け渡しができる。助手席側仕切り壁10は運転席3のリクライニングとは連動しないため、トレイ28は水平に保たれ、運転席3の動きでトレイ28内の金銭が落下することはない。
【0028】
また、トレイ28によりセンターコンソール12上方の開口部34を最小にでき、運転席3の後席側を隙間無く被えるため、後席から運転席3への攻撃をより確実に阻止できる。
【0029】
このように、運転席3と助手席の間で前後に延びる助手席側支持部4を有すると共に運転席3と後席の間で左右に延びる後席側支持部5を有するL字型のパイプフレーム6をフロア2から所定の高さに配置すると共に、フロア2に、後席側支持部5を支持するための複数の後席側パイプステー7と助手席側支持部4を支持するための助手席側パイプステー8を起立して設け、後席側支持部5に透明のポリカーボネートからなる後席側仕切り壁9を固定し、助手席側支持部4に透明のポリカーボネートからなる助手席側仕切り壁10を固定してタクシー防犯用仕切り装置1を構成したため、従来のタクシー防犯用仕切り装置40よりも運転席3を覆う面積を格段に大きくでき、運転席3への攻撃を完全に阻止でき、タクシー運転手の安全を確保することができる。
【0030】
また、車体のフロア2に強固なパイプステー7、8を介して固定された強固なパイプフレーム6に、衝撃強度の高いポリカーボネート製の仕切り壁9、10を組付けるため、タクシー防犯用仕切り装置1を非常に強固な構造にでき、強力に殴打されても仕切り壁9、10が破壊することはない。そして、運転席3に装着する従来タイプのタクシー防犯用仕切り装置40では、犯罪者が後席から仕切り板43を殴打すると、その衝撃が運転席3に伝わり、タクシー運転手は恐怖心を感じていたが、本実施の形態に係るタクシー防犯用仕切り装置1では、運転席3とは別構造のパイプフレーム6等に衝撃が伝わるものの運転席3に直接衝撃が伝わらず、タクシー運転手が感じる衝撃、恐怖心を低減できる。
【0031】
また、後席側仕切り壁9が、後席側支持部5の後側に組み付けられると共に、助手席側仕切り壁10の後端部21を助手席側から覆う覆い部22を有するものであるため、従来のタクシー防犯用仕切り装置40では、衝突事故時に後席の乗客が金属の部品に衝突する虞があり、金属の部品に衝突した場合怪我をする可能性が高かったが、本実施の形態に係るタクシー防犯用仕切り装置1では事故時に後席の乗客がパイプフレーム6やパイプステー7、8等の金属の部品に当たって怪我をする可能性を低くでき、後席の乗客が助手席側仕切り壁10の後端部21のエッジに当たって怪我をするのを防ぐことができる。
【0032】
後席側パイプステー7はフロア2に前後に位置調節可能に取り付けるための取付部14を有し、助手席側パイプステー8は助手席側支持部4に前後に位置調節可能に接続するための継ぎ手部18を有するものとしたため、車体のフロア2にタクシー防犯用仕切り装置1を取り付けるとき、取り付け位置を前後に調節でき、タクシー防犯用仕切り装置1をタクシー運転手の体格や車室の広さ等に応じて最適な位置に取り付けることができる。
【0033】
また、運転席3と後席との間で料金の受け渡しをするために後席側仕切り壁9を貫通して運転席3側から後席側に突出可能なトレイ28を備えるものとしたため、料金の受け渡しを容易に行うことができる。
【0034】
なお、パイプフレーム6又はパイプステー7、8に運転席3とは別のスライド機構(図示せず)を設け、タクシー運転手が交代する時に仕切り壁9、10の前後方向の位置を容易に調整できるようにしてもよい。この場合、スライド機構は、フロア2に取り付けられるレールと、レールに前後方向に移動可能に設けられるスライドフレームと、スライドフレームの前後の位置をロックするロック機構とを備えるものとし、スライドフレームに各パイプステー7、8を設けるものとしてもよい。
【符号の説明】
【0035】
1 タクシー防犯用仕切り装置
2 フロア
3 運転席
4 助手席側支持部
5 後席側支持部
6 パイプフレーム
7 後席側パイプステー
8 助手席側パイプステー
9 後席側仕切り壁
10 助手席側仕切り壁
14 取付部
18 継ぎ手部
22 覆い部
28 トレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転席と助手席の間で前後に延びる助手席側支持部を有すると共に運転席と後席の間で左右に延びる後席側支持部を有するL字型のパイプフレームをフロアから所定の高さに配置すると共に、該フロアに、上記後席側支持部を支持するための複数の後席側パイプステーと上記助手席側支持部を支持するための助手席側パイプステーを起立して設け、上記後席側支持部に透明のポリカーボネートからなる後席側仕切り壁を固定して運転席と後席の間を仕切り、上記助手席側支持部に透明のポリカーボネートからなる助手席側仕切り壁を固定して運転席と助手席の間を仕切ることを特徴とするタクシー防犯用仕切り装置。
【請求項2】
上記後席側仕切り壁が後方に凸となる曲面形状に形成され、上記助手席側仕切り壁が平板状に形成される請求項1記載のタクシー防犯用仕切り装置。
【請求項3】
上記後席側仕切り壁は、上記後席側支持部の後側に組み付けられると共に、上記助手席側仕切り壁の後端部を助手席側から覆う覆い部を有する請求項1又は2記載のタクシー防犯用仕切り装置。
【請求項4】
上記後席側パイプステーは上記フロアに前後に位置調節可能に取り付けるための取付部を有し、上記助手席側パイプステーは上記助手席側支持部に前後に位置調節可能に接続するための継ぎ手部を有する請求項1〜3のいずれかに記載のタクシー防犯用仕切り装置。
【請求項5】
上記運転席と上記後席との間で料金の受け渡しをするために上記後席側仕切り壁を貫通して運転席側から後席側に突出可能なトレイを備えた請求項1〜4のいずれかに記載のタクシー防犯用仕切り装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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