説明

ディスク再生装置

【課題】3D映像コンテンツと2D映像コンテンツが記録されたディスクを再生する場合に、いずれのコンテンツでも所望のコンテンツをユーザが容易に見ることが可能となり、利便性が向上するディスク再生装置を提供する。
【解決手段】ディスクに3D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する3D映像コンテンツ有無判定部を備え、3D映像コンテンツが含まれていると判定されると、表示制御部が3D映像を再生するか否かを確認する確認画面を表示部に表示させ、前記確認画面において操作部の操作により3D映像を再生するか否かが選択されると、その選択結果に応じて再生部は前記ディスクに記録された3D映像コンテンツまたは2D映像コンテンツを再生するディスク再生装置とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3D映像コンテンツを再生可能なディスク再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ブルーレイディスク等の大容量ディスクの開発により、通常の2D映像コンテンツのみならず、3D映像コンテンツが記録されたディスクが登場しており、そのようなディスクを再生可能なディスク再生装置も登場している。
【0003】
例えば、特許文献1には、記憶媒体上に記憶されたビデオコンテンツが3Dビデオコンテンツを含むかどうかを決定し、該ビデオコンテンツが表示されるディスプレイユニットが3Dビデオコンテンツを表示可能かどうかを決定し、該ディスプレイユニットが3Dビデオコンテンツを表示可能である場合には3Dビデオディスプレイモードに切り換えさせるために該ディスプレイユニットに指示を送信し、該ディスプレイユニットが3Dビデオコンテンツを表示可能である場合には該ディスプレイユニットに3Dビデオコンテンツを送信するよう構成される3Dメディアプレーヤが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−50968号公報(請求項3等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の3Dメディアプレーヤでは、記憶媒体上に3Dビデオコンテンツと2Dビデオコンテンツが記録されている場合、3Dビデオコンテンツが含まれるとして、ディスプレイユニットに3Dビデオコンテンツが表示されることになり、2Dビデオコンテンツを見たいユーザにとっては不便である。3Dビデオコンテンツは例えば目が疲れるからという理由で2Dビデオコンテンツを見たいというユーザもいる。
【0006】
上記問題点に鑑み、本発明は、3D映像コンテンツと2D映像コンテンツが記録されたディスクを再生する場合に、いずれのコンテンツでも所望のコンテンツをユーザが容易に見ることが可能となり、利便性が向上するディスク再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、ディスクに記録された3D映像コンテンツおよび2D映像コンテンツを再生する再生部と、表示部に画面を表示させる表示制御部とを備えたディスク再生装置において、
ディスクに3D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する3D映像コンテンツ有無判定部をさらに備え、
3D映像コンテンツが含まれていると判定されると、前記表示制御部が3D映像を再生するか否かを確認する確認画面を表示部に表示させ、
前記確認画面において操作部の操作により3D映像を再生するか否かが選択されると、その選択結果に応じて前記再生部は前記ディスクに記録された3D映像コンテンツまたは2D映像コンテンツを再生する構成とする。
【0008】
このような構成によれば、3D映像コンテンツと2D映像コンテンツが記録されたディスクを再生する場合に、確認画面における選択操作に応じて3D映像コンテンツと2D映像コンテンツのいずれの所望のコンテンツもユーザが容易に見ることができる。
【0009】
また、上記構成において、前記3D映像コンテンツ有無判定部により3D映像コンテンツが含まれていると判定されると、前記表示部が3D映像表示に対応するか否かを判定する表示部判定部を備え、
前記表示部が3D映像表示に対応すると判定された場合、前記表示制御部が前記確認画面を前記表示部に表示させ、前記表示部が3D映像表示に対応しないと判定された場合、前記再生部は前記ディスクに記録された2D映像コンテンツを再生する構成としてもよい。
【0010】
このような構成によれば、コンテンツを表示させる表示部が3D映像表示に対応しない場合に不適切となる3D映像コンテンツが再生されてしまうことを防げる。
【0011】
また、上記いずれかの構成において、前記ディスクをマウントするマウント部を備え、前記マウント部が前記ディスクをマウントすると、前記3D映像コンテンツ有無判定部が判定を行う構成としてもよい。
【0012】
このような構成によれば、ユーザがディスクをマウント部にマウントさせるだけで確認画面が表示されるので、利便性が高い。
【0013】
また、上記いずれかの構成において、前記ディスクをイジェクトするイジェクト部と、
前記確認画面において前記操作部の操作により3D映像を再生しないことが選択されると、前記ディスクに2D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する2D映像コンテンツ有無判定部とを備え、
2D映像コンテンツが含まれていると判定された場合、前記再生部は前記ディスクに記録された2D映像コンテンツを再生し、2D映像コンテンツが含まれていないと判定された場合、前記表示制御部がエラー画面を前記表示部に表示させると共に、前記イジェクト部が前記ディスクをイジェクトする構成としてもよい。
【0014】
このような構成によれば、ディスクに3D映像コンテンツのみが記録されている場合、確認画面で3D映像を再生しないことが選択されると、エラー画面が表示され、ディスクをイジェクトすることができる。
【0015】
また、上記いずれかの構成において、前記ディスクをイジェクトするイジェクト部と、
前記確認画面において前記操作部の操作により3D映像を再生しないことが選択されると、前記ディスクに2D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する2D映像コンテンツ有無判定部とを備え、
2D映像コンテンツが含まれていると判定された場合、前記再生部は前記ディスクに記録された2D映像コンテンツを再生し、2D映像コンテンツが含まれていないと判定された場合、前記表示制御部は3D映像を再生するか否かを確認する確認画面を前記表示部に表示させ、
この確認画面において前記操作部の操作により再生することが選択された場合、前記再生部が前記ディスクに記録された3D映像コンテンツを再生し、再生しないことが選択された場合、前記イジェクト部が前記ディスクをイジェクトする構成としてもよい。
【0016】
このような構成によれば、ディスクに3D映像コンテンツのみが記録されている場合、確認画面で3D映像を再生しないことが選択されると、さらに3D映像を再生するか否かを確認する確認画面が表示される。ここで再生を選択すれば3D映像コンテンツを再生することもできるし、再生しないことを選択すればディスクをイジェクトすることもできる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、3D映像コンテンツと2D映像コンテンツが記録されたディスクを再生する場合に、いずれのコンテンツでも所望のコンテンツをユーザが容易に見ることが可能となり、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に係るブルーレイディスク再生装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るコンテンツ再生処理に関するフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態に係るコンテンツ再生処理において表示される確認画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るコンテンツ再生処理に関するフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るコンテンツ再生処理において表示されるエラー画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係るコンテンツ再生処理に関するフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施形態に係るコンテンツ再生処理において表示される確認画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。ここでは、ディスク再生装置としてブルーレイディスク再生装置を一例として説明する。本発明の一実施形態に係るブルーレイディスク再生装置100の概略構成を図1に示す。
【0020】
図1に示すブルーレイディスク再生装置100は、光ピックアップ2と、スピンドルモータ3と、信号処理部4と、デコーダ5と、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)通信部6と、OSD(On Screen Display)部7と、システム制御部8と、リモコン受信部9とを備えている。HDMI通信部6には、外部のテレビ装置200がHDMIケーブルによって接続される。HDMIは、映像音声信号および制御信号を1本のケーブルでデジタル送信できるインタフェースである。
【0021】
また、光ピックアップ2、信号処理部4およびデコーダ5から再生部が構成される。
【0022】
スピンドルモータ3は、ターンテーブル(不図示)を介してブルーレイディスク(以下、BD)1を回転駆動するモータである。光ピックアップ2は、不図示のレーザダイオード、対物レンズ、対物レンズアクチュエータ、フォトディテクタ等を有し、回転駆動されるBD1の記録面にレーザを照射し、記録面での反射光に基づくRF信号を出力する。なお、光ピックアップ2は、不図示のスレッドモータによりBD1の半径方向に駆動される。また、光ピックアップ2、スピンドルモータ3、ターンテーブルおよびスレッドモータは、ローダ装置(不図示)に含まれており、ローダ装置は、ディスクをマウントおよびイジェクトするローダ機構(不図示)を有している。
【0023】
信号処理部4は、光ピックアップ2が出力するRF信号をA/D変換して2値化し、2値化データに対して復調およびエラー訂正を行い、再生データを取り出してデコード5に出力する。再生データはデコーダ5によりデコードされる。デコード後の映像音声データは、HDMI通信部6によりTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)方式の映像音声信号に変換されてテレビ装置200に出力される。テレビ装置200は入力された映像音声信号に基づき映像を表示し、音声を発生させる。
【0024】
特に、BD1に記録された3D映像コンテンツを再生する場合は、HDMI通信部6からは右目用映像信号および左目用映像信号がテレビ装置200に出力され、テレビ装置200には右目用画像、左目用画像が交互に表示される。このとき、テレビ装置200は視聴者が装着したメガネに同期信号を送信し、メガネの左右のシャッターを画像表示に同期させて開閉させる。これにより、左右視差による立体表示感覚を視聴者は得ることができる。
【0025】
OSD部7は、システム制御部8の指示によりOSD信号を生成し、HDMI通信部6を介してOSD信号をテレビ装置200に送信し、テレビ装置200にOSD画面を表示させる。
【0026】
システム制御部8は、例えばマイクロコンピュータから構成され、ブルーレイディスク再生装置100を構成する各部を制御する。また、システム制御部8は、HDMI通信部6を介してテレビ装置200との制御信号の送受信を行う。
【0027】
リモコン受信部9は、リモコン装置50から操作に応じたリモコン信号を受信し、受信したリモコン信号をリモコンコードに変換してシステム制御部8に出力する。
【0028】
(第1実施形態)
次に、以上のような構成であるブルーレイディスク再生装置100が行うコンテンツ再生処理について説明する。本発明の第1実施形態に係るコンテンツ再生処理に関するフローチャートを図2に示す。なお、本処理は、BD1が3D映像コンテンツおよび2D映像コンテンツが記録されたディスクである場合と、2D映像コンテンツのみ記録されたディスクである場合に対応している。
【0029】
BD1をローダ装置(不図示)に挿入すると、ローダ機構(不図示)によりBD1がマウントされ、スピンドルモータ3の回転駆動が開始されると、図2の処理が開始される。図2の処理が開始されると、ステップS21で、システム制御部8は、光ピックアップ2によりBD1から読み出されたフォルダ・ファイル構成に基づいてBD1がBD−Videoディスクであると判別する。
【0030】
次に、ステップS22で、BD1に3D映像コンテンツが含まれているか否かを示すフラグ情報を光ピックアップ2によりBD1から読み出す。具体的には、index.bdmv / AppInfoBDMV / ss.content_exist.flgを読み出せばよい。システム制御部8は、読み出したフラグ情報に基づきBD1に3D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する。
【0031】
もし、3D映像コンテンツが含まれていれば(ステップS22のY)、後述のステップS23に進む。一方、3D映像コンテンツが含まれていなければ(ステップS22のN)、BD1に記録された2D映像コンテンツが再生部により再生開始され、テレビ装置200での2D映像の表示が開始される。
【0032】
ステップS23で、システム制御部8は、テレビ装置200が3D映像表示に対応するか否かを判定する。例えば、システム制御部8は、3D映像表示用の解像度に対応するか否かをHDMI通信部6を介してテレビ装置200に問い合わせを行う。そして、システム制御部8は、テレビ装置200から3D映像表示用の解像度に対応する/しないの旨の返答をHDMI通信部6を介して受け、返答に基づきテレビ装置200が3D映像表示に対応するか否かを判定する。
【0033】
もし、テレビ装置200が3D映像表示に対応していれば(ステップS23のY)、ステップS24に進み、対応していなければ(ステップS23のN)、BD1に記録された2D映像コンテンツの再生が開始される。
【0034】
ステップS24で、システム制御部8の指示によりOSD部7は、3D映像を再生するかどうかの確認画面をテレビ装置200に表示させる。この確認画面の一例を図3に示す。本画面で「はい」がリモコン装置50の操作により選択された場合(ステップS25のY)、BD1に記録された3D映像コンテンツが再生部により再生開始され、テレビ装置200での3D映像の表示が開始される。一方、上記画面で「いいえ」がリモコン装置50の操作により選択された場合(ステップS25のN)、BD1に記録された2D映像コンテンツの再生が開始される。
【0035】
このような第1実施形態によれば、3D映像コンテンツと2D映像コンテンツが記録されたBD1をブルーレイディスク再生装置100に挿入すると、3D映像を再生するかどうかの確認画面が表示されるので、BD1に3D映像コンテンツが含まれることをユーザが分かる。そして、3D映像コンテンツを見たいユーザは、3D映像の再生を選択すれば3D映像を見ることができるし、目が疲れる等の理由で3D映像コンテンツを見たくないユーザは、3D映像の再生を選択しなければ2D映像を見ることができる。また、2D映像コンテンツのみが記録されたBD1の場合は、ステップS22の判定でNとなり、自動的に2D映像が表示される。
【0036】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るコンテンツ再生処理に関するフローチャートを図4に示す。本処理は、BD1が3D映像コンテンツおよび2D映像コンテンツが記録されたディスクである場合と、2D映像コンテンツのみ記録されたディスクである場合と、3D映像コンテンツのみ記録されたディスクである場合に対応している。
【0037】
図4に示す処理は、図2に示す処理(第1実施形態)と同様にBD1をローダ装置(不図示)に挿入すると開始される。ステップS41〜ステップS45の処理については図2に示す処理のステップS21〜ステップS25と同様である。
【0038】
ステップS42でBD1に3D映像コンテンツが含まれない場合(ステップS42のN)、またはステップS43でテレビ装置200が3D映像表示に対応しない場合(ステップS43のN)、またはステップS44で表示される確認画面において3D映像の再生をしないよう選択された場合(ステップS45のN)に、ステップS46へ進む。
【0039】
ステップS46で、システム制御部8は、BD1に2D映像コンテンツが含まれるか否かを判定する。例えば、BD1に記録されたフラグ情報に基づき判定すればよい。もし、BD1に2D映像コンテンツが含まれていれば(ステップS46のY)、2D映像コンテンツの再生が開始される。一方、2D映像コンテンツが含まれていない場合は(ステップS46のN)、ステップS47に進み、OSD部7がテレビ装置200にエラー画面を表示させる。エラー画面の一例を図5に示す。その後、システム制御部8の指示により、ローダ機構がBD1をイジェクトする。
【0040】
このような第2実施形態によれば、BD1に3D映像コンテンツと2D映像コンテンツが記録されている場合は、確認画面において3D映像再生を選択しなければ(ステップS45のN)、2D映像コンテンツが含まれるので(ステップS46のY)、2D映像コンテンツが再生される。
【0041】
BD1に3D映像コンテンツのみが記録されている場合は、確認画面において3D映像再生を選択しなければ(ステップS45のN)、2D映像コンテンツが含まれないので(ステップS46のN)、エラー表示され(ステップS47)、BD1がイジェクトされる。また、BD1に3D映像コンテンツのみが記録されている場合に、テレビ装置200が3D映像表示に対応しない場合(ステップS43のN)、2D映像コンテンツが含まれないので(ステップS46のN)、エラー表示され(ステップS47)、BD1がイジェクトされる。
【0042】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るコンテンツ再生処理に関するフローチャートを図6に示す。本処理は、BD1が3D映像コンテンツおよび2D映像コンテンツが記録されたディスクである場合と、2D映像コンテンツのみ記録されたディスクである場合と、3D映像コンテンツのみ記録されたディスクである場合に対応している。
【0043】
図6に示す処理は、図2に示す処理(第1実施形態)と同様にBD1をローダ装置(不図示)に挿入すると開始される。ステップS61〜ステップS65の処理については図2に示す処理のステップS21〜ステップS25と同様である。
【0044】
ステップS62でBD1に3D映像コンテンツが含まれない場合(ステップS62のN)、またはステップS63でテレビ装置200が3D映像表示に対応しない場合(ステップS63のN)に、ステップS66へ進む。
【0045】
ステップS66で、システム制御部8は、BD1に2D映像コンテンツが含まれるか否かを判定する。もし、BD1に2D映像コンテンツが含まれていれば(ステップS66のY)、2D映像コンテンツの再生が開始される。一方、2D映像コンテンツが含まれていない場合は(ステップS66のN)、ステップS67に進み、OSD部7がテレビ装置200にエラー画面を表示させる。エラー画面は例えば図5に示す画面とする。その後、システム制御部8の指示により、ローダ機構がBD1をイジェクトする。
【0046】
また、ステップS64で表示される確認画面において3D映像の再生をしないよう選択された場合(ステップS65のN)、ステップS68へ進む。
【0047】
ステップS68で、システム制御部8は、BD1に2D映像コンテンツが含まれるか否かを判定する。もし、BD1に2D映像コンテンツが含まれていれば(ステップS68のY)、2D映像コンテンツの再生が開始される。一方、2D映像コンテンツが含まれていない場合は(ステップS68のN)、ステップS69に進み、OSD部7がテレビ装置200に3D映像コンテンツを再生するかどうかの確認画面を表示させる。本画面の一例を図7に示す。
【0048】
本画面において「はい」がリモコン装置50の操作により選択されると(ステップS70のY)、3D映像コンテンツの再生が開始される。一方、「いいえ」が選択されると(ステップS70のN)、システム制御部8の指示により、ローダ機構がBD1をイジェクトする。
【0049】
このような第3実施形態によれば、BD1に3D映像コンテンツと2D映像コンテンツが記録されている場合は、確認画面において3D映像再生を選択しなければ(ステップS65のN)、2D映像コンテンツが含まれるので(ステップS68のY)、2D映像コンテンツが再生される。
【0050】
BD1に3D映像コンテンツのみが記録されている場合は、確認画面において3D映像再生を選択しなければ(ステップS65のN)、2D映像コンテンツが含まれないので(ステップS68のN)、確認画面が表示される(ステップS69)。そして、3D映像コンテンツの再生が選択されれば(ステップS70のY)、3D映像コンテンツが再生され、3D映像コンテンツの再生が選択されなければ(ステップS70のN)、BD1はイジェクトされる。
【0051】
また、BD1に3D映像コンテンツのみが記録されている場合に、テレビ装置200が3D映像表示に対応しない場合(ステップS63のN)、2D映像コンテンツが含まれないので(ステップS66のN)、エラー表示され(ステップS67)、BD1がイジェクトされる。
【0052】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々に変更が可能である。
【0053】
例えば、上記実施形態では、HDMIを用いてテレビ装置200との通信を行っていたが、その他にもUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)、LAN(Local Area Network)等を用いてテレビ装置200との通信を行うようにしてもよい。
【0054】
また、本発明は、ブルーレイディスク再生装置に限らず、例えば他の光ディスクの再生装置やハードディスクの再生装置に適用してもよい。
【符号の説明】
【0055】
1 ブルーレイディスク(BD)
2 光ピックアップ
3 スピンドルモータ
4 信号処理部
5 デコーダ
6 HDMI通信部
7 OSD部
8 システム制御部
9 リモコン受信部
50 リモコン装置
100 ブルーレイディスク再生装置
200 テレビ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスクに記録された3D映像コンテンツおよび2D映像コンテンツを再生する再生部と、表示部に画面を表示させる表示制御部とを備えたディスク再生装置において、
ディスクに3D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する3D映像コンテンツ有無判定部をさらに備え、
3D映像コンテンツが含まれていると判定されると、前記表示制御部が3D映像を再生するか否かを確認する確認画面を表示部に表示させ、
前記確認画面において操作部の操作により3D映像を再生するか否かが選択されると、その選択結果に応じて前記再生部は前記ディスクに記録された3D映像コンテンツまたは2D映像コンテンツを再生することを特徴とするディスク再生装置。
【請求項2】
前記3D映像コンテンツ有無判定部により3D映像コンテンツが含まれていると判定されると、前記表示部が3D映像表示に対応するか否かを判定する表示部判定部を備え、
前記表示部が3D映像表示に対応すると判定された場合、前記表示制御部が前記確認画面を前記表示部に表示させ、前記表示部が3D映像表示に対応しないと判定された場合、前記再生部は前記ディスクに記録された2D映像コンテンツを再生することを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項3】
前記ディスクをマウントするマウント部を備え、
前記マウント部が前記ディスクをマウントすると、前記3D映像コンテンツ有無判定部が判定を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディスク再生装置。
【請求項4】
前記ディスクをイジェクトするイジェクト部と、
前記確認画面において前記操作部の操作により3D映像を再生しないことが選択されると、前記ディスクに2D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する2D映像コンテンツ有無判定部とを備え、
2D映像コンテンツが含まれていると判定された場合、前記再生部は前記ディスクに記録された2D映像コンテンツを再生し、2D映像コンテンツが含まれていないと判定された場合、前記表示制御部がエラー画面を前記表示部に表示させると共に、前記イジェクト部が前記ディスクをイジェクトすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のディスク再生装置。
【請求項5】
前記ディスクをイジェクトするイジェクト部と、
前記確認画面において前記操作部の操作により3D映像を再生しないことが選択されると、前記ディスクに2D映像コンテンツが含まれているか否かを判定する2D映像コンテンツ有無判定部とを備え、
2D映像コンテンツが含まれていると判定された場合、前記再生部は前記ディスクに記録された2D映像コンテンツを再生し、2D映像コンテンツが含まれていないと判定された場合、前記表示制御部は3D映像を再生するか否かを確認する確認画面を前記表示部に表示させ、
この確認画面において前記操作部の操作により再生することが選択された場合、前記再生部が前記ディスクに記録された3D映像コンテンツを再生し、再生しないことが選択された場合、前記イジェクト部が前記ディスクをイジェクトすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のディスク再生装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−243330(P2012−243330A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−109064(P2011−109064)
【出願日】平成23年5月16日(2011.5.16)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】