説明

タンタルキャパシタ

【課題】本発明は、タンタルキャパシタに関する。
【解決手段】本発明は、タンタル粉末が焼結して形成されたチップ焼結体と、上記チップ焼結体の内部に位置する挿入領域と上記チップ焼結体の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線と、を含むタンタルキャパシタを提供する。
本発明によると、陽極引出線をニオビウム(Nb)ワイヤとして用いることにより、焼結時タンタル粉末との結合力を強化して等価直列抵抗(ESR)及び漏洩電流(Leakage Current、LC)特性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンタルキャパシタに関し、より詳細には、焼結時に陽極引出線とタンタル粉末の結合力を強化すると共にLC(Leakage Current)特性を強化したタンタルキャパシタに関する。
【背景技術】
【0002】
タンタル(tantalum:Ta)素材は、融点が高くて延性、耐食性等に優れた機械的、物理的特徴により、電気、電子をはじめ機械、化学工業、医療のみならず宇宙、軍事等の産業全般にわたって広範囲に用いられている金属である。
【0003】
特に、タンタル素材は、全ての金属のうち最も安定した陽極酸化皮膜を形成させることができる特性により、現在では小型キャパシタの陽極素材として広く用いられている。
【0004】
さらに、タンタル素材は、最近、電子、情報通信等のIT産業の急激な発達により、その使用量が毎年10%ずつ急激に増加している。
【0005】
タンタルキャパシタ(Tantalum Capacitor)は、タンタルパウダー(Tantalum Powder)を焼結して固めたときに生じる隙間を用いる構造からなっており、電極金属としてのタンタルの表面に陽極酸化法により酸化タンタル(Ta)を形成してこれを誘電体とし、その上に電解質として二酸化マンガン層(MnO)を形成する。
【0006】
また、陰極電極の導出により、MnO層上にグラファイト層及び金属層を形成するようになる。
【0007】
タンタルキャパシタは、バインダーを混合したタンタル粉末にタンタルワイヤを挿入し成形及び焼結してタンタル焼結体を製造し、陽極酸化方式により上記タンタル焼結体の表面に化成皮膜を成長させた後、焼成させる工程により製造される。
【0008】
しかしながら、焼結過程でタンタル粉末はナノ粒子であり低い焼結温度で焼結されるのに対し、タンタルワイヤはバルク(bulk)特性を有することから融点が高くてタンタル粉末との結合力が低いという問題があった。
【0009】
これは、等価直列抵抗(ESR:Equivalent Series Resistance)及び漏洩電流(LC:Leakage Current)特性の向上において障害となった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、焼結時に陽極引出線とタンタル粉末の結合力を強化すると共にLC(Leakage Current)特性を強化したタンタルキャパシタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一形態は、タンタル粉末が焼結して形成されたチップ焼結体と、上記チップ焼結体の内部に位置する挿入領域と上記チップ焼結体の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線と、を含むタンタルキャパシタを提供する。
【0012】
上記チップ焼結体の表面には誘電体酸化皮膜層、陰極の極性を有する固体電解質層及び陰極補強層が順次塗布されて形成されることができる。
【0013】
上記固体電解質層は、二酸化マンガン(MnO)及び伝導性高分子で構成された群から選択された一つ以上で形成されることができる。
【0014】
上記伝導性高分子は、ポリピロール(Polypyrrol)、ポリエチレンジオキシチオフェン(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)、PEDOT)及びポリアニリン(Polyaniline)で構成された群から選択された一つ以上であることができる。
【0015】
また、上記陰極補強層は、カーボン(Carbon)と銀(Ag)が順次塗布されて形成されることができる。
【0016】
本発明の他の形態は、タンタル粉末が焼結して形成され実装面を有するチップ焼結体と、上記チップ焼結体が実装されることができる陰極リードフレームと、上記チップ焼結体の内部に位置する挿入領域と、上記チップ焼結体の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線と、上記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線の非挿入領域と連結される陽極リードフレームと、上記チップ焼結体及び上記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線を囲むように形成された樹脂モールディング部と、を含むタンタルキャパシタを提供する。
【0017】
上記チップ焼結体の表面には誘電体酸化皮膜層、陰極の極性を有する固体電解質層及び陰極補強層が順次塗布されて形成されることができる。
【0018】
上記固体電解質層は、二酸化マンガン(MnO)及び伝導性高分子で構成された群から選択された一つ以上で形成されることができる。
【0019】
上記伝導性高分子は、ポリピロール(Polypyrrol)、ポリエチレンジオキシチオフェン(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)、PEDOT)及びポリアニリン(Polyaniline)で構成された群から選択された一つ以上であることができる。
【0020】
また、上記陰極補強層は、カーボン(Carbon)と銀(Ag)が順次塗布されて形成されることができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によると、陽極引出線をニオビウム(Nb)ワイヤとして用いることにより、焼結時にタンタル粉末との結合力を強化して等価直列抵抗(ESR)及び漏洩電流(Leakage Current、LC)特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタのチップ焼結体の断面概略図である。
【図2】本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタの斜視図である。
【図3】本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタの内部構造の断面図である。
【図4】タンタル(Ta)ワイヤを含むタンタルキャパシタとニオビウム(Nb)ワイヤを含むタンタルキャパシタの漏洩電流(Leakage Current、LC)を比較したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施形態は多様な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲が後述する実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態は当業界で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及びサイズなどはより明確な説明のために誇張されることがあり、図面上の同一符号で表示される要素は同一の要素である。
【0024】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタのチップ焼結体の断面概略図である。
【0026】
図1を参照すると、本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタは、タンタル粉末が焼結して形成されたチップ焼結体11と、上記チップ焼結体の内部に位置する挿入領域と上記チップ焼結体の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線12と、を含むことができる。
【0027】
上記チップ焼結体11は、バインダーを混合したタンタル粉末に陽極引出線を挿入し所望のサイズのタンタル素子を成形した後、上記タンタル素子を1000〜2000℃の高真空(10-5torr以下)雰囲気で30分程度焼結して製造することができる。
【0028】
本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタは、上記バインダーを混合したタンタル粉末に挿入する上記陽極引出線をニオビウム(Nb)材質で形成することができる。
【0029】
本発明の一実施形態によると、ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線12を上記バインダーを混合したタンタル粉末に挿入した後に成形及び焼結工程を経て上記チップ焼結体11を製造するため、上記陽極引出線12とタンタル粉末との結合力に優れることができる。
【0030】
上記タンタル素子を1000〜2000℃の温度で焼結するため、融点が2477℃と低いニオビウム(Nb)素材を陽極引出線12として用いる場合、タンタル粉末との結合力に優れることができる。
【0031】
具体的には、タンタル素子に用いられるタンタル粉末は、ナノ粒子であり、低い焼結温度である1000〜2000℃の温度で焼結されるが、陽極引出線をタンタル素材で製作する場合はバルク(bulk)特性を有するようになるため、融点が3000℃以上であることができる。
【0032】
このようにタンタル素材で製作された陽極引出線が挿入されたバインダーを混合したタンタル粉末を1000〜2000℃の温度で焼結する場合、融点が高いタンタル素材の陽極引出線とタンタル粉末との結合力が低くなるという問題があることもある。
【0033】
このように製作されたタンタルキャパシタは、等価直列抵抗(ESR)及び漏洩電流(Leakage Current、LC)特性に問題があることもある。
【0034】
しかしながら、本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタは、陽極引出線を融点の低いニオビウム(Nb)素材に代替することにより、タンタル粉末との結合力が強化して、等価直列抵抗(ESR)及び漏洩電流(Leakage Current、LC)特性が向上することができる。
【0035】
一方、上記チップ焼結体11の表面には誘電体酸化皮膜層13、陰極の極性を有する固体電解質層14及び陰極補強層15、16が順次塗布されて形成されることができる。
【0036】
上記チップ焼結体11は、タンタル粉末の他にチタン(Ti)又はニオブ(Nb)のような粉末とバインダーを混合して製作されることもできる。
【0037】
上記誘電体酸化皮膜層13は、上記チップ焼結体11の表面に電気化学反応を用いた化成工程により酸化皮膜(Ta)を成長させることにより形成されることができる。
【0038】
上記固体電解質層14は、特に制限されず、例えば、二酸化マンガン(MnO)及び伝導性高分子で構成された群から選択された一つ以上で形成されることができる。
【0039】
上記伝導性高分子は、特に制限されず、例えば、ポリピロール(Polypyrrol)、ポリエチレンジオキシチオフェン(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)、PEDOT)及びポリアニリン(Polyaniline)で構成された群から選択された一つ以上であることができる。
【0040】
上記固体電解質層14は、例えば、上記誘電体酸化皮膜層13の表面に硝酸-マンガン溶液を塗布した後に焼成工程により二酸化マンガン(MnO)を形成させることにより陰極の極性を有することができる。
【0041】
また、本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタは、上記固体電解質層14の表面に、上記固体電解質層の導電性を向上させるために伝導性物質の陰極補強層15、16がさらに形成されることができる。
【0042】
上記陰極補強層15、16は、上記固体電解質層14の表面にカーボン(Carbon)15と銀(Ag)16が順次塗布されて形成されることができる。
【0043】
図2は、本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタの斜視図である。
【0044】
図3は、本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタの内部構造の断面図である。
【0045】
図2及び図3を参照すると、本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタ100は、タンタル粉末が焼結して形成され実装面を有するチップ焼結体110と、上記チップ焼結体110が実装されることができる陰極リードフレーム180と、上記チップ焼結体110の内部に位置する挿入領域と、上記チップ焼結体110の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線120と、上記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線120の非挿入領域と連結される陽極リードフレーム170と、上記チップ焼結体110及び上記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線120を囲むように形成された樹脂モールディング部190と、を含むことができる。
【0046】
本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタは、タンタル粉末が焼結して形成され実装面を有するチップ焼結体110を含むことができる。
【0047】
上記チップ焼結体110の製造方法は上述したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0048】
また、上記チップ焼結体110の表面には誘電体酸化皮膜層、陰極の極性を有する固体電解質層及び陰極補強層が順次塗布されて形成されることができる(図示せず)。
【0049】
上記誘電体酸化皮膜層、固体電解質層及び陰極補強層に関する特徴は、本発明の一実施形態で説明した内容と同様である。
【0050】
本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタは、上記チップ焼結体110の内部に位置する挿入領域と上記チップ焼結体110の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線120を含むことができる。
【0051】
上記のように、陽極引出線120を融点の低いニオビウム(Nb)素材に代替することにより、タンタル粉末との結合力が強化して、等価直列抵抗(ESR)及び漏洩電流(Leakage Current、LC)特性が向上することができる。
【0052】
上記実装面を有するチップ焼結体110は銀(Ag)ペーストを用いて陰極リードフレーム180に接着することができる。
【0053】
また、上記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線120の非挿入領域と陽極リードフレーム170を連結することができる。
【0054】
上記陽極引出線120と上記陽極リードフレーム170を連結する方法は特に制限されず、例えば、電気溶接により付着することができる。特に、溶接は、電気スポット溶接方式を用いて行われることができる。
【0055】
また、本発明の他の実施形態によるタンタルキャパシタは、上記チップ焼結体110及び上記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線120を囲むように形成された樹脂モールディング部190を含むことができる。
【0056】
上記樹脂モールディング部190の材質は特に制限されず、上記チップ焼結体110及び上記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線120を囲むようにエポキシでモールディングして行われることができる。
【0057】
上記樹脂モールディング部190は、上記チップ焼結体110を保護し印刷回路基板(PCB)への実装が容易であるようにタンタルキャパシタの形状を作る役割をすることができる。
【0058】
本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタは、陽極引出線をニオビウム(Nb)ワイヤとして用いることにより、焼結時にタンタル粉末との結合力を強化して等価直列抵抗(ESR)及び漏洩電流(Leakage Current、LC)特性に優れることができる。
【0059】
図4は、タンタル(Ta)ワイヤを含むタンタルキャパシタとニオビウム(Nb)ワイヤを含むタンタルキャパシタの漏洩電流(Leakage Current、LC)を比較したグラフである。
【0060】
図4を参照すると、タンタル(Ta)ワイヤを用いて製作されたタンタルキャパシタの場合は漏洩電流(Leakage Current、LC)が平均15μAであるのに対し、ニオビウム(Nb)ワイヤを用いて製作されたタンタルキャパシタの場合は漏洩電流(Leakage Current、LC)が平均10μAであり、約33%の水準に改善されたことが分かる。
【0061】
したがって、本発明の一実施形態によるタンタルキャパシタは、陽極引出線をニオビウム(Nb)ワイヤとして用いることにより、優れた漏洩電流(Leakage Current、LC)特性を有することができる。
【0062】
本発明は、上述した実施形態及び添付の図面により限定されず、添付の特許請求の範囲により限定される。したがって、請求の範囲に記載された本発明の技術的思想を外れない範囲内で当技術分野の通常の知識を有する者による多様な形態の置換、変形及び変更が可能であり、これもまた本発明の範囲に属する。
【符号の説明】
【0063】
11 チップ焼結体
12 陽極引出線
13 誘電体酸化皮膜層
14 固体電解質層
15 カーボン(Carbon)層
16 銀(Ag)層
100 タンタルキャパシタ
110 チップ焼結体
120 陽極引出線
170 陽極リードフレーム
180 陰極リードフレーム
190 樹脂モールディング部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンタル粉末が焼結して形成されたチップ焼結体と、
前記チップ焼結体の内部に位置する挿入領域と前記チップ焼結体の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線と、
を含む、タンタルキャパシタ。
【請求項2】
前記チップ焼結体の表面には誘電体酸化皮膜層、陰極の極性を有する固体電解質層及び陰極補強層が順次塗布されて形成される、請求項1に記載のタンタルキャパシタ。
【請求項3】
前記固体電解質層は、二酸化マンガン(MnO)及び伝導性高分子で構成された群から選択された一つ以上で形成される、請求項2に記載のタンタルキャパシタ。
【請求項4】
前記伝導性高分子は、ポリピロール(Polypyrrol)、ポリエチレンジオキシチオフェン(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)、PEDOT)及びポリアニリン(Polyaniline)で構成された群から選択された一つ以上である、請求項3に記載のタンタルキャパシタ。
【請求項5】
前記陰極補強層は、カーボン(Carbon)と銀(Ag)が順次塗布されて形成される、請求項2に記載のタンタルキャパシタ。
【請求項6】
タンタル粉末が焼結して形成され実装面を有するチップ焼結体と、
前記チップ焼結体が実装されることができる陰極リードフレームと、
前記チップ焼結体の内部に位置する挿入領域と前記チップ焼結体の外部に位置する非挿入領域を有するニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線と、
前記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線の非挿入領域と連結される陽極リードフレームと、
前記チップ焼結体及び前記ニオビウム(Nb)で形成された陽極引出線を囲むように形成された樹脂モールディング部と、
を含む、タンタルキャパシタ。
【請求項7】
前記チップ焼結体の表面には誘電体酸化皮膜層、陰極の極性を有する固体電解質層及び陰極補強層が順次塗布されて形成される、請求項6に記載のタンタルキャパシタ。
【請求項8】
前記固体電解質層は二酸化マンガン(MnO)及び伝導性高分子で構成された群から選択された一つ以上で形成される、請求項7に記載のタンタルキャパシタ。
【請求項9】
前記伝導性高分子は、ポリピロール(Polypyrrol)、ポリエチレンジオキシチオフェン(poly(3,4−ethylenedioxythiophene)、PEDOT)及びポリアニリン(Polyaniline)で構成された群から選択された一つ以上である、請求項8に記載のタンタルキャパシタ。
【請求項10】
前記陰極補強層は、カーボン(Carbon)と銀(Ag)が順次塗布されて形成される、請求項7に記載のタンタルキャパシタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−58757(P2013−58757A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−196983(P2012−196983)
【出願日】平成24年9月7日(2012.9.7)
【出願人】(594023722)サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. (1,585)