説明

データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法およびデータ受信方法

【課題】デジタルインタフェース上においてクローズドキャプションデータを伝送することができるデータ送信装置を提供する。
【解決手段】データ送信装置としてのソース機器200は、ソース機器200が受信したビデオデータをHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルとしてのケーブル400に含まれる伝送路を介してデータ受信装置としてのシンク機器300に送信し、また、シンク機器300が受信したクローズドキャプションデータをパケット化してケーブル400に含まれる伝送路を介してシンク機器300に送信するデータ送信部204を備え、ケーブル400に含まれる伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法およびデータ受信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば、ソース機器からシンク機器に画像および音声のデータを高速に伝送する通信インタフェースとして、HDMI(High Definition Multimedia Interface)等のデジタルインタフェースが普及しつつある。ソース機器は、例えば、ゲーム機、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダや、セットトップボックス、その他のAVソース(Audio Visual source)である。シンク機器は、例えば、テレビ受信機、プロジェクタ、その他のディスプレイである。例えば、非特許文献1には、HDMI規格の詳細についての記載がある。
【0003】
また、セットトップボックスなどのソース機器は、衛星などからビデオデータとともにクローズドキャプションデータを受信する場合がある。クローズドキャプションは、聴覚障害者や難聴の人がテレビ放送やビデオを楽しむために米国の連邦通信委員会が承認した米国方式のテレビ画面文字表示技術である。クローズドキャプションは、DTVCC(Ditgital Television Closed Captionning)としてCEA−708で規格化されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】High-DefinitionMultimedia Interface Specification Version 1.4,June 5 2009
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、HDMI等のデジタルインタフェース上においてクローズドキャプションデータを伝送する方式がないため、ソース機器側でクローズドキャプションデータをデコードし、デコード後のキャプション画像をビデオデータに混合してシンク機器側に伝送する必要があった。このため、クローズドキャプションデータをデコードする能力のないソース機器は、クローズドキャプションデータを扱えない、およびシンク機器側でクローズドキャプションの表示を変更できないなどの問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、デジタルインタフェース上においてクローズドキャプションデータを伝送することが可能な、新規かつ改良されたデータ送信装置、データ受信装置、データ送信方法およびデータ受信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、データ送信装置が受信したビデオデータを伝送路を介してデータ受信装置に送信し、また、前記データ送信装置が受信したクローズドキャプションデータをパケット化して前記伝送路を介して前記データ受信装置に送信する送信部を備え、前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成される前記データ送信装置が提供される。
【0008】
前記データ受信装置の記憶部に記憶されている、前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かを表す識別情報を前記伝送路を介して取得する取得部と、前記取得部が取得した前記識別情報に基づいて、前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かを判別する判別部とをさらに備えてもよい。
【0009】
前記識別情報は、前記記憶部に記憶されているE−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)であってもよい。
【0010】
前記判別部は、前記E−EDID上に記述されるVSDB(Vendor Specific Data Block)に基づいて、前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かの判別を行ってもよい。
【0011】
前記送信部は、前記ビデオデータの1ビデオサイクル毎に、前記クローズドキャプションデータのパケットを少なくとも3パケット分、送信してもよい。
【0012】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データ送信装置により送信されたビデオデータを伝送路を介して受信し、また、前記データ送信装置により送信されたパケット化されたクローズドキャプションデータを前記伝送路を介して受信する受信部と、前記受信部が受信して非パケット化されたクローズドキャプションデータをデコードするデコード部と、前記デコード部によるデコード結果としてのキャプション画像を、前記受信部が受信したビデオデータに混合する混合部とを備え、前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成されるデータ受信装置が提供される。
【0013】
前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かを表す識別情報を記憶する記憶部をさらに備えてもよい。
【0014】
前記識別情報は、E−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)であってもよい。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データ送信装置が受信したビデオデータを伝送路を介してデータ受信装置に送信し、また、前記データ送信装置が受信したクローズドキャプションデータをパケット化して前記伝送路を介して前記データ受信装置に送信する送信ステップを有し、前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成されるデータ送信方法が提供される。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データ送信装置により送信されたビデオデータを伝送路を介して受信し、また、前記データ送信装置により送信されたパケット化されたクローズドキャプションデータを前記伝送路を介して受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信して非パケット化されたクローズドキャプションデータをデコードするデコードステップと、前記デコードステップでのデコード結果としてのキャプション画像を、前記受信ステップで受信したビデオデータに混合する混合ステップとを有し、前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成されるデータ受信方法が提供される。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように本発明によれば、デジタルインタフェース上においてクローズドキャプションデータを伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態に係るAVシステムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1のAVシステム100におけるソース機器200のデータ送信部204、およびシンク機器300のデータ受信部304の構成例を概略的に示す説明図である。
【図3】TMDS伝送データの構造例を説明するための説明図である。
【図4】HDMIレセプタクルのピン配列の一例を説明するための説明図である。
【図5】クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証結果を説明するための説明図である。
【図6】クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証結果を説明するための説明図である。
【図7】クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証結果を説明するための説明図である。
【図8】クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証結果を説明するための説明図である。
【図9】クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証結果を説明するための説明図である。
【図10】クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証結果を説明するための説明図である。
【図11】クローズドキャプションデータの構造を説明するための説明図である。
【図12】クローズドキャプションパケットのパケットタイプを説明するための説明図である。
【図13】(A)および(B)は、クローズドキャプションパケットの構造を説明するための説明図である。
【図14】クローズドキャプションパケットのボディー部分を説明するための説明図である。
【図15】cc_typeのフラッグを説明するための説明図である。
【図16】クローズドキャプションデータの発生とHDMIパケットの送信タイミングを説明するための説明図である。
【図17】クローズドキャプションデータの発生とHDMIパケットの送信タイミングを説明するための説明図である。
【図18】クローズドキャプションデータの発生とHDMIパケットの送信タイミングを説明するための説明図である。
【図19】クローズドキャプションデータのマッピングの例を説明するための説明図である。
【図20】クローズドキャプションデータのマッピングの例を説明するための説明図である。
【図21】クローズドキャプションデータのマッピングの例を説明するための説明図である。
【図22】図1のAVシステム100におけるソース機器200が実行するクローズドキャプションパケット送信処理のフローチャートである。
【図23】HDMI LLC VSDBにおいて定義されたClosed Caption bitを説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0020】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.AVシステムの構成
2.データ送信部およびデータ受信部の構成例
3.クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証
4.クローズドキャプションデータの構造
5.クローズドキャプションパケットのパケットタイプ
6.クローズドキャプションパケットの構造
7.クローズドキャプションデータの発生とHDMIパケットの送信タイミング
8.クローズドキャプションデータのマッピング
9.クローズドキャプションパケット送信処理
【0021】
[1.AVシステムの構成]
まず、本発明の実施の形態に係るAV(Audio and Visual)システムについて説明する。図1は、本実施の形態に係るAVシステムの構成を概略的に示すブロック図である。
【0022】
図1において、AVシステム100は、ソース機器200と、シンク機器300とを備える。ソース機器200は、例えば、ゲーム機、ディスクプレーヤ、セットトップボックス、デジタルカメラ、携帯電話などのAVソースである。シンク機器300は、例えば、テレビ受信機、プロジェクタなどである。
【0023】
ソース機器200およびシンク機器300は、ケーブル400を介して接続されている。ソース機器200には、データ送信部204が接続されたコネクタ部202が設けられている。シンク機器300には、データ受信部304が接続されたコネクタ部302が設けられている。ケーブル400の一端はソース機器200のコネクタ部202に接続され、このケーブル400の他端はシンク機器300のコネクタ部302に接続される。
【0024】
ソース機器200は、制御部206を有している。制御部206は、本発明の取得部、判別部の一例である。この制御部206は、ソース機器200の全体を制御する。ソース機器200のデータ送信部204は、HDMI規格のデジタルインタフェースに対応している。データ送信部204には、ソース機器200が衛星などから受信したビデオデータおよびクローズドキャプションデータなどが入力される。
【0025】
シンク機器300は、制御部306を有している。この制御部306は、シンク機器300の全体を制御する。シンク機器300のデータ受信部304は、HDMI規格のデジタルインタフェースに対応している。データ受信部304は、ソース機器200から受信したビデオデータおよびクローズドキャプションデータなどを出力する。
【0026】
シンク機器300は、デコード部308を有している。このデコード部308は、データ受信部304が出力したクローズドキャプションデータのデコードを行う。デコード部308は、デコード後のキャプション画像を出力する。
【0027】
シンク機器300は、混合部310を有している。この混合部310は、データ受信部304が出力したビデオデータに、デコード部308が出力したキャプション画像を混合する。そして、混合部310は、ビデオデータにキャプション画像が混合された映像データを出力する。
【0028】
シンク機器300は、表示部312を有している。この表示部312は、混合部310が出力した映像データの表示を行う。
【0029】
[2.データ送信部およびデータ受信部の構成例]
次に、図1のAVシステム100におけるソース機器200のデータ送信部204、およびシンク機器300のデータ受信部304について説明する。図2は、図1のAVシステム100におけるソース機器200のデータ送信部204、およびシンク機器300のデータ受信部304の構成例を概略的に示す説明図である。この構成例は、データ送信部204およびデータ受信部304のデジタルインタフェースが、HDMI規格のデジタルインタフェースの場合を示している。
【0030】
データ送信部204は、有効画像区間(以下、適宜、アクティブビデオ区間ともいう)において、非圧縮の1画面分の画像の画素データに対応する差動信号を、複数のチャネルで、データ受信部304に一方向に送信する。ここで、有効画像区間は、一の垂直同期信号から次の垂直同期信号までの区間から、水平帰線区間および垂直帰線区間を除いた区間である。また、データ送信部204は、水平帰線区間または垂直帰線区間において、少なくとも画像に付随するクローズドキャプションデータや音声データ、制御データ、その他の補助データ等に対応する差動信号を、複数のチャネルで、データ受信部304に一方向に送信する。
【0031】
データ送信部204とデータ受信部304とからなるHDMIシステムの伝送チャネルには、以下の伝送チャネルがある。すなわち、データ送信部204からデータ受信部304に対して、画素データおよび音声データを、ピクセルクロックに同期して、一方向にシリアル伝送するための伝送チャネルとしての、3つのTMDSチャネル#0〜#2がある。また、TMDSクロックを伝送する伝送チャネルとしての、TMDSクロックチャネルがある。
【0032】
データ送信部204は、HDMIトランスミッタ20を有する。このHDMIトランスミッタ20は、例えば、非圧縮の画像の画素データを対応する差動信号に変換し、複数のチャネルである3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で、HDMIケーブルを介して接続されているデータ受信部304に、一方向にシリアル伝送する。
【0033】
また、HDMIトランスミッタ20は、非圧縮の画像に付随するクローズドキャプションデータや音声データ、さらには、必要な制御データその他の補助データ等を、対応する差動信号に変換し、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2でデータ受信部304に、一方向にシリアル伝送する。
【0034】
さらに、HDMIトランスミッタ20は、3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で送信する画素データに同期したTMDSクロックを、TMDSクロックチャネルで、HDMIケーブルを介して接続されているデータ受信部304に送信する。ここで、1つのTMDSチャネル#i(i=0,1,2)では、TMDSクロックの1クロックの間に、10ビットのデータが送信される。
【0035】
データ受信部304は、アクティブビデオ区間において、複数のチャネルで、データ送信部204から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号を受信する。また、このデータ受信部304は、水平帰線区間または垂直帰線区間において、複数のチャネルで、データ送信部204から一方向に送信されてくる、クローズドキャプションデータや音声データ、制御データに対応する差動信号を受信する。
【0036】
すなわち、データ受信部304は、HDMIレシーバ30を有する。このHDMIレシーバ30は、TMDSチャネル#0,#1,#2で、データ送信部204から一方向に送信されてくる、画素データに対応する差動信号と、クローズドキャプションデータや音声データ、制御データに対応する差動信号を受信する。この場合、データ送信部204からTMDSクロックチャネルで送信されてくるピクセルクロック(TMDSクロック)に同期して受信する。
【0037】
HDMIシステムの伝送チャネルには、上述のTMDSチャネル#0〜#2およびTMDSクロックチャネルの他に、DDC(Display Data Channel)やCECラインと呼ばれる伝送チャネルがある。DDCは、HDMIケーブルに含まれる図示しない2本の信号線からなる。DDCは、データ送信部204が、データ受信部304から、E−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)を読み出すために使用される。
【0038】
すなわち、データ受信部304は、HDMIレシーバ30の他に、自身の性能(Configuration/capability)に関する性能情報であるE−EDIDを記憶している、EDID ROM(Read Only Memory)を有している。EDID ROMは、本発明の記憶部の一例である。データ送信部204は、例えば、制御部206からの要求に応じて、HDMIケーブルを介して接続されているデータ受信部304から、E−EDIDを、DDCを介して読み出す。
【0039】
データ送信部204は、読み出したE−EDIDを制御部206に送る。制御部206は、このE−EDIDを、図示しないフラッシュROMあるいはDRAMに格納する。制御部206は、E−EDIDに基づき、データ受信部304の性能の設定、例えばデータ受信部304がクローズドキャプションデータのパケットを受信できるか否かを認識できる。例えば、制御部206は、データ受信部304を有するシンク機器300がクローズドキャプションデータの取り扱いが可能か否かを認識する。例えば、制御部206は、データ受信部304を有するシンク機器300が立体画像データの取り扱いが可能か否か、可能である場合はさらにいかなるTMDS伝送データ構造に対応可能であるか等を認識する。
【0040】
CECラインは、HDMIケーブルに含まれる図示しない1本の信号線からなり、データ送信部204とデータ受信部304との間で、制御用のデータの双方向通信を行うために用いられる。このCECラインは、制御データラインを構成している。
【0041】
また、HDMIケーブルには、HPD(Hot Plug Detect)と呼ばれるピンに接続されるライン(HPDライン)が含まれている。ソース機器は、このHPDラインを利用して、シンク機器の接続を検出することができる。なお、このHPDラインは双方向通信路を構成するHEAC−ラインとしても使用される。また、HDMIケーブルには、ソース機器からシンク機器に電源を供給するために用いられる電源ライン(+5VPower Line)が含まれている。さらに、HDMIケーブルには、ユーティリティラインが含まれている。このユーティリティラインは双方向通信路を構成するHEAC+ラインとしても使用される。
【0042】
図3は、TMDS伝送データの構造例を説明するための説明図である。この図3は、TMDSチャネル#0,#1,#2において、横×縦が1920ピクセル×1080ラインの画像データが伝送される場合の、各種の伝送データの区間を示している。
【0043】
HDMIの3つのTMDSチャネル#0,#1,#2で伝送データが伝送されるビデオフィールド(Video Field)には、伝送データの種類に応じて、3種類の区間が存在する。この3種類の区間は、ビデオデータ区間(Video Data period)、データアイランド区間(Data Island period)、およびコントロール区間(Control period)である。
【0044】
ここで、ビデオフィールド区間は、ある垂直同期信号の立ち上がりエッジ(active edge)から次の垂直同期信号の立ち上がりエッジまでの区間である。このビデオフィールド区間は、水平ブランキング期間(horizontal blanking)、垂直ブランキング期間(vertical blanking)、並びに、アクティブビデオ区間(Active Video)に分けられる。このアクティブビデオ区間は、ビデオフィールド区間から、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間を除いた区間である。
【0045】
ビデオデータ区間は、アクティブビデオ区間に割り当てられる。このビデオデータ区間では、非圧縮の1画面分の画像データを構成する1920ピクセル(画素)×1080ライン分の有効画素(Active pixel)のデータが伝送される。
【0046】
データアイランド区間およびコントロール区間は、水平ブランキング期間および垂直ブランキング期間に割り当てられる。このデータアイランド区間およびコントロール区間では、補助データ(Auxiliary data)が伝送される。すなわち、データアイランド区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の一部分に割り当てられている。このデータアイランド区間では、補助データのうち、制御に関係しないデータである、例えば、音声データのパケット等が伝送される。
【0047】
コントロール区間は、水平ブランキング期間と垂直ブランキング期間の他の部分に割り当てられている。このコントロール区間では、補助データのうちの、制御に関係するデータである、例えば、垂直同期信号および水平同期信号、制御パケット等が伝送される。
【0048】
図4は、HDMIレセプタクルのピン配列の一例を説明するための説明図である。図4に示すピン配列はタイプA(type−A)と呼ばれている。TMDSチャネル#iの差動信号であるTMDS Data#i+とTMDS Data#i−は差動線である2本のラインにより伝送される。この2本のラインは、TMDS Data#i+が割り当てられているピン(ピン番号が1,4,7のピン)と、TMDS Data#i−が割り当てられているピン(ピン番号が3,6,9のピン)に接続される。
【0049】
また、制御用のデータであるCEC信号が伝送されるCECラインは、ピン番号が13であるピンに接続される。また、E−EDID等のSDA(Serial Data)信号が伝送されるラインは、ピン番号が16であるピンに接続される。SDA信号の送受信時の同期に用いられるクロック信号であるSCL(Serial Clock)信号が伝送されるラインは、ピン番号が15であるピンに接続される。上述のDDCは、SDA信号が伝送されるラインおよびSCL信号が伝送されるラインにより構成される。
【0050】
また、上述したようにソース機器がシンク機器の接続を検出するためのHPDライン(HEAC−ライン)は、ピン番号が19であるピンに接続される。また、ユーティリティライン(HEAC+ライン)は、ピン番号が14であるピンに接続される。また、上述したように電源を供給するための電源ラインは、ピン番号が18であるピンに接続される。
【0051】
[3.クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証]
次に、クローズドキャプションデータの送信タイミングについて説明する。図5〜図10は、クローズドキャプションデータの送信タイミングの検証結果を説明するための説明図である。
【0052】
図5は、ビデオデータが1秒間に60フレーム、プログレッシブ方式で送られてくる場合を示している。ソース機器200は、ビデオデータのPS(Picture Structure)が11である場合は、このビデオデータはプログレッシブ方式であると認識する。さらに、ソース機器200は、ビデオデータのPS、MPEGパラメータのうちのTFF(Top Field First)およびRFF(Repeat First Field)の3つのタグ情報を用いて、どのようなビデオデータが送られてきているのかを認識することができる。この場合、ソース機器200は、1ビデオサイクル毎に20byteのCC(Closed Caption)データを送信することにより、シンク機器300側でCCデータを漏れなく再現することができる。
【0053】
図6は、ビデオデータが1秒間に30フレーム、インターレース方式で送られてくる場合を示している。ソース機器200は、ビデオデータのPSが01/10である場合は、このビデオデータはインターレース方式であると認識する。この場合、ソース機器200は、1ビデオサイクル毎に20byteのCC(Closed Caption)データを送信することにより、シンク機器300側でCCデータを漏れなく再現することができる。
【0054】
図7は、ビデオデータが1秒間に24フレーム、プログレッシブ方式で送られてくる場合を示している。この場合、ソース機器200は、1ビデオサイクル毎に50byteのCC(Closed Caption)データを送信することにより、シンク機器300側でCCデータを漏れなく再現することができる。
【0055】
図8は、ビデオデータが1秒間に30フレーム、プログレッシブ方式で送られてくる場合を示している。この場合、ソース機器200は、1ビデオサイクル毎に20byteのCC(Closed Caption)データを送信することにより、シンク機器300側でCCデータを漏れなく再現することができる。
【0056】
図9は、ビデオデータが1秒間に60フレーム、プログレッシブ方式、2−3プルダウン方式で送られてくる場合を示している。この場合、ソース機器200は、3ビデオサイクル毎に少なくとも60byteのCC(Closed Caption)データを送信することにより、シンク機器300側でCCデータを漏れなく再現することができる。
【0057】
図10は、ビデオデータが1秒間に30フレーム、プログレッシブ方式、2−3プルダウン方式で送られてくる場合を示している。この場合、ソース機器200は、1.5ビデオサイクル毎に少なくとも60byteのCC(Closed Caption)データを送信することにより、シンク機器300側でCCデータを漏れなく再現することができる。
【0058】
[4.クローズドキャプションデータの構造]
次に、クローズドキャプションデータの構造について説明する。図11は、クローズドキャプションデータの構造を説明するための説明図である。このクローズドキャプションデータの構造はCEA−708で規定されているものである。
【0059】
本実施の形態では、クローズドキャプションデータを構成する、cc_valid、cc_type、cc_data_1およびcc_data_2については、そのままの形式で送信する。一方、クローズドキャプションデータを構成する、one_bitおよびreservedなどについては、HDMIの形式に変換して送信する。
【0060】
また、図11に示すように、クローズドキャプションデータには、cc_data_1およびcc_data_2のデータの2byte分のデータの他に、データの有効性を示すためのcc_validのフラッグや、データのタイプを表すためのcc_typeのフラッグなどの1byte分のデータが付加される。このため、図5〜図10に示す場合において、シンク機器300側でCCデータを漏れなく再現させるためには、1ビデオサイクル毎に上述したCCデータの1.5倍のデータを送信する必要がある。
【0061】
[5.クローズドキャプションパケットのパケットタイプ]
次に、クローズドキャプションパケットのパケットタイプについて説明する。図12は、クローズドキャプションパケットのパケットタイプを説明するための説明図である。
【0062】
本実施の形態では、HDMIにおいてクローズドキャプションパケットのパケットタイプを定義する。例えば、HDMIの通常のパケットにおいて、新たなパケットタイプ番号0x0Bを取得して、パケットタイプ番号0x0Bをクローズドキャプションパケットのパケットタイプ番号と定義する。なお、infoFrameと呼ばれるCEA(Consumer Electronics Association)で決定されたパケットを参照する方式を採用してもよい。
【0063】
[6.クローズドキャプションパケットの構造]
次に、クローズドキャプションパケットの構造について説明する。図13(A)および図13(B)は、クローズドキャプションパケットの構造を説明するための説明図である。図13(A)は、クローズドキャプションパケットのヘッダー部分を説明するための説明図である。図13(B)は、クローズドキャプションパケットのボディー部分を説明するための説明図である。本実施の形態では、クローズドキャプションパケットは、ヘッダー部分とボディー部分とに分かれている。
【0064】
図13(A)に示すように、クローズドキャプションパケットのヘッダー部分は3byteで構成されている。HB0は、パケットタイプ番号を表すものとする。HB1は、将来の拡張用に確保しておくものとする。HB2において、クローズドキャプションパケットのボディー部分に含まれる有効バイト数を表すためのLength(5bit)と、クローズドキャプションデータが複数のパケットに渡る場合において当該パケットのクローズドキャプションデータがどの部分であるかを表すためのPacket_seq.(2bit)とを設ける。Packet_seq.(2bit)が、0b00である場合は、当該パケットのクローズドキャプションデータがIntermediate packetであるものとし、0b01である場合は、当該パケットのクローズドキャプションデータがFirst packetであるものとし、0b10である場合は、当該パケットのクローズドキャプションデータがLast packetであるものとする。
【0065】
図13(B)に示すように、クローズドキャプションパケットのボディー部分は28byteで構成されている。以下、クローズドキャプションパケットのボディー部分について詳細に説明する。図14は、クローズドキャプションパケットのボディー部分を説明するための説明図である。
【0066】
図14に示すように、ボディー部分にクローズドキャプションデータを配置する。クローズドキャプションデータは、データの有効性を示すためのcc_validのフラッグと、データのタイプを表すためのcc_typeのフラッグとを含む1バイト(PB#n)と、2バイトのデータ(PB#n+1、PB#n+2)との3バイトで構成される。なお、クローズドキャプションパケットのボディー部分は28byteで構成されているため、PB#n+1やPB#n+2は次のクローズドキャプションパケットのボディー部分に含まれる場合もある。
【0067】
cc_validのフラッグは、続く2バイトのデータが有効であるか否かを示すためのフラッグであり、1に設定されているときは、続く2バイトのデータが有効であるものとし、0に設定されているときは、続く2バイトのデータは有効でないものとする。
【0068】
cc_typeのフラッグは、続く2バイトのデータのタイプを表すためのフラッグであり、図15に示すように、00または01に設定されているときは、CEA−608−Eで規定されているクローズドキャプションデータであるものとし、10または11に設定されているときは、CEA−708で規定されているクローズドキャプションデータであるものとする。
【0069】
[7.クローズドキャプションデータの発生とHDMIパケットの送信タイミング]
次に、クローズドキャプションデータの発生とHDMIパケットの送信タイミングについて説明する。図16〜図18は、クローズドキャプションデータの発生とHDMIパケットの送信タイミングを説明するための説明図である。
【0070】
図16は、ビデオデータが1秒間に60フレーム、プログレッシブ方式で送られてくる場合を示している。この場合、ソース機器200は、1ビデオサイクル毎に30byteのクローズドキャプションデータを送信する必要があるため、1ビデオサイクル毎にHDMIパケットとしてのクローズドキャプションパケットを少なくとも2パケット分、送信する能力が必要となる。
【0071】
図17は、ビデオデータが1秒間に24フレーム、プログレッシブ方式で送られてくる場合を示している。この場合、ソース機器200は、1ビデオサイクル毎に75byteのクローズドキャプションデータを送信する必要があるため、1ビデオサイクル毎にHDMIパケットとしてのクローズドキャプションパケットを少なくとも3パケット分、送信する能力が必要となる。
【0072】
図18は、ビデオデータが1秒間に30フレーム、プログレッシブ方式、2−3プルダウン方式で送られてくる場合を示している。この場合、ソース機器200は、1.5ビデオサイクル毎に少なくとも90byteのクローズドキャプションデータを送信する必要があるため、1.5ビデオサイクル毎にHDMIパケットとしてのクローズドキャプションパケットを少なくとも4パケット分、送信する能力が必要となる。
【0073】
[8.クローズドキャプションデータのマッピング]
次に、クローズドキャプションデータのマッピングについて説明する。図19〜図21は、クローズドキャプションデータのマッピングの例を説明するための説明図である。
【0074】
図19〜図21は、CEA−708−Dにおいて例として挙げられているクローズドキャプションデータをHDMIパケットにマッピングした例を示している。本実施の形態によれば、図19〜図21に示すように、クローズドキャプションデータを漏れなくHDMIパケットにマッピングすることができる。
【0075】
[9.クローズドキャプションパケット送信処理]
次に、図1のAVシステム100におけるソース機器200が実行するクローズドキャプションパケット送信処理について説明する。図22は、図1のAVシステム100におけるソース機器200が実行するクローズドキャプションパケット送信処理のフローチャートである。
【0076】
図22において、まず、ソース機器200は、衛星などからクローズドキャプションデータを受信する(ステップS102)。
【0077】
次いで、ソース機器200のデータ送信部204は、制御部206による制御により、DDCを介して、データ受信部304のEDID ROMに記憶されているE−EDIDを読み出して、読み出したE−EDIDを制御部206に送る。そして、制御部206は、E−EDIDに基づき、HDMI LLC VSDB(Vendor−Specific Data Block)におけるClosed Caption bitが1であるか否かを判別する(ステップS104)。本実施の形態では、図23に示すように、HDMI LLC VSDBにおいてClosed Caption bitを定義する。例えば、HDMI LLC VSDBのByte#8のbit4にClosed Caption bitを定義する。そして、Closed Caption bitが1に設定されている場合は、シンク機器300がクローズドキャプションパケットを受信できる能力を持つものとする。一方、Closed Caption bitが0に設定されている場合は、シンク機器300がクローズドキャプションパケットを受信できる能力を持たないものとする。
【0078】
ステップS104の判別の結果、Closed Caption bitが1であるときは(ステップS104でYES)、データ送信部204は、制御部206による制御により、クローズドキャプションパケットをシンク機器300に送信して(ステップS106)、本処理を終了する。
【0079】
ステップS104の判別の結果、Closed Caption bitが0であるときは(ステップS104でNO)、制御部206による制御により、クローズドキャプションデータをソース機器200側でデコードして、デコード後のキャプション画像をビデオデータに混合して、データ送信部204は、制御部206による制御により、キャプション画像が混合されたビデオデータをシンク機器300に送信して(ステップS108)、本処理を終了する。
【0080】
図22のクローズドキャプションパケット送信処理によれば、シンク機器300がクローズドキャプションパケットを受信できる能力を持つ場合に、ソース機器200は、クローズドキャプションパケットをシンク機器300に送信する。すなわち、ソース機器200は、ビデオデータとクローズドキャプションデータとをHDMI上にデータとして並行して送信する。これにより、シンク機器300側でクローズドキャプションデータのデコードを行うことができるため、デコード後のキャプション画像をシンク機器300側の設定に沿った形態にすることができる。例えば、シンク機器300側でキャプション画像を見やすい色に変えたりすることができる。なお、シンク機器300の多くは、チューナ(図示しない)を内蔵しているため、クローズドキャプションデータのデコード能力を有する。このため、シンク機器300側でクローズドキャプションデータのデコードを行う場合においても、シンク機器300側に新たにデコード機能を追加する必要はなく、シンク機器300の価格上昇には繋がらない。一方、クローズドキャプションデータのデコード能力を持たない低価格なソース機器200を提供することができ、市場の活性化を図ることもできる。
【0081】
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0082】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0083】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0084】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0085】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0086】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0087】
100 AVシステム
200 ソース機器
202 コネクタ部
204 データ送信部
206 制御部
300 シンク機器
302 コネクタ部
304 データ受信部
306 制御部
308 デコード部
310 混合部
312 表示部
400 ケーブル



【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ送信装置が受信したビデオデータを伝送路を介してデータ受信装置に送信し、また、前記データ送信装置が受信したクローズドキャプションデータをパケット化して前記伝送路を介して前記データ受信装置に送信する送信部を備え、
前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成される、
前記データ送信装置。
【請求項2】
前記データ受信装置の記憶部に記憶されている、前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かを表す識別情報を前記伝送路を介して取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記識別情報に基づいて、前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かを判別する判別部と、
をさらに備える、請求項1に記載のデータ送信装置。
【請求項3】
前記識別情報は、前記記憶部に記憶されているE−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)である、請求項2に記載のデータ送信装置。
【請求項4】
前記判別部は、前記E−EDID上に記述されるVSDB(Vendor Specific Data Block)に基づいて、前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かの判別を行う、請求項3に記載のデータ送信装置。
【請求項5】
前記送信部は、前記ビデオデータの1ビデオサイクル毎に、前記クローズドキャプションデータのパケットを少なくとも3パケット分、送信する、請求項1に記載のデータ送信装置。
【請求項6】
データ送信装置により送信されたビデオデータを伝送路を介して受信し、また、前記データ送信装置により送信されたパケット化されたクローズドキャプションデータを前記伝送路を介して受信する受信部と、
前記受信部が受信して非パケット化されたクローズドキャプションデータをデコードするデコード部と、
前記デコード部によるデコード結果としてのキャプション画像を、前記受信部が受信したビデオデータに混合する混合部とを備え、
前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成される、
データ受信装置。
【請求項7】
前記データ受信装置が前記クローズドキャプションデータのパケットを受信可能か否かを表す識別情報を記憶する記憶部をさらに備える、請求項6に記載のデータ受信装置。
【請求項8】
前記識別情報は、E−EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)である、請求項7に記載のデータ受信装置。
【請求項9】
データ送信装置が受信したビデオデータを伝送路を介してデータ受信装置に送信し、また、前記データ送信装置が受信したクローズドキャプションデータをパケット化して前記伝送路を介して前記データ受信装置に送信する送信ステップを有し、
前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成される、
データ送信方法。
【請求項10】
データ送信装置により送信されたビデオデータを伝送路を介して受信し、また、前記データ送信装置により送信されたパケット化されたクローズドキャプションデータを前記伝送路を介して受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信して非パケット化されたクローズドキャプションデータをデコードするデコードステップと、
前記デコードステップでのデコード結果としてのキャプション画像を、前記受信ステップで受信したビデオデータに混合する混合ステップとを有し、
前記伝送路は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルに含まれる伝送チャネルにより構成される、
データ受信方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2011−244390(P2011−244390A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−117257(P2010−117257)
【出願日】平成22年5月21日(2010.5.21)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】