説明

ディスペンサー付カートン

複数の品物を収容するためのカートン(5)、およびかかるカートンを形成するためのブランク(3)。該カートンは、カートンの内部周辺に少なくとも部分的に延在するパネルを有する。該パネルはトップパネル(10、46)、ボトムパネル(30)、第1のサイドパネル(20)、および第2のサイドパネル(40)を備える。少なくとも2つの終端フラップ(12、32、48)は、複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる。終端フラップは、少なくとも部分的に、カートンの閉口端を形成する。ディスペンサー(7)は、カートン内の品物にアクセス可能であり、カートンの切り取り線(89)により少なくとも部分的に画定されるディスペンサーパネル(87)を含む。ディスペンサーパネルは、閉口端(51)のディスペンサー開口部を少なくともさらに広げるために、部分的に取り除かれるためのものである。カートンの閉口端は、カートンの内部に向かって内方に傾斜する端壁(81)を備える。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の記述】
【0001】
本願は米2006年1月12日付申請の米国仮特許出願第60/758,365号に対し優先権を主張し、その全ての内容はここに参照されることで援用される。
【技術分野】
【0002】
本発明は概して、飲料用容器またはその他品物の包装および販売を目的としたカートンに関する。より詳細には、本発明はカートンから品物を販売するためのディスペンサーを有するカートンに関する。
【背景技術】
【0003】
取り出し機能部付きの梱包カートンは、過去に使用されてきた。多くのかかるカートンは、切り取り線により境界を画定されるディスペンサー部を提供することで、ディスペンサー開口部を形成することを可能とする。ディスペンサー部は、カートンから全体的にまたは部分的に分離し、カートンから取り除くことができる開口部を形成することができる。しかしながら、多くの従来のディスペンサー開口部は、ディスペンサーパネルを外した後、取り外し式ディスペンサーパネルにより、カートンが容易に運ばれることを防ぐように配置される。
【発明の開示】
【0004】
概して、本発明の一態様は、複数の容器を収容するカートンに関する。該カートンはカートンの内部の少なくとも部分的に延在する複数のパネルを備え、複数のパネルは少なくともトップパネルを含む。向かい合う第1および第2の終端パネルはそれぞれ、カートンの向かい合う終端を少なくとも部分的に閉じる。ハンドルは第2の終端パネルに配置され、カートンを運ぶ際に使用される。第1の距離を第1の終端パネルの上部縁、および第1の終端パネルの上部縁に隣接する複数の容器の上部との間で画定するように、第1の終端パネルの少なくとも一部は、第1の角度でトップパネルから後方へ延在する。第2の距離を第2の終端パネルの上部縁、および第2の終端パネルの上部縁に隣接する複数の容器の上部との間で画定するように、第2の終端パネルの少なくとも一部は、第2の角度でトップパネルから後方へ延在する。第2の距離は第1の距離よりも長く、距離をハンドル、およびハンドルに隣接する複数の容器のうちの少なくとも1つの容器との間で画定するように、第2の角度は第1の角度よりも小さい。ハンドルおよび少なくとも1つの隣接する容器との間の距離は、ハンドルの使用の容易さを促進するためのものである。
【0005】
別の態様では、本発明は概して、複数の品物を収容するためのカートンに関する。該カートンはカートン内部に部分的に延在するパネルを備え、該パネルはトップパネル、ボトムパネル、第1のサイドパネル、および第2のサイドパネルを備える。少なくとも2つの終端フラップは、複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられ、終端フラップはカートンの閉口端を少なくとも部分的に形成する。ディスペンサーはカートン内の品物へのアクセスを可能とする。ディスペンサーはカートンの切り取り線により、少なくとも部分的に画定されるディスペンサーパネルを備え、閉口端でディスペンサー開口部を少なくともさらに広げるため、少なくとも部分的に取り除かれる。カートンの閉口端はカートンの内部に向かって内側に曲がる端壁を備える。
【0006】
別の態様では、本発明は概して、複数の品物を収容するためのカートンを形成するためのブランクに関する。該ブランクは、トップパネル、ボトムパネル、第1のサイドパネル、および第2のサイドパネルを備える複数のパネルを備える。少なくとも2つの終端フラップは、複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる。終端フラップは、ブランクから形成されるカートンの閉口端を形成するためのものである。ディスペンサーパネルは、ブランクの切り取り線により少なくとも部分的に画定され、ブランクから形成されるカートンのディスペンサー開口部を少なくともさらに広げるため、少なくとも部分的に取り除かれる。少なくとも2つの終端フラップは、ボトムパネルからトップパネルへ内側に曲がる端壁を形成するためのものである。
【0007】
別の態様では、本発明は概して、複数の品物を収容するためのカートンに関する。該カートンはカートンの内部周辺で、少なくとも部分的に延在する複数のパネルを備える。少なくとも2つの終端フラップは、複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる。終端フラップは、カートンの閉口端を少なくとも部分的に形成する。ディスペンサーは、カートン内の品物へのアクセスを可能とするためのものである。カートンの閉口端は、カートンの内部に向かって内側に曲がる端壁を備える。
【0008】
別の態様では、本発明は概して、複数の品物を収容するためカートンを形成するためのブランクに関する。該ブランクは少なくともボトムパネルおよびトップパネルを備える複数のパネルを備える。少なくとも2つの終端フラップは、複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる。終端フラップは、ブランクから形成されるカートンの閉口端を形成するためのものである。ディスペンサーパネルは、ブランク内にある。少なくとも2つの終端フラップは、ボトムパネルからトップパネルへ内側に曲がる端壁を形成するためのものである。
【0009】
本発明のその他の態様、機能、および詳細は、図面と併せて典型的実施形態の以下の詳細な説明を参照することで、および添付の請求項からより完全に理解することができる。
【0010】
当業者は、下記に列挙される図面を参照して以下の実施形態の詳細な説明を読むことで、上述した利点およびその他の利点、ならびに様々なさらなる実施形態の利点を理解する。さらに、以下に説明される図面の様々な形態は正確な縮尺度でない場合もある。図面の様々な形態および要素の寸法は、本発明の実施形態をより明確に例示するために拡大または縮小されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は概して、例えば、容器、ボトル、カン等の品物を収容するカートン用機能部の開封、販売、取り扱いに関する。該品物は、例えば食品や飲料製品を包装するために使用することができる。該品物は特定の食品または飲料品の包装に適する素材から製造されるが、その素材は、ガラス、アルミニウムおよび/または他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、およびナイロンなどのプラスチックなど、あるいはそれらを組み合わせたものを含むが、これらに限らない。
【0012】
本発明によるカートンは、いかなる形態の品物も構想可能である。例示を目的として提供されるものであって、発明の範囲を限定するものではないが、次の詳細な説明ではカートンの実施形態の中に配列されるような飲料用容器(例、飲料用ガラスボトル)を説明する。本明細書において、「下部」、「ボトム」、「上部」、および「トップ」という用語は完全に組み立てられ、垂直状態にあるカートンに関連して決定される方向をさす。
全ての図面において、対応する部品は対応する参照番号によって図示されている。
【0013】
図1は、本発明の典型的実施形態に従い、カートン5(図2)を形成するために使用されるブランクの外面1の平面図であり、概して3と示されている。カートン5は、容器C(図5)などの複数の品物を収納するために使用することができる。カートン5は、容器Cにアクセスできるようにカートンに形成される、概して7(図2)と図示されるディスペンサーを有する。例示された実施形態において、容器Cは幅広ボトムB(図5)、およびキャップCPを含む細いトップTを有するボトルである。例示された実施形態において、カートン5は3×5の単一層の配列で12の容器Cを収納できるように採寸されているが、カートン5が異なる数量または同数量の容器を単一層以上および/または異なる列/段(例、1×6、3×6、2×6、2×6×2、3×4×2、2×9、3×4等)の配列で収納できるように採寸ならびに加工できることを考慮する。例示された実施形態において、カートン5は概して、11(図4)と図示されるカートンを掴み運ぶためのハンドルを含む。
【0014】
ブランク3は縦軸L1および横軸L2を有する。例示された実施形態において、ブランク3は、第1の横の折り線21で第1のサイドパネル20へ折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル10、第2の横の折り線31で第1のサイドパネル20へ折り曲げ可能に接続されるボトムパネル30、第3の横の折り線41でボトムパネル30へ折り曲げ可能に接続される第2のサイドパネル40、および第4の横の折り線47で第2のサイドパネル40へ折り曲げ可能に接続される第2のトップパネル46を備える。
【0015】
第1のトップパネル10は、第1のトップ終端フラップ12および第2のトップ終端フラップ14へ折り曲げ可能に接続される。第1のサイドパネル20は、第1のサイドフラップ22および第2のサイドフラップ24へ折り曲げ可能に接続される。ボトムパネル30は、第1のボトム終端フラップ32および第2のボトム終端フラップ34へ折り曲げ可能に接続される。第2のサイドパネル40は、第1のサイドフラップ42および第2のサイドフラップ44へ折り曲げ可能に接続される。第2のトップパネル46は、第1のトップ終端フラップ48および第2のトップ終端フラップ50へ折り曲げ可能に接続される。カートン5を組み立てる際、終端フラップ12、32、48、ならびにサイドフラップ22および42はカートンの第1の終端51を閉じ、終端フラップ14、34、50、ならびにサイドフラップ24および44はカートンの第2の終端53を閉じる。本発明の代替実施形態に従い、カートン5の終端51、53を閉じるために、異なったフラップの配置を使用することができる。
【0016】
終端フラップ12、32、および48、ならびにサイドフラップ22および42は、ブランク1の第1の周縁域に沿って延び、ブランクの縦方向に沿って延在する縦の折り線62で折り曲げ可能に接続する。終端フラップ14、34、および50、ならびにサイドフラップ24および44は、ブランク1の第2の周縁域に沿って延在し、同様にブランクの縦方向に沿って延在する第2の縦の折り線64で折り曲げ可能に接続する。縦の折り線62、64は、例えば、実質上真っ直ぐであるか、またはブランクの厚みやその他の要因を考慮して1つ以上の部位で位置がずれる。
【0017】
ブランク3は、サイドフラップ22、第1のサイドパネル20、およびサイドフラップ24全体に延在する横の折り線61を有するようになっており、これらのフラップおよびパネル各々は折り線61に沿って折り畳まれ、下部(それぞれ22b、20b、24bと図示)へ折り曲げ可能に取り付けられる上部(それぞれ22a、20a、24aと図示)を有してもよい。横の折り線63はサイドフラップ42、第2の終端パネル40、およびサイドフラップ44全体に延在するようになっており、これらのフラップおよびパネル各々折り線263に沿って折り畳まれ、下部(それぞれ42b、40b、44bと図示)へ折り曲げ可能に取り付けられる上部(それぞれ42a、40a、44aと図示)を有してもよい。
【0018】
ブランク3は概して70と図示される、カートン5の第1の終端51にダイヤモンド形コーナーを含む。該コーナー70により、サイドパネル20、40、および終端パネル22、42を、カートン205内部に向かって内側に曲げることができる。図1の通り、各ダイヤモンド形コーナー70は、縦の折り線62から間隔の空いた対向するV形折り線73、75を備え、V形折り線73、75は各々横断折り線61、63に接続されている。
【0019】
例示された実施形態において、重なり合うサイド終端フラップ22、42、トップ終端フラップ12、48、およびボトム終端フラップ32は、カートンの端壁81を形成する。端壁81は、サイド終端フラップ22、42の上部22a、42aに接着される、重なり合い、接着されたトップ終端フラップ12、48により形成される上部81を含む。端壁81は、サイド終端フラップ22、42の下部22b、42bに、折り重なり接着するボトム終端フラップ32により形成される下部81bを含む。図5の通り、端壁の下部81bは、第1の角度A1でカートン5内部に向かって傾斜され、端壁の上部は、第2の角度A2でカートン内部に向かって傾斜する。この傾斜は、水平方向に延在するトップおよびボトムパネル10、30に対し垂直に延在する基準となる垂直の軸に対するものである。例示された実施形態において、第1の角度A1は第2の角度A2よりも大きいが、その他の実施形態において、両角度は等しくてもよいか、または第2の角度は本発明から逸脱することなく、第1の角度よりも小さくてもよい。一実施形態において、第1の角度A1は少なくとも約0〜15度の範囲内であり、より好ましくは約8度であり、第2の角度A2は少なくとも約0〜10度の範囲内であり、より好ましくは約3度である。端壁81は、カートン5の内部に向かって内側に方向付けされるようになっており、ボトルBの底部は端壁の下部81bに接触するか、または近接し、ボトルのキャップCPは端壁の上部81に接触するか、または近接する。この配置は、カートン5内のボトルBの固定に役立つ。
【0020】
ブランク3は概して72と図示される、カートン5の第2の終端53に2つのダイヤモンド形コーナーを含む。コーナー72はそれぞれ第1のサイドパネル20および第2のサイドパネル40に形成される。コーナー72は、縦の折り線64と協働して、第1および第2のサイドフラップ22、44を、第1のサイドパネル20および第2のサイドパネル40にそれぞれ折り曲げ可能に接続する。例示された実施形態において、各ダイヤモンド形コーナー72は、各ダイヤモンド形コーナーの先の尖った部分で縦の折り線64に接続する、対向するV形折り線74、76を備える。折り線61、63はそれぞれ、コーナー72のV形折り線74、76に接続している。
【0021】
例示された実施形態において、重なり合うサイド終端フラップ24、44、トップ終端フラップ14、50、およびボトム終端フラップ34は、カートンの端壁83を形成する。図5の通り、端壁83は概して、カートン5のボトムパネル30およびトップパネル10、46と垂直である。端壁83はカートン5の終端53で、ボトルBの底部に接触するか、または近接する。端壁81と対照的に、端壁83は、ハンドル11の使用を有利に容易ならしめることができる距離D1(図5)をもって、ボトルCのキャップCPおよび幅狭のトップ部分Tから間隔が空けられている。
【0022】
ディスペンサー7(図2)は、概して89と図示されている第1の切り取り線でブランク3に除去可能に取り付けられる第1のディスペンサーパネル87(図1)、および概して93と図示されている第2の切り取り線でブランクへ除去可能に取り付けられる第2のディスペンサーパネル91(図1)を含む。図8の通り、第1のディスペンサーパネル87および第2のディスペンサーパネル91は、カートン5に開口部95を形成するため、第1および第2の切り取り線89、93で組み立てられたカートン5から分離され、容器Cをカートンから取り出すことができる。例示された実施形態において、第1の切り取り線89は、第2のトップパネル46の第1部分101と、第2のトップパネル46に対して傾斜しており第2のサイドパネル40に存在する第2の部分103と、第2サイドパネルのダイヤモンド形コーナー70全体に延在し、サイドフラップ42全体に延在する第3部分105とを含む。第1のディスペンサーパネル87は、第2のトップパネル46内に湾曲した折り線114を含み、該湾曲した折り線114は切り取り線89の第1の部分101と協働して、ディスペンサーパネル87の上部縁でフィンガーパネル115を形成する。
【0023】
第2の切り取り線93は、第1のトップパネル10に第1の部分121と、第1のトップパネルに対して傾斜していて第1のサイドパネル20に存在する第2の部分123と、第1のサイドパネル20のダイヤモンド形コーナー70全体に延在し、サイドフラップ22全体に延在する第3の部分127とを含む。また、第2のディスペンサーパネル91は、第1のトップパネル10内に湾曲した折り線116を含み、該湾曲した折り線116は、第2の切り取り線93の第1の部分121と協働して、ディスペンサーパネル91の上部縁でフィンガーパネル118を形成する。本発明の範囲を逸脱せずに、ディスペンサーパネル87、91は、その他の形態を備えることも可能であり、ブランク3のその他のパネルまたはサイド、および終端フラップを含むことも可能であることを理解されたい。
【0024】
図1の通り、カートン5のハンドル11は、第2のトップ終端フラップ14に形成される主要ハンドルフラップ131、第2のサイド終端フラップ24に形成される第1の補助ハンドルフラップ133、第2のサイド終端フラップ44に形成される第2の補助ハンドルフラップ137、および折り線140で第2の終端フラップ50へ折り曲げ可能に取り付けられる強化フラップ139を含む。主要ハンドルフラップ131は、縦の折り線141、および縦の折り線147により画定される上部グリップパネル143を含む。補助ハンドルフラップ133、137は3つの概して平行な折り線149、151を有し、カートン5のハンドル開口部を形成するのを促進する。図4、6、および7の通り、ハンドルフラップを押し、ハンドルフラップを内側へ折り畳み、カートン5に開口部157(図7)を形成することによって、ハンドル11が機能するように、主要ハンドルフラップ131、補助ハンドルフラップ133、137、および強化フラップ139をブランク3に配置し、フラップが組み立てられたカートン5で折り重なる。カートン5を握る間ユーザの指を挿入するため、開口部157を形作る。折り重なるグリップパネル143および強化パネル139を、ハンドル開口部157に挿入される際、ユーザの手に快適に適合するように形作る。ハンドル11はボトムパネル10に実質的に垂直である端壁83にあるため、十分な空間(例、距離D1)はカートン内のボトルCから通常干渉されることなく、ユーザの指をハンドル開口部157およびカートン5内部へ挿入するため存在する。本発明の範囲を逸脱することなく、ハンドル11のフラップ131、133、137、139は、その他の方法で形作られ配置され、ハンドルはその他の形態を有する様々なフラップ、パネル等を含む可能性があり、および/または単一ハンドルフラップはブランク3に形成されてもよいことを理解されたい。
【0025】
典型的実施形態に従い、ブランク3は折り線21、31、41、47に沿って折り、第1のトップパネル10を第2のトップパネル46へ接着させ、スリーブを形成することより、カートン5を組み立てることができる。本発明の範囲を逸脱することなく、ブランク3をその他の方法で1つのトップパネルのみを有するよう形成してもよく、または1つより多いボトムパネルを有する可能性もあることを理解されたい。例示された実施形態において、容器Cをカートンに挿入後、終端フラップ12、32、48、およびサイドフラップ22、42にそれぞれ重ね合わせ接着することにより、カートン5の第1の終端51を閉じる。終端フラップ14、34、50、およびサイドフラップ24、44をそれぞれ重ね合わせることにより、カートン5の第2の終端53を閉じる。一度ブランク3をスリーブ内で形成すると、容器Cを第1の終端51からカートン5に装荷してもよく、それから終端フラップ12、32、48、およびサイドフラップ22、42を重ね合わせ接着することで、第1の終端を閉じてもよい。また、本発明から逸脱することなく、他の閉口および装荷順序を使用してもよい。
【0026】
ボトルのボトムBがボトムパネル30により支持され、ボトルのトップ部Tが、折り重なる第1および第2のトップパネル10、46と接触または隣接するように、本発明のカートン5を、垂直位置でボトルCを保持するように形成する。ボトムパネル30は第1のトップパネル10の幅W1よりも大きい幅W2を有するようになっており、各サイド壁の底部が、容器Cの底部B(図2)に接触するか近接するように、また、各サイド壁の上部が、容器のキャップCPに接触または近接するように、組み立てられたカートン5のサイド壁20、40は内側へ向かって傾けられている。カートン5のダイヤモンド形コーナー70、72によって、各サイド壁20、40の上部部分20a、40aを内側へ曲げることができ、これにより、カートン5は、重なり合ったトップパネルと接触するその上部がボトムパネル30と接触するその底部よりも狭くなっている。このようにカートン5の幅をボトムからトップへ狭めることにより、サイド壁20、40をボトルCと2点で接触させ、ボトルのトップTおよびボトムB両方を、比較的固定された位置で保持し、カートン内のボトルの動きを制限する。
【0027】
また、ボトムパネル30は、第1のトップパネル10の長さL3よりも長い長さL4を有する。ボトムパネル30よりも長い長さL4により、カートンの第1の終端51で端壁81を、本願に記載する態様で、カートン5の内部に向かって傾斜させることができる。
【0028】
一典型的実施形態において、図1を参照することによって最もよく理解されるように、第1のトップパネル10の幅W1は約6.1インチ(155mm)であり、ボトムパネル30の幅W2は約7.3インチ(185mm)である。一般的には、トップパネル10の幅W1の、ボトムパネル30の幅W2に対する比は、約0.7から1に渡ることが可能であり、この比は通常、カートンに収納される容器Cの幾何形状に基づき、異なってもよい。
【0029】
一典型的実施形態において、図1を参照し最もよく理解されるように、ボトムパネル30の長さL4は約9〜3/4インチ(248mm)であり、第1のトップパネルの長さL3は約9インチ(229mm)である。一般的に、トップパネル10の長さL3のボトムパネル30の長さL4に対する比は、約0.7から1までに渡ることが可能であり、この比は通常、カートンに収納される容器Cの幾何形状に基づき、異なってもよい。
【0030】
第1および第2のディスペンサーパネルを、切り取り線89、93に沿って分離することで、ディスペンサー5が開かれるように、第1のディスペンサーパネル87および第2のディスペンサーパネル91は組み立てられたカートン5に重ね合わせられる。図8の通り、典型的開口過程は、ディスペンサーパネル87、91を湾曲した切り取り線101、121に沿って引き裂くために、フィンガーパネル115、118を押圧し、フィンガーパネルを折り線114、116に沿って折り曲げることで開始することができる。フィンガーパネル115、118を内側に折り曲げた時点で、ディスペンサーパネル87、91を矢印A3(図8)の方向に掴んで引き、カートン5を切り取り線89、93に沿って引き裂く。パネルを切り取り線89、93に沿って完全に引き裂くことにより、ディスペンサーパネル87、91をカートン5から除去してもよい。カートン5の開口部95を介し容器を選択的に取り出すために、ディスペンサーパネル87、91を除去することにより、ユーザが掴むための容器のトップ部Tが露出するように、容器Cをカートン5内に垂直位置で配置する。ディスペンサー7を他の方法で、カートン5に収納される容器Cの様々なその他の大きさおよび形状に対応し、開口部のその他の大きさおよび部位を形成するように採寸してもよいことが考慮される。例えば、本発明の範囲を逸脱することなく、2つのディスペンサーパネル87、91、および2つの切り取り線89、93を単一のディスペンサーパネルおよび切り取り線と組み合わせるか、または交換することも可能性である。
【0031】
図4、6、および7の通り、重なり合うハンドルフラップ131、133、137に対し圧力を加え、細長い開口部157をカートンの第2の終端53にある端壁83に形成することで、ハンドル11を、カートン5を掴むために使用してもよい。カートン5を掴み運ぶため、ユーザの複数の指を細長い開口部157に置くことができるように、ハンドル11を形作る。
【0032】
典型的実施形態に従い、ハンドル11の容易な使用を促進する点に関係すると特徴付けることができる機能部は、異なるいくつかの態様で説明することができる。例えば、第1の終端パネル上部縁と、第1の終端パネルの上部縁に隣接する複数の容器の容器CのトップCPとの間において第1の距離D2を画定するように、第1の終端パネル81の少なくとも一部分は、第1の角度A3(図5)でトップパネル10から下方へ延在する。第2の終端パネルの上部縁と、第2の終端パネルの上部縁に隣接する複数の容器の隣接する容器CのトップCPとの間で第2の距離D1を画定するように、第2の終端パネル83の少なくとも一部分は、第2の角度A4でトップパネル10から下方へ延在する。第2の距離D1が第1の距離D2よりも大きく、また、終端パネル83のハンドル11と、ハンドルに隣接する複数の容器の少なくとも1つの容器Cとの間で、ある距離(例えば、ほぼD1)が画定されるように、第2の角度A4は第1の角度A3よりも小さい。ハンドル11と、少なくとも1つの隣接する容器Cとの間の距離は、ハンドル使用の容易さを促進させるためのものである。一実施形態において、第1の角度A3は鈍角であり、第2の角度A4は実質的に90度である。
【0033】
本発明に従うブランクは、例えば、コーティングされた板紙および類似の素材から形成することができる。例えば、ブランクの内部および/または外面は、クレーコーティングすることができる。次いで、クレーコーティングは、製品、広告、価格コード、およびその他の情報または画像をその上に印刷してもよい。それからブランクを、ブランクに印刷されるいずれの情報を保護するために、ニスでコーティングしてもよい。また、ブランクを、ブランクの片側または両側を、例えは防湿層でコーティングしてもよい。上述の実施形態に従い、ブランクは通常の紙よりも重く剛性が強くなるような厚みの板紙から構成されてもよい。ブランクは、また、ボール紙、硬化紙、またはカートンが本願に開示する通り少なくとも一般的な機能を果たすのに適する特性を有するいずれのその他の素材等、その他の素材からも構成することができる。ブランクはまた、選択されたパネルまたはパネルセクションに、シート状の素材を1枚以上積層またはコーティングすることもできる。
【0034】
本発明の上述の実施形態に従い、折り線は必ずしも真っ直ぐでなくとも脆弱性を有する実質的には線形を成し、折り畳みを円滑にする。本発明の範囲を制限することを意図するものではないが、より具体的には、折り線は、望ましい弱化線に沿って素材に引き裂き部を形成する鋭くないスコアリングナイフ等を用いて形成された線のような切り込み線と、望ましい弱化線に沿って部分的に素材に延在する切り目と、および/または望ましい弱化線に沿って素材へ部分的におよび/または素材を介し完全に延在する切り目と、これらの機能部の組み合わせを含むことができる。
【0035】
例えば、切り取り線は、望ましい弱化線に沿って部分的に素材に延在するスリット、ならびに/あるいは望ましい弱化線に沿って素材へ部分的におよび/または素材を介し完全に延在する一連の間隔の空いたスリット、またはこれら機能部の様々な組み合わせを含むことができる。より具体的な例として、刻み目(例えば、小さな若干橋状の一片の素材)を、通常切り取り線全体に渡り素材を一時的に接続するため、隣接するスリットの間に画定するように、ある種の切り取り線は、素材を介し完全に通り抜け延在する一連の間隔の空いたスリットの形態であり、隣接するスリットはわずかに間隔が空いている。刻み目は、切り取り線に沿って裂く間に破られる。刻み目は通常、切り取り線の比較的小さな割合であり、代替的には、切り取り線が連続した切れ目となるように、刻み目を切り取り線から省略するか、切り裂くことができる。すなわち、本発明の範囲から逸脱することなく、各切り取り線は連続したスリットなどと代替可能である。例えば、本発明から逸脱することなく、切れ目を連続したスリットにしたり、またはスリットよりも幅広に設定することも可能である。
【0036】
上記の実施形態は、カートンの実施形態が組み立てられる際、のりでともに接着される1つ以上のパネルを有すると説明できる。「のり」という用語は、カートンパネルを適所に固定するために通常使用される接着剤全てを含むことを意図している。
【0037】
本発明の実施形態に関する記述は、本発明の様々な実施形態を例示および説明する。本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更が上記構造内で行われうるため、上の説明に包含される、または付随する図面に示される全ての事柄は、制限する意味ではなく、例示として説明されるべきものであることを意図する。さらに、本発明の範囲は、請求項の範囲内である上述の実施形態の様々な変形、組み合わせ、変更等を網羅する。加えて、本願に示すような本発明の範囲内で、上記の教示に相応し、および/あるいは関連分野の技術または知識内で、本開示は本発明の選択された実施形態のみを示し説明するが、本発明は様々なその他の組み合わせ、変形、および環境で適用されてもよく、変更および変形がなされてもよい。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、各実施形態の一部の機能部および特徴は、本発明のその他の例示されるおよび例示されない実施形態と、選択的に入れ替え、適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の第1の実施形態に従い、カートンを形成するために使用するブランクの平面図である。
【図2】組み立て閉じたカートンの斜視図である。
【図3】カートンの斜視図である。
【図4】カートンの端面図である。
【図5】カートンの側面図である。
【図6】図4に類似しているが、ハンドルが機能している状態を示す端面図である。
【図7】ハンドルが機能している状態を示す、カートン内部を透過した図である。
【図8】開いた立体配置でのディスペンサーパネルを示す斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を収容するカートンであって、
前記カートン内部周辺に少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、トップパネルと、
前記カートンの向かい合う終端を、それぞれ少なくとも部分的に閉じる、向かい合う第1および第2の終端パネルと、
前記第2の終端パネルに配置され、前記カートンを運ぶ際に使用するためのハンドルと、を含む複数のパネル
を備え、
前記第1の終端パネルの少なくとも一部は、前記トップパネルから第1の角度で下方へ延在し、前記第1の終端パネルの上部縁と、前記第1の終端パネルの前記上部縁に隣接する前記複数の容器の上部との間に第1の距離が画定されていて、
前記第2の終端パネルの少なくとも一部は、前記トップパネルから第2の角度で下方へ延在し、前記第2の終端パネルの上部縁と、前記第2の終端パネルの前記上部縁に隣接する、前記複数の容器のうちの隣接する容器の上部との間で第2の距離が画定され、
前記第2の角度は前記第1の角度よりも小さく、前記第2の距離は前記第1の距離よりも大きく、
前記ハンドルと、前記ハンドルに隣接する前記複数の容器のうちの少なくとも1つの容器との間である距離が画定され、前記ハンドルと、前記少なくとも1つの隣接する容器との間の前記距離は、前記ハンドルの使用の容易さを促進するためのものである、カートン。
【請求項2】
前記ハンドルと、前記少なくとも1つの隣接する容器との間の前記距離は、前記第2の終端パネルの前記上部縁と、前記第2の終端パネルの前記上部縁に隣接する前記容器の上部との間で画定される、前記第2の距離にほぼ等しい、請求項1に記載の複数の容器を収容するカートン。
【請求項3】
前記第1の角度が鈍角であり、
前記第2の角度が実質的に90度であり、
前記複数のパネルがボトムパネルを含み、
前記第1の終端パネルが複数の第1のフラップを備え、
鋭角を、前記少なくとも1つの第1のフラップと、前記ボトムパネルとの間で確定するように、前記複数の第1のフラップのうちの少なくとも1つの第1のフラップは、前記ボトムパネルから前方へ延在し、
前記第2の終端パネルが複数の第2のフラップを備え、
実質的に90度である角度を、前記少なくとも1つの第2のフラップと、前記ボトムパネルとの間で画定するように、前記複数の第2のフラップのうちの少なくとも1つの第2のフラップが、前記ボトムパネルから前方へ延在する、
請求項1に記載の複数の容器を収容するカートン。
【請求項4】
複数の品物を収容するカートンであって、
前記カートンの内部周辺に少なくとも部分的に延在する複数のパネルであって、トップパネルと、ボトムパネルと、第1のサイドパネルと、第2のサイドパネルと、を備える複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる、少なくとも2つの終端フラップであって、少なくとも部分的に前記カートンの閉口端を形成する終端フラップと、
前記カートン内の前記品物にアクセスすることができるディスペンサーであって、前記カートンの切り取り線により少なくとも部分的に画定され、前記閉口端のディスペンサー開口部を少なくともさらに広げるために、少なくとも部分的に取り除かれるためのディスペンサーパネルを備える、ディスペンサーと、を備え、
前記カートンの前記閉口端は、前記カートンの前記内部に向かって内側に曲がる端壁を備える、カートン。
【請求項5】
前記カートンの前記閉口端が上部および下部を有する端壁を備え、前記下部が第1の角度で前記カートンの前記内部に向かって内側に曲がり、前記上部が第2の角度で前記カートンの前記内部へ向かって内側に曲がる、請求項4に記載のカートン。
【請求項6】
前記第2の角度が前記第1の角度よりも大きい、請求項5に記載のカートン。
【請求項7】
前記終端が第1の終端であり、
前記終端フラップが、それぞれ互いに重なり合って前記第1の閉口端を形成する第1の終端フラップであり、
前記カートンが、それぞれ互いに重なり合って前記カートンの第2の閉口端を形成する前記複数のパネルのうち、それぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる少なくとも2つの第2の終端フラップをさらに備える、請求項4に記載のカートン。
【請求項8】
前記第2の閉口端が、前記カートンの前記ボトムパネルに実質的に垂直である端壁を備える、請求項7に記載のカートン。
【請求項9】
前記カートンを掴み運ぶためのハンドルをさらに備え、前記ハンドルが、前記第2の終端フラップの少なくとも1つへ折り曲げ可能に取り付けられるハンドルフラップを備える、請求項8に記載のカートン。
【請求項10】
前記少なくとも2つの第2の終端フラップは、前記トップパネルへ折り曲げ可能に取り付けられるトップ終端フラップと、前記第1のサイドパネルへ折り曲げ可能に取り付けられる第1のサイド終端フラップと、前記第2のサイドパネルへ折り曲げ可能に取り付けられる第2のサイド終端フラップとを備え、前記ハンドルフラップは、前記トップ終端パネルに取り付けられる主要ハンドルパネルフラップである、請求項9に記載のカートン。
【請求項11】
前記ハンドルは、前記第1のサイド終端フラップへ折り曲げ可能に取り付けられる第1の補助ハンドルフラップと、前記第2のサイド終端フラップへ折り曲げ可能に取り付けられる第2の補助ハンドルフラップと、を備える、請求項10に記載のカートン。
【請求項12】
前記トップパネルは、第1のトップパネルであり、前記トップ終端フラップは、第1のトップ終端フラップであり、前記複数のパネルは、第2のトップパネルを備え、前記少なくとも2つの第2の終端フラップは、前記第2のトップパネルへ折り曲げ可能に取り付けられる第2のトップ終端フラップを備え、前記ハンドルは、前記第2のトップパネルへ折り曲げ可能に取り付けられる強化パネルを備える、請求項11に記載のカートン。
【請求項13】
前記切り取り線は、前記第1および第2のサイドパネルとの間に延在する前記トップパネルの第1の部分と、前記第1のサイドパネルの第2の部分と、前記第2のサイドパネルの第3の部分と、を備え、前記切り取り線の前記第2および第3の部分のうちの少なくとも1つが、前記トップパネルに対して傾斜している、請求項4に記載のカートン。
【請求項14】
前記切り取り線は、少なくとも2つの終端フラップのうちの1つに第4の部分と、少なくとも2つの終端フラップのうちの他方に第5の部分と、を備える、請求項13に記載のカートン。
【請求項15】
前記ディスペンサーパネルは、前記ディスペンサーパネルを掴み、前記ディスペンサーを広げるために、前記トップパネルへ折り曲げ可能に取り付けられるフィンガータブを備える、請求項4に記載のカートン。
【請求項16】
複数の品物と組み合わせた、請求項4に記載のカートンであって、前記複数の品物は、前記ディスペンサーの前記ディスペンサー開口部を介し取り除くため、前記カートン内で垂直に配置されるボトルを備える、カートン。
【請求項17】
前記トップパネルは前記ボトムパネルよりも狭い幅を有する、請求項4に記載のカートン。
【請求項18】
前記トップパネルは前記ボトムパネルよりも短い長さを有する、請求項17に記載のカートン。
【請求項19】
前記第1のサイドパネルは、第1の下部へ折り曲げ可能に取り付けられる第1の上部を備え、前記第2のサイドパネルは、第2の下部へ折り曲げ可能に取り付けられる第2の上部を備える、請求項4に記載のカートン。
【請求項20】
複数の品物を収容するカートンを形成するためのブランクであって、
トップパネルと、ボトムパネルと、第1のサイドパネルと、第2のサイドパネルと、を備える複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる少なくとも2つの終端フラップであって、前記ブランクから形成される前記カートンの閉口端を形成するための、前記終端フラップと、
前記ブランクの切り取り線により少なくとも部分的に画定され、前記ブランクから形成される前記カートンのディスペンサー開口部を少なくともさらに広げるために、少なくとも部分的に取り除かれるためのディスペンサーパネルと、を備え、
前記少なくとも2つの終端フラップは、前記ボトムパネルから前記トップパネルに内側へ曲がる端壁を形成するためのものである、ブランク。
【請求項21】
前記少なくとも2つの終端フラップは、下部へ折り曲げ可能に取り付けられる上部をそれぞれ有し、前記下部は第1の角度で内側へ方向付けされており、前記上部は第2の角度で内側へ方向付けされている、請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
前記第2の角度が第1の角度よりも大きい、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
前記終端は第1の終端であり、前記端壁は第1の端壁であり、
前記終端フラップは、前記ブランクから形成される前記カートンの前記第1の閉口端を形成するための第1の終端フラップであり、
前記ブランクは、前記ブランクから形成される前記カートンの第2の閉口端を形成するための前記複数のパネルのそれぞれのパネルに、それぞれ折り曲げ可能に取り付けられる少なくとも2つの第2の終端フラップをさらに備える、請求項20に記載のブランク。
【請求項24】
前記第2の終端フラップは、前記ボトムパネルに実質的に垂直である前記第2の終端で、閉口端壁を形成するためのものである、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記第2の終端フラップのうちの少なくとも1つへ折り曲げ可能に取り付けられるハンドルフラップをさらに備える、請求項24に記載のブランク。
【請求項26】
前記少なくとも2つの第2の終端フラップは、前記トップパネルへ折り曲げ可能に取り付けられるトップ終端フラップと、前記第1のサイドパネルへ折り曲げ可能に取り付けられる第1のサイド終端フラップと、前記第2のサイドパネルへ折り曲げ可能に取り付けられる第2のサイド終端フラップと、を備え、前記ハンドルフラップは、前記トップ終端パネルに取り付けられる主要ハンドルパネルフラップである、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記第1のサイド終端フラップへ折り曲げ可能に取り付けられる第1の補助ハンドルフラップと、前記第2のサイド終端フラップへ折り曲げ可能に取り付けられる第2の補助ハンドルフラップと、をさらに備える、請求項26に記載のブランク。
【請求項28】
前記トップパネルが第1のトップパネルであり、前記トップ終端フラップが第1のトップ終端フラップであり、前記複数のパネルが第2のトップパネルを備え、前記少なくとも2つの第2の終端フラップが、前記第2のトップパネルへ折り曲げ可能に取り付けられる第2のトップ終端フラップを備え、前記ブランクが前記第2のトップパネルへ折り曲げ可能に取り付けられるハンドル強化パネルをさらに備える、請求項27に記載のブランク。
【請求項29】
前記切り取り線は、前記第1および第2のサイドパネルとの間に延在する前記トップパネルに第1の部分と、前記第1のサイドパネルに第2部分と、前記第2のサイドパネルに第3の部分をと備え、前記切り取り線の前記第2および第3の部分のうちの少なくとも1つは、前記トップパネルに対し傾斜している、請求項20に記載のブランク。
【請求項30】
前記トップパネルは前記ボトムパネルよりも狭い幅を有する、請求項20に記載のブランク。
【請求項31】
前記トップパネルは前記ボトムパネルよりも短い長さを有する、請求項30に記載のブランク。
【請求項32】
前記第1のサイドパネルは、第1の下部へ折り曲げ可能に取り付けられる第1の上部を備え、前記第2のサイドパネルは、第2の下部へ折り曲げ可能に取り付けられる第2の上部を備える、請求項20に記載のブランク。
【請求項33】
複数の品物を収容するためのカートンであって、
前記カートンの内部周辺に少なくとも部分的に延在する複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる少なくとも2つの終端フラップであって、前記カートンの閉口端を少なくとも部分的に形成する、終端フラップと、
前記カートン内の前記品物にアクセスすることができるディスペンサーと、を備え、
前記カートンの前記閉口端は、前記カートンの前記内部に向かって内側へ曲がる端壁を備える、カートン。
【請求項34】
複数の品物を収容するためのカートンを形成するためのブランクであって、
少なくともボトムパネルおよびトップパネルを備える複数のパネルと、
前記複数のパネルのそれぞれのパネルにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる少なくとも2つの終端フラップであって、前記ブランクから形成される前記カートンの閉口端形成するための前記終端フラップと、
前記ブランクのディスペンサーパネルと、を備え、
前記少なくとも2つの終端フラップは、前記ボトムパネルから前記トップパネルへ内側に曲がる端壁を形成するためのものである、ブランク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2009−523663(P2009−523663A)
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−550451(P2008−550451)
【出願日】平成19年1月12日(2007.1.12)
【国際出願番号】PCT/US2007/000976
【国際公開番号】WO2007/082096
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】