説明

ダイクッションプレス機械

【課題】 エネルギ効率が良好で、且つ、複雑な構成の装置の追加を必要としないダイクッションプレス機械を提供する。
【解決手段】 電源側に接続されるリアクトル87と、リアクトル87を通じて電源側に接続される半導体電力変換回路89と、平滑コンデンサ91と、半導体電力変換回路93と、コントロール部71とを備える。半導体電力変換回路89は、ダイクッション用ACサーボモータ3の力行運転時には、電源側から供給される交流電圧を脈流成分を含んだ直流電圧に変換し、平滑コンデンサ91へ出力する。サーボモータ3の回生運転時には、半導体電力変換回路93から平滑コンデンサ91を通じて供給される平滑化された直流電圧を、交流電圧に変換し、リアクトル87を通じて電源側へ出力する。半導体電力変換回路93も、半導体電力変換回路89と同様の動作を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス装置と、前記プレス装置と協働してワークに所定の加工を施すためのダイクッション装置と、を備えるダイクッションプレス機械に関する。
【背景技術】
【0002】
ダイクッション装置において、空圧クッション機構を有するものでは、プレスの加圧により空気圧クッションシリンダ内の空気を圧縮することで、また、油圧クッション機構を有するものでは、プレスの加圧により油圧のリリーフを行うことで、夫々ダイクッション力を発生させる。上述したプレスの加圧に際して、プレスはダイクッション力とストローク長さとの積で示される量の仕事をするが、その仕事によってダイクッション装置に蓄積されるべきエネルギが、空気からの発熱や油からの発熱となって無駄に消費されてしまう。
【0003】
そこで、従来、ダイクッションによって蓄積されるエネルギを有効に回収することができると共に、構造についても簡単にすることができるダイクッション装置を提供することを目的とした提案が行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平7-195129号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した提案では、プレスの動きに伴って空気圧クッションシリンダが連結されたクッション台の往復動、即ち、直線運動を変換機構で回転運動に変換し、その回転運動による回転力を、フライホイールにエネルギとして蓄積し、このフライホイールに蓄積されたエネルギを有効に再利用しようとするものである。しかし、上記提案に係るダイクッション装置では、変換機構を通じて採り出された回転運動のエネルギのフライホイールへの蓄積や、フライホイールに蓄積されたエネルギの再利用には、複雑な構成の装置の追加を必要とするだけでなく、エネルギの変換効率も悪いという問題がある。
【0006】
従って本発明の目的は、エネルギ効率が良好で、且つ、複雑な構成の装置の追加を必要としないダイクッションプレス機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点に従うダイクッション装置は、回転運動力を直線方向への運動力に変換するための動力伝達機構を介して昇/降動作するよう構成されるダイクッション機構と、回転運動力を上記動力伝達機構に出力することにより、上記動力伝達機構を介して上記ダイクッション機構を駆動するための電動機と、上記電動機の回生運転時に、上記電動機に生じる回生電力を外部出力するための電力回生用の回路と、を備える。
【0008】
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記電力回生用の回路から外部出力される上記回生電力が、電源側に出力される。
【0009】
上記とは別の実施形態では、上記ダイクッション機構を駆動するための電動機が、ACサーボモータである。
【0010】
本発明の第2の観点に従うダイクッションプレス機械は、プレス装置と、上記プレス装置と協働してワークに所定の加工を施すためのダイクッション装置と、を備え、上記ダイクッション装置が、回転運動力を直線方向への運動力に変換するための動力伝達機構を介して昇/降動作するよう構成されるダイクッション機構と、回転運動力を上記動力伝達機構に出力することにより、上記動力伝達機構を介して上記ダイクッション機構を駆動するための第1の電動機と、上記第1の電動機の回生運転時に、上記第1の電動機に生じる回生電力を外部出力するための電力回生用の回路と、を有する。
【0011】
本発明の第2の観点に係る好適な実施形態では、上記プレス装置が第2の電動機からの回転運動力を駆動源としてプレス動作を行うようになっている。
【0012】
上記とは別の実施形態では、上記ダイクッション機構を駆動するための第1の電動機が、ACサーボモータである。
【0013】
また、上記とは別の実施形態では、上記プレス装置を駆動するための第2の電動機が、ACサーボモータである。
【0014】
また、上記とは別の実施形態では、上記ダイクッション機構を駆動するための第1のACサーボモータが、回生運転しているときに上記第1のACサーボモータに生じる回生電力が、上記電力回生用の回路から電源側、又は上記プレス装置を駆動するための第2のACサーボモータへ出力される。
【0015】
更に、上記とは別の実施形態では、上記プレス装置の駆動源が、油圧機器又は空気圧機器から供給される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、エネルギ効率が良好で、且つ、複雑な構成の装置の追加を必要としないダイクッションプレス機械を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係るダイクッションプレス機械の全体構成を示す図である。
【0019】
このダイクッションプレス機械は、図1に示すように、枠体1と、複数個の三相ダイクッション駆動用AC(交流)サーボモータ(以下、単に「ダイクッション用ACサーボモータ」と表記する)3、5と、複数個の動力伝達機構7、9と、を備える。上記各部に加えて、ダイクッションプレス機械は、複数個のダイクッション11、13と、クッションパッド15と、ボルスタ17と、下型19と、複数個のクッションピン21、23と、リング状のブランクホルダ25と、スライド27と、上型29をも備える。
【0020】
ダイクッション用ACサーボモータ3、5、複数個の動力伝達機構7、9、複数個のダイクッション11、13、クッションパッド15、ボルスタ17、下型19、複数個のクッションピン21、23、及びブランクホルダ25は、何れも枠体1の下部に配置されている。一方、スライド27、及び上型29は、何れも枠体1の上部に配置されている。
【0021】
枠体1は、全体として略直方体形状を呈するよう構成されている。枠体1は、その下部(底部)を構成するベッド31、及びビーム33と、複数個の支柱35、37と、複数個の支柱35、37によって支持されて枠体1の上部を構成するスライド駆動機構39とから構成される。支柱は、実際には4個設けられているが、図1では、図示と説明の都合上、符号35、37で示した2個のみを記載した。
【0022】
ビーム33には、図示のように、複数個の貫通孔が形成されており、それらの貫通孔には、複数個のダイクッション用ACサーボモータ3、5や、複数個のダイクッション11、13が、嵌挿されて固定されている。クッションパッド15は、略直方体形状を呈しており、ベッド31内に形成された略直方体形状を呈する空間内に、下面(底面)を複数個のダイクッション11、13によって支持された状態で設けられている。クッションパッド15は、複数個のダイクッション11、13を介して上記空間内を上/下動自在に移動する。
【0023】
クッションパッド15には、スライド27の下動により上型29が下動して、上型29がワーク41に圧接することによって圧力(クッション圧)が発生する。このクッション圧は、電源側からダイクッション用ACサーボモータ3、5へ供給される電流をコントロール部(図2において、符号71で示す)が制御することによって可変調整される。
【0024】
ボルスタ17は、断面が平板形状を呈していて、上記空間を上方から跨いだ状態でベッド31の上端部に取付固定されており、ボルスタ17の上面には、下型19が取付固定されている。ボルスタ17における適宜な箇所には、図示のように、複数個の貫通孔が形成されている。下型19は、図示のように、断面が略凸型形状を呈していて、ボルスタ17上の所定位置に取付固定される。
【0025】
ここで、下型19が取付固定されるボルスタ17上の所定位置とは、図から明らかなように、下型19の凸部の位置が、下型19と上下方向に対向関係にある、スライド下面(底面)の所定位置に取付固定される上型29の凹部の位置と一致することとなる位置を指す。下型19には、下型19がボルスタ17上の所定位置に位置決めされて取付固定されたときに、ボルスタ17が有する複数個の貫通孔と夫々一致する位置に、複数個の貫通孔が形成されている。
【0026】
複数個のクッションピン21、23は、何れも上述したボルスタ17、及び下型19の複数の貫通孔を貫通した状態で、それらの上端部がブランクホルダ25の底面と、また、それらの下端部がクッションパッド15の上面と、夫々当接している。
【0027】
ブランクホルダ25は、既述のように、略リング形状を呈する部材であり、ボルスタ17に上記態様で取付固定された下型19の凸部を包囲した状態で、複数個のクッションピン21、23により、下型19の凸部の周縁において上/下動自在に保持されている。ブランクホルダ25は、上型29がスライド27と共に下動するプレス加工時、特に絞り加工時に、ワーク41にしわが発生するのを防ぐため、ワーク41の周縁部位を下動する上型29と共に所定の圧力で挟持(保持)する。そして、その状態で、複数個のクッションピン21、23、クッションパッド15、及び複数個のダイクッション11、13等を介して所定距離だけ上/下動する。
【0028】
動力伝達機構7は、ダイクッション11と同軸の大プーリ43と、ダイクッション用ACサーボモータ3の出力軸(回転軸)と同軸の小プーリ45と、大プーリ43、及び小プーリ45に卷回されるタイミングベルト47とから構成されている。動力伝達機構9も、動力伝達機構7におけると同様に、ダイクッション13と同軸の大プ−リ49と、ダイクッション用ACサーボモータ5の出力軸(回転軸)と同軸の小プーリ51と、大プーリ49、及び小プーリ51に卷回されるタイミングベルト53とから構成されている。
【0029】
動力伝達機構7は、ブランクホルダ25の下動によって生じた回転力を、クッションピン21、クッションパッド15、及びダイクッション11を介して受けると、その回転力をダイクッション用ACサーボモータ3へ伝達する。動力伝達機構9も、動力伝達機構7におけると同様に、ブランクホルダ25の下動によって生じた回転力を、クッションピン23、クッションパッド15、及びダイクッション13を介して受けると、その回転力をダイクッション用ACサーボモータ5へ伝達する。
【0030】
動力伝達機構7は、また、ダイクッション用ACサーボモータ3からの回転力を、ダイクッション11へ伝達する。この回転力が、ダイクッション11においてクッションパッド15を上動させる力に変換される。動力伝達機構9も、動力伝達機構7におけると同様に、ダイクッション用ACサーボモータ5からの回転力を、ダイクッション13へ伝達する。この回転力も、ダイクッション11におけると同様に、ダイクッション13においてクッションパッド15を上動させる力に変換される。
【0031】
スライド駆動機構39には、ダイクッション用ACサーボモータ3、5と同様の構成の三相プレス駆動用ACサーボモータ(以下、単に「プレス用ACサーボモータ」と表記する)55、57を内蔵している。スライド駆動機構39からは、スライド27を上/下方向に移動自在に支持するための、プレス用ACサーボモータ55の回転軸に連繋している、例えばカムのように偏心運動するトグルリンク機構が支持機構59として、スライド駆動機構39の下部に設けられている。同様に、スライド駆動機構39からは、スライド27を上/下方向に移動自在に支持するための、プレス用ACサーボモータ57の回転軸に連繋している、例えばカムのように偏心運動するトグルリンク機構が支持機構61として、スライド駆動機構39の下部に設けられている。
【0032】
スライド27は、スライド駆動機構39の下方の、複数個の支柱35、37によって画定された空間内に位置するように、上記支持機構59、61に連結されている。
【0033】
上型29は、既述のように、スライド27の下面(底面)の所定位置に取付固定され、スライド27の上/下動に伴って、上述した複数個の支柱35、37により画定された空間内を上/下方向に移動する。なお、スライド27の下面(底面)における上型29の所定の取付位置とは、既述のように、ボルスタ17の上面における所定の位置に取付固定された下型19に対応して決められる位置である。
【0034】
上述したダイクッション用ACサーボモータ3、5と、プレス用ACサーボモータ55、57とは、何れも正/逆回転が自在なように構成されている。ダイクッション用ACサーボモータ3、5と、プレス用ACサーボモータ55、57とは、後に詳述するような半導体電力変換回路を駆動回路として夫々持ち、これらの駆動回路を通じて、コントロール部(図2において、符号71で示す)によって制御される。
【0035】
図2は、図1で示したダイクッションプレス機械のダイクッション、及び動力伝達機構の詳細構成を示す部分断面図である。
【0036】
図2において、図1で示したダイクッション11、13、及び動力伝達機構7、9は、夫々構成が同一であるため、以下ではダイクッション11、及び動力伝達機構7についてのみ詳細に説明し、ダイクッション13、及び動力伝達機構9については、詳細な説明を省略する。
【0037】
ダイクッション11は、図2に示すように、略円筒形状を呈する部分と鍔部とが一体的に構成されたナット部材63と、連結部材65とにより構成される。
【0038】
ナット部材63は、略円筒形状を呈する部分63aが、雌ねじが切ってある比較的小径の円形空間部と、該比較的小径の円形空間部に連通する、該比較的小径の円形空間部と同心の、雌ねじが切っていない比較的大径の円形空間部とを持つ。また、ナット部材63は、鍔部63bが、上記比較的大径の円形空間部に連通する、上記比較的大径の円形空間部と同心の、上記比較的大径の円形空間部よりも僅かに小径の円形空間部を中央に持ち、鍔部63bは、クッションパッド15の(下面)底面に取付固定されている。
【0039】
連結部材65は、(動力伝達機構7を構成する)大プーリ43の回転軸と同軸に形成されており、図2の下方側の部位が軸受67を介してビーム33に取付固定されている。連結部材65の上方には、ナット部材63の上記略円筒形状を呈する部分63aの雌ねじと螺合するための雄ねじが切られている。ナット部材63と、連結部材65とは、上記略円筒形状を呈する部分63aの雌ねじに、連結部材65の雄ねじが切ってある部位(以下、「ねじ部」と表記する)67が螺合することにより、両者が相対移動可能になっている。
【0040】
クッションパッド15の下動により、ナット部63が下動することによって連結部材65に生じる回転力は、大プーリ43の回転軸を介して大プーリ43に伝達され、更に、大プーリ43からタイミングベルト47、小プーリ45、及び小プーリ45の回転軸を介してダイクッション用ACサーボモータ3の回転軸からダイクッション用ACサーボモータ3側に伝達される。
【0041】
一方、ダイクッション用ACサーボモータ3が駆動されることによってダイクッション用ACサーボモータ3に生じる回転力は、その回転軸から小プーリ45の回転軸を介して小プーリ45に伝達され、更に、小プーリ45からタイミングベルト47、大プーリ43、及び大プーリ43の回転軸を介して連結部材65に伝達される。そして、連結部材65に伝達された回転力が、ナット部63を上動させる力に変換され、それによりナット部63を介してクッションパッド15が上動する。
【0042】
クッションパッド15の側面には、クッションパッド15に生じる負荷(クッションパッド15に加わる圧力)を測定するために、歪ゲージ69が貼着されている。歪ゲージ69によって測定された圧力値は、所定の電気信号として歪ゲージ69から、後述するコントロール部71へ出力される。クッションパッド15は、既述のように、ベッド31内に形成された空間内を、下面(底面)を複数個のダイクッション11、13によって支持された状態で、上/下動自在に移動する。上記空間を画定するベッド31の内壁面には、複数の箇所に、夫々アウターガイド73(図2では図示と説明の都合上、1箇所に設けられたアウターガイドのみを記載)が設けられている。
【0043】
一方、クッションパッド15の各側面の、上記アウターガイド73の設置箇所に対応する箇所には、夫々インナーガイド75、77(図2では図示と説明の都合上、2箇所に設けられたインナーガイドのみを記載)が設けられている。上記各アウターガイド73と、上記各インナーガイド75、77とは、互いに対向関係にあるもの同士が係合することによって、クッションパッド15の上/下動(即ち、昇降動作)をガイドするように構成されている。
【0044】
クッションパッド15と、上記空間を画定するベッド31の内壁面との間には、クッションパッド15の上/下動方向(昇降方向)を測定方向とするリニアスケール機構79が設けられている。リニアスケール機構79は、ベッド31の内壁面側に設けられるスケール部81と、クッションパッド15の、スケール部81が設けられている側面と対向関係にある側面の、上記スケール部81と対向する位置に設けられているヘッド部83とから構成される。ヘッド部83は、スケール部81と近接するようにして、クッションパッド15の側面に取付固定されている。クッションパッド15が上/下動(昇降動作)すると、その上/下動(昇降動作)に伴ってヘッド部83がスケール部81に沿って上/下動することにより、クッションパッド15の上下方向(垂直方向)の位置が測定される。
【0045】
リニアスケール機構79によって測定されたクッションパッド15の上下方向(垂直方向)の位置情報は、所定の電気信号としてヘッド部83から、コントロール部71へ出力される。
【0046】
ダイクッション用ACサーボモータ3の回転軸には、例えばパルスエンコ−ダ85が設けられている。パルスエンコーダ85は、ダイクッション用ACサーボモータ3の回転数(回転速度)に見合ったパルス信号を、コントロール部71へ出力する。
【0047】
コントロール部71は、歪ゲージ69から出力される圧力値を示す電気信号、ヘッド部83から出力されるクッションパッド15の上下方向(垂直方向)の位置情報を示す電気信号、及びパルスエンコーダ85から出力されるダイクッション用ACサーボモータ3の回転速度を示す電気信号を入力する。コントロール部71は、入力した上記各電気信号に基づき、所定の演算処理を行うことによって、ダイクッション用ACサーボモータ3を制御する。
【0048】
図3は、図1、及び図2で示したダイクッションプレス機械が備えるクッションパッド15を、上方から見た図である。
【0049】
図3を参照して明らかなように、上方から見た形状が矩形を呈するクッションパッド15の各側面には、インナーガイド(75、77)が夫々2個ずつ、合計8個設けられている。また、クッションパッド15の各側面に対向するベッド31の各内壁面には、上記各インナーガイド(75、77)に対応する位置にアウターガイド73が夫々2個ずつ、合計8個設けられている。更に、ベッド31の内壁面の一隅の近傍には、リニアスケール機構79のスケール部81が設けられており、クッションパッド15の、上記スケール部81が設けられている部位と対向する部位には、リニアスケール機構79のヘッド83が設けられている。
【0050】
図4は、本発明の一実施形態に係るダイクッション用ACサーボモータの制御系の回路構成を示すブロック図である。
【0051】
上記制御系は、三相交流電源(以下、単に「電源」と表記する)の側に接続される三相分のリアクトル(以下、単に「リアクトル」と表記する)87と、リアクトル87を通じて電源側に接続される順・逆両方向運転が可能な三相の自励式半導体電力変換回路(以下、単に「半導体電力変換回路」と表記する)89と、を備える。上記制御系は、上記各部に加えて、三相分の平滑コンデンサ(以下、単に「平滑コンデンサ」と表記する)91と、ダイクッション用ACサーボモータ3側に接続される、半導体電力変換回路93と、コントロール部71をも備える。なお、図4では、リアクトル87、平滑コンデンサ91、及び半導体電力変換回路89、93については、何れも図示の都合上、単相分の回路構成しか記載していない。
【0052】
半導体電力変換回路89、93は、回路構成が同一であり、何れも、例えばダイオード素子と、コントロール部71からのPWM方式のオン/オフ制御信号によって動作を制御される半導体スイッチング素子である(バイポーラ型)パワートランジスタと、を構成要素として含む三相のPWM変換回路が採用される。
【0053】
リアクトル87は、ダイクッション用ACサーボモータ3の回生運転時に、負荷であるダイクッション用ACサーボモータ3側から、半導体電力変換回路93、平滑コンデンサ91、半導体電力変換回路89を通じて供給される回生電力を入力する。そして、該回生電力に含まれるサージや高周波ノイズ成分を除去する。即ち、リアクトル87は、それらサージや高周波ノイズ成分が、回生電力と共に負荷側から電源側に戻るのを防止している。
【0054】
平滑コンデンサ91は、ダイクッション用ACサーボモータ3の力行運転時には、(電源側の)半導体電力変換回路89から出力される脈流成分を含んだ直流電圧を入力して、その直流電圧に含まれる脈流成分を平滑化した後、半導体電力変換回路93へ出力する。平滑コンデンサ91は、また、ダイクッション用ACサーボモータ3の回生運転時には、(ダイクッション用ACサーボモータ3側の)半導体電力変換回路93から出力される脈流成分を含んだ直流電圧を入力して、その直流電圧に含まれる脈流成分を平滑化した後、半導体電力変換回路89へ出力する。
【0055】
半導体電力変換回路89は、ダイクッション用ACサーボモータ3の力行運転時には、電源側から供給される交流電圧を複数個のダイオード素子から成る整流回路で脈流成分を含んだ直流電圧に変換する。そして、該直流電圧を、平滑コンデンサ91へ出力する。半導体電力変換回路89は、また、ダイクッション用ACサーボモータ3の回生運転時には、半導体電力変換回路93から平滑コンデンサ91を通じて供給される平滑化された直流電圧を、複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタ素子から成るインバータ回路を通じて交流電圧に変換する。そして、該交流電圧を、リアクトル87を通じて電源側へ出力する。
【0056】
半導体電力変換回路93は、ダイクッション用ACサーボモータ3の力行運転時には、半導体電力変換回路89から平滑コンデンサ91を通じて供給される平滑化された直流電圧を、複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタ素子から成るインバータ回路を通じて交流電圧に変換する。そして、該交流電圧を、ダイクッション用ACサーボモータ3へ供給する。半導体電力変換回路93は、また、ダイクッション用ACサーボモータ3の回生運転時には、ダイクッション用ACサーボモータ3から出力される交流電圧を、複数個のダイオード素子から成る整流回路で脈流成分を含んだ直流電圧に変換する。そして、該直流電圧を、平滑コンデンサ91へ出力する。
【0057】
コントロール部71は、半導体電力変換回路93に含まれるインバータ回路を構成する複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタ素子のベース端子に対し、PWM方式によるオン/オフ制御信号を出力する。これにより、ダイクッション用ACサーボモータ3の力行運転時における半導体電力変換回路93の逆変換動作(直流から交流への変換動作)を制御する。コントロール部71は、また、半導体電力変換回路89に含まれるインバータ回路を構成する複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタ素子のベース端子に対し、オン/オフ制御信号を出力する。これにより、ダイクッション用ACサーボモータ3の回生運転時における半導体電力変換回路89の逆変換動作を制御する。
【0058】
上記構成において、ダイクッション用ACサーボモータ3の回生運転時(即ち、プレス用ACサーボモータ55(、57)の力行運転時)に、ダイクッション用ACサーボモータ3で生じた回生電力は、半導体電力変換回路93、平滑コンデンサ91、半導体電力変換回路89、及びリアクトル87を通じて、電源側に戻される。
【0059】
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、ダイクッション用ACサーボモータ3の回生運転時にダイクッション用ACサーボモータ3に生じる回生電力を、電源側に戻すことが可能であるので、無駄な電力消費を抑制することができる。
【0060】
即ち、従来、ダイクッション成形において要していたプレス時の消費電力(エネルギ)を、格段に低減することができる。また、機械的な手段によって、ダイクッション側で生じるエネルギ(ワーク41をプレスするに際して、ダイクッションを押し下げるのに必要な仕事量)を蓄積するのではなく、電力回生回路を使用して上記エネルギを電力として回生するため、高効率のエネルギ回収が可能である。
【0061】
また、上記のように、機械的な手段によって、ダイクッション側で生じるエネルギを蓄積する構成ではないため、ダイクッションプレス機械の機械的な構成を簡単化することができる。
【0062】
なお、本実施形態では、プレス駆動用モータとして、プレス用ACサーボモータ(55、57)を用いることとして説明したが、ACサーボモータに限らず、種々のモータ(電動機)を、プレス駆動用モータとして採用することが可能である。
【0063】
また、上述した本発明の一実施形態では、半導体電力変換回路89、93を構成するインバータ回路に、複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタを構成要素とするインバ−タ回路を採用した。しかし、上記各半導体電力変換回路89、93のインバータ回路に、(バイポーラ型)パワートランジスタに代えて、例えば制御整流素子の一種である複数個のGTO素子(ゲート・ターンオフ・サイリスタ)を構成要素とするインバータ回路を採用することとしても差し支えない。
【0064】
図5は、図2で示したダイクッションプレス機械のダイクッションの変形例の詳細構成を示す部分断面図である。
【0065】
本変形例に係るダイクッションは、以下に記載する点で、図2で示したダイクッション11(13)と構成が相違する。
【0066】
即ち、本変形例に係るダイクッション101は、大プーリ103の回転軸と同軸に形成された略円筒形状を呈する連結部材105が、大プーリ103の回転軸と一体的に成形されている。これと共に、連結部材105の上端に形成された鍔部105aに、ナット部107が、その鍔部107aを介して取付固定され、連結部材105とナット部107とが一体的に回動する。連結部材105が有する円形空間部の径は、雌ねじが切ってあるナット部107の円形空間部の径よりも、やや大径に形成されている。一方、外周面に雄ねじが切ってあるねじ部109は、取付基部109aを介してクッションパッド111の下面(底面)に、取付固定されている。
【0067】
上記構成において、クッションパッド111が下動すると、その下動によりねじ部109に回転力が生じ、その回転力がねじ部109と螺合しているナット部107を介して、連結部材105、及び大プーリ103の回転軸を介して大プーリ103に伝達される。上記回転力は、更に、大プーリ103からタイミングベルト113、小プーリ115、及び小プーリ115の回転軸を介してダイクッション用ACサーボモータ55(又は57.以下ではダイクッション用ACサーボモータとしては、符号55を付したものについてのみ説明する。)の回転軸からダイクッション用ACサーボモータ55側に伝達される。
【0068】
一方、ダイクッション用ACサーボモータ55が駆動されることによってダイクッション用ACサーボモータ55に生じる回転力は、その回転軸から小プーリ115の回転軸を介して小プーリ115に伝達され、更に、小プーリ115からタイミングベルト113、大プーリ103、及び大プーリ103の回転軸を介して連結部材105、ナット部107に伝達される。そして、ナット部107に伝達された回転力が、ナット部107とねじ部109との螺合により、ねじ部109において、クッションパッド111を上動させる力に変換され、それによりねじ部109を介してクッションパッド111が上動する。
【0069】
なお、上記以外の構成については、図5において、図2で示したものと同一物には同一符号を付してそれらに関する詳細な説明を省略する。
【0070】
図6は、本発明の別の実施形態に係るダイクッション用ACサーボモータの制御系の回路構成を示すブロック図である。
【0071】
本実施形態に係る制御系は、図6に示すように、回生運転時にダイクッション用ACサーボモータ121側に生じた回生電力を、(バイポーラ型)パワートランジスタ等の半導体スイッチング素子129を導通させて、回生抵抗素子127で消費させる回路構成を前提とする。即ち、上記回路構成において、電源側に、図4で示したリアクトル87、及び半導体電力変換回路89と同様の、リアクトル135、及び半導体電力変換回路133をダイオード型コンバータ131と並列に接続する。そして、ダイクッション用ACサーボモータ121の回生運転時には、半導体スイッチング素子129を非導通にしたままで、半導体電力変換回路123に含まれるインバータ回路を構成する複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタ素子の方を駆動する。
【0072】
これにより、平滑コンデンサ125から出力される直流電圧は、回生抵抗素子127、及び半導体スイッチング素子129の直列体には印加されずに、半導体電力変換回路133の方に印加され、半導体電力変換回路133において交流電圧に逆変換された後、該交流電圧がリアクトル135を通じて電源側に戻されることになる。
【0073】
なお、力行運転時には、電源側から供給される交流電圧が、ダイオード型コンバータ131において直流電圧に順変換された後、該直流電圧が、平滑コンデンサ125を通じて半導体電力変換回路123に供給され、半導体電力変換回路123において交流電圧に逆変換された後、ダイクッション用ACサーボモータ121に供給される。
【0074】
本実施形態においても、上述した本発明の一実施形態におけると同様に、ダイクッション用ACサーボモータ121の回生運転時にダイクッション用ACサーボモータ121に生じる回生電力を、電源側に戻すことが可能であるので、無駄な電力消費を抑制することができる。
【0075】
なお、本実施形態では、新たに設けた電源側の半導体電力変換回路133に、複数個のダイオード素子から成る整流回路と、複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタ素子から成るインバータ回路とを備えたものを採用した。しかし、ダイオード型コンバータ131が電源側に接続されているので、半導体電力変換回路133には、インバータ回路のみを備えたものを採用してもよい。また、インバータ回路を構成する回路素子として、(バイポーラ型)パワートランジスタ素子に代えて、例えばGTO素子のような制御整流素子を用いることとしても差し支えない。
【0076】
なお、図6において、コントロール部については、図2、及び図4で夫々示したコントロール部と同様、符号71を付して詳細な説明を省略する。
【0077】
図7は、本発明の更に別の実施形態に係るダイクッション用ACサーボモータの制御系の回路構成を示すブロック図である。
【0078】
本実施形態に係る制御系では、図7に示すように、プレス用ACサーボモータ143を力行運転するための駆動回路、及びダイクッション用ACサーボモータ141を力行運転するための駆動回路が、電源側に接続される、リアクトル153、半導体電力変換回路151、及び平滑コンデンサ149を共用する構成となっている。
【0079】
上記構成において、プレス用ACサーボモータ143の力行運転時、即ち、ダイクッション用ACサーボモータ141の回生運転時には、電源側から駆動電力が、リアクトル153、半導体電力変換回路151、平滑コンデンサ149、及び半導体電力変換回路147を通じて、プレス用ACサーボモータ143に供給される。これと共に、ダイクッション用ACサーボモータ141に生じる回生電力も、半導体電力変換回路145、平滑コンデンサ149、及び半導体電力変換回路147を通じて、プレス用ACサーボモータ143に供給される。
【0080】
よって、ダイクッション用ACサーボモータ141の回生運転時に、ダイクッション用ACサーボモータ141に生じる回生電力をプレス用ACサーボモータ143に、駆動電力として供給することができるので、上記回生電力が無駄に消費されることがなく、上記回生電力を有効に活用することが可能になる。
【0081】
本実施形態においても、電源側の半導体電力変換回路151、(負荷である)プレス用ACサーボモータ143側の半導体電力変換回路147、及び(負荷である)ダイクッション用ACサーボモータ141側の半導体電力変換回路145には、複数個のダイオード素子から成る整流回路と、複数個の(バイポーラ型)パワートランジスタ素子から成るインバータ回路とを備えたものを採用したが、インバータ回路を構成する回路素子として、(バイポーラ型)パワートランジスタ素子に代えて、例えばGTO素子のような制御整流素子を用いることとしても差し支えない。
【0082】
なお、図7において、コントロール部については、図2、図4、及び図6で夫々示したコントロール部と同様、符号71を付して詳細な説明を省略する。
【0083】
本実施形態では、プレス用ACサーボモータ143の力行運転時に、平滑コンデンサ149を介してプレス用ACサーボモータ143に供給される、ダイクッション用ACサーボモータ141側からの回生電力と、電源側からの駆動電力とによって、プレス用ACサーボモータ143が万一過電圧状態になった場合には、ダイクッション用ACサーボモータ141側からの回生電力を、半導体電力変換回路151を介して電源側に戻すことも可能である。また、上記過電圧状態を防止するため、図6で示したような、回生抵抗素子127と半導体スイッチング素子129とから成る直列体を、半導体電力変換回路151、及び平滑コンデンサ149に対して並列に接続するようにしてもよい。更には、半導体電力変換回路151に代えて、図6において符号131で示したダイオード型コンバータを用いることとしても差し支えない。
【0084】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば、プレス駆動機構に、プレス用ACサーボモータに代えて、油圧を駆動源とする駆動機構を用いることとしても良い。
【0085】
また、本発明の実施形態の説明において、動力伝達機構の構成として、雌ねじと雄ねじの螺合という表現を使用しているが、この構成の中には、金属球を介して螺合するボールスクリュー機構が当然含まれる。ボールスクリュー機構を採用することにより、摩擦損失が極めて小さくなり、回生電力を効率よく回収することができる。
【0086】
更に、本発明の実施形態の説明において、動力伝達機構の構成として、大プーリ、タイミングベルト、及び小プーリを介して、連結部材の回転軸とACサーボモータの回転軸との間の動力伝達を行っていたが、これに限らずACサーボモータの回転軸を連結部材の回転軸に直結させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイクッションプレス機械の全体構成を示す図。
【図2】図1で示したダイクッションプレス機械のダイクッション、及び動力伝達機構の詳細構成を示す部分断面図。
【図3】図1、及び図2で示したダイクッションプレス機械が備えるクッションパッドを、上方から見た図。
【図4】本発明の一実施形態に係るダイクッション駆動用ACサーボモータの制御系の回路構成を示すブロック図。
【図5】図2で示したダイクッションプレス機械のダイクッションの変形例の詳細構成を示す部分断面図。
【図6】本発明の別の実施形態に係る三相のダイクッション駆動用ACサーボモータの制御系の回路構成を示すブロック図。
【図7】本発明の更に別の実施形態に係る三相のダイクッション駆動用ACサーボモータの制御系の回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0088】
1 枠体
3、5 ダイクッション用AC(交流)サーボモータ
7、9 動力伝達機構
11、13 ダイクッション
15 クッションパッド
17 ボルスタ
19 下型
21、23 クッションピン
25 ブランクホルダ
27 スライド
29 上型
31 ベッド
33 ビーム
35、37 支柱
39 スライド駆動機構
41 ワーク
43、49 大プーリ
45、51 小プーリ
47、53 タイミングベルト
55、57 プレス用ACサーボモータ
59、61 支持機構
63 ナット部
65 連結部材
67 ねじ部
69 歪ゲージ
71 コントロール部
73 アウターガイド
75、77 インナーガイド
79 リニアスケール機構
81 スケール部
83 ヘッド
85 パルスエンコーダ
87 リアクトル
89、93 順・逆両方向運転が可能な自励式半導体電力変換回路(半導体電力変換回路)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転運動力を直線方向への運動力に変換するための動力伝達機構を介して昇/降動作するよう構成されるダイクッション機構と、
回転運動力を前記動力伝達機構に出力することにより、前記動力伝達機構を介して前記ダイクッション機構を駆動するための電動機と、
前記電動機の回生運転時に、前記電動機に生じる回生電力を外部出力するための電力回生用の回路と、
を備えるダイクッション装置。
【請求項2】
請求項1記載のダイクッション装置において、
前記電力回生用の回路から外部出力される前記回生電力が、電源側に出力されるダイクッション装置。
【請求項3】
請求項1記載のダイクッション装置において、
前記ダイクッション機構を駆動するための電動機が、ACサーボモータであるダイクッション装置。
【請求項4】
プレス装置と、前記プレス装置と協働してワークに所定の加工を施すためのダイクッション装置と、を備え、
前記ダイクッション装置が、
回転運動力を直線方向への運動力に変換するための動力伝達機構を介して昇/降動作するよう構成されるダイクッション機構と、
回転運動力を前記動力伝達機構に出力することにより、前記動力伝達機構を介して前記ダイクッション機構を駆動するための第1の電動機と、
前記第1の電動機の回生運転時に、前記第1の電動機に生じる回生電力を外部出力するための電力回生用の回路と、
を有するダイクッションプレス機械。
【請求項5】
請求項4記載のダイクッションプレス機械において、
前記プレス装置が第2の電動機からの回転運動力を駆動源としてプレス動作を行うようになっているダイクッションプレス機械。
【請求項6】
請求項4記載のダイクッションプレス機械において、
前記ダイクッション機構を駆動するための第1の電動機が、ACサーボモータであるダイクッションプレス機械。
【請求項7】
請求項4記載のダイクッションプレス機械において、
前記プレス装置を駆動するための第2の電動機が、ACサーボモータであるダイクッションプレス機械。
【請求項8】
請求項4乃至請求項6の何れか1項記載のダイクッションプレス機械において、
前記ダイクッション機構を駆動するための第1のACサーボモータが、回生運転しているときに前記第1のACサーボモータに生じる回生電力が、前記電力回生用の回路から電源側、又は前記プレス装置を駆動するための第2のACサーボモータへ出力されるダイクッションプレス機械。
【請求項9】
請求項4記載のダイクッションプレス機械において、
前記プレス装置の駆動源が、油圧機器又は空気圧機器から供給されるダイクッションプレス機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−136500(P2007−136500A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−332844(P2005−332844)
【出願日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(000001236)株式会社小松製作所 (1,686)
【出願人】(394019082)コマツ産機株式会社 (103)
【Fターム(参考)】