説明

テレビジョン受像機

【課題】テレビジョン受像機において、接続されている外部機器の正確なデバイス名を表示する。
【解決手段】テレビジョン受像機は、外部機器にデバイス名とベンダーIDとの送信を要求し(#1)、外部機器からデバイス名とベンダーIDとを受信する(#2)。受信したベンダーIDがメモリに既に保持しているベンダーIDと同じであり(#3でYES)、かつ、受信したデバイス名がメモリに既に保持しているデバイス名と同じである場合には(#4でYES)、受信したデバイス名を表示する(#5)。受信したデバイス名がメモリに既に保持しているデバイス名と同じでない場合には(#4でNO)、メモリに既に保持しているデバイス名を表示する(#6)。受信したベンダーIDがメモリに既に保持しているベンダーIDと同じでない場合には(#3でNO)、受信したデバイス名を表示する(#7)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン放送局から配信されるテレビジョン信号を受信して、テレビジョン信号による画像を表示すると共に、テレビジョン信号による音声を出力するテレビジョン受像機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン受像機において、HDMI−CEC(High Definition Multimedia Interface-Consumer Electronics Control)に対応したものがある。HDMI−CECに対応したテレビジョン受像機は、HDMI−CECに対応したBDプレイヤ、BDレコーダ、アンプなどの外部機器を接続して使用できるようになっている。
【0003】
このようなテレビジョン受像機の中には、接続されている外部機器のデバイス名を表示する機能を備えたものがある。このデバイス名の表示は、テレビジョン受像機が外部機器にデバイス名の送信を要求し、この要求に対して外部機器がテレビジョン受像機にデバイス名を送信し、テレビジョン受像機が外部機器から受信したデバイス名を表示することにより、行うようになっている。
【0004】
一方、接続された外部機器を特定可能とする表示用情報をユーザが任意に設定できるようにした表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、同一の機器識別名称がある場合に、機器識別名称を変更するようにした情報処理装置が知られている(例えば特許文献2参照)。また、入力切替OSDメニューを表示しているときに、ユーザにより入力切替操作がなされると、入力切替OSDメニューで表示されている外部機器の機器名を、CECコマンドで指定された外部機器の機器名に変更するようにした表示装置が知られている(例えば特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−78867号公報
【特許文献2】特開2009−77109号公報
【特許文献3】特開2008−301339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、外部機器からテレビジョン受像機にデバイス名を送信するとき、ソフトバグなどによって、外部機器からテレビジョン受像機に正確なデバイス名が送信されない(誤りのあるデバイス名が送信される)ことがある。このような場合、従来のテレビジョン受像機では、外部機器から送信されるデバイス名をそのまま表示してしまうことになり、外部機器の正確なデバイス名を表示することができない。なお、上述した特許文献1乃至特許文献3に開示の内容を適用したとしても、上記の問題を解決することはできない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、接続されている外部機器の正確なデバイス名を表示することができるテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、テレビジョン信号を受信して、該テレビジョン信号による画像を表示することができると共に、外部機器を接続して使用することができるテレビジョン受像機において、接続されている外部機器のデバイス名を表示するデバイスリスト表示手段を備え、デバイスリスト表示手段は、外部機器にデバイス名とベンダーIDとの送信を要求し、この要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDとに基いて、接続されている外部機器のデバイス名を表示するものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のテレビジョン受像機において、デバイスリスト表示手段によって過去にデバイス名を表示したときの外部機器のデバイス名及びベンダーIDを保持するメモリをさらに備え、デバイスリスト表示手段は、デバイス名とベンダーIDとの送信の要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDがメモリに既に保持しているベンダーIDと同じであり、かつ、外部機器から受信したデバイス名がメモリに既に保持しているデバイス名と同じである場合には、外部機器から受信したデバイス名を表示し、デバイス名とベンダーIDとの送信の要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDがメモリに既に保持しているベンダーIDと同じであり、かつ、外部機器から受信したデバイス名がメモリに既に保持しているデバイス名と同じでない場合には、メモリに既に保持しているデバイス名を表示し、デバイス名とベンダーIDとの送信の要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDがメモリに既に保持しているベンダーIDと同じでない場合には、外部機器から受信したデバイス名を表示するものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1に記載のテレビジョン受像機において、デバイスリスト表示手段は、HDMI−CEC機能のデバイス・OSD・ネーム・トランスファー機能を利用して、外部機器にデバイス名とベンダーIDとの送信を要求するものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1乃至請求項3の発明によれば、外部機器から正確なデバイス名が送信されない(誤りのあるデバイス名が送信される)場合でも、外部機器の正確なデバイス名を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係るテレビジョン受像機の概略構成を示す電気的ブロック構成図。
【図2】同テレビジョン受像機のデバイスリストを表示するときに各外部機器のデバイス名を表示するときの動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した実施形態によるテレビジョン受像機について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態によるテレビジョン受像機の構成を示す。テレビジョン受像機1は、テレビジョン放送局から配信されるテレビジョン信号を受信して、テレビジョン信号による画像を表示すると共に、テレビジョン信号による音声を出力する機器である。
【0014】
このテレビジョン受像機1は、HDMI−CEC(High Definition Multimedia Interface-Consumer Electronics Control)に対応しており、外部機器として、HDMI−CECに対応した機器を接続して使用することができるようになっている。また、このテレビジョン受像機1は、接続されている外部機器のデバイス名を表示するデバイスリスト表示機能を備えている。
【0015】
テレビジョン受像機1は、テレビジョン受信部11と、HDMI入出力ポート12a、12bと、HDMI送受信機13と、LVDSトランスミッタ14と、ディスプレイ15と、スピーカ16と、リモコン17と、リモコン受信部18と、メモリ19と、テレビジョン受像機1の動作を制御するマイコン20等を備える。
【0016】
テレビジョン受信部11は、マイコン20による制御のもと、電波の形態で放送されているテレビジョン信号を不図示のアンテナを介して受信し、そのテレビジョン信号による画像信号及び音声信号を生成する。
【0017】
HDMI入出力ポート12a、12bには、各々、HDMIケーブルが接続される。HDMI入出力ポート12a、12bに接続されたHDMIケーブルには、外部機器が接続される。すなわち、HDMI入出力ポート12a、12bには、各々、HDMIケーブルを介して外部機器が接続される。
【0018】
HDMI送受信機13は、マイコン20による制御のもと、HDMIケーブルからHDMI入出力ポート12a、12bに入力された画像信号、音声信号、及びCECメッセージを受信する。すなわち、HDMI送受信機13は、マイコン20による制御のもと、外部機器からHDMIケーブル及びHDMI入出力ポート12a、12bを介して画像信号、音声信号、及びCECメッセージを受信する。
【0019】
また、HDMI送受信機13は、マイコン20による制御のもと、CECメッセージをHDMI入出力ポート12a、12bに送信する。HDMI送受信機13からHDMI入出力ポート12a、12bに送信されたCECメッセージは、HDMI入出力ポート12a、12bからHDMIケーブルに出力される。すなわち、HDMI送受信機13は、マイコン20による制御のもと、CECメッセージをHDMI入出力ポート12a、12b及びHDMIケーブルを介して外部機器に送信する。
【0020】
LVDSトランスミッタ14は、マイコン20から供給された画像信号をLVDS(Low Voltage Differential Signaling)によってディスプレイ15に伝送する。ディスプレイ15は、LVDSトランスミッタ14から伝送された画像信号による画像を表示する。スピーカ16は、マイコン20から供給された音声信号による音声を出力する。
【0021】
リモコン17は、テレビジョン受像機1の各種動作を行うためにユーザに操作され、その操作内容を示す操作信号を赤外線によって送信する。リモコン受信部18は、リモコン17から送信される操作信号を受信する。
【0022】
メモリ19は、マイコン20による制御のもと、外部機器が接続されているアドレスを保持する。また、メモリ19は、マイコン20による制御のもと、外部機器のデバイス名及びベンダーIDを保持する。
【0023】
マイコン20は、記憶しているファームウェアに基いて、また、リモコン受信部18により受信した操作信号に基いて(すなわち、ユーザによるリモコン17の操作に基いて)、テレビジョン受像機1の各種動作を制御する。
【0024】
ここで、テレビジョン受像機1への外部機器の接続について説明する。上述のように、HDMI入出力ポート12a、12bは、各々、HDMIケーブルを介して外部機器が接続されるようになっている。外部機器は、HDMIケーブルを介してHDMI入出力ポート12a、12bに接続されることにより、テレビジョン受像機1に接続される。すなわち、テレビジョン受像機1には、2台の外部機器を直接的に接続することができる。
【0025】
また、外部機器がHDMI入出力ポートを備えている場合には、その外部機器に(HDMIケーブルを介して)別の外部機器を接続することができる。各外部機器は、HDMI−CECに対応しており、他から受信した画像信号、音声信号、CECメッセージを他に転送する転送機能を有している。すなわち、テレビジョン受像機1には、テレビジョン受像機1に直接的に接続される外部機器を介して、別の外部機器を間接的に接続することができ、さらには、この別の外部機器を介して、さらに別の外部機器を間接的に接続することができる。
【0026】
つまり、テレビジョン受像機1には、2台までの外部機器を直接的に接続(他の外部機器を介することなく接続)することができると共に、2台以上の外部機器を間接的に接続(他の外部機器を介して接続)することができるようになっている。このようにして、テレビジョン受像機1には、複数台(合計15台まで)の外部機器を接続することができるようになっている。
【0027】
マイコン20は、テレビジョン受信部11によりテレビジョン信号を受信することによって、テレビジョン放送局からテレビジョン信号を受信する。また、マイコン20は、HDMI送受信機13により画像信号、音声信号、CECメッセージを受信することによって、外部機器から画像信号、音声信号、CECメッセージを受信する。また、マイコン20は、HDMI送受信機13によりCECメッセージを送信することによって、外部機器にCECメッセージを送信する。
【0028】
また、マイコン20は、テレビジョン受信部11により生成された画像信号をLVDSトランスミッタ14に供給することによって、テレビジョン放送局から受信したテレビジョン信号による画像をディスプレイ15に表示し、テレビジョン受信部11により生成された音声信号をスピーカ16に供給することによって、テレビジョン放送局から受信したテレビジョン信号による音声をスピーカ16から出力する。
【0029】
また、マイコン20は、HDMI送受信機13により受信した画像信号をLVDSトランスミッタ14に供給することによって、外部機器から受信した画像信号による画像をディスプレイ15に表示し、HDMI送受信機13により受信した音声信号をスピーカ16に供給することによって、外部機器から受信した音声信号による音声をスピーカ16から出力する。
【0030】
また、マイコン20は、テレビジョン受信部11により生成された画像信号及びHDMI送受信機13により受信した画像信号を加工処理し、その加工処理後の画像信号をLVDSトランスミッタ14に供給することによって、各種画像をディスプレイ15に(テレビジョン放送局から受信したテレビジョン信号による画像上、及び外部機器から受信した画像信号による画像上に)OSD表示する。
【0031】
また、マイコン20は、外部機器接続状況(どのアドレスに外部機器が接続されているか)を検出する。この外部機器接続状況の検出は、テレビジョン受像機1を起動したときや、テレビジョン受像機1に外部機器を接続したとき、テレビジョン受像機1から既に接続されている外部機器を取外したときなどに行われ、テレビジョン受像機1と外部機器との間で、接続を確認するための各種のCECメッセージを送受信することにより行われる。そして、マイコン20は、検出した外部機器接続状況をメモリ19に記憶する。すなわち、マイコン20は、この外部機器接続状況の検出の結果、外部機器が接続されていることを確認したアドレスをメモリ19に記憶する。従って、メモリ19は、外部機器が接続されているアドレスを保持し、以後、マイコン20は、メモリ19に保持されているアドレスに外部機器が接続されていると判断する。
【0032】
また、マイコン20は、デバイスリストを表示する。デバイスリストは、テレビジョン受像機1に接続されている外部機器のデバイス名(ベンダーが独自に付けた外部機器の名称)を一覧形式で並べたものである。すなわち、マイコン20は、デバイスリストとして、テレビジョン受像機1に接続されている全ての外部機器のデバイス名を一覧形式で表示する。マイコン20は、デバイスリストをOSD表示によってディスプレイ15に表示する。マイコン20は、テレビジョン受像機1を起動したとき、及びユーザによるデバイスリスト表示操作(リモコン17での操作)がなされたときに、デバイスリストを表示する。マイコン20によって、デバイスリスト表示手段が構成されている。
【0033】
マイコン20は、デバイスリストを表示するとき、テレビジョン受像機1に接続されている各外部機器に(上記の外部機器接続状況の検出により外部機器が接続されていることを確認しているアドレスであって、メモリ19に保持している各アドレスに)デバイス名とベンダーIDとの送信を要求し、この要求に対して各外部機器から受信したデバイス名とベンダーID、及びメモリ19に保持している各外部機器のデバイス名とベンダーIDとに基いて、テレビジョン受像機1に接続されている各外部機器のデバイス名を表示する。
【0034】
なお、マイコン20は、各アドレスについて、そのアドレスから(そのアドレスに接続されている外部機器から)初めてデバイス名とベンダーIDとを受信したときには、そのデバイス名を表示する。そして、このとき、マイコン20は、そのデバイス名及びベンダーIDは正しいものであると判断して、そのデバイス名及びベンダーIDをそのアドレスと対応付けてメモリ19に記憶する。従って、メモリ19は、各アドレス毎に、過去にデバイス名を表示したときのデバイス名及びベンダーID(マイコン20が正しいものであると判断したデバイス名及びベンダーID)をアドレスと対応付けて保持することになる。
【0035】
図2は、テレビジョン受像機1のデバイスリストを表示するときに各外部機器のデバイス名を表示するときの動作フローチャートを示す。この動作は、デバイスリストを表示するときに、テレビジョン受像機1に接続されている個々の外部機器について行う動作である。
【0036】
まず、マイコン20は、外部機器に(外部機器が接続されていることを確認しているアドレスに)デバイス名とベンダーIDとの送信を要求し(#1)、外部機器からデバイス名とベンダーIDとを受信する(#2)。このとき、マイコン20は、HDMI−CEC機能のデバイス・OSD・ネーム・トランスファー機能を利用して、外部機器にデバイス名とベンダーIDとの送信を要求する。すなわち、マイコン20は、外部機器にデバイス名とベンダーIDとの送信を要求する旨のCECメッセージを送信する。そして、マイコン20は、この要求(このCECメッセージ)に対して各外部機器から送信されるデバイス名とベンダーIDとを受信する。
【0037】
ここで、#2で外部機器から受信した(#1の要求に対して外部機器から受信した)デバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDがメモリ19に既に保持している(#1の要求を送信したアドレスに対応付けて保持している)ベンダーIDと同じであり(#3でYES)、かつ、外部機器から受信したデバイス名がメモリ19に既に保持している(#1の要求を送信したアドレスに対応付けて保持している)デバイス名と同じである場合には(#4でYES)、マイコン20は、外部機器から受信したデバイス名を表示(デバイスリストに表示)する(#5)。
【0038】
一方、#2で外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDがメモリ19に既に保持しているベンダーIDと同じであるにも拘らず(#3でYES)、外部機器から受信したデバイス名がメモリ19に既に保持しているデバイス名と同じでない場合には(#4でNO)、マイコン20は、外部機器から正確なデバイス名が送信されなかった(誤りのあるデバイス名が送信された)と判断して、メモリ19に既に保持しているデバイス名を表示(デバイスリストに表示)する(#6)。
【0039】
また、#2で外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDがメモリ19に既に保持しているベンダーIDと同じでない場合には(#3でNO)、マイコン20は、外部機器から受信したデバイス名を表示(デバイスリストに表示)する(#7)。
【0040】
マイコン20は、この動作(#1〜#7の動作)を、テレビジョン受像機1に接続されている各外部機器に対して行う。これにより、テレビジョン受像機1に接続されている全ての外部機器のデバイス名が、デバイスリストとして表示される。
【0041】
このような構成のテレビジョン受像機1によれば、外部機器から正確なデバイス名が送信されない(誤りのあるデバイス名が送信される)場合でも、外部機器の正確なデバイス名を表示することができる。
【0042】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、上記#3において、外部機器から受信したベンダーIDがメモリに既に保持しているベンダーIDと同じでない場合、メモリに既に保持しているデバイス名を表示するようにしてもよい。また、上記#3において、外部機器から受信したベンダーIDがメモリに既に保持しているベンダーIDと同じでない場合、受信したデバイス名及びベンダーIDの信号を解析して、受信したデバイス名及びベンダーIDの正確性を判断し、そして、受信したデバイス名及びベンダーIDが正確であると判断できれば、受信したデバイス名を表示し、受信したデバイス名及びベンダーIDが正確であると判断できなければ(例えば、受信したデバイス名がヌル・コードのみで構成されていると判断された場合は)、メモリに既に保持しているデバイス名を表示するようにしてもよい。また、上記#4において、外部機器から受信したデバイス名がメモリに既に保持しているデバイス名と同じでない場合、受信したデバイス名の信号を解析して、受信したデバイス名の正確性を判断し、そして、受信したデバイス名が正確であると判断できれば、受信したデバイス名を表示し、受信したデバイス名が正確であると判断できなければ、メモリに既に保持しているデバイス名を表示するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 テレビジョン受像機
11 テレビジョン受信部
12a、12b HDMI入出力ポート
13 HDMI送受信機
14 LVDSトランスミッタ
15 ディスプレイ
16 スピーカ
17 リモコン
18 リモコン受信部
19 メモリ
20 マイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョン信号を受信して、該テレビジョン信号による画像を表示することができると共に、外部機器を接続して使用することができるテレビジョン受像機において、
接続されている外部機器のデバイス名を表示するデバイスリスト表示手段を備え、
前記デバイスリスト表示手段は、外部機器にデバイス名とベンダーIDとの送信を要求し、この要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDとに基いて、接続されている外部機器のデバイス名を表示する、
ことを特徴とするテレビジョン受像機。
【請求項2】
前記デバイスリスト表示手段によって過去に前記デバイス名を表示したときの外部機器のデバイス名及びベンダーIDを保持するメモリをさらに備え、
前記デバイスリスト表示手段は、
前記デバイス名とベンダーIDとの送信の要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDが前記メモリに既に保持しているベンダーIDと同じであり、かつ、外部機器から受信したデバイス名が前記メモリに既に保持しているデバイス名と同じである場合には、外部機器から受信したデバイス名を表示し、
前記デバイス名とベンダーIDとの送信の要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDが前記メモリに既に保持しているベンダーIDと同じであり、かつ、外部機器から受信したデバイス名が前記メモリに既に保持しているデバイス名と同じでない場合には、前記メモリに既に保持しているデバイス名を表示し、
前記デバイス名とベンダーIDとの送信の要求に対して外部機器から受信したデバイス名とベンダーIDのうち、外部機器から受信したベンダーIDが前記メモリに既に保持しているベンダーIDと同じでない場合には、外部機器から受信したデバイス名を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。
【請求項3】
前記デバイスリスト表示手段は、
HDMI−CEC機能のデバイス・OSD・ネーム・トランスファー機能を利用して、外部機器にデバイス名とベンダーIDとの送信を要求する、
ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−156727(P2012−156727A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−13447(P2011−13447)
【出願日】平成23年1月25日(2011.1.25)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】