データベース閲覧装置、方法及びプログラム
【課題】データベースの閲覧対象のデータの内容をユーザが容易に把握できるようなデータ出力を行うデータベース閲覧装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】データベース閲覧装置は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、を備える。
【解決手段】データベース閲覧装置は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データベース閲覧装置、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
データベースのデータをユーザが閲覧するシステムに関し、ユーザがデータベースのデータを把握し易いようなデータ処理を行う種々のデータベース閲覧システムが開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ユーザが指定した属性間相関ルールに対応する全ての属性値を列挙し、列挙した属性値の相関関数を出力するデータマイング装置について記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、データベースの検索結果の表示画面に対する操作により、さらなる絞り込み検索を行う検索装置について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−197098号公報
【特許文献2】特開2009−251934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の特許文献1と特許文献2のようなシステムでは、ユーザが指定した条件に対応する全てのデータをデータベースから読み出して列挙するため、データベース内のデータ量が多い場合には出力されたデータの閲覧に膨大な時間がかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、データベースの閲覧対象のデータの内容をユーザが容易に把握できるようなデータ出力を行うデータベース閲覧装置、方法及びプログラムを提供することである。
【0008】
また、本発明は、データベースの閲覧におけるユーザの負荷を軽減することができるデータベース閲覧装置、方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、を備えることを特徴とするデータベース閲覧装置である。
【0010】
本発明は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付け、前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択し、前記データベースから選択されたデータを出力する、ことを特徴とするデータベース閲覧方法である。
【0011】
本発明は、コンピュータに、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付処理、前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択処理、前記データベースから選択されたデータを出力する出力処理、を実行させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ユーザが、データベース内の閲覧対象のデータを容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は本発明のデータベース閲覧装置の概要を示す図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は第1の実施形態のデータベースの概念図であるである。
【図4】図4は第1の実施形態のデータベースの具体例を示す図である。
【図5】図5は第1の実施形態のデータベース閲覧装置においてデータベースからデータを選択する処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は第1の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【図7】図7は第1の実施形態のデータベースの他の具体例を示す図である。
【図8】図8は図7のデータベースに対する閲覧画面の例を示す図である。
【図9】図9は第2の実施形態のデータベース閲覧装置においてデータベースからデータを選択する処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】図10は第2の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【図11】図11は第3の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【図12】図12は第3の実施形態の変形例における閲覧画面の一例を示す図である。
【図13】図13は本発明の第4の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。
【図14】図14は第4の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明のデータベース閲覧装置の概要図である。本データベース閲覧装置は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段101と、入力受付手段101が受け付けた閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段102と、データ選択手段102によりデータベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段103と、を備える。
【0015】
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。図示されるようにデータベース閲覧装置は、データベース1と、カテゴリ指定部2と、データ選択部3と、データ出力部4と、を備える。カテゴリ指定部2は、図1の入力受付手段101に対応する。データ選択部3は、図2のデータ選択手段102に対応する。データ出力部4は、図1のデータ出力手段103に対応する。
【0016】
データベース1は、一つ又は複数のカテゴリのカテゴリ値を含むデータを記憶する。カテゴリ指定部2は、ユーザによるカテゴリを指定する入力を受け付ける。データ選択部3は、ユーザにより指定されたカテゴリを用いて、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する。ここで多様化とは、カテゴリ値の種類をできるだけ多く選択することを指す。データ出力部4は、データ選択部3により選択されたデータを出力する。
【0017】
図3は、データベース1の概念図である。このデータベース1に格納されるデータは、識別子、カテゴリX、カテゴリY、・・・、記述内容等のデータ項目を含む。識別子には、各行を識別できるもの(例えば、番号等)が記憶されている。カテゴリX、カテゴリY等には、各カテゴリについてのデータ値(カテゴリ値)が記憶されている。
【0018】
図4は、データベース1の具体例を示す図である。このデータベース1に格納されるデータは、カテゴリとして「製品」と「作業フェーズ」等のカテゴリのデータ項目と、「障害内容」等の記述内容のデータ項目とを備える。カテゴリ「製品」のカテゴリ値としては、例えば、「A製品」、「B製品」等の製品名が記憶される。カテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値としては、「テスト」、「運用」、「リリース」等が記憶される。
【0019】
次に、第1の実施形態に係るデータベース閲覧装置において、指定されたカテゴリに基づいてデータベースからデータを選択する処理について図5のフローチャートを参照して説明する。
【0020】
データ選択部3は、行カウントNに初期値1を代入し、配列K2の変数iに初期値1を代入する(ステップS1)。カテゴリ指定部2は、ユーザによるカテゴリを指定する入力操作を受け付ける(ステップS2)。
【0021】
データ選択部3は、データベース1にN行目のデータが記憶されているかを判定する(ステップS3)。N行目のデータがデータベース1に記憶されている場合(ステップS3:YES)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリのカテゴリ値をK1に代入する(ステップS4)。
【0022】
データ選択部3は、K1とK2に格納されたカテゴリ値が同じかどうか(K1=K2[n](n=1,2・・・,i))を判定する(ステップS5)。
【0023】
K1とK2が異なるならば(ステップS5:NO)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータを、データ出力部4に対して出力する(ステップ6)。データ選択部3は、K2[i]にK1の値を代入する(ステップS7)。そして、iにi+1を代入し(ステップS8)、NにN+1を代入し(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0024】
また、ステップS5において、K1とK2が一致するならば(ステップS5:YES)、NにN+1を代入して(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0025】
ステップS3において、N行目のデータがデータベース1に記憶されていない場合には(ステップS3:NO)、処理を終了する。
【0026】
上述した処理を、図4のデータベースについて行う場合を例に説明する。
【0027】
データ選択部3は、行カウントNと配列K2のiに初期値1を代入する(ステップS1)。カテゴリ指定部2は、カテゴリ「製品」と「作業フェーズ」から、ユーザによる指定を受け付ける(ステップS2)。ここでは、カテゴリ「製品」がユーザにより指定されたこととする。
【0028】
データ選択部3は、データベース1の1行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をK1に代入する(ステップS3:YES、ステップS4)。K1とK2[n]が一致するかどうかの判別では、K2[n]にはまだ何も代入されていないため、K1とK2[n]は一致しないと判別する(ステップ5:NO)。データ選択部3は、1行目のデータをデータ出力部4に出力する(ステップS6)。データ出力部4は、1行目のデータを受け取って保持する。そして、データ選択部3は、K2[i]に「A製品」を代入する(ステップS7)。iに1を加算し(ステップS8)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0029】
次に、データ選択部3は、データベース1の2行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をK1に代入する(ステップS3:YES、ステップS4)。このとき、K1はK2[n]の「A製品」と一致するため、(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0030】
次に、データ選択部3は、データベース1の3行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)、K1はK2[n]の「A製品」と一致するため(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0031】
次に、データ選択部3は、データベース1の4行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)する。K1の「B製品」は、K2[n]の「A製品」と一致しないため(ステップ5:NO)、4行目のデータをデータ出力部4に出力する(ステップS6)。データ出力部4は、4行目のデータを受け取って保持する。そして、データ選択部3は、K2[i]に「B製品」を代入する(ステップS7)。iに1を加算し(ステップS8)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0032】
次に、データ選択部3は、データベース1の5行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)、K1はK2[n]の「B製品」と一致するため(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0033】
次に、データ選択部3は、データベース1の6行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)、K1はK2[n]の「B製品」と一致するため(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。データベース1において7行目のデータは存在しないため(ステップS3:NO)、処理を終了する。これにより、データベース1の1行目と4行目のデータがデータベース1から選択されたことなる。データ出力部4は、選択されたデータベース1の1行目と4行目のデータを画面表示等により出力する。
【0034】
図6は、ユーザからのカテゴリの指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データが表示される閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれるカテゴリ(図6では、カテゴリ「製品」とカテゴリ「作業フェーズ」)を選択可能なように表示する。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリに基づいて、上述した処理(図5)が実行され、データベース1から選択されたデータが、データ出力部4により表示される(図6のデータベース選択内容)。
【0035】
これにより、例えば、図3のデータベース1が製品開発に関するものであり、初めてシステム開発する人等が図3のようなデータベース1についてカテゴリ「製品」を指定した場合、指定されたカテゴリ「製品」について各種カテゴリ値を含むデータを表示するため、閲覧の制限時間がある場合でも、どんな製品を今まで開発してきて、どんな障害等に気をつけなければならないかを網羅的に閲覧することができる。
【0036】
データベース1の他の例を図7に示す。図7のデータベースは、「年代」、「日」、「曜区分」、「時区分」、「場所」、「用途」、「自己種類」等のカテゴリ項目と、「詳細」の項目と、を含むデータを記憶する。図7のデータベースに対する閲覧画面の例を図8に示す。図8では、カテゴリの指定入力を、プルダウンメニューにより受け付ける。この例では、カテゴリ「事故種類」が指定入力されている。そして、図7のデータベースから、カテゴリ「事故種類」における各種カテゴリ値「右左折」、「人対車両」、「車両単独」を含むデータがそれぞれ選択され、閲覧画面に表示される(図8のデータ選択内容)。
【0037】
これにより、例えば、図7のデータベース1が車の事故に関するものであり、初めて運転する人等が図7のようなデータベース1についてカテゴリ「事故種類」を指定した場合、指定されたカテゴリ「事故種類」について各種カテゴリ値を含むデータを表示するため、閲覧の制限時間がある場合でも、どんな時間帯にどんな場所で、どんな内容の事故等に気をつけなければならないかを網羅的に閲覧することができる。
【0038】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ユーザが指定したカテゴリについて、各種カテゴリ値を含むデータをデータベースから選択するようにしているが、第2の実施形態では、ユーザがあるカテゴリについて指定したカテゴリ値と、他のカテゴリとの組合わせにおいて、データが多様化するようにデータベース1から選択する。
【0039】
次に、第2の実施形態に係るデータベース閲覧装置において、指定されたカテゴリ値に基づいてデータベースからデータを選択する処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。ここでは、図4のデータベースを処理する場合を例に説明する。
【0040】
データ選択部3は、行カウントNに初期値1を代入し、配列K2のインデックスiに初期値1を代入する(ステップS11)。
【0041】
カテゴリ指定部2は、ユーザによるカテゴリ値を指定する入力操作を受け付け、指定されたカテゴリ値をM2に代入する(ステップS2)。例えば、図4のデータベースにおけるカテゴリ「製品」と「作業フェーズ」の各カテゴリ値から、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「製品A」がユーザにより指定されたこととする。この場合、カテゴリ値「製品A」をM2に代入する。
【0042】
データ選択部3は、データベース1にN行目のデータが記憶されているかを判定する(ステップS13)。
【0043】
N行目のデータがデータベース1に記憶されている場合(ステップS13:YES)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリのカテゴリ値をM1に代入する(ステップS14)。ここでは、1行目のデータのカテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」がM1に代入される。
【0044】
データ選択部3は、M1とM2に格納されたカテゴリ値が同じかどうか(M=M2)を判定する(ステップS15)。この例では、M1「A製品」とM2「A製品」は一致する。
【0045】
M1とM2が一致するならば(ステップS15:YES)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータから、ユーザが指定したカテゴリとは別のカテゴリのカテゴリ値を取得して、T1に代入する(ステップS16:YES)。この例では、カテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値「テスト」がT1に代入される。
【0046】
次に、データ選択部3は、T1とT2に格納されたカテゴリ値が同じかどうか(T1=T2[n](n=1,2・・・,i))を判定する(ステップS17)。ここでは、T2[n]にはまだ何も代入されていないため、T1とT2[1]は一致しないと判別する。
【0047】
T1とT2が異なるならば(ステップS17:NO)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータを、データ出力部4に対して出力する(ステップS18)。この例では、1行目のデータがデータ出力部4に対して出力され、保持される。
【0048】
そして、データ選択部3は、T2[i]にT1の値を代入する(ステップS19)。そして、iにi+1を代入し(ステップS20)、NにN+1を代入し(ステップS21)、ステップS13に戻る。
【0049】
次に、データ選択部3は、データベース1の2行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をM1に代入する(ステップS13:YES、ステップS14)。このとき、M1とM2は「A製品」で一致するため、(ステップ15:YES)、データ選択部3は、データベース1の2行目のデータから、指定されたカテゴリとは別のカテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値「テスト」を取得して、T1に代入する(ステップS16:YES)。
【0050】
T1とT2を比較すると、T1はT2[n]の「テスト」と一致するため(ステップ16:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0051】
次に、データ選択部3は、データベース1の3行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をM1に代入する(ステップS13:YES、ステップS14)。このとき、M1とM2は「A製品」で一致するため、(ステップ15:YES)、データ選択部3は、データベース1の3行目のデータから、指定されたカテゴリとは別のカテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値「運用」を取得して、T1に代入する(ステップS16)。
【0052】
そして、T1「運用」はT2[n]と一致しないため(ステップ17:NOYES)、データ選択部3は、3行目のデータをデータ出力部4に対して出力する(ステップS18)。データ出力部4は、このデータを保持する。
【0053】
そして、T2[i]にT1の値を代入し(ステップS19)、iにi+1を代入し(ステップS20)、NにN+1を代入し(ステップS21)、ステップS13に戻る。
【0054】
次に、データ選択部3は、データベース1の4行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をM1に代入する(ステップS13:YES、ステップS14)。このとき、M1とM2は一致しないため、(ステップ15:NO)、NにN+1を代入し(ステップS21)、ステップS13に戻る。5行目と6行目のデータについても上述した4行目のデータと同様の処理になる。6行目のデータを処理した後、ステップS13において、7行目のデータは存在するかを判別し、存在しないため(ステップS13:NO)、本処理を終了する。これにより、データベース1の1行目と3行目のデータがデータベース1から選択されたことなる。データ出力部4は、選択されたデータベース1の1行目と3行目のデータを画面表示等により出力する。
【0055】
図10は、ユーザからのカテゴリ値の指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データを表示する閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれる各カテゴリの各カテゴリ値を選択可能なように表示する。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリ値に基づいて、上述した処理(図9)が実行され、データベース1から選択されたデータが、データ出力部4により表示される(図10のデータベース選択内容)。
【0056】
これにより、例えば図4のようなデータベース1についてカテゴリ値「製品A」を指定した場合、ユーザに閲覧の制限時間がある場合でも、ユーザの注目した「製品A」に関して、偏りのない障害データを閲覧することができる。つまり、指定したカテゴリの種類の範囲内で閲覧するデータを俯瞰するようにデータを選択して出力することにより、ユーザに閲覧の制限時間がある場合でも、ユーザの注目する内容でデータを効率よく閲覧することができる。
【0057】
なお、上述した例では、ではデータベースのカテゴリが2つの場合であったが、データベースのカテゴリ数はこれに限定されない。例えば3つ以上のカテゴリを組み合わせて実行してもよい。また、カテゴリ毎自由にデータベースのデータをソートして閲覧データの順序を変更してもよい。また、ユーザがどのカテゴリを指定したかがわかるように、指定されたカテゴリをハイライトなどにして強調表示してもよい。
【0058】
例えば、3つ以上のカテゴリを有するデータベースについて図9の処理を実行する場合、カテゴリ値と、カテゴリと、の指定入力をユーザから受け付けるようにしてもよい。そして、指定されたカテゴリ値を含むデータについて、指定されたカテゴリにおいて多くの種類を含むよう処理してもよい。また、カテゴリ値だけをユーザに指定させ、それと組み合わせるカテゴリについては、データ選択部3が決定してもよい。この場合の決定方法は任意に設定可能であり、例えば、ユーザが閲覧したいと考えられるカテゴリを予め登録しておき、それを用いてもよい。
【0059】
(第3の実施形態)
第1と第2の実施形態では、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する際に、各カテゴリ値について同じ割合でデータを選択していた。第3の実施形態では、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する際に、カテゴリ値毎のデータベース1におけるデータ登録件数に応じて、データ登録件数が多いものほど多くデータを選択して出力する。
【0060】
カテゴリ指定部2は、ユーザによる、カテゴリを指定する入力を受け付ける。データ選択部3は、ユーザにより指定されたカテゴリについて、カテゴリ値毎にデータ件数をカウントする。そして、予め設定された選択基準により、データ登録件数が多いものほど多くデータを選択する。この選択基準は任意に設定可能であり、例えば、カテゴリ値毎にカウントされたデータ件数の割合に応じてカテゴリ値毎のデータ選択数を決定してもよく、また、カウント件数の範囲とデータ選択件数とを対応づけるテーブルを用いて、あるカテゴリ値についてカウントされたデータ件数が範囲Xにある場合には、そのテーブルにおいて範囲Xに対応するデータ選択件数だけそのカテゴリ値のデータを選択するようにしてもよい。
【0061】
図11は、ユーザからのカテゴリの指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データを表示する閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれる各カテゴリを選択可能なように表示する。図11では、カテゴリの指定入力を、プルダウンメニューにより受け付ける。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリに基づいて、データベース1からデータ選択部3により選択されたデータが、データ出力部4により表示される。例えば図11では、データベース1が事故データのデータベースであり、ユーザがこれからいろいろな場所で運転するにあたって、「場所」に注目して事故データを閲覧するようにカテゴリ「場所」を指定したものとする。その結果、カテゴリ「場所」について、カテゴリ値のデータ件数が多いものほど多くデータが表示される。ユーザは、この閲覧画面を見て、市街地の方が非市街地よりも事故件数が多いので、市街地では事故に特に気をつけなければならいないことを読み取る。このように、これから運転するにあたって、ユーザに閲覧時間の制限がある場合でも、どのデータに注目しなければならないのかを俯瞰的に閲覧することができる。
【0062】
また、第3の実施形態の変形例として、ユーザからカテゴリ値の指定入力を受け付け、その指定されたカテゴリ値を含むデータについて、他のカテゴリのカテゴリ値毎のデータ登録件数が多いものほど多くデータを選択して出力するようにしてもよい。
【0063】
カテゴリ指定部2は、ユーザによる、カテゴリ値を指定する入力を受け付ける。データ選択部3は、ユーザにより指定されたカテゴリ値を含むデータに関し、他のカテゴリについてカテゴリ値毎にデータ件数をカウントする。ここで、他のカテゴリは任意に設定可能であり、例えば、ユーザが指定してもよく、また、ユーザが閲覧したいと考えられるカテゴリを予め登録しておき、それを用いてもよい。そして、データ選択部3は、他のカテゴリについて、予め設定された選択基準により、データ登録件数が多いものほど多くデータを選択する。この選択基準は任意に設定可能であり、例えば、上述した選択基準を用いてもよい。
【0064】
図12は、ユーザからのカテゴリ値の指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データを表示する閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれる各カテゴリの各カテゴリ値を選択可能なように表示する。図12では、カテゴリ値の指定入力を、プルダウンメニューにより受け付ける。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリ値を含むデータについて他のカテゴリのカテゴリ値毎にカウントした結果に基づいて、データベース1からデータ選択部3により選択されたデータが、データ出力部4により表示される。
【0065】
例えば図12では、データベース1が事故データのデータベースであり、ユーザがこれから夕方に運転するために、カテゴリ「時刻」のカテゴリ値「夕方」を指定入したものとする。その結果、カテゴリ値「夕方」を含むデータについて、他のカテゴリ「種類」について、データ件数が多いものほど多くデータが表示される。ユーザは、この閲覧画面を見て、夕方の運転では、事故の種類として右左折や人対車両が多いので、右左折事故や人対車両事故に特に気をつけなければならいないことを読み取る。このように、これからユーザがある範囲内の時間で運転するにあたって、ユーザに閲覧時間の制限がある場合でも、どのデータに注目しなければならないのかを俯瞰的に閲覧することができる。
【0066】
(第4の実施形態)
上述した第1から第3の実施形態では、出力件数をデータ選択部が算出していたが、第4の実施形態では、ユーザが閲覧したい件数を予め設定するとともに、設定された件数のデータを選択する際、少数のデータは選択しない。これにより、データベースに件数の多いデータを重点的に閲覧することができる。
【0067】
図13は、本発明の第4の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。図示されるようにデータベース閲覧装置は、データベース1と、データ選択部3と、データ出力部4と、閲覧データ件数設定部5と、を備える。データベース1とデータ出力部4は第1から第3の実施形態と同様である。データ選択部3は、データベース1に件数の多いデータを重点的に、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する。閲覧データ件数設定部5は、ユーザによる閲覧件数の入力を受け付ける。データ選択部3は、図1のデータ選択手段102に対応する。データ出力部4は、図1のデータ出力手段103に対応する。閲覧データ件数設定部5は、図1の入力受付手段101に対応する。
【0068】
データ選択部3は、データベース1内のデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎に件数を計数し、件数の多いデータに点数をつけて合計点数を優先度として算出し、点数の多い順に、設定された件数のデータをデータ出力部4に出力する。
【0069】
例えば図7のデータベースを処理する場合について説明する。データ選択部3は、カテゴリ「年代」についてカテゴリ値毎にデータ件数をカウントし、カテゴリ値「50代」が最も件数が多い場合には、カテゴリ値「50代」を含むデータのポイントに1を加算する。また、カテゴリ「日」について、データ選択部3は、カテゴリ値毎にデータ件数をカウントし、カテゴリ値「8/1」が最も件数が多い場合には、カテゴリ値「8/1」を含むデータのポイントに1を加算する。他の、カテゴリ「時区分」、「場所」、「用途」、「事故種類」・・・についても同様に処理する。このようにして、各カテゴリについて、ポイントを加算した後、データ選択部3は、合計ポイント(優先度)の高い順に、ユーザにより設定された件数だけデータを選択し、データ出力部4に出力する。このデータ選択では、例えば、出力したデータのカテゴリ値の組み合わせを記憶しておき、同じカテゴリ値の組み合わせのデータは出力しないようにしてもよい。なお、ポイントの加算方法は任意に設定可能であり、例えば、あるカテゴリにおいてカテゴリ値が全て同じ場合には、ポイント加算を行わなくても良い。
【0070】
図14は、ユーザから出力件数の指定入力を受け付け、指定された件数の出力データを表示する閲覧画面の一例である。ユーザは表示させたいデータ件数をキーボード等の入力装置を操作して入力することができる。そして、入力された件数分のデータがデータベース1からデータ選択部3により選択され、データ出力部4により表示される(図14のデータベース選択内容)。このように、ユーザが閲覧する件数を能動的に設定することができるため、ユーザに閲覧時間の制限時間がある場合でも、データベース内に多いカテゴリ値を優先的して表示させることにより、データベース全体のデータの代表的な内容を閲覧することができる。
【0071】
なお、データベース閲覧装置は、例えば、入力装置と、CPU等の制御部と、記憶装置と、表示装置と、通信制御部とを備えるコンピュータ等から構成されてもよい。上述した本発明の実施形態に係るデータベース閲覧装置は、CPUが記憶部に格納された動作プログラム等を読み出して実行することにより実現されてもよく、また、ハードウェアで構成されてもよい。上述した実施の形態の一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現することもできる。
【0072】
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することができる。
【0073】
例えば、上述した閲覧画面の構成は一例であり、例えば、カテゴリやカテゴリ値の指定入力を受け付ける画面と、データベースから選択されたデータを表示する画面とはそれぞれ別の画面にしてもよい。
【0074】
また、上記実施形態ではデータベース閲覧装置がデータベースを有する構成としているがこれに限定されず、例えばデータベース装置の外部のデータベースにデータ選択部が接続して、上述した処理を行う構成としてもよい。
【0075】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0076】
(付記1)
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、
を備えることを特徴とするデータベース閲覧装置。
【0077】
(付記2)
前記入力受付手段は、前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータベース閲覧装置。
【0078】
(付記3)
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする付記2に記載のデータベース閲覧装置。
【0079】
(付記4)
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータベース閲覧装置。
【0080】
(付記5)
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータベース閲覧装置。
【0081】
(付記6)
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付け、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択し、
前記データベースから選択されたデータを出力する、
ことを特徴とするデータベース閲覧方法。
【0082】
(付記7)
前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記6に記載のデータベース閲覧方法。
【0083】
(付記8)
前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする付記7に記載のデータベース閲覧方法。
【0084】
(付記9)
前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記6に記載のデータベース閲覧方法。
【0085】
(付記10)
前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする付記6に記載のデータベース閲覧方法。
【0086】
(付記11)
コンピュータに、
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付処理、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択処理、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力処理、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【0087】
(付記12)
前記入力受付処理は、前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記データ選択処理は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のプログラム。
【0088】
(付記13)
前記データ選択処理は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする付記12に記載のプログラム。
【0089】
(付記14)
前記入力受付処理は、前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記データ選択処理は、前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のプログラム。
【0090】
(付記15)
前記入力受付処理は、前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
前記データ選択処理は、データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のプログラム。
【符号の説明】
【0091】
1 データベース
2 カテゴリ指定部
3 データ選択部
4 データ出力部
5 閲覧データ件数設定部
101 入力受付手段
102 データ選択手段
103 データ出力手段
【技術分野】
【0001】
本発明は、データベース閲覧装置、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
データベースのデータをユーザが閲覧するシステムに関し、ユーザがデータベースのデータを把握し易いようなデータ処理を行う種々のデータベース閲覧システムが開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ユーザが指定した属性間相関ルールに対応する全ての属性値を列挙し、列挙した属性値の相関関数を出力するデータマイング装置について記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、データベースの検索結果の表示画面に対する操作により、さらなる絞り込み検索を行う検索装置について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−197098号公報
【特許文献2】特開2009−251934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の特許文献1と特許文献2のようなシステムでは、ユーザが指定した条件に対応する全てのデータをデータベースから読み出して列挙するため、データベース内のデータ量が多い場合には出力されたデータの閲覧に膨大な時間がかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、データベースの閲覧対象のデータの内容をユーザが容易に把握できるようなデータ出力を行うデータベース閲覧装置、方法及びプログラムを提供することである。
【0008】
また、本発明は、データベースの閲覧におけるユーザの負荷を軽減することができるデータベース閲覧装置、方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、を備えることを特徴とするデータベース閲覧装置である。
【0010】
本発明は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付け、前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択し、前記データベースから選択されたデータを出力する、ことを特徴とするデータベース閲覧方法である。
【0011】
本発明は、コンピュータに、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付処理、前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択処理、前記データベースから選択されたデータを出力する出力処理、を実行させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ユーザが、データベース内の閲覧対象のデータを容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は本発明のデータベース閲覧装置の概要を示す図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は第1の実施形態のデータベースの概念図であるである。
【図4】図4は第1の実施形態のデータベースの具体例を示す図である。
【図5】図5は第1の実施形態のデータベース閲覧装置においてデータベースからデータを選択する処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は第1の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【図7】図7は第1の実施形態のデータベースの他の具体例を示す図である。
【図8】図8は図7のデータベースに対する閲覧画面の例を示す図である。
【図9】図9は第2の実施形態のデータベース閲覧装置においてデータベースからデータを選択する処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】図10は第2の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【図11】図11は第3の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【図12】図12は第3の実施形態の変形例における閲覧画面の一例を示す図である。
【図13】図13は本発明の第4の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。
【図14】図14は第4の実施形態における閲覧画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明のデータベース閲覧装置の概要図である。本データベース閲覧装置は、データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段101と、入力受付手段101が受け付けた閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段102と、データ選択手段102によりデータベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段103と、を備える。
【0015】
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。図示されるようにデータベース閲覧装置は、データベース1と、カテゴリ指定部2と、データ選択部3と、データ出力部4と、を備える。カテゴリ指定部2は、図1の入力受付手段101に対応する。データ選択部3は、図2のデータ選択手段102に対応する。データ出力部4は、図1のデータ出力手段103に対応する。
【0016】
データベース1は、一つ又は複数のカテゴリのカテゴリ値を含むデータを記憶する。カテゴリ指定部2は、ユーザによるカテゴリを指定する入力を受け付ける。データ選択部3は、ユーザにより指定されたカテゴリを用いて、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する。ここで多様化とは、カテゴリ値の種類をできるだけ多く選択することを指す。データ出力部4は、データ選択部3により選択されたデータを出力する。
【0017】
図3は、データベース1の概念図である。このデータベース1に格納されるデータは、識別子、カテゴリX、カテゴリY、・・・、記述内容等のデータ項目を含む。識別子には、各行を識別できるもの(例えば、番号等)が記憶されている。カテゴリX、カテゴリY等には、各カテゴリについてのデータ値(カテゴリ値)が記憶されている。
【0018】
図4は、データベース1の具体例を示す図である。このデータベース1に格納されるデータは、カテゴリとして「製品」と「作業フェーズ」等のカテゴリのデータ項目と、「障害内容」等の記述内容のデータ項目とを備える。カテゴリ「製品」のカテゴリ値としては、例えば、「A製品」、「B製品」等の製品名が記憶される。カテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値としては、「テスト」、「運用」、「リリース」等が記憶される。
【0019】
次に、第1の実施形態に係るデータベース閲覧装置において、指定されたカテゴリに基づいてデータベースからデータを選択する処理について図5のフローチャートを参照して説明する。
【0020】
データ選択部3は、行カウントNに初期値1を代入し、配列K2の変数iに初期値1を代入する(ステップS1)。カテゴリ指定部2は、ユーザによるカテゴリを指定する入力操作を受け付ける(ステップS2)。
【0021】
データ選択部3は、データベース1にN行目のデータが記憶されているかを判定する(ステップS3)。N行目のデータがデータベース1に記憶されている場合(ステップS3:YES)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリのカテゴリ値をK1に代入する(ステップS4)。
【0022】
データ選択部3は、K1とK2に格納されたカテゴリ値が同じかどうか(K1=K2[n](n=1,2・・・,i))を判定する(ステップS5)。
【0023】
K1とK2が異なるならば(ステップS5:NO)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータを、データ出力部4に対して出力する(ステップ6)。データ選択部3は、K2[i]にK1の値を代入する(ステップS7)。そして、iにi+1を代入し(ステップS8)、NにN+1を代入し(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0024】
また、ステップS5において、K1とK2が一致するならば(ステップS5:YES)、NにN+1を代入して(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0025】
ステップS3において、N行目のデータがデータベース1に記憶されていない場合には(ステップS3:NO)、処理を終了する。
【0026】
上述した処理を、図4のデータベースについて行う場合を例に説明する。
【0027】
データ選択部3は、行カウントNと配列K2のiに初期値1を代入する(ステップS1)。カテゴリ指定部2は、カテゴリ「製品」と「作業フェーズ」から、ユーザによる指定を受け付ける(ステップS2)。ここでは、カテゴリ「製品」がユーザにより指定されたこととする。
【0028】
データ選択部3は、データベース1の1行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をK1に代入する(ステップS3:YES、ステップS4)。K1とK2[n]が一致するかどうかの判別では、K2[n]にはまだ何も代入されていないため、K1とK2[n]は一致しないと判別する(ステップ5:NO)。データ選択部3は、1行目のデータをデータ出力部4に出力する(ステップS6)。データ出力部4は、1行目のデータを受け取って保持する。そして、データ選択部3は、K2[i]に「A製品」を代入する(ステップS7)。iに1を加算し(ステップS8)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0029】
次に、データ選択部3は、データベース1の2行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をK1に代入する(ステップS3:YES、ステップS4)。このとき、K1はK2[n]の「A製品」と一致するため、(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0030】
次に、データ選択部3は、データベース1の3行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)、K1はK2[n]の「A製品」と一致するため(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0031】
次に、データ選択部3は、データベース1の4行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)する。K1の「B製品」は、K2[n]の「A製品」と一致しないため(ステップ5:NO)、4行目のデータをデータ出力部4に出力する(ステップS6)。データ出力部4は、4行目のデータを受け取って保持する。そして、データ選択部3は、K2[i]に「B製品」を代入する(ステップS7)。iに1を加算し(ステップS8)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0032】
次に、データ選択部3は、データベース1の5行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)、K1はK2[n]の「B製品」と一致するため(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0033】
次に、データ選択部3は、データベース1の6行目のデータについて、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をK1に代入し(ステップS3:YES、ステップS4)、K1はK2[n]の「B製品」と一致するため(ステップ5:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。データベース1において7行目のデータは存在しないため(ステップS3:NO)、処理を終了する。これにより、データベース1の1行目と4行目のデータがデータベース1から選択されたことなる。データ出力部4は、選択されたデータベース1の1行目と4行目のデータを画面表示等により出力する。
【0034】
図6は、ユーザからのカテゴリの指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データが表示される閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれるカテゴリ(図6では、カテゴリ「製品」とカテゴリ「作業フェーズ」)を選択可能なように表示する。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリに基づいて、上述した処理(図5)が実行され、データベース1から選択されたデータが、データ出力部4により表示される(図6のデータベース選択内容)。
【0035】
これにより、例えば、図3のデータベース1が製品開発に関するものであり、初めてシステム開発する人等が図3のようなデータベース1についてカテゴリ「製品」を指定した場合、指定されたカテゴリ「製品」について各種カテゴリ値を含むデータを表示するため、閲覧の制限時間がある場合でも、どんな製品を今まで開発してきて、どんな障害等に気をつけなければならないかを網羅的に閲覧することができる。
【0036】
データベース1の他の例を図7に示す。図7のデータベースは、「年代」、「日」、「曜区分」、「時区分」、「場所」、「用途」、「自己種類」等のカテゴリ項目と、「詳細」の項目と、を含むデータを記憶する。図7のデータベースに対する閲覧画面の例を図8に示す。図8では、カテゴリの指定入力を、プルダウンメニューにより受け付ける。この例では、カテゴリ「事故種類」が指定入力されている。そして、図7のデータベースから、カテゴリ「事故種類」における各種カテゴリ値「右左折」、「人対車両」、「車両単独」を含むデータがそれぞれ選択され、閲覧画面に表示される(図8のデータ選択内容)。
【0037】
これにより、例えば、図7のデータベース1が車の事故に関するものであり、初めて運転する人等が図7のようなデータベース1についてカテゴリ「事故種類」を指定した場合、指定されたカテゴリ「事故種類」について各種カテゴリ値を含むデータを表示するため、閲覧の制限時間がある場合でも、どんな時間帯にどんな場所で、どんな内容の事故等に気をつけなければならないかを網羅的に閲覧することができる。
【0038】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ユーザが指定したカテゴリについて、各種カテゴリ値を含むデータをデータベースから選択するようにしているが、第2の実施形態では、ユーザがあるカテゴリについて指定したカテゴリ値と、他のカテゴリとの組合わせにおいて、データが多様化するようにデータベース1から選択する。
【0039】
次に、第2の実施形態に係るデータベース閲覧装置において、指定されたカテゴリ値に基づいてデータベースからデータを選択する処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。ここでは、図4のデータベースを処理する場合を例に説明する。
【0040】
データ選択部3は、行カウントNに初期値1を代入し、配列K2のインデックスiに初期値1を代入する(ステップS11)。
【0041】
カテゴリ指定部2は、ユーザによるカテゴリ値を指定する入力操作を受け付け、指定されたカテゴリ値をM2に代入する(ステップS2)。例えば、図4のデータベースにおけるカテゴリ「製品」と「作業フェーズ」の各カテゴリ値から、カテゴリ「製品」のカテゴリ値「製品A」がユーザにより指定されたこととする。この場合、カテゴリ値「製品A」をM2に代入する。
【0042】
データ選択部3は、データベース1にN行目のデータが記憶されているかを判定する(ステップS13)。
【0043】
N行目のデータがデータベース1に記憶されている場合(ステップS13:YES)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリのカテゴリ値をM1に代入する(ステップS14)。ここでは、1行目のデータのカテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」がM1に代入される。
【0044】
データ選択部3は、M1とM2に格納されたカテゴリ値が同じかどうか(M=M2)を判定する(ステップS15)。この例では、M1「A製品」とM2「A製品」は一致する。
【0045】
M1とM2が一致するならば(ステップS15:YES)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータから、ユーザが指定したカテゴリとは別のカテゴリのカテゴリ値を取得して、T1に代入する(ステップS16:YES)。この例では、カテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値「テスト」がT1に代入される。
【0046】
次に、データ選択部3は、T1とT2に格納されたカテゴリ値が同じかどうか(T1=T2[n](n=1,2・・・,i))を判定する(ステップS17)。ここでは、T2[n]にはまだ何も代入されていないため、T1とT2[1]は一致しないと判別する。
【0047】
T1とT2が異なるならば(ステップS17:NO)、データ選択部3は、データベース1のN行目のデータを、データ出力部4に対して出力する(ステップS18)。この例では、1行目のデータがデータ出力部4に対して出力され、保持される。
【0048】
そして、データ選択部3は、T2[i]にT1の値を代入する(ステップS19)。そして、iにi+1を代入し(ステップS20)、NにN+1を代入し(ステップS21)、ステップS13に戻る。
【0049】
次に、データ選択部3は、データベース1の2行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をM1に代入する(ステップS13:YES、ステップS14)。このとき、M1とM2は「A製品」で一致するため、(ステップ15:YES)、データ選択部3は、データベース1の2行目のデータから、指定されたカテゴリとは別のカテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値「テスト」を取得して、T1に代入する(ステップS16:YES)。
【0050】
T1とT2を比較すると、T1はT2[n]の「テスト」と一致するため(ステップ16:YES)、Nに1を加算した後(ステップS9)、ステップS3に戻る。
【0051】
次に、データ選択部3は、データベース1の3行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリ「製品」のカテゴリ値「A製品」をM1に代入する(ステップS13:YES、ステップS14)。このとき、M1とM2は「A製品」で一致するため、(ステップ15:YES)、データ選択部3は、データベース1の3行目のデータから、指定されたカテゴリとは別のカテゴリ「作業フェーズ」のカテゴリ値「運用」を取得して、T1に代入する(ステップS16)。
【0052】
そして、T1「運用」はT2[n]と一致しないため(ステップ17:NOYES)、データ選択部3は、3行目のデータをデータ出力部4に対して出力する(ステップS18)。データ出力部4は、このデータを保持する。
【0053】
そして、T2[i]にT1の値を代入し(ステップS19)、iにi+1を代入し(ステップS20)、NにN+1を代入し(ステップS21)、ステップS13に戻る。
【0054】
次に、データ選択部3は、データベース1の4行目のデータについて、ユーザにより指定されたカテゴリ「製品」のカテゴリ値「B製品」をM1に代入する(ステップS13:YES、ステップS14)。このとき、M1とM2は一致しないため、(ステップ15:NO)、NにN+1を代入し(ステップS21)、ステップS13に戻る。5行目と6行目のデータについても上述した4行目のデータと同様の処理になる。6行目のデータを処理した後、ステップS13において、7行目のデータは存在するかを判別し、存在しないため(ステップS13:NO)、本処理を終了する。これにより、データベース1の1行目と3行目のデータがデータベース1から選択されたことなる。データ出力部4は、選択されたデータベース1の1行目と3行目のデータを画面表示等により出力する。
【0055】
図10は、ユーザからのカテゴリ値の指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データを表示する閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれる各カテゴリの各カテゴリ値を選択可能なように表示する。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリ値に基づいて、上述した処理(図9)が実行され、データベース1から選択されたデータが、データ出力部4により表示される(図10のデータベース選択内容)。
【0056】
これにより、例えば図4のようなデータベース1についてカテゴリ値「製品A」を指定した場合、ユーザに閲覧の制限時間がある場合でも、ユーザの注目した「製品A」に関して、偏りのない障害データを閲覧することができる。つまり、指定したカテゴリの種類の範囲内で閲覧するデータを俯瞰するようにデータを選択して出力することにより、ユーザに閲覧の制限時間がある場合でも、ユーザの注目する内容でデータを効率よく閲覧することができる。
【0057】
なお、上述した例では、ではデータベースのカテゴリが2つの場合であったが、データベースのカテゴリ数はこれに限定されない。例えば3つ以上のカテゴリを組み合わせて実行してもよい。また、カテゴリ毎自由にデータベースのデータをソートして閲覧データの順序を変更してもよい。また、ユーザがどのカテゴリを指定したかがわかるように、指定されたカテゴリをハイライトなどにして強調表示してもよい。
【0058】
例えば、3つ以上のカテゴリを有するデータベースについて図9の処理を実行する場合、カテゴリ値と、カテゴリと、の指定入力をユーザから受け付けるようにしてもよい。そして、指定されたカテゴリ値を含むデータについて、指定されたカテゴリにおいて多くの種類を含むよう処理してもよい。また、カテゴリ値だけをユーザに指定させ、それと組み合わせるカテゴリについては、データ選択部3が決定してもよい。この場合の決定方法は任意に設定可能であり、例えば、ユーザが閲覧したいと考えられるカテゴリを予め登録しておき、それを用いてもよい。
【0059】
(第3の実施形態)
第1と第2の実施形態では、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する際に、各カテゴリ値について同じ割合でデータを選択していた。第3の実施形態では、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する際に、カテゴリ値毎のデータベース1におけるデータ登録件数に応じて、データ登録件数が多いものほど多くデータを選択して出力する。
【0060】
カテゴリ指定部2は、ユーザによる、カテゴリを指定する入力を受け付ける。データ選択部3は、ユーザにより指定されたカテゴリについて、カテゴリ値毎にデータ件数をカウントする。そして、予め設定された選択基準により、データ登録件数が多いものほど多くデータを選択する。この選択基準は任意に設定可能であり、例えば、カテゴリ値毎にカウントされたデータ件数の割合に応じてカテゴリ値毎のデータ選択数を決定してもよく、また、カウント件数の範囲とデータ選択件数とを対応づけるテーブルを用いて、あるカテゴリ値についてカウントされたデータ件数が範囲Xにある場合には、そのテーブルにおいて範囲Xに対応するデータ選択件数だけそのカテゴリ値のデータを選択するようにしてもよい。
【0061】
図11は、ユーザからのカテゴリの指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データを表示する閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれる各カテゴリを選択可能なように表示する。図11では、カテゴリの指定入力を、プルダウンメニューにより受け付ける。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリに基づいて、データベース1からデータ選択部3により選択されたデータが、データ出力部4により表示される。例えば図11では、データベース1が事故データのデータベースであり、ユーザがこれからいろいろな場所で運転するにあたって、「場所」に注目して事故データを閲覧するようにカテゴリ「場所」を指定したものとする。その結果、カテゴリ「場所」について、カテゴリ値のデータ件数が多いものほど多くデータが表示される。ユーザは、この閲覧画面を見て、市街地の方が非市街地よりも事故件数が多いので、市街地では事故に特に気をつけなければならいないことを読み取る。このように、これから運転するにあたって、ユーザに閲覧時間の制限がある場合でも、どのデータに注目しなければならないのかを俯瞰的に閲覧することができる。
【0062】
また、第3の実施形態の変形例として、ユーザからカテゴリ値の指定入力を受け付け、その指定されたカテゴリ値を含むデータについて、他のカテゴリのカテゴリ値毎のデータ登録件数が多いものほど多くデータを選択して出力するようにしてもよい。
【0063】
カテゴリ指定部2は、ユーザによる、カテゴリ値を指定する入力を受け付ける。データ選択部3は、ユーザにより指定されたカテゴリ値を含むデータに関し、他のカテゴリについてカテゴリ値毎にデータ件数をカウントする。ここで、他のカテゴリは任意に設定可能であり、例えば、ユーザが指定してもよく、また、ユーザが閲覧したいと考えられるカテゴリを予め登録しておき、それを用いてもよい。そして、データ選択部3は、他のカテゴリについて、予め設定された選択基準により、データ登録件数が多いものほど多くデータを選択する。この選択基準は任意に設定可能であり、例えば、上述した選択基準を用いてもよい。
【0064】
図12は、ユーザからのカテゴリ値の指定入力を受け付け、指定入力に対する出力データを表示する閲覧画面の一例である。閲覧画面では、データベース1内のデータに含まれる各カテゴリの各カテゴリ値を選択可能なように表示する。図12では、カテゴリ値の指定入力を、プルダウンメニューにより受け付ける。ユーザはマウス等の入力装置を操作してカーソルで指定入力することができる。そして、指定されたカテゴリ値を含むデータについて他のカテゴリのカテゴリ値毎にカウントした結果に基づいて、データベース1からデータ選択部3により選択されたデータが、データ出力部4により表示される。
【0065】
例えば図12では、データベース1が事故データのデータベースであり、ユーザがこれから夕方に運転するために、カテゴリ「時刻」のカテゴリ値「夕方」を指定入したものとする。その結果、カテゴリ値「夕方」を含むデータについて、他のカテゴリ「種類」について、データ件数が多いものほど多くデータが表示される。ユーザは、この閲覧画面を見て、夕方の運転では、事故の種類として右左折や人対車両が多いので、右左折事故や人対車両事故に特に気をつけなければならいないことを読み取る。このように、これからユーザがある範囲内の時間で運転するにあたって、ユーザに閲覧時間の制限がある場合でも、どのデータに注目しなければならないのかを俯瞰的に閲覧することができる。
【0066】
(第4の実施形態)
上述した第1から第3の実施形態では、出力件数をデータ選択部が算出していたが、第4の実施形態では、ユーザが閲覧したい件数を予め設定するとともに、設定された件数のデータを選択する際、少数のデータは選択しない。これにより、データベースに件数の多いデータを重点的に閲覧することができる。
【0067】
図13は、本発明の第4の実施形態に係るデータベース閲覧装置の構成を示すブロック図である。図示されるようにデータベース閲覧装置は、データベース1と、データ選択部3と、データ出力部4と、閲覧データ件数設定部5と、を備える。データベース1とデータ出力部4は第1から第3の実施形態と同様である。データ選択部3は、データベース1に件数の多いデータを重点的に、カテゴリ値を多様化するようにデータベース1からデータを選択する。閲覧データ件数設定部5は、ユーザによる閲覧件数の入力を受け付ける。データ選択部3は、図1のデータ選択手段102に対応する。データ出力部4は、図1のデータ出力手段103に対応する。閲覧データ件数設定部5は、図1の入力受付手段101に対応する。
【0068】
データ選択部3は、データベース1内のデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎に件数を計数し、件数の多いデータに点数をつけて合計点数を優先度として算出し、点数の多い順に、設定された件数のデータをデータ出力部4に出力する。
【0069】
例えば図7のデータベースを処理する場合について説明する。データ選択部3は、カテゴリ「年代」についてカテゴリ値毎にデータ件数をカウントし、カテゴリ値「50代」が最も件数が多い場合には、カテゴリ値「50代」を含むデータのポイントに1を加算する。また、カテゴリ「日」について、データ選択部3は、カテゴリ値毎にデータ件数をカウントし、カテゴリ値「8/1」が最も件数が多い場合には、カテゴリ値「8/1」を含むデータのポイントに1を加算する。他の、カテゴリ「時区分」、「場所」、「用途」、「事故種類」・・・についても同様に処理する。このようにして、各カテゴリについて、ポイントを加算した後、データ選択部3は、合計ポイント(優先度)の高い順に、ユーザにより設定された件数だけデータを選択し、データ出力部4に出力する。このデータ選択では、例えば、出力したデータのカテゴリ値の組み合わせを記憶しておき、同じカテゴリ値の組み合わせのデータは出力しないようにしてもよい。なお、ポイントの加算方法は任意に設定可能であり、例えば、あるカテゴリにおいてカテゴリ値が全て同じ場合には、ポイント加算を行わなくても良い。
【0070】
図14は、ユーザから出力件数の指定入力を受け付け、指定された件数の出力データを表示する閲覧画面の一例である。ユーザは表示させたいデータ件数をキーボード等の入力装置を操作して入力することができる。そして、入力された件数分のデータがデータベース1からデータ選択部3により選択され、データ出力部4により表示される(図14のデータベース選択内容)。このように、ユーザが閲覧する件数を能動的に設定することができるため、ユーザに閲覧時間の制限時間がある場合でも、データベース内に多いカテゴリ値を優先的して表示させることにより、データベース全体のデータの代表的な内容を閲覧することができる。
【0071】
なお、データベース閲覧装置は、例えば、入力装置と、CPU等の制御部と、記憶装置と、表示装置と、通信制御部とを備えるコンピュータ等から構成されてもよい。上述した本発明の実施形態に係るデータベース閲覧装置は、CPUが記憶部に格納された動作プログラム等を読み出して実行することにより実現されてもよく、また、ハードウェアで構成されてもよい。上述した実施の形態の一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現することもできる。
【0072】
以上、好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することができる。
【0073】
例えば、上述した閲覧画面の構成は一例であり、例えば、カテゴリやカテゴリ値の指定入力を受け付ける画面と、データベースから選択されたデータを表示する画面とはそれぞれ別の画面にしてもよい。
【0074】
また、上記実施形態ではデータベース閲覧装置がデータベースを有する構成としているがこれに限定されず、例えばデータベース装置の外部のデータベースにデータ選択部が接続して、上述した処理を行う構成としてもよい。
【0075】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0076】
(付記1)
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、
を備えることを特徴とするデータベース閲覧装置。
【0077】
(付記2)
前記入力受付手段は、前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータベース閲覧装置。
【0078】
(付記3)
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする付記2に記載のデータベース閲覧装置。
【0079】
(付記4)
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータベース閲覧装置。
【0080】
(付記5)
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする付記1に記載のデータベース閲覧装置。
【0081】
(付記6)
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付け、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択し、
前記データベースから選択されたデータを出力する、
ことを特徴とするデータベース閲覧方法。
【0082】
(付記7)
前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記6に記載のデータベース閲覧方法。
【0083】
(付記8)
前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする付記7に記載のデータベース閲覧方法。
【0084】
(付記9)
前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記6に記載のデータベース閲覧方法。
【0085】
(付記10)
前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする付記6に記載のデータベース閲覧方法。
【0086】
(付記11)
コンピュータに、
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付処理、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択処理、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力処理、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【0087】
(付記12)
前記入力受付処理は、前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記データ選択処理は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のプログラム。
【0088】
(付記13)
前記データ選択処理は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする付記12に記載のプログラム。
【0089】
(付記14)
前記入力受付処理は、前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記データ選択処理は、前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のプログラム。
【0090】
(付記15)
前記入力受付処理は、前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
前記データ選択処理は、データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする付記11に記載のプログラム。
【符号の説明】
【0091】
1 データベース
2 カテゴリ指定部
3 データ選択部
4 データ出力部
5 閲覧データ件数設定部
101 入力受付手段
102 データ選択手段
103 データ出力手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、
を備えることを特徴とするデータベース閲覧装置。
【請求項2】
前記入力受付手段は、前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項3】
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項4】
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項5】
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項6】
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付け、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択し、
前記データベースから選択されたデータを出力する、
ことを特徴とするデータベース閲覧方法。
【請求項7】
コンピュータに、
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付処理、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択処理、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力処理、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付手段と、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択手段と、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力手段と、
を備えることを特徴とするデータベース閲覧装置。
【請求項2】
前記入力受付手段は、前記閲覧データの選択に関する入力として、カテゴリを指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項3】
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する際に、前記指定されたカテゴリ項目のカテゴリ値毎のデータベースにおけるデータ件数を計数し、計数結果に基づいて、前記カテゴリ値毎に前記データの選択数を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項4】
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、あるカテゴリにおいてカテゴリ値を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、前記指定されたカテゴリ値を含むデータについて、前記あるカテゴリとは別のカテゴリにおいて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項5】
前記入力受付手段は、前記データ選択に関する入力として、閲覧件数を指定する入力を受け付け、
前記データ選択手段は、データベースのデータについて、各カテゴリのカテゴリ値毎にデータ件数を計数し、計数結果に基づいて前記データベースの各データについて優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記閲覧件数だけデータを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース閲覧装置。
【請求項6】
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付け、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択し、
前記データベースから選択されたデータを出力する、
ことを特徴とするデータベース閲覧方法。
【請求項7】
コンピュータに、
データベースの閲覧に際して、閲覧対象データの選択に関する入力を受け付ける入力受付処理、
前記閲覧対象データの選択に関する入力に基づいて、所定のカテゴリについて異なるカテゴリ値を含むようにデータベースからデータを選択するデータ選択処理、
前記データベースから選択されたデータを出力するデータ出力処理、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2012−133691(P2012−133691A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−286889(P2010−286889)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
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