説明

タッチセンシティブディスプレイデバイスにおけるタッチ入力

【課題】複数のタッチセンシティブディスプレイデバイスに亘る連続タッチ入力を可能とする。
【解決手段】第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面、および、第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面においてタッチ入力が検知される。第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面、および、第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面を横断するパスを有する検知されたタッチ入力の少なくとも一部に基づき、第1および第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスに亘り動作が実行される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
記載される実施形態は、概してタッチセンシティブ入力に関する。
【図面の簡単な説明】
【0002】
添付の図面を参照して実施形態が示されるが、例に過ぎず、限定ではない。
図中の同様の参照符号は同様の構成要素を示す。
【0003】
【図1】一実施形態における、デュアルタッチセンシティブディスプレイデバイス、および、当該デュアルタッチセンシティブディスプレイデバイスにおけるタッチ入力のサポートを有し、開いた状態の電子デバイスを示す。
【0004】
【図2】一実施形態における一部開いた状態の図1の電子デバイスを示す。
【0005】
【図3】一実施形態における一部開いた状態の図1の電子デバイスを示す。
【0006】
【図4】一実施形態における図1の電子デバイス用システムの構成要素の一例を示すブロック図である。
【0007】
【図5】一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイスにおけるタッチ入力を用いて動作を実行するフローチャートの一例を示す。
【0008】
【図6】一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイスへのタッチ入力をサポートする境界部分を有するタッチセンシティブディスプレイデバイスを示す。
【0009】
【図7】一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイスへのタッチ入力を支持する境界部分を有するタッチセンシティブディスプレイデバイスを示す。
【0010】
【図8】一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイスへのタッチ入力を用いて動作を実行するフローチャートの一例を示す。
【0011】
【図9】一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイス、および、当該タッチセンシティブディスプレイデバイスへのタッチ入力をサポートするタッチセンサを示す。
【0012】
【図10】一実施形態における、直列に結合されたタッチセンシティブディスプレイデバイスのタッチセンサを示す。
【0013】
図面中の図は必ずしも共通の尺度で描かれていない。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の詳細な説明は、タッチセンシティブディスプレイデバイスにおけるタッチ入力に関する装置、方法、および、システムの例示的実施形態について記載する。例えば、特性、構造、機能、および/または、特徴は、便宜上、一実施形態に関して記載するが、さまざま実施形態は、いかなる適切な1つ以上の記載事項を実装してよい。[デュアルタッチセンシティブディスプレイデバイスを備えた電子デバイス]
【0015】
一実施形態において、図1は、デュアルタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を有する電子デバイス100を示す。タッチセンシティブディスプレイデバイス110は、タッチを検知できる表面111を有し、タッチセンシティブディスプレイデバイス120は、タッチを検知できる表面121を有する。電子デバイス100は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120におけるタッチ入力のためのサポートを有する。したがって、一実施形態における電子デバイス100は、両表面111および121に亘る1つのパスを有するタッチ入力により、ユーザがタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120におけるいかなる適切な動作もできるようにしてよい。
【0016】
一例としては、図1に示すように、ユーザは、ドラッグ動作を行うことにより、初期位置または表面111においてタッチセンシティブディスプレイデバイス110で表示されている、例えばアイコンのようなデジタルオブジェクト130を、所望の位置または表面121におけるディスプレイのためにタッチセンシティブディスプレイデバイス120に動かしてよい。一実施形態では、ユーザは、例えば、ユーザの指を用いてデジタルオブジェクト130にタッチし、ユーザの指を、表面111から121へ動かすことにより、所望の位置へと動かしてよい。
【0017】
ユーザの指に対してタッチセンシティブな一実施形態を例示しているが、一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、例えば、ユーザの指、スタイラス、および/または、ペンを含め、いかなる適切な1つ以上のオブジェクトに対してタッチセンシティブであってよい。
【0018】
タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120におけるタッチ入力をサポートすることにより、一実施形態における電子デバイス100は、連続タッチが入力できるより大きい表面を得ることができる。
【0019】
図1に示すような一実施形態における電子デバイス100は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を支持するクラムシェル型の構造を有するハウジング構造140を備えてよい。一実施形態におけるハウジング構造140は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120が少なくとも部分的に回転する軸を定めてよく、それによって、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、互いに略対向する表面111および121の少なくとも一部と共に互いに向かって折りたたまれ、互いから遠ざかるように開くことが可能になる。一実施形態におけるハウジング構造140は、いかなる適切な1つ以上のヒンジを有する軸を定めてよい。一実施形態では、例えば、表面111および121は、略矩形であり、一実施形態では、ハウジング構造140は、表面111および121のそれぞれのいずれか適切な辺と略平行な軸を定めてよい。図1、2および3に示されるように、一実施形態におけるハウジング構造140は、表面111および121のそれぞれの長い方の辺と略平行な軸を定めてよい。
【0020】
図1に示すような一実施形態におけるハウジング構造140は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120が開いて略平坦な姿勢をとることを可能にする。一実施形態におけるハウジング構造140は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を当該平坦な状態で支持することにより、表面111および121を略同一平面上に整列させてよい。この場合、電子デバイス100がタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120におけるタッチ入力をサポートすることに注目すると、一実施形態における電子デバイス100は、例えばこのような平坦な状態にあるタブレットコンピュータまたはインタラクティブな卓上表面のような単一の大型タッチセンシティブディスプレイを有するいかなる適切なデバイスと同様にまたはそれを真似て機能するよう構成されてよい。一実施形態におけるハウジング構造140は、平坦な状態にある表面111と表面121との境界にある隙間または間隔を最小限にすべく設計されることにより、表面111および121におけるタッチ入力を容易にしてよい。
【0021】
図2に示すような一実施形態におけるハウジング構造140は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120がいかなる適切な状態に部分的に開かれることを可能にする。一実施形態における電子デバイス100は、タッチセンシティブディスプレイデバイス120をベースとし、タッチセンシティブディスプレイデバイス110を当該ベースから所望の角度で上に突き出すようにすることによって、開いたノートブックコンピュータと似たような姿勢をとってよい。一実施形態における電子デバイス100は、例えば、必要に応じてソフトまたはバーチャルキーボードを実装するようタッチセンシティブディスプレイデバイス110を構成することにより、当該姿勢をとったノートブックコンピュータと同様にまたはそれを真似て機能するよう構成されてよい。一実施形態の電子デバイス100は、例えば、開いた本または新聞と同様に部分的に開いた姿勢をとってもよく、また、本および/または新聞を真似たリーディングデバイスとして構成されてよい。
【0022】
一実施形態における電子デバイス100は、1つ以上の部分的に開いた状態でタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120におけるタッチ入力をサポートしてよい。図2に示されるように、例えば、一実施形態におけるユーザは、例えばユーザの指を用いて初期位置にまたは表面111を介して表示されるデジタルオブジェクト230にタッチし、表面111から表面121へユーザの指を下ろしていき、デジタルオブジェクト230を所望の位置または表面121を介して表示するよう表面121上で動かす。
【0023】
図3に示すように、一実施形態におけるハウジング構造140は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120が折りたたまれて表面111および121の少なくとも一部が互いに向き合う閉じた状態になることを可能にする。一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を閉じた状態にすることは、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120が傷つくおよび/または衝撃を受けることから保護するのに役立ちうる。また、一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を閉じた状態にすることは、持ち運び電子デバイスをおよび/または収納しやすくすべく電子デバイス100をよりコンパクトにするのに役立ちうる。電子デバイス100は、略平坦な状態に開いている場合、単一の大きいタッチセンシティブディスプレイを有するいかなる適切なデバイスも実装するよう構成されてよいことに注目すると、一実施形態において電子デバイス100を折りたたむことは、単一で大型の物理的に一体化したタッチセンシティブディスプレイを有するようなデバイスに関する持ち運びおよび/または収納をより簡単にするのに役立ちうる。
【0024】
電子デバイス100は、いかなる適切なサイズおよび形状の表面111および121を備えたタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を有してよい。一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、表面111および121をそれぞれ有し、表面111および121は、例えば、折りたたみタブレット、ノートブックコンピュータ、および/または、大型リーディングデバイスを備えた大型ワークステーションを実装する典型的なタブレットまたはノートブックコンピュータのディスプレイと同様なサイズおよび形状をそれぞれ有する。一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、表面111および121をそれぞれ有し、表面111および121は、例えば、電子デバイス100が略平坦な状態に開いている場合の単一の大型タッチセンシティブディスプレイを有するタブレットコンピュータ、サブノートブックまたはノートブックコンピュータ、および/または、小型リーディングデバイスを実装する典型的なサブノートブックコンピュータまたはUMPC(ウルトラモバイルPC)のような小型ディスプレイとしてのサイズおよび形状を有してよい。一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、表面111および121をそれぞれ有し、表面111および121は、例えば、電子デバイス100が略平坦な状態に開いている場合の単一の大型タッチセンシティブディスプレイを有するMID(モバイルインターネットデバイス)、または、UMPC(ウルトラモバイルPC)を実装するPDA(パーソナル携帯情報機器)または携帯電話、折りたたみPDAまたは携帯電話、および/または、小型リーディングデバイスのサイズほど小型のディスプレイのようなサイズおよび形状をそれぞれ有してよい。一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、表面111および121をそれぞれ有し、表面111および121は、例えば、いかなる適切なオーディオおよび/またはビジュアル機器および/またはリモートコンピュータを制御するリモートコントロールデバイスを実装するサイズおよび形状をそれぞれ有してよい。
【0025】
タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を支持するクラムシェル型のハウジング構造140を備える一実施形態について説明したが、電子デバイス100は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120をいかなる適切な形態で支持するいかなる適切なハウジング構造を備えてよい。一実施形態における適切なハウジング構造は、隣り合うタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120をいかなる適切な形態で支持することにより、表面111および121におけるタッチ入力を容易にしてよい。一実施形態における適切なハウジング構造は、隣り合うタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120をいかなる適切な形態で支持してよい。[電子デバイスのシステムの例]
【0026】
電子デバイス100は、いかなる適切なハードウェアおよび/またはソフトウェアを用いて実装されることにより、所望の電子デバイス100として形成されてよい。図4は、一実施形態におけるシステム400の一例を示し、システム400は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120と、タッチコントローラ410と、1つ以上のプロセッサ420と、少なくとも1つのプロセッサ420に結合されたシステム制御ロジック430と、システム制御ロジック430に結合されたシステムメモリ440と、システム制御ロジック430に結合された不揮発性メモリおよび/または記憶装置450と、システム制御ロジック430に結合された1つ以上の通信インターフェース460とを備える。
【0027】
タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、例えば、これらに限定されないが、容量性/抵抗性SAW(弾性表面波)、赤外線、および、光イメージングのようないかなる適切なタッチセンシティブ技術を用いてそれぞれ実装されてよい。一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および/または120に用いられるタッチセンシティブ技術は、表面111および/または121のそれぞれと実際に接触する必要はないが、表面111および/または121のそれぞれの近傍でオブジェクトの存在を検知してよい。触れる必要はないとは言っても、このような技術は、表面111および/または121に実際に触れるのと同様にオブジェクトを検知し、表面111および121は、電子デバイス100が用いられているときに実際に触れられる可能性が高いことから、タッチセンシティブとみなされる場合もある。一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および/または120は、適切なマルチタッチ技術を用いて実装されてよい。
【0028】
タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、それぞれが例えば液晶ディスプレイ(LCD)のためのいかなる適切なディスプレイ技術を用いて実装されうるディスプレイを有する。
【0029】
一実施形態におけるシステム制御ロジック430は、当該システム制御ロジック430と通信する少なくとも1つのプロセッサ420および/またはいかなる適切なデバイスまたはコンポーネントにいかなる適切なインターフェースを提供するいかなる適切なインターフェースコントローラを有してよい。
【0030】
一実施形態におけるシステム制御ロジック430は、システムメモリ440にインターフェースを提供する1つ以上のメモリコントローラを有してよい。システムメモリ440は、例えばシステム400についてのデータおよび/または命令をロードして格納するよう用いられてよい。一実施形態におけるシステムメモリ440は、例えば、適切なDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)のようないかなる適切な揮発性メモリを含んでよい。
【0031】
一実施形態におけるシステム制御ロジック430は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120と、タッチコントローラ410と、不揮発性メモリおよび/または記憶装置450と、通信インターフェース460とにインターフェースを提供する1つ以上の入出力(I/O)コントローラを有してよい。
【0032】
タッチコントローラ410は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を介してタッチ入力の制御を助けるよう結合されてよい。一実施形態におけるタッチコントローラ410は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120を介し、タッチコントローラ410により検知されるタッチ入力を処理する少なくとも1つのI/Oコントローラおよび/または少なくとも1つのプロセッサ420のためにシステム制御ロジック430に結合されてよい。一実施形態におけるシステム制御ロジック430は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120に1つ以上のディスプレイインターフェースを提供する1つ以上のグラフィックコントローラを有してよい。
【0033】
不揮発性メモリおよび/または記憶装置450は、例えば、データおよび/または命令を格納するために用いられてよい。不揮発性メモリおよび/または記憶装置450は、例えばフラッシュメモリのようないかなる適切な不揮発性メモリを含んでよく、および/または、1つ以上のハードディスクドライブ(HDD)、1つ以上のコンパクトディスク(CD)ドライブ、および/または、1つ以上のDVDドライブを含んでよい。
【0034】
通信インターフェース460は、1つ以上のネットワークを介し、および/または、他のいかなる適切なデバイスと通信するインターフェースをシステム400に提供してよい。通信インターフェース460は、いかなる適切なハードウェアおよび/またはファームウェアを有してよい。一実施形態における通信インターフェース460は、例えば、ネットワーク、アダプタ、無線ネットワークアダプタ、電話モデム、および/または、無線モデムを含んでよい。無線通信では、一実施形態における通信インターフェース460は、1つ以上のアンテナ462を用いてよい。
【0035】
一実施形態におけるシステム制御ロジック430は、例えば、音声を対応するデジタル信号に変換する手助けをする、および/または、デジタル信号を対応する音声に変換する手助けをするオーディオデバイス、カメラ、ビデオカメラ、プリンタ、および/または、スキャナのようないかなる適切な入力/出力デバイスにインターフェースを提供する1つ以上の入力/出力(I/O)コントローラを含んでよい。
【0036】
一実地形態では、少なくとも1つのプロセッサ420は、システム制御ロジック430の1つ以上のコントローラのロジックと共にパッケージ化されてよい。一実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ420は、システム制御ロジック430の1つ以上のコントローラのロジックと共にパッケージ化されてSiP(システムインパッケージ)を形成してよい。一実地形態では、少なくとも1つのプロセッサ420は、システム制御ロジック430の1つ以上のコントローラのロジックと同じダイに集積されてよい。一実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ420は、システム制御ロジック430の1つ以上のコントローラのロジックと同じダイに集積されてSoC(システムオンチップ)を形成してよい。
【0037】
システム400において使用される一実施形態について説明したが、他の実施形態でのタッチコントローラ410およびタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120が他のシステム構成で用いられてよい。[タッチコントローラ]
【0038】
図4に示されるようなタッチコントローラ410は、タッチセンサインターフェース回路412およびタッチ制御ロジック414を含んでよい。
【0039】
タッチセンサインターフェース回路412は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120の表面111および121それぞれにおけるタッチ入力を検知すべくいかなる適切な形態で結合されてよい。一実施形態におけるタッチセンサインターフェース回路412は、例えば、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120に用いられるタッチセンシティブ技術に少なくとも一部基づきうるいかなる適切な回路を含んでよい。一実施形態におけるタッチセンサインターフェース回路412は、いかなる適切なマルチタッチ技術をサポートしてよい。一実施形態におけるタッチセンサインターフェース回路412は、表面111および121におけるタッチ入力に対応するアナログ信号を、いかなる適切なデジタルタッチ入力データに変換するいかなる適切な回路を含んでよい。一実施形態における適切なデジタルタッチ入力データは、例えば、タッチ位置または座標データを含んでよい。
【0040】
タッチ制御ロジック414は、タッチセンサインターフェース回路412の制御を手助けするよういかなる適切な形態で結合されることにより、表面111および121におけるタッチ入力を検知してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、タッチセンサインターフェース回路412により検知されたタッチ入力に対応するデジタルタッチ入力データをいかなる適切な形態で出力するよう結合されてもよい。タッチ制御ロジック414は、例えば、タッチセンサインターフェース回路412に用いられる回路の少なくとも一部基きうるいかなる適切なハードウェア、ファームウェア、および/または、ソフトウェアロジックを含む、いかなる適切なロジックを用いて実装されてよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、いかなる適切なマルチタッチ技術をサポートしてよい。
【0041】
図4に示されるような一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、デジタルタッチ入力データを出力すべく、処理のためのシステム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420に結合されてよい。一実施形態における少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチ制御ロジック414から出力されたデジタルタッチ入力データを処理するよういかなる適切なソフトウェアを実行してよい。適切なソフトウェアは、例えば、いかなる適切なドライバソフトウェア、および/または、いかなる適切なアプリケーションソフトウェアを含んでよい。図4に示すように、システムメモリ440は、適切なソフトウェア442を格納してよく、および/または、不揮発性メモリおよび/または記憶装置450は、デジタルタッチ入力データを処理する少なくとも1つのプロセッサ420によって実行されるのに適したソフトウェア452を格納してよい。
【0042】
一実施形態におけるタッチセンサインターフェース回路412および/またはタッチ制御ロジック414は、表面111および121のそれぞれの少なくとも一部の論理結合がマッピングされうる単一の大型タッチ入力領域座標系に対応するデジタルタッチ入力データを生成してよい。このように、一実施形態におけるプロセッサ420は、2つの別々のタッチ入力領域座標系を要さず、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120に応じていかなる適切なソフトウェアを実行してよい。
【0043】
一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120におけるタッチ入力をいかなる適切な形態でサポートするいかなる適切なロジックを有してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、表面121で検知されたタッチ入力を表面111で検知されたタッチ入力から続いているとみなす、および/または、表面111で検知されたタッチ入力を表面121で検知されたタッチ入力から続いているとみなすいかなる適切なロジックを含んでよい。
【0044】
一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、表面111および/または121におけるタッチ入力の検知に応じた一瞬だけのデジタルタッチ入力データを出力してよい。このように、一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、少なくとも1つのプロセッサ420がデジタルタッチ入力データを処理するソフトウェアを実行する手助けをして時間の経過を識別し、それによって表面111および/または121におけるタッチ入力を解釈する手助けをしてよい。一実施形態では、デジタルタッチ入力データを処理するソフトウェアを実行する少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチ入力における時間の経過をコマンドとして解釈し、実質的に連続したタッチ入力を用いて始められた動作を終了するかまたは取り消してよい。
【0045】
検知されたタッチ入力が表面111と121との間の境界にある隙間を渡るときのタッチ入力における時間の経過として解釈される遅延が、デジタルタッチ入力データの出力に生じるのを防止すべく、一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、検知されたタッチ入力が表面111と121との間の境界における隙間を横切るとき、いかなる適切な移行タッチ入力データを出力するいかなる適切なロジックを含んでよい。一実施形態における適切な移行タッチ入力データは、例えば、隙間を渡る前に検知されたタッチ入力の最後または最後に近い位置に対応してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、表面111または121において再びタッチ入力が検知されるまで、または、タッチ入力が検知されずに予め決められた時間量が経過するまで、移行タッチ入力データを出力してよい。このように、検知されたタッチ入力が一方の表面111から、例えば表面111と121との間の隙間を渡って他方の表面121まで横断するとき、一実施形態における、デジタルタッチ入力データを処理するソフトウェアを実行する少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチ入力における時間の経過を判断せず、それによって両表面111および121において同じ動作のための検知されたタッチ入力に対応するタッチ入力データを処理してよい。[タッチセンシティブディスプレイデバイスにおける動作]
【0046】
図5は、一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120におけるタッチ入力を用いて動作を実行するフローチャート500の一例を示す。
【0047】
図5のブロック502では、表面111および121においてタッチ入力が検知されてよい。一実施形態では、タッチセンサインターフェース回路412は、表面111および121におけるタッチ入力を検知するよう用いられてよい。
【0048】
ブロック504において、表面111および121を横断するパスを有する検知されたタッチ入力が識別されてよく、ブロック506において、識別の少なくとも一部に基づき、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120に亘る動作が実行されてよい。図4に示すような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチコントローラ410とインターフェースすることにより、検知されたタッチ入力はこのようなパスを有するものとしていかなる適切な方法で識別してよく、また、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120のディスプレイとインターフェースすることにより、当該検知されたタッチ入力の少なくとも一部に基づき、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120に亘るいかなる適切な動作をいかなる適切な形態で実行してよい。
【0049】
例えば、1つの適切な動作は、両表面111および121を横切るタッチ入力パスに沿って表示されたデジタルオブジェクトをドラッグまたは動かすことであってよい。他の適切な動作は、例えば、両表面111および121を横切るタッチ入力パスに従い、例えばウィンドウ、ピクチャ、または、ドキュメントなどの表示されたデジタルオブジェクトの1つ以上の境界線をドラッグまたは動かすことにより、当該デジタルオブジェクトのサイズを変更してよい。
【0050】
一実施形態では、タッチコントローラ410は、表面121おいて検知されたタッチ入力を表面111において検知されたタッチ入力から続いているものとみなし、および/または、表面111において検知されたタッチ入力を表面121において検知されたタッチ入力から続いているものとみなすことにより、ソフトウェアを実行する少なくとも1つのプロセッサ420が両表面111および121を横断するパスを有する検知されたタッチ入力を識別する手助けをしてよい。一実施形態におけるタッチコントローラ410は、検知されたタッチ入力が表面111と121との間の隙間を横断するとき、移行タッチ入力データを出力することによって、検知されたタッチ入力を上記のようにみなしてよい。
【0051】
ブロック502から506までの動作は、いかなる適切な順序で実行されてよく、他のいかなる適切な動作と同時に行われてよい。一例としては、ブロック506において一の動作が実行される場合、ブロック502において表面121におけるタッチ入力が検知され、ブロック504において、表面111および121を横断するパスを有する検知されたタッチ入力の一部として識別されてよい。[表面の境界部分の使用]
【0052】
一実施形態におけるタッチコントローラ410のタッチ制御ロジック414は、検知されたタッチ入力が表面111と121との間の隙間を渡るときをいかなる適切な方法で識別するいかなる適切なロジックを含んでよい。
【0053】
一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110または120用のディスプレイの境界またはその近傍で検知されたタッチ入力を識別することにより、検知されたタッチ入力が隙間を渡ったことを識別してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110または120用ディスプレイの境界を通り越して検知されたタッチ入力を識別することにより、検知されたタッチ入力が隙間を渡ったことを識別してよい。
【0054】
一実施形態における表面111は、例えば、図6に示されるような境界部分617、または、例えば、図7に示されるような境界部分717のような境界部分を有してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、検知されたタッチ入力が表面111の境界部分上を渡っているかまたは越えたことを識別することにより、検知されたタッチ入力が表面111から表面121へ渡ったことを識別してよい。
【0055】
一実施形態における表面111は、いかなる適切なサイズおよび形状の境界部分を有してよい。一実施形態における境界部分は、一般的にタッチセンシティブディスプレイデバイス110用ディスプレイと、当該タッチセンシティブディスプレイデバイス110用ディスプレイを覆う表面111から表面121までのタッチ入力のほとんどのまたは実質的にすべての直通パスに沿った表面121との間に存在してよい。
【0056】
図6に示されるような一実施形態では、表面111は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110用ディスプレイ615を覆わない境界部分617を有してよい。一実施形態における境界部分617は、例えば、1つまたは2つのピクセル分の高さを有してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、境界部分617において検知されたタッチ入力を識別することにより、検知されたタッチ入力がディスプレイ615の境界を渡り切ったことを識別してよい。
【0057】
図7に示されるような一実施形態では、表面111は、少なくともその一部がディスプレイ615を覆う境界部分717を有してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、境界部分717の上にある検知されたタッチ入力がディスプレイ615を覆っていることを識別することにより、検知されたタッチ入力がディスプレイ615の境界またはその近傍にあることを識別してよい。一実施形態では、境界部分717の少なくとも一部は、ディスプレイ615を覆わなくてよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、境界部分717において検知されたタッチ入力がディスプレイ615を覆っていないことを識別することにより、検知されたタッチ入力がディスプレイ615の境界を渡り切ったことを識別してよい。
【0058】
一実施形態における表面121は、例えば、図6に示されるような境界部分627、または、例えば、図7に示されるような境界部分727のような境界部分を有してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、検知されたタッチ入力が表面121の境界部分上を渡るかまたは越えていることを識別することにより、検知されたタッチ入力が表面121から表面111に渡ったことを識別してよい。
【0059】
一実施形態における表面121は、いかなる適切なサイズおよび形状の境界部分を有してよい。一実施形態における境界部分は、一般的にタッチセンシティブディスプレイデバイス120用ディスプレイと、当該タッチセンシティブディスプレイデバイス120用ディスプレイを覆う表面121から表面111までのタッチ入力のほとんどのまたは実質的にすべての直通パスに沿った表面111との間に存在してよい。
【0060】
図6に示されるような一実施形態では、表面121は、タッチセンシティブディスプレイデバイス120用ディスプレイ625を覆わない境界部分627を有してよい。一実施形態における境界部分627は、例えば、1つまたは2つのピクセル分の高さを有してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、境界部分627において検知されたタッチ入力を識別することにより、検知されたタッチ入力がディスプレイ625の境界を渡り切ったことを識別してよい。
【0061】
図7に示されるような一実施形態では、表面121は、少なくともその一部がディスプレイ625を覆う境界部分727を有してよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、境界部分727の上にある検知されたタッチ入力がディスプレイ625を覆っていることを識別することにより、検知されたタッチ入力がディスプレイ625の境界またはその近傍にあることを識別してよい。一実施形態では、境界部分727の少なくとも一部は、ディスプレイ625を覆わなくてよい。一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、境界部分727において検知されたタッチ入力がディスプレイ625を覆っていないことを識別することにより、検知されたタッチ入力がディスプレイ625の境界を渡り切ったことを識別してよい。
【0062】
図8は、一実施形態における、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120へのタッチ入力を用いて動作を実行するフローチャート800の一例を示す。
【0063】
図8のブロック802では、1つの動作のためのタッチ入力がタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面において識別されてよい。図4に示されるような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチコントローラ410とインターフェースすることにより、検知されたタッチ入力は実行されるべき動作のためのものかどうかをいかなる適切な方法で識別してよい。タッチ入力を用いていかなる適切な動作がサポートされてよい。
【0064】
例えば、1つの適切な動作は、タッチ入力パスに沿って表示されたデジタルオブジェクトをドラッグまたは動かすことであってよい。一実施形態では、表示されたデジタルオブジェクトからスタートするタッチ入力は、デジタルオブジェクトをドラッグするためのタッチ入力として識別されてよい。
【0065】
他の適切な動作は、例えば、タッチ入力パスに従い、例えばウィンドウ、ピクチャ、または、ドキュメントなどの表示されたデジタルオブジェクトの1つ以上の境界線をドラッグまたは動かすことにより、当該デジタルオブジェクトのサイズを変更してよい。一実施形態では、表示されたデジタルオブジェクトの境界領域からスタートするタッチ入力は、デジタルオブジェクトの1つ以上の境界線をドラッグするためのタッチ入力として識別されてよい。
【0066】
ブロック804では、タッチ入力の少なくとも一部に基づき、動作の少なくとも一部が実行されてよい。図4に示すような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420が現在のタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120用ディスプレイとインターフェースすることにより、タッチ入力の少なくとも一部に基づき、動作の一部を実行してよい。
【0067】
ブロック806において、動作のためのタッチ入力が現在の表面111または121の境界部分の外側の現在の表面111または121において検知されたかどうかが識別されてよい。図4に示されるような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチコントローラ410とインターフェースすることにより、タッチ入力が検知されたかどうかをいかなる適切な方法でブロック806において識別してよい。
【0068】
一実施形態では、ブロック806において、現在の表面111または121の境界部分の外側の現在の表面111または121において動作のためのタッチ入力が引き続き検知された場合、ブロック804において動作の一部が実行されてよい。一例としては、現在のタッチセンシティブディスプレイデバイス110または120用ディスプレイがアップデートされることにより、例えば最初にハイライトするか持ち上がってよくその後、タッチ入力が検知されるとき、表示されたデジタルオブジェクトはタッチ入力パスに沿って移動してよい。
【0069】
ブロック808において、動作のためのタッチ入力が現在の表面111または121の境界部分の上で検知されたかどうかが識別されてよい。一実施形態では、タッチコントローラ410は、ブロック808においてタッチ入力が検知されたかどうかをいかなる適切な方法で識別してよい。
【0070】
ブロック806において、現在の表面111または121の境界部分の外側の現在の表面111または121において動作のためのタッチ入力が検知されない場合、または、ブロック808において、現在の表面111または121の境界部分の上でタッチ入力が検知されない場合、ブロック816において動作は終了してよい。
【0071】
ブロック808において現在の表面111または121の境界部分の上でタッチ入力が検知された場合、ブロック810において、当該タッチ入力が他のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面を横断している可能性が識別されてよい。一実施形態では、タッチコントローラ410は、ブロック810において、動作のためのタッチ入力が他のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面を横断していることを識別してよい。一実施形態では、ブロック810において、タッチコントローラ410は、適切な移行タッチ入力データを出力することにより、検知されたタッチ入力が表面111と121との境界にある隙間を渡るときにタッチ入力における時間の経過として解釈されうる遅延が、デジタルタッチ入力データの出力に生じることを防止する手助けをしてよい。一実施形態における適切な移行タッチ入力データは、例えば、表面111における、および/または、現在のタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120用ディスプレイにおける検知されたタッチ入力の最後または最後に近い位置に対応してよい。
【0072】
ブロック812において、動作のためのタッチ入力が現在の境界部分の外側の現在の表面111または121において検知されたかどうかが識別されてよい。図4に示されるような一実施形態では、ブロック812において、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチコントローラ410とインターフェースすることにより、タッチ入力が検知されたかどうかをいかなる適切な方法で識別してよい。
【0073】
ブロック812において、現在の境界部分の外側の表面111または121の上で動作のためのタッチ入力が検知されず、ブロック808において、現在の境界部分の上でタッチ入力が検知されない場合、ブロック816において動作は終了してよい。
【0074】
ブロック812において現在の境界部分の外側の表面111または121の上で動作のためのタッチ入力が検知されず、ブロック808において、現在の境界部分の上でタッチ入力が検知された場合は、引き続き、動作のためのタッチ入力は、他のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面を横断していることがブロック810において識別されてよい。
【0075】
ブロック812において、現在の境界部分の外側の表面111または121の上で動作のためのタッチ入力が検知された場合、タッチ入力の少なくとも一部に基づき、ブロック814において、動作の1部が引き続き実行されてよい。図4に示すような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420は、現在のタッチセンシティブディスプレイデバイス110または120用ディスプレイとインターフェースすることにより、タッチ入力における少なくとも一部に基づき、動作の一部を実行してよい。
【0076】
一例としては、動作のためのタッチ入力は、表面111の境界部分の外側の表面111から表面111の境界部分まで横断し、表面111と121との間の隙間を越えて表面121へと渡る。ブロック812において、表面121上で動作のためのタッチ入力が検知された場合、ブロック814において動作の一部が引き続き実行されてよい。図4に示すような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420が新しい現在のタッチセンシティブディスプレイデバイス120用ディスプレイとインターフェースすることにより、タッチ入力の少なくとも一部に基づき、動作の一部を実行してよい。
【0077】
他の例としては、動作のためのタッチ入力は、表面121の境界部分の外側の表面121から表面121の境界部分まで横断し、表面111と121との間の隙間を越えて表面111へと渡る。ブロック812において動作のためのタッチ入力が表面111上で検知された場合、ブロック814において動作の一部が引き続き実行されてよい。図4に示すような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420は、現在のタッチセンシティブディスプレイデバイス110用ディスプレイとインターフェースすることにより、タッチ入力における少なくとも一部に基づき、動作の一部を実行してよい。
【0078】
一実施形態において、タッチコントローラ410が表面111または121の上で検知されたタッチ入力に対応するタッチ入力データの出力を再開したとき、ブロック812において表面111または121の上でタッチ入力が再び検知されるまで、ブロック810において、タッチコントローラ410は、移行タッチ入力データを出力してよい。このように、一実施形態における、デジタルタッチ入力データを処理するソフトウェアを実行する少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチ入力における時間の経過を判断しなくてよく、したがって、両表面111および121において同じ動作のための検知されたタッチ入力に対応するタッチ入力データを処理してよい。
【0079】
一実施形態では、タッチコントローラ410のタッチ制御ロジック414は、表面111および121の境界部分の少なくとも一部と論理的に重複し、その結果、検知されたタッチ入力が表面111の境界部分の外側の表面111から表面111の境界部分まで横断する場合、表面111の境界部分の少なくとも一部は、タッチセンシティブディスプレイデバイス120の一部としてみなされてよい。表面121に渡ると予測されている検知されたタッチ入力が表面111の境界部分上で識別された場合、ブロック810における一実施形態のタッチ制御ロジック414は、表面121の境界部分上の位置に対応する適切な移行タッチ入力データを出力してよい。
【0080】
検知されたタッチ入力が表面121の境界部分の外側の表面121から表面111の境界部分へと横断する場合、一実施形態におけるタッチ制御ロジック414は、表面121の境界部分の少なくとも一部も、タッチセンシティブディスプレイデバイス110の一部として同様にみなわれてよい。表面111に渡ると予測されている検知されたタッチ入力が表面121の境界部分上で識別された場合、ブロック810における一実施形態のタッチ制御ロジック414は、表面111の境界部分上の位置に対応する適切な移行タッチ入力データを出力してよい。
【0081】
ブロック806および812において引き続き動作のためのタッチ入力が検知される際、動作はブロック816まで継続して実行されてよい。ブロック806および812においてタッチ入力が検知された場合は、ブロック804および814で実行される動作の一部を有するとして説明してきたが、一実施形態における動作は、ブロック808においてタッチ入力が検知されなくなるまで実行されなくてもよい。
【0082】
一実施形態では、例えば、タップのような付加的な検知されたタッチ入力がブロック816において動作を終了するのに用いられてよい。このような追加の検知されたタッチ入力を用いることなく予め決められた時間量が経過した場合、一実施形態における動作は、一部実行するかまたは実行しなくてよい場合には取り消されてよい。
【0083】
ブロック802から816までの動作は、いかなる適切な順序で実行されてよく、他のいかなる適切な動作と同時に行われてよい。一例としては、ブロック808における検知されたタッチ入力の識別は、ブロック806における検知されたタッチ入力の識別の前に、または、同時に行われてよい。[追加のタッチセンサの使用]
【0084】
一実施形態におけるタッチコントローラ410は、通常表面111と121との間に位置する追加のタッチセンサを用いて、検知されたタッチ入力が表面111と121との間の隙間を渡るときを識別する。
【0085】
図9に示すように、一実施形態における電子デバイス100は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120とは別個のタッチセンサ970を有してよい。タッチセンサ970は、タッチが検知されうる表面971を有する。一実施形態におけるタッチセンサ970は、例えば、これらに限定されないが、容量性タッチセンシティブ技術、または、抵抗性タッチセンシティブ技術のようないかなる適切な技術を用いるタッチセンシティブパッドを含んでよい。
【0086】
タッチセンサ970は、いかなる適切なサイズおよび形状を有してよく、一実施形態では、表面111と121との間のタッチ入力のほとんどのまたは実質的にすべての直通パスに沿い、タッチセンシティブディスプレイデバイス110の表面111と、タッチセンシティブディスプレイデバイス120の表面121との間に通常配置されてよい。一実施形態では、タッチセンサ970は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110と120との間に比較的途切れない表面レベルを提供するのに役立つようないかなる適切な形態の配置、サイズ、および、形状を有してよい。
【0087】
一実施形態におけるタッチセンサインターフェース回路412は、タッチセンサ970の表面971におけるタッチ入力を検知すべく結合されてよい。表面111、表面971、および、表面121を横断するパスを有する検知されたタッチ入力が識別されてよく、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120における動作は、当該識別の少なくとも一部に基づき実行されてよい。図4に示すような一実施形態では、システム制御ロジック430および/または少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチコントローラ410とインターフェースすることにより、検知されたタッチ入力はこのようなパスを有するものとしていかなる適切な形態で識別してよく、また、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120のディスプレイとインターフェースすることにより、当該検知されたタッチ入力の少なくとも一部に基づき、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120に亘るいかなる適切な動作をいかなる適切な形態で実行してよい。
【0088】
一実施形態では、タッチコントローラ410は、検知されたタッチ入力が表面971上を横断するときを識別し、当該識別に応答していかなる適切な移行タッチ入力データを出力することにより、表面111、971、および、121を横断するパスを有する検知されたタッチ入力を識別するようソフトウェアを実行する少なくとも1つのプロセッサ420の助けとなってよい。このように、タッチコントローラ410は、表面121において検知されたタッチ入力を、表面111において検知されたタッチ入力から続いているものとみなし、表面111において検知されたタッチ入力を、表面121において検知されたタッチ入力から続いているものとみなしてよい。
【0089】
一実施形態におけるタッチセンサ970は、上述のごとく、両表面111および121用のいかなるディスプレイも覆わない境界部分として同様に用いられてよい。したがって、図8の一例としてのフローチャート800は、タッチセンサ970の使用に同様に適用されてよい。
【0090】
1つのタッチセンサ970を有するように説明してきたが、一実施形態における電子デバイス100は、検知されたタッチ入力が表面111と121との間の隙間を渡るときを識別すべく、通常表面111と121との間に位置する2つ以上のタッチセンサをいかなる適切な構成で有してよい。一実施形態におけるタッチセンサインターフェース回路412は、このようなタッチセンサの表面におけるタッチ入力を検知すべく結合されてよい。表面111、このようなタッチセンサの少なくとも1つの表面、および、表面121を横断するパスを有する検知されたタッチ入力が識別され、タッチセンシティブディスプレイデバイス110および120における動作は、当該識別の少なくとも一部に基づき実行されてよい。[代替ロジック]
【0091】
タッチコントローラ410を用い、表面121上で検知されたタッチ入力を表面111上で検知されたタッチ入力から続いているものとしてみなし、および/または、表面111上で検知されたタッチ入力を表面121上で検知されたタッチ入力から続いているものとしてみなすことに関して1つ以上の実施形態を説明してきたが、他の適切なロジックも用いられてよい。
【0092】
一実施形態では、電子デバイス100は、タッチコントローラ410から出力されたタッチ入力データを受信し、検知されたタッチ入力が表面111と121との間の隙間を渡るときを当該タッチ入力データからいかなる適切な方法で識別するいかなる適切なロジックを有してよい。 一実施形態におけるこのようなロジックは、タッチセンシティブディスプレイデバイス110または120用のディスプレイの境界またはその近傍で検知されたタッチ入力を受信したタッチ入力データから識別することにより、検知されたタッチ入力が隙間を渡ったことを識別してよい。一実施形態におけるこのようなロジックは、タッチセンシティブディスプレイデバイス110または120用ディスプレイの境界を通り越したことが検知されたタッチ入力を受信したタッチ入力データから識別することにより、検知されたタッチ入力が隙間を渡ったことを識別してよい。一実施形態におけるこのようなロジックは、隙間を渡ったことが識別されたタッチ入力による時間の経過に従う受信されたタッチ入力データを、時間が経過する前に受信されたタッチ入力データから続いているものとしてみなしてよい。このようなロジックは、いかなる適切なハードウェア、ファームウェア、および/または、ソフトウェアロジックの使用を含む、いかなる適切な方法で実装されてよい。
【0093】
図4に示されるような一実施形態では、タッチコントローラ410からのデジタルタッチ入力データを処理するようソフトウェアを実行する少なくとも1つのプロセッサ420は、いかなる適切な追加のソフトウェアを実行することにより、検知されたタッチ入力が表面111と121との間の隙間を渡るときを識別し、隙間を横断したことが識別されたタッチ入力による時間の経過に従い受信されたタッチ入力データを、時間が経過する前に受信されたタッチ入力データから続いているものとしてみなしてよい。[直列結合タッチセンサ]
【0094】
一実施形態におけるタッチセンシティブディスプレイデバイス110および120は、直列に結合されたタッチセンサを有してよい。それによって、一実施形態では、タッチコントローラ410によってこのようなタッチセンサを単一の大きいタッチセンサとしてみなすことを容易にする助けとなってよい。
【0095】
図10は、タッチセンシティブディスプレイデバイス110用タッチセンサ1018と、タッチセンシティブディスプレイデバイス120用タッチセンサ1028との一実施形態を示す。図10に示すように、タッチセンサ1018およびタッチセンサ1028は、直列に結合されており、タッチセンサインターフェース回路412は、両タッチセンサ1018および1028からのタッチ入力を検知するよう結合されてよい。一実施形態におけるタッチセンサ1018およびタッチセンサ1028は、行列を定義し、タッチセンサ1018および1028が直列結合されることにより、より大きい行列を形成するいかなる適切なタッチセンサ技術を用いてそれぞれ実装されてよい。一実施形態におけるタッチセンサ1018および1028は、容量性タッチスクリーンとして実装されてよい。
【0096】
一実施形態では、タッチコントローラ410のタッチ制御ロジック414および/または、デジタルタッチ入力データを処理するようソフトウェアを実行する少なくとも1つのプロセッサ420は、タッチセンサ1018を用いて検知されたタッチ入力を、タッチセンサ1028を用いて検知されたタッチ入力から続いているものとしてみなしてよく、および/または、タッチセンサ1028を用いて検知されたタッチ入力を、タッチセンサ1018を用いて検知されたタッチ入力から続いているものとしてみなしてよい。
【0097】
上記説明では、例示的実施形態を記載してきた。これらの実施形態には、添付の請求項の範囲から逸脱せずにさまざまな修正および変更がなされうる。したがって、上記記載および図面は限定の意味合いでなく、例示としてみなされるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面を有する第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスと、
表面を有する第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスと、
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面におけるタッチ入力、および、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面におけるタッチ入力を検知するタッチセンサインターフェース回路と、
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面から前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面を横断するパスを有する検知されたタッチ入力に少なくとも一部基づき、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスに亘る動作を実行するロジックと、
を備える装置。
【請求項2】
前記ロジックは、タッチコントローラのタッチ制御ロジックを含み、前記タッチ制御ロジックは、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面上で検知された前記タッチ入力を、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面上で検知された前記タッチ入力から続いているものとみなす、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
検知された前記タッチ入力が前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面と前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面との間の隙間を越える場合、前記タッチ制御ロジックは、移行タッチ入力データを出力する、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスは、ディスプレイを有し、
前記ロジックは、検知された前記タッチ入力が前記ディスプレイの境界近傍かまたは境界にあるか、あるいは、前記ディスプレイの前記境界を越えているかを識別するロジックを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスは、ディスプレイを有し、
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面は、前記ディスプレイを覆わない境界部分を有し、
前記ロジックは、前記境界部分上の前記検知されたタッチ入力を識別するロジックを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面は、境界部分を有し、
前記ロジックは、前記境界部分上で検知された前記タッチ入力を識別することにより、検知された前記タッチ入力が前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面へと渡る可能性があることを識別するロジックを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスは、ディスプレイを有し、
前記境界部分の少なくとも一部は、前記ディスプレイを覆う、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
表面を有する少なくとも1つのタッチセンサをさらに備え、
前記タッチセンサインターフェース回路は、前記少なくとも1つのタッチセンサの前記表面上のタッチ入力を検知し、
前記ロジックは、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面、前記少なくとも1つのタッチセンサ少なくとも1つの前記表面、および、前記第2のタッチセンシティブディスプレイの前記表面を横断するパスを有する検知されたタッチ入力の少なくとも一部に基づき、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスに亘る動作を実行する、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのタッチセンサは、タッチセンシティブパッドを含む、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスは、第1のタッチセンサを有し、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスは、第2のタッチセンサを有し、
前記第1のタッチセンサと前記第2のタッチセンサとは直列に結合される、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスを支持するハウジング構造をさらに備え、前記ハウジング構造は、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスが少なくとも部分的に回転する軸を定める、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面、および、第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの表面におけるタッチ入力を検知する段階と、
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面および前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面を横断するパスを有する検知されたタッチ入力を識別する段階と、
識別に基づき、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスに亘る動作を実行する段階と、
を備える方法。
【請求項13】
前記識別する段階は、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面上で検知された前記タッチ入力を前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面上で検知された前記タッチ入力から続いているものとタッチコントローラによりみなす段階を有する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記みなす段階は、検知された前記タッチ入力が前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面と、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面との間の隙間を渡る場合、前記タッチコントローラにより移行タッチ入力データを出力する段階を有する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記識別する段階は、検知された前記タッチ入力が前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスのディスプレイの近傍または境界にあるか、または、前記ディスプレイの前記境界を渡ったことを識別することを有する、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記識別する段階は、検知された前記タッチ入力が前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面の境界部分上にあることを識別する段階を有し、前記境界部分は、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスのディスプレイを覆わない、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記識別する段階は、検知された前記タッチ入力が前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面の境界部分上にあることを識別することにより、検知された前記タッチ入力が前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面を越える可能性があることを識別する段階を有する、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記境界部分の少なくとも一部は、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスのディスプレイを覆う、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記検知する段階は、少なくとも1つのタッチセンサの表面におけるタッチ入力を検知する段階を有し、
前記識別する段階は、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面、前記少なくとも1つのタッチセンサの少なくとも1つの前記表面、および、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面を横断するパスを有する検知されたタッチ入力を識別する段階を有する、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
ディスプレイを含み、第1の表面を有する第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスと、
第2の表面を有する第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスと、
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記第1の表面、および、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記第2の表面におけるタッチ入力を検知するタッチセンサインターフェース回路と、
前記第1の表面における境界部分の外側の一部、前記境界部分、および、前記第2の表面を横断するパスを有する検知されたタッチ入力を識別するロジックと、
を備え、
前記第1の表面の前記境界部分の少なくとも一部は、前記ディスプレイを覆わない、
装置。
【請求項21】
前記ロジックは、タッチコントローラのタッチ制御ロジックを含み、前記タッチ制御ロジックは、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記第2の表面上で検知されたタッチ入力を、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記第1の表面上で検知されたタッチ入力から続いているものとみなす、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスを支持するハウジング構造をさらに備え、前記ハウジング構造は、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスが少なくとも部分的に回転する軸を定める、請求項20に記載の装置。
【請求項23】
表面を有する第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスと、
表面を有する少なくとも1つのタッチセンサと、
表面を有する第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスと、
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面、前記少なくとも1つのタッチセンサの前記表面、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面におけるタッチ入力を検知するタッチセンサインターフェース回路と、
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面、前記少なくとも1つのタッチセンサの前記表面、前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスの前記表面を横断するパスを有する検知されたタッチ入力を識別するロジックと、
を備える装置。
【請求項24】
前記少なくとも1つのタッチセンサは、タッチセンシティブパッドを含む、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスを支持するハウジング構造をさらに備え、前記ハウジング構造は、前記第1のタッチセンシティブディスプレイデバイスおよび前記第2のタッチセンシティブディスプレイデバイスが少なくとも部分的に回転する軸を定める、請求項23に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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