タッチパネル製造方法及びその構造
【課題】タッチパネル製造方法及びその構造を提供する。
【解決手段】本発明に係るタッチパネル製造方法及びその構造において、まず、透明基板の表面周縁に遮蔽層を設置し、そして複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、複数の第1導線は、透明基板の表面を被覆する。また、複数の間隔配列した絶縁ブロックを複数の第1導線の上に設置する。最後に、複数の第1感知ブロックと複数の第2感知ブロックとを同時に設置し、即ち、複数の第1感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するとともに、複数の第2感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの別の両側に接続されているように設置する。
【解決手段】本発明に係るタッチパネル製造方法及びその構造において、まず、透明基板の表面周縁に遮蔽層を設置し、そして複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、複数の第1導線は、透明基板の表面を被覆する。また、複数の間隔配列した絶縁ブロックを複数の第1導線の上に設置する。最後に、複数の第1感知ブロックと複数の第2感知ブロックとを同時に設置し、即ち、複数の第1感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するとともに、複数の第2感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの別の両側に接続されているように設置する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル製造プロセス及びその構造に関し、特に感知電極の生産製造プロセスを簡単化できるタッチパネル製造方法及びその構造に関する。
【背景技術】
【0002】
タッチパネルの一般的な種類としては、抵抗膜方式、静電容量方式、超音波方式、光學(赤外線)方式などが挙げられ、そのうち、最も幅広く使われているのが抵抗膜方式であり、その次は静電容量方式である。また、静電容量方式タッチパネルの長所としては、耐水性、耐傷性、高透光度や適用温度の範囲が広いなどがある。従って、静電容量方式タッチパネル本体のコストが高いにも拘わらず、技術的な成熟が進むにつれて、徐々に小型のディスプレイに適応するタッチパネルマーケットに進展し始めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国公告特許第1754141号明細書
【特許文献2】米国特許第6970160号明細書
【0004】
例えば、特許文献1(中国公告特許第1754141号)記載の中国特許公報が開示された「格子状タッチ検知システム」、その特許の家族としての特許文献2(米国特許第6970160号)にも開示されているように、当該特許は、タッチ検知面上の触れた位置を検出するに用いる格子状タッチ検知システムに係るものである。
所載の格子状タッチ検知システムは、絶縁材料により隔離された2つの静電容量性感知層が含まれ、そのうち、各層は、実質上に平行する伝導素子で構成され、かつその2つの感知層の伝導素子は、実質上に互いに直交する。
各伝導素子は、狭導電矩形ストリップによって接続された一系列の菱形パッチが含まれる。そのうちのいずれの感知層の各伝導素子は、片端或いは両端を相応すう導線組内の導線に電気的に接続している。また、制御回路を含んでもよい。
この制御回路は、タッチ検知面上が触れた時に、検知器素子が生成した検知信号を受信できるように、相応する導線組を介して両組に分かれた伝導素子に励振信号を送信し、及び各層中の影響が受けたストリップの位置に基づいて、触れた位置を確定する働きを行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許によれば、すくなくとも二層の感知層が必要であるため、生産製造に際して、各層の感知層の作製は、分別に行わなければならない。
一般的に言えば、感知層の作製方式は、スパッタリング、エッチング或いは事前に成形してから貼合するなどにすぎないため、後加工は、多数回の加工作業を行った後の先に作製完成した感知層に容易に影響を与え、感知層が物理的な或いは化学的な変化を発生して、タッチパネルの歩留まり率を低降させるに至った。
また、当該特許の感知層は、狭導電矩形ストリップによって一系列の菱形パッチが接続されているので、菱形パッチと別の菱形パッチとの間には、必ず大量な隙間が存在する。
それによって、タッチパネルの下方に設置された表示装置が影像を表示させる時には、それらの隙間は、表示装置に影響を与え、影像が外に向く投射する時には、過剰な射線が乱れる現象或いは干渉現象が発生する問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した要望に応じるために、本発明者らは長年にわたる刻苦勉励、鋭意研究と当該事業の経験を重ねた結果、一種の斬新的なタッチパネル製造方法及びその構造の設計を完成した。
【0007】
そこで、本発明の目的は、静電容量方式タッチパネルの製造プロセスを簡単化させた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、感知電極の製造プロセスを簡単化させた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、異なる感知方向に用いる複数の感知電極を同時に設置することを可能にさせた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供することにある。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係わるタッチパネル製造方法及びその構造は、タッチパネルを製造するにあたって、まず、透明基板の表面周縁に遮蔽層を設置し、そして複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、それらの第1導線は、透明基板の表面を被覆する。
また、複数の間隔配列した絶縁ブロックをそれらの第1導線の上に設置する。最後に、複数の第1感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するとともに、複数の第2感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの別の両側に接続されているように、複数の第1感知ブロックと複数の第2感知ブロックとを同時に設置する。
【0011】
本発明に係るタッチパネル製造方法及びその構造は、さらに透明基板の表面周縁に遮蔽層を設置し、続いて透明絶縁部を該透明基板の該遮蔽層(Icon)が被覆されていない領域内に設置し、そして複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、それらの第1導線は、透明絶縁層の表面を被覆する。また、複数の間隔配列した絶縁ブロックをそれらの第1導線の上に設置する。
最後に、複数の第1感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するとともに、複数の第2感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの別の両側に接続されているように、複数の第1感知ブロックと複数の第2感知ブロックとを同時に設置する。
【0012】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の請求項1〜67記載のタッチパネル製造方法及びその構造によれば、静電容量方式タッチパネルの製造プロセスと感知電極の製造プロセスとを簡単化させた、その上、異なる感知方向に用いる複数の感知電極を同時に設置することを可能にさせた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供できる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る好ましい実施例1の流れ図である。
【図2A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図1である。
【図2B】図2AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図2C】図2AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図3A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図2である。
【図3B】図3AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図3C】図3AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図4A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図3である。
【図4B】図4AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図4C】図4AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図5A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図4である。
【図5B】図5AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図5C】図5AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図6】本発明に係る好ましい実施例2の流れ図である。
【図7A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図1である。
【図7B】図7AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図7C】図7AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図8A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図2である。
【図8B】図8AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図8C】図8AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図9A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図3である。
【図9B】図9AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図9C】図9AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図10A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図4である。
【図10B】図10AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図10C】図10AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図11】本発明に係る好ましい実施例3の流れ図である。
【図12A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図1である。
【図12B】図12AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図12C】図12AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図13A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図2である。
【図13B】図13AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図13C】図13AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図14A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図3である。
【図14B】図14AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図14C】図14AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図15A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図4である。
【図15B】図15AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図15C】図15AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図16A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図5である。
【図16B】図16AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図16C】図16AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図17】本発明に係る好ましい実施例4の流れ図である。
【図18A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図1である。
【図18B】図18AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図18C】図18AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図19A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図2である。
【図19B】図19AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図19C】図19AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図20A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図3である。
【図20B】図20AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図20C】図20AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図21A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図4である。
【図21B】図21AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図21C】図21AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図22A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図5である。
【図22B】図22AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図22C】図22AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明をより完全に理解するために、以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は、本発明に係る好ましい実施例1の流れ図であり、図1を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0017】
(100)透明基板を提供するステップ。
(101)遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップ。
【0018】
上記ステップを行っている時、図2A、図2Bと図2Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図1、図2AのA-A'線に沿った部分断面図と図2AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、まず、透明基板1の表面周縁に遮蔽層2(Icon)を設置し、この遮蔽層2(Icon)の設置方式としては、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
これらの図をみれば、遮蔽層2(Icon)が中空枠体の構造であることがわかった。透明基板1の材質としては、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(Polyethyleneterephthalate,PET)、ポリカーボネート(Polycarbonate,PC)、ポリエチレン(Polyethylene,PE)、ポリ塩化ビニル(Polyvinyl chloride,PVC)、ポリプロピレン(Polypropylene,PP)、ポリスチレン(Polystyrene,PS)、ポリメタクリル酸メチル (Polymethylmethacrylate,PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであってもよい。
【0019】
(102)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、それらの第1導線は、透明基板の表面を被覆するステップ。
【0020】
上記ステップ(102)を行っている時、図3A、図3Bと図3Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図2、図3AのA-A'線に沿った部分断面図と図3AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、このステップ(102)において、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21或いは第2側表面22というのは、方向を限定した側面に制限しない、その特徴としては、第1側表面21と第2側表面22とは互いに垂直していればよいことにある。
言い換えれば、遮蔽層2(Icon)のいずれかの側面は、第1側表面21として定義したとともに、複数の第1導線4が設置された場合において、第1側表面21と垂直する遮蔽層2(Icon)の別の2つの側面は、第2側表面22と定義し、よって、これらの第2側表面22の上には、複数の第2導線5が設置される。逆に、遮蔽層2(Icon)のいずれかの側面は、第1側表面21として定義したとともに、複数の第2導線5が設置された場合において、第1側表面21と垂直する遮蔽層2(Icon)の別の2つの側面は、第2側表面22と定義し、よって、これらの第2側表面22の上には、複数の第1導線4が設置される。また、これらの第1導線4と、第2導線5との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であってもよい。
【0021】
ここで注意すべき点としては、実施例1の第1導線4を設置する時には、第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の2つの交互に対応する第1側表面21を直接被覆するため、第1側表面21と第1側表面21との間の第1導線4の部分区分段は、透明基板1の表面を直接被覆することにある。
【0022】
(103)複数の間隔配列した絶縁ブロックをそれらの第1導線の上に設置するステップ。
【0023】
上記ステップ(103)を行っている時、図4A、図4Bと図4Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図3A、図4AのA-A'線に沿った部分断面図と図4AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、このステップ(103)において、絶縁ブロック7の設置方式としては、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
ここで注意すべき点としては、各絶縁ブロック7は、複数の第1導線4とは互いに交差する状態で、また、最良の実施形態としては互いに垂直する状態であり、かつ、絶縁ブロック7は、第2導線5と直線的に配列するように設置しなければならない。
【0024】
(104)複数の第1感知ブロックを複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するように設置すると同時に、複数の第2感知ブロックを複数の絶縁ブロックの別の両側に設置するステップ。
【0025】
上記ステップ(104)を行っている時、図5A、図5Bと図5Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図4、図5AのA-A'線に沿った部分断面図と図5AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、このステップ(104)において、ここで、まず説明したいのは、複数の第1感知ブロック8、複数の第2感知ブロック9、複数の装飾電極10(modified electrode)と複数の導電体11は、同時に設置完成できるように構成され、即ち、上記した素子が生産製造する時には、単に1つの製造プロセスを経ても直接に完成できるため、複数の製造プロセスが不要となった。
【0026】
複数の第1感知プロック8を設置する時に、第1感知プロック8の配列位置は、第1導線4の上に位置し、かつ対向する2つの第1感知プロック8は、成対に各絶縁プロック7の両側に位置する。
そして、複数の第2感知プロック9の中の対向する2つの第2感知プロック9は、成対に各絶縁プロック7の別の両側に位置し、かつ第2感知プロック9と第2感知プロック9との間には、複数の絶縁プロック7の表面に設けられた複数の導電体を介して電気的に接続されている。ここまで、図面に明白に示すように、各第1感知ブロック8と各第2感知ブロック9とは、各絶縁ブロック7を中心して、交互に垂直配列することがわかった。
第1感知ブロック8と第2感知ブロック9との材質としては、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide,ITO)、インジウム亜鉛酸化物(Indium Zinc Oxide,IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(Al−doped ZnO,AZO)またはアンチモン錫酸化物(Antimony Tin Oxide,ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることが好ましい。
また、第1感知ブロック8と第2感知ブロック9との設置方式としては、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
さらに、第1感知ブロック8と第2感知ブロック9との形状としては、三辺以上、三辺を含む多辺形で、最良の実施形態としは菱形を使用する。
【0027】
全体構造として、本発明に係るタッチパネル構造は、透明基板1と、遮蔽層2(Icon)と、複数の第1導線4と、複数の第2導線5と、複数の絶縁ブロック7と、複数の第1感知ブロック8と、複数の第2感知ブロック9とを順に含有する。
遮蔽層2(Icon)はその透明基板1の表面周縁に設置する。複数の第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21に設置すると同時に、透明基板1の表面を被覆する。
また、複数の第2導線5は、遮蔽層2(Icon)の第2側表面22上に設置する。そして、複数の第1導線4の上には、複数の絶縁ブロック7が間隔配列するように設置される。
また、複数の第1感知ブロック8は、複数の絶縁ブロック7の両側の当該第1導線4の上に設置する。複数の第2感知ブロック9は、複数の絶縁ブロック7の別の両側に設置する。
【実施例2】
【0028】
図6は、本発明に係る好ましい実施例2の流れ図であり、図6を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0029】
(200)透明基板を提供するステップ。
(201)遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップ。
(202)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップ。
(203)複数の間隔配列した第3導線を透明基板の表面に設置するステップ。
【0030】
上記ステップ(200)〜ステップ(203)を行っている時、図7A、図7B、図7C、図8A、図8B、及び図8Cに示すような本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図1と概略図2、図7Aと図8AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図7Aと図8AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(200)〜ステップ(203)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0031】
上述好ましい実施例1と相違し、実施例2において、複数の第1導線4と複数の第2導線5は単に、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21と第2側表面22に設置して、複数の間隔配列した第3導線6を透明基板1の表面の中に遮蔽層2(Icon)が被覆されていない領域内に設置する。
また、第1導線4、第2導線5と第3導線6との設置方式と材質特性は、上述好ましい実施例1と同一のため、ここでの説明を省略する。
【0032】
(204)複数の第3導線の上に互いに交差する絶縁ブロックを積み重ねるように配置するステップ。
【0033】
上記ステップ(204)を行っている時、図9A、図9Bと図9Cに示すような本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図3、図9AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図9AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(204)において、絶縁ブロック7の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
ここで注意すべき点としては、各絶縁ブロック7が配列する時には、各絶縁ブロック7は、複数の第3導線6とは互いに交差する状態で、また、最良の実施形態としては互いに垂直する状態であり、かつ、絶縁ブロック7は、第2導線5と直線的に配列するように設置しなければならない。
【0034】
(205)複数の第1感知ブロックを複数の第3導線の両端に接続すると同時に、複数の第2感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの両側に設置するステップ。
【0035】
上記ステップ(205)を行っている時、図10A、図10Bと図10Cに示すような本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図4、図10AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図10AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(205)において、複数の第1感知ブロック8、複数の第2感知ブロック9、複数の装飾電極10と複数の導電体11は、同時に設置完成できるように構成され、即ち、上記した素子が生産製造する時には、単に1つの製造プロセスを経ても直接に完成できるため、複数の製造プロセスが不要となった。また、それらの素子の構造とと製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0036】
複数の第1感知プロック8を設置する時に、第1感知プロック8の配列位置は、第3導線6と第3導線6との間に位置し、即ち、対向する2つの第1感知プロック8は、成対に各絶縁プロック7の両側に位置すると同時に、各第1感知プロック8は、それぞれ2つの第3導線6と電気的に接続されている。
そして、複数の第2感知プロック9の中の対向する2つの第2感知プロック9は、成対に各絶縁プロック7の別の両側に位置し、かつ第2感知プロック9と第2感知プロック9との間には、複数の絶縁プロック7の表面に設けられた複数の導電体を介して電気的に接続されている。ここまで、図面に明白に示すように、各第1感知ブロック8と各第2感知ブロック9とは、各絶縁ブロック7を中心して、交互に垂直配列することがわかった。
【実施例3】
【0037】
図11は、本発明に係る好ましい実施例3の流れ図であり、図11を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0038】
(300)透明基板を提供するステップ。
(301)遮蔽層(Icon)を透明基板の表面周縁に設置するステップ。
(302)透明絶縁層を透明基板の表面に設置するステップ。
【0039】
上記ステップ(300)〜ステップ(302)を行っている時、図12A、図12B、図12C、図13A、図13B、及び図13Cに示すような本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図1と概略図2、図12Aと図13AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図12Aと図13AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(300)〜ステップ(302)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0040】
上述好ましい実施例1と相違し、実施例3において、透明基板1の表面の中に遮蔽層2(Icon)が被覆されていない領域内には、透明絶縁層3が設けられ、その透明絶縁層3の設置方式としては、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
【0041】
(303)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置すると同時に、複数の第1導線は、透明絶縁層の表面を被覆するステップ。
【0042】
上記ステップ(303)を行っている時、図14A、図14Bと図14Cに示すような本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図3、図14AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図14AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(303)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
唯一の相違点は、第1導線4を設置する時に、第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の互いに対応する2つの第1側表面21を直接被覆するため、第1側表面21と第1側表面21との間の第1導線4の部分区分段は、透明絶縁層3の表面を直接被覆することにある。
【0043】
(304)複数の絶縁ブロックを複数の第1導線の方向上に間隔配列するように設置するステップ。
(305)複数の第1感知ブロックを複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上に設置すると同時に、複数の第2感知ブロックを複数の絶縁ブロックの別の両側に設置するステップ。
【0044】
上記ステップ(304)〜ステップ(305)を行っている時、図15A、図15B、図15C、図16A、図16B、及び図16Cに示すような本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図4と概略図5、図15Aと図16AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図15Aと図16AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(304)〜ステップ(305)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
ここで注意すべき点としては、本発明に係る好ましい実施例3は、透明絶縁層3が増設することにある。
全体構造として、本発明に係るタッチパネル構造は、透明基板1と、遮蔽層2(Icon)と、透明絶縁層3と、複数の第1導線4と、複数の第2導線5と、複数の絶縁ブロック7と、複数の第1感知ブロック8と、複数の第2感知ブロック9とを順に含有する。遮蔽層2(Icon)はその透明基板1の表面周縁に設置する。
透明絶縁層3は透明基板1の表面に設置する。
複数の第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21に設置すると同時に、透明絶縁層3の表面を被覆する。
また、複数の第2導線5は、遮蔽層2(Icon)の第2側表面22上に設置する。そして、複数の第1導線4の上には、複数の絶縁ブロック7が間隔配列するように設置される。
また、複数の第1感知ブロック8は、複数の絶縁ブロック7の両側の当該第1導線4の上に設置する。
複数の第2感知ブロック9は、複数の絶縁ブロック7の別の両側に設置する。遮蔽層2(Icon)が中空枠体の構造であるため、透明絶縁層3を増設することにより、遮蔽層2(Icon)と遮蔽層2(Icon)内部の中空領域との高度差を減小させ、そして、複数の第1導線4、複数の第2導線5、複数の第1感知ブロック8と複数の第2感知ブロック9を設置する時には、これらの素子と隣接する遮蔽層2(Icon)と間の上昇勾配現象を抑えて、タッチ制御時、感測領域の周縁におけるの感知不良状態を減少させた。
【実施例4】
【0045】
図17は、本発明に係る好ましい実施例4の流れ図であり、図17を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0046】
(400)透明基板を提供するステップ。
(401)遮蔽層(Icon)を透明基板の表面周縁に設置するステップ。
(402)透明絶縁層を透明基板の表面に設置するステップ。
(403)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップ。
(404)複数の間隔配列した第3導線を透明絶縁層の表面に設置するステップ。
(405)複数の第3導線の上に互いに交差する絶縁ブロックを積み重ねるように配置するステップ。
(406)複数の第1感知ブロックを複数の第3導線の両端に接続すると同時に、複数の第2感知ブロックを複数の絶縁ブロックの両側に設置するステップ。
【0047】
上記ステップ(400)〜ステップ(406)を行っている時、図18A〜図22Cに示すような本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図、部分断面図を同時に参照すると、ここで、まず説明したいのは、本発明に係る好ましい実施例4は、上述好ましい実施例2において、透明絶縁層3を増設するように構成されている。
透明絶縁層3を増設することにより、これらの素子と隣接する遮蔽層2(Icon)と間の上昇勾配現象を抑えて、タッチ制御時、感測領域の周縁におけるの感知不良状態を減少させた、とう優れた効果を奏し得る。その他の構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0048】
以上は、発明を実施するための最良の形態の項においてなした具体的な実施例及び実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、当業者は、本発明の精神及び添付の特許請求の範囲内で変更して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
以上説明したように本発明に係るタッチパネル製造方法及びその構造は、特許に基づいての発明性及び産業上の利用可能性を具備することから、特許に値するものと確信しますので、出願人より、特許法の規定に従って、発明特許として特許庁に出願する。
【符号の説明】
【0050】
1 :透明基板
2 :遮蔽層
21:第1側表面
22:第2側表面
3 :透明絶縁層
4 :第1導線
5 :第2導線
6 :第3導線
7 :絶縁ブロック
8 :第1感知ブロック
9 :第2感知ブロック
10:装飾電極
11:導電体
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル製造プロセス及びその構造に関し、特に感知電極の生産製造プロセスを簡単化できるタッチパネル製造方法及びその構造に関する。
【背景技術】
【0002】
タッチパネルの一般的な種類としては、抵抗膜方式、静電容量方式、超音波方式、光學(赤外線)方式などが挙げられ、そのうち、最も幅広く使われているのが抵抗膜方式であり、その次は静電容量方式である。また、静電容量方式タッチパネルの長所としては、耐水性、耐傷性、高透光度や適用温度の範囲が広いなどがある。従って、静電容量方式タッチパネル本体のコストが高いにも拘わらず、技術的な成熟が進むにつれて、徐々に小型のディスプレイに適応するタッチパネルマーケットに進展し始めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国公告特許第1754141号明細書
【特許文献2】米国特許第6970160号明細書
【0004】
例えば、特許文献1(中国公告特許第1754141号)記載の中国特許公報が開示された「格子状タッチ検知システム」、その特許の家族としての特許文献2(米国特許第6970160号)にも開示されているように、当該特許は、タッチ検知面上の触れた位置を検出するに用いる格子状タッチ検知システムに係るものである。
所載の格子状タッチ検知システムは、絶縁材料により隔離された2つの静電容量性感知層が含まれ、そのうち、各層は、実質上に平行する伝導素子で構成され、かつその2つの感知層の伝導素子は、実質上に互いに直交する。
各伝導素子は、狭導電矩形ストリップによって接続された一系列の菱形パッチが含まれる。そのうちのいずれの感知層の各伝導素子は、片端或いは両端を相応すう導線組内の導線に電気的に接続している。また、制御回路を含んでもよい。
この制御回路は、タッチ検知面上が触れた時に、検知器素子が生成した検知信号を受信できるように、相応する導線組を介して両組に分かれた伝導素子に励振信号を送信し、及び各層中の影響が受けたストリップの位置に基づいて、触れた位置を確定する働きを行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許によれば、すくなくとも二層の感知層が必要であるため、生産製造に際して、各層の感知層の作製は、分別に行わなければならない。
一般的に言えば、感知層の作製方式は、スパッタリング、エッチング或いは事前に成形してから貼合するなどにすぎないため、後加工は、多数回の加工作業を行った後の先に作製完成した感知層に容易に影響を与え、感知層が物理的な或いは化学的な変化を発生して、タッチパネルの歩留まり率を低降させるに至った。
また、当該特許の感知層は、狭導電矩形ストリップによって一系列の菱形パッチが接続されているので、菱形パッチと別の菱形パッチとの間には、必ず大量な隙間が存在する。
それによって、タッチパネルの下方に設置された表示装置が影像を表示させる時には、それらの隙間は、表示装置に影響を与え、影像が外に向く投射する時には、過剰な射線が乱れる現象或いは干渉現象が発生する問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した要望に応じるために、本発明者らは長年にわたる刻苦勉励、鋭意研究と当該事業の経験を重ねた結果、一種の斬新的なタッチパネル製造方法及びその構造の設計を完成した。
【0007】
そこで、本発明の目的は、静電容量方式タッチパネルの製造プロセスを簡単化させた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、感知電極の製造プロセスを簡単化させた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供することにある。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、異なる感知方向に用いる複数の感知電極を同時に設置することを可能にさせた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供することにある。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係わるタッチパネル製造方法及びその構造は、タッチパネルを製造するにあたって、まず、透明基板の表面周縁に遮蔽層を設置し、そして複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、それらの第1導線は、透明基板の表面を被覆する。
また、複数の間隔配列した絶縁ブロックをそれらの第1導線の上に設置する。最後に、複数の第1感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するとともに、複数の第2感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの別の両側に接続されているように、複数の第1感知ブロックと複数の第2感知ブロックとを同時に設置する。
【0011】
本発明に係るタッチパネル製造方法及びその構造は、さらに透明基板の表面周縁に遮蔽層を設置し、続いて透明絶縁部を該透明基板の該遮蔽層(Icon)が被覆されていない領域内に設置し、そして複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、それらの第1導線は、透明絶縁層の表面を被覆する。また、複数の間隔配列した絶縁ブロックをそれらの第1導線の上に設置する。
最後に、複数の第1感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するとともに、複数の第2感知ブロックは、複数の絶縁ブロックの別の両側に接続されているように、複数の第1感知ブロックと複数の第2感知ブロックとを同時に設置する。
【0012】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の請求項1〜67記載のタッチパネル製造方法及びその構造によれば、静電容量方式タッチパネルの製造プロセスと感知電極の製造プロセスとを簡単化させた、その上、異なる感知方向に用いる複数の感知電極を同時に設置することを可能にさせた、タッチパネル製造方法及びその構造を提供できる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る好ましい実施例1の流れ図である。
【図2A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図1である。
【図2B】図2AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図2C】図2AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図3A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図2である。
【図3B】図3AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図3C】図3AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図4A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図3である。
【図4B】図4AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図4C】図4AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図5A】本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図4である。
【図5B】図5AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図5C】図5AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図6】本発明に係る好ましい実施例2の流れ図である。
【図7A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図1である。
【図7B】図7AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図7C】図7AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図8A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図2である。
【図8B】図8AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図8C】図8AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図9A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図3である。
【図9B】図9AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図9C】図9AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図10A】本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図4である。
【図10B】図10AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図10C】図10AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図11】本発明に係る好ましい実施例3の流れ図である。
【図12A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図1である。
【図12B】図12AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図12C】図12AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図13A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図2である。
【図13B】図13AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図13C】図13AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図14A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図3である。
【図14B】図14AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図14C】図14AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図15A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図4である。
【図15B】図15AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図15C】図15AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図16A】本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図5である。
【図16B】図16AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図16C】図16AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図17】本発明に係る好ましい実施例4の流れ図である。
【図18A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図1である。
【図18B】図18AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図18C】図18AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図19A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図2である。
【図19B】図19AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図19C】図19AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図20A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図3である。
【図20B】図20AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図20C】図20AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図21A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図4である。
【図21B】図21AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図21C】図21AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【図22A】本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図5である。
【図22B】図22AのA-A'線に沿った部分断面図である。
【図22C】図22AのB-B'線に沿った部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明をより完全に理解するために、以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は、本発明に係る好ましい実施例1の流れ図であり、図1を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0017】
(100)透明基板を提供するステップ。
(101)遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップ。
【0018】
上記ステップを行っている時、図2A、図2Bと図2Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図1、図2AのA-A'線に沿った部分断面図と図2AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、まず、透明基板1の表面周縁に遮蔽層2(Icon)を設置し、この遮蔽層2(Icon)の設置方式としては、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
これらの図をみれば、遮蔽層2(Icon)が中空枠体の構造であることがわかった。透明基板1の材質としては、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(Polyethyleneterephthalate,PET)、ポリカーボネート(Polycarbonate,PC)、ポリエチレン(Polyethylene,PE)、ポリ塩化ビニル(Polyvinyl chloride,PVC)、ポリプロピレン(Polypropylene,PP)、ポリスチレン(Polystyrene,PS)、ポリメタクリル酸メチル (Polymethylmethacrylate,PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであってもよい。
【0019】
(102)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面にそれぞれ設置すると同時に、それらの第1導線は、透明基板の表面を被覆するステップ。
【0020】
上記ステップ(102)を行っている時、図3A、図3Bと図3Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図2、図3AのA-A'線に沿った部分断面図と図3AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、このステップ(102)において、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21或いは第2側表面22というのは、方向を限定した側面に制限しない、その特徴としては、第1側表面21と第2側表面22とは互いに垂直していればよいことにある。
言い換えれば、遮蔽層2(Icon)のいずれかの側面は、第1側表面21として定義したとともに、複数の第1導線4が設置された場合において、第1側表面21と垂直する遮蔽層2(Icon)の別の2つの側面は、第2側表面22と定義し、よって、これらの第2側表面22の上には、複数の第2導線5が設置される。逆に、遮蔽層2(Icon)のいずれかの側面は、第1側表面21として定義したとともに、複数の第2導線5が設置された場合において、第1側表面21と垂直する遮蔽層2(Icon)の別の2つの側面は、第2側表面22と定義し、よって、これらの第2側表面22の上には、複数の第1導線4が設置される。また、これらの第1導線4と、第2導線5との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であってもよい。
【0021】
ここで注意すべき点としては、実施例1の第1導線4を設置する時には、第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の2つの交互に対応する第1側表面21を直接被覆するため、第1側表面21と第1側表面21との間の第1導線4の部分区分段は、透明基板1の表面を直接被覆することにある。
【0022】
(103)複数の間隔配列した絶縁ブロックをそれらの第1導線の上に設置するステップ。
【0023】
上記ステップ(103)を行っている時、図4A、図4Bと図4Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図3A、図4AのA-A'線に沿った部分断面図と図4AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、このステップ(103)において、絶縁ブロック7の設置方式としては、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
ここで注意すべき点としては、各絶縁ブロック7は、複数の第1導線4とは互いに交差する状態で、また、最良の実施形態としては互いに垂直する状態であり、かつ、絶縁ブロック7は、第2導線5と直線的に配列するように設置しなければならない。
【0024】
(104)複数の第1感知ブロックを複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するように設置すると同時に、複数の第2感知ブロックを複数の絶縁ブロックの別の両側に設置するステップ。
【0025】
上記ステップ(104)を行っている時、図5A、図5Bと図5Cに示すような本発明に係る好ましい実施例1の流れを示す概略図4、図5AのA-A'線に沿った部分断面図と図5AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、このステップ(104)において、ここで、まず説明したいのは、複数の第1感知ブロック8、複数の第2感知ブロック9、複数の装飾電極10(modified electrode)と複数の導電体11は、同時に設置完成できるように構成され、即ち、上記した素子が生産製造する時には、単に1つの製造プロセスを経ても直接に完成できるため、複数の製造プロセスが不要となった。
【0026】
複数の第1感知プロック8を設置する時に、第1感知プロック8の配列位置は、第1導線4の上に位置し、かつ対向する2つの第1感知プロック8は、成対に各絶縁プロック7の両側に位置する。
そして、複数の第2感知プロック9の中の対向する2つの第2感知プロック9は、成対に各絶縁プロック7の別の両側に位置し、かつ第2感知プロック9と第2感知プロック9との間には、複数の絶縁プロック7の表面に設けられた複数の導電体を介して電気的に接続されている。ここまで、図面に明白に示すように、各第1感知ブロック8と各第2感知ブロック9とは、各絶縁ブロック7を中心して、交互に垂直配列することがわかった。
第1感知ブロック8と第2感知ブロック9との材質としては、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide,ITO)、インジウム亜鉛酸化物(Indium Zinc Oxide,IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(Al−doped ZnO,AZO)またはアンチモン錫酸化物(Antimony Tin Oxide,ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることが好ましい。
また、第1感知ブロック8と第2感知ブロック9との設置方式としては、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
さらに、第1感知ブロック8と第2感知ブロック9との形状としては、三辺以上、三辺を含む多辺形で、最良の実施形態としは菱形を使用する。
【0027】
全体構造として、本発明に係るタッチパネル構造は、透明基板1と、遮蔽層2(Icon)と、複数の第1導線4と、複数の第2導線5と、複数の絶縁ブロック7と、複数の第1感知ブロック8と、複数の第2感知ブロック9とを順に含有する。
遮蔽層2(Icon)はその透明基板1の表面周縁に設置する。複数の第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21に設置すると同時に、透明基板1の表面を被覆する。
また、複数の第2導線5は、遮蔽層2(Icon)の第2側表面22上に設置する。そして、複数の第1導線4の上には、複数の絶縁ブロック7が間隔配列するように設置される。
また、複数の第1感知ブロック8は、複数の絶縁ブロック7の両側の当該第1導線4の上に設置する。複数の第2感知ブロック9は、複数の絶縁ブロック7の別の両側に設置する。
【実施例2】
【0028】
図6は、本発明に係る好ましい実施例2の流れ図であり、図6を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0029】
(200)透明基板を提供するステップ。
(201)遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップ。
(202)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップ。
(203)複数の間隔配列した第3導線を透明基板の表面に設置するステップ。
【0030】
上記ステップ(200)〜ステップ(203)を行っている時、図7A、図7B、図7C、図8A、図8B、及び図8Cに示すような本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図1と概略図2、図7Aと図8AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図7Aと図8AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(200)〜ステップ(203)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0031】
上述好ましい実施例1と相違し、実施例2において、複数の第1導線4と複数の第2導線5は単に、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21と第2側表面22に設置して、複数の間隔配列した第3導線6を透明基板1の表面の中に遮蔽層2(Icon)が被覆されていない領域内に設置する。
また、第1導線4、第2導線5と第3導線6との設置方式と材質特性は、上述好ましい実施例1と同一のため、ここでの説明を省略する。
【0032】
(204)複数の第3導線の上に互いに交差する絶縁ブロックを積み重ねるように配置するステップ。
【0033】
上記ステップ(204)を行っている時、図9A、図9Bと図9Cに示すような本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図3、図9AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図9AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(204)において、絶縁ブロック7の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
ここで注意すべき点としては、各絶縁ブロック7が配列する時には、各絶縁ブロック7は、複数の第3導線6とは互いに交差する状態で、また、最良の実施形態としては互いに垂直する状態であり、かつ、絶縁ブロック7は、第2導線5と直線的に配列するように設置しなければならない。
【0034】
(205)複数の第1感知ブロックを複数の第3導線の両端に接続すると同時に、複数の第2感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの両側に設置するステップ。
【0035】
上記ステップ(205)を行っている時、図10A、図10Bと図10Cに示すような本発明に係る好ましい実施例2の流れを示す概略図4、図10AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図10AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(205)において、複数の第1感知ブロック8、複数の第2感知ブロック9、複数の装飾電極10と複数の導電体11は、同時に設置完成できるように構成され、即ち、上記した素子が生産製造する時には、単に1つの製造プロセスを経ても直接に完成できるため、複数の製造プロセスが不要となった。また、それらの素子の構造とと製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0036】
複数の第1感知プロック8を設置する時に、第1感知プロック8の配列位置は、第3導線6と第3導線6との間に位置し、即ち、対向する2つの第1感知プロック8は、成対に各絶縁プロック7の両側に位置すると同時に、各第1感知プロック8は、それぞれ2つの第3導線6と電気的に接続されている。
そして、複数の第2感知プロック9の中の対向する2つの第2感知プロック9は、成対に各絶縁プロック7の別の両側に位置し、かつ第2感知プロック9と第2感知プロック9との間には、複数の絶縁プロック7の表面に設けられた複数の導電体を介して電気的に接続されている。ここまで、図面に明白に示すように、各第1感知ブロック8と各第2感知ブロック9とは、各絶縁ブロック7を中心して、交互に垂直配列することがわかった。
【実施例3】
【0037】
図11は、本発明に係る好ましい実施例3の流れ図であり、図11を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0038】
(300)透明基板を提供するステップ。
(301)遮蔽層(Icon)を透明基板の表面周縁に設置するステップ。
(302)透明絶縁層を透明基板の表面に設置するステップ。
【0039】
上記ステップ(300)〜ステップ(302)を行っている時、図12A、図12B、図12C、図13A、図13B、及び図13Cに示すような本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図1と概略図2、図12Aと図13AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図12Aと図13AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(300)〜ステップ(302)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0040】
上述好ましい実施例1と相違し、実施例3において、透明基板1の表面の中に遮蔽層2(Icon)が被覆されていない領域内には、透明絶縁層3が設けられ、その透明絶縁層3の設置方式としては、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であってもよい。
【0041】
(303)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置すると同時に、複数の第1導線は、透明絶縁層の表面を被覆するステップ。
【0042】
上記ステップ(303)を行っている時、図14A、図14Bと図14Cに示すような本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図3、図14AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図14AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(303)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
唯一の相違点は、第1導線4を設置する時に、第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の互いに対応する2つの第1側表面21を直接被覆するため、第1側表面21と第1側表面21との間の第1導線4の部分区分段は、透明絶縁層3の表面を直接被覆することにある。
【0043】
(304)複数の絶縁ブロックを複数の第1導線の方向上に間隔配列するように設置するステップ。
(305)複数の第1感知ブロックを複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上に設置すると同時に、複数の第2感知ブロックを複数の絶縁ブロックの別の両側に設置するステップ。
【0044】
上記ステップ(304)〜ステップ(305)を行っている時、図15A、図15B、図15C、図16A、図16B、及び図16Cに示すような本発明に係る好ましい実施例3の流れを示す概略図4と概略図5、図15Aと図16AのA-A'線に沿った部分断面図、及び図15Aと図16AのB-B'線に沿った部分断面図とを同時に参照すると、ステップ(304)〜ステップ(305)においての構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
ここで注意すべき点としては、本発明に係る好ましい実施例3は、透明絶縁層3が増設することにある。
全体構造として、本発明に係るタッチパネル構造は、透明基板1と、遮蔽層2(Icon)と、透明絶縁層3と、複数の第1導線4と、複数の第2導線5と、複数の絶縁ブロック7と、複数の第1感知ブロック8と、複数の第2感知ブロック9とを順に含有する。遮蔽層2(Icon)はその透明基板1の表面周縁に設置する。
透明絶縁層3は透明基板1の表面に設置する。
複数の第1導線4は、遮蔽層2(Icon)の第1側表面21に設置すると同時に、透明絶縁層3の表面を被覆する。
また、複数の第2導線5は、遮蔽層2(Icon)の第2側表面22上に設置する。そして、複数の第1導線4の上には、複数の絶縁ブロック7が間隔配列するように設置される。
また、複数の第1感知ブロック8は、複数の絶縁ブロック7の両側の当該第1導線4の上に設置する。
複数の第2感知ブロック9は、複数の絶縁ブロック7の別の両側に設置する。遮蔽層2(Icon)が中空枠体の構造であるため、透明絶縁層3を増設することにより、遮蔽層2(Icon)と遮蔽層2(Icon)内部の中空領域との高度差を減小させ、そして、複数の第1導線4、複数の第2導線5、複数の第1感知ブロック8と複数の第2感知ブロック9を設置する時には、これらの素子と隣接する遮蔽層2(Icon)と間の上昇勾配現象を抑えて、タッチ制御時、感測領域の周縁におけるの感知不良状態を減少させた。
【実施例4】
【0045】
図17は、本発明に係る好ましい実施例4の流れ図であり、図17を参照すると、タッチパネルを製造するにあたって、下記のステップを従って行うことがわかった。
【0046】
(400)透明基板を提供するステップ。
(401)遮蔽層(Icon)を透明基板の表面周縁に設置するステップ。
(402)透明絶縁層を透明基板の表面に設置するステップ。
(403)複数の第1導線と複数の第2導線を遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップ。
(404)複数の間隔配列した第3導線を透明絶縁層の表面に設置するステップ。
(405)複数の第3導線の上に互いに交差する絶縁ブロックを積み重ねるように配置するステップ。
(406)複数の第1感知ブロックを複数の第3導線の両端に接続すると同時に、複数の第2感知ブロックを複数の絶縁ブロックの両側に設置するステップ。
【0047】
上記ステップ(400)〜ステップ(406)を行っている時、図18A〜図22Cに示すような本発明に係る好ましい実施例4の流れを示す概略図、部分断面図を同時に参照すると、ここで、まず説明したいのは、本発明に係る好ましい実施例4は、上述好ましい実施例2において、透明絶縁層3を増設するように構成されている。
透明絶縁層3を増設することにより、これらの素子と隣接する遮蔽層2(Icon)と間の上昇勾配現象を抑えて、タッチ制御時、感測領域の周縁におけるの感知不良状態を減少させた、とう優れた効果を奏し得る。その他の構造と製造プロセスは、上述好ましい実施例1の構造と製造プロセスと同一のため、ここでの説明を省略する。
【0048】
以上は、発明を実施するための最良の形態の項においてなした具体的な実施例及び実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、当業者は、本発明の精神及び添付の特許請求の範囲内で変更して実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
以上説明したように本発明に係るタッチパネル製造方法及びその構造は、特許に基づいての発明性及び産業上の利用可能性を具備することから、特許に値するものと確信しますので、出願人より、特許法の規定に従って、発明特許として特許庁に出願する。
【符号の説明】
【0050】
1 :透明基板
2 :遮蔽層
21:第1側表面
22:第2側表面
3 :透明絶縁層
4 :第1導線
5 :第2導線
6 :第3導線
7 :絶縁ブロック
8 :第1感知ブロック
9 :第2感知ブロック
10:装飾電極
11:導電体
【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明基板を提供するステップと、
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップと、
複数の第1導線と複数の第2導線を前記遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップと、
複数の絶縁ブロックを前記複数の第1導線の上に間隔配列するように設置するステップと、
複数の第1感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するように設置すると同時に、複数の第2感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの別の両側に設置するステップと、
を含むことを特徴とする、タッチパネル製造方法。
【請求項2】
前記透明基材の材質は、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル (PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項3】
前記複数の第1導線と前記複数の第2導線との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項4】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの材質は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(AZO)またはアンチモン錫酸化物(ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項5】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの設置方式は、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項6】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとは、各前記複数の絶縁ブロックを中心して、交互に垂直配列することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項7】
各前記複数の絶縁ブロックの表面には各前記複数の第2感知ブロックと電気的に接続するに用いる導電体が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項8】
前記遮蔽層(Icon)の前記第1側表面と、前記第2側表面とは、互いに垂直することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項9】
前記遮蔽層(Icon)の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項10】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとの間には、装飾電極が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項11】
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置する前記ステップにおいて、透明絶縁層を前記透明基板の表面に設置するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項12】
前記透明絶縁層の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項11に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項13】
透明基板を提供するステップと、
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップと、
複数の第1導線と複数の第2導線を前記遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップと、
複数の間隔配列した第3導線を前記透明基板の前記遮蔽層(Icon)が被覆されていない領域内に設置するステップと、
前記複数の第3導線の上に互いに交差する絶縁ブロックを積み重ねるように配置するステップと、
複数の第1感知ブロックを前記複数の第3導線の両端に接続すると同時に、複数の第2感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの両側に設置するステップと、
を含むことを特徴とする、タッチパネル製造方法。
【請求項14】
前記透明基材の材質は、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル (PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項15】
前記複数の第1導線と、前記複数の第2導線と、前記複数の第3導線との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項16】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの材質は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(AZO)またはアンチモン錫酸化物(ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項17】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの設置方式は、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項18】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとは、各前記複数の絶縁ブロックを中心して、交互に垂直配列することを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項19】
各前記複数の絶縁ブロックの表面には各前記複数の第2感知ブロックと電気的に接続するに用いる導電体が設けられることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項20】
前記遮蔽層(Icon)の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項21】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとの間には、装飾電極が設けられることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項22】
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置する前記ステップにおいて、透明絶縁層を前記透明基板の表面に設置するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項23】
前記透明絶縁層の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項22に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項24】
透明基板と、
前記透明基板の表面周縁に設置する遮蔽層(Icon)と、
前記遮蔽層(Icon)の第1側表面に設置すると同時に、前記透明基板の表面を被覆する複数の第1導線と、
前記遮蔽層(Icon)の第2側表面に設置する複数の第2導線と、
前記複数の第1導線の上に間隔配列する複数の絶縁ブロックと、
前記複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上に設置する複数の第1感知ブロックと、
前記複数の絶縁ブロックの別の両側に設置する複数の第2感知ブロックと、
を含むことを特徴とする、タッチパネル構造。
【請求項25】
前記透明基材の材質は、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル (PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項26】
前記複数の第1導線と、前記複数の第2導線との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項27】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの材質は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(AZO)またはアンチモン錫酸化物(ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項28】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの設置方式は、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項29】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとは、各前記複数の絶縁ブロックを中心して、交互に垂直配列することを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項30】
各前記複数の絶縁ブロックの表面には各前記複数の第2感知ブロックと電気的に接続するに用いる導電体が設けられることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項31】
前記遮蔽層(Icon)の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項32】
前記遮蔽層(Icon)の前記第1側表面と、前記第2側表面とは、互いに垂直することを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項33】
前記透明基板の表面に透明絶縁層が設けられることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項34】
前記透明絶縁層の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項33に記載のタッチパネル構造。
【請求項35】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとの間には、装飾電極が設けられることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項1】
透明基板を提供するステップと、
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップと、
複数の第1導線と複数の第2導線を前記遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップと、
複数の絶縁ブロックを前記複数の第1導線の上に間隔配列するように設置するステップと、
複数の第1感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上を被覆するように設置すると同時に、複数の第2感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの別の両側に設置するステップと、
を含むことを特徴とする、タッチパネル製造方法。
【請求項2】
前記透明基材の材質は、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル (PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項3】
前記複数の第1導線と前記複数の第2導線との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項4】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの材質は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(AZO)またはアンチモン錫酸化物(ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項5】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの設置方式は、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項6】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとは、各前記複数の絶縁ブロックを中心して、交互に垂直配列することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項7】
各前記複数の絶縁ブロックの表面には各前記複数の第2感知ブロックと電気的に接続するに用いる導電体が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項8】
前記遮蔽層(Icon)の前記第1側表面と、前記第2側表面とは、互いに垂直することを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項9】
前記遮蔽層(Icon)の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項10】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとの間には、装飾電極が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項11】
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置する前記ステップにおいて、透明絶縁層を前記透明基板の表面に設置するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項12】
前記透明絶縁層の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項11に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項13】
透明基板を提供するステップと、
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置するステップと、
複数の第1導線と複数の第2導線を前記遮蔽層(Icon)の第1側表面と第2側表面に設置するステップと、
複数の間隔配列した第3導線を前記透明基板の前記遮蔽層(Icon)が被覆されていない領域内に設置するステップと、
前記複数の第3導線の上に互いに交差する絶縁ブロックを積み重ねるように配置するステップと、
複数の第1感知ブロックを前記複数の第3導線の両端に接続すると同時に、複数の第2感知ブロックを前記複数の絶縁ブロックの両側に設置するステップと、
を含むことを特徴とする、タッチパネル製造方法。
【請求項14】
前記透明基材の材質は、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル (PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項15】
前記複数の第1導線と、前記複数の第2導線と、前記複数の第3導線との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項16】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの材質は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(AZO)またはアンチモン錫酸化物(ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項17】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの設置方式は、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項18】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとは、各前記複数の絶縁ブロックを中心して、交互に垂直配列することを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項19】
各前記複数の絶縁ブロックの表面には各前記複数の第2感知ブロックと電気的に接続するに用いる導電体が設けられることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項20】
前記遮蔽層(Icon)の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項21】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとの間には、装飾電極が設けられることを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項22】
遮蔽層(Icon)を前記透明基板の表面周縁に設置する前記ステップにおいて、透明絶縁層を前記透明基板の表面に設置するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項13に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項23】
前記透明絶縁層の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項22に記載のタッチパネル製造方法。
【請求項24】
透明基板と、
前記透明基板の表面周縁に設置する遮蔽層(Icon)と、
前記遮蔽層(Icon)の第1側表面に設置すると同時に、前記透明基板の表面を被覆する複数の第1導線と、
前記遮蔽層(Icon)の第2側表面に設置する複数の第2導線と、
前記複数の第1導線の上に間隔配列する複数の絶縁ブロックと、
前記複数の絶縁ブロックの両側の当該第1導線の上に設置する複数の第1感知ブロックと、
前記複数の絶縁ブロックの別の両側に設置する複数の第2感知ブロックと、
を含むことを特徴とする、タッチパネル構造。
【請求項25】
前記透明基材の材質は、プラスチック、高分子プラスチック及びガラスのうちのいずれかであるか、またはポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメタクリル酸メチル (PMMA)から選択される1種類からなる樹脂であるか、若しくはこれらから選ばれる少なくとも1種類以上との混合物のプラスチック重合体のうちのいずれか1つであることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項26】
前記複数の第1導線と、前記複数の第2導線との材質は、クロム、アルミニウム、銀、モリブデン、銅および金から選ばれる高導電金属、またはこれらから選ばれる2種類以上の金属の合金であることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項27】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの材質は、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、アルミニウム亜鉛酸化物(AZO)またはアンチモン錫酸化物(ATO)のうちの1種類以上からなる不純物ドープ酸化物の群から選ばれることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項28】
前記複数の第1感知ブロックと前記複数の第2感知ブロックとの設置方式は、真空スパッタリング、マグネトロンスパッタリング、層状スパッタリング、スプレー熱分解法、パルスレーザーコーティング、アーク放電イオンスパッタリング、反応性蒸着、イオンビームスパッタリング、または化学気相蒸着のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項29】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとは、各前記複数の絶縁ブロックを中心して、交互に垂直配列することを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項30】
各前記複数の絶縁ブロックの表面には各前記複数の第2感知ブロックと電気的に接続するに用いる導電体が設けられることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項31】
前記遮蔽層(Icon)の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項32】
前記遮蔽層(Icon)の前記第1側表面と、前記第2側表面とは、互いに垂直することを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項33】
前記透明基板の表面に透明絶縁層が設けられることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【請求項34】
前記透明絶縁層の設置方式は、貼合、塗布、印刷、またはスプレー塗装のうちのいずれか1つの設置方式であることを特徴とする、請求項33に記載のタッチパネル構造。
【請求項35】
各前記複数の第1感知ブロックと各前記複数の第2感知ブロックとの間には、装飾電極が設けられることを特徴とする、請求項24に記載のタッチパネル構造。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図19A】
【図19B】
【図19C】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22A】
【図22B】
【図22C】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図18C】
【図19A】
【図19B】
【図19C】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22A】
【図22B】
【図22C】
【公開番号】特開2011−253516(P2011−253516A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−177038(P2010−177038)
【出願日】平成22年8月6日(2010.8.6)
【出願人】(507294753)介面光電股▲ふん▼有限公司 (29)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月6日(2010.8.6)
【出願人】(507294753)介面光電股▲ふん▼有限公司 (29)
【Fターム(参考)】
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