説明

ダイヤモンド局所配線電極

【課題】従来のダイヤモンド電極による水処理装置やセンサーでは、電極間隔を十分に小さくして電力効率を向上させることやセンサー感度、応答速度を十分大きくすることが困難であった。本発明では、電極間隔を十分に小さくして、電極としての効率、センサーとしての感度、応答速度を向上させることを目的とする。
【解決手段】基板と、基板上に被覆した導電性ダイヤモンド膜からなる複合基板であって、前記導電性ダイヤモンド膜が少なくとも2つ以上の領域に電気的に分離されており、それらをペア毎の対として分け、それぞれの対間に電位を加えることで、電極間で電気化学反応を起こすことができるダイヤモンド局所配線電極およびこれを用いた水処理装置、電気化学センサー、濾過フィルターである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理装置、電気化学センサー、濾過フィルター等に用いるダイヤモンド局所配線電極およびその応用に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ダイヤモンドは通常は絶縁体であるが、硼素、窒素、リン等の適当な不純物を添加することで導電性を付与することができる。中でも硼素を添加した場合、ダイヤモンドの抵抗は低くなり良好な導電体となる。このような導電性ダイヤモンドは半導体ダイヤモンド素子やセンサー、工具、電気化学反応を利用した電解用電極などに用いられている。このような用途の中で、高感度の電気化学センサーとしても盛んに研究が行われている。
ダイヤモンド電極を用いて水処理を行う例としては、例えば特許文献1(ペルメレック)に見られるようにメッシュや多孔性の板状基板にダイヤ膜を被覆した電極をイオン交換膜を介して背中合わせに貼り合わせる、といったものがある。
このような場合、例えば水処理装置として用いる場合には電極間距離を小さくすることによって電圧を小さくすることができ、無駄な水を電気分解が抑えられ水処理の電力効率を上げることができる。
【0003】
他に、例えば電気化学測定用センサーとして用いる場合、電極間隔は小さくした方がセンサーとしての応答の高速化、感度の向上が実現できる。電気化学測定用センサーとして用いられている例としては、例えば特許文献2(藤嶋/明電舎)などがある。
先の水処理の例では陰極と陽極の間隔は比較的小さくすることができるが、ダイヤモンド膜を被覆する基板の厚みよりも間隔を小さくすることはできない。電極のサイズが大きくなってくると基板にはある程度以上の強度が求められるためその厚さは数mm必要になってくることが多い。
【0004】
また、基板を向かい合わせてスペーサーを介して両電極を設置することも可能である。しかし、2枚の電極を近づけすぎると、その間に溶液を安定して供給することが難しくなる。この場合、例えば安定して水処理ができない、という問題が生じる。また、狭い一定の間隔で安定させることも難しくなる。この場合は、センサーの検出感度が不安定になる、といった問題が生じる。また、例えば電極間に印加する電位を大きくして電極近傍で目立ったガスの発生があるような場合、電極間に泡が介在してしまい、その領域での反応が起こらなくなってしまい、水処理装置やセンサーとしての動作が不安定になってしまう。
【特許文献1】特開平9−268395号公報
【特許文献2】特開2001−50924号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、従来のダイヤモンド電極による水処理装置やセンサーでは、電極間隔を十分に小さくして電力効率を向上させることやセンサー感度、応答速度を十分大きくすることが困難であった。本発明では、電極間隔を十分に小さくしてセンサーの感度、応答速度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電極は、基板と基板上に被覆した導電性ダイヤモンド層からなる複合基板であって、前記導電性ダイヤモンド膜が少なくとも2つ以上の領域に電気的に分離されており、それらをペア毎の対として分け、それぞれの対間に電位を加えることで、電極間で電気化学反応を起こすことができるものであることを特徴とする。
前記2つ以上の領域に分かれている電極が1組の櫛形形状のものであることが好ましい。
前記基板がSiであっても良い。
前記基板がセラミックであっても良い。
前記絶縁セラミック基板が炭化珪素、窒化珪素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化珪素のうち少なくとも1種類以上を含むものであることが好ましい。
【0007】
前記Si、セラミック基板の抵抗率が10Ω・cm以上であることが好ましい。
前記Si、セラミック基板が開気孔の多孔体であっても良い。
前記導電性ダイヤモンドがダイヤモンド膜中にB、N、Pの中から1種類以上を含むものであることが好ましい。
前記電極の最短の間隔dが0.1〜10mmであることが好ましい。
前記に記載の電極を一部に用い水処理装置を構成することができる。
前記に記載の電極を一部に用い電気化学センサーを構成することができる。
前記に記載の電極を一部に用い濾過フィルターを構成することができる。
前記に記載の水処理装置を用い水処理を行うことができる。
前記に記載の電気化学センサーを用いて測定を行うことができる。
前記に記載のフィルターを用いて行う濾過を行うことができる。
【0008】
本発明では導電性ダイヤモンドを基板上に所定の領域に選択的に被覆し、その際に電極の陽極と陰極となるべき対の電極間隔を小さくすることによって高感度・高速のセンサーを実現することができる。
基板上にダイヤモンド膜を選択的に被覆するにはいくつかの方法がある。例えば、基板上全面にダイヤモンド膜を成膜し、その上から所定の形状のマスクをおいて、ドライエッチングを行うことによって所定の形状の電極を作製することができる。
【0009】
あるいは所定の位置のみダイヤモンドの核発生処理をして、所定の形状の電極を作製しても良い。この方法としては、ダイヤモンドのパウダーを基板上に供給し、スクラッチすることによってスクラッチした領域に核が発生するようにそる。この場合、所定の場所以外をカバーする層をあらかじめ作製しておいた状態でスクラッチ処理を行い、その後、カバー層を除去してからダイヤモンドを成膜すれば良い。
また、電極を形成しない領域に犠牲層を堆積させ、その上から全面にダイヤモンドを成膜した後、犠牲層をエッチング除去しても良い。
【0010】
ダイヤモンドを成膜する方法は一般的に知られている方法で良く、特に限定しない。主な手法にマイクロ波プラズマCVD法によるものと熱フィラメントCVD法によるものがある。例えば、マイクロ波プラズマCVDの場合、装置内の試料台の上に基板を置き、装置を真空排気した後、水素とメタンを比率が100:0.5から100:5の範囲で導入し、導入量と排気量を調節することで圧力を1.3〜26.7kPa程度に調節し、マイクロ波を導入して試料の直上にプラズマを発生させる。基板はプラズマからの熱で加熱され、試料台を水冷するなどの方法で温度を調節することで基板温度を700〜1000℃程度に調節する。こうすることによって基板上にダイヤモンドが堆積される。
この方法で得られる絶縁体のダイヤモンドに導電性を付与するため、不純物を添加してやる。不純物としては、B、N、Pなどが用いられる。Bを添加してやると比較的簡単に良好な導電性を付与することができる。Bは添加量としてB/C比が0.001〜5%程度であれば良い。
【0011】
ダイヤモンドの膜厚は薄すぎると膜が不連続となり不具合が生じる。また、厚すぎる場合は、成膜、局所配線時のエッチング加工に不必要に時間を要してしまう。このため、ダイヤモンドの膜厚は0.1μm以上100μm以下であることが好ましい。
このようにして作製した基板上の電極は、少なくとも一方と対向するもう一方の1組以上の電極対をなしており、それぞれ陽極、陰極とし、それぞれの電極の一部から電気を供給するようにする。
【0012】
各電極間の距離が最も近くなる距離は、エッチングや選択成長の分解能に依存するので、これらの処理のレベルを高めることでその距離は短くすることができる。例えば、0.1mmの距離にすることも可能である。この距離は対向電極型で実現することは困難である。スペーサーを用いることで可能であったとしても、例えば基板の反りが大きい場合、電極間距離がスペーサー厚みと異なってしまうことや、小さいギャップになった場合、隙間が小さいことに加えてその小さい隙間でガスが発生する場合にはさらに安定して溶液を供給することが難しくなるため、電極間の電解反応を安定させることが極めて困難になる。
【0013】
このような問題も、本発明の局所配線電極を用いれば小さい電極間隔を自在に調整、維持することが可能であり、このことから例えば応答速度の速い、感度の高いセンサーを実現可能となる他、このような形状が有効な電気化学電極全般として利用することが可能となる。
電極間距離の上限としては、構造上、特に制限はないが、平板形状の電極を対向させた流動型の電解槽を構成する場合、入手が容易な配管のコネクターの形状などを考慮すれば10mmの間隔であれば容易に装置を作成することが可能である。従って10mm以下でなければ本発明の局所配線電極を用いる利点はないといえる。
【0014】
基板材料は特に限定しないが、絶縁体であることが望ましい。電極ダイヤモンドと比較して十分に電気抵抗が大きいものであれば良い。ダイヤモンド膜の抵抗率は10−1Ω・cmより小さいことが好ましく、基板の抵抗率は10Ω・cmよりも大きいことが好ましい。
基板は多孔体であっても良い。多孔体であれば対向する電極に対して、垂直方向に水を通しながら、電極間での電気化学反応を行うことが可能となる。このように、基板の一方の方向から他方の方向に液体が貫通している多孔体であることを、ここでは開気孔の多孔体である、という表現で記述する。
【0015】
多孔体としては、特に限定しないが、多孔質Siや多孔質セラミックが好ましい。多孔質セラミックとしては、窒化珪素、アルミナ、炭化珪素、ムライト、コージライト、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムの中から少なくとも1種類以上を含むものであることが好ましい。
多孔体の気孔径としては、開気孔であって、ダイヤモンドの局所配線を施すことができれば特に制限はないが余り気孔が大きすぎると局所配線が分断されてしまう。これに対しては、ダイヤモンドの局所配線の幅を大きくすればある程度は解決するが、配線の間隔、幅、基板の大きさなどを考慮すると、気孔径としては1mm以下であること好ましい。
また多孔体基板上に局所配線電極を形成することにより、フィルターとしても利用することができる。すなわち、多孔体基板をフィルターとし、そのフィルターに電極があることによって新たな機能フィルターとして利用することができる。例えば、フィルタリングしながらセンシングもできる。また、センシングしなくてもフィルターとして利用し、そのフィルターにトラップされたものを電解によって分解することもできる。こうすることによって目詰まりしないフィルターを実現することができる。
【0016】
基板上に多数のダイヤモンド電極配線を施し、2本1組ずつそれぞれの領域に分けても良い。こうすることにより、例えば、一枚の基板上に複数の電気化学センサーが搭載され、検出物の空間分布を測定することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、電極間隔を十分小さくして、電力効率を向上させることや、センサーの感度、応答速度を向上させることができ、水処理装置や電気化学測定用センサー、濾過フィルターに適用して有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下実施例に基いて本発明を具体的に説明する。
実施例1
基板として30mm角の多結晶Siウェハを用いた。基板の抵抗率は10Ω・cmである。前処理としてダイヤモンドパウダーをイソプロピルアルコール内に入れ、基板を入れて超音波を印加することで種付け処理を行った。成膜方法としてはプラズマCVD法を用いた。ガスとしてH、CH、Bを用い、それぞれの流量を500sccm、10sccm、0.1sccm導入し、ガス圧力を2.7kPaとした。2.45Ghzのマイクロ波電源を用い、1kW導入した。基板温度は試料台の温度を水冷により調節し、900℃とした。基板温度は放射温度計を用いて基板表面の温度を測定した。この方法により3時間の成膜を行い、基板上に10ミクロンのダイヤモンド膜を成膜した。このような方法で得られたダイヤモンド膜の抵抗率は4端子法による測定で5×10−3Ω・cmであった。
【0019】
得られたBドープダイヤモンドコート基板に対して、櫛形形状のメタルマスクを用いてRIEによってエッチングを行い、Si基板上に図1に示すような導電性ダイヤモンドの櫛形電極を形成した。櫛形電極の電極間距離dは0.2mmであった。
得られた櫛形ダイヤモンド電極を溶液に浸し、対向した2本の電極それぞれにリード線を接合し、片方を陽極、他方を陰極として電位を加えることにより、電気分解試験を行った。溶液として1Mの硫酸ナトリウム溶液を用いた。電解試験の結果、40mm角の対向電極を5mmの距離で設置した場合に比べて、電圧が1/3以下となり、電気分解の効率が向上していることが確認された。
【0020】
実施例2
実施例1と同様の方法により、櫛形形状の導電性ダイヤモンド電極を作製した。メタルマスクの形状を数種類用意し、電極間距離を0.05、0.1、0.5、1.0の4段階に分けて作製した。作製した電極を顕微鏡で観察した結果、電極間隔が0.05のものは、電極の一部が短絡し破損していることが判明した。電極間隔が0.1、0.5、1.0のものは問題なく、良好に電解が可能であることが確認された。
【0021】
実施例3
実施例1と同様の方法により、櫛形形状の導電性ダイヤモンド電極を作製した。電極間距離を0.1mmとし、基板の種類を変えて作製した。作製した電極の基板種類としては
Si(低抵抗:10−2Ω・cm)、Si(高抵抗:10Ω・cm)、Si、SiC、AlN、SiO、Al、ムライト、コージライトを用いた。低抵抗Si以外の基板を用いたものではすべて良好に電解が可能であった。低抵抗Siを用いたものでは、電極間が電気的に短絡し、良好に電解を行うことができなかった。
【0022】
実施例4
基板としてSi、SiC、AlN、SiO、Al、ムライト、コージライトの絶縁性多孔質基板および多孔質Siを準備した。基板のサイズは全て30mmφで厚みは2mm、気孔径は50μmとした。これらの基板上に実施例1と同様の方法により、図2に示す櫛形形状の導電性ダイヤモンド電極を作製した。電極間距離を0.5mmとした。作製した電極を配管のフランジに設置し、片側方向から溶液を送り、多孔質基板を通過して反対型へ溶液が流れるように配置した。
溶液としては、0.1Mの硫酸中500mlに10mlのフェノールを添加した溶液を用いた。概略図を図3に示す。液が基板を透過する間、電位を加えることによって、基板を透過する間に電気化学反応が起こるようにした。電流密度としては0.05A/cmとした。その結果、いずれの基板を用いた電極においても、循環させる前の溶液に比べ、電極を通過した後の溶液が循環されるにしたがい溶液に含まれる全炭素量が減少していることが確認でき、この手法によって有機性廃液の浄化に適用できることが確認された。
【0023】
実施例5
セラミックのフィルターとして30mmφ、厚さ5mm、気孔径が200μmの開気孔の窒化珪素多孔質セラミック板を2枚準備し、その内1枚に対して、実施例1と同様の方法にてダイヤモンド櫛形電極を形成し、双方を実施例4と同様の方法により、流動電解槽に電極を設置した。
溶液としてはクラスター粒子を含む工場廃液を用いた。電気伝導を付与するため、この溶液に適量の硫酸ナトリウムを添加した。
局所配線電極付きの多孔質セラミック基板をフィルターとして前記廃液液の濾過を試みた。廃液が基板を透過する間、電位を加えることによって、基板を透過する間に電気化学反応が起こるようにした。
20分試験後の双方のフィルターを比較した結果、電位を加えているフィルターはフィルターの目が詰まっていなかったのに対し、電位を加えていない方はフィルターが目詰まりを起こしており、同時間内にフィルターを通過する液量が1/3に減少していることが確認された。
【0024】
実施例6
実施例1と同様の方法により、櫛形形状の導電性ダイヤモンド電極を作製した。基板としては50mmφ、抵抗率10Ω・cmの多結晶Siウェハを用いた。基板上に12本の櫛形形状のダイヤモンド電極配線を施し、6組の領域に分け、それぞれを電気化学センサーとする複数のセンサー搭載の基板を作成した。概略図を図4に示す。各電極の間隔は0.5mmとし、電極の幅は2mmとした。この電極のそれぞれの電極対に配線を施し、多チャンネルのポテンショスタット/ガルバノスタットに接続し、参照極をダイヤモンド電極近傍に配置した。
これを0.1M HNO溶液に浸し、この溶液中に5mM Ce(NOを添加したところ、Ce3+イオンからCe4+イオンへの酸化と、逆反応の還元反応の空間分布、時間変化を測定することができた。その他にも種々の添加物を入れたところ、それぞれの反応の様子が検出され、それらの空間分布、時間変化を測定することができた。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】実施例1で得られた導電性ダイヤモンドの櫛型電極の説明図である。
【図2】実施例4で得られた導電性ダイヤモンドの櫛型電極の説明図である。
【図3】実施例4における水処理装置としての使用例の説明図である。
【図4】実施例6で得られた電気化学センサー搭載の基板の説明図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、基板上に被覆した導電性ダイヤモンド膜からなる複合基板であって、前記導電性ダイヤモンド膜が少なくとも2つ以上の領域に電気的に分離されており、それらをペア毎の対として分け、それぞれの対間に電位を加えることで、電極間で電気化学反応を起こすことができるダイヤモンド局所配線電極。
【請求項2】
前記各々の領域に分かれている電極が1組の櫛形形状をしていることを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項3】
前記基板がSiであることを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項4】
前記基板がセラミックであることを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項5】
前記セラミック基板が炭化珪素、窒化珪素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化珪素であることを特徴とする請求項3に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項6】
前記Si、セラミック基板の抵抗率が10Ω・cm以上であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項7】
前記Si、セラミック基板が開気孔の多孔体であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項8】
前記導電性ダイヤモンドがダイヤモンド膜中にB、N、Pを含むものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項9】
前記電極の最短の間隔dが0.1〜10mmであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のダイヤモンド局所配線電極。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の電極を一部に用いて構成される水処理装置。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の電極を一部に用いて構成される電気化学センサー。
【請求項12】
請求項7〜9のいずれか1項に記載の電極を一部に用いて構成される濾過フィルター。
【請求項13】
請求項10に記載の水処理装置を用いて水処理を行う方法。
【請求項14】
請求項11に記載の電気化学センサーを用いて行う測定方法。
【請求項15】
請求項12に記載のフィルターを用いて行う濾過方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−70287(P2006−70287A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−251742(P2004−251742)
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】