説明

ディスク装置

【構成】 レーザダイオード22から発せられたレーザ光は、光学レンズ14によって光磁気ディスク62の記録面に照射される。FE信号検出回路36は、記録面で反射されたレーザ光に基づいて、光学レンズ14の合焦点からのずれ量を検出する。フォーカス制御回路38は、検出されたずれ量に対応する電圧値を有する制御電圧を出力する。出力された制御電圧の電圧値は、レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値と加算器40によって加算される。光学レンズ14は、加算器40から出力された制御電圧に対応する光軸方向の位置に配置される。加算器40から出力された制御電圧はまた、LPF46によって平滑される。CPU54は、レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値を平滑電圧値と基準電圧値との差分値によって更新する。
【効果】 再生信号/記録信号の品質の低下を防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ディスク装置に関し、特にたとえば、レーザ光を光学レンズを通してディスク記録媒体の記録面に照射する、ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、シーク処理を行うときはTE(Tracking Error)信号の振幅が最大になるオフセット値がレジスタに設定され、RF信号のデコード処理を行うときはRF(Radio Frequency)信号の振幅が最大となるオフセット値がレジスタに設定される。フォーカスサーボ系は、レジスタに設定されたオフセット値を考慮したフォーカス制御を行う。これによって、異なる動作状態の各々で注目される信号を的確に検出することができる。
【特許文献1】特開2002−157755号公報[G11B 7/09]
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来技術では、オフセット値がディスクの反りに応じて変更されることはない。すると、反りが生じているディスクを再生したときに、再生位置に応じたデフォーカスが定常偏差として現われる。再生信号の品質は、この定常偏差に起因して低下する。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、定常的なデフォーカスに起因する再生信号/記録信号の品質の低下を防止できる、ディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明に従うディスク装置は、レーザ光を発生する発生手段、発生手段によって発生されたレーザ光をディスク記録媒体の記録面に照射する光学レンズ、記録面で反射されたレーザ光に基づいて光軸方向における光学レンズの位置の合焦点からのずれ量を検出する検出手段、検出手段によって検出されたずれ量に対応する電圧値を有する制御電圧を出力する出力手段、オフセット電圧の電圧値を出力手段によって出力された制御電圧の電圧値に加算する加算手段、加算手段から出力された制御電圧に対応する光軸方向の位置に光学レンズを配置する配置手段、加算手段から出力された制御電圧を平滑する平滑手段、および平滑手段によって平滑された電圧値と基準電圧値との差分値によってオフセット電圧の電圧値を更新する更新手段を備える。
【0006】
発生手段によって発生されたレーザ光は、光学レンズによってディスク記録媒体の記録面に照射される。検出手段は、記録面で反射されたレーザ光に基づいて光軸方向における光学レンズの位置の合焦点からのずれ量を検出し、出力手段は、検出されたずれ量に対応する電圧値を有する制御電圧を出力する。出力された制御電圧の電圧値は、加算手段によってオフセット電圧の電圧値と加算される。光学レンズは、加算手段から出力された制御電圧に対応する光軸方向の位置に、配置手段によって配置される。加算手段から出力された制御電圧はまた、平滑手段によって平滑される。更新手段は、平滑手段によって平滑された電圧値と基準電圧値との差分値によってオフセット電圧の電圧値を更新する。
【0007】
オフセット電圧は、デフォーカス量に対応する電圧値を示す。光学レンズは、かかるオフセット電圧の電圧値が考慮された制御電圧に対応する光軸上の位置に配置される。この結果、生成手段によって生成される制御電圧から、デフォーカス量に相当する電圧が除去される。フォーカスは、合焦点に近づく。これによって、再生信号または記録信号の品質の低下が防止される。
【0008】
請求項2の発明に従うディスク装置は、請求項1に従属し、基準電圧値は光学レンズを光軸方向の基準位置に配置するために必要な電圧値である。
【0009】
請求項3の発明に従うディスク装置は、請求項1または2に従属し、記録面で反射されたレーザ光に基づいて再生信号を生成する生成手段をさらに備える。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、オフセット電圧は、デフォーカス量に対応する電圧値を示す。光学レンズは、かかるオフセット電圧の電圧値が考慮された制御電圧に対応する光軸上の位置に配置される。この結果、生成手段によって生成される制御電圧から、デフォーカス量に相当する電圧が除去される。フォーカスは、合焦点に近づく。これによって、再生信号または記録信号の品質の低下が防止される。
【0011】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1を参照して、この実施例の光ディスク装置10は、光学レンズ14が設けられた光ピックアップ(光学系)12を含む。光学レンズ14は、トラッキングアクチュエータ16,チルトアクチュエータ18およびフォーカスアクチュエータ20によって支持される。レーザダイオード22から放出されたレーザ光は、図2に示す光学系部品を経てASMO(Advanced Storage Magneto Optical disc)のような光磁気ディスク56の記録面に照射される。なお、光磁気ディスク62はスピンドル64の上に搭載され、スピンドルモータ66によって回転する。光磁気ディスク62はZCLV(Zone Constant Linear Velocity)方式のディスクであり、回転数は光ピックアップ12が内周から外周へ移動するにつれて低下する。
【0013】
レーザダイオード22から放出されたレーザ光は、グレーティング(図示せず)によって分光される。これによって、1つのメインビームMと2つのサブビームS1およびS2とが生成される。生成されたビームM,S1およびS2は、光学レンズ14で収束された後、図2に示す要領で光磁気ディスク56の記録面に照射される。メインビームMは所望のトラックに照射され、サブビームS1およびS2は所望のトラックの両側に隣接するトラックに照射される。なお、光磁気ディスク56の記録面には、凸状のランドトラックおよび凹状のグルーブトラックが交互に形成される。図2に示す“L”および“G”はそれぞれ、ランドトラックおよびグルーブトラックを意味する。
【0014】
記録面で反射されたメインビームM,サブビームS1およびS2は、光学レンズ14,を経た後、ウォラストンプリズム(図示せず)によってさらに分光される。メインビームMはビームMa,MbおよびMcに分光され、サブビームS1はS1a,S1bおよびS1cに分光され、そしてサブビームS2はS2a,S2bおよびS2cに分光される。ビームMaはメインビームMと同じ成分を有するが、ビームMbおよびMcはそれぞれメインビームMの垂直偏向成分および水平偏向成分のみを有する。サブビームS1およびS2についても同様であり、ビームS1a(S2a)はサブビームS1(S2)と同じ成分を有するが、ビームS1b(S2b)およびS1c(S2c)はそれぞれサブビームS1(S2)の垂直偏向成分および水平偏向成分のみを有する。
【0015】
光検出器22は、図3に示すように構成される。ビームMaは検出素子22a〜22dによって検出され、ビームMbおよびMcはそれぞれ検出素子22iおよび22jによって検出される。一方、ビームS1aは検出素子22eおよび22fによって検出され、ビームS2aは検出素子22gおよび22hによって検出される。他方、ビーム1b,1c,2bおよび2cは、いずれの検出素子によっても検出されない。
【0016】
図1に戻って、TE信号検出回路26は、検出素子22a〜22hの出力に数1に従う演算を施し、DPP(Differential Push Pull)方式でTE信号を生成する。また、FE信号検出回路36は、検出素子22a〜22dの出力に数2に従う演算を施し、FE(Focus Error)信号を検出する。さらに、RF信号検出回路48は、検出素子22iおよび22jの出力に数3に従う演算を施し、RF信号を検出する。なお、数1〜数3における“A”〜“J”はそれぞれ検出素子22a〜22jの出力に対応する。
【0017】
【数1】

【0018】
【数2】

【0019】
【数3】

【0020】
トラッキング制御回路28は、TE信号検出回路26から出力されたTE信号に基づいてシーク処理またはトラッキング制御処理を実行し、スレッドモータ制御電圧およびトラッキングアクチュエータ制御電圧を生成する。PWM変調回路30は、スレッドモータ制御電圧に対応するパルス幅のPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をスレッドモータ34に与える。PWM変調回路32は、トラッキングアクチュエータ制御電圧に対応するパルス幅のPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をトラッキングアクチュエータ16に与える。スレッドモータ34の回転速度および回転方向、ならびに光学レンズ14の径方向の位置は、このようなトラッキングサーボ系によって制御される。
【0021】
フォーカス制御回路38は、FE信号検出回路36から出力されたFE信号に基づいてフォーカスアクチュエータ制御電圧を生成し、生成されたフォーカスアクチュエータ制御電圧を加算器40に与える。一方、レジスタ42には、オフセット電圧の電圧値が設定される。加算器40は、レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値を、フォーカス制御回路38から与えられたフォーカスアクチュエータ制御電圧の電圧値に加算する。
【0022】
加算された電圧値を有するフォーカスアクチュエータ制御電圧は、PWM変調回路44に与えられる。PWM変調回路44は、このフォーカスアクチュエータ制御電圧に対応するパルス幅のPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をフォーカスアクチュエータ20に与える。フォーカスつまり光学レンズ14の光軸方向の位置は、このようなフォーカスサーボ系によって調整される。
【0023】
加算器40から出力されたフォーカスアクチュエータ制御電圧はまた、LPF46に与えられる。LPF46は、このフォーカスアクチュエータ制御電圧を平滑し、平滑電圧VavをCPU54に与える。CPU54は、与えられた平滑電圧Vavと基準電圧値Vref(=2.5V)との差分値Vdifを算出し、現時点のオフセット電圧の電圧値を算出された差分値Vdifによって更新する。
【0024】
ECCデコーダ50は、RF信号検出回路48から出力されたRF信号にデコード処理を施し、再生信号を生成する。RF信号はまた、ジッタ検出回路52によってジッタ検出処理を施される。CPU54は、ジッタ検出回路52によって検出されたジッタが減少するように、チルト補正回路56に補正命令を与える。チルト補正回路56は、補正命令に従うチルトアクチュエータ制御電圧を生成する。PWM変調回路58は、生成されたチルトアクチュエータ制御電圧に対応するパルス幅のPWM信号を生成し、生成されたPWM信号をチルトアクチュエータ18に与える。チルトつまり光学レンズ14の向きは、このようなチルトサーボ系によって調整される。
【0025】
レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値を更新するとき、CPU54は、図4に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、このフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ60に記憶される。まずステップS1で、LPF46から出力された平滑電圧Vavを取り込む。続くステップS3では、取り込まれた平滑電圧Vavと基準電圧値Vrefとの差分値Vdif(=Vav−Vref)を算出する。ステップS5では、算出された差分値Vdifをレジスタ42に書き込む。レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値は、差分値Vdifによって更新される。
【0026】
光磁気ディスク62が図5に示すように反りを有している状態で、光学レンズ14を位置A→位置B→位置Cの順で光磁気ディスク62の径方向に移動させるとき、レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値は、0→ΔF1→ΔF1+ΔF2の順で更新される。このときの動作を、図6(A)〜図6(C),図7(A)〜図7(C),および図8(A)〜図8(C)を参照して説明する。
【0027】
なお、図6(A)〜図6(C)はフォーカスアクチュエータ制御電圧の時間的変化を表し、図7(A)〜図7(C)は光学レンズ14の位置に対するフォーカスアクチュエータ制御電圧の変化を表し、図8(A)〜図8C)は光学レンズ14の位置に対するFE信号のレベルの変化を表す。
【0028】
位置Aでのフォーカス制御が反りの影響を全く受けないとき、フォーカスアクチュエータ制御電圧は、図6(A)に示すように基準電圧値Vrefを中心として変化する。このとき、レジスタ42のオフセット電圧値は“0”を示す。フォーカスは図7(A)または図8(A)に示す合焦点FP0(基準位置)を目指して調整される。
【0029】
なお、合焦点FP0に対応するフォーカスアクチュエータ制御電圧の電圧値が、基準電圧値Vrefに相当する。また、図6(A)〜図6(C)に示す波形の変化は、光磁気ディスク62の面振れに起因する。
【0030】
光学レンズ14が位置Aから位置Bに移動すると、フォーカス制御が反りの影響を受け、光学レンズ14の光軸方向に“DF1”に相当するデフォーカスが発生する。フォーカスアクチュエータ制御電圧は、図6(B)に示すように基準電圧値Vrefよりも高い電圧値Vav1を中心として変化する。フォーカスは、図7(B)または図8(B)に示す合焦点FP1に達することができず、非合焦点P1を中心として変化する。このようなデフォーカスDF1が発生したとき、レジスタ42のオフセット電圧値は、“0”から“ΔF1”に更新される。
【0031】
オフセット電圧値の更新によって、図7(B)に示す非合焦点P1が、加算器40から出力されるフォーカスアクチュエータ制御電圧を定義する垂直軸と光学レンズ14の位置を定義する水平軸との交点となる。図8(B)に示すグラフ上の合焦点FP1は、原点に向かって移動する。この結果、フォーカスは、非合焦点P1からさらに合焦点FP1に近づくこととなる。
【0032】
光学レンズ14が位置Bから位置Cに移動すると、フォーカス制御が反りの影響をさらに受ける。“ΔF1”に相当するオフセット電圧が印加された状態では、光学レンズ14の光軸方向に“DF2”に相当するデフォーカスが発生する。フォーカスアクチュエータ制御電圧は、図6(C)に示すように電圧値Vav1よりも高い電圧値Vav2を中心として変化する。フォーカスは、図7(C)または図8(C)に示す合焦点FP2に達することができず、非合焦点P2を中心として変化する。このようなデフォーカスDF2が発生したとき、レジスタ42のオフセット電圧値は、“ΔF1”から“ΔF1+ΔF2”に更新される。
【0033】
オフセット電圧値の更新によって、図7(C)に示す非合焦点P2が、加算器40から出力されるフォーカスアクチュエータ制御電圧を定義する垂直軸と光学レンズ14の位置を定義する水平軸との交点となる。図8(C)に示すグラフ上の合焦点FP2は、原点に向かって移動する。この結果、フォーカスは、非合焦点P2からさらに合焦点FP2に近づくこととなる。
【0034】
以上の説明から分かるように、レーザダイオード22から発せられたレーザ光は、光学レンズ14によって光磁気ディスク62の記録面に照射される。FE信号検出回路36は、記録面で反射されたレーザ光に基づいて、光学レンズ14の合焦点からのずれ量を検出する。フォーカス制御回路38は、検出されたずれ量に対応する電圧値を有するフォーカスアクチュエータ制御電圧を出力する。
【0035】
出力されたフォーカスアクチュエータ制御電圧の電圧値は、レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値と加算器40によって加算される。光学レンズ14は、加算器40から出力されたフォーカスアクチュエータ制御電圧に対応する光軸方向の位置に、フォーカスアクチュエータ20によって配置される。
【0036】
加算器40から出力されたフォーカスアクチュエータ制御電圧はまた、LPF46によって平滑される。CPU54は、レジスタ42に設定されたオフセット電圧の電圧値を平滑電圧値と基準電圧値との差分値によって更新する。
【0037】
オフセット電圧は、デフォーカス量に対応する電圧値を示す。光学レンズ14は、かかるオフセット電圧の電圧値が考慮されたフォーカスアクチュエータ制御電圧に対応する光軸上の位置に配置される。この結果、フォーカス制御回路38から出力されるフォーカスアクチュエータ制御電圧からデフォーカス量に相当する電圧が除去され、光学レンズ14は合焦点に近づく。これによって、ECCデコーダ50から出力される再生信号の品質が向上する。
【0038】
なお、この実施例では再生動作について説明したが、この発明は記録動作にも適用することができる。また、この実施例では、ディスク記録媒体としてASMOを採用しているが、これに代えてDVD(Digital Versatile Disc)を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】メインビームおよびサブビームが記録面に照射されている状態を示す図解図である。
【図3】図1実施例に適用される光検出器の構成の一例を示す図解図である。
【図4】図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。
【図5】図1実施例に適用される光学レンズのフォーカス制御動作の一例を示す図解図である。
【図6】(A)は図5に示す位置Aでのフォーカスアクチュエータ制御電圧の変化の一例を示す波形図であり、(B)は図5に示す位置Bでのフォーカスアクチュエータ制御電圧の変化の一例を示す波形図であり、(C)は図5に示す位置Cでのフォーカスアクチュエータ制御電圧の変化の一例を示す波形図である。
【図7】(A)は図5に示す位置Aでのフォーカス制御動作の一部を示すグラフであり、(B)は図5に示す位置Bでのフォーカス制御動作の一部を示すグラフであり、(C)は図5に示す位置Cでのフォーカス制御動作の一部を示すグラフである。
【図8】(A)は図5に示す位置Aでのフォーカス制御動作の他の一部を示すグラフであり、(B)は図5に示す位置Bでのフォーカス制御動作の他の一部を示すグラフであり、(C)は図5に示す位置Cでのフォーカス制御動作の他の一部を示すグラフである。
【符号の説明】
【0040】
10 …ディスク装置
12 …光プックアップ
14 …光学レンズ
26 …TE信号検出回路
36 …FE信号検出回路
42 …レジスタ
48 …RF信号検出回路
50 …ECCデコーダ
54 …CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザ光を発生する発生手段、
前記発生手段によって発生されたレーザ光をディスク記録媒体の記録面に照射する光学レンズ、
前記記録面で反射されたレーザ光に基づいて光軸方向における前記光学レンズの位置の合焦点からのずれ量を検出する検出手段、
前記検出手段によって検出されたずれ量に対応する電圧値を有する制御電圧を出力する出力手段、
オフセット電圧の電圧値を前記出力手段によって出力された制御電圧の電圧値に加算する加算手段、
前記加算手段から出力された制御電圧に対応する前記光軸方向の位置に前記光学レンズを配置する配置手段、
前記加算手段から出力された制御電圧を平滑する平滑手段、および
前記平滑手段によって平滑された電圧値と基準電圧値との差分値によって前記オフセット電圧の電圧値を更新する更新手段を備える、ディスク装置。
【請求項2】
前記基準電圧値は前記光学レンズを光軸方向の基準位置に配置するために必要な電圧値である、請求項1記載のディスク装置。
【請求項3】
前記記録面で反射されたレーザ光に基づいて再生信号を生成する生成手段をさらに備える、請求項1または2記載のディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−53969(P2006−53969A)
【公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−233106(P2004−233106)
【出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(397016699)三洋テクノ・サウンド株式会社 (16)
【Fターム(参考)】