説明

データ保存方法とデータ保存制御装置およびそのための記録媒体

【課題】操作性の良いコンピュータシステムにおけるデータ、例えばホームページ中のイメージの保存方法と制御装置およびその記録媒体を提供する。
【解決手段】文字情報とイメージ情報からなるホームページの中から画面上に表示されるイメージを保存するコンピュータシステムにおいて、ホームページを所定の言語で記述した記述文書を読取り41、記述文書から、ホームページ中の保存可能なイメージのソースファイルを検索し43、その検索したソースファイルに基づきイメージに関するイメージ情報をリスト表示し44、そのリスト表示したイメージ情報の中から所望のイメージを選択し45、その選択したイメージを記録媒体に保存する46。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデータ保存方法とデータ保存制御装置およびそのための記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットにコンピュータを接続して世界中のコンピュータ間で距離や時間を超えてリアルタイムに情報交換することが可能となってきている。インターネットを介して情報を得るものとしてホームページが知られている。ホームページは、主にHTML文書を用いて、テキスト(文書)情報とイメージ(画像)情報からなり、インターネットまたは他のネットワークに接続したコンピュータがそれぞれもつことのできる情報である。このホームページの中から文書やイメージを抜き取って保存しておき個人のデータベースとして活用したいという要望がある。
【0003】
従来技術によるコンピュータを用いて、所定のホームページの中から文書(テキスト情報)を保存したい場合、コンピュータの画面上に表示されたそのホームページの保存したい文書の先頭位置にマウスをポイントし、ここでマウスのボタンを押したままその保存したい文書の最終位置までマウスをドラッグしてポイントを移しマウスのボタンを離すことにより保存したい範囲を指定することができる。この指定した文書の範囲の背景は例えばブルーに変化する。次に、この範囲内でマウスを右クリックすると、「コピー」というメニューが出て来るので、「コピー」をクリックすることでバッファに一時保持され、「編集」メニューの「貼り付け」をクリックすることによりバッファから新文書にホームページ中の文書を保存することができる。
【0004】
一方、所定のホームページの中からイメージを保存したい場合、コンピュータの画面上に表示されたそのホームページの保存したいイメージの上にマウスをポイントし右クリックすると、「名前を付けて画像を保存する」というメニューが出て来る。次いで、保存する場所、ファイル名を入力して「保存」というボタンをクリックすることによりホームページ中のイメージを保存することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術によるホームページの中からイメージを保存する方法は、コンピュータの画面上に表示されたそのホームページの保存したいイメージの上にマウスをポイントしクリックしても、「名前を付けて画像を保存する」というメニューが出て来ない場合があり、このような場合、マウスでクリックしたイメージは保存することができない。このように、従来技術によるホームページの中からイメージを保存する方法は、保存したいイメージの上にマウスをポイントしクリックするまで、そのイメージが保存できるものなのか保存できないものなのか区別できずで操作性が悪いという問題がある。
【0006】
また、ホームページはHTML文書のタグに従ってテキスト情報およびイメージ情報が画面上に配置して表示される。従って、ホームページで表示されている複数のイメージ情報を保存したい場合、散在している各イメージ情報をポイントするためにマウスを操作する必要がある。
それゆえ、本発明は上記問題を解決し、操作性の良いコンピュータシステムにおけるデータ保存方法、データ保存制御装置およびそのための記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記問題を解決する本発明によるデータ保存方法は、画面上に表示されるデータ中から所望のデータを保存するデータ保存方法において、前記表示データの中から所定種別のデータを検出し、前記検出されたデータをリスト表示し、前記リスト表示されたデータから所望のデータを選択し、選択した前記データを記録媒体に保存させる、ことを特徴とする。
【0008】
上記構成により、保存したいデータをリストして画面に表示するので、データを記録媒体に保存するときの操作性が向上する。
本発明のデータ保存方法において、前記表示されるデータは文字情報とイメージ情報からなり、前記所定種別のデータはイメージ情報である。
本発明のデータ保存方法において、前記表示されるデータは所定の言語で記述された文書に基づき表示されるものであって、該文書の内容から前記所定種別のデータを検出する。
【0009】
本発明のデータ保存方法において、前記リスト表示は、所定のソート処理に従って表示される。
本発明のデータ保存方法において、前記表示されるデータは遠隔のホームページであって、該ホームページを表示させるための記述文書から前記所定種別のデータを検出する。
【0010】
本発明のデータ保存方法において、前記表示されるデータはローカルの記録媒体に記録されたものであって、該記録媒体に記録された該データを表示するための文書から前記所定種別のデータを検出する。
前記問題を解決する本発明のデータ保存制御装置は、画面上に表示されるデータ中から所望のデータを保存するデータ保存制御装置において、前記表示データの中から所定種別のデータを検出する手段と、前記検出されたデータをリスト表示する手段と、前記リスト表示されたデータから所望のデータを選択する手段と、選択した前記データを記録媒体に保存させる手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明のデータ保存制御装置において、前記表示されるデータは文字情報とイメージ情報からなり、前記所定種別のデータはイメージ情報である。
本発明のデータ保存制御装置において、前記表示されるデータは所定の言語で記述された文書に基づき表示されるものであって、該文書の内容から前記所定種別のデータを検出する。
【0012】
本発明のデータ保存制御装置において、前記リスト表示は、所定のソート処理に従って表示される。
本発明のデータ保存制御装置において、前記表示されるデータは遠隔のホームページであって、該ホームページを表示させるための記述文書から前記所定種別のデータを検出する。
【0013】
本発明のデータ保存制御装置において、前記表示されるデータはローカルの記録媒体に記録されたものであって、該記録媒体に記録された該データを表示するための文書から前記所定種別のデータを検出する。
前記問題を解決する本発明の記録媒体は、コンピュータに、画面上に表示されるデータの中から所定種別のデータを検出し、前記検出されたデータをリスト表示し、前記リスト表示されたデータから所望のデータを選択し、選択した前記データを記録媒体に保存させる、ことを実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0014】
本発明の記録媒体において、前記表示されるデータは文字情報とイメージ情報からなり、前記所定種別のデータはイメージ情報である。
本発明の記録媒体において、前記表示されるデータは所定の言語で記述された文書に基づき表示されるものであって、該文書の内容から前記所定種別のデータを検出する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、コンピュータシステムの画面に表示した情報(ホームページ)の中から保存したいデータ(イメージ)をリストして画面に表示するので、データ(イメージ)を保存するときの操作が簡単になり、操作時間を短縮できる。
【0016】
本発明によれば、所定の情報、例えばCDROMに格納された文字情報とイメージ情報からなる情報の中から保存したい情報(イメージ)をリストして画面に表示することができるので、情報(イメージ)を保存する操作が簡単になり、操作時間を短縮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明のコンピュータシステムの一実施形態の概略ブロック構成図である。図1に示すコンピュータシステムは、CPU1を有するコンピュータシステムであり、CPU1は、バスライン2を介して、システム全体を制御するプログラムや本発明によるホームページ中のイメージの保存方法を実行するためのプログラム等を格納したROM3、システムに必要なデータや入出力データ等を一時格納するRAM4およびI/Oインターフェース5に接続されている。I/Oインターフェース5には、文書情報やイメージ情報を画面上に表示するCRT6、プリンタ7、フロッピディスクドライブ8、文字情報やイメージ情報を読取るスキャナ9、キーボード10、CRT6の画面上に配置され、例えば指でタッチした画面の位置データを検出するタッチパネル11および通信網、例えばインターネットを介して外部のコンピュータに接続するモデム12がそれぞれのケーブルを介して接続されている。
【0018】
図1を用いて本発明の記録媒体に記録されたプログラムの処理について以下簡単に説明する。本発明の図1全体で示すコンピュータシステムは、中央処理装置(CPU)1と、記録媒体である例えばROM3やRAM4と、を備える。このコンピュータシステムには、フロッピー(登録商標)ディスクのような可搬型の記録媒体(図示せず)の読取装置、すなわちフロッピディスクドライブ8が設けられている。フロッピディスクドライブ8の代わりにCD−ROMの読取装置を設けてもよい。所定の操作によりフロッピー(登録商標)ディスク等の可搬型の記録媒体に記録された本発明による各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを、その読取装置を介して読取り、RAM4にローディングする。もちろん、オペレータがコンピュータシステムのRAM4にキーボード10等の入力手段を介して直接上記プログラムを書き込んでもよい。あるいは、他のクライアントのコンピュータシステム(図示せず)等に設置された記録媒体としての例えばRAM(図示せず)に格納された上記プログラムを、ネットワーク(通信回線)、モデム12を介して本コンピュータシステムのRAM4にローディングする。その後、RAM4にローディングしたプログラムは、コンピュータシステムのCPU1の処理により必要に応じて実行される。
【0019】
また、プログラムは予めROM3に記録され、そのプログラムをROM3から読出してCPU1により実行されるものでもよい。
次に、本発明によるコンピュータシステムにおけるホームページ中のイメージの保存方法について以下に説明する。
図2は本発明のコンピュータシステムのホームページの初期画面を示す図である。画面20の下段のメニューボックス21には種々のメニューが表示されている。これらメニューには、左から順に、「戻る」、「進む」、「再読込」、「履歴」、「ブックマーク」、「検索」、「保存・読出」、「印刷」、「メール」および「終了」がある。「戻る」を選択すると前段階で表示していたページの表示画面に移る。「進む」を選択すると「戻る」が選択されたときのページの表示画面に移る。「再読込」を選択すると現在表示しているホームページの情報をリモートサーバまたはローカルシステムから読込んで表示する。「履歴」を選択すると今回コンピュータシステムを起動した後にアクセスしたホームページがリスト表示されそのリストから再度見たいホームページを選択できる。「ブックマーク」を選択すると次回以降にコンピュータシステムを起動したときにアクセスしたいホームページの登録とそのリスト表示ができる。「検索」を選択すると検索用の表示画面に移る。「保存・読出」を選択すると図3に示す画面に移り現在見ているホームページの中からテキストまたはイメージを保存する操作が可能となる。「印刷」を選択すると現在表示中の画面が印刷される。「メール」を選択すると電子メールの送信や受信のための操作画面に移る。「終了」を選択するとインターネット関連のサービス、例えばホームページや電子メールのサービスの提供が終了されコンピュータシステムの初期画面に移る。
【0020】
これらのメニューの選択は、画面20がタッチパネル構造となっているので画面20上の下段のメニューボックス21に示される種々のメニューを指でタッチすることにより操作でき、またはキーボードによりカーソルを移動してエンターキー押すことにより操作できる。
メニューボックス21の上にはホームページのアドレスの表示領域22がある。この表示領域22には画面20で見たいホームページのアドレスを直接キーで入力することができキー入力した後エンターキーを押せばそのホームページが画面20に表示される。
【0021】
画面20の中央から左側の表示領域23には、上部にWELCOME!インターネットブラウザと表示される領域230があり、領域230の下部の左側にはグルメ231、トラベル232およびスポーツ233、右側にはファッション234、コミックアニメ235およびオンラインマガジン236とホームページのタイトルが表示されている。これらのタイトルの左側にはタイトルを象徴するイメージが表示されている。これらのイメージはインターネットを介して他のサーバにリンクされており、このイメージを指でタッチするとリンク先のサーバのホームページが本コンピュータシステムのRAMにダウンロードされる。
【0022】
画面20の右側の表示領域24には、2つのホームページ「ホームページを作ってみよう」241と「紙で作る日用品達」242のタイトルとこれらのタイトルを象徴するイメージが表示されている。これらのイメージを指タッチすると本コンピュータシステムの「ホームページを作ってみよう」や「紙で作る日用品達」のホームページがRAMにダウンロードされる。
【0023】
図3はホームページ中のイメージをリスト表示した画面を示す図である。画面30の下段にはホームページのアドレスの表示領域31がある。この表示領域31には画面30に表示されているイメージ保存のリストに対応するホームページのアドレスが示されている。
画面30の左側の表示領域32には、3つのボタン「テキスト保存」、「イメージ保存」および「戻る」が表示されている。表示領域32における「テキスト保存」321のボタンは表示領域33にテキストの情報(図示せず)を表示させるためのボタンであり、「イメージ保存」322のボタンは表示領域33にイメージの情報を表示させるためのボタンであり、「戻る」323のボタンは図2の表示画面に戻るためのボタンである。図3に示される「テキスト保存」321のボタンは四角形の枠が付いているが、この枠はタッチパネルを使用せずにキーボードだけを使用して操作するときにカーソルを「テキスト保存」321のボタンに移動したときに図3に示すように「テキスト保存」321のボタンを囲む位置に移動して表示される。「イメージ保存」322のボタンまでカーソルを移動すればこの枠も「イメージ保存」322のボタンを囲む位置に移動する。
【0024】
この「イメージ保存」322のボタンを選択すると、図3に示すように、画面30の中央から右側の表示領域33に、ホームページ中の保存可能なイメージ情報のリストの一部が表示される。また、キーボードによるスクロール操作によりイメージ情報のリストの残りの部分が表示される。リストとして、参照番号331〜334で示すイメージとそれぞれのイメージのファイル名と表示領域33に表示されたイメージのサイズとが表示される。
【0025】
表示領域33の上部の領域330に「イメージ保存」と表示されているが、表示領域32のテキストボタン321が選択されているときは領域330は「テキスト保存」と表示される。図3に示すように、表示領域33にはホームページで表示される保存可能なイメージがリストされて表示されている。イメージを保存したいときは、参照番号331〜334で示すリスト表示されたイメージを指でタッチする。テキストの情報を保存したいときは、「テキスト保存」321のボタンを指でタッチして表示領域33にテキストの情報を表示する。すると表示領域に「保存しますか」というメニューが表示されるので、これを選択することによりテキストの情報の保存が行われる。
【0026】
図4は本発明によるホームページ中のイメージの保存処理を示すフローチャートである。以下に記す処理はコンピュータシステムのROMに格納されたブラウザと称するプログラムにより主として遂行される。先ず、ステップ41では、図2に示すメニューボックス21におけるホームページを呼び出すメニューの選択に応じまたは表示領域22にホームページのアドレスをキー入力した後のエンターキーの操作に応じて、所望のホームページのソースファイルをコンピュータシステムのRAMにダウンロードする。次いで、ステップ42では、ダウンロードしたホームページのソースファイル内容に基づき図2に示すように画面20に表示する。
【0027】
ステップ43では、図2に示すメニューボックス21における「保存・読出」を指でタッチすることにより、ダウンロードしたホームページのソースファイルからホームページ中の保存可能なイメージのソースファイルを検索する。ステップ44では、検索したイメージのソースファイルに基づきイメージに関するイメージ情報を図3に示すように画面にリスト表示する。
【0028】
ステップ45では、リスト表示したイメージ情報の中から所望のイメージを選択する。この選択は、図3の表示領域33に示されるホームページの保存可能なイメージのリストの中から参照番号331〜334のイメージを指でタッチすることにより行う。ステップ46では、選択したイメージをフロッピー(登録商標)ディスクのような記録媒体に保存する。また、本発明の実施形態において、フロッピー(登録商標)ディスクは、通常の1.2MB、1.4MBの容量のものの他に大容量、例えば120MBのものも使用できる。また、フロッピー(登録商標)ディスクにおけるイメージはホームページのソースファイルの中のイメージのソースファイルのファイル名で保存される。
【0029】
図5はHTMLで記述されたホームページの文書の一例を示す図である。図4に示すフローチャートのステップ43およびステップ44について図5を用いて説明する。図5はダウンロードしたホームページのソースファイルの文書を示す。このソースファイルは、ホームページのアドレスを示すURL(Uniform Resource Locator)の最後に記述されたファイル名に相当するファイルをそのホームページを有するサーバから本コンピュータシステムにダウンロードしたものである。ここでURLの構成について下記の具体例を用いて概略説明する。
【0030】
http://www.nasda.go.jp/Ranking/1997/Nov.html
上記URLは、httpはプロトコール、www はサブドメイン名、nasda.go.jp はドメイン名、Ranking 1997はディレクトリ名、Nov.htmlはファイル名から構成される。また、ドメイン名は、組織名nasda 、属性goおよび国名jpから構成される。
【0031】
このようにダウンロードしたホームページのソースファイルの文書からホームページ中の保存可能なイメージのソースファイルを検索(ステップ43)するには、図5に示す文書の第10行目に記述された「<IMG SRC="TYTLS.gif" WIDTH="375" HEIGHT="170" …> 」のような「IMG SRC 」と記述されている部分(IMG タグ)をキーにして検索する。「IMG SRC 」に続く「= 」の後に記述された「TYTLS.gif 」が求めるホームページ中の保存可能なイメージのソースファイルであり、「WIDTH="375" HEIGHT="170"」がそのイメージを表示するサイズを示す情報である。"375" や"170" はドット数を示すので、使用するコンピュータシステムの解像度(ドット/インチ)によって画面上の表示サイズは異なる。
【0032】
したがって、検索したイメージのソースファイルに基づきイメージに関するイメージ情報を画面にリスト表示する(ステップ44)には、例えば図5に示す文書の第19行目に記述された「<IMG SRC="GURUM.gif" WIDTH="200" HEIGHT="51"…> 」や第20、21行目に記述された「<IMG SRC="FASON.gif" WIDTH="200" HEIGHT="51"…> 」から図3の表示領域33の参照番号333や332で示すイメージ情報を表示する。ここで、表示領域33に示される縦サイズ:51ドット、横サイズ:200ドットは、ホームページのソースファイルに記述されたドットサイズに一致するが、通常ホームページのソースファイルに記述されるイメージのドットサイズは、必ずしも縦サイズ:51ドット、横サイズ:200ドットに一致せず、ホームページの画面に実際に表示される大きさが示されている。このような場合、そのイメージを表示領域33に縦サイズ:51ドット、横サイズ:200ドット内に収まるように縮小または拡大して表示する。また、本発明の実施形態では、イメージの保存サイズを縦サイズ:51ドット、横サイズ:200ドットとしているが、このサイズはこれに限らずホームページの画面に実際に表示される大きさにしたり、所望のサイズに設定することもできる。
【0033】
上述した検索したイメージのソースファイルをリスト表示するには、種々の表示方法がある。図3に示す本発明の実施形態のように、ホームページのソースファイルからイメージのソースファイルを検索した順にリスト表示してもよいが、アルファベット順やアイウエオ順あるいはホームページ中に表示される頻度の高い順にソートしてリスト表示してもよい。例えば、天気予報のホームページのときは晴れマークが表示される頻度が高いので晴れマークのイメージ情報をリストの最初に表示してもよい。
【0034】
以上、本発明をホームページの実施形態を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えばCDROMに格納された文字情報とイメージ情報からなる所定の情報を上述したように解読して保存可能なイメージのソースファイルを検索し、検索したソースファイルに基づきイメージ情報を画面にリスト表示することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明のコンピュータシステムの一実施形態の概略ブロック構成図である。
【図2】本発明のコンピュータシステムのホームページの初期画面を示す図である。
【図3】ホームページ中のイメージをリスト表示した画面を示す図である。
【図4】本発明によるホームページ中のイメージの保存処理を示すフローチャートである。
【図5】HTMLで記述されたホームページの文書の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0036】
1 CPU
3 ROM
4 RAM
5 I/Oインターフェース
6 CRT
8 フロッピディスクドライブ
10 キーボード
11 タッチパネル
12 モデム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面上に表示されるデータ中から所望のデータを保存するデータ保存方法において、
前記表示データの中から所定種別のデータを検出し、
前記検出されたデータをリスト表示し、
前記リスト表示されたデータから所望のデータを選択し、
選択した前記データを記録媒体に保存させる、
ことを特徴とするデータ保存方法。
【請求項2】
前記表示されるデータは文字情報とイメージ情報からなり、前記所定種別のデータはイメージ情報であることを特徴とする請求項1記載のデータ保存方法。
【請求項3】
前記表示されるデータは所定の言語で記述された文書に基づき表示されるものであって、該文書の内容から前記所定種別のデータを検出することを特徴とする請求項1または2記載のデータ保存方法。
【請求項4】
前記リスト表示は、所定のソート処理に従って表示される請求項1乃至3の何れかに記載のデータ保存方法。
【請求項5】
前記表示されるデータは遠隔のホームページであって、該ホームページを表示させるための記述文書から前記所定種別のデータを検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のデータ保存方法。
【請求項6】
前記表示されるデータはローカルの記録媒体に記録されたものであって、該記録媒体に記録された該データを表示するための文書から前記所定種別のデータを検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のデータ保存方法。
【請求項7】
画面上に表示されるデータ中から所望のデータを保存するデータ保存制御装置において、
前記表示データの中から所定種別のデータを検出する手段と、
前記検出されたデータをリスト表示する手段と、
前記リスト表示されたデータから所望のデータを選択する手段と、
選択した前記データを記録媒体に保存させる手段と、
を備えることを特徴とするデータ保存制御装置。
【請求項8】
前記表示されるデータは文字情報とイメージ情報からなり、前記所定種別のデータはイメージ情報であることを特徴とする請求項7記載のデータ保存制御装置。
【請求項9】
前記表示されるデータは所定の言語で記述された文書に基づき表示されるものであって、該文書の内容から前記所定種別のデータを検出することを特徴とする請求項7または8記載のデータ保存制御装置。
【請求項10】
前記リスト表示は、所定のソート処理に従って表示される請求項7乃至9の何れかに記載のデータ保存制御装置。
【請求項11】
前記表示されるデータは遠隔のホームページであって、該ホームページを表示させるための記述文書から前記所定種別のデータを検出することを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載のデータ保存制御装置。
【請求項12】
前記表示されるデータはローカルの記録媒体に記録されたものであって、該記録媒体に記録された該データを表示するための文書から前記所定種別のデータを検出することを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載のデータ保存制御装置。
【請求項13】
コンピュータに、
画面上に表示されるデータの中から所定種別のデータを検出し、
前記検出されたデータをリスト表示し、
前記リスト表示されたデータから所望のデータを選択し、
選択した前記データを記録媒体に保存させる、
ことを実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項14】
前記表示されるデータは文字情報とイメージ情報からなり、前記所定種別のデータはイメージ情報であることを特徴とする請求項13記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項15】
前記表示されるデータは所定の言語で記述された文書に基づき表示されるものであって、該文書の内容から前記所定種別のデータを検出することを特徴とする請求項13または14記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−73064(P2007−73064A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−281523(P2006−281523)
【出願日】平成18年10月16日(2006.10.16)
【分割の表示】特願平10−227331の分割
【原出願日】平成10年8月11日(1998.8.11)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】