説明

デジタル・コンテンツを提供するためのシステムおよび方法

【課題】コンテンツを効率的に提供および分配する。
【解決手段】本方法および装置は、第1のコンテンツと第2のコンテンツとを受信および記憶し、第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付け、第1のコンテンツと第2のコンテンツとを再生するように構成される。他の態様によれば、デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、視認するための装置が提供され、メモリ内に記憶されるシステム・アーキテクチャと、ホスト装置にデジタル的に結合するためのインターフェースと、を備え、システム・アーキテクチャは、メモリを、第1のコンテンツを第2のコンテンツとは別個に受信および記憶することと、第2のコンテンツのプレイバックを第1のコンテンツのプレイバックと関連付けること、ホスト装置において視認するための第1のコンテンツおよび第2のコンテンツのプレイバックを容易にすることを行なうように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的に、デジタル・コンテンツを提供する分野に関し、より詳細には、非リニア・テレビジョン・コンテンツ用の双方向記憶に関する。
【背景技術】
【0002】
映画、音楽、ビデオ、テキストなどのデジタル・コンテンツを提供するために、多くのシステムが開発され、現在使用されている。
【0003】
このようなデジタル・コンテンツは、たとえば、コンテンツのプロバイダまたは保有者(供給業者)から配給業者または消費者に供給される場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2002/0174439号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなコンテンツをより効率的に提供および分配すること、ならびに消費者またはユーザがコンテンツにアクセスして視認する容易さを増すことが、常に求められている。また業界では、デジタル・コンテンツを、より生産的なビジネス・モデルを介して提供することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様により、デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、視認するための装置であって、ホスト装置にデジタル的に結合するためのインターフェースと、メモリであって、第1のコンテンツを第2のコンテンツとは別個に受信および記憶することと、ホスト装置とやり取りすることと、第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付けることと、第1のコンテンツと第2のコンテンツとを再生することと、を行なうように構成されるメモリと、を備える装置が提供される。
【0007】
本発明の態様によって、デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、視認するための装置であって、メモリと、メモリ内に記憶されるシステム・アーキテクチャと、ホスト装置にデジタル的に結合するためのインターフェースと、を備え、システム・アーキテクチャは、メモリを、第1のコンテンツを第2のコンテンツとは別個に受信および記憶することと、第2のコンテンツのプレイバックを第1のコンテンツのプレイバックと関連付けることと、ホスト装置において視認するための第1のコンテンツおよび第2のコンテンツのプレイバックを容易にすることと、を行なうように構成する、装置が提供される。
【0008】
本発明の態様によって、デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、および編成するための装置であって、メモリと、ホスト装置にデジタル的に結合するためのインターフェースと、メモリ内に記憶された第1のプログラム・コードであって、第1のデジタル・コンテンツおよび第2のデジタル・コンテンツを受信して記憶メモリに記憶することを編成し、第1のデジタル・コンテンツおよび第2のデジタル・コンテンツのプレイバックを編成する第1のプログラム・コードと、装置のホスト装置とのやり取りを容易にするためにメモリ内に記憶された第2のプログラム・コードと、ホスト装置において視認するために第1のデジタル・コンテンツおよび第2のデジタル・コンテンツを再生するためのメモリ内に記憶された第3のプログラム・コードと、を備える装置。
【0009】
本発明の態様によって、デジタル・コンテンツを配布するための方法であって、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをホスト装置を介してメモリへ送信することと、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをメモリに記憶することと、メモリ内に記憶された実行可能コードを介して、第2のコンテンツのプレイバックを第1のコンテンツのプレイバックに関連付けることと、ホスト装置において視認するためにメモリ内に記憶された実行可能コードを介して第1のコンテンツおよび第2のコンテンツのプレイバックを容易にすることと、メモリ内に記憶された第1のコンテンツもしくはメモリ内に記憶された第2のコンテンツまたはそれらの組み合わせを更新することと、を含む方法が提供される。
【0010】
本発明の態様によって、デジタル・コンテンツを配布するための方法であって、第1のコンテンツをメモリ装置の第1のパーティション内に与えることと、第2のコンテンツをメモリ装置の第2のパーティション内に与えることであって、メモリ装置は、1つまたは複数のホスト装置における第1のコンテンツの再生および第2のコンテンツの再生を容易にするように構成される、与えることと、第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付けることと、メモリ装置内に記憶された実行可能コードを介して第1のコンテンツのプレイバック履歴および第2のコンテンツのプレイバック履歴を1つまたは複数のホスト装置においてモニタすることと、第2のコンテンツの第1のコンテンツとの関連付けを変えることと、を含む方法が提供される。
【0011】
本発明の態様によって、デジタル・コンテンツを視認するための装置であって、デジタル・コンテンツを受信するためのインターフェースと、メモリであって、第1のコンテンツを第2のコンテンツとは別個に編成して記憶することと、第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付けることと、第1のコンテンツの更新および第2のコンテンツの更新を編成して記憶することと、を行なうように構成されるメモリとを備える装置が提供される。
【0012】
本発明の態様によって、デジタル・コンテンツを配布するための方法であって、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを送信することと、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをメモリに記憶することと、メモリ内に記憶された実行可能コードを介して、第2のコンテンツのプレイバックを第1のコンテンツのプレイバックに関連付けることと、メモリ内に記憶された実行可能コードを介して第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを再生することであって、第1のコンテンツを関連付けに基づいて第2のコンテンツを用いて視認する、再生することと、メモリ内に記憶された少なくとも第1のコンテンツまたは第2のコンテンツを更新することと、を含む方法が提供される。
【0013】
本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および優位性は、以下の詳細な説明を添付図面を参照して読むことでより良好に理解される。添付図面では、同様の文字は図面の全体に渡って同様の部分を表わす。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の態様によるデジタル・コンテンツ装置のダイヤグラム表示である。
【図2】本発明の態様によるデジタル・コンテンツを提供する方法のブロック・フロー図である。
【図3】本発明の態様による複数のホスト装置に結合するように構成される図1のデジタル・コンテンツ装置のダイヤグラム表示である。
【図4】本発明の態様によるデジタル・コンテンツを記憶するためのメモリを有する複数のホスト装置のダイヤグラム表示である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
社会では、テレビジョン放送(TV)を体験することは、リビング・ルーム環境から、種々な場所に置かれそこから供給される多数のプレイバック装置へと移りつつある。TVコンテンツ配布の進展に伴い、ユビキタスTVコンテンツに対する必要性が次に生じている。けれども、民放TVのビジネス・モデル(すなわち広告支援の消費者無料のTV番組)は一般的に、過去の技術およびサービスを用いては容易には拡張されない。過去10年間に渡って根付いているパラダイム・シフトとしては、コンテンツを視認する時間と場所が、たとえばデジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)またはパーソナル・ビデオ・レコーダ(PVR)を介してシフトしていること、加えてTVコンテンツの配信が、ケーブル・チャンネルまたは非TV放送(たとえばインターネット、携帯電話)などを介して行なわれていることが挙げられる。
【0016】
TV番組および映画の従来の個人録画の場合、ユーザのプレイバック体験は多くの場合に、TVサービス・プロバイダから切り離されていることに注意されたい。たとえば、ユーザは広告を省略することができる。同様に、サービスおよびコンテンツ・プロバイダは一般的に、このコンテンツ消費モードを効果的に収益化できないでいた。なぜならば、広告は、知られている時間窓内では視認されないからである。
【0017】
このモードは広告印象の算定が複雑である。また、オンラインTVコンテンツをダウンロードではなくストリーミングした場合、ユーザはコンテンツをオフラインで視認することはできない。たとえオンラインTVコンテンツを、オフラインで消費するためにダウンロードしても、聴衆測定および広告印象追跡は一般的になく、このことは、広告に支えられたビジネス・モデルにおいて重大な場合がある。
【0018】
対照的に、本技術は、広告支援の「無料」放送TVサービスの成功するビジネス・モデルと、リニアTVルールがもはや適用され得ないユビキタス・アクセスの成功するビジネス・モデルとの間の隔たりを橋渡しする働きをする。本技術は、現在のTVビジネス・モデルから発展して、コンテンツ・プロバイダおよびサービス・プロバイダが、コンテンツが視認される時間および場所でコンテンツのユーザ消費を収益化することを促進する場合がある。有益なことに、本技術は、視認者が、装置に以前に記憶されたコンテンツを見ているときであっても、異なる広告を視認者に提供する場合がある。これに関連して、本技術は、特定の番組または放映の個別的に同時配給される「再放送」を提供する一方で、コンテンツが視認される度に異なる広告印象を形成することによってコンテンツ保有者に報いる場合がある。さらに本技術は、後述するように、たとえば、装置非互換性に起因するフォーマット変換からユーザを解放する場合がある。また、固有のシンジケーション特徴を提供する場合がある。たとえば、ある実施形態においては、ユーザは、所望するTV番組と、これらの番組の長期に渡る更新をユーザが各放映を別個にダウンロードする必要なく行なうこととを、契約することができる。
【0019】
しかし、強調しておかなければならないのは、時々、本説明はTV、TV番組または放映、映画などに集中する場合があるが、本技術は、TVコンテンツの配信および視認に限定されるものではなく、種々のデジタル・コンテンツを異なるフォーマットで取り入れても良いということである。また、当業者であれば分かるように、エンターテインメント業界では、ある特定の実体が一般的に、コンテンツを発生させ、形成し、または受信する一方で、これらまたは他の実体が、ユーザにコンテンツを分配し、販売し、または他の方法で提供する。本説明の全体に渡って、種々の実体(たとえばサービス・プロバイダ、ユーザ、エンド・ユーザ、消費者など)を参照する。
【0020】
しかし本文脈では、これらのいずれもまたは全部でさえも、デジタル・コンテンツを送信または受信する任意の人または実体であると理解しなければならない。またコンテンツ供給源が、このようなコンテンツに関する知的所有権を所有している必要はない。
【0021】
本技術は、デジタル・コンテンツをエンド・ユーザ(たとえば、顧客または消費者)に提供する供給業者または配給業者に適応する。デジタル・コンテンツはメモリ・ベースの装置に提供される。メモリ・ベースの装置は、固体またはフラッシュ・メモリ、ハード・ディスク・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)などを取り入れている場合があり、デジタル・コンテンツを受信して記憶する。デジタル・コンテンツとしては、オーディオ/ビデオ、たとえば放映テレビジョン(TV)番組、商業ビデオ・クリップ、映画などを挙げても良い。後述するように、TV番組および映画コンテンツに加えて、装置のメモリを、広告コンテンツを集めたものを含むように編成しても良い。たとえば、視聴覚要素およびメタデータ(たとえばURL、電話番号、インターネット・リンクなど)が挙げられる。
【0022】
本技術によって、コンテンツ(たとえば、ビデオおよび広告)を装置上にロードすること、コンテンツのプレイバックおよびプレイバック制御を行なうこと、ならびに利用情報をサービスまたはコンテンツ・プロバイダに報告すること、に関する固有のアプローチおよび構造が提供される。ある実施形態においては、メモリ・ベースの装置は一般的に、取り外し可能であり、そのため、あるホスト装置から別のホスト装置に動かすことができる。ホスト装置としては、携帯電話、TV受信機またはセット・トップ・ボックス、パーソナル・コンピュータなどを挙げても良い。
【0023】
コンテンツは、メモリ・ベースの装置に、従来のデジタルTV放送、地上データ放送、デジタル・ケーブル、インターネットなどを介して届いても良い。コンテンツを再生すると、新しい広告が装置の内部広告一覧から引き出されても良い。その結果、たとえユーザが同じコンテンツを複数回視認しても、新しい広告印象が形成される場合がある。したがって、本技術によって、コンテンツをさらに収益化することが可能になる。一例では、新しいサービスを、ユーザがTV番組を契約することができるようにデザインすることができる。TV番組は、広告一覧とともに更新しても良い。また、利用統計データをサービスに報告して返して、広告および/またはビデオ・コンテンツの個人化が促進される場合がある。
【0024】
その結果、本技術によって、たとえば、サービス・プロバイダと消費者とのつながり、利用履歴のモニタリング、デジタル・コンテンツ(たとえば、非リニアTVコンテンツ)のより効果的な収益化などが実現される。
【0025】
メモリ・ベースの装置は、ユーザー所望のコンテンツ(たとえばTV番組および映画)から広告を分離するように編成されたファイル・システムを有していても良い。同様に、分離可能なダウンロード・メカニズムを、ユーザー所望のコンテンツ対広告に対して用いても良い。加えて、共通アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)によって、ホスト資源に対するイン・メモリ・コード・アクセスが容易になる。さらに、実質的に安全なイン・メモリ実行可能なプレーヤ・コードを提供しても良い。
【0026】
図面を参照して、図1に、デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、編成するためのシステム・アーキテクチャを有するデジタル・コンテンツ・デバイス10(たとえばメモリ装置)を示す。装置10内に記憶されるデジタル・コンテンツは最終的に、ホスト装置において提供されるかまたはエンド・ユーザが視認しても良い。装置10は一般的に、取り外し可能なメモリ・ベースの装置であり、ホスト装置にデジタル的に結合して、ホスト装置のメモリの拡張部分として機能しても良い。ホスト装置は、装置10へのデジタル・コンテンツの送信を促進しても良いとともに、装置10からのデジタル・コンテンツの視認を実現しても良い。再び、典型的なホスト装置としては、TV、TV受信機、TVセット・トップ・ボックス、ケーブル・ボックス、パーソナル・コンピュータ、携帯電話などが挙げられる。装置10のメモリとしては、固体メモリ、フラッシュ・メモリ、および/または他のメモリを挙げても良い。固体またはフラッシュ・メモリを用いれば、コード(たとえばプレーヤ・ソフトウェア・コード)のイン・メモリ実行が容易になる。一実施形態においては、メモリ・アーキテクチャは少なくとも16ギガバイト(GB)の固体電子メモリである。
【0027】
図1における装置10のメモリは、多様な実行可能コードおよびデジタル・コンテンツを記憶していても良い。たとえば、装置10は、装置を管理するためのコードを有するアプリケーション制御モジュール12を備えていても良い。またモジュール12は、オーディオ/ビデオ・ファイルなどの再生またはプレイバックを行なうための1つまたは複数のアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)(たとえばメディア・プレーヤ)を備えていても良い。装置10のメモリはまた、種々の異なるタイプのホスト装置に関連付けられるホストAPI14を受信および記憶しても良い。ホストAPI14は、装置10の最初の製造の間に装置10内に事前ロードしても良い。他方では、ある実施形態においては、ホストAPI14の更新またはロードを、互換性があるかまたは設定可能な場合に装置を使用した後で、行なっても良いことが考えられる。
【0028】
固体メモリ装置および他のメモリ装置は、エレクトロニクス製造(たとえば、民生用エレクトロニクス機器、モバイル/手持ち型デバイスなどの)に受け入れられているので、メモリを機器とデジタルまたは物理的に相互接続することは普遍的になりつつあることに、注意されたい。
【0029】
既存の業界標準(たとえば、オープン・ケーブル・アプリケーション・プロトコル(OCAP)、アドバンスト・コモン・アプリケーション・プラットフォーム(ACAP)、ブルー・レイ・ジャバ(BRJ))などを活用して、有益なソフトウェアおよびミドルウェア・アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)、デジタル・コンテンツ・デバイス10を得ることによって、コンテンツ・プレーヤ・ソフトウェアをコンテンツとともに、単一のメモリ装置内に配置しても良い。ロードしたプレーヤ・ソフトウェアが用いても良い典型的なホスト資源としては、視聴覚表現能力(たとえば、ディスプレイおよびスピーカ/イヤホーン)、一般的なコンピュータ資源(CPU)、タイマ/壁掛け時計、およびユーザ入力(キー押し)事象などが挙げられる。
【0030】
装置10はまた、ユーザが視認するためにメモリ内に記憶されるオーディオ/ビデオ・コンテンツ(たとえばTV放映、映画、クリップ、スポーツ・イベント・ビデオ、ニュース・イベント・ビデオなど)のライブラリ16を備える。ライブラリ16は、ユーザが望むオーディオ/ビデオ・コンテンツのファイルを記憶していても良い。このようなコンテンツが、たとえば自動的にまたはユーザからの要求を介して更新可能であることは、一般的に優位である。このようなコンテンツは、ホスト装置を介して更新しても良い。
【0031】
フラッシュ・メモリ装置(たとえば、USB、SDカードなど)および非フラッシュ・メモリ装置の容量および高速相互接続が向上しているために、このようなメモリを用いる本技術の実施形態によって、著しい量のデジタル・コンテンツ(たとえば複数の放映のTV番組および/または映画)を、単一のメモリ装置を介して受信および記憶することが実現される場合があることに注意されたい。それでも、優位なことに、フラッシュ・メモリの形状因子は小さいために、このようなフラッシュ・メモリを用いるデバイス10は一般的に、容易に取り外し可能な場合があり、したがって非常に携帯性がある場合がある。一例では、装置10はユニバーサル・シリアル・バス(USB)親指メモリ・スティックを取り入れている。別の例では、装置10はフラッシュ・メモリ・カード(たとえば、内密デジタル(SD)カード)を取り入れている。さらに別の例では、装置10は高速高密度ハード・ドライブを取り入れている。
【0032】
装置10のシステム・アーキテクチャはまた、やはり一般的に更新可能である広告一覧ディレクトリ(AID)18を記憶するメモリを提供する。コンテンツをライブラリ16およびAID18の両方に摂取することを、装置10のメモリ上に常駐してそこで実行可能なアプリケーション・コードを介して行なっても良い。一例では、コードによって、プレイリスト(たとえば、DVD様の)として編成された章構造を伴う作り出されたフォーマットとともに、広告挿入トリガおよび広告交換機能を伴うリニア放送フォーマットの両方が可能になる。また、コンテンツ・ライブラリ16およびAID18の摂取が、ホスト装置とデジタル・コンテンツ・デバイス10上に常駐してそこで実行可能なホストAPI14とを介して、容易になる場合がある。前述したように、ホストAPI14を複数の業界標準から抜粋することができる。本技術を具体化する場合には必要ではないが、ある実施形態の場合に、業界団体はこのようなAPI14の共通の組を標準としても良いことが考えられる。
【0033】
また実施形態において、ユーザが視認すべき主なコンテンツ(たとえばTV番組)には広告挿入の時点がある。装置10上に常駐するプレーヤ・ソフトウェアは、これらの広告時点に基づいて、主なコンテンツ(たとえば、TV番組)から、AID18から得られる副のコンテンツ(たとえば、広告のうちの1つまたは複数)に切り換える。プレーヤ・ソフトウェアはまた、どのオーディオ資産およびどのビデオ資産が再生されたかを把握しても良い。ある特定の例では、このようなデータの編成では、広告に支えられたインターネット・ビデオの機能を用いるが、デジタル・コンテンツ・デバイス10のメモリ内に常駐してそこで実行可能な機能も用いる。
【0034】
コンテンツをデジタル・コンテンツ・デバイス10内に受信しても良い複数の方法がある。コンテンツ配信技術はホスト装置ごとに異なっていても良い。
【0035】
たとえば、インターネット接続されたホスト(PC、WiFi使用可能なPMP、TV)が、オンライン・アプリケーション・プログラム(たとえば集められたコンテンツ・リスティングを有するオンライン・ビデオ・ウェブ・サイト)を用いて、ユーザが自分のお気に入りの「チャンネル」と契約するために選択できるようにしても良い。種々のフォーマットおよびフィード(たとえばRSSおよびXMLフォーマットおよびフィード)を用いても良い。他のホスト装置では、DTV受信能力がある場合には、放送コンテンツを用いても良い。たとえば、デジタルTV受信機(たとえば、セット・トップ・ボックス、内蔵型ハード・ディスク・ドライブを有するテレビジョンなど)が、そのアプリケーション・コードをDVR機能として導入しても良い。この場合、リニアTVコンテンツを、デジタルTV受信機のハード・ディスク・ドライブ内には記憶せずに、たとえば、TVに結合しても良い装置10(たとえば、フラッシュ・メモリ、ハード・ディスク・メモリ、または他のメモリを有する)内に記憶する。しかし前述の例は限定を意図していないことを強調しなければならない。
【0036】
また前述したように、装置10のアプリケーション・コードによって、装置10へのコンテンツの摂取または装置10上でのコンテンツの更新を容易にしても良い。この場合もやはり、ライブラリ16およびAID18の両方とも更新しても良い。
【0037】
また、装置10上のアプリケーション・コード(たとえば、アプリケーション制御12およびホストAPI14)が、装置からユーザ情報(たとえば、広告販売関連のメタデータ、広告印象算定、および他の視聴者測定データ)を読み出しても良い。
【0038】
図1の説明例では、このようなデータをメタデータ・アクセス・セクション20内に記憶しても良い。メタデータ・アクセス・セクション20は、データを収集するために設けられている。このような情報をアプリケーション・コードが用いて、特定のユーザに対する広告をカスタマイズしても良い。その結果、時間が経てば、特定ユーザの装置10内の広告は、そのユーザの視認の好みおよび習慣に対して、より良好に構築される場合がある。
【0039】
視聴者測定情報には、メタデータおよび他のユーザ情報が含まれるが、その送信を(たとえば、メタデータ・アクセス・セクション20から)バック・チャンネルを有するホスト装置を通して、たとえば、コンテンツおよびサービス・プロバイダへと行なっても良い。利用および広告一覧情報に関するメタデータによって、コンテンツおよびTVサービス・プロバイダによるユーザの広告販売追跡が促進される場合がある。
【0040】
実施形態においては、AID18およびメタデータ・アクセス・セクション20は、ユーザによるアクセスから保護された領域内に位置する。一例では、AID18およびメタデータ・アクセス・セクション20は、ユーザによるアクセスが可能でないメモリ・パーティション支持領域内に配置される。さらに、コンテンツ・プレーヤ制御コードを、このような保護領域内に、他のセキュリティ関連データ(たとえばキーおよび装置IDなど)とともに記憶しても良い。図示したように、装置10は、ファイル・システムとして、ビデオ・コンテンツの記憶および保持専用のライブラリ16のためのディレクトリを有するシステムを有していても良い。同様に構築された別のディレクトリが、AID18の広告および関連するデータのメタデータ・アクセス・セクション20への記憶および保持専用であっても良い。他のデータ・ディレクトリとして、マルチメディア・ファイル・システムにとって通例で当業者に知られているものを含めても良い。本技術はまた、次のレベルのファイル・ディレクトリとして、装置10を、複数のコンテンツ・プロバイダであってそれぞれがその独自の「記憶フロント」ディレクトリ(その独自のライブラリおよびAID、ならびに他の有益なデータ構造を含む)を有するコンテンツ・プロバイダが用いることができるファイル・ディレクトリに適応していても良い。
【0041】
要するに、本メモリ装置および方法の実施形態によって種々の利益がもたらされる。たとえば、コンテンツ・セキュリティが強化される場合がある。なぜならば、プレーヤ・ソフトウェアが一般的にメモリ装置内に常駐しているからである。その結果、セキュリティ優位性が生じる場合がある。なぜならば、プレーヤ・コードおよびコンテンツ・データの組み合わせがメモリ装置上に常駐することによって、コンテンツ・デコーディングが、コンテンツ・データをメモリ装置からホスト装置へ移すことなく行なわれるからである。また消費者またはユーザが、コンテンツを物理的装置に比較的容易に関連付けることができ、コンテンツをホスト装置(たとえば、携帯電話、手持ち型/携帯型PMP、TV、PC)間で動かすことができる。さらにビデオ・コンテンツを、メモリ装置に関連付けられる複数の供給源を用いて自動的に更新しても良い。たとえば、メモリ装置をATSCM/Hデータ放送受信能力のある携帯電話に取り付けると、最新のコンテンツがメモリ装置内にダウンロードされる。メモリ装置をTV受信機の出力にデジタル的に取り付けた場合、リニアTV番組からの放送中のTV番組を、コンテンツとして装置10上に記憶することができる。また本技術は、従来のプレイバックの相互運用に対処しており、コンテンツ・データをある媒体から別の媒体にトランスコードしおよび/または移動させる必要が減る。言い換えれば、コンテンツは装置10に留まり、プレイバック制御コードの有益なイン・メモリ実行が行なわれる。
【0042】
図2に、少なくとも第1のコンテンツ(たとえば、TV番組または放映、映画、クリップなど)および第2のコンテンツ(たとえば、広告)を提供する方法30を示す。この例では、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを、取り外し可能なメモリ・ベースの装置(たとえば、図1のデジタル・コンテンツ・デバイス10)に送信および/またはダウンロードする。これを参照数字32によって示す。コンテンツの送信を、たとえば、サービス・プロバイダから、メモリ・ベースの装置にデジタル的に結合されたホスト装置を介して行なっても良い。メモリ・ベースの装置は一般的に、APIの既知の組を備えているため、メモリ・ベースの装置は、ホスト装置にコマンドを送るように適切に実行することができる。メモリ・ベースの装置10へのコンテンツの投入は通常、インターネット接続を介して、TVデータ放送を通して(たとえば、副または補助データ・チャンネルを介して)、携帯電話を通して等によって行なっても良い。
【0043】
第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを、メモリ・ベースの装置上で編成して記憶する。これを、参照数字34によって示す。装置は、コンテンツの摂取を制御するためのアプリケーション・コードを備えている。この例では、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをメモリ・ベースの装置上の別個の領域に記憶する。第2のコンテンツを、ユーザによる直接アクセスから保護されるかまたは部分的に保護される領域に記憶しても良い。これを、参照数字36によって示す。その結果、ある実施形態においては、ユーザは、第1のコンテンツのファイルを視認するために選択しても良い一方で、ユーザは一般的に、第2のコンテンツのファイルを視認するために直接選択することはできない。別の例では、たとえば、ユーザは、第2のコンテンツのファイルを視認するために選択することができても良いが、ファイルを削除することはできない。他方では、第2のコンテンツの領域は保護しなくても良く、ユーザには、ファイルの視認、削除、および操作を行なうための全面的なアクセスがあっても良い。このような構成は、ハードウェア、関連する制御コード、サービス・プロバイダとの加入取り決めなどに依存しても良い。
【0044】
さらに、第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付ける。これを、参照数字38によって示す。言い換えれば、第1のコンテンツを視認している間に、第2のコンテンツを第1のコンテンツの視認中に自動的に挿入する。
【0045】
たとえば、広告(第2のコンテンツ)を、TV番組(第1のコンテンツ)のコマーシャルの時間に挿入しても良い。このような第2のコンテンツの関連付けおよび挿入を、メモリ・ベースの装置(固体メモリおよび/または他のメモリを有する)上に記憶されそこで実行可能なアプリケーション制御コードによって管理しても良い。
【0046】
挿入用に選択した第2のコンテンツ(たとえば、広告)は、ユーザ統計データ、メタデータ、プレイバック履歴などに応じて変えることができても良いことに注意されたい。ユーザに関連するこのようなデータを、メモリ・ベースの装置上(たとえば装置の保護領域内)に記憶しても良く、またサービス・プロバイダへ送信して戻しても良い(たとえば、ホスト装置を通して)。
【0047】
メモリ・ベースの装置上にロードしたコンテンツを再生して、ユーザが視認できるようにする。これを、参照数字40によって示す。プレーヤに対するアプリケーション・コードは一般的に、コンテンツを再生するためにメモリ・ベースの装置上に常駐してそこで実行可能である。コンテンツを再生するために、メモリ・ベースの装置をホスト装置にデジタル的に結合して、コンテンツをホスト装置において視認しても良い。
【0048】
メモリ・ベースの装置は、コンテンツをホスト装置において再生する際に、また図示するように、コンテンツおよびデータをホスト装置を通して受信または送信する際に、ホスト装置のメモリの拡張部分として機能しても良い。
【0049】
最後に、第1のコンテンツおよび第2のコンテンツは両方とも更新しても良い。これを、参照数字42によって示す。たとえば、TV番組の新しい放映を、サービス・プロバイダからメモリ・ベースの装置へ送信しても良く、メモリ・ベースの装置上に第1のコンテンツとして記憶しても良い。このような更新は、加入サービスを通してのユーザの要求などによるものであっても良い。別の例では、新しい広告または異なる広告を、サービス・プロバイダおよび/または外部の広告サービスから送信して、メモリ・ベースの装置上に第2のコンテンツとして記憶しても良い。このような更新は、たとえば、メタデータおよびユーザ統計データに基づいても良い。
【0050】
図3に、複数のホスト装置に結合しても良いデジタル・コンテンツ・デバイス10(メモリ装置)のダイヤグラム表示50を示す。
【0051】
例示した実施形態においては、デジタル・コンテンツ・デバイス10は、少なくとも4つのホスト装置52、54、56、および58に結合するように動作可能である。これを、矢印の方向によって示す。装置10は、ホスト装置52、54、56、および58に関連して挿入、取り外し、走査、および/または無線結合等をしても良い外部装置であっても良い。
【0052】
示唆されるように、ホスト装置52、54、56、および58は、同じかまたは異なるタイプのホスト装置であっても良く、また種々のデバイスを備えていても良い。1つの考えられる実施形態においては、ホスト装置52は、インターネット接続を伴うTV受信機(またはセット・トップ・ボックス)であり、ホスト装置54は、インターネット接続を伴うパーソナル・コンピュータであり、ホスト装置56は、携帯型メディア・プレーヤであり、ホスト装置58は、ATSC−MH受信を伴うスマート・フォンである。しかしこの場合もやはり、ホスト装置は、デジタル・コンテンツ・デバイス10と通信する他のデバイスであっても良い。また前述したように、デジタル・コンテンツ・デバイス10は、ホスト装置52、54、56、および58のメモリの拡張部分として働いても良い。加えて、明らかなように、図2の方法30および他の方法を、図3に示す構成において実施しても良い。
【0053】
図4に、複数のホスト装置52A、54A、56A、および58Aのダイヤグラム表示50を示す。これらの装置は、同じかまたは異なるタイプの装置であっても良く、それぞれメモリ10Aを有している。メモリ10Aは、デジタル・コンテンツを記憶して編成するように構成されている。メモリ10Aは、デジタル・コンテンツ・デバイス10と同様に構成しても良いが、ホスト装置内に常駐する。メモリ10Aは、ホスト装置52A、54A、56A、および58Aの他のメモリの一部であっても良いしそれに結合されていても良い。考えられる実施形態においては、メモリ10Aは本質的に、ホスト装置から取り外し不可能である。メモリ10Aは、ハード・ディスク、RAM、および/またはフラッシュ・メモリなどであっても良い。
【0054】
さらに、図2の方法30(および変形)を、図4に示す構成を用いて実施しても良い。ホスト装置52A、54A、56A、および58Aは、デジタル・コンテンツをメモリ10A内に、複数の供給源またはサービス・プロバイダから受信しても良い。前述したように、コンテンツを、ホスト装置52A、54A、56A、および58Aにおいて視認しても良い。潜在的な優位性は、ホスト装置APIが、常駐メモリ10A内でもっと構成可能な場合があること、またはメモリ10A上ではなくホスト装置内の他のメモリ上に記憶しても良いことである。
【0055】
加えて、ある実施形態においては、ホスト装置52A、54A、56A、および58Aは、互いとの通信を、たとえば有線接続(たとえば、USB接続)、無線接続(たとえば、ブルートゥース上でのストリーミング)などを介して行なっても良い。その結果、デジタル・コンテンツを、あるホスト装置のメモリ10Aから別のホスト装置のメモリ10Aへ転送しても良い。メモリ10Aは、あるホスト装置から他の装置へ動く必要がないため、これらのシナリオによって、第1のコンテンツ(たとえば、TV連続番組もしくは映画)のみまたは第2のコンテンツ(たとえば、広告)のみが転送されるかまたは動くオプションが提供されることに注意されたい。
【0056】
その結果、たとえば、第1のコンテンツを、ホスト装置52Aのメモリ10Aからホスト装置54Aのメモリ10Aへ転送しても良く、一方で、第2のコンテンツ(たとえば、広告)は、ホスト装置54Aのメモリ10A上で変化がない。したがって、第2のコンテンツを引き続いて、たとえばホスト装置54Aのユーザに適応させても良い。最後に、種々の実施形態が考えられることに注意されたい。たとえば、取り外し可能な装置10(図1を参照)を、メモリ10Aを有するホスト装置とともに使用し、第1および/または第2のコンテンツおよび他のコンテンツを種々のメモリ間で受信し、転送し、および記憶しても良い。
【0057】
本発明のある特定の特徴のみについて、本明細書で例示し説明してきたが、多くの変更および変形が当業者には想起される。
【0058】
したがって、添付の請求項は、本発明の真の趣旨に含まれるすべての変更および変形を網羅することが意図されていることを理解されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、視認するための装置であって、ホスト装置にデジタル的に結合するためのインターフェースと、
メモリであって、
第1のコンテンツを第2のコンテンツとは別個に受信および記憶することと、
ホスト装置とやり取りすることと、
第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付けることと、
第1のコンテンツと第2のコンテンツとを再生することと、を行なうように構成されるメモリと、を備える装置。
【請求項2】
メモリは、ホスト装置において視認するために第1のコンテンツと第2のコンテンツとを再生するように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項3】
装置は、第1のコンテンツと第2のコンテンツとをホスト装置を介して受信するように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項4】
メモリは、第1のコンテンツの更新と第2のコンテンツの更新とを受信し、記憶し、編成するように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項5】
メモリは、第1のコンテンツのプレイバック履歴もしくは第2のコンテンツのプレイバック履歴またはそれらの組み合わせに関連付けられるデータを記憶するように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項6】
メモリは、サービス・プロバイダへのデータの送信を容易にするように構成される請求項5に記載の装置。
【請求項7】
メモリは、第1のコンテンツのプレイバック履歴に基づいて第2のコンテンツを更新するように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項8】
メモリは、第2のコンテンツのアクセスを保護するように構成される請求項1に記載の装置。
【請求項9】
デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、視認するための装置であって、
ホスト装置にデジタル的に結合するためのインターフェースと、
メモリと、
メモリ内に記憶されるシステム・アーキテクチャであって、
メモリを、
第1のコンテンツを第2のコンテンツとは別個に受信および記憶することと、
第2のコンテンツのプレイバックを第1のコンテンツのプレイバックと関連付けることと、
ホスト装置において視認するための第1のコンテンツおよび第2のコンテンツのプレイバックを容易にすることと、を行なうように構成するシステム・アーキテクチャと、を備える装置。
【請求項10】
システム・アーキテクチャは、メモリを、ホスト装置のアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)を受信および記憶して、ホスト装置を介しての第1のコンテンツおよび第2のコンテンツの受信およびメモリ内への記憶を容易にするように構成する請求項9に記載の装置。
【請求項11】
システム・アーキテクチャは、第1のコンテンツと第2のコンテンツとをホスト装置において再生するためのメモリ内に記憶されたアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)を含む請求項9に記載の装置。
【請求項12】
メモリは、第2のコンテンツがユーザ・アクセスから少なくとも部分的に保護されるように、分割および構成される請求項9に記載の装置。
【請求項13】
デジタル・コンテンツを受信し、記憶し、および編成するための装置であって、
ホスト装置にデジタル的に結合するためのインターフェースと、
メモリと、
メモリ内に記憶された第1のプログラム・コードであって、第1のデジタル・コンテンツおよび第2のデジタル・コンテンツを受信して記憶メモリに記憶することを編成し、第1のデジタル・コンテンツおよび第2のデジタル・コンテンツのプレイバックを編成する第1のプログラム・コードと、
装置のホスト装置とのやり取りを容易にするためにメモリ内に記憶された第2のプログラム・コードと、
ホスト装置において視認するために第1のデジタル・コンテンツおよび第2のデジタル・コンテンツを再生するためのメモリ内に記憶された第3のプログラム・コードと、を備える装置。
【請求項14】
第1のプログラム・コードは第2のデジタル・コンテンツのアクセスを保護する請求項13に記載の装置。
【請求項15】
第2のプログラムは、ホスト装置を介してメモリ内に第1のデジタル・コンテンツおよび第2のデジタル・コンテンツを摂取することを容易にする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
第2のプログラムは、ホスト装置のアプリケーション・プログラム・インターフェースを含む請求項13に記載の装置。
【請求項17】
第3のプログラムはメディア・プレーヤを含む請求項13に記載の装置。
【請求項18】
デジタル・コンテンツを配布するための方法であって、
第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをホスト装置を介してメモリへ送信することと、
第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをメモリに記憶することと、
メモリ内に記憶された実行可能コードを介して、第2のコンテンツのプレイバックを第1のコンテンツのプレイバックに関連付けることと、
ホスト装置において視認するためにメモリ内に記憶された実行可能コードを介して第1のコンテンツおよび第2のコンテンツのプレイバックを容易にすることと、
メモリ内に記憶された第1のコンテンツもしくはメモリ内に記憶された第2のコンテンツまたはそれらの組み合わせを更新することと、を含む方法。
【請求項19】
メモリ内に記憶された実行可能コードを介して、少なくとも第1のコンテンツまたは第2のコンテンツのプレイバック履歴をサービス・プロバイダへ送信することを含む請求項18に記載の方法。
【請求項20】
メモリ内に記憶された第2のコンテンツのアクセスを保護することを含む請求項18に記載の方法。
【請求項21】
デジタル・コンテンツを配布するための方法であって、
第1のコンテンツをメモリ装置の第1のパーティション内に与えることと、
第2のコンテンツをメモリ装置の第2のパーティション内に与えることであって、メモリ装置は、1つまたは複数のホスト装置における第1のコンテンツの再生および第2のコンテンツの再生を容易にするように構成される、与えることと、
第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付けることと、
メモリ装置内に記憶された実行可能コードを介して第1のコンテンツのプレイバック履歴および第2のコンテンツのプレイバック履歴を1つまたは複数のホスト装置においてモニタすることと、
第2のコンテンツの第1のコンテンツとの関連付けを変えることと、を含む方法。
【請求項22】
メモリは固体メモリを含む請求項21に記載の方法。
【請求項23】
プレイバック履歴をサービス・プロバイダへ送信することを含み、関連付けを変えることは、プレイバック履歴に基づいて第2のコンテンツの第1のコンテンツとの関連付けを変えることを含む請求項21に記載の方法。
【請求項24】
サービス・プロバイダにおいてメモリ装置の利用統計データを受信することを含む請求項21に記載の方法。
【請求項25】
第2のコンテンツの第1のコンテンツとの関連付けを変えることは、さらなる第2のコンテンツをメモリ装置の第2のパーティション内に与えることを含む請求項21に記載の方法。
【請求項26】
さらなる第1のコンテンツをメモリ装置の第1のパーティション内に、メモリ装置のユーザの要求に応答して与えることを含む請求項21に記載の方法。
【請求項27】
デジタル・コンテンツを視認するための装置であって、
デジタル・コンテンツを受信するためのインターフェースと、
メモリであって、
第1のコンテンツを第2のコンテンツとは別個に編成して記憶することと、
第2のコンテンツを第1のコンテンツに関連付けることと、
第1のコンテンツの更新および第2のコンテンツの更新を編成して記憶することと、を行なうように構成されるメモリとを備える装置。
【請求項28】
メモリは、装置において第1のコンテンツと第2のコンテンツとを再生するように構成されるプレーヤ・コードを含む請求項27に記載の装置。
【請求項29】
メモリは、第1のコンテンツのプレイバック履歴もしくは第2のコンテンツのプレイバック履歴またはそれらの組み合わせに関連付けられるデータを記憶するように構成される請求項27に記載の装置。
【請求項30】
装置およびメモリは、データをサービス・プロバイダに送信するように構成される請求項29に記載の装置。
【請求項31】
メモリは、第1のコンテンツのプレイバック履歴に基づいて第2のコンテンツを更新するように構成される請求項29に記載の装置。
【請求項32】
メモリは、第2のコンテンツのアクセスを保護するように構成される請求項27に記載の装置。
【請求項33】
装置およびメモリは、第1のコンテンツもしくは第2のコンテンツまたはそれらの組み合わせを別の装置へ送信するように構成される請求項27に記載の装置。
【請求項34】
デジタル・コンテンツを配布するための方法であって、
第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを送信することと、
第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをメモリに記憶することと、
メモリ内に記憶された実行可能コードを介して、第2のコンテンツのプレイバックを第1のコンテンツのプレイバックに関連付けることと、
メモリ内に記憶された実行可能コードを介して第1のコンテンツおよび第2のコンテンツを再生することであって、第1のコンテンツを関連付けに基づいて第2のコンテンツを用いて視認する、再生することと、
メモリ内に記憶された少なくとも第1のコンテンツまたは第2のコンテンツを更新することと、を含む方法。
【請求項35】
更新することは、メモリ内に記憶された第2のコンテンツを少なくとも第1のコンテンツまたは第2のコンテンツのプレイバック履歴に基づいて更新することを含む請求項34に記載の方法。
【請求項36】
メモリ内に記憶された実行可能コードを介してプレイバック履歴をサービス・プロバイダへ送信することを含む請求項34に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−530865(P2011−530865A)
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−522081(P2011−522081)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/049147
【国際公開番号】WO2010/016979
【国際公開日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【出願人】(504195347)エヌビーシーユニバーサル メディア リミテッド ライアビリティ カンパニー (2)
【Fターム(参考)】