説明

ティシュペーパー及びティシュペーパーの製造方法

【課題】香料を内包したマイクロカプセルを付与したティシュペーパーを製造する際における、マイクロカプセルの破損と、ティシュペーパー付与後のマイクロカプセルの経時的劣化を防止する。
【解決手段】
香料を1.0重量%以下の冷涼剤及びl−メントールを含むメントール系香料とし、外郭を尿素樹脂とした、平均粒径6〜30μmのマイクロカプセルを、水及びポリオールを含有する薬液中に分散させ、その薬液をティシュペーパー原紙に対して、線数10〜30線、面積率10〜20%の刷版を用いてフレキソ印刷方式により、10〜35重量%の範囲で塗布することにより解決される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水系のローション薬液が付与されたティシュペーパー及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ティシュペーパーには、保湿性、柔軟性を付与すべく薬液を塗布したものがある。この種のティシュペーパーには、鼻炎や鼻詰まりによる精神的ストレスを緩和するために、薬液中に清涼感を与える香料を内包したマイクロカプセルを混合することがある。マイクロカプセル化により、香料の常時の蒸散を防止し、鼻かみ時の摩擦等によってマイクロカプセルの外郭が破壊され、内部の香料による効果が発揮されるようにしたものである。
【0003】
しかし、この種のマイクロカプセル化した香料をティシュペーパーに付与する場合、加工時にマイクロカプセルが壊れるやすく、歩留まりが悪いという問題があった。
【0004】
また、マイクロカプセル化した場合でも、マイクロカプセルの外郭が経時的に劣化等して、香料が蒸散し、製品開封時、使用時に香料による所望の効果が得られないことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3615534号
【特許文献2】特開2005−237745号公報
【特許文献3】特開2008−200124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の主たる課題は、香料・清涼剤を内包したマイクロカプセルを含む薬液を付与したティシュペーパーにおける、上記マイクロカプセルの加工時の耐久性、塗布後の経時劣化性を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
香料を内包したマイクロカプセルを含有する水系のローション薬液が塗布されたティシュペーパーであって、
前記香料が1.0重量%以下の冷涼剤及びl−メントールを含むメントール系香料であり、
前記マイクロカプセルの外郭が尿素樹脂であり、
前記マイクロカプセルの平均粒径が6〜30μmであり、
前記薬液中に保湿成分としてポリオールが含有されていることを特徴とするティシュペーパー。
【0008】
〔請求項2記載の発明〕
冷涼剤が、分子量250以上600以下かつClogP3.0以上のジカルボン酸エステル化合物である、請求項1記載のティシュペーパー。
【0009】
〔請求項3記載の発明〕
マイクロカプセルは香料含有率が15〜55重量%である請求項1又は2記載のティシュペーパー。
【0010】
〔請求項4記載の発明〕
香料を内包したマイクロカプセルを含有する水系のローション薬液が塗布されたティシュペーパーの製造方法であって、
香料を1.0重量%以下の冷涼剤及びl−メントールを含むメントール系香料とし、外郭を尿素樹脂とした、平均粒径6〜30μmのマイクロカプセルを、水及びポリオールを含有する薬液中に分散させ、その薬液をティシュペーパー原紙に対して、線数10〜30線、面積率10〜20%の刷版を用いてフレキソ印刷方式により、10〜35重量%の範囲で塗布することを特徴とするティシュペーパーの製造方法。
【0011】
〔請求項5記載の発明〕
薬液中にマイクロカプセルを1〜10重量%添加する請求項4の何れか1項に記載のティシュペーパーの製造方法。
【0012】
〔請求項6記載の発明〕
前記マイクロカプセルとして、72時間以上のシーズニングを行なったものを用いる請求項4又は5記載のティシュペーパーの製造方法。
【0013】
(作用効果)
マイクロカプセルの経時劣化の要因は、水系のローション(保湿系)薬液の保湿性の基となる水酸基によるところがあるが、本発明では、マイクロカプセルの外郭を水酸基による影響を受けない尿素樹脂としたので、マイクロカプセルの経時劣化耐性が向上する。また、本発明では、香料としてl−メントールを用いるが、尿素樹脂は重合密度が高く、l−メントールのような揮発性の高い成分であっても経時的な蒸散を十分に防止できる。
【0014】
また、マイクロカプセルの平均粒径を、6〜30μmとした。この平均粒径とすることで、十分な外郭の膜厚を確保でき強度を向上できる。
【0015】
また、本発明では、薬液付与の方法として、フレキソ印刷としたことで、マイクロカプセルを破損させずに、十分な量の保湿性分をティシュペーパー原紙に付与することが可能となる。
【0016】
他方、本発明は、l−メントールと冷涼剤とを含む、清涼感を与える効果の高い香料を用いる。よって、香料の清涼感・爽快感をより感じやすく、従来製品よりも精神的ストレスの緩和効果の高いティシュペーパーが得られる。
【0017】
そして、上記香料をマイクロカプセル化してティシュペーパー原紙に付与するにあたって、請求項記載の所定の条件を採ることで、経時劣化による早期の香りの抜けの問題のほか、マイクロカプセル転写量のバラつきによる製品ロット間の香気の強さのバラツキ等の不良発生も防止される。
【0018】
なお、本発明の尿素樹脂とは、100%尿素樹脂からなるもののみならず、外郭の主たる構成成分・効果成分が尿素樹脂であるものを含む意味である。
【発明の効果】
【0019】
以上の本発明によれば、マイクロカプセルの加工時の耐久性、塗布後の経時劣化性が改善されたティシュペーパーが提供される。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に本発明にかかるティシュペーパー及びその製造方法を詳述する。
本発明は、ティシュペーパー原紙に、香料を内包したマイクロカプセルを分散させた水系のローション薬液を塗布したものであり、そのティシュペーパーは、薬液の有効成分である保湿成分と上記マイクロカプセルを含むものである。
【0021】
前記ティシュペーパー原紙は、公知のティシュペーパー原紙の製造方法にしたがって、製造することができる。
【0022】
但し、本発明に係るティシュペーパー原紙は、JIS P 8124による坪量が10〜18g/m2であるクレープ紙を積層して2プライとしたものであるのが望ましい。また、紙厚(尾崎製作所製ピーコックにより測定)は80〜250μm、好ましくは100〜200μm、より好ましくは130〜180μmとするのが望ましい。JIS P 8113に規定される乾燥引張強度(以下、乾燥紙力ともいう)の縦方向が、2プライで200〜700cN/25mm、好ましくは250〜600cN/25mm、特に好ましくは300〜600cN/25mmとされ、他方、横方向が、2プライで100〜300cN/25mm、好ましくは130〜270cN/25mm、特に好ましくは150〜250cN/25mmとされる。乾燥引張強度が低すぎると、製造時及び使用時の断紙や伸び等のトラブルが発生し易くなり、高過ぎると使用時にごわごわした肌触りとなる。
【0023】
また、本発明に係るティシュペーパー原紙は、その原料は公知にものが使用できるが、特に、パルプ原料は、NBKPとLBKPとで構成されているのが好ましい。適宜古紙パルプが配合されていてもよいが、水系のローション薬液との相性がよく、得られるティシュペーパーの風合いの点でも望ましいことから、バージンパルプのNBKPとLBKPのみから構成されているのがよい。その場合の配合割合(JIS P 8120)としては、NBKP:LBKP=20:80〜80:20がよく、特に、NBKP:LBKP=40:60〜70:30が望ましい。
【0024】
他方、ティシュペーパー原紙への薬液の塗布は、公知の印刷設備或いは、抄紙設備で製造した複数の原反ロールから連続シートを繰出して積層シートとするプライマシンに印刷装置を設けて行なうことができる。
【0025】
本発明では、薬液を塗布するための印刷方式としては、フレキソ印刷方式のものを採用する。薬液塗布方式としては、グラビア印刷方式、スプレー塗布方式が知られるが、グラビア印刷方式では、刷版をドクターブレードにて掻き取る操作が必要であり、その際にマイクロカプセルを破損させるおそれがある。また、スプレー方式では、噴霧時の気化熱により液温が下がることでマイクロカプセルの外郭が硬化或いは高粘度化し、詰まりが発生するおそれがある。本発明では、後述するマイクロカプセルの構成ともあいまって、フレキソ印刷に限定することで、上記問題を回避している。さらに、フレキソ印刷では、樹脂製の刷版をもちい印圧が低いため、マイクロカプセルに過度な負荷が加わらずマイクロカプセルを破損させることがない。また。薬液タンクで一定の液温に保温した状態で、薬液を付与できるため、均一に塗布することが可能であるという利点がある。
【0026】
ここで、本発明においては、フレキソ印刷方式を採用するが、その条件として、後述のマイクロカプセルとの構成の関係で、刷版の線数を5〜40線、面積率を5〜30%とし、より好ましくは、刷版の線数を10〜30線、面積率10〜20%とする。
【0027】
また、薬液の塗布は、ティシュペーパー原紙の両面に対して行なうのが望ましい。そして、本発明における薬液の塗布量は、ティシュペーパー原紙重量(米坪)の10〜35重量%の範囲とする。したがって、薬液塗布量は、片面当たり1.0〜5.25g/m2であるのがよい。なお、10重量%未満であると、保湿剤の効果、マイクロカプセルの効果が発現し難い。35重量%を超えて塗布するのは操業上難しく、また、マイクロカプセルの含有量が多くなりすぎて、過度の香気が発せられるおそれが高まる。
【0028】
ここで、本発明に係る薬液は、香料を内包したマイクロカプセルを分散させた水系のローション薬液である。上記にマイクロカプセルを分散させる薬液としては、水及びポリオールを含有するものとする。特には、ポリオールを70〜90%、水分を1〜15%を含むもの、特に好ましくは、さらに機能性薬品を0.01〜22%含むものである。かかる水系薬液は、ティシュペーパー原紙のクレープを伸ばす作用があり、保湿性とともにティシュペーパーの表面の滑らかさをも向上させる。
【0029】
なお、ポリオールはグリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、およびその誘導体等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール、マンニトール、トレハロース等の糖類を含む。
【0030】
機能性薬剤としては、柔軟剤、界面活性剤、無機および有機の微粒子粉体、油性成分などがある。柔軟剤、界面活性剤はティシューに柔軟性を与えたり表面を滑らかにしたりする効果があり、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性イオン界面活性剤を適用する。無機および有機の微粒子粉体は表面を滑らかな肌触りとする。油性成分は滑性を高める働きがあり、流動パラフィン、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコールを用いることができる。
【0031】
また機能性薬剤としてポリオールの保湿性を維持させる薬剤として親水性高分子ゲル化剤、コラーゲン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、ヒアルロン酸若しくはその塩、セラミド等の1種以上を任意の組合せ等の保湿剤を加えることができる。
【0032】
また機能性薬剤として香料、各種天然エキス等のエモリエント剤、ビタミン類、配合成分を安定させる乳化剤、薬液の発泡を抑え塗布を安定させるための消泡剤、防黴剤、有機酸などを適宜配合することができる。さらには、ビタミンC、ビタミンEの抗酸化剤を含有させてもよい。
【0033】
上記成分のうち、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコールを主成分とする場合には、薬液の粘度、塗布量を安定させる点で、塗布の点で好ましい。
【0034】
他方、上記薬液中おけるマイクロカプセルの添加量(配合量)は、1〜10重量%とする。1重量%未満では、香料による効果を発揮させ難く、10重量%を超えると香りが強すぎて、香気及び冷涼効果による使用者の精神的なストレス緩和効果が得られないおそれが高まる。
【0035】
他方、上記薬液中に分散させるマイクロカプセルは、本発明では、平均粒径6〜30μmとする。より、好ましくは、10〜20μmとする。上記範囲外とすると、上述のフレキソ印刷の条件で薬液付与をした際に、負荷による破損やクラックによる香料の漏出が生ずるおそれがあり、また、転写量を安定させることが困難となる。
【0036】
他方、本発明ではマイクロカプセル内に内包させる香料として、1.0重量%以下の冷涼剤及びl−メントールを含むメントール系香料を用いる。この香料は、鼻をかんだ際に、メントールの揮発性及び冷涼剤により、皮膚に優れた冷涼感を与えるとともに、メントールの特有の香気によって清涼感のある印象が得られる。なお、冷涼剤の含有量を1.0重量%を超えて含有させても効果の向上が望みがたく、却ってコスト高となるおそれがある。
【0037】
マイクロカプセルにおける香料含有率は15〜55重量%であるのが望ましい。かかる香料含有率であると安定的なマイクロカプセルとすることができる。また、香料による鼻かみ時の効果も十分に発揮される。
【0038】
ここで冷涼剤は、l−メントール以外の既知の冷涼剤を用いることができるが、好ましいものは、分子量250以上600以下かつClogP3.0以上のジカルボン酸エステル化合物である。l−メントールは、揮発性が高くマイクロカプセル内から蒸散しやすいが、上記例示の冷涼剤は、持続性に優れ、マイクロカプセル内からの経時的な蒸散が少ない。よって、上記冷涼剤を用いることで、l−メントールのみと比較して経時的な効果の低下が少ない。なお、ClogPは、水/オクタノール分配係数である。
【0039】
特に、冷涼剤としては、ジカルボン酸エステル化合物のなかでも特に好ましいものを例示すると、下記一般式(1)で示すものである。
【化1】

(式中、AはCH2またはCH=CHを表し、nはAがCH2の場合、0〜4の整数を、AがCH=CHの場合1を表し、Bは置換基を有してもよい、パラメンタン骨格を含有する炭素数10〜18のアルコール残基であり、Cは置換基を有していてもよい炭素数6〜18のアルコール残基を表す。)
【0040】
他方、本発明に係るマイクロカプセルは、外郭が尿素樹脂のものに限定される。マイクロカプセルの外郭を形成する樹脂は、種々知られるが、よく知られるウレタン樹脂のものは、本発明では、薬液が水及びグリセリンを含むことから、これらの水酸基により容易に劣化するため望ましくない。また、よく知られるメラミン樹脂のものは、このような水酸基による劣化もなく安定するが、硬質であり使用時に外郭が破損し難く、鼻かみ時の肌との摩擦によって、ほどよく破損せず、香気の放出に難がある。
【0041】
本発明では、上記尿素樹脂の外郭を採用することで、上述のウレタン樹脂、メラミン樹脂の外郭が抱える問題が回避される。さらに、尿素樹脂は、密度(比重)が、1.4〜1.5であり、メラミン樹脂(1.3〜1.4)、ウレタン樹脂(1.1〜1.2)と比較して、密度が高く、香料の経時的な蒸散の防止効果が得られる。本発明では、揮発性の高いl−メントールとジカルボン酸エステル化合物に代表される冷涼剤との相乗によって、高いストレス緩和効果をえる香料を内包するが、特に、l−メントールの揮発性が効果的に防止され、清涼感発現の効果の持続性の高いものとなる。
【0042】
ここで、本発明においては、尿素樹脂系の外郭を採用するが、特に好ましくは、カプセル形成後に少なくとも72時間以上、周囲温度40〜80℃、周囲気圧1気圧〜30気圧の状況下で、シーズニングしたものを用いる。製造直後は、内包する香料の蒸散圧、含有水分などによって、マイクロカプセルの外郭が安定していない場合があるが、72時間以上のシーズニングを行なうことで、マイクロカプセルの外郭が安定し、特に、フレキソ印刷時における耐久性が向上する。
【0043】
〔試験例〕
本発明に係るマイクロカプセル(試験例1)と本発明とは相違するマイクロカプセル(試験例2、試験例3)とで、経時劣化性について試験をした。
紙料は、l−メントールと冷涼剤とを含む香料を内包させた各例に係るマイクロカプセルを製造し、これを水及びグリセリンを保湿成分として含む薬液に分散させ、ティシュペーパー原紙に塗布したものを用いた。塗布は、すべてフレキソ印刷方式でおこなった。
試験は、各試料を温度50℃、湿度60%の環境下に4週間、暴露した後使用し、その際の清涼感の強さを官能評価5段階で評価する方法とした。
なお、評価は、5:強い清涼感がある。4:清涼感がある、3:清涼感がある、2:清涼感はあまり感じない、1:清涼感をほとんど感じないとした。
結果及び各例にかかる組成などは、下記表1に示す。
【0044】
【表1】

【0045】
表1から理解されるとおり、本発明のものは香料による清涼感が十分に感じられたが、他の試験例2、試験例3では、清涼感がほとんど感じられない結果となった。この結果から、本発明の構成をとることで、清涼感の持続性が高いティシュペーパーが得られることが知見された。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
香料を内包したマイクロカプセルを含有する水系のローション薬液が塗布されたティシュペーパーであって、
前記香料が1.0重量%以下の冷涼剤及びl−メントールを含むメントール系香料であり、
前記マイクロカプセルの外郭が尿素樹脂であり、
前記マイクロカプセルの平均粒径が6〜30μmであり、
前記薬液中に保湿成分としてポリオールが含有されていることを特徴とするティシュペーパー。
【請求項2】
冷涼剤が、分子量250以上600以下かつClogP3.0以上のジカルボン酸エステル化合物である、請求項1記載のティシュペーパー。
【請求項3】
マイクロカプセルは香料含有率が15〜55重量%である請求項1又は2記載のティシュペーパー。
【請求項4】
香料を内包したマイクロカプセルを含有する水系のローション薬液が塗布されたティシュペーパーの製造方法であって、
香料を1.0重量%以下の冷涼剤及びl−メントールを含むメントール系香料とし、外郭を尿素樹脂とした、平均粒径6〜30μmのマイクロカプセルを、水及びポリオールを含有する薬液中に分散させ、その薬液をティシュペーパー原紙に対して、線数10〜30線、面積率10〜20%の刷版を用いてフレキソ印刷方式により、10〜35重量%の範囲で塗布することを特徴とするティシュペーパーの製造方法。
【請求項5】
薬液中にマイクロカプセルを1〜10重量%添加する請求項4の何れか1項に記載のティシュペーパーの製造方法。
【請求項6】
前記マイクロカプセルとして、72時間以上のシーズニングを行なったものを用いる請求項4又は5記載のティシュペーパーの製造方法。

【公開番号】特開2013−78373(P2013−78373A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218522(P2011−218522)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(390029148)大王製紙株式会社 (2,041)
【Fターム(参考)】