説明

テレビジョン受信機

【課題】テレビジョン受信機において、視聴するユーザに応じてEPGに表示される番組情報中の文字の有害情報が見えないように制限する。
【解決手段】テレビジョン受信機1は、放送信号を受信するチューナ2と、放送信号から映像音声情報と番組情報と制限レベル情報とを分離する分離部3と、映像音声情報をデコードする映像音声デコーダ4と、映像音声信号処理部5と、映像音声出力部6と、番組情報及び制限レベル情報をデコードする番組関連情報デコーダ7と、ユーザ毎のレイティング情報が入力されるレイティング情報入力部8と、レイティング情報等を記憶するメモリ9と、ユーザを認識するユーザ認識部10と、映像や音声等を操作する操作部11と、制御部12とを備える。制御部12は、制限レベル情報とレイティング情報とに基づいてEPGを表示するので、番組情報中の文字の有害情報が見えないように制限することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パレンタルロックを行なうテレビジョン受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョンの放送においては、暴力シーンのある番組や成人向けの番組を子供が視聴することを防止するために、パレンタルロックと言われる種々の視聴制限が行なわれている。例えば、北米(アメリカ、カナダ)においては、V−CHIP規制により、テレビジョン放送信号(以下、放送信号という)の中に番組毎の視聴を制限する必要性の制限レベルを表した制限レベル情報が付加されている。この視聴制限の方式には、ユーザの年齢によって制限を行なうMPAA(Motion Picture Association of America)や、年齢に加えて番組に含まれるコンテンツによって制限行なうTV Parental Guidelines等がある。これらの制限レベル情報を含んだ放送信号を受信するテレビジョン受信機は、視聴することができる制限レベルを設定することができ、設定された制限レベルに応じて番組の視聴が制限される。この制限レベルは視聴するユーザに応じて設定され、本明細書ではこの設定された制限レベルをレイティングという。
【0003】
また、デジタル放送において、放送局は番組の他に各チャンネルの時間毎の番組名や番組の概要等を示す番組情報を放送しており、受信したテレビジョン受信機は受信した番組情報から電子番組表(Electronic Program Guide 以下、EPGという)を作成し画面に表示する。ユーザは、EPG中の番組を選択することによって番組の視聴や予約録画をすることができるので、放送されるチャンネル数が多くても容易に番組を選択することができる。
【0004】
しかしながら、EPGにおいては、V−CHIP規制によって視聴を制限された番組も表示され、このEPGでは、番組の題名だけでなく番組の概要も表示される。アメリカでは、TV Parental GuidelinesにLanguageの規制項目が有るように、言葉のパレンタルロックも重要視されているので、視聴を制限された番組の題名や番組の概要が表示され、文字としての有害情報が規制されずに表示されることは子供に好ましくない。
【0005】
また、視聴制限がある番組は、EPGにおいてその番組の欄を淡色で表示して注意を促すテレビジョン受信機が知られている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、このようなテレビジョン受信機においては、レイティングが1つしか設定できないので、視聴するユーザに応じてレイティングを容易に変えることができず、また、EPGにおいて視聴制限されている番組の欄が淡色で表示されているだけなので、子供も番組情報が見ることができ、好ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−166263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題を解消するものであり、視聴するユーザに応じて電子番組表(EPG)に表示される番組情報中の文字の有害情報が見えないように制限することができるテレビジョン受信機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、映像音声情報と共に番組の内容を示す番組情報及び視聴制限を示す制限レベル情報を含むテレビジョン放送信号を受信し、電子番組表を表示するテレビジョン受信機において、前記テレビジョン放送信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたテレビジョン放送信号を、前記映像音声情報と番組情報と制限レベル情報とに分離する分離手段と、前記分離手段によって分離された映像音声情報をデコードする映像音声デコード手段と、前記映像音声デコード手段によってデコードされた映像音声信号を処理する映像音声信号処理手段と、前記映像音声信号処理手段によって処理された映像音声信号を用いて映像と音声を出力する映像音声出力手段と、前記分離部によって分離された前記番組情報及び制限レベル情報をデコードする番組関連情報デコード手段と、ユーザ毎のレイティング情報を入力するレイティング情報入力手段と、前記レイティング情報入力手段によって入力されたレイティング情報を記憶する記憶手段と、前記映像音声出力手段によって出力された映像や音声を視聴するユーザを認識するユーザ認識手段と、装置各部を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記番組関連情報デコード手段によってデコードされた制限レベル情報と前記ユーザ認識手段によって認識されたユーザのレイティング情報とに基づいて、視聴制限の対象となる制限対象番組の視聴を制限すると共に電子番組表における前記制限対象番組の表示を制限するものである。本明細書においてレイティング情報とは、ユーザ毎に設定されたレイティングの情報をいう。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のテレビジョン受信機において、前記ユーザ認識手段は、指紋認識によって視聴するユーザの認識を行なうものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、テレビジョン受信機は、ユーザ毎のレイティング情報を記憶し、更に視聴するユーザを認識することができるので、視聴するユーザに応じて電子番組表における制限対象番組の表示を制限することができる。これにより、視聴するユーザに応じて電子番組表に表示される番組情報中の文字の有害情報が見えないように制限することができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、ユーザの認識を指紋認証によって行なうので、電子番組表において、文字の有害情報の表示の制限を、確実に、また容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るテレビジョン受信機の構成図。
【図2】同テレビジョン受信機においてメモリが記憶するユーザ情報の構成図。
【図3】同テレビジョン受信機においてユーザが番組を視聴するときの動作フロー図。
【図4】同テレビジョン受信機においてEPGを表示するときの動作フロー図。
【図5】(a)は同テレビジョン受信機において視聴の制限が無い場合のEPGを示す図、(b)は同テレビジョン受信機において視聴の制限が有る場合のEPGを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るテレビジョン受信機(以下、TV受信機という)について、図1を参照して説明する。TV受信機1は、映像音声情報と共に番組の題名等を示す番組情報及び視聴が禁止される年齢等の視聴制限を示す制限レベル情報を含む放送信号を受信し、番組の映像及び音声を出力するだけでなく、EPGの表示や番組の視聴の制限を行なう。視聴制限の方式は、MPAAであるが、TV Parental Guidelines等の他の方式でもよい。
【0014】
TV受信機1は、放送信号を受信するチューナ(受信手段)2と、放送信号から映像音声情報と番組情報と制限レベル情報とを分離する分離部(分離手段)3と、分離された映像音声情報をデコードする映像音声デコーダ(映像音声デコード手段)4と、デコードされた信号を処理する映像音声信号処理部(映像音声信号処理手段)5と、処理された映像音声信号を用いて映像と音声を出力する映像音声出力部(映像音声出力手段)6とを備えている。また、TV受信機1は、分離部3によって分離された番組情報及び制限レベル情報をデコードする番組関連情報デコーダ(番組関連情報デコード手段)7と、ユーザ毎のレイティング情報が入力されるレイティング情報入力部(レイティング情報入力手段)8と、入力されたレイティング情報等を記憶するメモリ(記憶手段)9と、出力された映像や音声を視聴するユーザを認識するユーザ認識部(ユーザ認識手段)10と、映像及び音声を調整するためにユーザによって操作される操作部11と、装置各部を制御する制御部(制御手段)12とを備える。
【0015】
映像音声出力部6は、液晶やプラズマ等の画面(図示せず)とスピーカ(図示せず)とを有している。レイティング情報入力部8は、入力キー(図示せず)を有しており、視聴する各ユーザのレイティング情報等のユーザ情報が予め入力される。図2は、ユーザ情報の内容を示し、ユーザ情報は氏名、レイティング情報、親情報、パスワードを含んでおり、他の情報を含めてもよい。氏名は必ずしも必要でなく、略称でも良い。レイティング情報には、ユーザ毎に定めたレイティングが入力される。
MPAAのレイティングは、制限の厳しさの順に
N/A:不適用。
G:一般向け。
PG:子供に不適切。親の指導が必要。
PG13:13歳未満の子供に不適切。親の指導が必要。
R:17歳未満は親と同伴が必要。
NC−17:17歳未満は禁止。
X:17歳未満は禁止。
Not Rated:制限なし。
と定められており、例えば、ユーザのレイティング情報がRであると、制限レベル情報がR、NC−17、Xの番組の視聴が制限される。
【0016】
親情報とは、そのユーザの親が誰であるかを示すもので親のユーザNo.が入力され、ユーザが17歳未満の場合に必要である。17歳未満のユーザが単独で視聴するのは制限されるが、親が一緒の場合には視聴できる番組を視聴するときに、視聴するユーザの中に親がいるか否かを判断するのに使用される。パスワードはユーザ毎に決められる。TV受信機1が受信する放送信号の視聴制限の方式が、TV Parental Guidelinesの場合には、ユーザ情報として更にViolence等の制限項目がユーザ毎に設定される。また、他の視聴制限の方式の場合には、それぞれの方式に対応した項目が設定される。
【0017】
メモリ9は、番組情報、制限レベル情報及びレイティング情報等を記憶する。ユーザ認識部10は、入力キー(図示せず)を有しており、ユーザはTV受信機1を視聴するときに各自のパスワードを入力キーによって入力する。このパスワードによって、制御部12はユーザを認識する。パスワードが入力されない場合には、制限レベル情報に何らかの制限がある番組は全て映像と音声の出力がされない。操作部11は、電源のオンオフ、チャンネルの選局、映像及び音声の調整等を行なう複数のボタン(図示せず)を有しており、ユーザによって操作される。また、操作部11は、EPGの表示を指示するための表示スイッチ(図示せず)とEPGの対象のチャンネル及び時間帯を指定する入力キー(図示せず)を有している。レイティング情報入力部8、ユーザ認識部10及び操作部11は、TV受信機1本体に設けてもよいし、リモコンに設けてもよい。
【0018】
制御部12は、操作部11に行なわれた操作に応じて映像音声信号処理部5やチューナ2等を制御し、映像と音声の調整や選局を行なう。また、制御部12は、操作部11によってEPGの表示を指示されると、指定されたチャンネルと時間帯のEPGをメモリ9に記憶している番組情報に基づいて作成し、映像音声出力部6の画面に表示する。また、制御部12は、制限レベル情報とレイティング情報とに基づいて、番組の映像と音声の出力やEPGの表示を制限し、視聴が制限されている番組の映像と音声を出力せず、EPGへの表示も行なわない。
【0019】
次に、TV受信機1の動作について説明する。図3は、ユーザが番組を視聴するときのTV受信機1の動作のフローを示す。制御部12は、電源がオンにされると(ステップS1、以下S1と略記、以下同様)、番組情報と制限レベル情報を放送信号から番組関連情報デコーダ7を介して取得してメモリ9に記憶させ、そのときに選局されている番組の制限レベル情報をメモリ9から取得する(S2)。続いて、制御部12はユーザのパスワードが入力されたか否かを判断する(S3)。パスワードが入力されていない場合には、選局されている番組の制限レベル情報に何らかの制限が有るか否かを判断する(S4)。何らかの制限があれば、番組の映像と音声を出力せず(S5)、制限が何もなければ、番組の映像と音声を出力する(S6)。続いて、制御部12は、チャンネルの変更や時間経過によって次の番組が開始されたか否かを判断し(S7)、開始されていない場合には、S3に戻ってS7までを繰り返し、パスワードが入力されるまで待機する。S7において、次の番組が開始された場合には、その番組の制限レベル情報をメモリ9から取得し(S8)、S3に戻ってS7までを繰り返し、パスワードが入力されるまで待機する。
【0020】
S3においてパスワードが入力された場合には、制御部12はパスワードからユーザを認識し、番組の制限レベル情報と認識したユーザのレイティング情報から、そのときに選局されている番組の視聴が制限されるか否かを判断する(S9)。このとき、視聴しているユーザが複数人のときには、その内の最も厳しいレイティング情報によって判断する。また、制限レベル情報が、子供単独での視聴は制限されるが、親が一緒の場合には視聴することができるという制限の場合には、子供のレイティング情報の親情報に記載された親が視聴しているか否かを判断して視聴を制限する。視聴の制限が有る場合には、番組の映像と音声を出力せず(S10)、視聴の制限が無い場合には、番組の映像と音声を出力する(S11)。続いて、制御部12は、チャンネルの変更や時間経過によって次の番組が開始されたか否かを判断し(S12)、開始された場合には新たな番組の制限レベル情報をメモリ9に記憶させた上でメモリ9からこの制限レベル情報を取得し(S13)、S9へ戻って前述したのと同様にして、新しい制限レベル情報を用いて視聴を制限する。S12において、次の番組が開始されていない場合には、次の番組が開始されるまで待機する。
【0021】
S5やS10において番組の映像と音声が出力されないが、このときにユーザがTV受信機1の故障と誤解しないように、制限レベル情報に基づいて映像と音声の出力を行なっていない旨を画面に表示してもよい。
【0022】
次に、EPGを表示する動作フローについて図4を参照して説明する。操作部11のEPG表示スイッチがオンにされ(S21)、表示するチャンネルと期間が指定されると(S22)、制御部12は、表示されるEPGの対象となる番組の番組情報と制限レベル情報をメモリ9から取得する(S23)。続いて、制御部12は、ユーザのパスワードが入力されているか否かを判断する(S24)。パスワードが入力されていない場合には、EPGの対象となる番組の制限レベル情報に何らかの制限が有るか否かを判断する(S25)。制限が有る場合には、制御部12は、番組情報からEPGを作成し、何らかの制限が有る番組の番組情報が見えないようにその番組の欄を例えばグレーにして、EPGを表示する(S26)。制限されている番組が無い場合には、制御部12は、番組情報からEPGを作成し、EPGをそのまま表示する(S27)。
【0023】
S24において、パスワードが入力されている場合には、制御部12は、表示されるEPGの対象となる番組の制限レベル情報と視聴しているユーザのレイティング情報とから、視聴が制限されている番組が有るか否かを判断する(S28)。このとき、視聴しているユーザが複数人のときには、その内の最も厳しいレイティング情報によって判断する。また、制限レベル情報が、子供単独での視聴は制限されるが、親が一緒の場合には視聴することができるという制限の場合においては、子供のレイティング情報の親情報に記載された親が視聴していない場合には視聴制限が有るとする。制限されている番組が有る場合には、制御部12は、番組情報からEPGを作成し、制限されている番組の番組情報が見えないようにその番組の欄をグレーにして、EPGを表示する(S29)。制限されている番組が無い場合には、制御部12は、番組情報からEPGを作成し、EPGをそのまま表示する(S30)。
【0024】
表示されるEPGの例を図5に示す。図5(a)は、レイティング情報がNot Ratedのユーザが、自分のパスワードを入力している場合のEPGの表示を示す。EPGには指定されたチャンネルと時間帯の各番組の番組名と概要等が表示される。ユーザのレイティング情報がNot Ratedなので、全ての番組を視聴することができ、EPGも全ての番組の番組情報と概要等が表示される。
【0025】
図5(b)は、図5(a)に示されたEPGと同じチャンネルと時間帯が指定されて、レイティング情報がRのユーザが一人で視聴するときのEPGを示す。ユーザのレイティング情報がRなので、制限レベル情報がRの番組と、Rよりも下位の制限レベルであるNC−17やXの番組の欄はグレーで示され、番組情報を見ることができない。
【0026】
このように、本実施形態のTV受信機1によれば、ユーザ毎のレイティング情報を記憶し、更にパスワードによって視聴するユーザが認識されるので、視聴するユーザに応じてEPGにおける制限対象番組の表示を制限することができる。これにより、視聴するユーザに応じてEPGに表示される番組情報中の文字の有害情報が見えないように制限することができる。
【0027】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るTV受信機について説明する。本実施形態のTV受信機は第1の実施形態のTV受信機とは、レイティング情報入力部とユーザ認識部の構成が異なる。レイティング情報入力部8とユーザ認識部10は指紋認識部(図示せず)を有しており、ユーザの認識をパスワードでなく、指紋認証で行なう。あらかじめ視聴する各ユーザの指紋をレイティング情報入力部8の指紋認識部によって入力し、ユーザ情報としてメモリ9に記憶させ、番組を視聴するときにユーザ認識部10の指紋認識部によってユーザを認識する。ユーザの認識を指紋認証によって行なうので、EPGにおいて、文字の有害情報の表示の制限を、確実に、また容易に行なうことができる。
【0028】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、ユーザ認識は、ユーザ毎のIDデータを有したカードの読み取りによって行なってもよい。また、EPGにおいて制限が有る番組の欄の表示は、グレー以外の白色や黒色等でもよく、番組情報が見えなければよい。
【符号の説明】
【0029】
1 テレビジョン受信機
2 チューナ(受信手段)
3 分離部(分離手段)
4 映像音声デコーダ(映像音声デコード手段)
5 映像音声信号処理部(映像音声信号処理手段)
6 映像音声出力部(映像音声出力手段)
7 番組関連情報デコーダ(番組関連情報デコード手段)
8 レイティング情報入力部(レイティング情報入力手段)
9 メモリ(記憶手段)
10 ユーザ認識部(ユーザ認識手段)
12 制御部(制御手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像音声情報と共に番組の内容を示す番組情報及び視聴制限を示す制限レベル情報を含むテレビジョン放送信号を受信し、電子番組表を表示するテレビジョン受信機において、
前記テレビジョン放送信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたテレビジョン放送信号を、前記映像音声情報と番組情報と制限レベル情報とに分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された映像音声情報をデコードする映像音声デコード手段と、
前記映像音声デコード手段によってデコードされた映像音声信号を処理する映像音声信号処理手段と、
前記映像音声信号処理手段によって処理された映像音声信号を用いて映像と音声を出力する映像音声出力手段と、
前記分離部によって分離された前記番組情報及び制限レベル情報をデコードする番組関連情報デコード手段と、
ユーザ毎のレイティング情報を入力するレイティング情報入力手段と、
前記レイティング情報入力手段によって入力されたレイティング情報を記憶する記憶手段と、
前記映像音声出力手段によって出力された映像や音声を視聴するユーザを認識するユーザ認識手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記番組関連情報デコード手段によってデコードされた制限レベル情報と前記ユーザ認識手段によって認識されたユーザのレイティング情報とに基づいて、視聴制限の対象となる制限対象番組の視聴を制限すると共に電子番組表における前記制限対象番組の表示を制限することを特徴とするテレビジョン受信機。
【請求項2】
前記ユーザ認識手段は、指紋認識によって視聴するユーザの認識を行なうことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−251996(P2010−251996A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−98419(P2009−98419)
【出願日】平成21年4月14日(2009.4.14)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】