説明

ディジタルコンテンツの流通方法およびディジタルコンテンツ記録媒体

【課題】 大容量の通信インフラ等を必要とすることなく、大容量動画データ等の多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現する。
【解決手段】 広告コンテンツ配布元100から供給される広告コンテンツ11aに、可搬媒体配布元200が所有する映像コンテンツ等の無料付加コンテンツ11bを付加して、可搬媒体10に格納し、末端のユーザ400に無料で配布し、ユーザ400が所有するシステムにて閲覧させる。必要に応じて、広告コンテンツ11aや無料付加コンテンツ11bに含まれるURL等のポインタ情報にて、インターネットを経由して広告コンテンツ配布元100のホームページにアクセスし、詳細な商品情報の入手や、オンラインでの購入手続きを行う。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルコンテンツの流通技術およびディジタルコンテンツ記録媒体に関し、特に、広告や広報、映画、音楽、プログラム等の多様なディジタルコンテンツの配布等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及と、TCP/IP等の通信プロトコルを標準装備したパーソナルコンピュータ用の汎用OS等の広範な普及、さらには、ADSL、ISDN等の通信インフラの整備の拡充により、インターネットを介して動画などの大容量データの末端ユーザへのデリバリーがクローズアップされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映画などのエンターテイメントコンテンツに代表される大容量動画データをインターネットを介してユーザーに著作権保護を含めて安全に、低価格で、インフラに左右されず、パソコンの性能に負担をかけずにデリバリーするには、たくさんの技術的課題がある。
【0004】すなわち、現状のインターネットの通信容量は、大多数の末端ユーザについては、いまだ大容量動画データのオンラインでの実時間配布を実現するには無理があり、強いて行う場合には、画質の低下や画面サイズの縮小等により視聴品質を犠牲にせざるを得ない。
【0005】また、大容量動画データのオンラインでの実時間配布の場合には、通信途絶等による視聴中断等のトラブルが発生したり、サーバ側の能力等の制約により、多数のユーザによる多様なコンテンツの完全なオンデマンド視聴の実現は困難である、等の技術的課題もある。
【0006】広報や広告情報の配布等についてみると、インターネット上に開設されたホームページの画面の一部にいわゆるバナー広告を出力しておき、アクセスするユーザに強制的に視聴させる方法が採られているが、ユーザが当該広告情報を手元に保存したい場合には、その都度、大容量の画像データを受信してファイルに保存したり、カラー印刷したりするのにコスト負担が必要になり、保存性等に劣るという技術的課題もある。
【0007】また、著作権保護が必要なコンテンツの流通については、現行のレンタルビデオシステムのように、配布側で媒体を管理して視聴期間や課金の管理を厳格に実現することが考えられるが、媒体の流通は配布側で制限されるため、配布の自由度が損なわれ、著作権保護は達成できても、多数のユーザの視聴のニーズに答えられず、大ヒット作品等においては、せっかくのビジネスチャンスが失われる場合がある、という技術的課題もある。
【0008】本発明の目的は、大容量の通信インフラ等を必要とすることなく、大容量動画データ等の多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することが可能なディジタルコンテンツの流通技術および記録媒体を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、末端ユーザにコスト負担を強いることなく、良好な保存性にて、多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することが可能なディジタルコンテンツの流通技術および記録媒体を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、ディジタルコンテンツの著作権保護と、流通性や利便性の向上とを両立させることが可能なディジタルコンテンツの流通技術および記録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および無料の第2のディジタルコンテンツを可搬媒体に格納する第1の工程と、可搬媒体を無料で末端ユーザに配布する第2の工程と、末端ユーザのパーソナルコンピュータにて第1および第2のディジタルコンテンツを閲覧させる第3の工程と、を含むディジタルコンテンツの流通技術を提供する。
【0012】また、本発明は、広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および少なくとも一部が有償の第2のディジタルコンテンツをコンテンツ保護処理を施して可搬媒体に格納する第1の工程と、可搬媒体を無料で末端ユーザに配布する第2の工程と、末端ユーザのパーソナルコンピュータにて第1および第2のディジタルコンテンツを閲覧させ、有償の第2のディジタルコンテンツの閲覧に際しては、情報ネットワークを経由した認証手続きにより、コンテンツ保護処理を解除して第2のディジタルコンテンツの閲覧を行わせる第3の工程と、を含むディジタルコンテンツの流通技術を提供する。
【0013】また、本発明は、広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および無料の第2のディジタルコンテンツが格納され、無料で流通されるディジタルコンテンツ記録媒体を提供する。
【0014】また、本発明は、広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および少なくとも一部が有償でコンテンツ保護処理が施された第2のディジタルコンテンツが格納され、無料で流通されるディジタルコンテンツ記録媒体を提供する。
【0015】すなわち、本発明は、あらかじめ先の大容量データをユーザーのもとにデリバリーすることにより、上述の種々の技術的課題を解決する。特に、著作権保護および課金を必要とするデータに関しては、その認証、課金のみをインターネットのオリジナルシステムに依存することにより、映画などのコンテンツはユーザーに最低のコストでデータを提供することが可能になる。
【0016】また、新聞チラシに代表される印刷広告販促媒体をデジタル化することにより、インタラクティブな広告販促活動が可能になり、紙の省資源化とともに、インターネットを介して、より多くの情報を手軽に提供することも可能になり、まさに、新しい形の「電子チラシ」を実現することが可能になる。もちろん、これらは、公的機関や市町村の広報メディアとしても機能することもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法の一例を示すフローチャートであり、図2は、その作用の一例を示す概念図である。
【0019】また、図5は、本実施の形態にてユーザに用いられるパーソナルコンピュータ等のユーザシステムの構成の一例を示すブロック図、図6は、可搬媒体配布元のシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【0020】まず、図5にて、ユーザ400にて用いられるユーザシステム20の構成例を説明する。
【0021】同図において、21はマイクロプロセッサ、22は主記憶、23はディスプレイ、24はスピーカ、25はキーボード、26は二次記憶装置、27は可搬媒体ドライブ、28はネットワークインタフェース、29はバス、である。
【0022】主記憶22には、オペレーティングシステム22a、WEBブラウザ22b、動画コンテンツの再生等を行うメディアプレーヤ22c、等が実装され、マイクロプロセッサ21にて実行される。また、主記憶22には可搬媒体10から必要に応じてプログラムがロードされてマイクロプロセッサ21にて実行される。
【0023】可搬媒体ドライブ27は、ディジタルコンテンツ記録媒体である可搬媒体10が装填されて、入出力が行われる。本実施の形態の可搬媒体10は、CD−R、CD−ROM、DVD−ROM,DVD−RAM,フロッピーディスク、スマートメディア等の任意の可搬媒体が用いられる。
【0024】図6にて、可搬媒体配布元200にて用いられる可搬媒体配布元システム30の構成例を説明する。
【0025】同図において、31はマイクロプロセッサ、32は主記憶、33はコンテンツデータベース、34はユーザインタフェース、35はネットワークインタフェース、36は可搬媒体作成システム、37はバス、である。
【0026】主記憶32には、オペレーティングシステム32a、認証サーバ32b、可搬媒体作成システム36の制御を行う配布媒体作成プログラム32c、可搬媒体10に格納されるコンテンツ保護処理の必要なコンテンツに必要に応じてコンテンツ保護処理を行うソフトウェアであるメディアライツ32d、コンテンツデータベース33の制御を行うコンテンツデータベースシステム32e、等のソフトウェアが実装され、マイクロプロセッサ31にて実行される。
【0027】以下、本実施の形態のディジタルコンテンツの流通方法およびディジタルコンテンツ記録媒体の作用の一例を説明する。
【0028】図1に示されるように、まず、広告コンテンツ配布元100から、可搬媒体配布元200に対して、広告コンテンツ11aの供給が行われる(ステップ51)。また必要に応じて、当該広告の広告料や手数料の支払いも行われる(ステップ52)。
【0029】これを受けた可搬媒体配布元200では、図6のようなシステムにより、広告コンテンツ11aと、自社が所有する、広告主のリクエスト、イメージに適合した無料映像等の無料付加コンテンツ11bをコンテンツデータベース33から選出して、まとめて無料コンテンツ11として、ディジタル化して可搬媒体10に格納する(ステップ53)。なお、広告コンテンツ11aは、たとえばHTMLやXML等のハイパーテキスト記述言語で記述され、インターネット上の当該広告主の関連ホームページへのアクセスが可能なURL等のポインタ情報を含んだ状態で作成されている。
【0030】可搬媒体10における広告コンテンツ11aや無料付加コンテンツ11b等の格納内容の一例を列挙すれば次のようになる。
【0031】音声付動画:映画・テレビ番組・ミュージックビデオクリップなどの総合エンターテイメントのほか、企業コマーシャルフィルムなどを、ビデオデータ化したもの。
【0032】静止画および音声付静止画:商品カタログ、商品データベースなどチラシに代表される印刷物広告販促媒体をデジタルデータ化したもの。
【0033】音楽:あらゆる楽曲をデジタルデータ化したもの。
【0034】アプリケーションソフトプログラム:各ファイル、コンテンツからインターネットに自動的に接続し指定のホームページ(www)にリンクするプログラム。
【0035】自動展開プログラム:ユーザ400が可搬媒体10を構成する各メディアに適したパソコンのドライブおよびインターフェース(可搬媒体ドライブ27)に可搬媒体10をインサートすると自動的にディスプレイ23上にトップ画面が展開するプログラム。
【0036】以上のようなコンテンツが可搬媒体10に格納される。
【0037】こうして作成された可搬媒体10は、コンビニエンスストア等の二次配布元300を経由したり(ステップ54、ステップ55)、あるいは直接的な手渡しルート(ステップ56)等の任意の流通ルートで無料でユーザ400に配布されて流通する。
【0038】より具体的には、一例として、コンビニエンスストァー、ファミリーレストラン、大手チェーンショップに設置した専用ラック。DVD、CDなどの商品セルラックに隣接もしくは、付属して無料配布する。各種会員組織の会報などの流通網に無料で同梱して配布する。街頭手渡し、および任意の地域でのポスティングにて配布する。ダイレクトメールによる無料配布。などが考えられる。
【0039】こうして可搬媒体10を入手したユーザ400は、随時、自己の所有する図5に例示されるようなユーザシステム20の可搬媒体ドライブ27に装填して、WEBブラウザ22bやメディアプレーヤ22cにて広告コンテンツ11aや無料付加コンテンツ11b等の閲覧を行う。
【0040】より具体的には、一例として、可搬媒体10内でデータベース化されたファイル(各コンテンツ)の中から、気に入ったものを選択して自動展開されたブラウザ内で視聴、もしくはプリントアウト、ダウンロード、インストールして、情報を手に入れることができる。
【0041】また、必要に応じて、可搬媒体10に格納されている実用アプリケーションプログラムを実行することもできる(ステップ57)。
【0042】広告コンテンツ11a等の閲覧中に、提供元のホームページにアクセスして、より詳細な情報を入手したり、商品の購入手続きをインターネット経由でオンラインにて実行することもできる(ステップ58)。
【0043】(実施の形態2)図3および図4にて、本発明の他の実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法の変形例を説明する。
【0044】本実施の形態2では、コンテンツ保護処理の一形態である著作権保護処理の一例として課金の必要なコンテンツを可搬媒体10に混在させて無料配布する点が上述の実施の形態1の場合と異なるので、相違点のみを説明し、同一部分には同一符号を付して説明を割愛する。
【0045】すなわち、この実施の形態2の場合には、ステップ53の可搬媒体10の作成において、図4に例示されるように、新作映画や音楽ビデオ等の有料コンテンツ12を可搬媒体10に格納し、必要に応じて、広告コンテンツ11aや無料付加コンテンツ11bを混在させることができる。
【0046】有料コンテンツ12の可搬媒体10への格納においては、不正利用を防止するための所望の暗号化や、不正な二次配布防止用の電子透かし等を施す。
【0047】より具体的には一例として、マイクロソフト社の「ネットショウテクノロジー」の「メディアライツ」(メディアライツ32d)等のソフトウェア著作権保護処理(コンテンツ保護処理)を施した上で、MPEG4による圧縮でASPFもしくはASF形式のファイルでソフトウェア的に施錠された状態で格納される。
【0048】また、このような、暗号化や電子透かしの付与等の著作権保護処理(コンテンツ保護処理)が施されたファイルを開けて視聴(著作権保護処理を解除)するために必要なパスワード等をオンラインで得るために必要な指定の課金および認証サーバに自動的に接続するプログラムも、必要に応じて格納される。
【0049】そして、図3等に例示されるように、有料コンテンツ12の閲覧に際しては(ステップ60)、ユーザ400は、可搬媒体配布元200の認証サーバ32bに、インターネット等の情報ネットワークを経由して認証や課金のためのアクセスを実行し(ステップ61)、可搬媒体配布元200では認証サーバ32bにて必要な認証や課金処理を実行してパスワードを発行し(ステップ62)、ユーザ400は、このパスワード等の情報を入手し(ステップ63)、たとえばメディアプレーヤ22c等の専用のソフトウェアに与えて、著作権保護処理を解除した後、有料コンテンツ12を視聴する。
【0050】以上説明したように、上述の本発明の実施の形態によれば、可搬媒体10による無料の流通にて、大容量の通信インフラ等を必要とすることなく大容量動画データ等を含む、広告コンテンツ11aや無料付加コンテンツ11b等の多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することが可能となる。また、末端のユーザ400にコスト負担を強いることなく、良好な保存性にて、有償、無料を問わず、多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することが可能となる。さらに、可搬媒体10に格納される有料コンテンツ12等のディジタルコンテンツの著作権保護と、流通性や利便性の向上とを両立させることが可能となる。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】本発明のディジタルコンテンツの流通方法によれば、大容量の通信インフラ等を必要とすることなく、大容量動画データ等の多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することができる、という効果が得られる。
【0053】また、末端ユーザにコスト負担を強いることなく、良好な保存性にて、多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することができる、という効果が得られる。
【0054】また、ディジタルコンテンツの著作権保護と、流通性や利便性の向上とを両立させることができる、という効果が得られる。
【0055】本発明のディジタルコンテンツ記録媒体によれば、大容量の通信インフラ等を必要とすることなく、大容量動画データ等の多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することができる、という効果が得られる。
【0056】また、末端ユーザにコスト負担を強いることなく、良好な保存性にて、多様なディジタルコンテンツの広範な流通を実現することができる、という効果が得られる。
【0057】また、ディジタルコンテンツの著作権保護と、流通性や利便性の向上とを両立させることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法の一例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法の作用の一例を示す概念図である。
【図3】本発明の他の実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法の作用の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法にてユーザに用いられるパーソナルコンピュータ等のユーザシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるディジタルコンテンツの流通方法における可搬媒体配布元のシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 可搬媒体(ディジタルコンテンツ記録媒体)
11 無料コンテンツ(第1のディジタルコンテンツ)
11a 広告コンテンツ(第1のディジタルコンテンツ)
11b 無料付加コンテンツ(第2のディジタルコンテンツ)
12 有料コンテンツ(第2のディジタルコンテンツ)
20 ユーザシステム
21 マイクロプロセッサ
22 主記憶
22a オペレーティングシステム
22b WEBブラウザ
22c メディアプレーヤ
23 ディスプレイ
24 スピーカ
25 キーボード
26 二次記憶装置
27 可搬媒体ドライブ
28 ネットワークインタフェース
29 バス
30 可搬媒体配布元システム
31 マイクロプロセッサ
32 主記憶
32a オペレーティングシステム
32b 認証サーバ
32c 配布媒体作成プログラム
32d メディアライツ
32e コンテンツデータベースシステム
33 コンテンツデータベース
34 ユーザインタフェース
35 ネットワークインタフェース
36 可搬媒体作成システム
37 バス
100 広告コンテンツ配布元
200 可搬媒体配布元
300 二次配布元
400 ユーザ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および無料の第2のディジタルコンテンツを可搬媒体に格納する第1の工程と、前記可搬媒体を無料で末端ユーザに配布する第2の工程と、前記末端ユーザのパーソナルコンピュータにて前記第1および第2のディジタルコンテンツを閲覧させる第3の工程と、を含むことを特徴とするディジタルコンテンツの流通方法。
【請求項2】 広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および少なくとも一部が有償の第2のディジタルコンテンツをコンテンツ保護処理を施して可搬媒体に格納する第1の工程と、前記可搬媒体を無料で末端ユーザに配布する第2の工程と、前記末端ユーザのパーソナルコンピュータにて前記第1および第2のディジタルコンテンツを閲覧させ、有償の前記第2のディジタルコンテンツの閲覧に際しては、情報ネットワークを経由した認証手続きにより、前記コンテンツ保護処理を解除して前記第2のディジタルコンテンツの閲覧を行わせる第3の工程と、を含むことを特徴とするディジタルコンテンツの流通方法。
【請求項3】 請求項1または2記載のディジタルコンテンツの流通方法において、前記第1および第2のディジタルコンテンツの少なくとも一方には、前記第1および第1のディジタルコンテンツの少なくとも一方に関連する情報ネットワーク上の情報資源にアクセスするためのポインタ情報が含まれ、前記末端ユーザは、前記情報ネットワークを経由して、前記情報資源にアクセス可能なことを特徴とするディジタルコンテンツの流通方法。
【請求項4】 広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および無料の第2のディジタルコンテンツが格納され、無料で流通されることを特徴とするディジタルコンテンツ記録媒体。
【請求項5】 広告情報等の第1のディジタルコンテンツ、および少なくとも一部が有償でコンテンツ保護処理が施された第2のディジタルコンテンツが格納され、無料で流通されることを特徴とするディジタルコンテンツ記録媒体。
【請求項6】 請求項4または5記載のディジタルコンテンツ記録媒体において、前記第1および第2のディジタルコンテンツの少なくとも一方には、前記第1および第1のディジタルコンテンツの少なくとも一方に関連する情報ネットワーク上の情報資源にアクセスするためのポインタ情報が含まれ、前記ディジタルコンテンツ記録媒体を入手した末端ユーザは、前記情報ネットワークを経由して、前記情報資源にアクセス可能なことを特徴とするディジタルコンテンツ記録媒体。
【請求項7】 請求項5記載のディジタルコンテンツ記録媒体において、前記ディジタルコンテンツ記録媒体を入手した末端ユーザは、情報ネットワークを経由した認証手続きにより、前記コンテンツ保護処理を解除した後、前記第2のディジタルコンテンツの閲覧が可能になることを特徴とするディジタルコンテンツ記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図4】
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【図6】
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