説明

デジタルメディアレンダラーでコンテンツを再生する方法及び関連するコンピュータシステム

【課題】デジタルメディアレンダラーでコンテンツを再生する方法を提供する。
【解決手段】デジタルメディアレンダラー(DMR)でコンテンツを再生する方法は、コンピュータで仮想DMRをインストールするステップ、実際のDMR装置を前記仮想DMRと関連付けするステップを含み、仮想DMRは、コンピュータのプロセッサにより実行されるソフトウェアアプリケーションである。オペレーティングシステムのチャームサイドバーにおいて実際のDMR装置に対する詳細を表示するステップを更に含み、実際のDMR装置は、前記オペレーティングシステムでインストールされるための認証を有さず、前記仮想DMRは、認証を有している。実際のDMR装置で実行されるアクションを示すユーザからのコマンドをチャームサイドバーを通して受信するステップ、ユーザから実際のDMR装置にコマンドを転送するステップを更に含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルメディアレンダラー(DMR)に関し、より詳細には、コンピュータでインストールされる仮想DMRを使用してDMRでコンテンツを再生する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
Microsoft Corporationにより製造される、間もなく発売されるWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムは、コンピュータユーザが、写真、オーディオ、ビデオ等をローカルエリアネットワークを通してテレビジョン(TV)又は他のネットワーク装置に都合よく送出するのを可能にする“Play To”機能を含む。ネットワーク装置は、有線ネットワーク又は無線ネットワークの何れかを通してコンピュータと通信する。
【0003】
このように、ユーザは、コンピュータのローカルに記憶されているコンテンツを共有することができるか、又は再生のためにTVのようなデジタルメディアレンダラー(DMR)装置にInternetに位置するコンテンツを共有することができる。コンテンツは、再生のためにDLNA(Digital Living Network Alliance)プロトコルを使用して送信される。ユーザは、彼等が再生するのを望むコンテンツを選択し、次いで、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムのチャームサイドバーを使用し、Play To機能を使用して選択されたDMR装置でコンテンツを再生するために、所望の再生DMR装置が選択される。DLNA仕様によれば、TVのようなDMRは、デジタルメディアサーバ(DMS)から送出されたコンテンツを再生するためにデジタルメディアコントローラ(DMS)により制御される。例として、コンピュータは、DMC及びDMSの両者としての役割を果たすが、他の装置を代わりに使用することができる。
【0004】
チャームサイドバー(charm sidebar)は、コンピュータに接続されるDMR装置又はコンピュータと通信するDMR装置の全てをリストアップする。チャーム(charm)は、ツールバーアプリケーションのようなアプリケーションによりアクセスすることができるオペレーティングシステムの設定を表す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
残念なことに、DMR装置がチャームサイドバーのリストに表示されるため、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムのデバイスの認証を有する必要がある。市場で既に販売されている幾つかの製品にとって、製品が市場で販売された後に認証を受けることは困難である。これは、Windows(登録商標) 8の認証を受けるために、DMR装置は写真、オーディオ、ビデオフォーマットをサポートする必要があり、これは多くの装置にとって非常に厳密な要件となるので特に当てはまる。MPEG-2(Motion Picture Experts Group -2)ビデオフォーマットのみをサポートし、H.264のような他のフォーマットをサポートしない大部分のTVのような幾つかのDMR装置は、係るサポートを達成するため、DMR装置のハードウェアをアップグレードすることなしにアップグレードすることができない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
従って、特許請求される発明の主要な目的のうちの1つは、デジタルメディアレンダラー(DMR)でコンテンツを再生する方法、及びDMRでコンテンツを再生する関連するコンピュータシステムを提供することにある。
【0007】
特許請求される発明の例示的な実施の形態によれば、DMRでコンテンツを再生する方法が開示される。本方法は、コンピュータで、コンピュータのオペレーティングシステムで実行するためにインストールされ、コンピュータのプロセッサにより実行されるソフトウェアアプリケーションである仮想DMRをインストールするステップと、実際のDMR装置を仮想DMRと関連付けするステップを含む。本方法は、オペレーティングシステムのチャームサイドバーにおいて、実際のDMR装置に対応する詳細を表示するステップを含み、実際のDMR装置は、オペレーテイングシステムでインストールされるための認証を有しておらず、仮想DMRは、オペレーティングシステムでインストールされるための認証を有している。本発明は、さらに、実際のDMR装置で実行するアクションを示すコマンドをチャームサイドバーを通してユーザから受信するステップを含み、仮想DMRは、実際のDMR装置でコマンドを実行するため、ユーザから実際のDMR装置にコマンドを転送する。
【0008】
特許請求される発明の別の例示的な実施の形態によれば、コンピュータシステムと通信するDMRでコンテンツを再生するコンピュータシステムは、メモリ、メモリに記憶されているコンピュータのオペレーティングシステム、及び、オペレーティングシステムで実行するためにインストールされるソフトウェアアプリケーションである仮想DMR、仮想DMRと関連する実際のDMR装置を含む。また、コンピュータシステムは、オペレーティングシステムのチャームサイドバーにおいて、実際のDMR装置に対応する詳細を表示するディスプレイを含み、実際のDMR装置は、オペレーティングシステムインストールされるための認証を有しておらず、仮想DMRは、オペレーティングシステムでインストールされるための認証を有している。コンピュータシステムは、さらに、実際のDMR装置で実行すべきアクションを示すコマンドをチャームサイドバーを通してユーザから受信するユーザインタフェース、仮想DMRを実行し、実際のDMRでコマンドを実行するため、仮想DMRにユーザから実際のDMR装置にコマンドを転送させるプロセッサを含む。
【0009】
本発明は、仮想DMRを利用して、さもなければWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムを実行するコンピュータを通してユーザが使用することができない実際のDMR装置でコンテンツをユーザが再生するのを可能にするため、実際のDMR装置と通信する。仮想DMRは、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムのチャーム認証(charm certification)を有しており、実際のDMR装置に接続して、実際のDMR装置でコンテンツを再生するために、実際のDMR装置に便利且つ迅速にユーザが接続するのを可能にする。このように、旧式又は比較的安価な実際のDMR装置を含む多種多様な装置は、仮想DMRを介してコンテンツを再生するために使用される。
【0010】
本発明のこれらの目的及び他の目的は、様々な図面に例示される好適な実施の形態の以下の詳細な説明を読んだ後に、当業者にとって明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る実際のDMR装置と通信する仮想DMRを含むコンピュータシステムのブロック図である。
【図2】ノンタッチ式コンピュータ上のチャームサイドバーにアクセスするユーザを示す画面である。
【図3】タブレット型コンピュータのようなタッチ式コンピュータ上のチャームサイドバーにアクセスするユーザを示す画面である。
【図4】図2又は図3に示されるチャームサイドバーにおけるデバイスオプションをユーザが押下した後のチャームサイドバーを示す画面である。
【図5】図4に示される仮想DMRに対応するアイコンをユーザがクリックした後のチャームサイドバーを示す画面である。
【図6】本発明に係る仮想DMRを介して実際のDMR装置でコンテンツを再生する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1を参照して、図1は、本発明に係る実際のDMR装置30と通信する仮想DMR25を含むコンピュータシステム10のブロック図である。コンピュータシステム10は、コンピュータシステム10の動作を制御するプロセッサ12、実際のDMR装置20と通信するトランシーバ14、ユーザからのコマンドを受信するユーザインタフェース16、ユーザにデータを表示するディスプレイ18、及びメモリ20を含む。メモリ20は、仮想DMR25と同様に、Microsoft Corporationにより製造されるWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムのようなオペレーティングシステム22を記憶するために使用される。オペレーティングシステム22及び仮想DMR25の両者は、プロセッサ12により実行されるソフトウェア命令である。
【0013】
実際のDMR装置30は、トランシーバ32、ディスプレイ34及びスピーカ36を含む。以下の説明では、実際のDMR装置30は、テレビジョンであるとして記載されるが、実際には、実際のDMR装置30は、コンピュータシステム10から送信されるメディアを出力することができる任意のネットワーク化されたDMRとすることができる。 トランシーバ14及びトランシーバ32は、有線コネクション又は無線コネクションを通してデータを送信及び受信することができる。
【0014】
本発明は、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムのチャームサイドバーに追加される仮想DMR25を使用することを狙いとし、このチャームサイドバーを通して、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムについて認証を受けていない実際のDMR装置を選択することができる。さらに、オリジナルのファイルフォーマットでユーザのコンテンツを通常はサポートすることができない、これらの実際のDMR装置は、トランスコーディングとしても知られている、フォーマット変換を通してユーザのコンテンツを再生するために使用することができる。
【0015】
仮想DMR25は、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステム、Windows(登録商標) 7オペレーティングシステム、Windows(登録商標) Vistaオペレーティングシステム、及びWindows(登録商標) XPオペレーティングシステムで実行することができるサービスプログラムである。仮想DMR25は、DLNA(Digital Living Network Alliance)環境におけるDMR装置として見え、仮想DMR25は、1以上の実際のDMR装置へのアクセスを提供することができる。仮想DMR25は、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムについて認証を有しており、従ってWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムにおけるチャームサイドバーに追加される。
【0016】
チャームサイドバーにアクセスするため、ユーザによりコマンドが与えられる。図2を参照して、図2は、ノンタッチ式コンピュータ上のチャームサイドバー52にアクセスするユーザを示す画面50である。通常のノンタッチ式コンピュータに関して、チャームサイドバー52は、画面の左下隅にマウスをドラッグすることでアクセスされ、この左下隅は、Windows(登録商標)オペレーティングシステムの前のバージョンでのWindows(登録商標)スタートボタンと同じ位置である。チャームサイドバー52において、開始オプション(Start)、検索オプション(Search)、共有オプション(Share)、デバイスオプション(Devices)54及び設定オプション(Settings)といった5つのオプションがユーザに提示される。開始プションは、ユーザをホーム画面に戻す。検索オプションは、ユーザがキーワードを検索するのを可能にする。共有オプションの下で、ユーザは、ソーシャルネットワークシェアリングアプリケーションを見る事ができる。デバイスオプション54は、接続されているデバイスのリストを提示する。設定オプションは、コンピュータの設定をユーザが変えるのを可能にする。
【0017】
図3を参照して、図3は、タブレット型コンピュータのようなタッチ式コンピュータ上でチャームサイドバー62にアクセスするユーザを示す画面60である。タブレット型コンピュータで、ユーザは、画面の右側から指を滑らせてチャームサイドバーを提示する。チャームサイドバー62は、図2に示されたチャームサイドバー52に示される同じ5つのオプションを含み、デバイスオプション64は、接続されているデバイスのリストをユーザが見るのを可能にするために選択される。
【0018】
図4を参照して、図4は、図2又は図3に示されたチャームサイドバー52又は62におけるデバイスオプション54又は64をユーザが押下した後のチャームサイドバー72を示す画面70Aである。デバイスオプション54又は64が選択された後、チャームサイドバー(Devices)72は、接続されているDMR装置にデータを出力するPlay To機能を実行するために使用されるデバイスのリストを示す。この場合、デバイスのリストに示されているデバイスは、仮想DMR25に対応するアイコン25のみである。仮想DMR25はWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムについて認証を受けているので、仮想DMR25に対応するアイコン75(Virtual DMR)は、Play To機能を実行することができるデバイスのリストに追加することができる。仮想DMR25は、図1に示される実際のDMR装置30のような1以上の実際のDMR装置と関連付けることができるので、仮想DMR25に対応するアイコン75をクリックすることで、全ての関連する実際のDMR装置のリストが提示される。
【0019】
図5を参照して、図5は、図4に示される仮想DMR25に対応するアイコン75をユーザがクリックした後のチャームサイドバー72を示す画面70Bである。この例では、チャームサイドバー72は、仮想DMR25に関連付けされている2つの実際のDMR装置74及び76を表示する。これら2つの実際のDMR装置74及び76は、“Dad’s office TV”及び“Living room TV”とそれぞれラベル付けされている。次いで、ユーザは、コンピュータシステム10からのコンテンツを出力するためにこれら2つの実際のDMR装置74及び76のうちの1つを選択することができる。ここで、仮想DMR25と関連付けされている実際のDMR装置をユーザが手動で選択する代わりに、仮想DMR25は、ユーザについて予め設定された実際のDMR装置を自動的に選択することができる。
【0020】
仮想DMR25は、1対1のマッピングにおいて、それぞれの実際のDMR装置にマッピングされ、仮想DMR25は、名前、アイコン及び実際のDMR装置に対応する他の記述情報を使用する。これにより、ユーザは、どの実際のDMR装置にリストが対応しているかを明らかに理解することができる。仮想DMR25はWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムの認証を既に受けているので、実際のDMR装置に対応するこれらのリスティングは、仮想DMR25がアイコン75を通して選択されたときにチャームサイドバー72に自動的に追加される。次いで、ユーザは、選択された実際のDMR装置でPlay To機能を実行するために、チャームサイドバー72を通して実際のDMR装置を選択する。
【0021】
仮想DMR25がユーザから、再生されるべきコンテンツを指定するコマンド、再生コマンド、一時停止コマンド、終了コマンド等のような制御コマンドを受信したとき、仮想DMR25は、制御コマンドをDLNAプロトコルを通して関連付けされている実際のDMR装置に送出する。
【0022】
仮想DMR25は、仮想DMRにフィードバックを提供する実際のDMR装置により達成される、ユーザコンテンツを再生するために使用される実際のDMR装置の状態を連続してモニタする。実際のDMR装置で状態の変化が存在するとき、仮想DMR25は、状態の変化に関してDLNAに基づくブロードキャストを送出する。DLNAネットワークを通して接続されている全ての装置は、ブロードキャストを受信する。結果として、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムにおけるPlay Toプログラムは、再生装置の状態の変化に関するアップデートを受信し、これに従って反応又は応答する。
【0023】
実際のDMR装置で再生することをユーザが望むオリジナルのコンテンツの再生を実際のDMR装置がサポートしないとき、仮想DMR25は、オリジナルのコンテンツを実際のDMR装置が可能なフォーマットにトランスコードし、トランスコードされたコンテンツを再生のために実際のDMR装置に送信する。例えば、オリジナルのコンテンツが選択された実際のDMR装置がサポートしないH.264ビデオフォーマットである場合、仮想DMR25は、オリジナルのコンテンツを、選択された実際のDMR装置がサポートするMPEG-2フォーマットにトランスコードする。トランスコードの後、仮想DMR25は、MPEG-2フォーマットでトランスコードされたコンテンツを再生のために選択された実際のDMR装置に送信する。
【0024】
仮想DMR25は、選択された実際のDMR装置が仮想DMR25に記憶されている選択された実際のDMR装置のプロパティに従って再生されるコンテンツの再生をサポートすることができるかを判定する。選択された実際のDMR装置がオリジナルのコンテンツの再生をサポートする場合、仮想DMR25は、オリジナルのコンテンツを選択された実際のDMR装置にダイレクトに送信する。選択された実際のDMR装置がオリジナルのコンテンツの再生をサポートしない場合、仮想DMR25は、選択された実際のDMR装置によりサポートされる別のフォーマットを選択し、コンテンツをサポートされるフォーマットにトランスコードし、次いでトランスコードされたコンテンツを選択された実際のDMR装置に送信する。このように、選択された実際のDMR装置は、オリジナルコンテンツのフォーマットをサポートしないときでさえ、コンテンツを適切に再生することができる。
【0025】
図6を参照して、図6は、本発明に係る仮想DMR25を介して実際のDMR装置でコンテンツを再生する方法を示すフローチャートである。フローチャートにおけるステップは、以下のように説明される。
【0026】
ステップ100で開始する。
ステップ102で、実際のDMR装置を仮想DMR25と関連付けすることで、少なくとも1つの実際のDMR装置をWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムのチャームサイドバーに追加する。
ステップ104で、オリジナルのコンテンツを再生するためにコンピュータでPlay To機能をユーザが実行するときに、コンテンツを受信するために使用されるチャームサイドバーにおける実際のDMR装置を選択する。
【0027】
ステップ106で、選択された実際のDMR装置がオリジナルコンテンツのフォーマットをサポートするかを判定する。サポートすると判定された場合、ステップ108に進む。サポートすると判定されない場合、ステップ110に進む。オリジナルのコンテンツを仮想DMR25から選択された実際のDMR装置に転送し、選択された実際のDMR装置でオリジナルのコンテンツをダイレクトに再生する。その後、ステップ114に進む。
【0028】
ステップ110で、仮想DMR25は、オリジナルのコンテンツを選択された実際のDMR装置がサポートするフォーマットにトランスコードする。
ステップ112で、仮想DMR25は、選択された実際のDMR装置での再生のため、選択された実際のDMR装置にトランスコードされたオリジナルのコンテンツを転送する。
【0029】
ステップ114で終了する。
【0030】
要するに、本発明は、仮想DMRを使用して、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムで実行しているコンピュータを通して、さもなければユーザがコンテンツを送出することができない実際のDMR装置で、ユーザがコンテンツを再生するのを可能にするため、実際のDMR装置と通信するものである。仮想DMRは、Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムについてチャーム認証を有しており、実際のDMR装置でコンテンツを再生するために実際のDMR装置にユーザが都合よく且つ迅速に接続するのを可能にするため、実際のDMR装置に接続する。このように、コンピュータでインストールされる仮想DMRを通してコンテンツを再生するために多数の実際のDMR装置を使用することができる。
【0031】
当業者であれば、装置及び方法の様々な変更及び改造が本発明の教示を保持しつつ行われる場合があることを容易に認識されるであろう。従って、上述された開示は、特許請求の範囲の境界によってのみ制限される。
【符号の説明】
【0032】
10:コンピュータシステム
12:プロセッサ
14:トランシーバ
16:ユーザインタフェース
18:ディスプレイ
20:メモリ
22:オペレーティングシステム
25:仮想DMR
30:実際のDMR
34:ディスプレイ
36:スピーカ
52:チャームサイドバー
54:デバイスオプション


【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルメディアレンダラー(DMR)でコンテンツを再生する方法であって、
当該方法は、
コンピュータで仮想DMRをインストールするステップと、前記仮想DMRは、前記コンピュータのオペレーティングシステムで実行するためにインストールされ、前記コンピュータのプロセッサにより実行されるソフトウェアアプリケーションであり、
実際のDMR装置を前記仮想DMRと関連付けするステップと、
前記オペレーティングシステムのチャームサイドバーにおいて前記実際のDMR装置に対する詳細を表示するステップと、前記実際のDMR装置は、前記オペレーティングシステムでインストールされるための認証を有さず、前記仮想DMRは、前記オペレーティングシステムでインストールされるための認証を有しており、
前記実際のDMR装置で実行されるアクションを示すユーザからのコマンドを前記チャームサイドバーを通して受信するステップと、
前記仮想DMRが、前記実際のDMR装置で前記コマンドを実行するため、前記ユーザから前記実際のDMR装置に前記コマンドを転送するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記コマンドは、前記実際のDMR装置で前記コンピュータで記憶されているオリジナルのコンテンツを再生するための再生コマンド、終了コマンド、又は一時停止コマンドである、
請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記コマンドは、前記実際のDMR装置で前記コンピュータに記憶されているオリジナルのコンテンツを再生するための再生コマンドである、
請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記実際のDMR装置が、再生される前記オリジナルのコンテンツのフォーマットタイプをサポートするとき、前記仮想DMRは、前記実際のDMR装置で前記オリジナルのコンテンツをダイレクトに再生するため、前記現実のDMR装置に前記オリジナルコンテンツを転送する、
請求項3記載の方法。
【請求項5】
前記実際のDMR装置が、再生される前記オリジナルのコンテンツのフォーマットタイプをサポートしないとき、前記仮想DMRは、前記オリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置によりサポートされるフォーマットタイプにトランスコードし、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置で再生するため、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置に転送する、
請求項3記載の装置。
【請求項6】
前記オリジナルのコンテンツが前記実際のDMR装置によりサポートされないH.264フォーマットのタイプであるとき、前記仮想DMRは、前記オリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置によりサポートされるMPEG-2(Motion Picture Experts Group-2)のフォーマットタイプにトランスコードし、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置で再生するため、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置に転送する、
請求項5記載の方法。
【請求項7】
前記仮想DMRと複数の実際のDMR装置が関連付けされ、それぞれの実際のDMR装置は、前記実際のDMR装置に対応する詳細と共に前記チャームサイドバーに個々に列挙される、
請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記複数の実際のDMR装置は、1対1のマッピングにおいて前記仮想DMRと関連付けされ、それぞれの実際のDMR装置のアイコン及び名前が前記チャームサイドバーに示される、
請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記オペレーティングシステムは、Microsoft Corporationにより製造されるWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムである、
請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記仮想DMRは、前記Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムについてチャーム認証を有する、
請求項9記載の方法。
【請求項11】
コンピュータシステムと通信するデジタルメディアレンダラー(DMR)でコンテンツを再生するコンピュータシステムであって、
当該コンピュータシステムは、
メモリと、
前記メモリに記憶される、当該コンピュータシステムのオペレーティングシステムと、
前記オペレーティングシステムで実行するためにインストールされる仮想DMRであって、実際のDMR装置と関連される仮想DMRと、
前記実際のDMR装置に対応する詳細を前記オペレーティングシステムのチャームサイドバーに表示するディスプレイと、前記実際のDMR装置は、前記オペレーティングシステムでインストールされるための認証を有さず、前記仮想DMRは、前記オペレーティングシステムでインストールされるための認証を有しており、
前記実際のDMR装置で実行されるアクションを示すユーザからのコマンドを前記チャームサイドバーを通して受信するユーザインタフェースと、
前記仮想DMRを実行し、前記実際のDMR装置で前記コマンドを実行するため、前記仮想DMRに、前記ユーザから前記実際のDMR装置に前記コマンドを転送させるステップと、
を含むコンピュータシステム。
【請求項12】
前記コマンドは、前記実際のDMR装置で前記コンピュータで記憶されているオリジナルのコンテンツを再生するための再生コマンド、終了コマンド、又は一時停止コマンドである、
請求項11記載のコンピュータシステム。
【請求項13】
前記コマンドは、前記実際のDMR装置で前記コンピュータに記憶されているオリジナルのコンテンツを再生するための再生コマンドである、
請求項11記載のコンピュータシステム。
【請求項14】
前記実際のDMR装置が、再生される前記オリジナルのコンテンツのフォーマットタイプをサポートするとき、前記仮想DMRは、前記実際のDMR装置で前記オリジナルのコンテンツをダイレクトに再生するため、前記現実のDMR装置に前記オリジナルコンテンツを転送する、
請求項13記載のコンピュータシステム。
【請求項15】
前記実際のDMR装置が、再生される前記オリジナルのコンテンツのフォーマットタイプをサポートしないとき、前記仮想DMRは、前記オリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置によりサポートされるフォーマットタイプにトランスコードし、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置で再生するため、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置に転送する、
請求項13記載のコンピュータシステム。
【請求項16】
前記オリジナルのコンテンツが前記実際のDMR装置によりサポートされないH.264フォーマットのタイプであるとき、前記仮想DMRは、前記オリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置によりサポートされるMPEG-2(Motion Picture Experts Group-2)のフォーマットタイプにトランスコードし、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置で再生するため、トランスコードされたオリジナルのコンテンツを前記実際のDMR装置に転送する、
請求項15記載のコンピュータシステム。
【請求項17】
前記仮想DMRと複数の実際のDMR装置が関連付けされ、それぞれの実際のDMR装置は、前記実際のDMR装置に対応する詳細と共に前記チャームサイドバーに個々に列挙される、
請求項11記載のコンピュータシステム。
【請求項18】
前記複数の実際のDMR装置は、1対1のマッピングにおいて前記仮想DMRと関連付けされ、それぞれの実際のDMR装置のアイコン及び名前が前記チャームサイドバーに示される、
請求項17記載のコンピュータシステム。
【請求項19】
前記オペレーティングシステムは、Microsoft Corporationにより製造されるWindows(登録商標) 8オペレーティングシステムである、
請求項11記載のコンピュータシステム。
【請求項20】
前記仮想DMRは、前記Windows(登録商標) 8オペレーティングシステムについてチャーム認証を有する、
請求項19記載のコンピュータシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−106345(P2013−106345A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−109345(P2012−109345)
【出願日】平成24年5月11日(2012.5.11)
【出願人】(512124773)虹軟(杭州)科技有限公司 (2)
【氏名又は名称原語表記】ArcSoft Hangzhou Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】23rd Floor, Building A, Tiantang Software Park, 3 Xidoumen Road, Hangzhou City, Zhejiang Province 310012, P.R.C.
【Fターム(参考)】