タヒボ、シャンピニオン及び桑の葉を主原料にした健康食品組成物
【課題】タヒボ粉末、シャンピニオン粉末、桑の葉粉末を配合して製造された健康食品組成物を提供する。
【解決手段】タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造される。
【解決手段】タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タヒボ、シャンピニオン及び桑の葉を主原料にして製造された健康食品組成物に関するものである。したがって、本発明の健康食品組成物には自然にタヒボ、シャンピニオン及び桑の葉の成分がすべて均一に含有されている。
【背景技術】
【0002】
我々人間の健康状態は食べ物と密接な関係を持っている。
1970年代後半から所得向上に伴って食生活が西欧化されながら肉食が急速に増えながら、その間菜食を主にして来た過去にはあまりなかった各種成人病が急激に増加して、これらは社会問題にまで頭をもたげるようになった。すなわち、動物性脂肪食品や加工食品、インスタント食品及び各種食品添加物の摂取量が急増したので、腸内環境が悪くなるようになり、その結果平均寿命が大きく増えたにもかかわらず、人間本来の免疫力が低下して肥満、高血圧、糖尿、高脂血症など各種疾病にかかりやすくなった。
その結果、食生活に対する反省と共に健康に対する関心がいつより高くなり、これによって成人病を予防することができる健康食品に対する要求も大きく増えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、タヒボ粉末、シャンピニオン粉末、桑の葉粉末を配合して製造された健康食品組成物を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、タヒボ粉末とシャンピニオン粉末及び桑の葉粉末を主原料にして製造された健康食品組成物に関するものであり、動物性脂肪食品の過多摂取による栄養過剰で社会問題になっているメタボリックシンドロームの改善とダイエットに大きい効果がある健康食品組成物に関するものである。
【0005】
前記目的は、タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造されることによって達成される。
【0006】
望ましくは、前記シャンピニオン粉末は、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を60〜90日間堆肥を生産する段階;
前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して30〜50日間培養する段階;
前記培養されたシャンピニオンを採取して水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する段階;
前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して、45〜55℃に8〜12時間乾燥させる段階;及び
前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して、1.5mmの粉末に粉碎する段階;を経って製造されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の健康食品組成物には、タヒボ、シャンピニオン及び桑の葉の成分がすべて均等に含有されているので、倦まず弛まず服用すれば口臭、体臭及び老人臭を予防することができるし、また糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満など成人病の予防と消化浣腸症を予防するのに大きい役割をすることはもちろん、抗菌能力及び免疫力を増進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ペルオキシラディカル(Peroxy Radical)に対するスカベンジング(Scarvenging)作用の結果を示した図面である。
【図2】ラディカルに対する抗酸化作用の結果を示した図面である。
【図3】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の尿素濃度の結果を示した図面である。
【図4】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の乳酸濃度の結果を示した図面である。
【図5】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中のアンモニア濃度の結果を示した図面である。
【図6】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による銅の濃度の結果を示した図面である。
【図7】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による鉛の濃度の結果を示した図面である。
【図8】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による亜鉛の濃度の結果を示した図面である。
【図9】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を示した図面である。
【図10】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を示した図面である。
【図11】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるナトリウムの濃度の結果を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、タヒボ粉末、シャンピニオン粉末、桑の葉粉末を配合して製造された健康食品組成物に関するものである。
【0010】
タヒボ(Taheebo)は、南米アマゾンに自生する木として現地では奇蹟の薬木と呼ばれている。タヒボには、殺菌力があって樹木には虫も付かないで、かびも生えないと言う。
【0011】
タヒボの薬理作用としては、新陳代謝を活発にして、解毒、発汗、血液浄化及び血液循環促進、角質化された肌細胞の入れ替えを促進、新鮮な血液生産、脂肪吸収度と細胞活動の最適条件提示、老化防止、排尿促進、糖尿予防及び治療などに効果があるものとして知られている。
【0012】
本発明では、タヒボ粉末20〜50重量部を配合した。
【0013】
シャンピニオン(Shampinion)は、西洋きのこの一種であり、腸内環境において善菌をふやして、悪菌を減らす作用をして、腸内及び血液中の有害悪臭物質を中和させる能力があって、悪臭など各種においを除去するのに効果がある。
【0014】
シャンピニオン種菌を培養する菌床は、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を原料にして製造した。
【0015】
シャンピニオン粉末を製造する工程は次のようである。
【0016】
まず、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を60〜90日間堆肥を生産した後、前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して30〜50日間培養する。引き続き、成熟されたシャンピニオンを採取して水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する。前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して45〜55℃で8〜12時間乾燥させる。前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して1.5mmの粉末に粉碎する。
【0017】
本発明では、シャンピニオン粉末20〜50重量部を配合した。
【0018】
桑の葉は、一言で成人病の総合予防剤であると同時に治療剤として相当な機能を持っている。
【0019】
桑の葉には、グルコシド、ビタミンC、B1、B2など100余種類以上の良い成分が含まれている。桑の葉は、タンパク質含量が葉のうちで最も高い。それだけではなく、桑の葉にはミネラルが豊かに入っていて、各種ビタミン、アミノ酸、繊維素が豊かに入っている。特に、桑の葉特有の成分である1-デオキシノジリマイシン(DNJ、deoxynojirimycin)を含んでいて、糖分を分解する酵素と特に急激な血糖量上昇を抑制する。また、桑の葉の内には脳内の血液循環をよくして、コレステロールを除去して老人性痴ほうを予防してくれるセリンとタイロシン成分がそれぞれ1.2%と0.8%入っている。
【0020】
これ以外にも血圧を下げてくれる成分(ギャバ(GABA))、脳血管を丈夫にさせてくれる成分(ルチン)、そして血管に付いている油のかたまりをなくしてくれる作用、動脈硬化を無くしてくれる作用が明かにされている。
【0021】
本発明では、桑の葉粉末20〜50重量部を配合した。
【0022】
したがって、本発明の健康食品組成物は、タヒボ粉末20〜50重量部、シャンピニオン粉末20〜50重量部、桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造される。
【実施例1】
【0023】
1.生後6週齢の鼠を何も投与しないControl群、桑の葉だけ投与する桑の葉群、タヒボだけ投与するタヒボ群、シャンピニオンだけ投与するシャンピニオン群及びタヒボ・シャンピニオン・桑の葉を同一割合で投与する配合群で分類して、3週間隔日で所定物質を経口投与した後、血液を採取して抗酸化作用を測定した。
【0024】
一方、60日間隔日で所定物質を経口投与した後、血液から尿素、乳酸、アンモニア濃度を、小便から金属元素の濃度を液体クロマトグラフィー(Chromatography)で検査して解毒効果を測定した。
【0025】
又採取した血液を遠心分離して得た血清に対してルミノール(Luminol)測定とSOD活性度を測定して抗酸化作用に対する結果を得たし、血液を遠心分離して得た血清と小便(尿)を液体クロマトグラフィーで検査して解毒効果を測定した。
【0026】
2.抗酸化効果
2-1.ルミノール測定結果
縦軸に測定した発光強度を示して、投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血清においてのペルオキシラディカル(Peroxy Radical)に対するスカベンジング(Scarvenging)作用の結果を図1に示した。
図1で見るところのように、Control群の発光強度と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群、特に配合群の発光強度減少が著しかった。したがって、すべての投与群、特に配合群にペルオキシラディカルスカベンジング作用を期待することができることが分かる。
【0027】
2-2.SOD活性度
縦軸に測定したSOD活性度(%)を示して、投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血清においてのラディカルに対する抗酸化作用の結果を図2に示した。
図2で見るところのように、Control群のSOD活性度と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群、特に配合群のSOD活性度増加が著しかった。したがって、すべての投与群に対する抗酸化作用を期待することができるし、特に配合群には抗酸化作用に相乗効果があることが分かる。
【0028】
2-3.血中の尿素、乳酸、アンモニアなどの濃度
2-3-1.血中の尿素濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の尿素濃度の結果を図3に示した。
図3で見るところのようにControl群と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群の血中の尿素濃度低下が認められたし、特に配合群の血中の尿素濃度低下が著しかった。
【0029】
2-3-2.血中の乳酸濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の乳酸濃度の結果を図4に示した。
図4で見るところのようにControl群と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群、配合群の血中の乳酸濃度の低下が認められた。
【0030】
2-3-3.血中のアンモニア濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中のアンモニア濃度の結果を図5に示した。
図5で見るところのようにControl群と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群の血中のアンモニア濃度低下が認められたし、特に配合群の血中のアンモニア濃度低下が著しかった。
【0031】
2-3-4.小便による金属元素(銅、鉛、亜鉛、マグネシウム、カドミウム、ナトリウム)の検査結果
2-3-4-1.小便による銅の濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による銅の濃度の結果を図6に示した。
図6で見るところのようにControl群の小便中の銅の濃度と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群では別に差がなかった。しかし、配合群では銅濃度の低下が認められた。
【0032】
2-3-4-2.小便による鉛の濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による鉛の濃度の結果を図7に示した。
図7で見るところのようにControl群の小便中の鉛の濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群で低かったことを分かったし、特に配合群の場合鉛濃度が最も低かった。
【0033】
2-3-4-3.小便による亜鉛の濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による亜鉛の濃度の結果を図8に示した。
図8で見るところのようにControl群の小便中の亜鉛の濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群で低かったことを分かったし、特に配合群の場合亜鉛濃度が最も低かった。
【0034】
2-3-4-4.小便によるカドミウムの濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を図9に示した。
図9で見るところのようにControl群の小便中のカドミウムの濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群で低かったことを分かったし、特に配合群の場合カドミウム濃度が最も低かった。
【0035】
2-3-4-5.小便によるマグネシウムの濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を図10に示した。
図10で見るところのようにControl群の小便中のマグネシウムの濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群で低かったことを分かったし、特にシャンピニオン群と配合群の場合マグネシウム濃度がさらに低かった。
【0036】
2-3-4-5.小便によるナトリウムの濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるナトリウムの濃度の結果を図11に示した。
図11で見るところのようにControl群の小便中のナトリウムの濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群では別に差がなかったが、シャンピニオン群の場合ナトリウム濃度が低かったし、配合群の場合ナトリウム濃度が最も低かった。
【0037】
以上の実施例で見るところのように本発明は、タヒボ粉末、シャンピニオン粉末及び桑の葉粉末が抗酸化作用など各実施例で単独でも効果があるが、これらを共に投与する場合、相乗効果があることが分かる。
【0038】
したがって本発明は、タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造されたことを特徴とする健康食品組成物を提供する。一方、シャンピニオン粉末は砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を、60〜90日間堆肥を生産する段階;前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して、30〜50日間培養する段階;前記培養されたシャンピニオンを採取して水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する段階;前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して、45〜55℃で8〜12時間乾燥させる段階;及び前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して1.5mmの粉末に粉碎する段階;を経って製造される。
【技術分野】
【0001】
本発明は、タヒボ、シャンピニオン及び桑の葉を主原料にして製造された健康食品組成物に関するものである。したがって、本発明の健康食品組成物には自然にタヒボ、シャンピニオン及び桑の葉の成分がすべて均一に含有されている。
【背景技術】
【0002】
我々人間の健康状態は食べ物と密接な関係を持っている。
1970年代後半から所得向上に伴って食生活が西欧化されながら肉食が急速に増えながら、その間菜食を主にして来た過去にはあまりなかった各種成人病が急激に増加して、これらは社会問題にまで頭をもたげるようになった。すなわち、動物性脂肪食品や加工食品、インスタント食品及び各種食品添加物の摂取量が急増したので、腸内環境が悪くなるようになり、その結果平均寿命が大きく増えたにもかかわらず、人間本来の免疫力が低下して肥満、高血圧、糖尿、高脂血症など各種疾病にかかりやすくなった。
その結果、食生活に対する反省と共に健康に対する関心がいつより高くなり、これによって成人病を予防することができる健康食品に対する要求も大きく増えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、タヒボ粉末、シャンピニオン粉末、桑の葉粉末を配合して製造された健康食品組成物を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、タヒボ粉末とシャンピニオン粉末及び桑の葉粉末を主原料にして製造された健康食品組成物に関するものであり、動物性脂肪食品の過多摂取による栄養過剰で社会問題になっているメタボリックシンドロームの改善とダイエットに大きい効果がある健康食品組成物に関するものである。
【0005】
前記目的は、タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造されることによって達成される。
【0006】
望ましくは、前記シャンピニオン粉末は、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を60〜90日間堆肥を生産する段階;
前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して30〜50日間培養する段階;
前記培養されたシャンピニオンを採取して水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する段階;
前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して、45〜55℃に8〜12時間乾燥させる段階;及び
前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して、1.5mmの粉末に粉碎する段階;を経って製造されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の健康食品組成物には、タヒボ、シャンピニオン及び桑の葉の成分がすべて均等に含有されているので、倦まず弛まず服用すれば口臭、体臭及び老人臭を予防することができるし、また糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満など成人病の予防と消化浣腸症を予防するのに大きい役割をすることはもちろん、抗菌能力及び免疫力を増進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ペルオキシラディカル(Peroxy Radical)に対するスカベンジング(Scarvenging)作用の結果を示した図面である。
【図2】ラディカルに対する抗酸化作用の結果を示した図面である。
【図3】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の尿素濃度の結果を示した図面である。
【図4】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の乳酸濃度の結果を示した図面である。
【図5】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中のアンモニア濃度の結果を示した図面である。
【図6】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による銅の濃度の結果を示した図面である。
【図7】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による鉛の濃度の結果を示した図面である。
【図8】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による亜鉛の濃度の結果を示した図面である。
【図9】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を示した図面である。
【図10】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を示した図面である。
【図11】投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるナトリウムの濃度の結果を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、タヒボ粉末、シャンピニオン粉末、桑の葉粉末を配合して製造された健康食品組成物に関するものである。
【0010】
タヒボ(Taheebo)は、南米アマゾンに自生する木として現地では奇蹟の薬木と呼ばれている。タヒボには、殺菌力があって樹木には虫も付かないで、かびも生えないと言う。
【0011】
タヒボの薬理作用としては、新陳代謝を活発にして、解毒、発汗、血液浄化及び血液循環促進、角質化された肌細胞の入れ替えを促進、新鮮な血液生産、脂肪吸収度と細胞活動の最適条件提示、老化防止、排尿促進、糖尿予防及び治療などに効果があるものとして知られている。
【0012】
本発明では、タヒボ粉末20〜50重量部を配合した。
【0013】
シャンピニオン(Shampinion)は、西洋きのこの一種であり、腸内環境において善菌をふやして、悪菌を減らす作用をして、腸内及び血液中の有害悪臭物質を中和させる能力があって、悪臭など各種においを除去するのに効果がある。
【0014】
シャンピニオン種菌を培養する菌床は、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を原料にして製造した。
【0015】
シャンピニオン粉末を製造する工程は次のようである。
【0016】
まず、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を60〜90日間堆肥を生産した後、前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して30〜50日間培養する。引き続き、成熟されたシャンピニオンを採取して水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する。前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して45〜55℃で8〜12時間乾燥させる。前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して1.5mmの粉末に粉碎する。
【0017】
本発明では、シャンピニオン粉末20〜50重量部を配合した。
【0018】
桑の葉は、一言で成人病の総合予防剤であると同時に治療剤として相当な機能を持っている。
【0019】
桑の葉には、グルコシド、ビタミンC、B1、B2など100余種類以上の良い成分が含まれている。桑の葉は、タンパク質含量が葉のうちで最も高い。それだけではなく、桑の葉にはミネラルが豊かに入っていて、各種ビタミン、アミノ酸、繊維素が豊かに入っている。特に、桑の葉特有の成分である1-デオキシノジリマイシン(DNJ、deoxynojirimycin)を含んでいて、糖分を分解する酵素と特に急激な血糖量上昇を抑制する。また、桑の葉の内には脳内の血液循環をよくして、コレステロールを除去して老人性痴ほうを予防してくれるセリンとタイロシン成分がそれぞれ1.2%と0.8%入っている。
【0020】
これ以外にも血圧を下げてくれる成分(ギャバ(GABA))、脳血管を丈夫にさせてくれる成分(ルチン)、そして血管に付いている油のかたまりをなくしてくれる作用、動脈硬化を無くしてくれる作用が明かにされている。
【0021】
本発明では、桑の葉粉末20〜50重量部を配合した。
【0022】
したがって、本発明の健康食品組成物は、タヒボ粉末20〜50重量部、シャンピニオン粉末20〜50重量部、桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造される。
【実施例1】
【0023】
1.生後6週齢の鼠を何も投与しないControl群、桑の葉だけ投与する桑の葉群、タヒボだけ投与するタヒボ群、シャンピニオンだけ投与するシャンピニオン群及びタヒボ・シャンピニオン・桑の葉を同一割合で投与する配合群で分類して、3週間隔日で所定物質を経口投与した後、血液を採取して抗酸化作用を測定した。
【0024】
一方、60日間隔日で所定物質を経口投与した後、血液から尿素、乳酸、アンモニア濃度を、小便から金属元素の濃度を液体クロマトグラフィー(Chromatography)で検査して解毒効果を測定した。
【0025】
又採取した血液を遠心分離して得た血清に対してルミノール(Luminol)測定とSOD活性度を測定して抗酸化作用に対する結果を得たし、血液を遠心分離して得た血清と小便(尿)を液体クロマトグラフィーで検査して解毒効果を測定した。
【0026】
2.抗酸化効果
2-1.ルミノール測定結果
縦軸に測定した発光強度を示して、投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血清においてのペルオキシラディカル(Peroxy Radical)に対するスカベンジング(Scarvenging)作用の結果を図1に示した。
図1で見るところのように、Control群の発光強度と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群、特に配合群の発光強度減少が著しかった。したがって、すべての投与群、特に配合群にペルオキシラディカルスカベンジング作用を期待することができることが分かる。
【0027】
2-2.SOD活性度
縦軸に測定したSOD活性度(%)を示して、投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血清においてのラディカルに対する抗酸化作用の結果を図2に示した。
図2で見るところのように、Control群のSOD活性度と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群、特に配合群のSOD活性度増加が著しかった。したがって、すべての投与群に対する抗酸化作用を期待することができるし、特に配合群には抗酸化作用に相乗効果があることが分かる。
【0028】
2-3.血中の尿素、乳酸、アンモニアなどの濃度
2-3-1.血中の尿素濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の尿素濃度の結果を図3に示した。
図3で見るところのようにControl群と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群の血中の尿素濃度低下が認められたし、特に配合群の血中の尿素濃度低下が著しかった。
【0029】
2-3-2.血中の乳酸濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中の乳酸濃度の結果を図4に示した。
図4で見るところのようにControl群と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群、配合群の血中の乳酸濃度の低下が認められた。
【0030】
2-3-3.血中のアンモニア濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の血中のアンモニア濃度の結果を図5に示した。
図5で見るところのようにControl群と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群の血中のアンモニア濃度低下が認められたし、特に配合群の血中のアンモニア濃度低下が著しかった。
【0031】
2-3-4.小便による金属元素(銅、鉛、亜鉛、マグネシウム、カドミウム、ナトリウム)の検査結果
2-3-4-1.小便による銅の濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による銅の濃度の結果を図6に示した。
図6で見るところのようにControl群の小便中の銅の濃度と比べて桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群では別に差がなかった。しかし、配合群では銅濃度の低下が認められた。
【0032】
2-3-4-2.小便による鉛の濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による鉛の濃度の結果を図7に示した。
図7で見るところのようにControl群の小便中の鉛の濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群で低かったことを分かったし、特に配合群の場合鉛濃度が最も低かった。
【0033】
2-3-4-3.小便による亜鉛の濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便による亜鉛の濃度の結果を図8に示した。
図8で見るところのようにControl群の小便中の亜鉛の濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群で低かったことを分かったし、特に配合群の場合亜鉛濃度が最も低かった。
【0034】
2-3-4-4.小便によるカドミウムの濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を図9に示した。
図9で見るところのようにControl群の小便中のカドミウムの濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群で低かったことを分かったし、特に配合群の場合カドミウム濃度が最も低かった。
【0035】
2-3-4-5.小便によるマグネシウムの濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるマグネシウムの濃度の結果を図10に示した。
図10で見るところのようにControl群の小便中のマグネシウムの濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群で低かったことを分かったし、特にシャンピニオン群と配合群の場合マグネシウム濃度がさらに低かった。
【0036】
2-3-4-5.小便によるナトリウムの濃度
投与60日後のControl群、桑の葉群、タヒボ群、シャンピニオン群及び配合群の小便によるナトリウムの濃度の結果を図11に示した。
図11で見るところのようにControl群の小便中のナトリウムの濃度と比べる時桑の葉群、タヒボ群では別に差がなかったが、シャンピニオン群の場合ナトリウム濃度が低かったし、配合群の場合ナトリウム濃度が最も低かった。
【0037】
以上の実施例で見るところのように本発明は、タヒボ粉末、シャンピニオン粉末及び桑の葉粉末が抗酸化作用など各実施例で単独でも効果があるが、これらを共に投与する場合、相乗効果があることが分かる。
【0038】
したがって本発明は、タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造されたことを特徴とする健康食品組成物を提供する。一方、シャンピニオン粉末は砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を、60〜90日間堆肥を生産する段階;前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して、30〜50日間培養する段階;前記培養されたシャンピニオンを採取して水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する段階;前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して、45〜55℃で8〜12時間乾燥させる段階;及び前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して1.5mmの粉末に粉碎する段階;を経って製造される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造されたことを特徴とする健康食品組成物。
【請求項2】
前記シャンピニオン粉末は、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を60〜90日間堆肥を生産する段階;
前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して30〜50日間培養する段階;
前記培養されたシャンピニオンを採取して、水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する段階;
前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して、45〜55℃で8〜12時間乾燥させる段階;及び
前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して、1.5mmの粉末に粉碎する段階;を経って製造されたことを特徴とする請求項1に記載の健康食品組成物。
【請求項1】
タヒボ粉末20〜50重量部とシャンピニオン粉末20〜50重量部及び桑の葉粉末20〜50重量部を配合して製造されたことを特徴とする健康食品組成物。
【請求項2】
前記シャンピニオン粉末は、砂糖黍を搾った後残った残物または豆を搾った後残った残物を60〜90日間堆肥を生産する段階;
前記堆肥にシャンピニオン菌を注入して30〜50日間培養する段階;
前記培養されたシャンピニオンを採取して、水で洗滌した後2〜5cm大きさで切断する段階;
前記大きさで切断したシャンピニオンを乾燥器に移送して、45〜55℃で8〜12時間乾燥させる段階;及び
前記乾燥したシャンピニオンを粉砕機に移送して、1.5mmの粉末に粉碎する段階;を経って製造されたことを特徴とする請求項1に記載の健康食品組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−22359(P2010−22359A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−10890(P2009−10890)
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(509022048)
【出願人】(509022059)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(509022048)
【出願人】(509022059)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]