説明

データ抽出装置およびそのプログラム

【課題】 ユーザ操作によって番組リストから番組が選択された場合に、選択された番組に含まれるコンテンツを容易に選択して、当該コンテンツの放送データを抽出する。
【解決手段】 番組リストから番組が選択されると、番組表に基づいて、選択された番組の放送時刻が特定され、特定された放送時刻の放送データが抽出される。また、選択された番組に含まれる1または複数のコンテンツがキューシートに基づいて特定され、コンテンツリストに表示される。特定されたコンテンツの中から1つのコンテンツが選択されると、キューシートに基づいて、特定されたコンテンツの放送時刻が特定され、特定された放送時刻の放送データが抽出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ抽出装置およびそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
HDDレコーダやPC等の端末装置は、ラジオ又はテレビで放送される音楽データや映像データ等のコンテンツを含む放送データを受信し、HDD等の記憶媒体に放送データファイルとして記録し、記録した放送データファイルを後から再生することができる。しかし、ユーザは所望のコンテンツがいつ放送されるかはわからない。例えばラジオのFM放送では、所望の曲がある番組中に放送されることがあらかじめわかる場合もあるが、番組中にはCMやDJが入るので、所望の曲が番組中のいつ放送されるかまではわからない。
【0003】
この問題を解決するために、下記特許文献1において、キューシートを利用して所望の曲を抽出して再生する端末装置が提案されている。この端末装置は、放送された曲の放送開始時刻や曲名等を記述したキューシートをサーバから取得して保存する。端末装置は、FM放送を受信し、受信された放送データをHDDに記録する。そして、キューシートを参照して、記録された放送データから所望の曲を抽出して再生する。
【0004】
端末装置は、選択されたアーティストの曲の曲名を五十音順及びアルファベット順にソートした曲リストや、リリース日が所定期間に含まれる曲をリリース日が古い順番にソートした曲リスト等を生成し、表示部に表示させる。ユーザ操作によって、曲リストから1つの曲が選択されると、選択された曲が抽出され、再生される。選択された曲を再生し終えると、曲リストにおいて選択された曲の次の曲が自動的に選択されて、選択された曲が抽出され再生される。すなわち、選択された曲から曲リストに列挙されている順番に曲が連続して抽出され再生される。
【0005】
また、端末装置は、放送された番組の放送開始時刻や番組名等を記述した番組表をサーバから取得して保存する。端末装置は、番組表から番組リストを生成し、表示部に表示させる。ユーザ操作によって、番組リストから1つの番組が選択されると、端末装置は、番組表を参照して、記録された放送データから選択された番組を抽出して再生する。
【0006】
上記のように、曲リストまたは番組リストから、所望の曲または番組が選択されると、端末装置は選択された曲または番組を放送データから抽出して再生できる。ここで、曲リストから曲が選択され曲を抽出して再生しているときに、ユーザが当該曲を含む番組全体を再生したい場合には、曲リストに代えて番組リストを表示させ、番組リストから当該曲を含む番組を探し出し、選択する必要がある。従って、当該曲を含む番組を探し出す作業がきわめて困難であり、非常に多くの時間がかかる。同様に、番組リストから番組が選択され番組を抽出して再生しているときに、ユーザが当該番組に含まれている曲を選択して再生したい場合には、番組リストに代えて曲リストを表示させ、曲リストから当該番組に含まれる曲を探し出し、選択する必要がある。従って、当該番組に含まれる曲を探し出す作業がきわめて困難であり、非常に多くの時間がかかる。
【0007】
また、番組には1又は複数のコーナーが含まれており、番組リストから番組が選択され番組を抽出して再生しているときに、当該番組に含まれる1又は複数のコーナーのいずれかを選択して再生したい場合には、ユーザ操作によって任意の再生位置を選択する、又は、早送り指示を入力する必要がある。従って、当該番組に含まれているコーナーを探し出す作業がきわめて困難であり、非常に多くの時間がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−59035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の1つの目的は、ユーザ操作によってコンテンツリストからコンテンツが選択された場合に、選択されたコンテンツを含む番組を容易に選択して、当該番組の放送データを抽出できるデータ抽出装置を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は、ユーザ操作によって番組リストから番組が選択された場合に、選択された番組に含まれるコンテンツを容易に選択して、当該コンテンツの放送データを抽出できるデータ抽出装置を提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、ユーザ操作によって番組リストから番組が選択された場合に、選択された番組に含まれるコーナーを容易に選択して、当該コーナーの放送データを抽出できるデータ抽出装置を提供することである。
【0012】
本発明は、上記課題のいずれかを解決するものであればよい。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の好ましい実施形態によるデータ抽出装置は、1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、複数の番組の一覧である番組リストを生成するリスト生成手段と、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、前記番組表に基づいて、前記第1選択手段によって選択された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出手段と、前記第1選択手段によって選択された番組に含まれる1又は複数のコンテンツを前記キューシートから特定するコンテンツ特定手段と、前記コンテンツ特定手段によって特定されたコンテンツの中から1つのコンテンツを選択する第2選択手段とを備え、ユーザ操作に応じて、前記抽出手段が、前記第1選択手段によって選択された番組の代わりに、前記キューシートに基づいて、前記第2選択手段によって選択されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する。
【0014】
番組リストから番組が選択されると、選択された番組に含まれる1または複数のコンテンツがキューシートから特定される。そして、特定された1又は複数のコンテンツの中から1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツの放送時刻がキューシートから特定され、特定された放送時刻の放送データが抽出される。従って、番組リストから番組が選択された場合に、選択された番組に含まれるコンテンツを容易に選択して抽出することができる。
【0015】
好ましい実施形態においては、データ抽出装置は、前記番組リストと、前記コンテンツ特定手段によって特定されたコンテンツの特定情報とを表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備える。
【0016】
本発明の別の好ましい実施形態によるデータ抽出装置は、1又は複数のコーナーを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コーナーの特定情報と放送時刻とを対応付けたコーナー情報を保存する保存手段と、複数の番組の一覧である番組リストを生成するリスト生成手段と、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、前記番組表に基づいて、前記第1選択手段によって選択された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出手段と、前記第1選択手段によって選択された番組に含まれる1又は複数のコーナーを前記コーナー情報から特定するコーナー特定手段と、前記コーナー特定手段によって特定されたコーナーの中から1つのコーナーを選択する第2選択手段とを備え、ユーザ操作に応じて、前記抽出手段が、前記第1選択手段によって選択された番組の代わりに、前記コーナー情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択されたコーナーの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する。
【0017】
番組リストから番組が選択されると、選択された番組に含まれる1または複数のコーナーがコーナー情報から特定される。そして、特定された1又は複数のコーナーの中から1つのコーナーが選択されると、選択されたコーナーの放送時刻がコーナー情報から特定され、特定された放送時刻の放送データが抽出される。従って、番組リストから番組が選択された場合に、選択された番組に含まれるコーナーを容易に選択して抽出することができる。
【0018】
好ましい実施形態においては、データ抽出装置は、前記番組リストと、前記コーナー特定手段によって特定されたコーナーの特定情報とを表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備える。
【0019】
好ましい実施形態においては、データ抽出装置は、前記抽出手段によって抽出された放送データを再生する再生手段をさらに備える。
【0020】
好ましい実施形態においては、データ抽出装置は、前記抽出手段によって抽出された放送データを端末装置に送信する送信手段をさらに備える。
【0021】
本発明の別の好ましい実施形態によるデータ抽出装置は、1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、前記複数のコンテンツの一覧であるコンテンツリストを生成するリスト生成手段と、前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する選択手段と、前記キューシートに基づいて、前記選択手段によって選択されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された放送データを端末装置に送信する送信手段と、前記選択手段によって選択されたコンテンツを含む番組を前記番組表から特定する番組特定手段とを備え、ユーザ操作に応じて、前記抽出手段が、前記選択手段によって選択されたコンテンツの代わりに、前記番組表に基づいて、前記番組特定手段によって特定された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する。
【0022】
コンテンツリストからコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツを含む番組が番組表から特定される。そして、特定された番組の放送時刻が番組表から特定され、特定された放送時刻の放送データが抽出される。従って、コンテンツリストからコンテンツが選択された場合に、選択されたコンテンツを含む番組を容易に選択して抽出することができる。
【0023】
好ましい実施形態においては、データ抽出装置は、前記コンテンツリストと、前記番組特定手段によって特定された番組の特定情報とを表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備える。
【0024】
本発明の好ましい実施形態によるデータ抽出システムは、サーバと、前記サーバに接続可能な端末装置とを備える。前記サーバは、1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、複数の番組の一覧である番組リストを生成する第1リスト生成手段と、前記端末装置に前記番組リストおよびコンテンツリストを送信するリスト送信手段と、前記番組表に基づいて、前記端末装置から要求された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、前記端末装置によって要求された番組に含まれる1又は複数のコンテンツを前記キューシートから特定するコンテンツ特定手段と、前記コンテンツ特定手段によって特定されたコンテンツの一覧である前記コンテンツリストを生成する第2リスト生成手段と、前記キューシートに基づいて、前記端末装置から要求されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを有する。前記端末装置は、前記サーバから前記番組リストおよび前記コンテンツリストを受信するリスト受信手段と、ユーザ操作に応じて、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、前記第1選択手段によって選択された番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、ユーザ操作に応じて、前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する第2選択手段と、前記第2選択手段によって選択されたコンテンツを前記サーバに要求するコンテンツ要求手段と、前記サーバから放送データを受信する受信手段と、受信した放送データを再生する再生手段とを有する。
【0025】
本発明の好ましい実施形態によるデータ抽出システムは、サーバと、前記サーバに接続可能な端末装置とを備える。前記サーバは、1又は複数のコーナーを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コーナーの特定情報と放送時刻とを対応付けたコーナー情報を保存する保存手段と、複数の番組の一覧である番組リストを生成する第1リスト生成手段と、前記端末装置に前記番組リストおよびコーナーリストを送信するリスト送信手段と、前記番組表に基づいて、前記端末装置から要求された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、前記端末装置によって要求された番組に含まれる1又は複数のコーナーを前記コーナー情報から特定するコーナー特定手段と、前記コーナー特定手段によって特定されたコーナーの一覧である前記コーナーリストを生成する第2リスト生成手段と、前記コーナー情報に基づいて、前記端末装置から要求されたコーナーの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを有する。前記端末装置は、前記サーバから前記番組リストおよび前記コーナーリストを受信するリスト受信手段と、ユーザ操作に応じて、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、前記第1選択手段によって選択された番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、ユーザ操作に応じて、前記コーナーリストの中から1つのコーナーを選択する第2選択手段と、前記第2選択手段によって選択されたコーナーを前記サーバに要求するコーナー要求手段と、前記サーバから放送データを受信する受信手段と、受信した放送データを再生する再生手段とを有する。
【0026】
本発明の好ましい実施形態によるデータ抽出システムは、サーバと、前記サーバに接続可能な端末装置とを備え、前記サーバが、1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、複数のコンテンツの一覧であるコンテンツリストを生成するリスト生成手段と、前記端末装置に前記コンテンツリストを送信するリスト送信手段と、前記キューシートに基づいて、前記端末装置から要求されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、前記端末装置によって要求されたコンテンツを含む番組を前記番組表から特定する番組特定手段と、前記番組表に基づいて、前記番組特定手段によって特定された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを有する。前記端末装置は、前記サーバから前記コンテンツリストを受信するリスト受信手段と、ユーザ操作に応じて、前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたコンテンツを前記サーバに要求するコンテンツ要求手段と、ユーザ操作に応じて、番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、前記サーバから放送データを受信する受信手段と、受信した放送データを再生する再生手段とを有する。
【発明の効果】
【0027】
本発明の1つの実施形態においては、ユーザ操作によってコンテンツリストからコンテンツが選択された場合に、選択されたコンテンツを含む番組を容易に選択して、当該番組の放送データを抽出することができる。
【0028】
本発明の他の実施形態においては、ユーザ操作によって番組リストから番組が選択された場合に、選択された番組に含まれるコンテンツを容易に選択して、当該コンテンツの放送データを抽出することができる。
【0029】
本発明の他の実施形態においては、ユーザ操作によって番組リストから番組が選択された場合に、選択された番組に含まれるコーナーを容易に選択して、当該コーナーの放送データを抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の好ましい実施形態による端末装置(データ抽出装置)1を示すブロック図である。
【図2】放送データファイルリストを示す図である。
【図3】番組表を示す図である。
【図4】キューシートを示す図である。
【図5】曲リストを示す図である。
【図6】曲リスト画面を示す図である。
【図7】端末装置(データ抽出装置)1の処理を示すフローチャートである。
【図8】端末装置(データ抽出装置)1の処理を示すフローチャートである。
【図9】実施形態2による放送局サーバ(データ抽出装置)101と端末装置120とを示す図である。
【図10】放送局サーバ(データ抽出装置)101の処理を示すフローチャートである。
【図11】放送局サーバ(データ抽出装置)101の処理を示すフローチャートである。
【図12】端末装置120の処理を示すフローチャートである。
【図13】番組リストを示す図である。
【図14】番組リスト画面を示す図である。
【図15】端末装置(データ抽出装置)1の処理を示すフローチャートである。
【図16】放送局サーバ(データ抽出装置)101の処理を示すフローチャートである。
【図17】放送局サーバ(データ抽出装置)101の処理を示すフローチャートである。
【図18】端末装置120の処理を示すフローチャートである。
【図19】コーナー表を示す図である。
【図20】番組リスト画面を示す図である。
【図21】端末装置(データ抽出装置)1の処理を示すフローチャートである。
【図22】放送局サーバ(データ抽出装置)101の処理を示すフローチャートである。
【図23】端末装置120の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
[実施例1]
[全体構成]
図1は、本発明の好ましい実施形態によるシステムを示すブロック図である。システムは、端末装置(データ抽出装置)1およびサーバ(キューシートサーバ)100を備える。端末装置1は放送データを受信し、所定時間毎の放送データを、放送データファイルとしてHDD14に記録する。サーバ100は、放送データに関するキューシート(番組進行表)を取得して保持している。端末装置1は、サーバ100からキューシートを取得し、キューシートに基づいて、記録した放送データファイルの中から所望の曲データを抽出して、再生する。
【0032】
[端末装置1の構成]
端末装置1は、制御部11、メモリ(ROM及び/又はRAM)12、受信部13、HDD(Hard Disk Drive)14、通信部15、及び、再生部16を備える。制御部11は、メモリ12に格納されている端末装置1の動作プログラム(データ抽出プログラム)に基づいて端末装置1を制御するものであり、例えば、マイコンやCPU等である。
【0033】
受信部13は、図示しない放送局から放送される、1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを受信する。コンテンツとは、曲データ、映像データおよび/または画像データ等の総称であり、本例では曲データである。放送はTV放送またはラジオ放送等であり、デジタル放送、アナログ放送、衛星放送またはインターネット放送等の任意の放送が採用され得る。本例では、1又は複数の曲データを含む複数の番組を有するFM放送を例に説明する。
【0034】
HDD14は、受信部13によって受信された放送データを記録する。受信部13で受信された放送データがアナログ形式である場合には、放送データがアナログ−デジタル変換されてHDD14に記録される。特に限定されないが、放送データは、所定時間(例えば6時間)毎の放送データファイル(例えばMP3ファイル)に分割され、HDD14に記録される。
【0035】
HDD14には、図2に示す放送データファイルリストが格納される。放送データファイルリストは、HDD14に記録されている全ての放送データファイルについて、放送開始時刻(つまり、HDD14への記録開始時刻)、放送終了時刻(つまり、HDD14への記録終了時刻)およびファイル名を管理するリストである。放送データファイルリストには、所定時間毎の放送データファイルがHDD14に記録される毎に、制御部11によって新たな情報が登録される。
【0036】
通信部15は、インターネット等の任意の電気通信回線を介してサーバ100に接続し、サーバ100から番組表を取得し、メモリ12に保存する。図3は、番組表の一例を示す図である。番組表は、放送開始時刻と、放送終了時刻と、番組名(タイトル)とを含む。放送開始時刻と放送終了時刻とを総称して放送時刻といい、番組名等を総称して特定情報という。特定情報には、他に、番組に出演している人物名や番組の概要等が存在する。図3では、2010年7月8日の8時00分〜9時00分に番組名が番組1である番組が放送されたことを示している。なお、番組表は、放送データと共に受信部13によって受信されてもよい。
【0037】
通信部15は、インターネット等の任意の電気通信回線を介してサーバ100に接続し、サーバ100からキューシートを取得し、メモリ12に保存する。図4は、キューシートの一例を示す図である。キューシートは、放送開始時刻と、放送終了時刻と、曲名(タイトル)と、アーティスト名とを含む。放送開始時刻と放送終了時刻とを総称して放送時刻といい、曲名、アーティスト名等を総称して特定情報という。特定情報には、他に、ジャンル名、アルバム名、リリース日等が存在する。図4では、2010年7月8日の8時02分〜8時12分にアーティト名がアーティストA、曲名が曲Aの曲が放送されたことを示している。なお、キューシートは、放送データと共に受信部13によって受信されてもよい。
【0038】
制御部11は、キューシートに基づいて、HDD14に記録されている曲の一覧である曲リストを生成する。図5は、曲リストの一例を示す図である。曲リストは、放送開始時刻と、放送終了時刻と、曲名(タイトル)と、アーティスト名とを含む。また、曲リストは、リリース日を含んでいてもよい。曲リストには、選択されたアーティストの曲の曲名を五十音順及びアルファベット順にソートした曲リストや、リリース日が所定期間に含まれる曲をリリース日が古い順番にソートした曲リストや、所定期間におけるキューシート上の出現回数順に曲名をソートした曲リスト等が存在する。
【0039】
制御部11は、曲リストを含む曲リスト画面を図示しない表示部に表示させる。図6は、曲リスト画面の一例を示す図である。曲リスト画面に表示されたカーソルをユーザ操作によって移動させることによって、所望の曲を選択することができる。曲が選択されると、制御部11は、選択された曲の放送開始時刻と、放送終了時刻とをキューシートに基づいて特定する。制御部11は、HDD14に記録されている放送データファイルの中から、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出し、再生部16に再生させる。
【0040】
例えば、ユーザ操作によってアーティストC、曲Cの曲が選択された場合、図4のキューシート(又は図5の曲リストでもよい)を参照し、制御部11は、抽出すべき曲データが、2010年7月8日の8時20分〜8時35分の放送データであることを判断する。そして、制御部11は、図2の放送データファイルリストの中から、2010年7月8日の8時20分〜8時35分の放送データを含む放送データファイル(すなわち、2010年7月8日の6時00分〜12時00分の放送データファイル1)を特定する。制御部11は、特定した放送データファイルの中から8時20分〜8時35分に相当する部分のデータを抽出して、再生部16に再生させる。
【0041】
また、制御部11は、曲リスト画面において曲が選択された場合、選択された曲を含む番組を番組表から特定する。詳細には、制御部11は、選択された曲の放送開始時刻と放送終了時刻とをキューシートに基づいて特定する。制御部11は、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までを含む番組を番組表から特定する。制御部11は、特定した番組の放送開始時刻、放送終了時刻、および/または、番組名等を番組表から取得し、図6に示すように、曲リスト画面の右側に表示させる。
【0042】
例えば、ユーザ操作によってアーティストC、曲Cの曲が選択された場合、図4のキューシート(又は図5の曲リストでもよい)を参照し、制御部11は、選択された放送データが、2010年7月8日の8時20分〜8時35分の放送データであることを判断する。そして、制御部11は、番組表の中から、2010年7月8日の8時20分〜8時35分を含む番組(つまり、番組1、2010年7月8日8時00分〜9時00分)を特定し、特定した番組の番組情報を曲リスト画面に表示させる。
【0043】
また、曲リスト画面の右側には、「番組再生」ボタンが表示されている。ユーザ操作によって「番組再生」ボタンが選択(押下)された場合、制御部11は、曲を抽出し再生する代わりに、特定された番組を抽出し、再生部16に再生させる。つまり、制御部11は、特定された番組の放送開始時刻と、放送終了時刻とを番組表に基づいて特定する。制御部14は、HDD14に記録されている放送データファイルの中から、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出し、再生部16に再生させる。
【0044】
例えば、番組1が曲リスト画面に表示されている場合、制御部11は、番組表から特定した番組情報に基づいて、抽出すべき番組の放送データが、2010年7月8日の8時00分〜9時00分の放送データであることを判断する。そして、制御部11は、図2の放送データファイルリストの中から、2010年7月8日の8時00分〜9時00分の放送データを含む放送データファイル(すなわち、2010年7月8日の6時00分〜12時00分の放送データファイル)を特定する。制御部11は、特定した放送データファイルの中から8時00分〜9時00分に相当する部分のデータを抽出して、再生部16に再生させる。
【0045】
これにより、曲リスト画面から曲が選択されたとき、選択された曲を含む番組の放送データを容易に選択して抽出することができる。なお、図6の曲リスト画面において、「番組再生」ボタンのみを表示し、番組情報を表示しないようにしてもよい。また、選択された曲を含む番組の特定情報と、「番組再生」ボタンとを曲リスト画面とは異なる画面に表示してもよい。
【0046】
次に、本発明の動作を説明する。図7に示すように、制御部11は、受信部13に放送局10が放送する放送データを受信させる。制御部11は、受信された放送データをエンコードし、放送データファイルを生成する(S1)。制御部11は、所定時間毎の放送データファイルをHDD14に記録させる(S2)。このとき、制御部2は、図2の放送データファイルリストに、放送開始時刻と、放送終了時刻と、ファイル名とを登録する。つまり、放送開始時刻として当該放送データファイルをHDD5に記録開始した時刻が登録され、放送終了時刻として当該放送データファイルをHDD5に記録終了した時刻が登録される。
【0047】
制御部11は、サーバ100から番組表とキューシートとを取得しメモリ12に保存する(S3)。制御部11は、キューシートに基づいて曲リストを生成し、メモリ12に保存する(S4)。曲リストは、キューシートから放送開始時刻と、放送終了時刻と、曲名と、アーティスト名とを抽出して一覧化することによって生成される。曲リストはHTML形式で生成される。曲リストは、キューシートが更新される毎に新たに生成されるとよい。制御部11は、曲リストから図6に示すような曲リスト画面を生成し、図示しない表示部に表示させる。
【0048】
図8に示すように、制御部11は、曲リスト画面からユーザ操作によって曲が選択されたか否かを判断する(S11)。選択された場合(S11でYES)。制御部11は、選択された曲を放送データファイルから抽出し(S12)、再生させる(S13)。詳細には、制御部11は、選択された曲の放送開始時刻と、放送終了時刻とをキューシート(又は曲リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部11は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0049】
続いて、制御部11は、曲リスト画面で選択された曲を含む番組の放送時刻および特定情報を番組表から取得し、曲リスト画面に表示させる(S14)。詳細には、制御部11は、選択された曲の放送開始時刻と、放送終了時刻とをキューシート(又は曲リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までを含む番組を番組表から特定する。制御部11は、特定した番組の放送開始時刻、放送終了時刻および番組名を番組表から取得し、曲リスト画面に表示させる。ここで取得した放送開始時刻、放送終了時刻は、後から番組の放送データを抽出して再生するためにメモリ12に保存しておくとよい。
【0050】
制御部11は、選択された曲を再生している場合に、選択された曲を最後まで再生し終えたか否かを判断する(S15)。つまり、特定した放送終了時刻まで放送データを抽出し、再生し終えたか否かが判断される。最後まで再生し終えた場合(S15でYES)、制御部11は、曲リストの次の曲を自動的に選択し(S16)、S12に戻る。従って、曲リスト画面に表示されている「番組再生」ボタンが選択されない限り、曲リストに列挙された順番で曲が放送データファイルから抽出され、再生される。また、曲リスト画面に表示される番組の放送開始時刻、放送終了時刻、番組名も曲に合わせて同様に変更される。
【0051】
制御部11は、ユーザ操作によって、曲の代わりに番組を再生する指示が入力されたか否かを判断する(S17)。つまり、曲リスト画面の「番組再生」ボタンが選択されたか否かが判断される。「番組再生」ボタンが選択された場合(S17でYES)、制御部11は、選択された曲を抽出し再生する代わりに、選択された曲を含む番組の放送データを抽出し、再生させる(S18、S19)。
【0052】
詳細には、制御部11は、曲リスト画面に表示されている番組の放送開始時刻と放送終了時刻とを番組表に基づいて特定する。ここでは、S14で既に番組の放送開始時刻と放送終了時刻とを番組表から取得し、メモリ12に保存しているのでこれを利用するとよい。制御部11は、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部11は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0053】
以上の処理によって、曲リストから曲が選択されると、選択された曲を含む番組が番組表から特定され、曲リスト画面に表示される。従って、ユーザ操作によって、選択された曲を含む番組を番組リストから選択する必要がなく、作業を簡易化することができる。なお、番組を再生しているときに、ユーザ操作によって、曲リスト画面から別の曲が選択された場合、S11でYESと判断され、番組の再生から、選択された曲の再生に復帰することができる。
【0054】
[実施例2]
実施例1では、端末装置1がデータ抽出装置として機能し、放送データファイルをHDD14に記録し、キューシート及び番組表に基づいて、放送データファイルから曲や番組の放送データを抽出しているが、本例では、放送局サーバが、データ抽出装置として機能し、放送データファイルをHDDに記録し、キューシート及び番組表に基づいて、放送データファイルから曲や番組の放送データを抽出し、端末装置1に送信する。
【0055】
[全体構成]
図9は、本例によるシステムを示すブロック図である。システムは、放送局サーバ101と、放送局200と、端末装置120とを備える。放送局サーバ101および放送局200は放送事業者によって管理、運営される。端末装置120は、ユーザが所有する装置である。
【0056】
放送局サーバ101は、図7のフローチャートと同様に、放送局200が放送する放送データが入力され、所定時間毎の放送データを、放送データファイルとしてHDDに記録する。また、放送局サーバ101は、例えば、放送局の作業者によってキューシートが生成され、生成されたキューシートがHDD等に格納される。放送局サーバ101は、キューシートに基づいて曲リストを生成する。放送局サーバ101は、図6の曲リスト画面を生成し、端末装置120に曲リスト画面を送信する。端末装置120は、曲リスト画面の中からユーザ操作によって所望の曲を選択し、放送局サーバ101に選択された曲を要求する。放送局サーバ101は、端末装置120から要求された曲を選択し、キューシートに基づいて放送データファイルの中から、選択された曲に対応する放送データを抽出し、端末装置120に送信する。端末装置120は、放送局サーバ101から受信した放送データを再生する。また、端末装置120は、ユーザ操作によって曲リスト画面の「番組再生」ボタンが選択されると、放送局サーバ101に番組の放送データを要求する。放送局サーバ101は、番組表に基づいて放送データファイルの中から、曲リスト画面に表示されている番組に対応する放送データを抽出し、端末装置120に送信する。端末装置120は、放送局サーバ101から受信した放送データを再生する。
【0057】
図10〜図12は本例の動作を説明するフローチャートである。図12に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって曲リストを表示する指示が入力されたか否かを判断する(S41)。入力された場合(S41でYES)、制御部121は、曲リストを放送局サーバ101に要求する(S42)。図10に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、端末装置120から曲リストの要求を受信したか否かを判断する(S21)。受信した場合(S21でYES)、制御部102は、曲リスト画面を、端末装置120に送信する(S22)。図12に示すように、端末装置120の制御部121は、放送局サーバ101から曲リストを受信すると(S43でYES)、受信した曲リストを表示部125に表示させる(S44)。
【0058】
図12に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって曲リストの中から曲が選択され、再生する指示が入力されたか否かを判断する(S45)。入力された場合(S45でYES)、制御部121は、選択された曲を放送局サーバ101に要求する(S46)。
【0059】
図11に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、端末装置120から曲の要求を受信したとき(S23でYES)、端末装置120によって要求された曲を選択し、選択された曲を含む番組の放送時刻及び番組名を番組表から取得し、曲リスト画面に表示させ、端末装置120に送信する(S24)。詳細には、制御部102は、選択された曲の放送開始時刻と、放送終了時刻とをキューシート(又は曲リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までを含む番組を番組表から特定する。制御部102は、特定した番組の放送開始時刻、放送終了時刻および番組名を番組表から取得し、曲リスト画面に表示させる。
【0060】
続いて、制御部102は、選択された曲を放送データファイルから抽出し(S25)、端末装置120に送信する(S26)。詳細には、制御部102は、選択された曲の放送開始時刻と、放送終了時刻とをキューシート(又は曲リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部102は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。図12に示すように、端末装置120は、要求した曲の放送データを受信し、再生する(S47)。
【0061】
図11に示すように、制御部102は、選択された曲を最後まで端末装置120に送信し終えたか否かを判断する(S27)。つまり、特定した放送終了時刻まで放送データを送信し終えたか否かが判断される。最後まで送信し終えた場合(S27でYES)、制御部102は、曲リストの次の曲を自動的に選択し(S28)、S25に戻る。従って、曲リスト画面に表示されている「番組再生」ボタンが選択されない限り、曲リストに列挙された順番で曲が放送データファイルから抽出され、端末装置120に送信される。また、曲リスト画面に表示される番組の番組情報も同様に変更される。
【0062】
図12に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって、番組を再生する指示が入力されたか否かを判断する(S48)。「番組再生ボタン」が選択された場合(S48でYES)、制御部121は、番組の放送データを放送局サーバ101に要求する(S49)。図11に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、番組の要求を受信すると(S29でYES)、選択された曲を抽出し、送信する代わりに、選択された曲を含む番組の放送データを抽出し、端末装置120に送信する(S30、S31)。図12に示すように、端末装置120は、番組の放送データを受信し、再生する(S50)。
【0063】
詳細には、制御部102は、曲リスト画面に表示されている番組の放送開始時刻と放送終了時刻とを番組表に基づいて特定する。制御部102は、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部102は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0064】
以上の処理によって、曲リストから曲が選択されると、選択された曲を含む番組が番組表から特定され、曲リスト画面に表示される。従って、ユーザ操作によって、選択された曲を含む番組を番組リストから選択する必要がなく、作業を簡易化することができる。なお、番組を再生しているときに、ユーザ操作によって、曲リスト画面から別の曲が選択され、再生指示が入力された場合、S23、S45でYESと判断され、番組の再生から曲の再生に変更される。
【0065】
[実施例3]
本例では、実施例1において曲リスト画面を表示する代わりに番組リスト画面を表示させる。番組リスト画面から選択された番組を抽出して再生し、選択された番組に含まれる曲の特定情報を番組リスト画面に表示させ、曲が選択された場合には、選択された曲を抽出して再生する。本例の端末装置1の構成は図1と同じである。端末装置1は、図5の曲リストの代わりに図13の番組リストを生成する。番組リストは、図3の番組表から生成され、放送開始時刻と、放送終了時刻と、番組名(タイトル)とを含む。端末装置1は、図6の曲リスト画面の代わりに、図14の番組リスト画面を生成し、表示させる。番組リスト画面は、番組リストと、選択された番組に含まれる1又は複数の曲の特定情報(つまり、曲リスト)と、「曲再生」ボタンとを含む。なお、曲リストと「曲再生」ボタンとは番組リスト画面とは異なる画面に表示されてもよい。
【0066】
次に、本発明の動作を説明する。図15に示すように、端末装置1の制御部11は、番組リスト画面からユーザ操作によって番組が選択されたか否かを判断する(S51)。選択された場合(S51でYES)。制御部11は、選択された番組を放送データファイルから抽出し(S52)、再生させる(S53)。詳細には、制御部11は、選択された番組の放送開始時刻と、放送終了時刻とを番組表(又は番組リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部11は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0067】
続いて、制御部11は、番組リスト画面で選択された番組に含まれる全ての曲の放送時刻および特定情報をキューシートから取得し、番組リスト画面に曲リストとして表示させる(S54)。詳細には、制御部11は、選択された番組の放送開始時刻と、放送終了時刻とを番組表(又は番組リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までに放送された曲(少なくとも曲の一部が番組内で放送された曲)をキューシートから特定する。番組1が選択された場合、番組1の放送開始時刻は図3の番組表によると2010年7月8日8:00〜9:00であるので、図4のキューシートを参照し曲A〜曲Fが特定される。制御部11は、特定した曲の放送開始時刻、放送終了時刻および特定情報(曲名、アーティスト名)をキューシートから取得し、特定情報(曲名、アーティスト名)を番組リスト画面に表示させる。ここで取得した放送開始時刻、放送終了時刻等は、後から曲の放送データを抽出して再生するためにメモリ12に保存しておくとよい。
【0068】
制御部11は、選択された番組を再生している場合に、選択された番組を最後まで再生し終えたか否かを判断する(S55)。つまり、特定した放送終了時刻まで放送データを抽出し、再生し終えたか否かが判断される。最後まで再生し終えた場合(S55でYES)、制御部11は、番組リストの次の番組を自動的に選択し(S56)、S52に戻る。従って、番組リスト画面に表示されている「曲再生」ボタンが選択されない限り、番組リストに列挙された順番で番組が放送データファイルから抽出され、再生される。また、番組リスト画面に表示される曲の曲名、アーティスト名も番組に合わせて同様に変更される。
【0069】
制御部11は、ユーザ操作によって、番組リスト画面において、曲リストから曲が選択され、番組の代わりに曲を再生する指示が入力されたか否かを判断する(S57)。つまり、番組リスト画面の「曲再生」ボタンが選択されたか否かが判断される。「曲再生」ボタンが選択された場合(S57でYES)、制御部11は、選択された番組を抽出し再生する代わりに、選択された曲の放送データを抽出し、再生させる(S58、S59)。
【0070】
詳細には、制御部11は、番組リスト画面で選択された曲の放送開始時刻と放送終了時刻とをキューシートに基づいて特定する。ここでは、S54で既に曲の放送開始時刻と放送終了時刻とをキューシートから取得し、メモリ12に保存しているのでこれを利用するとよい。制御部11は、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部11は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0071】
制御部11は、番組リスト画面で選択された曲を最後まで再生し終えたか否かを判断する(S60)。最後まで再生し終えた場合、制御部11は、番組リスト画面において選択された曲の次の曲が存在するか否かを判断する(S61)。存在する場合(S61でYES)、制御部11は、次の曲を選択し(S62)、S59に戻る。なお、番組リスト画面で選択された曲を再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別の曲が選択された場合、S58に進み、選択された曲を抽出して再生するとよい。また、番組リスト画面で選択された曲を再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別の番組が選択された場合、S51でYESと判断され、曲の再生から、選択された番組の再生に復帰することができる。以上のように、本例によると、番組リストから番組が選択されると、選択された番組に含まれる1または複数の曲がキューシートから特定され、番組リスト画面内の曲リストに表示される。従って、ユーザ操作によって、選択された番組に含まれる曲を曲リストから選択する必要がなく、作業を簡易化することができる。
【0072】
[実施例4]
実施例3では、端末装置1がデータ抽出装置として機能し、放送データファイルをHDD14に記録し、キューシート及び番組表に基づいて、放送データファイルから曲や番組の放送データを抽出しているが、本例では、放送局サーバが、データ抽出装置として機能し、放送データファイルをHDDに記録し、キューシート及び番組表に基づいて、放送データファイルから曲や番組の放送データを抽出し、端末装置1に送信する。なお、放送局サーバ101および端末装置120の構成は図9(実施例2)と同様である。
【0073】
図16〜図18は本例の動作を説明するフローチャートである。図18に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって番組リストを表示する指示が入力されたか否かを判断する(S91)。入力された場合(S91でYES)、制御部121は、番組リストを放送局サーバ101に要求する(S92)。図16に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、端末装置120から番組リストの要求を受信したか否かを判断する(S71)。受信した場合(S71でYES)、制御部102は、図14に示すような番組リスト画面を、端末装置120に送信する(S72)。図18に示すように、端末装置120の制御部121は、放送局サーバ101から番組リスト画面を受信すると(S93でYES)、受信した番組リスト画面を表示部125に表示させる(S94)。
【0074】
図18に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって番組リストの中から番組が選択され、再生する指示が入力されたか否かを判断する(S95)。入力された場合(S95でYES)、制御部121は、選択された番組を放送局サーバ101に要求する(S96)。
【0075】
図17に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、端末装置120から番組の要求を受信したとき(S73でYES)、端末装置120から要求された番組を選択し、選択された番組に含まれる1または複数の曲の放送時刻及び特定情報をキューシートから取得し、図14に示すように番組リスト画面に表示させ、番組リスト画面を端末装置120に送信する(S74)。詳細には、制御部102は、選択された番組の放送開始時刻と、放送終了時刻とを番組表(又は番組リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までに放送された曲をキューシートから特定する。制御部102は、特定した曲の放送開始時刻、放送終了時刻、曲名、アーティスト名をキューシートから取得し、番組リスト画面内の曲リストに表示させる。
【0076】
続いて、制御部102は、選択された番組を放送データファイルから抽出し(S75)、端末装置120に送信する(S76)。詳細には、制御部102は、選択された番組の放送開始時刻と、放送終了時刻とを番組表(又は番組リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部102は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。図18に示すように、端末装置120は、要求した番組の放送データを受信し、再生する(S97)。
【0077】
図17に示すように、制御部102は、選択された番組を最後まで端末装置120に送信し終えたか否かを判断する(S77)。つまり、特定した放送終了時刻まで放送データを送信し終えたか否かが判断される。最後まで送信し終えた場合(S77でYES)、制御部102は、番組リストの次の番組を自動的に選択し(S78)、S75に戻る。従って、番組リスト画面に表示されている「曲再生」ボタンが選択されない限り、番組リストに列挙された順番で番組が放送データファイルから抽出され、端末装置120に送信される。また、番組リスト画面に表示される曲の特定情報も同様に変更される。
【0078】
図18に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって、番組リスト画面から曲が選択され、選択された曲を再生する指示が入力されたか否かを判断する(S98)。「曲再生」ボタンが選択された場合(S98でYES)、制御部121は、選択された曲の放送データを放送局サーバ101に要求する(S99)。つまり、選択された曲の特定情報を放送局サーバ101に送信する。図17に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、曲の要求を受信すると(S79でYES)、要求された曲を選択し、選択された番組を抽出し、送信する代わりに、選択された曲の放送データを抽出し、端末装置120に送信する(S80、S81)。図18に示すように、端末装置120は、曲の放送データを受信し、再生する(S100)。
【0079】
詳細には、制御部102は、選択された曲の放送開始時刻と放送終了時刻とをキューシートに基づいて特定する。制御部102は、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部102は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0080】
図17に示すように、制御部102は、番組リスト画面で選択された曲を最後まで端末装置120に送信し終えたか否かを判断する(S80)。最後まで送信し終えた場合、制御部102は、番組リスト画面において選択された曲の次の曲が存在するか否かを判断する(S83)。存在する場合(S83でYES)、制御部102は、次の曲を選択し(S84)、S80に戻る。なお、番組リスト画面で選択された曲を再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別の曲が選択された場合、S98に進み、選択された曲を放送局サーバ101に要求するとよい。なお、曲を再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別の番組が選択され、再生指示が入力された場合、S73、S95でYESと判断され、曲の再生から番組の再生に変更される。以上のように、本例によると、番組リストから番組が選択されると、選択された番組に含まれる1または複数の曲がキューシートから特定され、番組リスト画面内の曲リストに表示される。従って、ユーザ操作によって、選択された番組に含まれる曲を曲リストから選択する必要がなく、作業を簡易化することができる。
【0081】
[実施例5]
本例では、実施例3において、番組リスト画面に、選択された番組に含まれる1または複数のコーナーの特定情報を表示させ、コーナーが選択された場合には、選択されたコーナーを抽出して再生する。端末装置1は、図3の番組表に含まれる各番組について図19に示すようなコーナー表(コーナー情報)をサーバ100から取得してメモリに保存する。コーナー表は番組に含まれる1又は複数のコーナーについて、放送開始時刻、放送終了時刻、特定情報(コーナー名)が登録されている。なお、コーナーとは番組中に含まれるサブ番組であり、ある特定の内容の放送データを示す。つまり、例えば、ニュースのコーナー、天気予報のコーナー、音楽のコーナー等である。コーナーも曲と同様にコンテンツの一種ということができる。図20は、本例の番組リスト画面を示し、選択された番組に含まれる全てのコーナーの特定情報(つまり、コーナーリスト)と、「コーナー再生」ボタンとが表示されている。なお、コーナーリストと「コーナー再生」ボタンとは番組リスト画面ではなく、他の画面に表示されてもよい。
【0082】
次に、本発明の動作を説明する。図21に示すように、端末装置1の制御部11は、番組リスト画面からユーザ操作によって番組が選択されたか否かを判断する(S111)。選択された場合(S111でYES)、制御部11は、選択された番組を放送データファイルから抽出し(S112)、再生させる(S113)。詳細には、制御部11は、選択された番組の放送開始時刻と、放送終了時刻とを番組表(又は番組リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部11は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0083】
続いて、制御部11は、番組リスト画面で選択された番組に含まれる全てのコーナーの放送時刻および特定情報をコーナー表から取得し、番組リスト画面に表示させる(S114)。詳細には、制御部11は、選択された番組に対応するコーナー表を特定する。番組1が選択された場合、図19のコーナー表を参照しコーナー1〜3が特定される。制御部11は、特定したコーナーの放送開始時刻、放送終了時刻および特定情報(コーナー名)をコーナー表から取得し、特定情報(コーナー名)をコーナーリストとして番組リスト画面に表示させる。ここで取得した放送開始時刻、放送終了時刻等は、後からコーナーの放送データを抽出して再生するためにメモリ12に保存しておくとよい。
【0084】
制御部11は、選択された番組を再生している場合に、選択された番組を最後まで再生し終えたか否かを判断する(S115)。つまり、特定した放送終了時刻まで放送データを抽出し、再生し終えたか否かが判断される。最後まで再生し終えた場合(S115でYES)、制御部11は、番組リストの次の番組を自動的に選択し(S116)、S112に戻る。従って、番組リスト画面に表示されている「コーナー再生」ボタンが選択されない限り、番組リストに列挙された順番で番組が放送データファイルから抽出され、再生される。また、番組リスト画面に表示されるコーナー名も番組に合わせて同様に変更される。
【0085】
制御部11は、ユーザ操作によって、番組リスト画面において、コーナーリストからコーナーが選択され、番組の代わりにコーナーを再生する指示が入力されたか否かを判断する(S117)。つまり、番組リスト画面の「コーナー再生」ボタンが選択されたか否かが判断される。「コーナー再生」ボタンが選択された場合(S117でYES)、制御部11は、選択された番組を抽出し再生する代わりに、選択されたコーナーの放送データを抽出し、再生させる(S118、S119)。
【0086】
詳細には、制御部11は、番組リスト画面で選択されたコーナーの放送開始時刻と放送終了時刻とをコーナー表に基づいて特定する。ここでは、S114で既にコーナーの放送開始時刻と放送終了時刻とをコーナー表から取得し、メモリ12に保存しているのでこれを利用するとよい。制御部11は、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部11は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0087】
制御部11は、番組リスト画面で選択されたコーナーを最後まで再生し終えたか否かを判断する(S120)。最後まで再生し終えた場合、制御部11は、番組リスト画面において選択されたコーナーの次のコーナーが存在するか否かを判断する(S121)。存在する場合(S121でYES)、制御部11は、次のコーナーを選択し(S122)、S119に戻る。なお、番組リスト画面で選択されたコーナーを再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別のコーナーが選択された場合、S118に進み、選択されたコーナーを抽出して再生するとよい。また、番組リスト画面で選択されたコーナーを再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別の番組が選択された場合、S111でYESと判断され、コーナーの再生から、選択された番組の再生に復帰することができる。以上のように、本例によると、番組リストから番組が選択されると、選択された番組に含まれる1または複数のコーナーがキューシートから特定され、番組リスト画面内のコーナーリストに表示される。従って、ユーザ操作によって、選択された番組に含まれるコーナーを曲リストから選択する必要がなく、作業を簡易化することができる。
【0088】
[実施例6]
実施例5では、端末装置1がデータ抽出装置として機能し、放送データファイルをHDD14に記録し、コーナー表及び番組表に基づいて、放送データファイルからコーナーや番組の放送データを抽出しているが、本例では、放送局サーバが、データ抽出装置として機能し、放送データファイルをHDDに記録し、コーナー表及び番組表に基づいて、放送データファイルからコーナーや番組の放送データを抽出し、端末装置1に送信する。なお、放送局サーバ101および端末装置120の構成は図9(実施例2)と同様である。
【0089】
図16、図22〜図23は本例の動作を説明するフローチャートである。図23に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって番組リストを表示する指示が入力されたか否かを判断する(S91)。入力された場合(S91でYES)、制御部121は、番組リストを放送局サーバ101に要求する(S92)。図16に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、端末装置120から番組リストの要求を受信したか否かを判断する(S71)。受信した場合(S71でYES)、制御部102は、図20に示すような番組リスト画面を、端末装置120に送信する(S72)。図23に示すように、端末装置120の制御部121は、放送局サーバ101から番組リスト画面を受信すると(S93でYES)、受信した番組リスト画面を表示部125に表示させる(S94)。
【0090】
図23に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって番組リストの中から番組が選択され、再生する指示が入力されたか否かを判断する(S95)。入力された場合(S95でYES)、制御部121は、選択された番組を放送局サーバ101に要求する(S96)。
【0091】
図22に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、端末装置120から番組の要求を受信したとき(S133でYES)、要求された番組を選択し、選択された番組に含まれるコーナーの放送時刻及び特定情報をコーナー表から取得し、図20に示すように番組リスト画面に表示させ、端末装置120に送信する(S134)。
【0092】
続いて、制御部102は、選択された番組を放送データファイルから抽出し(S135)、端末装置120に送信する(S136)。詳細には、制御部102は、選択された番組の放送開始時刻と、放送終了時刻とを番組表(又は番組リスト)から特定し、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部102は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。図23に示すように、端末装置120は、要求した番組の放送データを受信し、再生する(S97)。
【0093】
図22に示すように、制御部102は、選択された番組を最後まで端末装置120に送信し終えたか否かを判断する(S137)。つまり、特定した放送終了時刻まで放送データを送信し終えたか否かが判断される。最後まで送信し終えた場合(S137でYES)、制御部102は、番組リストの次の番組を自動的に選択し(S138)、S135に戻る。従って、番組リスト画面に表示されている「コーナー再生」ボタンが選択されない限り、番組リスト画面に列挙された順番で番組が放送データファイルから抽出され、端末装置120に送信される。また、番組リスト画面に表示されるコーナーの特定情報も同様に変更される。
【0094】
図23に示すように、端末装置120の制御部121は、ユーザ操作によって、番組リスト画面のコーナーリストからコーナーが選択され、選択されたコーナーを再生する指示が入力されたか否かを判断する(S151)。「コーナー再生」ボタンが選択された場合(S151でYES)、制御部121は、選択されたコーナーの放送データを放送局サーバ101に要求する(S152)。つまり、選択されたコーナーの特定情報(コーナー名)を放送局サーバ101に送信する。図22に示すように、放送局サーバ101の制御部102は、コーナーの要求を受信すると(S139でYES)、要求されたコーナーを選択し、選択されたコーナーの放送データを抽出し、端末装置120に送信する(S140、S141)。図23に示すように、端末装置120は、コーナーの放送データを受信し、再生する(S153)。
【0095】
詳細には、制御部102は、選択されたコーナーの放送開始時刻と放送終了時刻とをコーナー表に基づいて特定する。制御部102は、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを含む放送データファイルを放送データファイルリストから特定する。制御部102は、特定した放送データファイルから、特定した放送開始時刻から放送終了時刻までの放送データを抽出する。
【0096】
図22に示すように、制御部102は、番組リスト画面で選択されたコーナーを最後まで端末装置120に送信し終えたか否かを判断する(S142)。最後まで送信し終えた場合、制御部102は、番組リスト画面において選択されたコーナーの次のコーナーが存在するか否かを判断する(S143)。存在する場合(S143でYES)、制御部102は、次のコーナーを選択し(S144)、S140に戻る。なお、番組リスト画面で選択されたコーナーを再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別のコーナーが選択された場合、S151でYESとなり、選択されたコーナーを放送局サーバ101に要求するとよい。なお、コーナーを再生しているときに、ユーザ操作によって、番組リスト画面から別の番組が選択され、再生指示が入力された場合、S133、S95でYESと判断され、コーナーの再生から番組の再生に変更される。以上のように、本例によると、番組リストから番組が選択されると、選択された番組に含まれる1または複数のコーナーがキューシートから特定され、番組リスト画面内のコーナーリストに表示される。従って、ユーザ操作によって、選択された番組に含まれるコーナーを曲リストから選択する必要がなく、作業を簡易化することができる。
【0097】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本発明の上記各処理をコンピュータに実行させるデータ抽出プログラム又はこれを記憶した記録媒体という形態で提供されてよい。
【産業上の利用可能性】
【0098】
本発明は、PCアプリケーション、インターネットサービス等に好適に採用され得る。
【符号の説明】
【0099】
1 端末装置
11 制御部
12 メモリ
13 受信部
14 HDD
15 通信部
16 再生部
100 サーバ
101 放送局サーバ
102 制御部
103 メモリ
104 入力部
105 HDD
106 通信部
120 端末装置
121 制御部
122 メモリ
123 通信部
124 再生部
125 表示部
126 入力部
200 放送局

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、
複数の番組の一覧である番組リストを生成するリスト生成手段と、
前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、
前記番組表に基づいて、前記第1選択手段によって選択された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出手段と、
前記第1選択手段によって選択された番組に含まれる1又は複数のコンテンツを前記キューシートから特定するコンテンツ特定手段と、
前記コンテンツ特定手段によって特定されたコンテンツの中から1つのコンテンツを選択する第2選択手段とを備え、
ユーザ操作に応じて、前記抽出手段が、前記第1選択手段によって選択された番組の代わりに、前記キューシートに基づいて、前記第2選択手段によって選択されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する、データ抽出装置。
【請求項2】
前記番組リストと、前記コンテンツ特定手段によって特定されたコンテンツの特定情報とを表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備える、データ抽出装置。
【請求項3】
1又は複数のコーナーを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コーナーの特定情報と放送時刻とを対応付けたコーナー情報を保存する保存手段と、
複数の番組の一覧である番組リストを生成するリスト生成手段と、
前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、
前記番組表に基づいて、前記第1選択手段によって選択された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出手段と、
前記第1選択手段によって選択された番組に含まれる1又は複数のコーナーを前記コーナー情報から特定するコーナー特定手段と、
前記コーナー特定手段によって特定されたコーナーの中から1つのコーナーを選択する第2選択手段とを備え、
ユーザ操作に応じて、前記抽出手段が、前記第1選択手段によって選択された番組の代わりに、前記コーナー情報に基づいて、前記第2選択手段によって選択されたコーナーの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する、データ抽出装置。
【請求項4】
前記番組リストと、前記コーナー特定手段によって特定されたコーナーの特定情報とを表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備える、請求項3に記載のデータ抽出装置。
【請求項5】
前記抽出手段によって抽出された放送データを再生する再生手段をさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載のデータ抽出装置。
【請求項6】
前記抽出手段によって抽出された放送データを端末装置に送信する送信手段をさらに備える、請求項1〜4のいずれかに記載のデータ抽出装置。
【請求項7】
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、
前記複数のコンテンツの一覧であるコンテンツリストを生成するリスト生成手段と、
前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する選択手段と、
前記キューシートに基づいて、前記選択手段によって選択されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された放送データを端末装置に送信する送信手段と、
前記選択手段によって選択されたコンテンツを含む番組を前記番組表から特定する番組特定手段とを備え、
ユーザ操作に応じて、前記抽出手段が、前記選択手段によって選択されたコンテンツの代わりに、前記番組表に基づいて、前記番組特定手段によって特定された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する、データ抽出装置。
【請求項8】
前記コンテンツリストと、前記番組特定手段によって特定された番組の特定情報とを表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備える、請求項7に記載のデータ抽出装置。
【請求項9】
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、 各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段とを備えるデータ抽出装置の動作プログラムであって、
前記複数の番組の一覧である番組リストを生成するリスト生成ステップと、
前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択ステップと、
前記番組表に基づいて、前記第1選択ステップによって選択された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出ステップと、
前記第1選択ステップによって選択された番組に含まれる1又は複数のコンテンツを前記キューシートから特定するコンテンツ特定ステップと、
前記コンテンツ特定ステップによって特定されたコンテンツの中から1つのコンテンツを選択する第2選択ステップとを前記データ抽出装置に実行させ、
ユーザ操作に応じて、前記抽出ステップが、前記第1選択ステップによって選択された番組の代わりに、前記キューシートに基づいて、前記第2選択ステップによって選択されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する、データ抽出プログラム。
【請求項10】
前記番組リストと、前記コンテンツ特定ステップによって特定されたコンテンツの特定情報とを表示装置に表示させる表示制御ステップとをさらに前記データ抽出装置に実行させる、請求項9に記載のデータ抽出装置。
【請求項11】
1又は複数のコーナーを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コーナーの特定情報と放送時刻とを対応付けたコーナー情報を保存する保存手段とを備えるデータ抽出装置の動作プログラムであって、
前記複数の番組の一覧である番組リストを生成するリスト生成ステップと、
前記番組リストの中から番組を選択する第1選択ステップと、
前記番組表に基づいて、前記第1選択ステップによって選択された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出ステップと、
前記第1選択ステップによって選択された番組に含まれる1又は複数のコーナーを前記コーナー情報から特定するコーナー特定ステップと、
前記コーナー特定ステップによって特定されたコーナーの中から1つのコーナーを選択する第2選択ステップとを前記データ抽出装置に実行させ、
ユーザ操作による指示が入力された場合、前記抽出ステップが、前記第1選択ステップによって選択された番組の代わりに、前記コーナー情報に基づいて、前記第2選択ステップによって選択されたコーナーの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する、データ抽出プログラム。
【請求項12】
前記番組リストと、前記コーナー特定ステップによって特定されたコーナーの特定情報とを表示装置に表示させる表示制御ステップをさらに前記データ抽出装置に実行させる、請求項11に記載のデータ抽出プログラム。
【請求項13】
前記抽出ステップによって抽出された放送データを再生する再生ステップをさらに前記データ抽出装置に実行させる、請求項9〜12のいずれかに記載のデータ抽出プログラム。
【請求項14】
前記抽出ステップによって抽出された放送データを端末装置に送信する送信ステップをさらに前記データ抽出装置に実行させる、請求項9〜12のいずれかに記載のデータ抽出プログラム。
【請求項15】
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段とを備えるデータ抽出装置の動作プログラムであって、
前記複数のコンテンツの一覧であるコンテンツリストを生成するリスト生成ステップと、
前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する選択ステップと、
前記キューシートに基づいて、前記選択ステップによって選択されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップによって抽出された放送データを端末装置に送信する送信ステップと、
前記選択ステップによって選択されたコンテンツを含む番組を前記番組表から特定する番組特定ステップとを前記データ抽出装置に実行させ、
ユーザ操作に応じて、前記抽出ステップが、前記選択ステップによって選択されたコンテンツの代わりに、前記番組表に基づいて、前記番組特定ステップによって特定された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する、データ抽出プログラム。
【請求項16】
前記コンテンツリストと、前記番組特定ステップによって特定された番組の特定情報とを表示装置に表示させる表示制御ステップをさらに前記データ抽出装置に実行させる、請求項15に記載のデータ抽出プログラム。
【請求項17】
サーバと、前記サーバに接続可能な端末装置とを備え、
前記サーバが、
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、
複数の番組の一覧である番組リストを生成する第1リスト生成手段と、
前記端末装置に前記番組リストおよびコンテンツリストを送信するリスト送信手段と、
前記番組表に基づいて、前記端末装置から要求された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、
前記端末装置によって要求された番組に含まれる1又は複数のコンテンツを前記キューシートから特定するコンテンツ特定手段と、
前記コンテンツ特定手段によって特定されたコンテンツの一覧である前記コンテンツリストを生成する第2リスト生成手段と、
前記キューシートに基づいて、前記端末装置から要求されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、
前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを有し、
前記端末装置が、
前記サーバから前記番組リストおよび前記コンテンツリストを受信するリスト受信手段と、
ユーザ操作に応じて、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する第2選択手段と、
前記第2選択手段によって選択されたコンテンツを前記サーバに要求するコンテンツ要求手段と、
前記サーバから放送データを受信する受信手段と、
受信した放送データを再生する再生手段とを有する、データ抽出システム。
【請求項18】
請求項17に記載のデータ抽出システムに適用される前記サーバであって、
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、
複数の番組の一覧である番組リストを生成する第1リスト生成手段と、
前記端末装置に前記番組リストおよびコンテンツを送信するリスト送信手段と、
前記番組表に基づいて、前記端末装置から要求された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、
前記端末装置によって要求された番組に含まれる1又は複数のコンテンツを前記キューシートから特定するコンテンツ特定手段と、
前記コンテンツ特定手段によって特定されたコンテンツの一覧である前記コンテンツリストを生成する第2リスト生成手段と、
前記キューシートに基づいて、前記端末装置から要求されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、
前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを備える、サーバ。
【請求項19】
請求項17に記載のデータ抽出システムに適用される前記端末装置であって、
前記サーバから前記番組リストおよび前記コンテンツリストを受信するリスト受信手段と、
ユーザ操作に応じて、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する第2選択手段と、
前記第2選択手段によって選択されたコンテンツを前記サーバに要求するコンテンツ要求手段と、
前記サーバから放送データを受信する受信手段と、
受信した放送データを再生する再生手段とを備える、端末装置。
【請求項20】
サーバと、前記サーバに接続可能な端末装置とを備え、
前記サーバが、
1又は複数のコーナーを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コーナーの特定情報と放送時刻とを対応付けたコーナー情報を保存する保存手段と、
複数の番組の一覧である番組リストを生成する第1リスト生成手段と、
前記端末装置に前記番組リストおよびコーナーリストを送信するリスト送信手段と、
前記番組表に基づいて、前記端末装置から要求された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、
前記端末装置によって要求された番組に含まれる1又は複数のコーナーを前記コーナー情報から特定するコーナー特定手段と、
前記コーナー特定手段によって特定されたコーナーの一覧である前記コーナーリストを生成する第2リスト生成手段と、
前記コーナー情報に基づいて、前記端末装置から要求されたコーナーの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、
前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを有し、
前記端末装置が、
前記サーバから前記番組リストおよび前記コーナーリストを受信するリスト受信手段と、
ユーザ操作に応じて、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コーナーリストの中から1つのコーナーを選択する第2選択手段と、
前記第2選択手段によって選択されたコーナーを前記サーバに要求するコーナー要求手段と、
前記サーバから放送データを受信する受信手段と、
受信した放送データを再生する再生手段とを有する、データ抽出システム。
【請求項21】
請求項20に記載のデータ抽出システムに適用される前記サーバであって、
1又は複数のコーナーを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コーナーの特定情報と放送時刻とを対応付けたコーナー情報を保存する保存手段と、
複数の番組の一覧である番組リストを生成する第1リスト生成手段と、
前記端末装置に前記番組リストおよびコーナーリストを送信するリスト送信手段と、
前記番組表に基づいて、前記端末装置から要求された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、
前記端末装置によって要求された番組に含まれる1又は複数のコーナーを前記コーナー情報から特定するコーナー特定手段と、
前記コーナー特定手段によって特定されたコーナーの一覧である前記コーナーリストを生成する第2リスト生成手段と、
前記コーナー情報に基づいて、前記端末装置から要求されたコーナーの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、
前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを備える、サーバ。
【請求項22】
請求項20に記載のデータ抽出システムに適用される前記端末装置であって、
前記サーバから前記番組リストおよび前記コーナーリストを受信するリスト受信手段と、
ユーザ操作に応じて、前記番組リストの中から1つの番組を選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コーナーリストの中から1つのコーナーを選択する第2選択手段と、
前記第2選択手段によって選択されたコーナーを前記サーバに要求するコンテンツ要求手段と、
前記サーバから放送データを受信する受信手段と、
受信した放送データを再生する再生手段とを備える、端末装置。
【請求項23】
サーバと、前記サーバに接続可能な端末装置とを備え、
前記サーバが、
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、
複数のコンテンツの一覧であるコンテンツリストを生成するリスト生成手段と、
前記端末装置に前記コンテンツリストを送信するリスト送信手段と、
前記キューシートに基づいて、前記端末装置から要求されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、
前記端末装置によって要求されたコンテンツを含む番組を前記番組表から特定する番組特定手段と、
前記番組表に基づいて、前記番組特定手段によって特定された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、
前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを有し、
前記端末装置が、
前記サーバから前記コンテンツリストを受信するリスト受信手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択されたコンテンツを前記サーバに要求するコンテンツ要求手段と、
ユーザ操作に応じて、番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、
前記サーバから放送データを受信する受信手段と、
受信した放送データを再生する再生手段とを有する、データ抽出システム。
【請求項24】
請求項23に記載のデータ抽出システムに適用されるサーバであって、
1又は複数のコンテンツを含む複数の番組を有する放送データを、記憶媒体に記録する記録手段と、
各番組の特定情報と放送時刻とを対応付けた番組表、及び、各コンテンツの特定情報と放送時刻とを対応付けたキューシートを保存する保存手段と、
複数のコンテンツの一覧であるコンテンツリストを生成する第1リスト生成手段と、
前記端末装置に前記コンテンツリストを送信するリスト送信手段と、
前記キューシートに基づいて、前記端末装置から要求されたコンテンツの放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第1抽出手段と、
前記端末装置によって要求されたコンテンツを含む番組を前記番組表から特定する番組特定手段と、
前記番組表に基づいて、前記番組特定手段によって特定された番組の放送時刻を特定し、特定した放送時刻の放送データを抽出する第2抽出手段と、
前記第1抽出手段および前記第2抽出手段によって抽出された放送データを前記端末装置に送信する送信手段とを備える、サーバ。
【請求項25】
請求項23に記載のデータ抽出システムに適用される端末装置であって、
前記サーバから前記コンテンツリストを受信するリスト受信手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コンテンツリストの中から1つのコンテンツを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択されたコンテンツを前記サーバに要求するコンテンツ要求手段と、
ユーザ操作に応じて、番組を前記サーバに要求する番組要求手段と、
前記サーバから放送データを受信する受信手段と、
受信した放送データを再生する再生手段とを備える、端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2011−222073(P2011−222073A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−88858(P2010−88858)
【出願日】平成22年4月7日(2010.4.7)
【出願人】(710014351)オンキヨー株式会社 (226)
【Fターム(参考)】