説明

ディスク装置

【課題】 トレイオープン時にディスク詰まりが生じないようにすること。
【解決手段】 ローダーシャーシ4の上面開口部の前側部分を塞ぐためのフロントダスト
カバー20が設けられており、トレイ3を後進bさせてローダーシャーシ4内に収納し、
トラバースシャーシ5を上動cさせてターンテーブル9によりディスクDを持ち上げ、該
ターンテーブル9により高速回転させたディスクDに記録されている情報を光ピックアッ
プ11により読み取るようにしたディスク装置において、フロントダストカバー20の後
側カバー20cと中央起立板20bとの間の裏面コーナ部に複数のリブ24が一体突設さ
れると共に、該各リブ24の下縁24bが前側カバー20aの下面と面一状にされており
、各リブ24の後端縁24aを横桁15に接近または当接させると共に、該各リブ24の
下縁24bを横桁15の下縁15bと同一高さまたはわずかに上方に位置決めした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばDVDレコーダやDVDプレーヤなどのディスク装置に関し、特に、
トレイオープン時にディスク詰まりが生じないようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスク装置として図6〜図12に示すものがあり、これはDVDレコーダ(ま
たはDVDプレーヤ)であって、図6は同トレイオープン状態の縦断面図、図7は同一部
切欠き平面図、図8は同トレイイン状態の縦断面図、図9は同一部切欠き平面図、図10
は同要部の分解斜視図、図11は同一部切欠き平面図、図12は同フロントダストカバー
の裏面側斜視図である。
【0003】
図6〜図9に示すように、筐体1内にディスク装置本体2が配置され、該ディスク装置
本体2が、トレイ3を前後進a,b可能に支持する合成樹脂製ローダーシャーシ4と、該
ローダーシャーシ4内に配置した合成樹脂製トラバースシャーシ5とを有し、前記トレイ
3の上面3aの中央に12cmのディスク(図示せず)を収納するための大径凹部3bが
形成されると共に、該大径凹部3bの中央に8cmの小型ディスクDを収納するための小
径凹部3cが形成されている。
【0004】
図6〜図9に示すように、前記トラバースシャーシ5はシャーシ本体5aとレバーシフ
ト5bとを有し、シャーシ本体5aの後部がゴムからなる後側弾性体7を介してローダー
シャーシ4に上下動c,d可能に連結されると共に、該シャーシ本体5aの前部がゴムか
らなる前側弾性体8を介してレバーシフト5bに連結され、前記シャーシ本体5aにター
ンテーブル9付きスピンドルモータ10とディスクDの半径方向に移動可能な対物レンズ
OL付き光ピックアップ11とが搭載されている。
【0005】
図6〜図9に示すように、前記ローダーシャーシ4の前部にカムスライダ12が前後進
a,b方向とは直交する左右方向e,fに沿ってスライド可能に配置され、該カムスライ
ダ12に形成したカム溝13aと、レバーシフト5bに突設されてカム溝13aに嵌入す
るカムピン13bとからなるカム機構13によりカムスライダ12とレバーシフト5bと
が連動連結されている。
【0006】
図6〜図9に示すように、前記ターンテーブル9に対向してローダーシャーシ4の両側
板4a間に横桁15が架設され、該横桁15の中央上面に円筒状中央収納部15aが一体
突設され、該中央収納部15a内にクランパ16が一定範囲内昇降可能に配置され、該ク
ランパ16の下部が中央収納部15aの底板に貫設した貫通孔を通って下方に突出されて
いる。
【0007】
動作原理を説明すると、図6及び図7に実線で示すように、筐体1の前面パネル1aの
開口部18を通って前進aさせたトレイ3上にディスクDを載置し、図8及び図9に示す
ように、トレイ3を後進bさせてローダーシャーシ4内に収納し、カムスライダ12を矢
印e(またはf)方向にスライドさせることにより、カム機構13及びレバーシフト5b
を介してシャーシ本体5aを上動cさせ、ターンテーブル9によりトレイ3上のディスク
Dを持ち上げてクランパ16とでチャッキングし、スピンドルモータ10によりターンテ
ーブル9を介して高速回転させたディスクDに記録されている情報を光ピックアップ11
により読み取る。
【0008】
図10〜図12に示すように、ローダーシャーシ4の上面開口部の前側部分を塞ぐため
の平板状前側カバー20a及び該前側カバー20aの後端縁から上方に折れ曲がる中央起
立板20bを介して後方に延びる横断面略コ字状後側カバー20cからなる合成樹脂製フ
ロントダストカバー20が設けられ、前記前側カバー20aの両端に係合孔21が貫設さ
れ、該各係合孔21に対向してローダーシャーシ4の各側板4aの上縁にフック22が突
設されている。
【0009】
図10に仮想線で示すように、各係合孔21を各フック22に係合させて前側カバー2
0aをローダーシャーシ4の両側板4a間に渡し掛け、後側カバー20cを横桁15の上
面に当接または接近させることにより、フロントダストカバー20でローダーシャーシ4
の上面開口部の前側部分を塞ぎ、これによって、ターンテーブル9及びディスクDを高速
回転させることにより塵埃がローダーシャーシ4内に前方から吸い込まれるのを防止する
。なお、関連する技術として特許文献1に記載したものがある。
【特許文献1】特開2006−155784号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記構成において、図7に示すように、前進a状態のトレイ3上に8cmのディスクD
を載置する場合に、該ディスクDが小型であることから、そのディスクDをトレイ3の小
径凹部3cから後方にずれた位置に間違えて載置することがあり(図7仮想線参照)、こ
の状態でトレイ3を後進bさせてローダーシャーシ4内に収納すると、図9及び図11に
示すように、ディスクDがターンテーブル9から偏心して位置ずれされた状態となり、そ
のターンテーブル9を上昇させると、ミスチャッキングになる。
【0011】
ここで、図13(a)に示すように、ディスク装置が上向きに傾斜する載置面G上に載
置されることがあり(この例では傾斜角度αが15°)、上述したミスチャッキングが生
じると、ターンテーブル9により持ち上げられたディスクDが後方に滑ってトレイ3の後
側上面3aに乗り上げることになる。この状態でトレイオープン時にエジェクト釦を押し
てトレイ3を前進aさせると、図13(b)に示すように、ディスクDにかかる押出力F
の水平分力Faと垂直分力Fbとのうち、その水平分力FaによりディスクDが前進aさ
れると共に、その垂直分力Fbにより該ディスクDの外周縁の前側部分が浮き上がること
がある。
【0012】
従来では、図11に示すように、フロントダストカバー20の中央起立板20bが横桁
15と平行に配置され、その中央起立板20bと横桁15との間に隙間Eが生じているか
ら、図13(b)に示すように、ディスクDの浮き上がった外周縁の前側部分が隙間Eに
入って中央起立板20bに当たることがあり、これによって、そのディスクDの前進aが
阻止され、ディスク詰まりが生じる。
【0013】
また、フロントダストカバー20を用いないディスク装置でも、図14の要部の斜視図
に示すように、ディスクDの浮き上がった外周縁の前側部分が前面パネル1aの開口部1
8の上縁に当たることがあり、そのディスクDの前進aが阻止され、ディスク詰まりが生
じる。
【0014】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、トレイオープン時にディスク詰まりが生じないよう
にしたディスク装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ディスク載置用トレイを前後進可
能に支持するローダーシャーシと、ターンテーブル及び光ピックアップを搭載し前記ロー
ダーシャーシ内に上下動可能に配置されたトラバースシャーシと、前記ターンテーブルに
対向してローダーシャーシの両側板間に架設した横桁の中央収納部内に一定範囲内昇降可
能に配置したクランパとを有し、ローダーシャーシの上面開口部の前側部分を塞ぐための
前側カバー及び該前側カバーの後端縁から上方に折れ曲がる中央起立板を介して後方に延
びる後側カバーからなるフロントダストカバーが設けられ、そのフロントダストカバーの
前側カバーをローダーシャーシの両側板間に渡し掛けると共に、後側カバーを横桁に当接
または接近させており、前進状態のトレイ上にディスクを載置し、該トレイを後進させて
ローダーシャーシ内に収納し、トラバースシャーシを上動させてターンテーブルによりト
レイ上のディスクを持ち上げてクランパとでチャッキングし、ターンテーブルにより高速
回転させたディスクに記録されている情報を光ピックアップにより読み取るようにしたデ
ィスク装置において、前記フロントダストカバーの中央起立板と横桁との間の隙間を塞ぐ
リブが該フロントダストカバーに一体突設されていることを特徴としている。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記リブが後側カバーと中
央起立板との間の裏面コーナ部に前後進方向とは直交する左右方向に所定間隔をおいて複
数一体突設されると共に、該各リブの下縁が前側カバーの下面と面一状にされており、各
リブの後端縁を前記横桁に接近または当接させると共に、該各リブの下縁を横桁の下縁と
同一高さまたはわずかに上方に位置決めしたことを特徴としている。
【0017】
請求項3に記載の発明は、筐体内にディスク装置本体が配置され、該ディスク装置本体
が、ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャーシと、ターンテーブル
及び光ピックアップを搭載し前記ローダーシャーシ内に上下動可能に配置されたトラバー
スシャーシと、前記ターンテーブルに対向してローダーシャーシの両側板間に架設した横
桁の中央収納部内に一定範囲内昇降可能に配置したクランパとを有しており、前記筐体の
前面パネルに貫設した開口部を通って前進状態のトレイ上にディスクを載置し、該トレイ
を後進させてローダーシャーシ内に収納し、トラバースシャーシを上動させてターンテー
ブルによりトレイ上のディスクを持ち上げてクランパとでチャッキングし、ターンテーブ
ルにより高速回転させたディスクに記録されている情報を光ピックアップにより読み取る
ようにしたディスク装置において、前記開口部の上縁から後進方向に延びるガイド板が前
面パネルの裏面に一体突設されていることを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載の発明は、筐体内にディスク装置本体が配置され、該ディスク装置本体
が、ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャーシと、ターンテーブル
及び光ピックアップを搭載し前記ローダーシャーシ内に上下動可能に配置されたトラバー
スシャーシと、前記ターンテーブルに対向してローダーシャーシの両側板間に架設した横
桁の中央収納部内に一定範囲内昇降可能に配置したクランパとを有し、ローダーシャーシ
の上面開口部の前側部分を塞ぐための前側カバー及び該前側カバーの後端縁から上方に折
れ曲がる中央起立板を介して後方に延びる後側カバーからなるフロントダストカバーが設
けられ、そのフロントダストカバーの前側カバーをローダーシャーシの両側板間に渡し掛
けると共に、後側カバーを横桁に当接または接近させており、前記筐体の前面パネルに貫
設した開口部を通って前進状態のトレイ上にディスクを載置し、該トレイを後進させてロ
ーダーシャーシ内に収納し、トラバースシャーシを上動させてターンテーブルによりトレ
イ上のディスクを持ち上げてクランパとでチャッキングし、ターンテーブルにより高速回
転させたディスクに記録されている情報を光ピックアップにより読み取るようにしたディ
スク装置において、前記フロントダストカバーの後側カバーと中央起立板との間の裏面コ
ーナ部に複数のリブが前後進方向とは直交する左右方向に所定間隔をおいて一体突設され
ると共に、該各リブの下縁が前側カバーの下面と面一状にされており、各リブの後端縁を
前記横桁に接近または当接させると共に、該各リブの下縁を横桁の下縁と同一高さまたは
わずかに上方に位置決めし、前記開口部の上縁から後進方向に延びるガイド板が前面パネ
ルの裏面に一体突設されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載の発明によれば、フロントダストカバーの中央起立板と横桁との間の隙
間がリブで塞がれているから、前進するディスクの浮き上がった外周縁の前側部分が従来
のように隙間に入って中央起立板に当たることがなく、そのディスクをローダーシャーシ
内から確実に取り出すことができ、トレイオープン時にディスク詰まりが生じないように
することができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は第1の実施の形態(図1〜図3参照)に対応するものであって
、これによれば、ディスク装置が上向きの傾斜状態にされた場合、トレイの前進に伴って
ディスクの外周縁の前側部分が浮き上がったとしても、その浮き上がった部分が各リブ及
び前側カバーにガイドされて滑るので、そのディスクをローダーシャーシ内から外部に円
滑に取り出すことができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は第2の実施の形態(図4及び図5参照)に対応するものであっ
て、これによれば、前進するディスクの浮き上がった外周縁の前側部分が開口部の上縁に
当たりそうになったとしても、その開口部の上縁にガイド板が一体突設されているから、
そのガイド板に沿ってディスクを前進させることができ、トレイオープン時にディスク詰
まりが生じないようにすることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は第3の実施の形態(図3仮想線参照)に対応するものであって
、これによれば、請求項2及び3に記載の発明の効果を併せ持っているから、フロントダ
ストカバー及び前面パネルの開口部の両方でディスク詰まりが生じないようにすることが
できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態であるディスク装置を示すものであり、これは
DVDレコーダ(またはDVDプレーヤ)であって、図1は同一部切欠き平面図、図2は
同フロントダストカバーの裏面側斜視図、図3(a)は同トレイイン状態の縦断面図、図
3(b)は同トレイオープン状態の縦断面図である。
【0024】
図1〜図3に示すように、フロントダストカバー20の後側カバー20cと中央起立板
20bとの間の裏面コーナ部に複数(この形態では3つ)のリブ24が前後進a,b方向
とは直交する左右方向e,fに所定間隔をおいて一体突設されると共に、該各リブ24の
下縁24bが前側カバー20aの下面と面一状にされており、各リブ24の後端縁24a
を横桁15の前端縁に接近または当接させると共に、該各リブ24の下縁24bを横桁1
5の下縁15bと同一高さ(またはわずかに上方)に位置決めした。上記以外の構成で図
6〜図14に示す構成と同じ部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
上記構成において、図3(a)に示すように、ディスク装置が上向きに傾斜する載置面
G上に載置されることにより(この形態では傾斜角度αが15°)、ミスチャッキングし
たディスクDが後方に滑ってトレイ3の後側上面3aに乗り上げられ、続いて、図3(b
)に示すように、トレイ3を前進させ、それに伴って前進aするディスクDの外周縁の前
側部分が浮き上がり、その浮き上がった部分が各リブ24及び前側カバー20aにガイド
されて滑り開口部18から外部に取り出される。
【0026】
上記構成によれば、フロントダストカバー20の中央起立板20bと横桁15との間の
隙間Eが複数のリブ24で塞がれているから、前進aするディスクDの浮き上がった外周
縁の前側部分が従来のように隙間Eに入って中央起立板20bに当たることがなく、その
ディスクDをローダーシャーシ4内から確実に取り出すことができ、トレイオープン時に
ディスク詰まりが生じないようにすることができる。
【0027】
また、ディスク装置が上向きの傾斜状態にされた場合、トレイ3の前進aに伴ってディ
スクDの外周縁の前側部分が浮き上がったとしても、その浮き上がった部分が各リブ24
及び前側カバー20aにガイドされて滑るので、そのディスクDをローダーシャーシ4内
から外部に円滑に取り出すことができる。
【0028】
図4及び図5は本発明の第2の実施の形態であるディスク装置を示すものであり、これ
はDVDレコーダ(またはDVDプレーヤ)であって、図4(a)は同トレイイン状態の
縦断面図、図4(b)は同トレイオープン状態の一部切欠き縦断面図、図5は同要部の斜
視図である。
【0029】
図4及び図5に示すように、フロントダストカバー20(図1〜図3参照)を備えてお
らず、前面パネル1aの開口部18の上縁から後進b方向に若干上向き傾斜状態で延びる
ガイド板25が前面パネル1aの裏面に一体突設されている。
【0030】
上記構成において、図4(a)に示すように、ディスク装置が上向きに傾斜する載置面
G上に載置されることにより(この形態では傾斜角度αが15°)、ミスチャッキングし
たディスクDが後方に滑ってトレイ3の後側上面3aに乗り上げられ、続いて、図4(b
)に示すように、トレイ3を前進させ、それに伴って前進aするディスクDの外周縁の前
側部分が浮き上がったとしても、その浮き上がった部分がガイド板25にガイドされて開
口部18から外部に取り出される。
【0031】
上記構成によれば、前進aするディスクDの浮き上がった外周縁の前側部分が開口部1
8の上縁に当たりそうになったとしても、その開口部18の上縁にガイド板25が一体突
設されているから、そのガイド板25に沿ってディスクDを前進aさせることができ、ト
レイオープン時にディスク詰まりが生じないようにすることができる。
【0032】
上述した第1の実施の形態(図1〜図3参照)ではフロントダストカバー20を備えた
ディスク装置を示し、第2の実施の形態(図4及び図5)ではフロントダストカバー20
を備えていないディスク装置にガイド板25を取り付けた例を示したが、この両者を組み
合わせて、図3に仮想線で示すように、フロントダストカバー20を備えたディスク装置
において、前面パネル1aの開口部18の上縁にガイド板25を一体突設するようにして
もよい(第3の実施の形態)。
【0033】
上記構成によれば、第1及び第2の実施の形態に記載の発明の効果を併せ持っているか
ら、フロントダストカバー20及び前面パネル1aの開口部18の両方でディスク詰まり
が生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるディスク装置を示す一部切欠き平面図である。
【図2】同フロントダストカバーの裏面側斜視図である。
【図3】(a)は同トレイイン状態の縦断面図、図3(b)は同トレイオープン状態の縦断面図である。
【図4】(a)は本発明の第2の実施の形態であるディスク装置を示すトレイイン状態の縦断面図、(b)は同トレイオープン状態の縦断面図である。
【図5】同要部の斜視図である。
【図6】従来例を示すトレイオープン状態の縦断面図である。
【図7】同一部切欠き平面図である。
【図8】同トレイイン状態の縦断面図である。
【図9】同一部切欠き平面図である。
【図10】同要部の分解斜視図である。
【図11】同一部切欠き平面図である。
【図12】同フロントダストカバーの裏面側斜視図である。
【図13】(a)は同トレイイン状態の縦断面図、(b)は同トレイオープン状態の縦断面図である。
【図14】同要部の斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1 筐体
2 ディスク装置本体
3 トレイ
4 ローダーシャーシ
4a ローダーシャーシの側板
5 トラバースシャーシ
9 ターンテーブル
11 光ピックアップ
15 横桁
15a 横桁の中央収納部
16 クランパ
18 開口部
20 フロントダストカバー
20a フロントダストカバーの前側カバー
20b フロントダストカバーの中央起立板
20c フロントダストカバーの後側カバー
24 リブ
24a リブの後端縁
24b リブの下縁
25 ガイド板
D ディスク
a,b 前後進

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスク載置用トレイを前後進可能に支持するローダーシャーシと、ターンテーブル及
び光ピックアップを搭載し前記ローダーシャーシ内に上下動可能に配置されたトラバース
シャーシと、前記ターンテーブルに対向してローダーシャーシの両側板間に架設した横桁
の中央収納部内に一定範囲内昇降可能に配置したクランパとを有し、ローダーシャーシの
上面開口部の前側部分を塞ぐための前側カバー及び該前側カバーの後端縁から上方に折れ
曲がる中央起立板を介して後方に延びる後側カバーからなるフロントダストカバーが設け
られ、そのフロントダストカバーの前側カバーをローダーシャーシの両側板間に渡し掛け
ると共に、後側カバーを横桁に当接または接近させており、前進状態のトレイ上にディス
クを載置し、該トレイを後進させてローダーシャーシ内に収納し、トラバースシャーシを
上動させてターンテーブルによりトレイ上のディスクを持ち上げてクランパとでチャッキ
ングし、ターンテーブルにより高速回転させたディスクに記録されている情報を光ピック
アップにより読み取るようにしたディスク装置において、前記フロントダストカバーの中
央起立板と横桁との間の隙間を塞ぐリブが該フロントダストカバーに一体突設されている
ことを特徴とするディスク装置。
【請求項2】
前記リブが後側カバーと中央起立板との間の裏面コーナ部に前後進方向とは直交する左
右方向に所定間隔をおいて複数一体突設されると共に、該各リブの下縁が前側カバーの下
面と面一状にされており、各リブの後端縁を前記横桁に接近または当接させると共に、該
各リブの下縁を横桁の下縁と同一高さまたはわずかに上方に位置決めしたことを特徴とす
る請求項1に記載のディスク装置。
【請求項3】
筐体内にディスク装置本体が配置され、該ディスク装置本体が、ディスク載置用トレイ
を前後進可能に支持するローダーシャーシと、ターンテーブル及び光ピックアップを搭載
し前記ローダーシャーシ内に上下動可能に配置されたトラバースシャーシと、前記ターン
テーブルに対向してローダーシャーシの両側板間に架設した横桁の中央収納部内に一定範
囲内昇降可能に配置したクランパとを有しており、前記筐体の前面パネルに貫設した開口
部を通って前進状態のトレイ上にディスクを載置し、該トレイを後進させてローダーシャ
ーシ内に収納し、トラバースシャーシを上動させてターンテーブルによりトレイ上のディ
スクを持ち上げてクランパとでチャッキングし、ターンテーブルにより高速回転させたデ
ィスクに記録されている情報を光ピックアップにより読み取るようにしたディスク装置に
おいて、前記開口部の上縁から後進方向に延びるガイド板が前面パネルの裏面に一体突設
されていることを特徴とするディスク装置。
【請求項4】
筐体内にディスク装置本体が配置され、該ディスク装置本体が、ディスク載置用トレイ
を前後進可能に支持するローダーシャーシと、ターンテーブル及び光ピックアップを搭載
し前記ローダーシャーシ内に上下動可能に配置されたトラバースシャーシと、前記ターン
テーブルに対向してローダーシャーシの両側板間に架設した横桁の中央収納部内に一定範
囲内昇降可能に配置したクランパとを有し、ローダーシャーシの上面開口部の前側部分を
塞ぐための前側カバー及び該前側カバーの後端縁から上方に折れ曲がる中央起立板を介し
て後方に延びる後側カバーからなるフロントダストカバーが設けられ、そのフロントダス
トカバーの前側カバーをローダーシャーシの両側板間に渡し掛けると共に、後側カバーを
横桁に当接または接近させており、前記筐体の前面パネルに貫設した開口部を通って前進
状態のトレイ上にディスクを載置し、該トレイを後進させてローダーシャーシ内に収納し
、トラバースシャーシを上動させてターンテーブルによりトレイ上のディスクを持ち上げ
てクランパとでチャッキングし、ターンテーブルにより高速回転させたディスクに記録さ
れている情報を光ピックアップにより読み取るようにしたディスク装置において、前記フ
ロントダストカバーの後側カバーと中央起立板との間の裏面コーナ部に複数のリブが前後
進方向とは直交する左右方向に所定間隔をおいて一体突設されると共に、該各リブの下縁
が前側カバーの下面と面一状にされており、各リブの後端縁を前記横桁に接近または当接
させると共に、該各リブの下縁を横桁の下縁と同一高さまたはわずかに上方に位置決めし
、前記開口部の上縁から後進方向に延びるガイド板が前面パネルの裏面に一体突設されて
いることを特徴とするディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−104683(P2009−104683A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−272902(P2007−272902)
【出願日】平成19年10月19日(2007.10.19)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】