説明

ディスプレイを有する電子値札を備える容器

商品の入った本体(2)を備え、その上に容器(1)の形態に適合する柔軟な電子値札(5)を取り付ける容器(1)であって、値札(5)が、商品に関する情報を使用者に判読可能なように表示することができる電子ディスプレイ(8)と、商品情報を表示し、更新するよう命令する、ディスプレイ(8)に接続されたマイクロコントローラ(10)と、マイクロコントローラに接続されたエネルギー源(9)とを有し、値札が容器(1)の外面(3)に設けられたフィルム(20)によって容器(1)に取り付けられる容器(1)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック製またはガラス製のボトル、または金属製の箱などの容器の値札付けに関する。さらに正確には、本発明は、商品の情報を顧客に対して判読できるように表示する値札に関する。
【背景技術】
【0002】
店舗の陳列棚で一般に見かける値札は、顧客に対して商品名、販売者名、消費期限、価格など、商品のさまざまな情報を恒久的な方法で記載する支持体で構成されている。
【0003】
商品が売り場に並べられあとに、特に値段などの情報が修正されているのを見かけることは珍しくなく、そのために新たな値札を付ける必要が生じることがよくある。このような修正には、新たな値札を作製してそれを古い値札の上に貼らなければならないために余分な作業が生じてしまう。
【0004】
そのため、一つの商品に特有の情報を記載することができる新規の値札であって、この商品に貼付してできるだけ少ない作業でこの情報を更新することができる値札を提供するとよい。
【0005】
また、ボトルのような容器の場合、顧客から見える値札を表面に貼付するが、ボトルの表面は一般に湾曲している。そのため、値札はこの湾曲に対応できるような十分に柔軟性を備えたものでなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、顧客向けの薄型表示ディスプレイを有する電子値札を備える容器に関し、このディスプレイは、値札が容器の湾曲した表面に適合するように十分に柔軟なものである。値札はこのほか、迅速かつ手軽に更新することができる情報表示の制御手段を有する。
【0007】
先行技術ではすでに、電子ペーパーと呼ばれる紙のように柔軟で薄型のディスプレイを製造する技術が知られている。
【0008】
XEROX社の米国特許US4143103号には、固体材料に含まれる二色粒子および固体材料に吸収される液体誘電体によって、粒子が外力の作用で回転することができるがその環境では移動しないことを利用して、普通の人間の目で判読可能な情報を表示することができるフラットパネルの製造方法が記載されている。
【0009】
PHILIPS社の仏国特許FR2901615号には、電子インクを利用したパネルが提供されている。このインクは、カプセルにさまざまなカラー粒子を内包してさまざまなレベル範囲の電圧に応答し、2つの電極で放電を操作して人間が判読可能な情報を表示する。
【0010】
E−INK社の米国特許US6664944号には、上記の文献に開示されている方法と類似の方法が記載されている。流体と光学特性を有する帯電粒子とを内包するカプセルが基板に載置されている。この粒子は、カラー、黒色または白色である。2つの電極が基板の各面に1つずつ載置されている。2つの電極間に電位差が生じると、粒子はそれぞれ電気特性に応じてどちらかの電極に移動し、これによって視覚効果が生じる。
【0011】
商品情報を表示し、更新することができる電子値札はすでに存在している。
【0012】
米国特許US20070152045号には、電子部品用の値札で、部品の状態が変わるたびに表示情報を変更することができる値札が記載されている。このために、問題となる部品は、部品自体の情報を保存するための記憶装置を備えている。情報が変わるたびに、部品に挿入されたインターフェースが情報を読み、情報の変更をディスプレイへ表示するよう命令する。ディスプレイは電子ペーパータイプのものであり、供給源が切断されても情報を確実に表示する。記憶装置、およびこの記憶装置とディスプレイとの間にあるインターフェースは、部品によって保持されている。
【0013】
特許文献EP1240619号は、柔軟な支持体を有し、その上に値札を構成する素子として、遠隔の読み取り機と通信してエネルギー源の役割を果たすアンテナと、情報を保存する電子チップと、このチップ用の頑強な保護材とを載置する電子値札を提供している。
【0014】
特許文献EP1645997号は、商品それぞれに固有の値札を貼付することができ、電子ペーパータイプの表示手段と記憶装置とを有するシステムを提示している。このシステムはさらに、商品特有のデータを記憶装置内に組み込む手段を有する。この方法により、製造工場から保管倉庫を通じて配送先の顧客に至るまでのさまざまな流通行程で、商品の状態が変化するたびに表示を変更することによって、値札で商品の追跡および管理が確実に行われる。
【0015】
しかし、発明者の意見によれば、このような値札では、魅力的であると同時にそれほど労力のかからない方法で、店舗の売り場で効率的に電子値札の貼付を実現することはできない。
【0016】
実際には、大量に消費される商品分野での競争を考慮すると、製造業者の現状を考えなければならず、重要なことは単に商品に関する情報を提供することだけでなく、商品に対する顧客の注意を引くことでもある。そのため、多くの値札には、立体感や動きがあるように見せかけるなどの光学的効果が施されている。
【0017】
しかしながら、このような値札は、値札の面積が貼付する商品の面積を上回ることができないという理由から、その表示容量という点では限界があるほか、その表示が静止状態であるために、人目を引く目立つものにするという点でも限界がある。
【0018】
本発明は特に、このような不都合を緩和することを狙いとしている。
【0019】
そのため、本発明は、商品の入った本体を備え、その上に容器の形態に適合する柔軟な電子値札を取り付ける容器であって、値札が、
− 商品に関する情報を使用者に判読可能なように表示することができる電子ディスプレイと、
− 商品情報を表示し、更新するよう命令する、ディスプレイに接続されたマイクロコントローラと、
− マイクロコントローラに接続されたエネルギー源とを有し、
この値札が容器の外面に設けられたフィルムによって容器に取り付けられる容器に関する。
【0020】
電子ディスプレイは、たとえば電子インクタイプの物質を載置した基板を有する電子ペーパータイプのものである。インクは、たとえば発光ダイオードまたは液晶のような有機物質などを含む。
【0021】
好適な実施形態によれば、容器は、マイクロコントローラに接続された通信インターフェースを有する。
【0022】
インターフェースは、電波や赤外線波などを発信し、受信する。
【0023】
エネルギー源は、光起電力タイプまたは電池タイプのものが有利である。
【0024】
このほか容器は、たとえば蓄電池タイプまたはスーパーコンデンサタイプのエネルギー貯蔵部品を有することができる。
【0025】
マイクロコントローラは、ディスプレイに供給するエネルギーを管理することが好ましい。
【0026】
好適な実施形態によれば、電子ディスプレイの表示は、電源切断後も維持されるものである。
【0027】
フィルムは、熱収縮性タイプのものが有利である。
【0028】
値札は、熱収縮性フィルムの全体または一部を上または下に取り付けることができる。
【0029】
値札は、容易に再利用できるように、熱収縮性フィルムと分離できるものが有利である。
【0030】
本発明のその他の目的および利点は、貼付の図面を参照しながら以下の説明を読めば明らかになるだろう。以下、図面を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】保護フィルムで覆われた値札を有する容器の斜視図である。
【図2】図1の容器の斜視図であり、値札の保護フィルムを剥がした図である。
【図3】熱収縮性フィルムの両端に合わせて取り付けた値札の斜視図である。
【図4】図3の上面図である。
【図5】図4の詳細図であり、フィルムに取り付けられた値札端部を示す。
【図6】熱収縮性フィルム内に設けられた袋の下に取り付けられた値札の斜視図である。
【図7】図6の値札の上面図である。
【図8】熱収縮性フィルムの袋の一区画の下に取り付けられた値札の斜視図である。
【図9】図8の値札の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1は、販売用の容器1であり、たとえば店舗の売り場に陳列される容器を示す。この容器は概ね筒状の本体2を有する。ただし、本体2の形状は限定的なものではなく、どのような幾何学的形状をしていてもよい。容器1は、あらゆる種類の材料で製造することができるが、なかでも最も多いのはプラスチック(PETなど)、ボール紙、ガラスであり、金属であってもよい。本体2は、容器内に商品を保存する空間を定める内面(図では見えない)と、外面3との境界を分けるものである。図示した例では、本体2の外面3は、中央にほぼまっすぐの領域、すなわち凹凸がなく使用者に見合った大きさの領域4を備えている。
【0033】
容器は、中央の領域4に値札5を有する。値札5は、柔軟で絶縁性の材料からなる支持体6を備えている。
【0034】
ここでいう「柔軟」とは、道具を用いて変形させることも素子に損傷を与えることもなく、この素子が湾曲して値札が取り付けられる表面の形状に適合する素子の特性のことを指す。
【0035】
値札5は、のちに詳細を説明する保護フィルム7で少なくとも部分的に被覆されている。
【0036】
図2では、保護フィルム7が取り除かれて値札5の部品が暴露されている。このように、値札5は、ディスプレイ8と、エネルギー源9と、マイクロコントローラ10と通信インターフェース11とを有し、これらすべてが支持体6に取り付けられている。
【0037】
図1ないし8に示す実施形態によれば、マイクロコントローラ10は、コネクタ12を介してエネルギー源9、通信インターフェース11およびディスプレイ8に接続されている。
【0038】
ディスプレイ8は、たとえば電子ペーパータイプのものであり、これは多くのディスプレイのようにバックライトを利用する代わりに、周囲光を利用して画像を表示することによって、一般的な紙とほぼ同じ局面を持つ電子ディスプレイを得ることができるものである。
【0039】
冒頭にはXEROX社、PHILIPS社またはE−INK社の例を記載した。電子ペーパーは一般に、プラスチックフィルムなどの基板を有する。基板には電子インクが載置される。このインクは分極した粒子で構成され、この粒子が電流に反応して半導体成分を形成する。粒子の例として、ポリマー、液晶または光学特性を有するその他のあらゆる分極可能な粒子などの有機分子を挙げることができる。インクは、有機発光ダイオード(OLED)に用いられるような、励起に応じて波長が変化する光線を放出する分子を有することもできる。基板は、粒子の位置や分子の励起を制御する手段を備えている。たとえば基板は、ディスプレイの画素を決定するプリント回路と連動している。したがって、回路への電流を制御すると粒子を移動させることが可能になり、それによって画像を決定することができる。
【0040】
すでに利用されている技術によれば、生成された画像は、多色にすることも単色にすることもできる。この種のディスプレイで得られる画像の解像度は、従来のディスプレイの解像度とほぼ同じである。このことから、顧客に対して快適な仕上がりを維持しつつ複雑な画像を表示することができる。
【0041】
また、特定のインクでは画像が電源切断後も維持されて表示されるため、画像を表示するのに常時電力を供給する必要がなく、状態を変更するため(つまり、画像を変更するため)でない限りはエネルギーを供給する必要がない。実際に、電流が回路に送られると、インク内の粒子は命令された画像を表示するために移動する。電流が切断されると、粒子はその移動状態を維持するため、表示画像もそのまま維持される。別の画像が命令され、電流が再び送り込まれると、粒子は移動状態を変更する。
【0042】
したがって、容器1内の商品に関する情報は、複数の画像に共有され、所定のリズムで画像が現れるようにプログラムすることができる。したがって、表示される情報量が値札5の面積に限定されることはない。
【0043】
粒子を再度移動させて画像の変更が可能となる速度は、ビデオタイプのテンポで画像を表示させるのに十分な速度である(1秒当たり画像24枚)。したがって、販売促進用ビデオなどの本物のビデをディスプレイ8に表示することができる。
【0044】
基板と、インク粒子への制御手段と、インクとで形成されるディスプレイ8は、全体的な厚さが1ミリメートル未満で、支持体6に順応するのに十分な柔軟性を持ち合わせている。
【0045】
エネルギー源9は、たとえば電流の形で値札5の部品全体に供給することができる。特に、マイクロコントローラ10を介してディスプレイ8への供給を管理する。エネルギー源9は、目立たないように支持体6で保持することができるように小型であることが好ましい。たとえば、光がない限りは作動しない光電池、または電池で作製することができる。エネルギー源9は、エネルギー貯蔵部品と連結させることができる。そのため、エネルギー源9が作動状態にあるときは、マイクロコントローラ10の制御によって部品を充電し、部品に対して常にエネルギーを放出することができる。この連結は、光電池の場合に便利なものとなることは明らかである。
【0046】
貯蔵部品は、蓄電池の形をとることができ、特に、たとえばEPCOS社が開発した電気化学二重層コンデンサのようなスーパーキャパシタタイプの電気化学蓄電池(Electronique International,Les condensateurs a double couche electrochimique,Jean−Florent Helie,2004年11月)、またはカーボンナノチューブからなるスーパーコンデンサなどであってもよい。
【0047】
マイクロコントローラ10は、内蔵記憶装置を有し、ディスプレイ8に表示する画像を決定する。図の実施形態によれば、マイクロコントローラ10は、ディスプレイ8とエネルギー源9との間の接続を果たし、ディスプレイ8へのエネルギーの分配を管理して表示を制御する。マイクロコントローラ10は、表示する画像とともにその画像が現れるリズムを制御することができるデータを内蔵している。このデータは、商品名、メーカー、価格、消費期限または使用上の禁止事項など、容器内の商品に特有の内容にすることができるだけでなく、関連商品、その他の商品と併用して使用する提案事項など、商品に関するさらに幅広い内容にすることができるほか、現実的な宣伝場所という形をとることができる。
【0048】
データは、容器1が販売される前に最終的な形で埋め込むことができる。変形例として、容器1が売り場に並べられたあとは、データを更新することもできる。
【0049】
このような更新を実行するため、マイクロコントローラ10に接続されている通信インターフェース11は、遠隔からでもケーブルを介してでもデータを受信してマイクロコントローラ10に伝達することができる。するとマイクロコントローラは、コネクタ12からすでに得ていたデータを更新する。インターフェース11も同じく、マイクロコントローラ10から受信機がある遠隔の目的地まで抽出したデータ(たとえば、容器1の売り場に陳列されている期間に関するデータなど)を発信することができる。値札5の発信および受信システムは、たとえば電波や赤外線などによって行うことができる。この場合、電波または赤外線は、商品特性として利用することができ、容器をそれぞれ固有のものとして識別することができる。
【0050】
したがって、新たなデータを送信することによって、値札5に表示されたデータを遠隔から更新することができる。たとえば、店舗の売り場にある容器1の価格を消費期限が近づいているために修正しなければならない場合、この操作を遠隔から行うことができる。操作者は、たとえば容器1に関する情報を受信し、陳列期間が所定の期間を過ぎているものはどれかを確認する。次に、遠隔にある送信機を設定し、決定した容器1の価格に関する新たなデータを送信すると、ディスプレイ8に表示される価格が更新される。このため、新たな価格の付いた新たな値札を作製する必要がなくなり、古い値札を1枚ずつ取り替えるという労力とコストがかかる長い廃棄作業をする必要がなくなる。
【0051】
次に、値札8を容器1に取り付ける方法を説明する。
【0052】
好適な実施形態によれば、値札5は、たとえば熱収縮性フィルム20を用いて、容器1の本体2の外面3に取り付ける。これにはいくつかの形態が考えられる。実際には、熱収縮性フィルム20は、単一部品または2つの部品で構成され、このフィルムが外面3の周囲を完全に取り囲むか、この周囲の一部分のみと接触するようにすることができる。それと同時に、値札5をフィルム20の上または下に取り付けることができる。
【0053】
第1の実施形態では(図3ないし5)、熱収縮性フィルム20はテープ21の形状をしており、その長さは容器1の本体2の周囲よりも短い。この場合、値札5の支持体6の側面両端部22は、テープ21の端部23の上または下に取り付けられ、その結果、値札5とフィルム20からなる全体24は、容器よりも直径が長い袋の形状になる。図3ないし5では、1つの図のみが、支持体6がフィルム20の下に取り付けた形態を示している。値札5は、溶接または熱接着の接着によって熱収縮性フィルム20の上または下に取り付ける。次に、全体24を、容器1の本体2に被せる。容器を熱源に暴露すると、フィルム20が容器1に対して収縮する作用が生じて値札5は本体2に張り付く。値札5が衝撃や汚れで劣化するのを防ぐため、(図示していない方法で)ディスプレイ8が見えるようにした状態で値札5の部品(ディスプレイ8、エネルギー源9、マイクロコントローラ10および通信インターフェース11)の上に保護フィルム7を取り付けることを検討してもよい。
【0054】
第2の実施形態では(図6および7)、熱収縮性フィルム20は、完全な袋の形状をしており、その直径は容器1と値札5の直径よりも長い。値札5の支持体6を、容器中央の領域4に取り付ける。次にフィルム20を、容器1と値札5とを一緒に覆うように上から被せる。容器1を炉に入れると、フィルム20は容器1に対して収縮して値札5と合わさり、値札は熱収縮性フィルム20の下で容器1と一体化する。熱収縮性フィルム20は、外面3を周囲全体に押し当て、ディスプレイ8が見える状態になるように、少なくとも値札5のディスプレイ8の領域では透明になる。
【0055】
図8および9に示すもう一つの実施形態によれば、フィルム20は、値札5を覆う状態で開いたテープの形状をしており、その結果フィルムは、容器1に押し当てられると両端部の領域25で外面3と接触する一方で値札5とも接触し、この両領域は容器1に接着して値札5を確実に取り付けることができる。
【0056】
以上のようにして形成した容器1および値札5は、複数の画像で情報を表示する機会を提供して顧客の目を引く包装容器を生み出すと同時に、ビデオのような動画を生成することができるほか、簡易な方法かつエネルギーおよびコストの面で経済的な方法で表示する情報を更新することができる。包装容器は、大量の情報表示容量をもたらし、商品の美学に新たな切り札となるものである。
【0057】
柔軟な支持体6およびディスプレイ8によって、値札5はあらゆる形状の容器への適合が可能となる。
【0058】
その上、熱収縮性フィルム20を用いて値札5を取り付ける技術は、工場生産のテンポの合わせて行う実装が容易で安価なものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の入った本体(2)を備え、その上に容器(1)の形態に適合する柔軟な電子値札(5)を取り付ける容器(1)であって、前記値札(5)が、
− 商品に関する情報を使用者に判読可能なように表示することができる電子ディスプレイ(8)と、
− 商品情報を表示し、更新するよう命令する、前記ディスプレイ(8)に接続されたマイクロコントローラ(10)と、
− 前記マイクロコントローラに接続されたエネルギー源(9)とを有し、
この値札が容器(1)の外面(3)に設けられたフィルム(20)によって容器(1)に取り付けられる容器(1)。
【請求項2】
前記電子ディスプレイ(8)が電子ペーパータイプのものである、請求項1に記載の容器(1)。
【請求項3】
前記電子ディスプレイ(8)が電子インクタイプの物質を載置した基板を有する、請求項2に記載の容器(1)。
【請求項4】
前記電子インクが有機物質を有する、請求項3に記載の容器(1)。
【請求項5】
前記電子インクが液晶を有する、請求項3または4に記載の容器(1)。
【請求項6】
前記電子インクが有機発光ダイオードを有する、請求項4に記載の容器(1)。
【請求項7】
容器がさらに、前記マイクロコントローラ(10)に接続された通信インターフェース(11)を有する、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の容器(1)。
【請求項8】
前記インターフェース(11)が電波を発信し、受信する、請求項7に記載の容器(1)。
【請求項9】
前記インターフェース(11)が赤外線波を発信し、受信する、請求項7に記載の容器 (1)。
【請求項10】
前記エネルギー源(9)が光電池タイプのものである、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の容器(1)。
【請求項11】
前記エネルギー源(9)が電池タイプのものである、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の容器(1)。
【請求項12】
エネルギー貯蔵部品を有する、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の容器(1)。
【請求項13】
エネルギー貯蔵部品が蓄電池タイプのものである、請求項12に記載の容器(1)。
【請求項14】
エネルギー貯蔵部品がスーパーキャパシタタイプのものである、請求項12に記載の容器(1)。
【請求項15】
前記マイクロコントローラ(10)がディスプレイに供給するエネルギーを管理する、請求項1ないし14のいずれか一項に記載の容器(1)。
【請求項16】
電子ディスプレイ(8)の表示が電源切断後も維持されるものである、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の容器(1)。
【請求項17】
前記フィルム(20)が熱収縮性タイプのものである、請求項1ないし16のいずれか一項に記載の容器(1)。
【請求項18】
前記値札が前記熱収縮性フィルム(20)の全体または一部の上に取り付けられる、請求項17に記載の容器(1)。
【請求項19】
前記値札(5)が、ディスプレイ(8)を見える状態にして前記熱収縮性フィルム(20)の全体または一部の上に取り付けられる、請求項17に記載の容器(1)。
【請求項20】
前記値札(5)が、容易に再利用できるように前記熱収縮性フィルム(20)と分離できるものである、請求項1ないし19のいずれか一項に記載の容器(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2011−518730(P2011−518730A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−505559(P2011−505559)
【出願日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際出願番号】PCT/FR2009/000480
【国際公開番号】WO2009/136020
【国際公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(508356548)シデル パーティシペイションズ (33)
【Fターム(参考)】